歯車二つ(後編) ◆4JreXf579k
圭一たちが気付いたときにはすでに武は剣から手を離し、濁った瞳であらぬ方向を見据えたままひたすら喉を掻き毟っていた。
それは奇跡といっても良い状況だった。
H173の進行を阻むキュレイウイルスの僅かな抵抗。
それが武の信じる心を一時的に取り戻したのだ。
体の外部へとあふれ出る殺意と狂気を無理やり体内に押しとどめることによって今の状況が造りだされているのだ
それは奇跡といっても良い状況だった。
H173の進行を阻むキュレイウイルスの僅かな抵抗。
それが武の信じる心を一時的に取り戻したのだ。
体の外部へとあふれ出る殺意と狂気を無理やり体内に押しとどめることによって今の状況が造りだされているのだ
しかし、傍から見ている圭一たちにとってはそんなこと知るはずもない。
あまりにも異常な光景、まるで危ないクスリでもキメたような武の姿に圭一たちはただただ圧倒されるばかり。
だがその中で沙羅だけは武の一挙手一投足を注意深く見ていた。
武の動き、武の状態、それらが何故か沙羅の頭の中にある何かを連想させるのだ。
あまりにも異常な光景、まるで危ないクスリでもキメたような武の姿に圭一たちはただただ圧倒されるばかり。
だがその中で沙羅だけは武の一挙手一投足を注意深く見ていた。
武の動き、武の状態、それらが何故か沙羅の頭の中にある何かを連想させるのだ。
「もしかして……H173!?」
「H173って……沙羅ちゃんが言っていたあの?」
「H173って……沙羅ちゃんが言っていたあの?」
よく考えれば武の行動は沙羅の持っているフロッピーディスクに記されていた情報とほぼ完全に一致するではないか。
喉を掻き毟るという行為なんかはフロッピーに書いてあった症状そのものだ。
騙すという言葉にやたらと敏感に反応していたのも人が信じられなくなるという症状に当てはまる。
しかも、あのとき武が出て行ったときも沙羅と美凪は丁度H173の話をしていたのだ。
喉を掻き毟るという行為なんかはフロッピーに書いてあった症状そのものだ。
騙すという言葉にやたらと敏感に反応していたのも人が信じられなくなるという症状に当てはまる。
しかも、あのとき武が出て行ったときも沙羅と美凪は丁度H173の話をしていたのだ。
「何だよ、H173って?」
あの時寝ていた圭一が疑問を口にする。
沙羅は何故あのときに武の行動と言葉から彼の異常を察知してあげられなかったのだろうか、と後悔した。
人が信じられなくなるという荒唐無稽な内容をフロッピーの情報を見た自身が信じていなかったせいで今こんな事態になっている。
鷹野三四の使う超常現象の数々を目の当たりにしていながらどうしてこの情報は信じなかったのだろう。
もっと早くに気付くべきだったのだ。
主催者鷹野三四があり得ない現象の数々を引き起こしている以上、あり得ない情報、事象など無い、ということを。
人が信じられなくなるという荒唐無稽な内容をフロッピーの情報を見た自身が信じていなかったせいで今こんな事態になっている。
鷹野三四の使う超常現象の数々を目の当たりにしていながらどうしてこの情報は信じなかったのだろう。
もっと早くに気付くべきだったのだ。
主催者鷹野三四があり得ない現象の数々を引き起こしている以上、あり得ない情報、事象など無い、ということを。
「説明する暇は無いわ。 とりあえず武を抑えて!」
「お、おう! 分かった!」
「お、おう! 分かった!」
武を取り押さえることを圭一に命令して沙羅は地面に落ちていた武器とデイパックを回収していた。
沙羅は自分のデイパックの中身を開けて目当ての品を取り出した。
フロッピーディスク、これがあれば、今一度このディスクの中身を見れば、武が治る方法が見つかるかもしれない。
C120を打てば症状は緩和するとデータ内には記されてあった。
C120がいかなるものか、H173についての基本的情報ももう一度調べなおす必要がある。
沙羅は自分のデイパックの中身を開けて目当ての品を取り出した。
フロッピーディスク、これがあれば、今一度このディスクの中身を見れば、武が治る方法が見つかるかもしれない。
C120を打てば症状は緩和するとデータ内には記されてあった。
C120がいかなるものか、H173についての基本的情報ももう一度調べなおす必要がある。
だが武を如何に納得させて連れて行くかが問題だ。
H173は人の言うことが信じられなくなるという恐ろしい症状がある。
ならば黙ってついて来いなどと言ったところで大人しくついてきてくれる可能性は薄い。
少々手荒だが気絶させて移動するという方法もありだろう。
H173は人の言うことが信じられなくなるという恐ろしい症状がある。
