ハレグゥエロパロスレSS保管庫@ Wiki

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ハレ×グゥ第1話.3(一:>97-104)
<<1-7>>

「でも…そうか。それでいつもより風呂が長かったんだな」
「う゛…い、いきなりなんだよっ」
「ふふ、あんまり遅かったんで先に寝てしまうところだったぞ」
二人は手を繋ぎ、ぴったりと肩を寄せ合い並んでベッドに横たわっていた。
ハレはそのまま安らかな眠りに就こうとしていたのだが、グゥのぽつりと漏らした言葉に眠気も吹き飛んでしまう。
グゥが眠らずに自分を待っていてくれたことは素直に嬉しかったが、これからは風呂に長く入ると妙な勘ぐりを受けてしまうのではと
少し今後の生活に微妙な不安感を覚える。
しかし、少女の次の言に少年はまだまだこの程度は序の口だったのだと思い知らされるのだった。
「あと最近、トイレの回数も篭ってる時間も長いときが多いな?」
「う゛う゛…!!
 オレにプライベートってのは望めないんですかね?」
「グゥがいる限り、望めないな」
「はは、そっか…しょうがないな」
今後の生活に、なんてのは甘かった。既に、とっくに自分には厳重な監視体制が敷かれていたのか。
少女はすっかりいつもの調子を取り戻し、ハレの狼狽する姿を上機嫌で眺めている。
ただ、そのいつものように嬉々として少年の急所を突いてくる少女の、くすくすと愉快そうに微笑う笑顔にはしかし、
いつもの邪悪な印象は微塵も感じなかった。
今までのグゥとはまた違った意味で手強くなってしまったような気はしたが、今のグゥには何を言われても悪い気はしない。
自分が突然変な趣味に目覚めてしまったんじゃないかとそっちの方で不安になったりもしないでもないが、気にしないでおくことにする。
「…で、いつもグゥを妄想の中で弄んでいるのか」
「…まあ、だいたい」
「ふぅん……」
「んだよ、悪いかよっ」
先ほどの償いも兼ねているのか、もう何でも聞いてくれ、とばかりに素直に口を滑らせる少年。
その日のオカズのことなどいちいち覚えてはいないが、それでも一つ屋根の下で暮らし床を一つにしているのだ、
決してグゥを使った回数は少ない方ではない。
本当は『今日がはじめてだ』と言いたかったが、こんなことを誤魔化すのはあまりにも情けなく感じ素直にそう答えた。
しかしそれを聞いたグゥの表情は重く、ジトっと不機嫌な瞳を向けてくる。
妄想の中でとはいえ、自分がたびたび勝手に人の慰みものになっているというのは気分が悪いのだろうとは思ったが、
この少女だって人のことは言えまい。ここは強気に出ることにするが…
「馬鹿、悪いに決まってる。
 …そーゆーときは『いっつもグゥでさせてもらってます』って言うんだ」
ぷう、と拗ねた表情で、そんなことを返してきた。そのあまりにも意外な反応に一瞬ほけ、と呆けてしまったが、
すぐにカ~ッと顔中の毛細血管が開いていくのがわかりとっさにグゥから目を逸らしてしまう。
グゥの不意打ちはいつもずるい、卑怯だなどとよくわからない文句を心の中で垂れるが、そんなハレの抗議など届くべくも無く
グゥの追い討ちはまだ続く。
「なんだ、だいたいって。やはりマリィか?リタでもしてそうだな?」
「う゛う゛う゛…!!いいだろ、想像でくらい!!」
少女は実に愉快そうにチクチクと少年を攻撃しながらずいずいと詰め寄り、必死でその目線から逃れようとする哀れな少年の顔を追いかける。
少年はあらゆる方向から爆撃を受け、自分が今どんな感情で顔を真っ赤に染めているのかも解らなくなって来ていた。
もうどうにでもしてくれ、というハレの諦めにも似た願いは届いたのか…次の瞬間、ついに止めを刺される。
「ふふふ!ああ、いいぞ。ハレは今グゥの腕の中にいるのだからな。
 これは想像でも妄想でもない。この温かさが全てだ」
不意に、胸が詰まる。全体重をかけ身体にのしかかってくる少女の重みが、その身体に巻きついた腕が少年の胸を圧迫する。
クドクと鼓動が早まっているのはただその圧迫感のせいに違いない。体温が急激に上昇しているのも、きっとそのせいだ。
…くそ…本当にコイツの不意打ちは…ズルイ。
ハレの心が、一つの感情で波々と満たされる。
急激に注ぎ込まれて行くその少女の愛情表現にハレの心の器は飽和状態となり、溢れ出した熱情はその矛先を目の前の少女に向けるしかなかった。
ハレは、もう離すものか、とばかりにギューっと己を抱きしめて来るグゥの身体を抱え、ごろんと反転する。
互いに抱きしめあった状態のままハレがグゥに覆いかぶさる形になり、ハレは身動きの取れぬようになった少女を真っ直ぐに見据える。
少女はハレの意思を察し、静かに眼を瞑った。

