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****ハレ×グゥ(一:>45-50) ハレはグゥと二人きりで留守番をしていた。しかしハレにとってそれは留守番と言う名の ゲーム天国である。ついこないだ買ったばかりの新作RPGを一気に進めるチャンスである。  (母さんはまたレベッカの家で飲んだくれていることだろうな…バカ親…)  ハレはレベル上げと言うひたすら退屈な作業の中、ぼんやりとそんなことを考えていた。  「なーグゥ、中でアメ怪我とかしてないよな?」  飲まれた弟を心配する素振りでの暇つぶしだ。だがその問は静寂をもって返された。  見るとグゥは床に寝そべり、開眼したままムゥムゥと眠りこけている。ハレは小さく息を吐いた。  (しょうがない、レベル上げはこの敵で最後にして次の城に向かうか。今はゆっくりゲームが 出来るこの時間を享受するとしよう。)  「あ、よっしゃ、レアドロップゲット」  だがやはりその声に応えるものは何もなかった。    どのくらい時間が経っただろうか、ハレがふと外を見ると赤い夕日がほぼ水平に窓から 差し込んでいた。  「うわっ、何時間経ったんだよ…」  ハレは一旦セーブしてゲームの電源を落とした。ゴシゴシと目をこすり、後ろを振り向いた。  「で!?」  ハレはあぐらをかいたまま飛び上がった。  グゥが床に頬杖を突いてハレを見上げていた。一体いつの間に起きて、そしていつの間に 背後に来たのだろうか。  (忍者か何かか…こいつは…)  「な…何してんだよグゥ…」  ハレの質問に沈黙で応え、グゥはじっとハレを見つめ続けた。  「…ハレはそれ以外にやることが無いのか」  グゥは見つめる視線に哀れみを含ませ、ボソッと言った。  ハレはムッとして声を荒げた。   「お前が寝てるから他にすることが無かったんだよ!」  「グゥが寝る前からやっていたではないか。グゥは暇だから寝たのだが」  「う・・・」  ハレが言い返せないでいるとグゥは口元をニッと吊り上げた。  「ゲーヲタ」  「うっせーよ!」  ハレは勢いよく床に寝転がり、そして大きく伸びをした。  「あーあ、それにしても母さんおっせーなー」  「・・・」  「またべろんべろんに酔っ払って帰って来れないんじゃないか?」  「・・・」  「グゥ?」  見るとグゥはハレを見つめ、何かを考えているようだった。  「どうしたグゥ?」  「ハレはグゥといるよりゲームをしていた方が楽しいか?」  その声がちょっと寂しそうだったのでハレはドキッとした。  (まさか本当は俺と遊びたかったのか?)  「いや、そんなこと…ねぇよ」  「ハレはもしグゥが遊ぼうと言ったらゲームを止めて遊んでくれたか?」  「あ…あたりめーだろ。俺はそこまでゲーヲタじゃねぇっつの」  「そうか」  それでもグゥは何かを考えているようだった。口元に手を当て、目を伏せて動かない。  ハレは罪悪感に駆られた。  (…やっぱりゲームなんかしないでグゥと遊ぶべきだったんだよな…ショック受けてるのか…)   ハレは己の軽薄な行動を反省した。少し考えれば分かることじゃないか。ほっとかれて 嬉しい人間なんているはずがないのに。  (…バカだな俺は)  「…そうだ、グゥ、今からでも一緒に遊ぼう」  「…いい」  それだけ言ってグゥはそっぽを向いてしまった。ハレの心がまたチクリと痛んだ。  「ほっといたのは謝るよ。だからさ。グゥのしたいことなら何でもいいから」  「何でも・・・?」  ハレはにっこり微笑んだ。  罪滅ぼしになるとは思わないけど、せめてグゥを慰めてあげられたらそれでいい。  「そ、何でも。何したい?」  そして暫く沈黙したかと思うと…  「・・・にひ」  グゥはいきなりニヤリと笑った。ハレの表情が凍った。  (…何だ今の…)  ハレは嫌な予感しかしなかった。  「じゃ、遊ぼっか。ハレ」  そう言ってグゥは立ち上がった。  (だからその妙な笑顔は何なんだ…)  ハレが自分の軽はずみな発言に後悔していると、グゥは突然胸に巻いた黄色い布を 引っ張って緩めた。  それはあまりに予想外のことで、ハレは顎を落とした。  「え゛!?何してんのグゥ!?」  「何って遊ぶのだろう?」  さも当たり前のようにグゥは言う。  「なぜ遊びで服を脱ぐ!?だー!!止めろ!脱ぐな!それ以上脱ぐな!!」  