ならば黙ってついて来いなどと言ったところで大人しくついてきてくれる可能性は薄い。
少々手荒だが気絶させて移動するという方法もありだろう。
丁度武は武器を落としてしまい、圭一と美凪の二人がかりで押さえ込んでいる。
後は武の後ろに回り込んで後頭部に強めの打撃を与えれば気絶させられるかもしれない。
慎重に、気付かれないように武の後ろに回り込む。
足音を消し、忍び足でゆっくりと近づく。
沙羅が持っていた剣を強く握り締め武の後頭部に振り下ろそうとした次の瞬間、銃声が一帯に響いた。
後は武の後ろに回り込んで後頭部に強めの打撃を与えれば気絶させられるかもしれない。
慎重に、気付かれないように武の後ろに回り込む。
足音を消し、忍び足でゆっくりと近づく。
沙羅が持っていた剣を強く握り締め武の後頭部に振り下ろそうとした次の瞬間、銃声が一帯に響いた。
銃声は沙羅の遥か後方から聞こえてきた。
その場にいた全員が銃声の中心地点に目をやると、そこには巫女装束に銃というアンバランスな武装と衣装を身に着けた女がいた。
水色の髪の毛と真っ赤な夕日に映える巫女装束を身に着けた少女は佐藤良美。
元仲間同士を戦わせるという非情な行為を思いついた張本人である。
武の活躍を期待して入手したオペラグラスを使って遠くから監視していたのだが、武の余りの不甲斐なさに自身も戦闘に介入することを決定したのである。
その場にいた全員が銃声の中心地点に目をやると、そこには巫女装束に銃というアンバランスな武装と衣装を身に着けた女がいた。
水色の髪の毛と真っ赤な夕日に映える巫女装束を身に着けた少女は佐藤良美。
元仲間同士を戦わせるという非情な行為を思いついた張本人である。
武の活躍を期待して入手したオペラグラスを使って遠くから監視していたのだが、武の余りの不甲斐なさに自身も戦闘に介入することを決定したのである。
「また会ったね、圭一君」
「佐藤さん……」
「佐藤さん……」
圭一の力が抜ける。
武が美凪も振りほどいて自身の武器を回収した後走り出した。
圭一たちの元へ? ――否。佐藤良美の方へである。
圭一は目の前の光景が認められなかった。
小町つぐみを助けるために圭一たちを殺すという武の話を聞いてなかったわけではない。
でも、それでも圭一は武のことをを信じていた。
きっと武は自分達の元へ帰ってきてくれると。
お互いの背中を守りあって戦ったあのときが戻ってくるとなんの確証もなく思い込んでいた。
だが、その現実は自分が思い描いていた光景とは正反対の絵を映し出していた。
佐藤良美の横に並んで改めてこちらの方へ走ってくる倉成武。
かつて仲間として戦った戦友が今度は憎き宿敵とともに現れた。
敵として。
武が美凪も振りほどいて自身の武器を回収した後走り出した。
圭一たちの元へ? ――否。佐藤良美の方へである。
圭一は目の前の光景が認められなかった。
小町つぐみを助けるために圭一たちを殺すという武の話を聞いてなかったわけではない。
でも、それでも圭一は武のことをを信じていた。
きっと武は自分達の元へ帰ってきてくれると。
お互いの背中を守りあって戦ったあのときが戻ってくるとなんの確証もなく思い込んでいた。
だが、その現実は自分が思い描いていた光景とは正反対の絵を映し出していた。
佐藤良美の横に並んで改めてこちらの方へ走ってくる倉成武。
かつて仲間として戦った戦友が今度は憎き宿敵とともに現れた。
敵として。
「嘘だろう。 武さん……」
「前原さん、ここは逃げましょう」
「前原さん、ここは逃げましょう」
呆然としていた圭一の意識を美凪の一言が現実に引き戻す。
人数はこちらの方が勝っているとはいえ、相手はあの佐藤良美と倉成武。
両者の身体能力の凄さはあるときは友として、またあるときは敵として戦った圭一が一番よく知っている。
それにくらべてこちらはいたって平均レベルの人間ばかりだ。
間違いなく一人分の人数の差などものともせずに攻めてくるだろう。
人数はこちらの方が勝っているとはいえ、相手はあの佐藤良美と倉成武。
両者の身体能力の凄さはあるときは友として、またあるときは敵として戦った圭一が一番よく知っている。
それにくらべてこちらはいたって平均レベルの人間ばかりだ。
間違いなく一人分の人数の差などものともせずに攻めてくるだろう。
「けど! 武さんが!」
「武は今は説得できないわ!」
「武は今は説得できないわ!」
H173のせいで狂気のままに動いている武は攻撃できないし、説得も出来ない。
しかし、向こうは気兼ねなくこちらを攻撃してくるのだ。
佐藤良美が向こうの戦列に加わった今、殺さないように上手く気絶させることは難しい。
悔しいがここは撤退するしかないのだ。
しかし、向こうは気兼ねなくこちらを攻撃してくるのだ。
