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ポクテ×グゥ+α(一:>54-59)  ポクテの頭に生えている二つのアレはどうやら耳であり手であると同時に生殖器でもあるようだ。それらは今、 グゥの股間にある二つの穴に深々と挿入され、のたうち、グゥの頭をおかしくしている。  一匹二匹の話ではない。今、暗い洞穴の中、大小さまざまなおびただしい数のポクテがグゥを取り囲みその 万能触手でグゥの体のあらゆるところを責め立てている。それらの先っぽから時折吐き出される透明な粘液… おそらくポクテの精液だが…それにはどうやら媚薬のような効果があるらしく、それをかけられた部位…つまり全 身が燃えるように熱い。頭のてっぺんから足の先までが、既存のどの性感帯よりも敏感になってしまっている。  「…あッ!ぁうああぁあぁあぁ!!」  ポクテがグゥの中でその触手をほんの少しでも動かすたびに絶頂感が津波のように押し寄せてくる。グゥの頭の 中が白くスパークしてリセットされてしまう。そのせいでさっきから全く思考がまとまらない。  グゥは何故ここにいるのか。何のためにここに来たのか。グゥはどうしてこんな状態にされてしまったのか。  (…そう…確かあれは今朝のこと…今朝グゥが…)  「んはぁぁあああぁあぁあああぁあああ!!」  絶頂感がまたグゥの頭を白く攫った。  今日は久しぶりの狩りの日だった。久々に体を動かせるウェダは張り切って仕度をしていた。  「今日は大物しとめるわよ~!ハレ!」  ハレはアメをあやしながら横目でウェダを見て応えた。   「張り切るのはいいけど、あまり無茶して怪我しないようにね」  「舐めるな!母さんを誰だと心得るか!」  「母さんは母さんだよ・・・」  そして全ての仕度を整えたウェダが玄関に立ちこちらを振り向いた。  「じゃ、いってきま~す」  「行ってくるぞ、ハレ、アルヴァ」  ハレは泣き続けるアメに途方に暮れながら二人を見送った。   「はいはい、いってらっしゃーい…」  二人が出て行ってしまった後、ハレは暫く無言でガラガラを振っていた。  「・・・・・・・・・・・・ん!?」  ハレは何かに気付き、飛ぶように玄関へと駆けて行った。そして遠ざかる二人の背中に大声で怒鳴った。  「グゥ!!何でお前まで行くんだよ!?」  なんの違和感もなく見送ってしまったが、思えば何故グゥが母さんの隣で弓を背負っている?  するとグゥは立ち止まり、いい笑顔でハレを振り返った。  「なぁに、ハレもいいキャラにしてやろうとおもうてな」  「あぁ!?」  「グゥの手でポクテをたくさん狩ってきてやろうと思うのだ」  「胸毛かコラァ!!」  「待ってろよハレ、父ちゃん今日は腹いっぱいポクテ食わしてやっからな~」  「お前のような悪意に満ちた父ちゃんおらんわ!待てグゥ!」  「ほっほっほ」  …行ってしまった…追いかける気にもならないハレはげんなりしながら家に入った。  「なんだ、グゥも行ったのか」  アルヴァが怪訝そうな顔で聞いた。  「あぁ…何考えてんだか、あいつは…」  見るとアメは泣き止んで眠りについていた。ようやく開放されたハレは大きく一つため息をついた。  (あぁ、でもアルヴァと二人きりか…これはこれで気まずいな…)  「ハレ」  ハレがそんなことを考えているとアルヴァが話し掛けてきた。  「ん?何アルヴァ。そうだ、ゲームでもしようか。格ゲー」  「ハレ…」  「?」  アルヴァはハレを見つめ続けた。今度はハレが怪訝な顔をする番だ。  「どうしたんだよ、アルヴァ?」  「…二人きりだな…ハレ…」  アルヴァのその言葉と熱い視線に、ハレは硬直した。  ウホッ!いいアルヴァ… グゥはポクテを探して一人森を彷徨い歩いていた。草の根掻き分け、ハレの胸毛のために割と真剣に探し続 けた。  (…いない)  おかしい。いつもは探しもしないのにそこら中にうじゃうじゃいるポクテが今日に限って一匹もいない。  (なぜだ…?)  背中の籠はもう満田で半分ほど満たされてしまった。なのにポクテは一匹も採れない。  