ver1.1から大改修して、性懲りも無く投下。
- 沈静は呼吸法に統一
- 誘導はイメージ法に統一
- 幽体離脱する部分はバッサリカットしました。(難易度高くて諦めた…orz)
- 「」内はメリーさんの台詞です。
=誘導パート=
こんばんは。
今からおやすみですか?
それなら、おやすみの前にひとつお話をしてあげます。
とってもとっても楽しいお話。
どんな遊びよりも、ゲームよりも楽しいよ。
でも、その前に…気持ち良くなれるおまじない。
私の言うとおりにやってみて。
ゆっくりと目を閉じる。
まず、あなたが一番リラックスできる呼吸をしましょう。
自分のペースで、自由に、で構いませんよ。
鼻から吸って。
鼻から吐く。
寝息を立てるように。
小さな呼吸を繰り返す。
呼吸をしながら、手足の力を抜きましょう。
鼻から吸って。
鼻から吐く。
これからお休みするので。
体を動かす力は必要はありません。
だから、ぜーんぶ抜いてしまいましょう。
(5秒無音)
リラックスできましたか?
今のこのリラックスした状態をよく体と頭に馴染ませておいてね。
今度は深い呼吸をしてみましょう。
鼻から大きく吸い込んで、口からゆっくり吐き出す。
自分のペースで、ゆっくりと、で構いませんよ。
鼻からゆっくり吸い込んで。
口から深く吐き出す。
空気を味わうように。
大きく吸い込む。
新鮮な酸素を得た頭が、リラックスします。
鼻からゆっくり吸い込んで。
口から深く吐き出す。
深い呼吸は。
さっきの呼吸とは、また違った感覚が味わえますね
普段は意識しない事だけど。
意識して呼吸すると、気持ち良い。
呼吸するだけで、気持ち良い。
息をするだけで気持ち良くなれる。
(5秒無音)
気持ち良くなれましたか?
今のこの気持ちいい状態をよく体に馴染ませておいてね。
それじゃあ、元の楽な呼吸に戻しましょう。
今から私が言う事をイメージしてみて。
鮮明にイメージ出来なくても構いません。
私の声に集中して。
それだけで良いの。
暗い空間をイメージしましょう。
あなたは今、その暗い空間の中に立っていて、周りは冷たい空気で満ちています。
地下の迷宮ような、なんだか寂しい場所です。
うっすらと、あなたの足元に階段が見えます。
この階段はあなたの心そのもの。
自分の知らない心の奥底にたどり着く唯一の手段。
さあ。
今からこの階段を下りていきましょう。
段差に足を掛けて。
階段を降りるイメージ。
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静かな空間に足音が響きます。
冷たい空気を肌に感じます。
もっと降りていきましょう。
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足を進めるにつれて。
疲れてきたのか、少し足が重たくなってきました。
もっと降りていきましょう。
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重たい。
足が重たい。
足が…何度も段差を落ちる。
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今度は頭が重くなってきました。
体が前のめりになりそうです。
凄く重たくて、眠たいです。
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意識がぼんやりしてきます。
頭がふらふらしています。
でも、体だけはちゃんと階段を下りていきます。
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でも、このまま眠ってしまうと。
階段を転げ落ちてしまいます。
それが怖いから、意識はちゃんと残ったままです。
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階段を降りているだけのに。
頭がボーッとして。
気持ち良い。
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なんで階段を下りているのか?
どこに向かっているのか?
そんな事、考えなくて良い。
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ただ、降りれば良いの。
ずっと。
ふかーい場所に、ね。
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今から私が手を叩いて合図をします。
合図を聞くとあなたの落ち込んだ意識は一瞬で元に戻ります。
(手を叩く音)
お帰りなさい。
ちゃんと戻って来れましたね。
どこに行っていたんですか?
階段?
そんな所に何しに行ったんですか?
なんだか切なそうですね。
そうですか。
じゃあ、その階段の続き。
降りて良いですよ。
降りれば、降りる程。
気持ち良いんですよね。
行ってらっしゃい。
さぁ、階段に戻ってきました。
さっきの続きを降りていきましょう。
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さっきよりも、深く。
もっと深く。
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降りれば降りる程。
頭がぼんやり。
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階段を下りるのが。
疲れる。
だるい。
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意識を保つのが。
めんどくさい。
つらい。
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でも、意識は消せない。
どんなに小さくなっても。
どんなに薄くなっても。
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階段を落ちるのが怖いから。
その本能だけで。
意識は保ち続ける。
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凄く眠たいのに。
凄く疲れてるのに。
意識は消せない。
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ずっと。
永遠に。
眠れないのかな?
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どこまで。
いつまで。
降り続けるのかな?
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(カウントフェードアウト。70ぐらいまで?)
