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ウォーロード級スター・デストロイヤー



  ウォーロード級スター・デストロイヤー は、帝国海軍の主力スター・デストロイヤーである。

スペック



機種名:ウォーロード級スター・デストロイヤー、インペリアルⅣ級スター・デストロイヤー
製造元:クワット・ドライブ・ヤード社、ライラ・ウェセックス
級種:スター・デストロイヤー
分類:大型艦船
大きさ:全長2,200メートル、全幅1,180メートル
速度:2,250G、60MGLT
操縦要員:40,105名、砲手 932名、基幹乗組員 5,000±10名
乗員定員:1,5000名(兵員)
搭載機:TIEアクシス 24機、TIEインターセプター 48機、TIEオプレッサー 24機、シミター・アサルト・ボマー 20機、センチネル級上陸シャトル 12機、ビッグ・スラッグ級ドロップシップ 30機、Y-85タイタン降下艇 5隻、ラムダ級シャトル 10機、個人用輸送艇 多数、AT-AT 20台、AT-ST 30台、TX-130Fセイバー・タンク 16台、JF-407対空レーザー砲 20基、JF-412対空高射砲 15基、JF-458地対空迎撃ミサイル 16基、LAAT/xアタック・ガンシップ 30機
積載重量:47,270トン
航続期間:6年
価格:対象外(インペリアルⅠ級の1.8倍)
動力機構:不明
推進機構:クラス1.5ハイパードライブ
航行装備:KDY社製ISD-72xシールド発生ドームMk2 2基、ポイント=ディフェンス・プロトン・シールド発生装置、レンディリィ・スタードライブ社製RG71"ガントレット"広範囲レーダー、レンディリィ社製ISD-W"クエンカー"統合センサー群、フレイテック社製2500メートル級G-Mk3航法用統合パワー・アヴィオニクス
武装:DBY-865長距離ターボレーザー・キャノン 8門、DBY-867長距離イオン・キャノン 4門、インペリアル・ディフェンスMk45軸上防衛砲塔 3基、艦対空ヘヴィ・ターボレーザー砲塔 60基、対攻撃飛翔体CIWS(低出力) 160基、艦対艦ヘヴィ・ターボレーザー砲 60門、ボーステル社製NK-7イオン・キャノン 25基、ファイロン社製Q12トラクター・ビーム発射装置 14基
機体材質:チタニウム強化型アラスチール合金

概要



 ウォーロード級スター・デストロイヤーは、統一戦争の2年後に開発された新型のスター・デストロイヤーである。発表当時はインペリアルⅣ級スター・デストロイヤーと呼称されており、実際、インペリアルⅠ、Ⅱ級を回収して建造されていたが、改修といっても再使用できる箇所を流用しているのみで、またそのシルエットを除いた性能諸元にはインペリアル・シリーズの面影は残っておらず、最初のインペリアルⅣ級<セイバー>が就航した4年後、現在のウォーロード級へと改名された。ウォーロードという呼称の由来は、帝国海軍の大提督に与えられる称号「ウォーロード」である。

 ウォーロード級がインペリアル・シリーズのスター・デストロイヤーからほとんど新造の戦艦として独立した要因には、インペリアル級の老朽化が挙げられる。これは初期に建造された艦自体の老朽化もあるが、一にも二にも、その設計思想の古さがあった。インペリアル級シリーズは設計・建造から既に40年近い月日が経過しており、それまでの最新型で、Ⅰ級とは大幅に性能が様変わりしたⅡ級やⅢ級でさえ統一戦争では銀河統一軍や新共和国軍の次世代戦艦には次々と撃沈されていることからも、その事実は一目瞭然であった。また、統一戦争が終戦した後も、インペリアル級のキャパシティでは新たに考案された戦術や新型戦闘機TIEアクシスの保有の実装など、さまざまな近代化の波を抱えきれないという懸念もあり、新型のインペリアルⅣ級の設計が決定されたのである。