既にグゥは黄色い布を完全に剥ぎ取り、次はスカートを脱ごうとしていた。  「やーめーろーーーーー!」  ハレの絶叫などお構い無しにグゥはスカートをも脱ぎ捨て、ついに 下着一枚残すところとなってしまった。  見事なまでに起伏の無い、丸太のような幼児体型だ。  「・・・・・・・」  ハレが視線を釘付けて絶句しているとグゥはすまし顔でハレに言った。  「ほら、グゥと遊ぶと約束したのだろう。ハレも早く脱げ」  「遊び方が俺の中のソレと180度ちげーーよ!!服を着ろ!」  「うっさい」  「いったぁ!!!」  重いパンチがハレの右頬を正確に捉えた。  ハレが倒れ伏すとグゥはすかさずその上にまたがった。そして顔をぐいっと近づけ、 おでこを密着させた。  「なんでもいいと言ったではないか。ハレは約束をやぶるのか?」  と言い放った。  ハレはジンジンする頬に手を当て、かつて無いほど近いグゥの顔に顔を赤らめた。  「…はは、分かった、風呂だよな?一緒に風呂に入ろうってコトだろ?」   「…分かっているのだろう?女がこうして誘っているのだ。ハレも男ならしかるべきことをしろ」  「お…お前は断じて女じゃね…うぐっ…!」  ハレの減らず口をグゥの口が塞いだ。あまりの不意打ちにハレの体は硬直した。  数秒間の口付けの後、グゥは唇を離し、「これでもグゥは女ではないか?」と囁いた。  ハレは暫く呆然と、だが胸の奥から熱い何かが少しずつ込み上げてくるのを感じていた。  今まで毛ほども意識していなかったグゥだがここまでされたら話は別だ。 ハレは異様に近いグゥの顔を、今度は自分から引き寄せてキスをした。   (ようし、やってやる。でも俺がわりーんじゃねーからな!)  ハレは口を離し、起き上がってグゥの上になった。  「・・・ゲーヲタがこのグゥを相手にどこまでやれるか見ものだな」  「うっせ」  ハレは短く応えるとグゥのパンツの中に手を突っ込んだ。  「む・・・」  「えーと、確かまず濡らすんだったよな」  「本での知識しかないお子様だな」  「13歳だっつの」  ハレはとりあえず適当にいじってみることにした。  ワレメを撫でたり、指を入れたりぎこちない手つきであれこれやってみる。 保険医の本で二・三度見たことの見よう見まねなのでこれが正しいのかも分からない。  (それにしても…グゥにもちゃんとあったんだな、ココ……柔らかい…)  ハレはまるでグゥが女であったことを確認するかのようにグゥの股間をいじくりまわした。   「ん・・・ぅ・・・」  グゥの顔が紅潮してきた。どうやらこんな感じでいいらしい。  「こんなんでいいのか…?」  ハレが聞くとグゥは顔を真っ赤にして、黙って頷いた。 (グゥのこんな顔初めて見た…なんかエロい。…当たり前か)  暫くそんなことを続けていると、手になにやらじっとりしたものを感じるようになった。  (あー、濡れるってこんな感じか。てかいつまでやればいいんだこれ)  「・っぅ・・・・・む、そろそろ辛そうだなハレ」  グゥはハレの股間に目をやり言った。確かに今のハレ自身はズボンに圧迫されて痛いほどであった。  「もうそろそろいいであろう。さぁいよいよそのよく分からん変なものを出すがいい」  「よく分からん変なものってゆーな…」  ハレは手を止めズボンをおろした。普段よりだいぶ大きく硬くなったよく分からん変なものが 現れた。  しかしソレを出したところでハレは妙な後ろめたさのようなものを感じた。  (…俺の初体験がこれで本当にいいのだろうか…)  ハレも男だ、初めての女性となる人を妄想したりしたこともあった。しかしその妄想の中に グゥが出てきたことは一度もなかった。  (はぁ…初めてはマリィがよかったのになぁ…将来マリィとするときに俺が童貞 じゃないって分かったらマリィ何て言うかな…)  「安心しろ。童貞かどうかなぞ、そうそうわかるものではないわ」  「んなこと言ってもなぁ…てかモノローグ読むな」  「いいから来るがよい。とりあえず今はここに入れなければソレは落ちつかぬであろう?」  そう言うとグゥはパンツを脱ぎ捨て、自らの指でハレのよく分からん変なものが入るべき場所を 開き、示した。ハレは固唾を飲んだ。本で見たものとは違う、綺麗で、小さいグゥの女性器。  「あと、グゥも落ち着かんのだ。ほれ」  「・・・・・」  ハレは意を決し、無言で自身をグゥの股間にあてがった。  