お疲れ様。
一番下まで到達しました。
眠たいのを我慢して、よく頑張ったね。
そんなあなたに御褒美を用意してあります。
はい、イメージしましょう。
あなたが足を着けるのは階段の最後の段です。
その段から先は、何もありません。
ただ、真っ黒い広い空間だけが広がっています。
あと一歩。
あと一歩踏み出せば、あなたはその空間に落ちてしまうでしょう。
怖がらなくて良い。
地面なんてない。
果てしなく空間が広がってるだけ。
だから、永久に落ち続ける事が出来ます。
自分で降りる必要はありません。
意識を保つ必要もありません。
身を任せるだけで、気持ち良くなれる。
全部、消しちゃって良い。
凄く眠たい今のあなたにとっては、天国みたいな場所だよね。
階段を降りるのは気持ち良い事。
空間に落ちるのは…もっと気持ち良い事。
良い御褒美でしょう?
気に入ってくれた?
早く落ちてみたいね。
今から私が手を叩いて合図をします。
そうしたら、飛び込んでいいから。
飛び込んじゃったら、あなたの意識は落ちていく。
階段を降りるよりも速く。
自分で降りるよりも気持ち良く。
だから。
好きなだけ落ちて。
思う存分落ちて。
いいからね。
あなたが満足しても。
落ちるのは止まらない。
もう戻れないからね。
それじゃあ…行ってらっしゃい。
(手を叩く音)
落ちる。
意識が落ちる。
意識が消えていく。
眠ってしまったあなたの思考は。
正しい判断ができません。
だから、私の声だけが頼り。
本当の方向が分からないので。
私の声が示した方向に重力を感じてしまいます。
足元に空間が広がります。
足先から、ずーと落ちていく。
意識が落ちていく。
空間へ沈んでいく。
気持ち良い。
落ちていく感覚が気持ち良い。
落ちていくと気持ち良い。
気持ちいいから落ちていく。
それがずっと続く。
永遠に繰り返される。
だから、ずーっと深く、気持ち良いまま。
背後に空間が広がります。
背中から、ずーと落ちていく。
意識が落ちていく。
空間へ沈んでいく。
落ちていく感覚に身を任せて。
永遠に沈み続けて。
どこに行くんだろう?
どこまで行くんだろう?
そんなの、考えなくて良い。
ただ、落ちていけば良いの。
気持ち良いまま、落ちていけば良い。
頭上に空間が広がります。
頭から落ちていく。
真っ逆さま。
意識が落ちていく。
空間へ沈んでいく。
頭から落ちると、一番気持ち良い。
今いるこの世界を離れて。
果てしなく深い場所に沈んでいきましょう。
気が遠くなるような距離を離れて。
ずーっと、ずーっと…
(3秒無音)
気持ち良いから、もう戻ろうとは思わない。
気持ち良いから、もう戻らなくて良い。
気持ち良いから、もう戻りたくない。
気持ち良いから、もう戻って来れない。
気持ち良さに酔いしれながら、ひとつ思い出して欲しい事があります。
何でしょうか?
私が最初に言った事。
『おやすみの前のお話』ですね。
はい、約束通り、今からお話しましょう。
『メリーさん』って、知ってる?
有名なお話だよね。
君も聞いた事ぐらいあるでしょ?
メリーさんって、女の子がいてね。
電話を掛けてきて、こう言うの。
あたし、メリーさん。今、あなたの街にいるの。
しばらくしたら…また電話が掛かってくる。
あたし、メリーさん。今、あなたの家の近所にいるの。
回数を重ねる度に、近くなる。
あたし、メリーさん。今、あなたの家の前にいるの。
どんどん、どんどん近づいてくる。
あたし、メリーさん。今、あなたの部屋の前にいるの。
ほら、もうそこにいるよ。
あたし、メリーさん。今、あなたの後ろにいるの。
その後は…お楽しみ。
ほら、想像してみて。
メリーさんに捕まった後の事。
彼女に捕まっちゃったら、どうなるんだろう?
そんな事を考えるだけで、胸がドキドキしてきます。
ドキドキ。
ドキドキ。
どうなっちゃうのかな?
何をされちゃうのかな?
ドキドキ。
ドキドキ。
男の子だったら、勇気があるよね?
好奇心でもっと胸がドキドキしてきます。
ドキドキ。
ドキドキ。
このドキドキは、どっちなんでしょうか?
期待?
恐怖?
ドキドキ。
ドキドキ。
じゃあ、一旦そのドキドキを忘れて、私の声をよく聞いて。
今ままでのおまじないは楽しい儀式です。
メリーさんに会うための儀式です。
せっかく、ここまで来たんだから、メリーさんに会いましょう。
気に入られたら、たくさんたくさん遊んでくれる。
気に入られなかったら…どうなるんだろうね?
