ギャラクシー・ホーク



 ギャラクシー・ホークは、帝国海軍が採用するハイパースペース巡航ミサイルである。


スペック



型式:HS-CM-1巡航ミサイル
製造元:アーマテック社
種別:ミサイル
価格:120.000クレジット
射程距離:16.270光年

概要


 ギャラクシー・ホークは統一戦争の10年後、兵器製造メーカーであるアーマテック社が開発し、その後帝国軍によって正式採用された新兵器である。

 巡航ミサイルに分類されるギャラクシー・ホークは非常に巨大なミサイルであり、本体に小型のクラス1.5ハイパードライブを装備している。これによってギャラクシー・ホークは長大な射程距離を誇っており、遥か数百光年先の距離からでも安全に発射できるため、帝国軍はこの新型ミサイルを敵地奇襲用として頻繁に使用するようになった。ギャラクシー・ホークを使用して目標の基地などの防衛システムを完全に破壊した後、機動艦隊の本体を到着させることにより、安全かつ迅速で、被害も最小限にとどめられる形で制圧できるようになったのである。

 更にハイパースペース離脱後、つまり目標間近の状況では敵のミサイル迎撃網を回避するために機動の邪魔であるハイパードライブ装備部分を破棄し、イオン・エンジンを点火して回避運動を行いながら目標に激突する。そのためほかの巡航ミサイルよりも目標手前で撃墜されてしまう可能性が極めて少なく、効率的に攻撃が行えるのだ。弾頭にはピンポイント破壊用のHG-1"バンカーバスター"とHG-2広域破壊弾頭、HG-3中性子弾頭の3種類を使用することができ、中性子弾頭を使用した場合、被害半径内の生物を殺害し、一帯を放射能で汚染してしまう。この後現地に対放射能部隊であるラド・トルーパーを展開することで更に効率的な制圧作戦が可能となるが、こういった非人道的な攻撃はバスティオン協定によって規制されているため、帝国軍は少なくとも大々的な作戦にはあまり使用していない。

 ギャラクシー・ホークは広大な距離を移動するため、必然的に大量の燃料やエンジンを必要とし、ハイパードライブ装置の設置場所も要求される。それらを確保するために本体は非常に巨大であり、価格も12万クレジットと戦闘機一機分に近い費用を必要とする。だがローリスク・ハイリターンのギャラクシー・ホークはそういった欠点に見合う性能を備えており、帝国軍はハット・スペース戦争、公国大戦などでこのミサイルを数十発単位で多用していたのも事実である。
最終更新:2007年11月05日 21:39