「・・・ここだよな?」  「いかにも」  ハレは一呼吸置き、そのまま一気に挿し込んだ。初めての、自慰では感じられなかった快感 がハレを襲った。  「・・・・っはう!」  ハレの声ではなかった。ハレも声を漏らしそうになったが、それより先にグゥが小さく叫び その体をのけぞらせた。ハレは目を丸くしてグゥを見た。  (……はう?)  グゥのことだから何をしても余裕しゃくしゃくだろうと考えていたハレは、 予想外のグゥの反応にいささか戸惑った。  「え?ご、ごめん痛かったのか?ゆっくりやればよかったのか?」  グゥは顔をしかめ、どうやら痛みに耐えているようだった。ハレが抜くべきか迷っていると グゥは小さな声で  「いや、いい。そのまま動くがよい…」  と言った。  ハレは少し迷ったが、そのまま続けた。何度かゆっくりと抜き差しを繰り返す。  (うわ…なんだこれ…マジで気持ちいい)  ハレは一心不乱に腰を振った。初めての女性経験がグゥという特例になってしまったので この快感が普通なのかどうかは分からないがとにかくめちゃくちゃ気持ちいい。  ハレが夢中で抜き差しを繰り返すうち、はじめは顔をしかめるばかりだったグゥの口からも だんだんそれらしい声が出るようになってきた。  「いッ…あっ…あっ…うぁっ!」  …似合わない。  ハレは吹き出しそうになった。あのグゥがこんなかわいらしい声を出すなんて。    ハレが腰を振るたびにグゥの口かららしくない嬌声がこぼれ出る。ハレは今この瞬間 自分はグゥより優位に立っているのだと理解した。  普段はグゥの掌で踊るばかり、グゥのおもちゃのように扱われてたハレが、今そのグゥを 犯している。ハレの一突きに、グゥの小さな体が跳ねる。恥ずかしい声を漏らす。  それはとても気分のよいことだった。  (もっとよがらせてやりたい…)  不意にそんな願望がハレに芽生えた。今までグゥにめった打ちにされてきたハレの自尊心が 今、復讐を望んでいる。そうだ、今この状況を利用しなければハレは一生グゥに勝てないまま だろう。一度だけでいい。この一瞬、グゥにただ一度の敗北を…  ハレは口元に一筋の笑いを浮かべ、一際グゥを強く突き始めた。  「んぁッ!あっ…いッ…ハレ…少し…痛い…」  ハレはその言葉を無視し、なおも強く突き続けた。  「ハレぇ…も…ちょっとゆっくり動いて…ぇあ!あっうあぁっ!」  ハレはそのままグゥの平坦な胸に手を這わせて乳首を強く摘み上げた。  「いひゃ!?は…ハレ?んあっぁあ!やめ……んはぁ!」  「どうしたグゥ、そんな声出して。気持ちいいのか?」  ハレの言葉にグゥはハッと口をつぐみ、顔に精一杯の嘲笑を浮かべた。  「フ…フフ…あ…あまり調子に乗るでないぞ、ハレ…グゥは…ひッ!?」  いくら強がっていても、乳首を摘み上げるとグゥは面白いほど反応する。 ハレは摘んだり、舐めたり、噛んだりしてグゥの小さな乳首を責め続けた。  「いきゃ…あぁ!ハレ…うあぁ!あぅ…やめ…へぇ……痛い…いはぃぃい!」  「あー、そういえばあのときのちんちくりんステッキは痛かったなー。覚えてるか?グゥ」  バスターウィップのことである。ハレはグゥの乳首を思いっきり摘んだ。  「あぎゃ…!!」  「こんなもんじゃなかったんだぞ?グゥ」  「謝るっ!謝るからもう乳首はやめ…んぎぃ!」  ハレは最後に力いっぱいグゥの乳首を捻り、また腰を振りはじめた。  「あひゃ…んぁ…うはぁああぁ…」  乳首責めの効果だろうか。さっきよりも虚ろな目で、ずいぶん気持ちよさそうに見えるし、 ハレが突くたびに腰が痙攣している。どうやら絶頂が近いらしい。  「グゥ、イキそうなんだろ?」  ハレはそう言ってニヤリと笑った。グゥはどうやら嘲笑で返したいらしいが、そんな表情 を作る余裕は無いようだ。  「あぅっ…グゥを…イかそうなど…っ…ひゃ…百年早いわ…んあぁぁああ!」  「はは、ギリギリじゃんかよ、グゥ」  「まだ……んぅ…終わらないのか、ハレ…ッ」  「伊達にオナニーの貴公子名乗ってねぇよ」  「初耳だ…ぁぁああああ!!」  「てかグゥ涎垂れすぎ。きたねーな」  そう言ってハレはグゥの顎から口にかけてグゥの唾液を舐めとってやり、そのまま その唾液を返すかのように熱くキスをした。  「ぷぁ…ハレ…」  糸引く唾液に、恍惚としたグゥの表情。ハレの興奮はは最高潮だった。  ハレは挿入したままグゥを持ち上げ、より深くに差し込んだ。  