概要

京東本線東京口では、輸送力が常に不足気味である。それはその筈、3ドア車と4ドア車が複線で行きかっていることが要因である。路線面では解消へ向けて新設路線(3ドア車はこの路線を通る)やホーム長延長などの工事が着々と始まっているが、車両面はいまだにこうした動きがなかった。
現行の207系と321系はベース車両の都合上7両編成しかなく、東京口において、7両編成では輸送力が足りなさ過ぎた。そのため、拡張工事が完成した2016年頃からは2編成併結運用に移行するほどである。
これでは、車両不足に陥る可能性が生じる。そのため、新たに独自の車両を製造するに至ったのである。KR301系に続き、K-Trainベースで製造することが決定されている。
スピード重視なKR301系とは異なり、完全に通勤型に特化した性能となり、最高速も130km/hに抑えられている。編成の幅もより柔軟な構成が可能となっており、貫通で14両編成での組成も可能となっている。
2020年度以降は他社譲渡・ベース車両を置き換えるべく増備を始める予定であったが次世代の新型車両であるKR305系307系導入決定で増備規模が縮小された。

車両データ

最高時速 130km/h
設計最高時速 160km/h
常用加速度 4.5km/h
常用減速度 6.5km/h
電気方式 直流1500V
総出力 400kW×6=2400kW
最終更新:2020年02月24日 10:32