「……そうだ」  グゥは思いつき、歩き出した。  ポクテの巣だ。あそこなら絶対にいるはずだ。  グゥは以前訪れたポクテの巣にたどり着き、中を覗いてみた。  …鳴き声がする。確かにいるようだ。グゥは意気揚揚と中へと入っていった。  暫く歩くと大広間に着いた。予感は的中、おびただしいポクテが集会のようなものを開いていた。グゥは気付か れないように5・6匹狩って帰ろうと、弓を構えた。   しかし弓の軋む音が聞こえたのだろうか、一匹のポクテがグゥを振り向き、大声を出した。  「…誰だ!」  同時に何百というポクテがグゥを振り向く。  (・・・しまった。)  弓を構えている姿を見られてはもう友好的にとは行かないだろう。いくらグゥでもこの数のポクテ相手に勝てる 気はしなかった。  「誰だ貴様は!我々を狩りに来たのか!」  「まて、話しを聞け」  逃げる時間を稼がなければ。グゥは入り口をちらりと盗み見た。  「話など無駄だ!どうあっても今の会話を聞いた貴様を返すわけにはいかん!」  どんな会話をしていたのかは知らないが、どうやらまずそうだ。グゥは一目散に駆け出した。  「逃がすな!入り口を塞げ!」  しかし入り口まであとちょっとというところで天井から大量のポクテが落ちてきて入り口を塞いでしまった。  「くっ・・・」  グゥは途方に暮れた。  「取り押さえろ!」  その言葉と同時にまた大量のポクテが天井から降り注ぎ、グゥを地面にたたきつけた。  「あぐっ…!」  「愚かな人間よ…あの会話を聞いてしまったからには貴様をただで返すわけにはいかん」  「グゥは何も聞いておらん…」  「信用なるか!あの会話を他の人間に話されれば我らは滅亡しかねんのだ!」  「グゥを殺すのか…?」  すると額に「長」と書かれたポクテが笑いを浮かべて言った。  「偉大なる彼のポクテがそうしたように、我らは人間を殺すような真似はしない。…貴様には我らの従順なる ペットとなってもらおう。洗脳し、我々無しでは生きられない体としてしまえば秘密を漏らす心配も無くなろう」  「な・・・?」  「やれ!」  その号令と共に、大量のポクテがグゥの衣服を次々と剥ぎ取っていった。  「あ――――…あ―――――――………!!」  もう何時間嬲られているのか分からない。口からはグゥの意思とは無関係のだらしない声が発せられ続けてい る。体の方も、自分の中でポクテが蠢くのを喜ぶかのように痙攣する。手足は無意識にポクテの触手をしごき、 吐き出された精液を自らの肌に擦り込むように塗りたくる。  …体はもう完全にポクテに服従してしまった。グゥの意思など無視して勝手にもっと気持ちよくなろうとしている 。今この快楽に抵抗しているのはグゥの理性だけだ。  「うあ゛っ!!う゛あぁぁあぁああん!!!ぎ・・・ぎもぢいいれすぅうう!!ポクテ様ぁあ!!」  こんなことを言う始末だ。違う、これはグゥの意思ではない。こんなこと言いたくない。もう気持ちよくなんてなり たくない。  グゥは意思だけは何とか持ちつづけていた。どんなにすごい絶頂がきても、どんなに太い触手を突っ込まれよう とも、どんなに恥ずかしいセリフを吐いてしまおうとも抵抗の意思が完全に失せることはなかった。  グゥはぼんやりする頭で何とか考えた。   そうだ、これを耐え切れば帰してもらえる。堕ちたふりをして、ペットになったと見せかければ帰してもらえるんだ。  「い゛あぁぁっぁあああぁあぁあ!!きもぢいいよぉぉぉぉおお!!!」  だから…早く……グゥの理性が…全部堕ちてしまう前に…  「やめっ!」  突然長ポクテが叫んだ。同時にグゥを取り囲んでいた大量のポクテが一歩飛び退いた。グゥの穴を責め立てて いた二本の触手も急に引き抜かれたのでグゥの二穴から透明な粘液が勢いよく噴出した。  「んあ゛ぁ!!」  「さてどうかな?我らのペットになると誓えるか?」   グゥはようやくまともな思考を許されるようになった頭で理解した。  ココで服従したふりさえすれば、帰してもらえる…  グゥは全く力の入らない首をなんとか長に向け、言った。  