「うあ…ハレ…やってくれるでは…ないか…ひッ!」  そしてハレは抱き込むようにグゥの後ろに手を回し、グゥのおしりの穴に中指をあてがった  するとグゥ表情に焦りが現れた。  「ハ…ハレ…んあっ……そこは…やめてくれ…」  焦るということは弱いと言うことか?ハレは当然やめるわけもなく、ぐっと力を込め…  一気に突っ込んだ。  グゥの体が爆ぜるように飛び上がった。  「くあぁぁあ!!」  その瞬間、グゥの中が一気に痙攣、収縮し、ハレ自身を思いっきり締め上げた。   「うぁ…何だこれ…」  「・・・!・・・っ!!!」  グゥは暫く弓のように反り返り、体を痙攣させた。そしてそれが終わるとぐったりとハレに もたれかかってきた。焦点の合わない目で、酸欠の金魚のように口をはくはくさせている。  「…グゥ、イッたのか?」  …暫くの沈黙の後、グゥは首を横に振った。  (ここまで来てまだ負けを認めんか…コノヤロウ)  「そうか、じゃあこのまま続けても大丈夫だな」  その言葉にグゥの顔が恐怖に引きつった。  (負けを認めるまで許してやるもんか…)  ハレはまた大きくグゥを突き始めた。  「いぎゃあ!ハ、ハレ待って…ぇ!」  「イッてないんだろ?じゃあこれくらい余裕だよな!」  ハレは腰を激しく動かしつつ、まだグゥのおしりに入ったままの中指をぐりぐり動かした。  「あぁぁぁあああぁぁぁ!!らめ…もうらめらからぁ!!ひんゃうぅ!やめへぇええ!」  完全にろれつが回っていない。グゥの中も断続的に痙攣を繰り返し、どうやら連続で イっているようだ。  一気にきつくなったグゥの中はさっきと比べ物にならないほど気持ちよく、ハレもそろそろ 限界となってきた。  「うぁぁあああああ!ひんじゃうう亜jklsん絵cqッ喰え尾ppc@f」  すごい勢いでイキ狂っているグゥに向かってハレはフィニッシュの言葉を発した。  「くっ…グゥ!出すぞ!中にだすぞ!」  「いひぁぁああああああ!」  かつてない射精感。そしてグゥの中にものすごい量の精液が流れ込むのがわかった。  「・・・・・っ!」  「・・ッ!!・・・・・・・!」  二人の体は同時に硬直し、そして暫く後、同時に脱力した。  「はぁ・・・はぁ・・・」  「あ・・・へぁ・・・」  ハレは軽く白目をむいているグゥから自身を引き抜いた。一拍置いてグゥの中から 白い粘液が溢れ出した。  (やってやった…)  「はは、グゥ、すごいイき方だったな」  ハレがそう言うとグゥは顔に手を当て、すすり泣きを始めた。  (勝った…グゥに、勝った…)  「まぁこれに懲りたらもう俺をいじめたりは…」  ハレはそう言いかけて窓の外を見た。  そして血を凍らせた。  「・・・あ」  いつの間に帰ってきたのか、ウェダとレベッカがそこにいた…  レベッカは察したようなニヤニヤ笑いで、ウェダは顔を引きつらせて息子を睨みつけていた。  「ハレ…あんた一体…」  (うぎゃーーーーーーーーーー!!!!!まさか見られてたーーーーー!!!)  「え、いや、母さん、あの、違うんだよ、これはグゥが…」  「ウェダーーーーー!!(泣)」  後ろからグゥが(営業顔で)ウェダへと駆けていき、飛びついて大粒の涙をこぼし始めた。  「ハレが…ハレがぁッ…!!」  「よしよし、グゥちゃん、ハレに襲われたのね?」  グゥは大きく頷いた。  「ちげーーだろ!グゥ!襲ってきたのはそっち!俺は悪くないだろ!」  「見ている限りではそう言う感じじゃなかったわねぇ…」  (どのへんから見てたんだチクショーーー!死にてーーーー!!)  するとグゥが肩越しにハレに視線を投げかけた。その顔はさっきまでの弱々しいグゥではなく、 普段と変わりないあのしたり顔だった。  ハレは全てを理解した。さっきまでのグゥは…この状況に導くための…  「グ…グゥ…まさかお前…全部…演…」  グゥはいつものとおり口元を吊り上げた。その表情はこう語っていた。  『ハレごときが本当にグゥを手玉に取れると思っていたのか…?』    ハレはがっくりと床にくず折れ、己の愚かさを呪った。