「グゥ…」
「ハレ……ぅンっ?」
予期せぬ刺激を受け、少女は目を見開く。唇に来ると思っていた感触が、首筋に向かってきたのだ。
少女も突然のことで驚いたようだが、しかし抵抗する意志は見えない。
その後も首筋を通り頬、耳たぶや額と、あらゆるところにハレの唇は淡い刺激を与える。
少女もそれを容認し、うっとりとその愛撫に身を委ねていた。
しかしそれだけではハレの溢れ出た感情は消化されはしない。
ハレはグゥの白い肌を唇で味わいながら、指先を少女の下半身へとゆっくり滑り込ませる。
その指が服の上から脚の付け根にある谷間にキュ、と埋め込まれた瞬間、少年の唇での愛撫に神経を集中していたグゥは、
突然加えられた敏感な部分への刺激にビクンと身体を弾ませた。
「あ、アンッ!…ず、ずるいぞ…んんっ…いきなり…はム──んふぅっ」
少女の重要拠点への潜入に成功した少年は、次にその口を封じにかかる。
ハレはグゥの下唇をきゅっと咥え、くにくにと揉むように吸い付きながら、舌でその表面をなぞる。
決してその舌が口内に届くような深いキスではなく、ついばむようにちゅっちゅと唇を融け合わせるだけの柔らかいキス。
それは強引に少女の口を塞ぐようなものでは無かったが、少女の方もそれが気に入ったようで、結局その抗議は半ばで途切れてしまう。
「んちゅ……ン…む……ひ、ぅンンッッ」
そうしながらもハレの指は、すべすべと手触りのいい脚を通り、スカートの中に手を潜り入れるとまだしっとりと濡れたままの秘所に直に触れる。
今のグゥは下着を着けておらず、先ほどハレに脱がされたものはベッドの下に落ちたまま放置されていた。
「ふっうっうっ…んんっ……っ!」
ぬちゅ、ぬちゅと粘液をこねる音が大きく響く。
何度も最後まで達せず、焦らされ続けたグゥの女の子の部分はもはや少々の刺激でもすぐにトロトロと愛液を滴らせるようになっていた。
その新鮮な分泌液に、既に乾いて肌に張り付いていた部分も潤いを取り戻し、より粘性の高い混合液となり少女の下半身と少年の指の間に糸を引かせる。
その指の動きも先ほどのような乱雑で暴力的なものでは無く、指1本1本に神経を行き届かせたような繊細な動きへと変化していた。
「ふぁ……うん、ん……っは、あ、うん…っ」
少女のぷっくりと肉厚なほっぺをくにゅ、とつまみ、浮き上がった谷間に指を埋め上下に擦る。その柔肉を指2本で押し広げ、
残った指の先を使い周囲の肉ヒダをなぞるように掻く。
くぱ、と露出した敏感な粘膜部分を、その形を確かめるように指の腹で撫でるように這い回る。
その1つ1つの動きに、少女は時折ピクンと大きく身体を揺らしながら、うん、うんと自分の反応を確認するかのように頷く。
ハレはひとしきりその少女の恥ずかしい部分の感触を愉しんだ後は、少女の反応を指の動きにリンクさせ、その身体を悦ばせることに専念することにした。
「ひぁン!…ひ、んむう!……はあ、あむっ…ふ…あ、くぅぅんっ!」
突然、グゥの反応が大きくなる。ハレは、グゥの恥部を弄り続けながら観察し、その少女の反応の特に良かった部分を重点的に、一度に攻め立てていた。
中指を中心とした3本の指を柔らかい谷間に埋め込ませ、くちゅりと指全体を粘膜部分に密着させると、粘膜全体を一度にぐちゅぐちゅと擦り上げる。
その動きのまま、人差し指と薬指は粘膜の外周のヒダヒダに指先を差し入れ溝をなぞり、中央の中指はぎゅっと圧迫するように秘部に押し付けしたまま
ゾリゾリと強く粘膜を摩擦する。その通りすがりに、いまだトロトロと間断なく愛液を分泌する膣孔に指先がずぐり、と埋め込まるが、
そのままお構いなしに指に力を入れ肉壁を持ち上げるように強引にそこから抜け出す。
余った親指と小指は、柔肉をぐにゅ、と挟むように揉みこね、肉の内側で粘膜刺激を繰りかえす3本の指がより敏感な部分に密着するように促す。
もうグゥにはハレの唇を味わう余裕も無く、声を大きく上げて悦びを表す。
しかしキスをやめたくないという欲もあるのか、しっかりと少年の首を抱きその顔に自分の唇を密着させている。
そのため少年の顔はグゥの涎でべとべとになっていた。