佐藤良美が向こうの戦列に加わった今、殺さないように上手く気絶させることは難しい。
悔しいがここは撤退するしかないのだ。
食い下がる圭一を説得して救急車へと押し込むと、美凪は残った一発の手榴弾を投げる。
上手く良美らの手前に落ちたそれは美凪の目的どおり正確に足止めの役割を果たしてくれた。
茜色の空に響く爆発音と閃光。
続く沙羅の銃の牽制射撃。
爆発が収まり再び武と良美が走り出そうとしたときは既に三人とも救急車に乗り込み急発進させていた。
上手く良美らの手前に落ちたそれは美凪の目的どおり正確に足止めの役割を果たしてくれた。
茜色の空に響く爆発音と閃光。
続く沙羅の銃の牽制射撃。
爆発が収まり再び武と良美が走り出そうとしたときは既に三人とも救急車に乗り込み急発進させていた。
「武さん!」
「圭一!」
「圭一!」
窓から顔を出した圭一と車に向かってくる武が互いの名前を呼び合う。
「必ず助ける!」
「必ず殺してやる!」
「圭一! 危ないから窓から顔を出さないで!」
「必ず殺してやる!」
「圭一! 危ないから窓から顔を出さないで!」
最後の悪あがきに良美が銃を何発か撃ってきたが車体にも当たることなく無駄な消費となる。
二人の姿が完全に見えなくなってから圭一たちはようやく安心することが出来た。
といっても運転している沙羅は明確な目的地があるかのように進路をある一方に定めていた。
二人の姿が完全に見えなくなってから圭一たちはようやく安心することが出来た。
といっても運転している沙羅は明確な目的地があるかのように進路をある一方に定めていた。
「何処に行ってるんだ?」
「図書館よ、あそこにはパソコンから本まで色々あるわ。 そこでもう一度フロッピーを調べる」
「H173について調べるんですね?」
「そうよ、フロッピー以外にも図書館の蔵書の中にH173に関しての記述がある本もあるかもしれないわ」
「武さんが治る方法が書いてあるのか?」
「それを今から調べに行くのよ」
「図書館よ、あそこにはパソコンから本まで色々あるわ。 そこでもう一度フロッピーを調べる」
「H173について調べるんですね?」
「そうよ、フロッピー以外にも図書館の蔵書の中にH173に関しての記述がある本もあるかもしれないわ」
「武さんが治る方法が書いてあるのか?」
「それを今から調べに行くのよ」
沙羅はアクセルを一層強く踏み込み救急車がスピードを上げた。
ふと燃料のメーターをみるともうかなり少なくなっていることに気付いた。
(これは図書館に行くまでギリギリ持つか持たないかね……。 どこかにガソリンスタンドとかあるといいんだけど)
ふと燃料のメーターをみるともうかなり少なくなっていることに気付いた。
(これは図書館に行くまでギリギリ持つか持たないかね……。 どこかにガソリンスタンドとかあるといいんだけど)
◇ ◇ ◇
「やる気あるの? 武さん?」
森の中にある道の上で無くなった銃弾を補充しつつ、良美が問いただす。
遠くからオペラグラスで武の動きはずっと見ていたが無様なものだった。
圭一のバットを弾き飛ばしたあたりのシーンではそれこそ見ていただけの良美も武によくやったと言ってやりたくなった。
だがその後は正直どう贔屓目に見ても合格点はやれないような失敗ばかり。
武のあまりの不甲斐なさに動く気はなかった良美自身までもが戦闘に参加したのだ。
遠くからオペラグラスで武の動きはずっと見ていたが無様なものだった。
圭一のバットを弾き飛ばしたあたりのシーンではそれこそ見ていただけの良美も武によくやったと言ってやりたくなった。
だがその後は正直どう贔屓目に見ても合格点はやれないような失敗ばかり。
武のあまりの不甲斐なさに動く気はなかった良美自身までもが戦闘に参加したのだ。
「それともまだ仲間を殺す決心がつかない?」
だが結局それも失敗して無駄な弾を消費しただけ。
良美はこの人物を自分の駒として利用することを思いついたときはさぞかし名案だと思っていたが、それが間違いだったことを理解した
もう少し様子を見て、使えないようなら処分方法も考えなくてはならないだろうと思考をめぐらせる。
良美はこの人物を自分の駒として利用することを思いついたときはさぞかし名案だと思っていたが、それが間違いだったことを理解した
もう少し様子を見て、使えないようなら処分方法も考えなくてはならないだろうと思考をめぐらせる。
「つぐみさんの命が惜しくないの?」
小町つぐみという倉成武を従わせている絶対的なカードをちらつかせる。
これがある限り倉成武は佐藤良美の操り人形になるしかないのだ。
これがある限り倉成武は佐藤良美の操り人形になるしかないのだ。
「……それがどうした?」