「…はひ…グゥは、ポクテ様に…服従を誓いまふ…グゥは、ポクテ様の従順なる、ペットれす…」  「ふむ…」  長は暫く考えていた。  いいから、早くここから、開放して…これ以上はもう…  「まだ目が死んでおらん…貴様、それは演技だな?」  バレている…   グゥは内心あせった。これ以上されてはもう抵抗できる自信が無かった。  「…グゥは…本当に…」  「これは徹底的にやる必要がありそうだ…おい」  長ポクテが呼ぶと、額に「ZAKO」と書かれた巨大なポクテがグゥの前に立った。  「今からそいつに貴様を飲ませる。そいつの中での快楽に耐え切れる生物はおるまい…」  「いあ…やめ…へ…」  ZAKOポクテが口を開くと中では無数の触手が蠢いていた。  「今の自分に別れを告げるんだな…正気を失わない保障はない」  するとZAKOポクテはグゥを持ち上げ、足から徐々に飲み込んでいった。  この世のものとは思えない快感が足元からグゥを侵蝕し始めた。  「いひゃああああぁあ!!らめぇえ!!!やめへえええぇぇぇ!!」  「出てくるときには立派なペットだ。では、ごゆっくりとな」  「んあ゛はあああぁぁぁあぁあぁあぁあああああ・・・・・・!!!!」  ZAKOポクテはグゥを完全に飲み込んだ。ZAKOポクテの中からは、くぐもった、獣じみた嬌声がいつまでも響 き続けた。 「グゥが行方不明!?」  ウェダの報告を受けて、やけにげっそりしているハレがおしりを押さえながら素っ頓狂な声を上げた。  「そうなのよ…集合場所にもかえって来ないし…もし猛獣とかに襲われてたら…」  「で、どうするんだ?探しに行くのか?」  後ろからやけにツヤツヤしたアルヴァがベルトを締めなおしながら聞いた。  「そうね、今大人が編成を組んでるわ。だからハレ達はもうちょっと留守番お願いね!」  そういってウェダは駆け出そうとした。ハレがそれをとどめた。  「待って!俺も行く!」  「だめよ!ハレまで迷子になったらどうするの!」  「でも!グゥは!」  あんな奴だけど、グゥは…グゥは俺の大事な…  「・・・」  ウェダは暫くハレを睨んでいた。ハレは負けじと睨み返した。  絶対に引くもんか、グゥは俺の友達だ!  それにこれ以上アルヴァと一緒にいるとケツの中でションベン程度じゃ済まなさそうだ…下手するとクソまみれで …  「お願いだ!母さん!」  ウェダは悩んだが、やがて折れて頷いた。  「分かったわ。でも母さんと一緒に行動すること、いいわね」  「分かった!」  そうして二人は駆け出した。  一人残されたアルヴァは寂しげにハレを見送ると、肩を落として家を見回した。  そして、アメに目を止めた。アルヴァが固唾を飲む…  「アメに手出したら殺すぞ!アルヴァ!」  なんとなく嫌な予感がしたハレが一旦戻って来て窓から怒鳴った。  アルヴァはギクリと身を強張らせたが、すぐにすました顔をつくり、  「もちろんだ」と言った。  白目をむいたグゥが徐々にZAKOポクテから吐き出された。  「・・・・・・ぁ・・・・・・・・・・っぁぅぅ・・・・・・」  もはや言葉も出ない様子で、完全に脱力した体が定期的に激しく痙攣している。  中にいた時のことは何一つ覚えていなかった。ただ真っ白で、気が狂うほど気持ちよかったことだけが印象とし て思い出せる。  何回イッたのかも覚えていない。いや、今も進行形でイッている。絶頂感がグゥと溶け合って一体となってしまっ たかのようだ。  「どうだ?何かわかるか?」  「・・・・・は・・へ・・・?」  何も分からなかった。自分が何者なのかも、今何をされていたのかも、全て頭から吹き飛んでいた。ただ、気 持ちよかった。そして、もうそれだけでいい。  「・・やらぁ・・・やめひゃやらぁ・・・!もっときもひよくひてぇ・・・・・・」  もう分からない。気持ちよければそれでいい。何故抵抗する必要があったのだろうか。この地獄の深淵よりも なお深い、底なしの快楽を得ることに畏怖していただけなのでは?こんなにも、こんなにも幸せだというのに。こ んなにも、こんなにも、こんなにも・・・・・  「・・おね・・・がひ、入れてへぇ・・・!