「んちゅ…っぷあっ…は…あっ…ああッ!ああンッ!そ、そのまま…お願い、そのまま…!!」
グゥは最後に、名残惜しげにハレの唇に吸い付き、ちゅぱ、と離れるとその首を抱きしめたまま頬をぴったりと寄せ耳元で自己の欲求を素直にねだる。
その喘ぎ声も抑えようとせず、ただひたすら全身でその快楽を受け止めていた。
ハレはその要求に応え、更にその動きを激しくする。その際に手首に何かコリコリとした豆粒のような感触が触れた瞬間、少女はガクンと大きく身体を引きつらせた。
「ヒきぃっ!そ、そこ!…ひっ…く……手のひらのとこもっと、うんっ…グリグリして…!!」
少女は我を忘れたように大きく嬌声を張り上げ、更に新しい快感を得ようと腰をハレの手に押し付ける。
なおも首を力強く抱きしめる腕とは対照的に、下半身はだらしなく弛緩し恥ずかしげもなくぱっくりと股を開きハレに全面降伏の意思を示していた。

ハレはグゥの要求どおり、これまでの動きに加え更に手首をその豆粒大のしこりに押し当て、ぐりぐりとひねる。
最初はその力加減がわからず押し潰すようにゴリ、とねじ込んでしまい耳元で「ヒキャア!」という叫び声を鳴らせてしまうが、すぐに要領がわかった。
優しく揉みほぐすように圧迫するとグゥは安心したように、ハゥ、と熱い吐息で耳を湿らせて来る。それでもそこはよっぽど敏感な部分なのだろう。
キュ、キュとそこに手首を押し込むたびに、少女は反射運動のように脚をビクビクと弾ませていた。
「はぐっ…ふ、く……ふぐ、ぅっ…!」
この刺激が加わってからグゥの嬌声はくぐもった声に変わり、その口からはトロトロと緩んだ蛇口のように唾液を垂れ流しハレの肩を汚していた。
秘所から分泌される愛液もさらに増え、会陰部を伝い尻に敷かれたスカートの裏地に大きな染みを作っている。
少女は下半身に与えられる刺激を全て受け止めようと、さらに力強くハレの身体を抱きしめその顔を頬に押し付けてくる。
呼吸はいよいよ乱れ、密着する胸からは激しい動機も伝わる。先ほどから、腰をもじもじと揺すり自らも快楽を増幅させようとしているようだ。
…その身体の動き全てが、少女の絶頂が近いことを知らせていた。
「ふぅ、ふっ、ん、んぅ、うん…っ!」
「………」
呼吸のテンポが益々速度を上げる。少女はハレに抱かれ、最後の時を迎えようと満身に少年の体温を感じ恍惚に浸る。
反面、ハレはその表情に少し影を落としていた。
ただ少女の最後の瞬間に唇を重ねたいと思っていたのだけなのだが、グゥはずっとハレにしがみついたままなのでそれが出来ずにいたのだ。
少年はそれを伝えようと、少女の肩や首筋、耳の裏や耳たぶ、唾液でドロドロになった頬など、届く限りのあらゆる場所に唇を這わせる。
「ひんンっ……だ、だめら…いまぜったい、ヘンなかお…らから……はう゛う゛っ!!」
ハレのその意思に気付いたのか、グゥはそんなことを言ってくる。
もはやその熱情にとろけ切った態度から羞恥心など無くしてしまったかに見えたが、どうやらまだ最後の理性が残されていたようだ。