今まで良美に対して沈黙を保ち続けていた武が口を開いた。
しかもその内容はともすれば良美への反逆の意思アリと取られかねない危険な言葉だ。
倉成武は常に佐藤良美のご機嫌伺いをせねばならない存在、そのはず。
飼い犬に手をかまれた気分になり、良美は不快な気分になる。
しかもその内容はともすれば良美への反逆の意思アリと取られかねない危険な言葉だ。
倉成武は常に佐藤良美のご機嫌伺いをせねばならない存在、そのはず。
飼い犬に手をかまれた気分になり、良美は不快な気分になる。
「言葉遣いに気をつけたほうがいいよ? 私の気分一つでつぐみさんの運命は決まるんだから」
躾のなってない犬には主人が誰かを教えるために徹底的に教育する必要がある。
良美は小町つぐみの命という魔法の鎖を倉成武の首にかけた。
良美は小町つぐみの命という魔法の鎖を倉成武の首にかけた。
さあその無礼な態度を改めろ。
佐藤良美の忠実な犬であることを今ここに再度誓え。
佐藤良美の忠実な犬であることを今ここに再度誓え。
「お前に言われなくても圭一たちは俺が殺すさ。 でもな……お前に一つだけ聞きたいことがあるんだ」
「何?」
「何?」
武は先ほどの圭一たちとの邂逅において美凪が言っていた台詞が妙に心に残っていた。
それは本来なら真っ先に良美に聞かねばならないこと。
自身が良美の操り人形に甘んじる為に必要な最低限の情報だ。
何故今の今までそれを聞こうという考えを持たなかったのか武は自身の不明を恥じていた。
良美の返答次第でこの主従関係はすぐにでも絶たれることになるだろう。
良美の返答が武の予想していたものの時のために密かに剣の柄に手をかけていた。
それは本来なら真っ先に良美に聞かねばならないこと。
自身が良美の操り人形に甘んじる為に必要な最低限の情報だ。
何故今の今までそれを聞こうという考えを持たなかったのか武は自身の不明を恥じていた。
良美の返答次第でこの主従関係はすぐにでも絶たれることになるだろう。
良美の返答が武の予想していたものの時のために密かに剣の柄に手をかけていた。
「小町つぐみの外見、服装、髪の色、その他なんでもいい。 お前が知っている小町つぐみに関する情報を教えろ」
次の瞬間、良美の右手に握られた銃が武に狙いをつけ、撃とうとした。
自身の嘘が見破られたことを察してすぐに障害の排除へと行動を移したのである。
自身の嘘が見破られたことを察してすぐに障害の排除へと行動を移したのである。
だが、良美の行動は完全に武の予測の範疇内。
良美よりも先に動いていた武は剣の鞘で良美の手に握られた銃を叩き落し、次の瞬間には鞘から白刃の剣を抜き、良美に切りつける。
完全に良美の行動を呼んだ上に完璧なタイミングで繰り出された永遠神剣『求め』の白い一閃。
体を両断するはずだったその一撃を良美は神がかり的な反射神経をもって避けるが良美の左手の小指だけは逃げられなかった。
鮮血と共に地面に散るは佐藤良美の体の一部だったモノ。
さらなる武の斬撃を良美はデイパックから取り出した刀で受け止めていた。
会心の一撃を避けられ、打つ手を欠いた武が僅かに良美と距離をとる。
小指を切断されたのにも関わらず、良美は痛そうな素振りも見せずに武の方へ不敵な笑みを作った。
良美よりも先に動いていた武は剣の鞘で良美の手に握られた銃を叩き落し、次の瞬間には鞘から白刃の剣を抜き、良美に切りつける。
完全に良美の行動を呼んだ上に完璧なタイミングで繰り出された永遠神剣『求め』の白い一閃。
体を両断するはずだったその一撃を良美は神がかり的な反射神経をもって避けるが良美の左手の小指だけは逃げられなかった。
鮮血と共に地面に散るは佐藤良美の体の一部だったモノ。
さらなる武の斬撃を良美はデイパックから取り出した刀で受け止めていた。
会心の一撃を避けられ、打つ手を欠いた武が僅かに良美と距離をとる。
小指を切断されたのにも関わらず、良美は痛そうな素振りも見せずに武の方へ不敵な笑みを作った。
「やっぱりな、嘘だったか」
「気付くのが遅いよ」
「楽しいか? 人を騙して?」
「悔しかった? こんなに簡単に騙されて」
「減らず口を……」
「気付くのが遅いよ」
「楽しいか? 人を騙して?」
「悔しかった? こんなに簡単に騙されて」
「減らず口を……」
武が正眼の構えを取る。
決してこの女を生かしておくわけにはいかない。
共通のターゲット前原圭一の命を横取りされないように、また、つぐみや他の参加者が生きていく上でもだ。
この女は悪意を撒き散らし、戦いや憎しみの連鎖を生み出す元凶なのだ。
決してこの女を生かしておくわけにはいかない。
共通のターゲット前原圭一の命を横取りされないように、また、つぐみや他の参加者が生きていく上でもだ。
