牢獄の剣士(Ⅱ)――夢想歌――(後編) ◆0Ni2nXIjdw


これが、舞と桑古木の差。
プロだから素人に対して余裕が生まれるとか、傲慢に舐めてかかるとか、そういう話ではなく。
隙を見せてなお、絶対に埋まらない力の差があってこそ、素人とプロの違い。
僅か二日の非日常の住人とは次元が違う。そんな世界で、桑古木はずっと勝ってきた。勝つしか、護れる術を知らなかった。

斬られた部分は制限の解けたキュレイの前では無力。
不完全とはいえ、桑古木を殺すには頭を破壊して脳を潰すか、心臓を取り出して潰すしかない。
だから桑古木は急所を確実に守るだけでよかった。あとは、時間が勝手に直してくれる。
所見の相手、キュレイの力を知らない者は確実な致命傷を与えたところで油断する。
その隙を突いて、桑古木は戦ってきた。今の戦いも、そして17年もの長い年月を。

「……鳳1より、本部」
『こちら本部。何があったの?』
「いや、気にしないでくれ。少し八つ当たりをされただけだ……ちょっと血が足りないが、問題ない」

さっさと帰りたい、と桑古木は思う。
まあ、帰還したら鷹野の癇癪を起こした姿が待っていると思うと、二の足を踏んでしまうのも事実だが。

「それでヒエン、俺はどうやって帰ればいい? 鷹野に教えてもらったんだが、廃坑へのルートには行けないんだ」
『……分かった。行きと同じようにしよう。もう少し待っていてくれ。自分から話してみる』

誰に、とは聞かなかった。
多分、テレポートが使える『あの人』とやらに違いないのだが……まあ、桑古木には関係ない。
兎にも角にも、ここからは離れよう。
これ以上の面倒事はゴメンだ、と言いたげに踵を返して。

そして、自分のズボンの裾を掴まれていることに気づいた。



     ◇     ◇     ◇     ◇



舞の心情世界はまさに監獄だった。
自分は牢屋に閉じ込められ、鎖で繋がれている。鏡があるだけの小さな世界。
外は真っ暗だが、誰かの視線を感じる。
考えるまでもなく、舞には分かっていた。今まで自分が殺してきた人間たちだ。

犯した罪の報いを受けよ、と怨嗟の声が聞こえるような気がした。
まったくその通りかもしれない、と舞は思う。そんな諦めの言葉が心の中を支配していた。

(……………………)

もう、疲れていた。
立ち上がりたくなかった。
佐祐理は生き返らないし、自分の体はどうしたことか動かない。
ここが終焉だ。
ここで生き延びたとしても、一度砕かれた自信は戻らない。

敗北してはいけなかったのに。
折れてしまってはいけなかったのに。

(ごめん、佐祐理……)

剣士の少女は牢獄に繋がれたまま。
ここで果てる運命だと知った。もう、何をしても無駄だと……さっきまでの気概も砕かれた。
ギリギリの空元気も不発に終わった。

このまま、牢獄の中で大人しくしていよう。
絶望した。有りのままに、何もかもを受け入れよう。そんな自暴自棄が体に染み込んでいった。
そんなとき。


ドガンッ!!


(え……?)

心象世界たる牢獄の柵、暗闇へと続く壁が……砕かれた。
座り込んでしまっていた舞は頭を上げる。ここは自分の心の世界、誰も登場するはずがないのに。

見上げた先、そこには真っ黒な顔ナシがいた。
両手にはトンファーのようなものを持っている。それは、かつて……自分が初めて殺した男のシルエットだった。
牢獄が崩壊した。信じられない顔つきのまま、座り込んだままだった。

(……どう、して?)

―――――キミヲ、タスケタイ―――――

その直後、二人目の顔ナシが現れる。
そいつは黒いシルエットの中でも金色の髪だけは健在で、座り込む舞を無理やり引っ張って立ち上がらせる。
繋がれていた鎖があったはずだった。
続いて現れたのは二人のシルエット。片方は平凡な青年のようなもので、もう片方は着物を着ていた。

(何、してる……? 皆、みんな私が殺したのに)

―――――アルケ―――――

鎖が、着物の男が持っていた鉄扇で破壊される。
自由の身になった。心象世界で私は牢獄から解放された。
だけど、その中から動き出すことはない。暗闇の向こう側が怖くて、歩けない。

(こんなことしても、私は自分のやり方を選ぶ。今更、改心するつもりなんてない、今更道を変えたりしない!)