どうしてもその表情を見られたくないのか、ますます頑なにハレにしがみつき背中には爪まで立ててくる。
ハレは少し残念に思いながらもしょうがない、と諦め、代わりに首筋にもう一度唇を這わせ少女を舌で愛でることにする。
秘所を愛でる指も少女の呼吸に合わせ激しさを増し、過剰に分泌された愛液をこねる音がずじゅ、ずじゅと大きく部屋に響く。
その粘膜をひと擦りするたびに少女の身体はますます強張り、呼吸のテンポも上がっていく。
それらがピークに達した時、ブル、と一瞬全身を震わせたかと思うと、グゥはあらん限りの力でハレの身体を締め上げて来た。
「ん゛ん゛ん゛ん゛ッッ────!」
喉の奥から引きつるような鋭い声を上げ、痙攣するように身体をガクガクと揺らす。
足先は真っ直ぐにピンと伸び、股に挟んだ指を折らんばかりに締め付ける。
何度も焦らされ続け、大きく身体の芯を疼かせていた欲求。
その解放を、心の底から待ち望みしかし適わぬであろうと諦めていた相手…ハレに与えられ、少女はこれ以上無いくらいに多幸感に満ちた絶頂を迎えた。

その後少女は何度か小さく痙攣を繰り替えし、ずるりと、力尽きたようにハレに回していた腕を離す。
「は…あ……はぁ…ん…」
大きく深い呼吸を繰り返し、くた、と身体を弛緩させるグゥ。
ハレに抱きかかえられ上半身だけを少し起こした状態で、虚ろな瞳をその少年に向けしばらく余韻に浸るように身体を小さく震えさせる。
「グ、グゥ…大丈夫?」
女性の絶頂をはじめて目の当たりにする少年には、その様子が正常なのか異常なのかの判別がつかない。
力なくその身体を少年に預けるグゥに少し心配になったハレは静かに呼びかけるが、まるで耳に届いていないように反応を示さずますます不安になる。
肩を揺すったり変な刺激を与える気にもなれず、ただ少女が何か反応を見せてくれることを祈り待ち続けるが少女はピクリともせず
だらんとハレの腕にしなだれかかるのみ。少年の心に不安感が重く圧し掛かる。
「ああ、グゥ…ごめん、どうしよう…」
いよいよその沈黙に耐え切れなくなったのか、ぎゅっとグゥを抱きしめたままおろおろと狼狽する少年。その目には雫さえ浮かんでいる。
そんな少年の耳にかすかにクスリ、と哂う声が届いた。よく見れば、腰の辺りに少女の手が軽く添えられている。
ハレはバッとグゥを身体から離し、やっと反応を見せてくれた少女の顔を確認しようとするが……
「グゥ?だ、大丈───んぷっ!?」
…あまりにも一瞬すぎて、どのような表情を見せていたかは確認出来なかった。
グゥの身体を離した瞬間、今度はグゥの方から強烈に身体に抱きつかれ、一直線に唇を奪われてしまったからだ。
先ほどまであんなにぐったりとしていたとは思えないほどに俊敏で力強い動き。
その行動に少年は少し当惑してしまったが、自分を抱きしめるその腕や自分を求める唇からしっかりと感じるその体温に安心し、
ハレも少女とのキスに集中することにした。