****ハレ×グゥ(一:>45-50) ハレはグゥと二人きりで留守番をしていた。しかしハレにとってそれは留守番と言う名の ゲーム天国である。ついこないだ買ったばかりの新作RPGを一気に進めるチャンスである。   (母さんはまたレベッカの家で飲んだくれていることだろうな…バカ親…)   ハレはレベル上げと言うひたすら退屈な作業の中、ぼんやりとそんなことを考えていた。   「なーグゥ、中でアメ怪我とかしてないよな?」   飲まれた弟を心配する素振りでの暇つぶしだ。だがその問は静寂をもって返された。   見るとグゥは床に寝そべり、開眼したままムゥムゥと眠りこけている。ハレは小さく息を吐いた。   (しょうがない、レベル上げはこの敵で最後にして次の城に向かうか。今はゆっくりゲームが 出来るこの時間を享受するとしよう。)   「あ、よっしゃ、レアドロップゲット」   だがやはりその声に応えるものは何もなかった。       どのくらい時間が経っただろうか、ハレがふと外を見ると赤い夕日がほぼ水平に窓から 差し込んでいた。   「うわっ、何時間経ったんだよ…」   ハレは一旦セーブしてゲームの電源を落とした。ゴシゴシと目をこすり、後ろを振り向いた。   「で!?」   ハレはあぐらをかいたまま飛び上がった。   グゥが床に頬杖を突いてハレを見上げていた。一体いつの間に起きて、そしていつの間に 背後に来たのだろうか。   (忍者か何かか…こいつは…)   「な…何してんだよグゥ…」   ハレの質問に沈黙で応え、グゥはじっとハレを見つめ続けた。   「…ハレはそれ以外にやることが無いのか」   グゥは見つめる視線に哀れみを含ませ、ボソッと言った。   ハレはムッとして声を荒げた。     「お前が寝てるから他にすることが無かったんだよ!」   「グゥが寝る前からやっていたではないか。グゥは暇だから寝たのだが」   「う・・・」   ハレが言い返せないでいるとグゥは口元をニッと吊り上げた。   「ゲーヲタ」   「うっせーよ!」   ハレは勢いよく床に寝転がり、そして大きく伸びをした。   「あーあ、それにしても母さんおっせーなー」   「・・・」   「またべろんべろんに酔っ払って帰って来れないんじゃないか?」   「・・・」   「グゥ?」   見るとグゥはハレを見つめ、何かを考えているようだった。   「どうしたグゥ?」   「ハレはグゥといるよりゲームをしていた方が楽しいか?」   その声がちょっと寂しそうだったのでハレはドキッとした。   (まさか本当は俺と遊びたかったのか?)   「いや、そんなこと…ねぇよ」   「ハレはもしグゥが遊ぼうと言ったらゲームを止めて遊んでくれたか?」   「あ…あたりめーだろ。俺はそこまでゲーヲタじゃねぇっつの」   「そうか」   それでもグゥは何かを考えているようだった。口元に手を当て、目を伏せて動かない。   ハレは罪悪感に駆られた。   (…やっぱりゲームなんかしないでグゥと遊ぶべきだったんだよな…ショック受けてるのか…)     ハレは己の軽薄な行動を反省した。少し考えれば分かることじゃないか。ほっとかれて 嬉しい人間なんているはずがないのに。   (…バカだな俺は)   「…そうだ、グゥ、今からでも一緒に遊ぼう」   「…いい」   それだけ言ってグゥはそっぽを向いてしまった。ハレの心がまたチクリと痛んだ。   「ほっといたのは謝るよ。だからさ。グゥのしたいことなら何でもいいから」   「何でも・・・?」   ハレはにっこり微笑んだ。   罪滅ぼしになるとは思わないけど、せめてグゥを慰めてあげられたらそれでいい。   「そ、何でも。何したい?」   そして暫く沈黙したかと思うと…   「・・・にひ」   グゥはいきなりニヤリと笑った。ハレの表情が凍った。   (…何だ今の…)   ハレは嫌な予感しかしなかった。   「じゃ、遊ぼっか。ハレ」   そう言ってグゥは立ち上がった。   (だからその妙な笑顔は何なんだ…)   ハレが自分の軽はずみな発言に後悔していると、グゥは突然胸に巻いた黄色い布を 引っ張って緩めた。   それはあまりに予想外のことで、ハレは顎を落とした。   「え゛!?何してんのグゥ!?」   「何って遊ぶのだろう?」   さも当たり前のようにグゥは言う。   「なぜ遊びで服を脱ぐ!?だー!!止めろ!脱ぐな!それ以上脱ぐな!!」   既にグゥは黄色い布を完全に剥ぎ取り、次はスカートを脱ごうとしていた。   「やーめーろーーーーー!」   ハレの絶叫などお構い無しにグゥはスカートをも脱ぎ捨て、ついに 下着一枚残すところとなってしまった。   