―――――ナラ、ワレワレも、ジブンノヤリカタヲ、エラブダケダ―――――

叫ぶ声が無視される。
眼前に広がるのは暗闇。後ろには元の牢獄が待っている。
舞の背中を、三人目の顔ナシが勢いよく押した。
そのまま暗闇へと放り出される。その世界の中でなお、舞は一人ではなかった。

ことり、千影、そして美凪。
三人が怯える舞の手を引っ張って暗闇を歩く。光に向かって歩いていく。
ことりが歌を聞かせてくれた。
千影と美凪がそれに続く。誰かを送るコーラスのように。綺麗な旋律が流れていく。

そんな、そんな夢を見ていた。



     ◇     ◇     ◇     ◇



「……無駄だ、止めとけ」
「っ……っ……っ……」

気づけば、桑古木のズボンの裾を掴んでいた。
気絶していたわけじゃない。ただ、体が動かないだけだった。
だから桑古木の会話も聞こえていたし、自分が今何をやっているかも分かっていた。

「体、指一本を動かすのだってギリギリだろ。後頭部攻撃ってのはそんな類だ。精神論じゃない、そういうものなんだ」

聞こえない。

「どんなに鍛えても鍛えられない箇所がある。それが急所で……お前はそこに一撃をもらった」

聞くつもりもない。
一瞬生まれた諦めを飲み込んだ。

「もう俺も後がない。今度、失敗でもしたら、全部水の泡になる。だからこんな反則技だって使う」

装備を確認する。
銃は手を離れているし、何より弾切れになってしまってる。『存在』も弾き飛ばされていた。
たった一瞬の夢、都合のいい夢想。
それを思い出していた。なんて今更、なんて都合の良い。

「もう、俺は手加減しないぞ。本来ならご法度だが、離さなければ殺す。……離せ」

思わず、舞は薄い感情ながら……ほんの少しだけ、笑った。
小さく笑えるほど、世界は変わっていた。

「今頃になって……こんなことしてまで……」
「うん?」

手を離した。
それでいい、と桑古木が目を細め……そして驚愕に見開いた。

「皆の力も友情も、受け取る資格なんて……ある筈がないのに。そんな自分勝手は……百も承知なのに」
「なっ……これ、は……なんだ?」

空間が歪む。
桑古木が一歩、下がった。目の前の光景の異常に警戒するしかなかった。


「私はまだ……救いが欲しかったみたい」


魔物。
舞の命を削る切り札。


「「「「亞亞亞亞亞亞亞亞亞亞亞亞!!!!!!」」」」


唸り声、意思のある獣たちの咆哮が夜の闇で吼える。
数は1、2、3……7体。
どうやらこれがリミット。これ以上の数となると、それは確実に自分の命を差し出すことになりそうだ。

「……廃坑から鷹野たちのいる場所に行けるのは本当?」
「ぐっ……」
「なら、これから逢いに行く……私の弱さが見せた、あの有り得ない夢想歌を……もう一度だけ、力に変えて」

魔物の内の一体が、動けない舞を背中に乗せる。
そして残りの6体は主を護るために……いや、敵を屠るために、一斉に桑古木へと飛び掛った。

「「「「亞亞亞亞亞亞亞亞亞亞亞亞ーー!!!!」」」」
「うっ……ぐ、ぉぉぉぉおおおおおおおおおおっ!!!!!」

手には『誓い』とマナ結晶。
それらをディフェンスにまわして猛攻に耐える。隙を見て、距離を取ろうとする。

「アイス―――――!」

ここが、決着の分岐点。
舞は魔物の力を借りて移動し、震える指で『存在』を握る。
目標は当然、桑古木。僅か数秒の時間を奪えればいい。それだけで、それで十分すぎる。

「バニッシャーーーーーーッ!!!」

氷の牢獄が桑古木を捕らえる。
男は死神の姿を確かに幻視した。
透明な腕が全方位から命を絶たんと襲い掛かる。
動けない。
氷の魔力を打ち破るまで、数秒。たったそれだけの時間、桑古木は何も出来なかったのだ。

「ふざけるな……」

桑古木が敗北することは、彼が護りたかった人を危険に晒すことと同意。
まだ答えを得ていない。武の答え、それとも瑞穂の答えか。
どちらも聞いていない以上、くれてやるものは何一つだって……ない。ある筈がない。