 ウォーロード級の設計には、まずインペリアル級の欠点とされていた箇所を修正することが盛り込まれていた。すなわちシールド発生装置の強化や、新たなポイント=ディフェンス戦術への適応などである。この点で画期的なのは、スター・デストロイヤーのあまりにも有名な欠点として知られていたシールド発生装置の貧弱性を、ようやく修正を施した点であろう。シールド発生ドームの外殻は三重構造の多面強化アラスチールで保護され、シールド自体の出力も1.3倍に上昇している。もしシールド発生装置が故障した場合や、そのシールドのみでは防御力が不十分な場合、上部甲板の補助シールドを稼動させることも可能であり、これによってスター・デストロイヤー最大の弱点とされていた箇所は克服された。

 また、危険とみなされたなんらかの物体が衝突した場合にはポイント=ディフェンス・プロトン・シールドと呼ばれる特殊なシールドが自動で起動されるようになっており、このプロトン・シールドは船体の局所、つまりブリッジ、シールド発生装置、主砲群、CIC、各所管制センター、ハンガー・ベイなどに備え付けられている。このプロトン・シールドはプロトン魚雷に使われる粒子と通常のシールドを混成して生成するシールドであり、このシールドはそれに衝突したレーザー砲火の威力を最大で60パーセント吸収する能力を持っている。また、特筆すべき点として、プロトン魚雷の攻撃であればシールド内を漂うプロトン粒子によって相殺反応を引き起こし、プロトン魚雷を無効化してしまう。ただ、この高性能プロトン・シールドは能力に比例して非常にエネルギーの消費が激しく、緊急時にしか使用されていない。

 武装には12門の一連の主砲と、60基の対空レーザー砲、低出力CIWSが160基、艦対艦ヘヴィ・ターボレーザーが60門と、非常に強力な兵装が備わっている。12門の主砲は8門のDBY-865ターボレーザーと、4門のDBY-867イオン砲から構成されており、これらはスター・デストロイヤー・クラスの艦船に搭載されるものとしては、全長、威力、数共に最大規模のものである。この主砲はウォーロード級の後述のレーダーの索敵範囲を遥かに超える射程を持っており、そのため、その能力をフルに発揮するためには、索敵艇、通信専用艦などとデータリンクする必要がある。60基の対空レーザー砲は対空、と呼称されているものの、対艦としてもある程度の威力を発揮できる。160基のCIWSは敵IFF反応を示す飛翔物体を自動で補足し、迎撃するための兵器で、自艦を目標にしてくる敵戦闘機やミサイルに対して非常に効果的である。敵戦闘機については通常強かれ弱かれシールドが搭載されている為、少々出力不足なものの、数が数だけに戦闘機にとっても大きな脅威となりうるだろう。艦対艦ヘヴィ・ターボレーザー砲は文字通り敵艦を攻撃する専用の砲であり、対空目的には使用できない。この大砲は戦艦と戦艦の接近戦において最もその能力を発揮し、その威力によって敵艦のシールドを貫通し、船体に直接打撃を与えることが可能である。14基のファイロン社製Q12トラクター・ビームはインペリアル級に搭載されていたものから発展した牽引装置であり、14基を連携して使用することで非常に強力な牽引能力を発揮する。このトラクター・ビーム装置は非常に多岐にわたる使用が可能であり、ウォーロード級の指揮官の中には、このトラクター・ビームで敵の戦艦をほぼ横付けの状態にまで引き寄せ、そこから艦対艦レーザー砲でゼロ距離砲撃を浴びせるなどの残忍な戦術を取る者もいる。

 ウォーロード級は船体規模の拡張と共に艦載機の機数上昇も図られており、最大で一度に116機の作戦機を保有することが可能である。インペリアル級では最大72機であったので、40機近くも艦載機数が上昇すると言う快挙を成し遂げている。それらは通常24機のTIEアクシス、48機のTIEインターセプター(TIEエリミネーターも可)、24機のTIEオプレッサー、20機のシミター・アサルト・ボマーである。船体の側面にも2つのハンガー・ベイが増設されており、制空戦闘機は従来の船体腹部の主ハンガー、攻撃機、爆撃機は側面ハンガーにて艦載されている。しかし、これら機種ごとのTIE艦載用ラックはマウント化されており、容易に他のTIEのラックと付け替えることが可能である。そのため、艦載機は作戦プランの都合によって変更することも可能である。主ハンガーではこれら制空戦闘機の他にも、12機のセンチネル級シャトル、30隻の上陸用舟艇、5隻のAT-AT/AT-ST上陸バージを搭載しており、ウォーカーや、他の軍事車両も種ハンガーに搭載されている。腹部の小型の前部ハンガーはインペリアル級と同様、高官が使用するハンガーとなっており、10機のラムダ級シャトルが艦載されている。また、常時15000人の完全装備の兵員を収容することも可能であり、インペリアル級は9700人であったことから、ここでもウォーロード級は素晴らしい性能向上が行われているといえるだろう。