見事なまでに起伏の無い、丸太のような幼児体型だ。   「・・・・・・・」   ハレが視線を釘付けて絶句しているとグゥはすまし顔でハレに言った。   「ほら、グゥと遊ぶと約束したのだろう。ハレも早く脱げ」   「遊び方が俺の中のソレと180度ちげーーよ!!服を着ろ!」   「うっさい」   「いったぁ!!!」   重いパンチがハレの右頬を正確に捉えた。   ハレが倒れ伏すとグゥはすかさずその上にまたがった。そして顔をぐいっと近づけ、 おでこを密着させた。   「なんでもいいと言ったではないか。ハレは約束をやぶるのか?」   と言い放った。   ハレはジンジンする頬に手を当て、かつて無いほど近いグゥの顔に顔を赤らめた。   「…はは、分かった、風呂だよな?一緒に風呂に入ろうってコトだろ?」     「…分かっているのだろう?女がこうして誘っているのだ。ハレも男ならしかるべきことをしろ」   「お…お前は断じて女じゃね…うぐっ…!」   ハレの減らず口をグゥの口が塞いだ。あまりの不意打ちにハレの体は硬直した。   数秒間の口付けの後、グゥは唇を離し、「これでもグゥは女ではないか?」と囁いた。   ハレは暫く呆然と、だが胸の奥から熱い何かが少しずつ込み上げてくるのを感じていた。   今まで毛ほども意識していなかったグゥだがここまでされたら話は別だ。 ハレは異様に近いグゥの顔を、今度は自分から引き寄せてキスをした。     (ようし、やってやる。でも俺がわりーんじゃねーからな!)   ハレは口を離し、起き上がってグゥの上になった。   「・・・ゲーヲタがこのグゥを相手にどこまでやれるか見ものだな」   「うっせ」   ハレは短く応えるとグゥのパンツの中に手を突っ込んだ。   「む・・・」   「えーと、確かまず濡らすんだったよな」   「本での知識しかないお子様だな」   「13歳だっつの」   ハレはとりあえず適当にいじってみることにした。   ワレメを撫でたり、指を入れたりぎこちない手つきであれこれやってみる。 保険医の本で二・三度見たことの見よう見まねなのでこれが正しいのかも分からない。   (それにしても…グゥにもちゃんとあったんだな、ココ……柔らかい…)   ハレはまるでグゥが女であったことを確認するかのようにグゥの股間をいじくりまわした。     「ん・・・ぅ・・・」   グゥの顔が紅潮してきた。どうやらこんな感じでいいらしい。   「こんなんでいいのか…?」   ハレが聞くとグゥは顔を真っ赤にして、黙って頷いた。 (グゥのこんな顔初めて見た…なんかエロい。…当たり前か)   暫くそんなことを続けていると、手になにやらじっとりしたものを感じるようになった。   (あー、濡れるってこんな感じか。てかいつまでやればいいんだこれ)   「・っぅ・・・・・む、そろそろ辛そうだなハレ」   グゥはハレの股間に目をやり言った。確かに今のハレ自身はズボンに圧迫されて痛いほどであった。   「もうそろそろいいであろう。さぁいよいよそのよく分からん変なものを出すがいい」   「よく分からん変なものってゆーな…」   ハレは手を止めズボンをおろした。普段よりだいぶ大きく硬くなったよく分からん変なものが 現れた。   しかしソレを出したところでハレは妙な後ろめたさのようなものを感じた。   (…俺の初体験がこれで本当にいいのだろうか…)   ハレも男だ、初めての女性となる人を妄想したりしたこともあった。しかしその妄想の中に グゥが出てきたことは一度もなかった。   (はぁ…初めてはマリィがよかったのになぁ…将来マリィとするときに俺が童貞 じゃないって分かったらマリィ何て言うかな…)   「安心しろ。童貞かどうかなぞ、そうそうわかるものではないわ」   「んなこと言ってもなぁ…てかモノローグ読むな」   「いいから来るがよい。とりあえず今はここに入れなければソレは落ちつかぬであろう?」   そう言うとグゥはパンツを脱ぎ捨て、自らの指でハレのよく分からん変なものが入るべき場所を 開き、示した。ハレは固唾を飲んだ。本で見たものとは違う、綺麗で、小さいグゥの女性器。   「あと、グゥも落ち着かんのだ。ほれ」   「・・・・・」   ハレは意を決し、無言で自身をグゥの股間にあてがった。   「・・・ここだよな?」   「いかにも」   ハレは一呼吸置き、そのまま一気に挿し込んだ。