ココを護りたい。
そのために人を捨てた、仲間も売った、どうしようもない悪魔になった。
そうしてまで進んできた道が。
こんなところで閉ざされるわけにはいかない。閉ざされていいはずがない。


「俺はぁぁあ、負けられないんだぁぁぁあああああああああっ!!!!!」


その叫びも虚しいまま。
桑古木がいた空間を切り裂き、貫き、破壊し尽くした。



     ◇     ◇     ◇     ◇



「…………」

全てが終わった後、舞は一人でため息をついた。
魔物たちは自分を近場の博物館まで運ぶと、幻のように姿を消していった。
どうして魔物の統制がうまくなったのかは分からないが、それでもそんなことを考える暇はなかった。

「……逃げられた」

魔物たちが裂いた空間の先には、何もなかった。
あるはずの男の死体がなかった。つまり、逃げられた……会場で見せられたテレポートの類だろう、と舞は思う。
いや、確かに桑古木の命を救ったのはタイミングの良いテレポートだ。
だけど若干のタイムラグがあった。それは一秒にも満たない時間だったが、男の胸を裂くには十分すぎる時間だったはずだった。

あの男は僅か一秒で。
氷の牢獄を『誓い』の力で破壊し、魔物の全方向からの攻撃を防いで見せたのだ。
絶対の意志の強さが運命を決めるというのなら、桑古木はその意志で強引に自分の死ぬ未来を引っ繰り返した。

「…………疲れた」

ごめん、と夢の中の住人たちに謝る。
結局のところ、舞は道を変えられない。佐祐理を救うためなら、鷹野の説得次第で戻ってしまうだろう。
なんで彼らに救われたのかは知らない。かつての約束を果たされたのか、それも分からない。
だけどもしも、改心を期待していたというのなら……多分、自分は期待に添えることは出来ないのだろう。

いずれ、あの壊された牢獄に戻ってくる。
だから自由になった今だけは、主催者を敵と認識しよう。それが精一杯の譲歩。
そして佐祐理を救う算段が立てば、彼らが命賭けで護ってきた人たちを殺しに行く。

「ごめん……私は、頑固で、自分勝手で……何考えてるのか、分からないような人間だから……」

かつて誰かが、そんなことを叫んでいたような気がした。
佐祐理のために忘れてしまった男の子。死んでしまった後も、薄情な自分は悲しむことすらしなかった。
思えば、彼は助けに来てくれなかった。
違う、あの心象世界には佐祐理と彼だけが現れなかった。……きっと、怒っているのかも知れない。

ただ、あの暗闇の向こう側。
光の差し込む世界で、誰かに手を差し伸べられていた。

―――――けど、俺も佐祐理さんも、そんなお前が好きなんだぞ。

「……だけど、貰った借りは返すから」

美凪のハンカチを、握り締める。
他の参加者たちと協力する、という気はない。受け入れられるはずがないし、そうする気もない。
ただ今だけ、標的が参加者から主催者に代わるだけ。
ほんの一瞬、数時間だけの暴挙。

鷹野と直接、実際に相対するまで説得は受けない。
ただ声だけの虚偽などもうたくさんだ。直々に逢って話をするしかない。
だからそれまでの間……舞は修羅として殺し尽くす標的を変えた。

そういえば弾丸も尽きていたんだったか。
期待薄かもしれないが、この博物館を捜索してみよう。
でも、それは後で……今はもう少しだけ、体を休めよう。舞は静かに目を瞑りながら、息を整える。

もう少し夢が見れないかな、と。
そんな期待を胸に秘めたまま、月下の下、川澄舞は意識を失った。


【D-3 博物館/2日目 夜】


【川澄舞@Kanon】
【装備:永遠神剣第七位"存在"@永遠のアセリア-この大地の果てで-、学校指定制服(かなり短くなっています)】
【所持品:支給品一式、ブラウニング M2 “キャリバー.50”(ベルト給弾式、残弾0)、ハンドアックス(長さは40cmほど)、草刈り鎌、ニューナンブM60(.38スペシャル弾0/5)、美凪のハンカチ】
【状態:決意、疲労大、右目喪失(止血済み)、肋骨にひび、腹部に痣、肩に刺し傷(止血済。痛いが普通に動かせる)、太腿に切り傷(止血済。痛いが普通に動かせる)、脇腹に被弾、"痣"の浸食(現在身体の40%)、魔力残量15%】
【思考・行動】
基本方針:鷹野の本拠地へと移動する。
0:博物館で体力の回復。
1:動けるようになったら、廃坑を探索する。
2:佐祐理を救う算段が立つまでの間、主催者を敵と見なして戦う。
3:他の参加者と協力する気はないし、襲ってくるなら応戦する。
4:鷹野と直接会うまでは、説得に応じない。
5:武器を期待して博物館を捜索する。