グゥのおまんこ、もっときもひよくひてくだひゃいぃい・・・・!」  しかしグゥの心が完全にポクテに屈服しようとしたそのとき、グゥの中で誰かの声が響いた。とても大きく、まるで 傍で語りかけてくれているかのように。グゥは痺れる頭でその声をなんとか認識した。  『……グゥ!どこだグゥ!』  ・・・誰?・・・思い出せない。なにかとても大切な人だった気がするのに。  「あひゃぁあ!!?」  ポクテがまたグゥの中に挿入を始めた。最後の力を振り絞って現れたひとかけらの理性が快楽に飲み込まれよ うとした瞬間、またしてもグゥの中でその声が響いた。  『…グゥ!おいグゥ!俺に腹いっぱいポクテ食わせてくれるんじゃなかったのかよ!どこいったんだよ!グゥ!』  グゥはハッとして目を見開いた。死にかけていた理性が一瞬にして再燃した。  (・・・・・ハレ!!)  そうだ、ハレだ!この声の主はハレだ!グゥを探している!  「あぎゃぁっ!!うぁぁぁあああああ!!!」  グゥの小さな穴に二本ずつ、合計4本のポクテの触手が挿入され、激しく動かされる。だがグゥはもう理性を飛 ばしたりはしなかった。  (ハレが探してくれている、グゥを、探してくれている・・・!)  「・・・・ハレェ!!助けてハレェェ!!!」  グゥは大声で叫んだ。長ポクテが目を丸くする。  「何と…!まだ堕ちておらぬのか!?」  もう負けない。どんなに穴をほじくられようとも、どんなに媚薬漬けにされようとも、どんなに気持ちいいところに 閉じ込められようとも決して理性は飛ばすものかと思った。  「くっ…この小娘が…」  グゥの中の触手4本が同時に射精し、媚薬をグゥの中に放つ。  「ひぃぅ・・・ぅううううう!!!!」  触手がぐちゃぐちゃと音を立ててグゥの中に媚薬を擦り込むが、グゥは歯を食いしばって耐えた。  「ハレェェェェェェェ!!!!」  グゥが一際大きくハレの名を叫んだそのとき、入り口から大慌てで数匹のポクテが飛び込んできた。  「長!大変です!」  そしてよろよろと長の下へまろび寄ると、顔面蒼白で報告した。  「大勢の人間が、ここに近づいてきています!」  「何だと!?」  「武器を持っています!我々を狩る気です!」  「ぐぅうう・・・!」  長ポクテは恨めしそうにグゥを睨みつけた。  「この娘を探しに来たか…娘が見つかるまで人間が止まらないとなると……くっ、やむおえん、娘を捨てて第 二の出口に急げ!」  長の号令と共に数百のポクテは一斉に洞窟の奥へと逃げ去っていった。  一人残されたグゥは、入り口の方から大勢の足音を聞いた。  (・・・助かっ・・・た・・・)  グゥが力を振り絞って上体を起こすと、グゥの中から触手が抜けずに暴れてるポクテを見つけた。  グゥはそのポクテを思い切り叩き潰して気絶させ、ゆっくりと引っこ抜いて最後となったその快感に身震いした。  「グゥ!ここか?」  ハレがそう叫びながら一番に飛び込んできた。そして全裸で地面に座り込んでいるグゥを見つけ、安堵のような 驚愕のようなよく分からない顔でグゥに駆け寄ってきた。  「グゥ!心配したんだぞ!何してたんだよ!…いや、本当に何してたんだよ!!何で全裸なんだよ!!」  「ハレ・・・」  グゥは涙をこぼしてハレを見た。ハレは予想外のグゥの涙に仰天した。  「な・・・何で泣いてんだよ、グゥ」  その時入り口からたくさんの村人が入ってきた。グゥは恥ずかしそうに涙を拭い、手にしたポクテをハレに差し出 した。  「はい、ポクテ」  「いらねぇよバカぁ!」  そう言ってハレは汁まみれのグゥをぎゅっと抱き込んだ。  「無事でよかった・・・」  ハレのその言葉にグゥは少し顔を赤らめ、ぎゅっとハレを抱き返した。  「や・・・やめろ・・・見るな!そんなつぶらな瞳で俺を見るなぁぁああ!」  アルヴァは目覚めたアメの視線を身に受けながら、壁に頭を打ちつけて自分の欲望を押さえていた。  「ぬぐぅうう!それだけはいかん!アルヴァ!自分を強く持つのだ!父様!俺に一片の理性をおおぉぉお!! !」  ハレの家からはいつまでも、何かを壁に打ち付ける音が響き続けた。