「ん…ちゅぷ……んぷ……ちゅ……んんっ……」
唇の裏に、生暖かく柔らかい何かが滑り込んでくる。それはちろちろと歯茎を舐め上げ、思わず少し開いてしまった歯の間を抜け、口内に潜り込んで来た。
くちゅ、と音が立つ。それは何かの生き物のようにハレの舌に絡みつき、口内の唾液を直接かき混ぜる。これまでに、感じたことの無い快感だった。
「んぷ……はぁ……」
ちゅぷ、と唇が離れる。小さくペロリと出したグゥの舌から、自分の口内へ一直線に唾液が糸を引いていた。
グゥは小さく息を吸うと舌を出したまま、またハレの唇に吸い付く。チュクチュクと唾液のこねる音が、直接脳に響く。
唇はピッタリと密着し、その口内では激しく互いを求め合っていた。
今度はハレの方からも、グゥの中に舌を滑り込ませその内壁を舐め上げている。
傍目からはほとんど動きは見られなかったが、もごもごと頬が内側から押されて膨らんでいるのが解る。
そのキスはこれまでの、唇の表面を愛でるような可愛らしいものでは無く、口内の粘膜を愛撫するような激しく深いキス。
互いの唾液を交換し、口端に泡を立てる。舌全体にくちゅ、と吸い付き、自らの口内で舌先をちろちろとくすぐる。
唇を離し、舌だけを舐め合いそのまままた口内に誘い入れる。2人は互いの口内を、余すところ無く味わい続けた。

「ぷぁ……んもぉ、ハレ!ハレ!ハレェ!んーっっ」
ようやくその唇が離れると、今度はぎゅうと身体を抱きしめてくる。
どかんと全身でぶつかるように身体を預けられ、ハレはそのまま、グゥにのしかかられた状態でぱたんとベッドに押し倒されてしまう。
ハレに覆いかぶさるように、とろんとした表情で見下ろす少女の頬はぽっぽと上気し、瞳にはハートマークさえ浮かんでいるように見えた。
ハレは、少女の全身を包み込む乙女オーラに圧倒されてしまう。
「ちょ、ちょっと待てってグゥ、なんかキャラおかしくなってないか?」
「当たり前だ、ずーっとあんなとこばっかり弄られてたら、変になるに決まってるっ」
あまりのグゥの変わりようにドギマギしてしまうハレだったが、そんなことはお構いなしにグゥは妙なテンションのまま
ハレの頬や額にちゅっちゅとキスの嵐を降らせて来る。グゥの感情も飽和状態になってしまったのか、
自分の行動がまったく制御できていないようだ。
「それに人のこと言えないだろ」
「うわっ!ちょ、グゥ!?」
突然、ハレの下半身に強烈な圧迫感が走る。
…やはりグゥは自分を制御できていないのか、何の恥じらいもなく少年の分身をわしづかみにして来たのだ。
「ふふ、ハレも大変なことになってるじゃないか」
「ふあぅ!だ、だめだって!」
少年のそれは、既に暴発寸前になっていた。
パンパンに膨らんだ中身はズボンをこんもりと持ち上げ、その存在を雄々しく主張している。
少女の身体を愛撫し続け、精神的に焦らされ続けたその膨らみは布越しの刺激にでも十分な反応を示す。
少女はその反応を楽しみながら、しゅ、しゅとズボンの上からその形を確かめるように何度も擦り上げる。
それだけでハレは、ズボンの中に精を吐き出しそうになってしまい慌ててグゥの手を握りその動きを止めさせる。
「お、オレはいいって…!
 多分オレ、グゥにやって欲しいこととかやりたいことばっかになるから…」
これまで何度も妄想の中でグゥにさせてきた行為が脳裏をよぎる。ただ欲望に任せ、
少女に性欲をぶつけるだけの文字通り独りよがりな行為…。
その欲望を解き放ってしまうかもしれないという不安感が少年の心にブレーキをかけた。
しかしグゥは、そんな少年の重苦しく吐き出した言葉をきょとんとした表情で受け止める。
「何を言っている。それは多分、グゥがやりたいこと、やらせたいこととまるっきり同じだと思うぞ」
「……グゥ…」
本当にそうだろうか、自分のこの欲望を全て受け入れてくれるだろうか…。
まだ少し不安感は残ったが、あまりにもあっさりとそんな風に答えられてしまったら、もう何も言うことが出来なくなってしまった。