初めての、自慰では感じられなかった快感 がハレを襲った。   「・・・・っはう!」   ハレの声ではなかった。ハレも声を漏らしそうになったが、それより先にグゥが小さく叫び その体をのけぞらせた。ハレは目を丸くしてグゥを見た。   (……はう?)   グゥのことだから何をしても余裕しゃくしゃくだろうと考えていたハレは、 予想外のグゥの反応にいささか戸惑った。   「え?ご、ごめん痛かったのか?ゆっくりやればよかったのか?」   グゥは顔をしかめ、どうやら痛みに耐えているようだった。ハレが抜くべきか迷っていると グゥは小さな声で   「いや、いい。そのまま動くがよい…」   と言った。   ハレは少し迷ったが、そのまま続けた。何度かゆっくりと抜き差しを繰り返す。   (うわ…なんだこれ…マジで気持ちいい)   ハレは一心不乱に腰を振った。初めての女性経験がグゥという特例になってしまったので この快感が普通なのかどうかは分からないがとにかくめちゃくちゃ気持ちいい。   ハレが夢中で抜き差しを繰り返すうち、はじめは顔をしかめるばかりだったグゥの口からも だんだんそれらしい声が出るようになってきた。   「いッ…あっ…あっ…うぁっ!」   …似合わない。   ハレは吹き出しそうになった。あのグゥがこんなかわいらしい声を出すなんて。       ハレが腰を振るたびにグゥの口かららしくない嬌声がこぼれ出る。ハレは今この瞬間 自分はグゥより優位に立っているのだと理解した。   普段はグゥの掌で踊るばかり、グゥのおもちゃのように扱われてたハレが、今そのグゥを 犯している。ハレの一突きに、グゥの小さな体が跳ねる。恥ずかしい声を漏らす。   それはとても気分のよいことだった。   (もっとよがらせてやりたい…)   不意にそんな願望がハレに芽生えた。今までグゥにめった打ちにされてきたハレの自尊心が 今、復讐を望んでいる。そうだ、今この状況を利用しなければハレは一生グゥに勝てないまま だろう。一度だけでいい。この一瞬、グゥにただ一度の敗北を…   ハレは口元に一筋の笑いを浮かべ、一際グゥを強く突き始めた。   「んぁッ!あっ…いッ…ハレ…少し…痛い…」   ハレはその言葉を無視し、なおも強く突き続けた。   「ハレぇ…も…ちょっとゆっくり動いて…ぇあ!あっうあぁっ!」   ハレはそのままグゥの平坦な胸に手を這わせて乳首を強く摘み上げた。   「いひゃ!?は…ハレ?んあっぁあ!やめ……んはぁ!」   「どうしたグゥ、そんな声出して。気持ちいいのか?」   ハレの言葉にグゥはハッと口をつぐみ、顔に精一杯の嘲笑を浮かべた。   「フ…フフ…あ…あまり調子に乗るでないぞ、ハレ…グゥは…ひッ!?」   いくら強がっていても、乳首を摘み上げるとグゥは面白いほど反応する。 ハレは摘んだり、舐めたり、噛んだりしてグゥの小さな乳首を責め続けた。   「いきゃ…あぁ!ハレ…うあぁ!あぅ…やめ…へぇ……痛い…いはぃぃい!」   「あー、そういえばあのときのちんちくりんステッキは痛かったなー。覚えてるか?グゥ」   バスターウィップのことである。ハレはグゥの乳首を思いっきり摘んだ。   「あぎゃ…!!」   「こんなもんじゃなかったんだぞ?グゥ」   「謝るっ!謝るからもう乳首はやめ…んぎぃ!」   ハレは最後に力いっぱいグゥの乳首を捻り、また腰を振りはじめた。   「あひゃ…んぁ…うはぁああぁ…」   乳首責めの効果だろうか。さっきよりも虚ろな目で、ずいぶん気持ちよさそうに見えるし、 ハレが突くたびに腰が痙攣している。どうやら絶頂が近いらしい。   「グゥ、イキそうなんだろ?」   ハレはそう言ってニヤリと笑った。グゥはどうやら嘲笑で返したいらしいが、そんな表情 を作る余裕は無いようだ。   「あぅっ…グゥを…イかそうなど…っ…ひゃ…百年早いわ…んあぁぁああ!」   「はは、ギリギリじゃんかよ、グゥ」   「まだ……んぅ…終わらないのか、ハレ…ッ」   「伊達にオナニーの貴公子名乗ってねぇよ」   「初耳だ…ぁぁああああ!!」   「てかグゥ涎垂れすぎ。きたねーな」   そう言ってハレはグゥの顎から口にかけてグゥの唾液を舐めとってやり、そのまま その唾液を返すかのように熱くキスをした。   「ぷぁ…ハレ…」   糸引く唾液に、恍惚としたグゥの表情。ハレの興奮はは最高潮だった。   