****ポクテ×グゥ+α(一:>54-59)  ポクテの頭に生えている二つのアレはどうやら耳であり手であると同時に生殖器でもあるようだ。それらは今、 グゥの股間にある二つの穴に深々と挿入され、のたうち、グゥの頭をおかしくしている。  一匹二匹の話ではない。今、暗い洞穴の中、大小さまざまなおびただしい数のポクテがグゥを取り囲みその 万能触手でグゥの体のあらゆるところを責め立てている。それらの先っぽから時折吐き出される透明な粘液… おそらくポクテの精液だが…それにはどうやら媚薬のような効果があるらしく、それをかけられた部位…つまり全 身が燃えるように熱い。頭のてっぺんから足の先までが、既存のどの性感帯よりも敏感になってしまっている。  「…あッ!ぁうああぁあぁあぁ!!」  ポクテがグゥの中でその触手をほんの少しでも動かすたびに絶頂感が津波のように押し寄せてくる。グゥの頭の 中が白くスパークしてリセットされてしまう。そのせいでさっきから全く思考がまとまらない。  グゥは何故ここにいるのか。何のためにここに来たのか。グゥはどうしてこんな状態にされてしまったのか。  (…そう…確かあれは今朝のこと…今朝グゥが…)  「んはぁぁあああぁあぁあああぁあああ!!」  絶頂感がまたグゥの頭を白く攫った。  今日は久しぶりの狩りの日だった。久々に体を動かせるウェダは張り切って仕度をしていた。  「今日は大物しとめるわよ~!ハレ!」  ハレはアメをあやしながら横目でウェダを見て応えた。   「張り切るのはいいけど、あまり無茶して怪我しないようにね」  「舐めるな!母さんを誰だと心得るか!」  「母さんは母さんだよ・・・」  そして全ての仕度を整えたウェダが玄関に立ちこちらを振り向いた。  「じゃ、いってきま~す」  「行ってくるぞ、ハレ、アルヴァ」  ハレは泣き続けるアメに途方に暮れながら二人を見送った。   「はいはい、いってらっしゃーい…」  二人が出て行ってしまった後、ハレは暫く無言でガラガラを振っていた。  「・・・・・・・・・・・・ん!?」  ハレは何かに気付き、飛ぶように玄関へと駆けて行った。そして遠ざかる二人の背中に大声で怒鳴った。  「グゥ!!何でお前まで行くんだよ!?」  なんの違和感もなく見送ってしまったが、思えば何故グゥが母さんの隣で弓を背負っている?  するとグゥは立ち止まり、いい笑顔でハレを振り返った。  「なぁに、ハレもいいキャラにしてやろうとおもうてな」  「あぁ!?」  「グゥの手でポクテをたくさん狩ってきてやろうと思うのだ」  「胸毛かコラァ!!」  「待ってろよハレ、父ちゃん今日は腹いっぱいポクテ食わしてやっからな~」  「お前のような悪意に満ちた父ちゃんおらんわ!待てグゥ!」  「ほっほっほ」  …行ってしまった…追いかける気にもならないハレはげんなりしながら家に入った。  「なんだ、グゥも行ったのか」  アルヴァが怪訝そうな顔で聞いた。  「あぁ…何考えてんだか、あいつは…」  見るとアメは泣き止んで眠りについていた。ようやく開放されたハレは大きく一つため息をついた。  (あぁ、でもアルヴァと二人きりか…これはこれで気まずいな…)  「ハレ」  ハレがそんなことを考えているとアルヴァが話し掛けてきた。  「ん?何アルヴァ。そうだ、ゲームでもしようか。格ゲー」  「ハレ…」  「?」  アルヴァはハレを見つめ続けた。今度はハレが怪訝な顔をする番だ。  「どうしたんだよ、アルヴァ?」  「…二人きりだな…ハレ…」  アルヴァのその言葉と熱い視線に、ハレは硬直した。  ウホッ!いいアルヴァ… グゥはポクテを探して一人森を彷徨い歩いていた。草の根掻き分け、ハレの胸毛のために割と真剣に探し続 けた。  (…いない)  おかしい。いつもは探しもしないのにそこら中にうじゃうじゃいるポクテが今日に限って一匹もいない。  (なぜだ…?)  背中の籠はもう満田で半分ほど満たされてしまった。なのにポクテは一匹も採れない。  「……そうだ」  グゥは思いつき、歩き出した。  ポクテの巣だ。あそこなら絶対にいるはずだ。  