「いいからほれ、グゥだっていっぱいされたんだ。グゥにもさせてもらわんと割に合わんぞ?」
「う、うん……」
グゥはもう待ち切れないといった様子でハレを急かす。
もうなるようになれ、と意を決し、ズボンに手をかけたハレ。
…だが、少女のまん前でチャックをおろし下着をも脱ぎ捨てる行為に抵抗を感じ、思わず手が止まってしまう。
「…どうした?」
「いやその、なんか自分で脱ぐのって恥ずい」
はじまってしまえばなんとも無いのだろうが、こういった「さて今からエッチなことをしますよ」という準備をするのはかなり気恥ずかしい。
それも、少女にその様子をじっと眺められているのであればなお更だ。
しかしその意思を伝えるには言葉の選択を少し、誤ったことにまだハレは気付いていない。

「…そ、そうか…まったく、しょうがないなハレは」
「え、ええ!?」
グゥは少し困ったような顔をすると、すぐにハレに向き直りその手をおもむろにズボンにかけてきた。
そのいきなりの大胆な行為にハレは身を引きつらせるが
…そりゃあそうだ、自分の先ほどの台詞を脳裏に反芻しその馬鹿さ加減に一人呆れてしまう。
慌てて腰を引こうとしたが、グゥの手が思いのほかがっしりとズボンをつかんでおり動くに動けない。
…気のせいか、グゥの表情がなんだかやけに楽しそうに見える。
(しかし…自分で脱ぐよりずっと恥ずかしいぞこれ…)
そうなのだ。立てひざをつき、少女の顔の前に腰を突き出して目の前で下着まで下ろされんとしているこの姿勢。
このままでは、少女の眼前に自分の分身が飛び出てくることになる。
はじめてのご対面でこの超近接遭遇はあまりにも恥ずかしいが
…しかしこれも、グゥに何度もその想像でやらせたことの1つではあるのだ。
それが実現すると思うと、ハレの身体から抵抗する力がみるみる抜けて行く。
そうこうしているうちに、グゥは手際よくハレのズボンを下ろしその中に履いているもう一枚の薄布を残すのみとなった。

「…ぱ、パンパンだな…」
ズボンの圧迫から開放され、ハレの分身は薄布の向こうにはっきりとその形を現していた。
パンパンに張ったテントが少女の目を釘付けにする。少女はコクリと小さく喉を鳴らし、いよいよ最後の一枚に手を掛ける。
そのまま間を置かず、少女の手は躊躇なく一気に振り下ろされ、ついにその姿を少女の眼前に晒しすこととなった。
はち切れんばかりに隆起するそれは、その解放を今か今かと待ち望むかのようにピクンピクンと脈動している。
「これが…ハレの…」
「グ、グゥ…」
グゥの手が直に触れると、それはビクンと大きく跳ねる。その滑らかな手触りに、
不意によからぬ欲望や期待感がむくむくと首をもたげる。
少女はそんな少年を尻目に、一人まじまじとそれを興味深げに観察していた。
「ふむ…」
「何?なんかいいたい事あるんだったら言って」
「…いや、可愛いな、と思っただけだ」
「悪かったね!」
男のプライドを傷つける無体な一言にさっくりと心を貫かれるハレ。
他のやつのと比べたことなんてないけど、女の子に開口一番そんなことを言われるとそのショックは計り知れない。
が、当の少女は少年が何を怒っているのかも解っていない様子だ。
「悪くはないだろう?手触りもすべすべだし、何よりこの恥ずかしがりやな所が良い。」
少年に未だ突き刺さるトゲに対するフォローのつもりか。
グゥはそんなことを言いながらナデナデと少年の分身を愛でている。
しかし本当にハレのそれが気に入ったようで、両手でうっとりとまだ包皮の剥け切っていない表皮をさすりながら、
少しだけ赤くその顔を覗かせている先端部分を指先でくりくりとこねくって来た。
「うあぅっ!そこ、敏感なんだからいきなり触るのナシだって!」
ほとんど外気に晒されたことのない敏感な部分に突然刺激を入れられ、ビクンと腰を引くハレ。
引き離された指からは、先端から分泌された先走りが糸を引いていた。
トクン、とグゥの身体の奥に熱が灯る。