【備考】
※永遠神剣第七位"存在"
 アセリア・ブルースピリットが元の持ち主。両刃の大剣。
 魔力を持つ者は水の力を行使できる。舞は神剣の力を使用可能。
 アイスバニッシャー…氷の牢獄を展開させ、相手を数秒間閉じ込める。人が対象ならさらに短くなる。
 ウォーターシールド…水の壁を作り出し、敵の攻撃を受け止める。
 フローズンアーマー…周囲の温度を急激に低下させ、水分を凍結させ鎧とする。
 他のスキルの運用については不明。
※永遠神剣の反応を探る範囲はネリネより大分狭いです。同じエリアにいればもしかしたら、程度。
※<<魔物>>
 制限によって禁止されていた魔物を生み出す力が、枯れない桜の力の減少によって使用可能になっています。
 呼び出す対価として魔物がやられる度に舞は生命力を失います。




「た、隊長っ……すぐに救護室へっ!」
「どけどけ、急患だっ! 隊長を通せ、急げ……」
「慌てるなっ!!!」

テレポートで帰還するなり、桑古木の傷を見た山狗の隊員たちが慌てふためく。
右肩から腹までバッサリな斬撃は致命傷だし、魔物の猛攻を受け止めた左腕は有り得ない方向に曲がっていた。
士気の低下を心配した桑古木は、元気だった頃と同じような怒号で答えた。

「この程度、三時間程度で直る。優とヒエンを呼んで来い、今すぐに!」
「は、はい!」

やがて数分もしないうちに二人が駆けてくる。
その傷を見てヒエンは顔色を真っ青にしたが、優は比較的冷静に桑古木の肩を掴んだ。

「救護室に運ぶわよ、いいわね?」
「ああ」
「ヒエンは先に行って。救護室で医療用具の準備を指揮してきて。包帯と三角巾さえあればいいわ」
「……し、承知した」

走っていくヒエンの背中を見送りながら、優は尋ねる。
何があったのか、とは聞かなかった。
そんな些細なことはどうでもいい。問題は彼の意思、彼自身の力はまだ失われていないのか。

「まだ、戦える?」
「当然だ」

間髪いれずに答えた。
それが桑古木の意志だった。決して、どんなことがあろうと折れない一途な想いだった。
あまりにも一瞬の答え、呆気なさ過ぎて……優は笑った。

「そう・・・なら、私も戦うわ」

優の懐には一丁の拳銃、ベレッタM1951……そしてもう一つ、S&W M500という名のリボルバー。
キュレイの腕力を持ってすれば、二挺拳銃など容易かった。身体能力だけを見れば、並の成人男性を遥かに超える。
それは桑古木にすれば意表を突かれることだった。そんな選択を優はした。
まだ、迷っていたはずだった。武の件を考えれば当然だと思ったし、彼は彼女の行動を容認していた。

ただ、さすがに裏切りの可能性を聞いたときは問い詰めたものだ。
優が裏切るとなれば、次の疑いは自分にかかってくる。そうなれば子供たちの身が……ココが危ないのだから。
結局、時間がなくて答えを聞くことは出来なかった。
そのときの答えを問いかけるように、静かに桑古木は尋ねた。後悔はしないのか、と。

「……いいのか?」
「ええ、いい加減に目を覚まさないとね。私は……少し寄り道が過ぎたのよ」

桑古木はココのために何もかも捨てた、その覚悟を見せた、意志の力を示した。
その想いは優も持っている。自分の最愛の娘を護るために、ずっとそうしてきた。桑古木と共に泥を舐めてきた。
自分の全て。
娘は自分の妹にして、自分自身。その想いは誰にも負けない、負けるはずがない。

たとえ、それが桑古木が相手であっても。
彼がココを想う気持ちに、優が娘を想う気持ちが負けてしまう、なんてことはさせない。

「本当に大切なものは……強い意志で護る、護り通さないと……いけないのよね」
「そう……だな」
「だから戦うわ。私たちは地獄に落ちる。桑古木一人だけを地獄に突き落とすわけにはいかないしね」