グゥは以前訪れたポクテの巣にたどり着き、中を覗いてみた。  …鳴き声がする。確かにいるようだ。グゥは意気揚揚と中へと入っていった。  暫く歩くと大広間に着いた。予感は的中、おびただしいポクテが集会のようなものを開いていた。グゥは気付か れないように5・6匹狩って帰ろうと、弓を構えた。   しかし弓の軋む音が聞こえたのだろうか、一匹のポクテがグゥを振り向き、大声を出した。  「…誰だ!」  同時に何百というポクテがグゥを振り向く。  (・・・しまった。)  弓を構えている姿を見られてはもう友好的にとは行かないだろう。いくらグゥでもこの数のポクテ相手に勝てる 気はしなかった。  「誰だ貴様は!我々を狩りに来たのか!」  「まて、話しを聞け」  逃げる時間を稼がなければ。グゥは入り口をちらりと盗み見た。  「話など無駄だ!どうあっても今の会話を聞いた貴様を返すわけにはいかん!」  どんな会話をしていたのかは知らないが、どうやらまずそうだ。グゥは一目散に駆け出した。  「逃がすな!入り口を塞げ!」  しかし入り口まであとちょっとというところで天井から大量のポクテが落ちてきて入り口を塞いでしまった。  「くっ・・・」  グゥは途方に暮れた。  「取り押さえろ!」  その言葉と同時にまた大量のポクテが天井から降り注ぎ、グゥを地面にたたきつけた。  「あぐっ…!」  「愚かな人間よ…あの会話を聞いてしまったからには貴様をただで返すわけにはいかん」  「グゥは何も聞いておらん…」  「信用なるか!あの会話を他の人間に話されれば我らは滅亡しかねんのだ!」  「グゥを殺すのか…?」  すると額に「長」と書かれたポクテが笑いを浮かべて言った。  「偉大なる彼のポクテがそうしたように、我らは人間を殺すような真似はしない。…貴様には我らの従順なる ペットとなってもらおう。洗脳し、我々無しでは生きられない体としてしまえば秘密を漏らす心配も無くなろう」  「な・・・?」  「やれ!」  その号令と共に、大量のポクテがグゥの衣服を次々と剥ぎ取っていった。  「あ――――…あ―――――――………!!」  もう何時間嬲られているのか分からない。口からはグゥの意思とは無関係のだらしない声が発せられ続けてい る。体の方も、自分の中でポクテが蠢くのを喜ぶかのように痙攣する。手足は無意識にポクテの触手をしごき、 吐き出された精液を自らの肌に擦り込むように塗りたくる。  …体はもう完全にポクテに服従してしまった。グゥの意思など無視して勝手にもっと気持ちよくなろうとしている 。今この快楽に抵抗しているのはグゥの理性だけだ。  「うあ゛っ!!う゛あぁぁあぁああん!!!ぎ・・・ぎもぢいいれすぅうう!!ポクテ様ぁあ!!」  こんなことを言う始末だ。違う、これはグゥの意思ではない。こんなこと言いたくない。もう気持ちよくなんてなり たくない。  グゥは意思だけは何とか持ちつづけていた。どんなにすごい絶頂がきても、どんなに太い触手を突っ込まれよう とも、どんなに恥ずかしいセリフを吐いてしまおうとも抵抗の意思が完全に失せることはなかった。  グゥはぼんやりする頭で何とか考えた。   そうだ、これを耐え切れば帰してもらえる。堕ちたふりをして、ペットになったと見せかければ帰してもらえるんだ。  「い゛あぁぁっぁあああぁあぁあ!!きもぢいいよぉぉぉぉおお!!!」  だから…早く……グゥの理性が…全部堕ちてしまう前に…  「やめっ!」  突然長ポクテが叫んだ。同時にグゥを取り囲んでいた大量のポクテが一歩飛び退いた。グゥの穴を責め立てて いた二本の触手も急に引き抜かれたのでグゥの二穴から透明な粘液が勢いよく噴出した。  「んあ゛ぁ!!」  「さてどうかな?我らのペットになると誓えるか?」   グゥはようやくまともな思考を許されるようになった頭で理解した。  ココで服従したふりさえすれば、帰してもらえる…  グゥは全く力の入らない首をなんとか長に向け、言った。  「…はひ…グゥは、ポクテ様に…服従を誓いまふ…グゥは、ポクテ様の従順なる、ペットれす…」  「ふむ…」  長は暫く考えていた。  