「そうか、グゥのと同じで、とても敏感なのだな…優しくしなければな」
グゥは両手で大事そうにハレの一物をきゅっと握ると、亀頭の半分くらいを覆う包皮のふちに指の腹をかけ、
指で輪っかを作るようにして包みこむと、その皮をゆっくりと剥き下ろす。
既にカウパー液で十分に濡れていた粘膜部分は、抵抗なく包皮を滑らせツルンとその身を外気に晒した。
テラテラと光る先端部分に、ハァ、とグゥの熱い吐息が間近でかかり、その刺激だけでも敏感にピクンとその身を跳ねさせる。
「こうすると立派に男らしく見えるな」
ふむ、ふむと鼻息荒くまじまじとその様子を見つめるグゥ。
ハレは、その身を握り締める少女の両手のあまりの柔らかさに、
思わずそのまま自ら腰を振って一気に果てたいという欲求が胸に渦巻く。
しかしまさに吐息がかかるほど顔を近づけて来る少女に、さらに別の欲求も顔を出してくる。
そんなハレの気持ちを鋭く察したか、少女はハレを見上げると、くすりと照れるように微笑った。

「ふふ、何をさせたいのかわかるぞ」
「う…」
「…それは多分、グゥだってしたいことの一つだぞ」
「グゥ…!」
ほんのりと頬を赤く染め、チロリと舌を舐めずるその少女の仕草にゾクンと背筋に黒い衝動を走らせる。
勿論それもハレにとっての「グゥにさせたいこと」の1つだったが、女の子を道具として扱うようなその行為に抵抗感もあった。
しかしグゥ本人の了承を得たのなら話は別だ。ハレの心が期待感で膨らむ。
が…グゥはそんなハレの一喜一憂を愉しんでいるのか、顔をすっと遠ざけると意地悪そうに微笑う。

「だけど今は…もったいないからしない」
言いながら、グゥはきゅ、と剥き下ろされていた皮をまた持ち上げる。
それも、先ほどの半端に被った状態よりも更に根元から皮を引っ張り亀頭全てを覆い、
先端を摘み上げてプルプルと竿をゆらし弄んでいる。
ハレは羞恥でカーッと顔が熱くなったが、包皮の先端を柔らかい指でくにくにと摘み上げられる快感と、
包皮の内側で本体を擦られる快感を受け少女の成すがままにされてしまう。
「やはりグゥは被ってるほうが好きだな」
ひとしきり包皮の感触を楽しむと、パッと手を離し自然に包皮が剥け先端部分が露出する光景を愛でる。
そしてまたゆっくりとその皮を剥き本体を全て露出させ、またゆっくりと包皮を持ち上げる。
くにゅ、くにゅとその手が上下するたびに、ハレはピクピクと小さく身体を震わせる。
生まれてはじめて他人の手で受ける、その不規則な刺激に少年はただあう、あうと呆けた声を出すことしか出来なかった。
「いつも、こうやってしているのか?」
「ん…うん…そ、そう…そのまま…」
ハレはもうすっかり、その快楽の虜となっていた。今やめられたらどうしたらいいかわからない。
急所を押さえられ、ハレの挙動は完全にその少女に操作されていた。
グゥもその動作に慣れはじめ、先ほどよりも速度を上げリズミカルに竿を擦る。
チュクチュクと汁をこねる音が少女の興奮を煽動し、身体の芯がキュンキュンと疼く。
少女も、その熱く固い感触に魅入られていたのだ。
「どうだ、グゥの手は?気持ち良いか?」
「うああっ…!あ、ああ…凄い…!」
先ほどグゥを攻めていた時とは対照的に、今度はハレがグゥの肩に手をやり、
ぼう、と茹りそうな身体をなんとか支えその強烈な刺激に耐えていた。
その瞳はとろんととろけ、弛緩した口元から一筋の雫がグゥの膝元に落ちる。
そんなハレの可愛らしい態度に気を良くしたグゥは、ますますその速度を上げハレを更なる快楽に導く。
その少女の瞳もハレと同じくらいとろけ、ハァハァと息を荒げていた。
少年の分身を両手で握っていなければ、思わず自分の秘所に手が伸びていたことだろう。
しかし今少年にしてあげていることは、何よりもグゥが心望んだことなのだ。
余計なことをしてこの濃密な刺激を分散させるワケにはいかず、ただひたすら少年の男らしい感触をその手で味わっていた。
「…う…んんっ…あ、あ、で、出…る……ぅぅんッ!!」
少年の呼吸が速くなり、その分身もビクビクと小刻みに脈動する。
グゥの手から感じる少年のサイズは先ほどよりも少し大きくなっているように思えた。
いよいよ、その先端からハレの精が飛び出すのだ。少女の心は爛々と躍る。
少女は手の動きを更に速め、少年を絶頂に促す。
ぷりゅ、ぷりゅと何度も出たり隠れたりする赤いグミのような粘膜部分をうっとりと眺め、その瞬間を今か今かと待ち望む。
そしてついに、その亀頭部分がぷくっと膨らんだかと思うと、ビクンと一際大きく弾んだ。