この女は悪意を撒き散らし、戦いや憎しみの連鎖を生み出す元凶なのだ。
「お前はここで俺が殺す」
「できないよ」
「できないよ」
そう言った瞬間、良美はどこか覚束ない動作で残った最後のダイナマイトを取り出し武の方へ投げつける。
森の中へ身を隠して武は爆発をやり過ごし、再度道へと出たときにはすでに良美はかなり遠くまで離れていた。
無論それだけなら追いかける選択肢もあったが先ほどから良美は武の追撃を防ぐようにしきりに銃をこちらの方に撃ちながら逃げていく。
この距離であたるとは思えないが気にせず突き進むのもまた躊躇われる。
銃のような飛び道具を持たない武は良美を結果として逃がすことになった。
小指から流れる血を辿られていくのを防ぐために血の跡も残さないようにしている。
追跡は不可能だろう。
森の中へ身を隠して武は爆発をやり過ごし、再度道へと出たときにはすでに良美はかなり遠くまで離れていた。
無論それだけなら追いかける選択肢もあったが先ほどから良美は武の追撃を防ぐようにしきりに銃をこちらの方に撃ちながら逃げていく。
この距離であたるとは思えないが気にせず突き進むのもまた躊躇われる。
銃のような飛び道具を持たない武は良美を結果として逃がすことになった。
小指から流れる血を辿られていくのを防ぐために血の跡も残さないようにしている。
追跡は不可能だろう。
◇ ◇ ◇
逃げられたか。
指一本落とされても顔色一つ変えずに挑発してきたあの女。
ここでなんとしても良美は殺しておきたかったが、しょうがない。
ならば圭一たちの追跡に移るとしよう。
幸い救急車の向かった方向から奴らの次の目的地は容易に想像できる。
指一本落とされても顔色一つ変えずに挑発してきたあの女。
ここでなんとしても良美は殺しておきたかったが、しょうがない。
ならば圭一たちの追跡に移るとしよう。
幸い救急車の向かった方向から奴らの次の目的地は容易に想像できる。
「なんだこりゃ?」
早速移動を開始しようとするが良美がいた場所のすぐ近くに多くの物が落ちていた。
それは参加者全員につけられている首輪と……何の変哲も無い鍵だ。
その他にも少女の写真が入ったロケットやら帽子やらも落ちている。
多分良美がダイナマイトを取り出す際にデイパックから落としたんだろう。
良美のデイパックに首輪とかが入っていたのは俺も知っている。
こんなもの落としたことに気付かないとは余程焦っていたんだろうか?
それは参加者全員につけられている首輪と……何の変哲も無い鍵だ。
その他にも少女の写真が入ったロケットやら帽子やらも落ちている。
多分良美がダイナマイトを取り出す際にデイパックから落としたんだろう。
良美のデイパックに首輪とかが入っていたのは俺も知っている。
こんなもの落としたことに気付かないとは余程焦っていたんだろうか?
「首輪は貴子のものに違いないが……これはなんだ」
これはなんだという言い方はちょっと語弊が生じる。
鍵、それは何処からどう見ても鍵だ。
鍵の用途は鍵の掛かったものをあけること。
では一般的に鍵がかけられるものとは何なのか。
宝の入った箱、秘密の部屋への入り口、色々ある。
正直個人の私物なのか支給品なのか判断がつかない。
もしこれが支給品ならかなり重要なアイテムである可能性が高い。
鍵、それは何処からどう見ても鍵だ。
鍵の用途は鍵の掛かったものをあけること。
では一般的に鍵がかけられるものとは何なのか。
宝の入った箱、秘密の部屋への入り口、色々ある。
正直個人の私物なのか支給品なのか判断がつかない。
もしこれが支給品ならかなり重要なアイテムである可能性が高い。
「まあ持っていて損はしないだろ」
全部デイパックに放り込んだ。
厳島貴子、この島で俺とつぐみを除いた中で唯一人マトモな人物だった。
彼女は俺がちょっと目を話した隙に殺されてしまった。
俺のせいで死んだといっても過言ではない。
厳島貴子、この島で俺とつぐみを除いた中で唯一人マトモな人物だった。
彼女は俺がちょっと目を話した隙に殺されてしまった。
俺のせいで死んだといっても過言ではない。
「こっちの首輪は大切に扱わせてもらうぜ」
貴子には申し訳ないがこの首輪は俺とつぐみがこの島から生きて脱出するために必要な道具だ。
つぐみに渡せば必ず首輪を外すために役立ててくれる。
貴子への感謝と追悼の意を示すためデイパックから貴子が生前つけていたリボンを取り出し、右手首に巻きつける。
つぐみに渡せば必ず首輪を外すために役立ててくれる。
貴子への感謝と追悼の意を示すためデイパックから貴子が生前つけていたリボンを取り出し、右手首に巻きつける。
みんなで帰るつもりだった。
一人でも多くの人間と共に、だ。