クッ、と桑古木は笑った。
そんな地獄の道連れを名乗り出た女の言葉が可笑しかった。
そうだった、この女は自分のパートナーだったのだ。そんなことを思って、桑古木は痛快に笑った。

やがて救護室に辿り着く。
優は山狗の一人に桑古木を預けると、手際よく治療の用意を始める。
体を見ると、キュレイが全力を持って傷を塞ごうとしていた。逆流する血を見ていると、自分が化け物だと実感する。

「そういえば、桑古木」

診療台に横たわる桑古木に話しかけたのは、ヒエンだ。
少し離れたところから治療の邪魔をしないようにして、ゆっくりと情報を伝えていく。

「電波塔が破壊された。それと『あの方』に聞いたのだが……どうやらハウエンクア、まだ生きているらしい」
「……そうか。よく無事でいたな、あいつ」
「自力で脱出できないらしいのだが」

そうなるとインゼル・ヌルに置いてきぼりということになる。
あれから二時間は立っている。いい加減、空気の関係もあって限界のような気がした。
まあ、まだ生きている以上、空気は大丈夫なんだろうと漠然と思っただけだった。

「もう少ししたらハウエンクアもテレポートで帰還するはずだ。……奴らは、来るか?」
「ああ、間違いなくな」

そうか、とヒエンが溜息をつく。
それで会話は終わった。ヒエンは救護室から退出する。
複雑な表情、それはヒエンに残った良心か……それとも武士としての誇りなのか。

(やはり、この手で倒さなくてはいけないのか)

ヒエンは歩く、アヴ・カムゥを収納している場所へと。
命じられればすぐに動けるように。
こうなれば手加減は無用。この手で、引導を渡してやるのがせめてもの情けだった。

激突は近かった。
もう間もなく、最後の戦いが始まろうとしていた。



【LeMU 地下二階、救護室/二日目 夜】


【桑古木涼権@Ever17 -the out of infinity-】
【装備:永遠神剣第五位『誓い』】
【所持品:ベレッタM92F(9mmパラベラム弾15/15+1)、ベレッタの予備マガジン×2、マナ結晶(マナ残量45%)、通信機】
【状態:肉体疲労大、両腕に軽い火傷、肩に斬撃、左腕骨折】
【思考・行動】
0:治療し、次の戦いに備える。
1:電波塔での出来事を鷹野に伝える。
2:武に伝言が伝わる事を期待。
3:アセリア、舞を危険視。

【備考】
※『誓い』にはヒビが入っています。(その内直ります)
※『誓い』の意思は消滅しました。(今日子仲間時の『空虚』と同じ状態です)
※『誓い』とマナ結晶の併用で、身体能力強化と中レベルのディフェンススキルが使用可です。
※三時間~四時間ほどで大体の傷が完治します。


【田中優美清春香菜@Ever17 -the out of infinity-】
【装備:ベレッタM1951(8/8)+1、S&W M500(5/5)】
【所持品:ベレッタの予備マガジン×2、S&W M500の予備弾20】
【状態:健康、強い決意】
【思考・行動】
1:桑古木の治療。
2:戦う決意、参加者を迎え撃つ。


【ヒエン@うたわれるもの 散りゆくものへの子守唄】
【装備:なし】
【所持品:なし】
【状態:健康、参加者への強い警戒】
【思考・行動】
1:契約に従い、ゲームを遂行する。
2:ハウエンクアを心配。
3:戦闘準備を開始する。


207:牢獄の剣士(Ⅱ)――夢想歌――(前編) 投下順に読む 208:機神胎動
207:牢獄の剣士(Ⅱ)――夢想歌――(前編) 時系列順に読む 208:機神胎動
207:牢獄の剣士(Ⅱ)――夢想歌――(前編) 川澄舞 210:We Survive(前編)
207:牢獄の剣士(Ⅱ)――夢想歌――(前編) 桑古木涼権 211:戦いの鐘は二度鳴った(前編)
207:牢獄の剣士(Ⅱ)――夢想歌――(前編) ヒエン 211:(前編)?
207:牢獄の剣士(Ⅱ)――夢想歌――(前編) 田中優美清春香菜 211:宮小路瑞穂/鏑木瑞穂(前編)







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