───今だ!

少女は、ハレの可愛い分身を愛でながら企んでいた1つの作戦を実行に移すべく、
素早くその先端に顔を近づけ口をぱくんと開けた。
「うわっ!うわっ!そんな…いきな……り…ぃ…っ!!」
射精の瞬間に、更に加えられた強烈な刺激にハレは背筋をピンと伸ばしカクンと頭を揺らす。
ぱっくりとその先端を咥え、ビュービューと間断無く弾け飛ぶ熱い白濁液に口内を犯されながら、
グゥは未だ射精し続けている最も敏感な状態の亀頭に舌を這わせる。
風に当たるだけでもスースーと刺激を受けるそのあまりにも敏感な粘膜部分に、
射精の開放感の中その身に柔らかくぬめった舌で舐めしごかれるという未知の絶頂感。
自分一人では絶対に味わえない感覚に、ハレはもはやそれが快楽なのか苦痛なのかもわからず
ただグゥの肩を力いっぱい握り締め、ヒグ、ヒグと喉の奥から低い呻き声を上げブルブルと何度も全身を震わせていた。

「ふあ…は……あ……」
溜まりに溜まっていた精を全てグゥに吐き出し、最後に小さくブル、と震えると力尽きたようにふらりと後ろに倒れ込み、
どすんとベッドに尻餅を付く。
一人遊びとはあまりにも次元の違う絶頂感。まだ頭がぼんやりと霞みがかっている感覚を覚えくらりと視界がふらつく。
そんなハレを気遣う様子も無く、グゥは一人くちゅくちゅとその口内に吐き出された白濁液をこね、
でろんと口からガムのように糸を引かせたりして遊んでいた。
「ふむ、こんな味か。もっと苦いかと思っていたが案外淡白な味だな」
ひとしきり遊んだあと、最後にまた口に戻しコクンコクンと何度かに分けて飲み込み、指についた粘液もちゅぱちゅぱと舐め取る。
ケポ、と小さくゲップを漏らしふむふむと何やら満足げに頷いている。実に上機嫌そうだ。
そんなグゥの様子を呆けた顔で虚ろに眺めていたが、しっかりとその眼に映っていた、
自分の精液を舐めこね遊ぶ少女の姿に主人の気も知らず、早くも分身は次弾を込め終えたようだ。
我が息子ながらその元気のよさにあきれ返る。
「…まだまだ出せそうだな」
キラリと少女の眼が光る。獲物を見付けた猫のように四つんばいでしなやかに近づいてくる少女に、
少年の心境はまさに蛇に睨まれた蛙。あぐらを崩したような姿勢で、本来なら隠すべき恥部を気にする余裕も失われ、
少女がその唇の密着する距離に接近してくるまで、少年はただその視線に射られ身動き一つ取る事が出来なかった。

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