だが貴子のような数少ない良識のある人間はどんどん死んで、圭一や良美のようなやつらしかこの島には残っていなかった。
今度はもう迷わずに*す。
先ほどの戦いでは再び奴らの茶番に惑わされるところだったがもう迷いはしない。
一人でも多くの人間と共に、だ。
だが貴子のような数少ない良識のある人間はどんどん死んで、圭一や良美のようなやつらしかこの島には残っていなかった。
今度はもう迷わずに*す。
先ほどの戦いでは再び奴らの茶番に惑わされるところだったがもう迷いはしない。
貴子の首輪を見た。
首輪を外す方法もここからの脱出方法もみんなで探していくつもりだったが、ここからは俺一人でやるしかないだろう。
まずはこのカメラの中に入ってる使用済みのフィルムを見てみるか。
幸い次の目的地にはカメラのフィルムを現像することもできそうな施設、学校だ。
圭一たちは病院のロビーに志を同じくするものには学校で会おう、という主旨の張り紙をしていた。
車の向かった方向からして圭一が学校へ行く可能性は高い。
首輪を外す方法もここからの脱出方法もみんなで探していくつもりだったが、ここからは俺一人でやるしかないだろう。
まずはこのカメラの中に入ってる使用済みのフィルムを見てみるか。
幸い次の目的地にはカメラのフィルムを現像することもできそうな施設、学校だ。
圭一たちは病院のロビーに志を同じくするものには学校で会おう、という主旨の張り紙をしていた。
車の向かった方向からして圭一が学校へ行く可能性は高い。
「行くか」
東に、夕日に背を向け歩く。
天を仰ぎ、茜色の空を見る。
この空の色と同じ名前を持った女はさっきの放送までに死んだらしい。
話した期間があまりにも短すぎるためどうかは判断しかねるが、ひょっとしたらあいつも貴子のような正常な思考を持つ人間だったのかもしれない。
陽平や瑞穂は今頃どうしているんだろうか?
神社が禁止エリアに指定されたせいで二人に会えることが難しくなった。
あいつらとももう一度会ってみたい。
会ってどうするか? 決まってる。 *すんだ。
裏切り者は、人を騙して利用するような奴らはたとえ女子供であろう容赦せずに*してやる。
天を仰ぎ、茜色の空を見る。
この空の色と同じ名前を持った女はさっきの放送までに死んだらしい。
話した期間があまりにも短すぎるためどうかは判断しかねるが、ひょっとしたらあいつも貴子のような正常な思考を持つ人間だったのかもしれない。
陽平や瑞穂は今頃どうしているんだろうか?
神社が禁止エリアに指定されたせいで二人に会えることが難しくなった。
あいつらとももう一度会ってみたい。
会ってどうするか? 決まってる。 *すんだ。
裏切り者は、人を騙して利用するような奴らはたとえ女子供であろう容赦せずに*してやる。
◇ ◇ ◇
「痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い……」
かつて私の小指があった場所からとめどなく溢れる赤い命の源。
私は商店街で手に入れた包帯を巻かれたそれを見ながら一人涙していた。
武さんと対峙していたとき何事もなかったかのように振舞っていたのはやせ我慢だ。
指を切断される激痛がなんとも無いわけが無い。
私は商店街で手に入れた包帯を巻かれたそれを見ながら一人涙していた。
武さんと対峙していたとき何事もなかったかのように振舞っていたのはやせ我慢だ。
指を切断される激痛がなんとも無いわけが無い。
手早く武さんから離れるためにダイナマイトを使用した。
激痛に歪みそうになる顔を誤魔化すために笑顔を作ることに専念していたからか手の動きが震えてしょうがなかったのを思い出す。
その際色々と他の荷物が落ちてしまったみたいだが、首輪を失った以外に特に問題は無いクズ支給品ばかりだ。
首輪は対馬君やエリーが生きていれば首輪を解除するための重要な道具として大事にしていただろう。
だが二人が死んだ今、首輪は特別な意味を持たなくなり一個の爆弾程度の価値しかなくなった。
あの場を離れるための出費と思えば高くは無い。
激痛に歪みそうになる顔を誤魔化すために笑顔を作ることに専念していたからか手の動きが震えてしょうがなかったのを思い出す。
その際色々と他の荷物が落ちてしまったみたいだが、首輪を失った以外に特に問題は無いクズ支給品ばかりだ。
首輪は対馬君やエリーが生きていれば首輪を解除するための重要な道具として大事にしていただろう。
だが二人が死んだ今、首輪は特別な意味を持たなくなり一個の爆弾程度の価値しかなくなった。
あの場を離れるための出費と思えば高くは無い。
「痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い……」