いいから、早くここから、開放して…これ以上はもう…  「まだ目が死んでおらん…貴様、それは演技だな?」  バレている…   グゥは内心あせった。これ以上されてはもう抵抗できる自信が無かった。  「…グゥは…本当に…」  「これは徹底的にやる必要がありそうだ…おい」  長ポクテが呼ぶと、額に「ZAKO」と書かれた巨大なポクテがグゥの前に立った。  「今からそいつに貴様を飲ませる。そいつの中での快楽に耐え切れる生物はおるまい…」  「いあ…やめ…へ…」  ZAKOポクテが口を開くと中では無数の触手が蠢いていた。  「今の自分に別れを告げるんだな…正気を失わない保障はない」  するとZAKOポクテはグゥを持ち上げ、足から徐々に飲み込んでいった。  この世のものとは思えない快感が足元からグゥを侵蝕し始めた。  「いひゃああああぁあ!!らめぇえ!!!やめへえええぇぇぇ!!」  「出てくるときには立派なペットだ。では、ごゆっくりとな」  「んあ゛はあああぁぁぁあぁあぁあぁあああああ・・・・・・!!!!」  ZAKOポクテはグゥを完全に飲み込んだ。ZAKOポクテの中からは、くぐもった、獣じみた嬌声がいつまでも響 き続けた。 「グゥが行方不明!?」  ウェダの報告を受けて、やけにげっそりしているハレがおしりを押さえながら素っ頓狂な声を上げた。  「そうなのよ…集合場所にもかえって来ないし…もし猛獣とかに襲われてたら…」  「で、どうするんだ?探しに行くのか?」  後ろからやけにツヤツヤしたアルヴァがベルトを締めなおしながら聞いた。  「そうね、今大人が編成を組んでるわ。だからハレ達はもうちょっと留守番お願いね!」  そういってウェダは駆け出そうとした。ハレがそれをとどめた。  「待って!俺も行く!」  「だめよ!ハレまで迷子になったらどうするの!」  「でも!グゥは!」  あんな奴だけど、グゥは…グゥは俺の大事な…  「・・・」  ウェダは暫くハレを睨んでいた。ハレは負けじと睨み返した。  絶対に引くもんか、グゥは俺の友達だ!  それにこれ以上アルヴァと一緒にいるとケツの中でションベン程度じゃ済まなさそうだ…下手するとクソまみれで …  「お願いだ!母さん!」  ウェダは悩んだが、やがて折れて頷いた。  「分かったわ。でも母さんと一緒に行動すること、いいわね」  「分かった!」  そうして二人は駆け出した。  一人残されたアルヴァは寂しげにハレを見送ると、肩を落として家を見回した。  そして、アメに目を止めた。アルヴァが固唾を飲む…  「アメに手出したら殺すぞ!アルヴァ!」  なんとなく嫌な予感がしたハレが一旦戻って来て窓から怒鳴った。  アルヴァはギクリと身を強張らせたが、すぐにすました顔をつくり、  「もちろんだ」と言った。  白目をむいたグゥが徐々にZAKOポクテから吐き出された。  「・・・・・・ぁ・・・・・・・・・・っぁぅぅ・・・・・・」  もはや言葉も出ない様子で、完全に脱力した体が定期的に激しく痙攣している。  中にいた時のことは何一つ覚えていなかった。ただ真っ白で、気が狂うほど気持ちよかったことだけが印象とし て思い出せる。  何回イッたのかも覚えていない。いや、今も進行形でイッている。絶頂感がグゥと溶け合って一体となってしまっ たかのようだ。  「どうだ?何かわかるか?」  「・・・・・は・・へ・・・?」  何も分からなかった。自分が何者なのかも、今何をされていたのかも、全て頭から吹き飛んでいた。ただ、気 持ちよかった。そして、もうそれだけでいい。  「・・やらぁ・・・やめひゃやらぁ・・・!もっときもひよくひてぇ・・・・・・」  もう分からない。気持ちよければそれでいい。何故抵抗する必要があったのだろうか。この地獄の深淵よりも なお深い、底なしの快楽を得ることに畏怖していただけなのでは?こんなにも、こんなにも幸せだというのに。こ んなにも、こんなにも、こんなにも・・・・・  「・・おね・・・がひ、入れてへぇ・・・!グゥのおまんこ、もっときもひよくひてくだひゃいぃい・・・・!」  