 その他船体についてもさまざまな発展が施されており、ブリッジでは、前述のようにプロトン・シールドが搭載されたほか、エンドアの戦いで墜落した<エグゼキューター>の二の舞にならないよう、ブリッジの連絡通路には衝撃波・爆発遮断用のブラスト・ドアが三重に設置されている。ブリッジ周辺には濃厚な密度のCIWSが配置されており、理論上では、ブリッジには敵の実体弾兵器での攻撃は届かないように設計されている。また、ブリッジの一レベル下にある戦場コントール・センター(CIC)はその作戦の戦術の心臓部であるだけに、特殊防護壁によって保護されており、破壊は非常に困難である。艦橋の上部、シールド発生装置に挟まれた箇所には"ガントレット"の愛称で呼ばれるレンディリィ社製のRG71広範囲レーダーが装備されており、大出力かつ索敵範囲の高いこのレーダーによって、ウォーロード級は常に自艦周辺の状況を把握することが可能で、データリンクによってレーダーの範囲外にいる索敵艇や、戦闘機のレーダーと情報をリンクし、共有することも可能である。また、ウォーロード級はインペリアル級では行えなかった大気圏内飛行と、惑星への着陸すら可能になっており、船体の底部甲板の内側には3脚の巨大な着陸脚が装備されている。これによって、ウォーロード級は惑星に攻撃を行う際、わざわざ上陸用舟艇を現地に降下させるて手順を踏まず、直接惑星に押し入ることが可能である。だが、2200メートルの巨体を収容できるだけの場所は山岳惑星などではあまり存在しないため、機能的制限があることも事実である。その点を踏まえ、ウォーロード級は一見不要に見える大量の上陸艇を艦載しているのだ。

 このようにウォーロード級はスター・デストロイヤーとして著しい進化を遂げているが、強力な分、リアクターの生成量も凄まじいものになっている。設計段階では艦載機や兵員の収容量をこのままに、この巨艦の全てをまかなうほどの生成量を作り出す小型反応炉の製造は不可能と考えられていたが、技術チームの懸命な努力と、銀河内乱の混乱によってロスト・テクノロジー化していた旧共和国時代のハイパーマター技術を再発見することにより、それが可能になった。そのハイパーマター技術は帝国内では最高機密とされており、そのために同規模のクラスの戦艦において、このウォーロード級に艦載機数、兵員数、兵装などで匹敵するものは既知銀河系では存在しないといわれている。だが、その能力の為に莫大な時間の整備が必要であり、稼働率もインペリアル級に比べると、そこまで高いとはいえない。ウォーロード級の維持費は帝国の財政を大きく圧迫しているが、その貴重な財政を圧迫してまでも帝国がウォーロード級を保有したがるのは、やはりその圧倒的な能力のためであろう。

 このように、ウォーロード級スター・デストロイヤーは銀河帝国の軍事技術の結晶ともいえる戦艦である。初陣であるエメストロとカリティーンの戦いでは、このウォーロード級は圧倒的な戦果を上げて勝利した。その後も帝国艦隊にはウォーロード級が続々と配備されていくが、金食い虫とまで呼ばれたウォーロード級の予定配備数は帝国の軍事的脅威が減るに従って除々に削減されていき、当初は176隻が就航予定だったものの、最終的には111隻にまで大幅に削減されてしまっている。だが、銀河全域が戦場となった公国大戦においても、ウォーロード級はこれまでにない戦績を叩き出している。この大戦ではウォーロード級の全就役数のうち、損失はたった4隻であり、他のスター・デストロイヤーの損失は全てインペリアル級か、ヴィクトリー級である。これらの事実は、いかにウォーロード級が強力であるか、そして、いかにウォーロード級がインペリアル級の後継として相応しい戦艦であるかを物語っているといえるだろう。
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