ハレは挿入したままグゥを持ち上げ、より深くに差し込んだ。   「うあ…ハレ…やってくれるでは…ないか…ひッ!」   そしてハレは抱き込むようにグゥの後ろに手を回し、グゥのおしりの穴に中指をあてがった   するとグゥ表情に焦りが現れた。   「ハ…ハレ…んあっ……そこは…やめてくれ…」   焦るということは弱いと言うことか?ハレは当然やめるわけもなく、ぐっと力を込め…   一気に突っ込んだ。   グゥの体が爆ぜるように飛び上がった。   「くあぁぁあ!!」   その瞬間、グゥの中が一気に痙攣、収縮し、ハレ自身を思いっきり締め上げた。     「うぁ…何だこれ…」   「・・・!・・・っ!!!」   グゥは暫く弓のように反り返り、体を痙攣させた。そしてそれが終わるとぐったりとハレに もたれかかってきた。焦点の合わない目で、酸欠の金魚のように口をはくはくさせている。   「…グゥ、イッたのか?」   …暫くの沈黙の後、グゥは首を横に振った。   (ここまで来てまだ負けを認めんか…コノヤロウ)   「そうか、じゃあこのまま続けても大丈夫だな」   その言葉にグゥの顔が恐怖に引きつった。   (負けを認めるまで許してやるもんか…)   ハレはまた大きくグゥを突き始めた。   「いぎゃあ!ハ、ハレ待って…ぇ!」   「イッてないんだろ?じゃあこれくらい余裕だよな!」   ハレは腰を激しく動かしつつ、まだグゥのおしりに入ったままの中指をぐりぐり動かした。   「あぁぁぁあああぁぁぁ!!らめ…もうらめらからぁ!!ひんゃうぅ!やめへぇええ!」   完全にろれつが回っていない。グゥの中も断続的に痙攣を繰り返し、どうやら連続で イっているようだ。   一気にきつくなったグゥの中はさっきと比べ物にならないほど気持ちよく、ハレもそろそろ 限界となってきた。   「うぁぁあああああ!ひんじゃうう亜jklsん絵cqッ喰え尾ppc@f」   すごい勢いでイキ狂っているグゥに向かってハレはフィニッシュの言葉を発した。   「くっ…グゥ!出すぞ!中にだすぞ!」   「いひぁぁああああああ!」   かつてない射精感。そしてグゥの中にものすごい量の精液が流れ込むのがわかった。   「・・・・・っ!」   「・・ッ!!・・・・・・・!」   二人の体は同時に硬直し、そして暫く後、同時に脱力した。   「はぁ・・・はぁ・・・」   「あ・・・へぁ・・・」   ハレは軽く白目をむいているグゥから自身を引き抜いた。一拍置いてグゥの中から 白い粘液が溢れ出した。   (やってやった…)   「はは、グゥ、すごいイき方だったな」   ハレがそう言うとグゥは顔に手を当て、すすり泣きを始めた。   (勝った…グゥに、勝った…)   「まぁこれに懲りたらもう俺をいじめたりは…」   ハレはそう言いかけて窓の外を見た。   そして血を凍らせた。   「・・・あ」   いつの間に帰ってきたのか、ウェダとレベッカがそこにいた…   レベッカは察したようなニヤニヤ笑いで、ウェダは顔を引きつらせて息子を睨みつけていた。   「ハレ…あんた一体…」   (うぎゃーーーーーーーーーー!!!!!まさか見られてたーーーーー!!!)   「え、いや、母さん、あの、違うんだよ、これはグゥが…」   「ウェダーーーーー!!(泣)」   後ろからグゥが(営業顔で)ウェダへと駆けていき、飛びついて大粒の涙をこぼし始めた。   「ハレが…ハレがぁッ…!!」   「よしよし、グゥちゃん、ハレに襲われたのね?」   グゥは大きく頷いた。   「ちげーーだろ!グゥ!襲ってきたのはそっち!俺は悪くないだろ!」   「見ている限りではそう言う感じじゃなかったわねぇ…」   (どのへんから見てたんだチクショーーー!死にてーーーー!!)   するとグゥが肩越しにハレに視線を投げかけた。その顔はさっきまでの弱々しいグゥではなく、 普段と変わりないあのしたり顔だった。   ハレは全てを理解した。さっきまでのグゥは…この状況に導くための…   「グ…グゥ…まさかお前…全部…演…」   グゥはいつものとおり口元を吊り上げた。その表情はこう語っていた。   『ハレごときが本当にグゥを手玉に取れると思っていたのか…?』      ハレはがっくりと床にくず折れ、己の愚かさを呪った。

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