しかしグゥの心が完全にポクテに屈服しようとしたそのとき、グゥの中で誰かの声が響いた。とても大きく、まるで 傍で語りかけてくれているかのように。グゥは痺れる頭でその声をなんとか認識した。  『……グゥ!どこだグゥ!』  ・・・誰?・・・思い出せない。なにかとても大切な人だった気がするのに。  「あひゃぁあ!!?」  ポクテがまたグゥの中に挿入を始めた。最後の力を振り絞って現れたひとかけらの理性が快楽に飲み込まれよ うとした瞬間、またしてもグゥの中でその声が響いた。  『…グゥ!おいグゥ!俺に腹いっぱいポクテ食わせてくれるんじゃなかったのかよ!どこいったんだよ!グゥ!』  グゥはハッとして目を見開いた。死にかけていた理性が一瞬にして再燃した。  (・・・・・ハレ!!)  そうだ、ハレだ!この声の主はハレだ!グゥを探している!  「あぎゃぁっ!!うぁぁぁあああああ!!!」  グゥの小さな穴に二本ずつ、合計4本のポクテの触手が挿入され、激しく動かされる。だがグゥはもう理性を飛 ばしたりはしなかった。  (ハレが探してくれている、グゥを、探してくれている・・・!)  「・・・・ハレェ!!助けてハレェェ!!!」  グゥは大声で叫んだ。長ポクテが目を丸くする。  「何と…!まだ堕ちておらぬのか!?」  もう負けない。どんなに穴をほじくられようとも、どんなに媚薬漬けにされようとも、どんなに気持ちいいところに 閉じ込められようとも決して理性は飛ばすものかと思った。  「くっ…この小娘が…」  グゥの中の触手4本が同時に射精し、媚薬をグゥの中に放つ。  「ひぃぅ・・・ぅううううう!!!!」  触手がぐちゃぐちゃと音を立ててグゥの中に媚薬を擦り込むが、グゥは歯を食いしばって耐えた。  「ハレェェェェェェェ!!!!」  グゥが一際大きくハレの名を叫んだそのとき、入り口から大慌てで数匹のポクテが飛び込んできた。  「長!大変です!」  そしてよろよろと長の下へまろび寄ると、顔面蒼白で報告した。  「大勢の人間が、ここに近づいてきています!」  「何だと!?」  「武器を持っています!我々を狩る気です!」  「ぐぅうう・・・!」  長ポクテは恨めしそうにグゥを睨みつけた。  「この娘を探しに来たか…娘が見つかるまで人間が止まらないとなると……くっ、やむおえん、娘を捨てて第 二の出口に急げ!」  長の号令と共に数百のポクテは一斉に洞窟の奥へと逃げ去っていった。  一人残されたグゥは、入り口の方から大勢の足音を聞いた。  (・・・助かっ・・・た・・・)  グゥが力を振り絞って上体を起こすと、グゥの中から触手が抜けずに暴れてるポクテを見つけた。  グゥはそのポクテを思い切り叩き潰して気絶させ、ゆっくりと引っこ抜いて最後となったその快感に身震いした。  「グゥ!ここか?」  ハレがそう叫びながら一番に飛び込んできた。そして全裸で地面に座り込んでいるグゥを見つけ、安堵のような 驚愕のようなよく分からない顔でグゥに駆け寄ってきた。  「グゥ!心配したんだぞ!何してたんだよ!…いや、本当に何してたんだよ!!何で全裸なんだよ!!」  「ハレ・・・」  グゥは涙をこぼしてハレを見た。ハレは予想外のグゥの涙に仰天した。  「な・・・何で泣いてんだよ、グゥ」  その時入り口からたくさんの村人が入ってきた。グゥは恥ずかしそうに涙を拭い、手にしたポクテをハレに差し出 した。  「はい、ポクテ」  「いらねぇよバカぁ!」  そう言ってハレは汁まみれのグゥをぎゅっと抱き込んだ。  「無事でよかった・・・」  ハレのその言葉にグゥは少し顔を赤らめ、ぎゅっとハレを抱き返した。  「や・・・やめろ・・・見るな!そんなつぶらな瞳で俺を見るなぁぁああ!」  アルヴァは目覚めたアメの視線を身に受けながら、壁に頭を打ちつけて自分の欲望を押さえていた。  「ぬぐぅうう!それだけはいかん!アルヴァ!自分を強く持つのだ!父様!俺に一片の理性をおおぉぉお!! !」  ハレの家からはいつまでも、何かを壁に打ち付ける音が響き続けた。

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