ちょっと前まで私の操り人形だった人間に牙を剥かれた。
それだけならまだしも指を切り落とされたのである。
十本あった指が九本しかない。
言葉にすれば簡単だが、実際に自分の手を見てみるとそれ以上に精神的ショックが強い。
失くした肉体は小指一本という人間の体積から言えば取るに足らない量だ。
けど指を切り落とされたという精神的な痛みはその何十倍にも膨れ上がる。
それだけならまだしも指を切り落とされたのである。
十本あった指が九本しかない。
言葉にすれば簡単だが、実際に自分の手を見てみるとそれ以上に精神的ショックが強い。
失くした肉体は小指一本という人間の体積から言えば取るに足らない量だ。
けど指を切り落とされたという精神的な痛みはその何十倍にも膨れ上がる。
圭一君といい武さんといいあの集団は自分を苛立たせる人間が多い。
理想を吐き続ける圭一君。
そんな圭一の精神的支えである遠野さん。
完璧な包囲網を敷いていたのに裏切って圭一達の陣営についた沙羅ちゃん。
今しがた自分に牙を剥いた武さん。
あの集団には苦汁を舐めさせられてばかりいる。
理想を吐き続ける圭一君。
そんな圭一の精神的支えである遠野さん。
完璧な包囲網を敷いていたのに裏切って圭一達の陣営についた沙羅ちゃん。
今しがた自分に牙を剥いた武さん。
あの集団には苦汁を舐めさせられてばかりいる。
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い。
今すぐに飛んでいって彼らを一人一人惨殺したいが対馬君の口癖を思い出す。
テンションに流されるな。
そうだ、一時のテンションに流されて大きな流れに乗り損ねてはならない。
彼らのことは憎いし、更なる手駒を用意して彼らを襲う方法もある。
しかしそれは下策。
テンションに流されるな。
そうだ、一時のテンションに流されて大きな流れに乗り損ねてはならない。
彼らのことは憎いし、更なる手駒を用意して彼らを襲う方法もある。
しかしそれは下策。
いつまでも圭一君たちに拘っては大局を見誤ってしまう。
彼らの向かった先はおそらく学校、または図書館方面。
なら私は敢えて別の方向に行き、いつものように人を利用して、殺していこう。
圭一君たちのことで一杯になった頭を冷やす上でも丁度良い。
彼らの向かった先はおそらく学校、または図書館方面。
なら私は敢えて別の方向に行き、いつものように人を利用して、殺していこう。
圭一君たちのことで一杯になった頭を冷やす上でも丁度良い。
大丈夫、圭一君にはきっとまた会える。
私と圭一君はもう一度己が武器を交えるときが来る、そんな予感がする。
私と圭一君はもう一度己が武器を交えるときが来る、そんな予感がする。
小指からの出血も止まってきた。
涙も収まってきた。
移動を開始する分にはもう何の問題もない。
さあ、行こう。
私は確かな足取りでその場を後にした。
涙も収まってきた。
移動を開始する分にはもう何の問題もない。
さあ、行こう。
私は確かな足取りでその場を後にした。
【D-5 森/1日目 夜】
【佐藤良美@つよきす -Mighty Heart-】
【装備:S&W M627PCカスタム(8/8)、地獄蝶々@つよきす、破邪の巫女さんセット(巫女服のみ)、ハンドアックス(長さは40cmほど)】
【所持品:支給品一式×3、S&W M36(0/5)、錐、食料・水x4、タロットカード@Sister Princess、
大石のデイパック、 S&W M627PCカスタムの予備弾45、肉まん×5@Kanon、虎玉@shuffle、オペラグラス
日本酒x1(アルコール度数は46)、発火装置、医療品一式】
【状態:左肩に銃創、重度の疑心暗鬼、巫女服の肩の辺りに赤い染み、左手小指損失】
【思考・行動】
基本方針:あらゆる手段を用いて、優勝する。
1:あらゆるもの、人を利用して優勝を目指す
2:いつか圭一とその仲間を自分の手で殺してやりたい
【装備:S&W M627PCカスタム(8/8)、地獄蝶々@つよきす、破邪の巫女さんセット(巫女服のみ)、ハンドアックス(長さは40cmほど)】
【所持品:支給品一式×3、S&W M36(0/5)、錐、食料・水x4、タロットカード@Sister Princess、
大石のデイパック、 S&W M627PCカスタムの予備弾45、肉まん×5@Kanon、虎玉@shuffle、オペラグラス
日本酒x1(アルコール度数は46)、発火装置、医療品一式】
【状態:左肩に銃創、重度の疑心暗鬼、巫女服の肩の辺りに赤い染み、左手小指損失】
【思考・行動】
基本方針:あらゆる手段を用いて、優勝する。
1:あらゆるもの、人を利用して優勝を目指す