もう逃げ場所はないよ。
だって、戻れない所まで来ちゃったもんね。
気持ち良さに釣られて、ここまできちゃったもんね。
メリーさんはとっても不思議な存在。
彼女はこの世の全ての感情を知っている。
彼女はこの世の全ての恐怖を持っている。
彼女が近づくだけで、あなたの心はドキドキが強くなる。
彼女を感じるだけで、あなたの体は敏感になる。
空間に漂ってる今のあなたは無防備な状態。
メリーさんに会うためにはそれだけで良い。
そのままドキドキしながら待ってれば良いの。
そうすれば、彼女の方から近づいてきてくれる。
あなたの魂を奪いに…ね。
(3秒無音)
「あたし、メリーさん。今、あなたの世界にいるの。」
さぁ、鬼ごっこが始まりました。
メリーさんがあなたを探していますね。
「あたし、メリーさん。今、あなたの国にいるの。」
どんどんあなたに近づいてきます。
もう、見つかっちゃったのかな?
「あたし、メリーさん。今、あなたの街にいるの。」
胸がもっとドキドキしてきます。
ドキドキ。
ドキドキ。
「あたし、メリーさん。今、あなたの家の近所にいるの。」
このドキドキは、どっちのドキドキなんでしょうか?
よく分からないね。
(チャイムの音)
「あたし、メリーさん。今、あなたの家の前にいるの。」
メリーさんに追い詰められてるから?
メリーさんに捕まった後の事考えてるのかな?
(扉をノックする音)
「あたし、メリーさん。今、あなたの部屋の前にいるの。」
ふと、敏感になった感覚が…気配を感じます。
確かに、何かが部屋の外に居る。
(扉を開く音)
「あたし、メリーさん。今、あなたの部屋の中にいるの。」
すぐ傍に存在を感じる。
舐めるような視線を感じる。
(歩く音)
「あたし、メリーさん。今、あなたの傍にいるの。」
すぐ近くに存在を感じる。
頭が冷たくなる。
心が感情で震える。
体中の感覚が研ぎ澄まされる。
ドキドキ。
ドキドキ。
ドキドキに浸りながら、今から私が言う事をよく聞いて。
メリーさんに気に入られなかったら。
あなたは暗い闇の底に沈む。
けど…メリーさんに気に入られたら。
あなたの研ぎ澄まされた感覚は、快感を感じるために使われるの。
この事を忘れないで。
次に来る感覚に集中する。
体中の神経がそれだけになる。
それだけで、体中が敏感になる。
胸がもっとドキドキする。
ドキドキ。
ドキドキ。
「捕まえた♪」
=アダルトパート=
メリーさんはとっても不思議な存在。
彼女はこの世のすべての快感を知っている。
彼女はこの世のすべての快楽を持っている。
彼女の声を聞くだけで、あなたの耳から甘い感覚が脳に流れ込んできます。
声の振動が頭の中をかき混ぜて、脳髄がトロトロに溶けてしまう。
彼女に触れられるだけで、それだけであなたは気持ち良くなってしまう。
体から緊張が消え失せ、触られた所が勝手に性感体に変わってしまう。
触れられるだけで、体の神経が目一杯の限界まで感じるようになるの。
メリーさんの指先が、あなたの右頬に触れます。
触れられただけなのに。
それだけなのに…右頬が気持ち良くなってきます。
痺れるような、とてもせつない感覚。
スリスリ。
スリスリ。
気持ち良い。
右頬が気持ち良い。
メリーさんの手で気持ち良い。
指先が唇に近づいてきます。
上唇を右から左に、ゆっくりとなぞられる。
スリスリ。
スリスリ。
気持ち良い。
上唇が気持ち良い。
メリーさんの指で気持ち良い。
今度は下の唇。
左から右に、ゆっくりとなぞられる。
スリスリ。
スリスリ。
気持ち良い。
下唇が気持ち良い。
メリーさんの指で気持ち良い。
あなたの唇はとても切なくなります。
唇を使うあの行為が、あなたの頭に浮かぶ。
欲しくて、欲しくて溜まらない。
切ない。
切なくて、勝手に口が開いてしまう。
開いた唇を、メリーさんが撫でる。
スリスリ。
スリスリ。
気持ち良い。
スリスリ。
スリスリ。
気持ち良い。
「可愛い唇」
ゆっくりと、唇の気持ちよさが。
顔全体へと広がる。
…この感覚は。
これはあなたが望んでいた行為。
そう考えるだけで、意識が唇に集中する。
…今、自分はメリーさんと。
これはメリーさんに気に入られた証。
そう考えるだけで、快感が唇に集中する。
口いっぱいに味わう。
この感覚に酔いしれる。
向こうの唇から甘い快感が送られる。
あなたはそれを飲み干す。
快感が体に吸収される。
全身に流れる。
気持ち良い。
全身が気持ち良い。
メリーさんの唇で気持ち良い。
「もっと可愛くなってね」
(考え中)
最終更新:2009年10月12日 22:29