2:いつか圭一とその仲間を自分の手で殺してやりたい
【備考】
※メイド服はエンジェルモートは想定。現在は【F-4】に放置されています。
※ハクオロを危険人物と認識。(詳細は聞いていない)
※千影の姉妹の情報を得ました(名前のみ)
※名雪の第三回放送の時に神社に居るようにする、の情報を得ました
(禁止エリアになった場合はホテル、小屋、学校、図書館、映画館の順に変化)
※ネリネを危険人物と判断しました(名前のみ)
※大空寺あゆ、ことみのいずれも信用していません。
※大石の鞄に、未確認支給品が1個入っています(武器ではない)
※大石の支給品の一つは鍵です。 現在は倉成武が所有
※商店街で医療品とその他色々なものを入手しました。 具体的に何を手に入れたかは後続書き手任せ。ただし武器は無い)
※次に何処へ行くかは後続の書き手さん任せ。 但し北東(主に学校、図書館方面)にはいかない
※メイド服はエンジェルモートは想定。現在は【F-4】に放置されています。
※ハクオロを危険人物と認識。(詳細は聞いていない)
※千影の姉妹の情報を得ました(名前のみ)
※名雪の第三回放送の時に神社に居るようにする、の情報を得ました
(禁止エリアになった場合はホテル、小屋、学校、図書館、映画館の順に変化)
※ネリネを危険人物と判断しました(名前のみ)
※大空寺あゆ、ことみのいずれも信用していません。
※大石の鞄に、未確認支給品が1個入っています(武器ではない)
※大石の支給品の一つは鍵です。 現在は倉成武が所有
※商店街で医療品とその他色々なものを入手しました。 具体的に何を手に入れたかは後続書き手任せ。ただし武器は無い)
※次に何処へ行くかは後続の書き手さん任せ。 但し北東(主に学校、図書館方面)にはいかない
【D-5 森/1日目 夜】
【倉成武@Ever17】
【装備:投げナイフ2本、永遠神剣第四位「求め」@永遠のアセリア、貴子のリボン(右手首に巻きつけてる)】
【所持品:支給品一式 ジッポライター、富竹のカメラ&フィルム4本@ひぐらしのなく頃に
ナポリタンの帽子@永遠のアセリア、可憐のロケット@Sister Princess、首輪(厳島貴子)、鍵】】
【状態:L5侵蝕中。中度の疲労。極度の疑心暗鬼。頭蓋骨に皹(内出血の恐れあり)。頬と口内裂傷。頚部に痒み。 脇腹と肩に銃傷。刀傷が無数。服に返り血】
【思考・行動】
基本方針:つぐみ以外誰も信用する気はない
1:とりあえず学校へ行き圭一たちがいるなら殺し、いないならフィルムを調べる
2:つぐみを探す
3:圭一たちと良美を殺す。 今度はもう躊躇しない
4:陽平と瑞穂にもう一度会いたい
【備考】
※キュレイウィルスにより、L5の侵蝕が遅れています、現在はL3相当の状態で疑心や強いストレスによって症状はさらに進行します
※前原圭一、遠野美凪の知り合いの情報を得ました。
※富竹のカメラは普通のカメラです(以外と上物)フラッシュは上手く使えば目潰しになるかも
※永遠神剣第四位「求め」について
「求め」の本来の主は高嶺悠人、魔力持ちなら以下のスキルを使用可能、制限により持ち主を支配することは不可能。
ヘビーアタック:神剣によって上昇した能力での攻撃。
オーラフォトンバリア:マナによる強固なバリア、制限により銃弾を半減程度)
※キュレイにより少しづつですが傷の治療が行われています。
※所有している鍵は祭具殿のものと考えていますが別の物への鍵にしても構いません
【装備:投げナイフ2本、永遠神剣第四位「求め」@永遠のアセリア、貴子のリボン(右手首に巻きつけてる)】
【所持品:支給品一式 ジッポライター、富竹のカメラ&フィルム4本@ひぐらしのなく頃に
ナポリタンの帽子@永遠のアセリア、可憐のロケット@Sister Princess、首輪(厳島貴子)、鍵】】
【状態:L5侵蝕中。中度の疲労。極度の疑心暗鬼。頭蓋骨に皹(内出血の恐れあり)。頬と口内裂傷。頚部に痒み。 脇腹と肩に銃傷。刀傷が無数。服に返り血】
【思考・行動】
基本方針:つぐみ以外誰も信用する気はない
1:とりあえず学校へ行き圭一たちがいるなら殺し、いないならフィルムを調べる
2:つぐみを探す
3:圭一たちと良美を殺す。 今度はもう躊躇しない
4:陽平と瑞穂にもう一度会いたい
【備考】
※キュレイウィルスにより、L5の侵蝕が遅れています、現在はL3相当の状態で疑心や強いストレスによって症状はさらに進行します
※前原圭一、遠野美凪の知り合いの情報を得ました。
※富竹のカメラは普通のカメラです(以外と上物)フラッシュは上手く使えば目潰しになるかも
※永遠神剣第四位「求め」について
「求め」の本来の主は高嶺悠人、魔力持ちなら以下のスキルを使用可能、制限により持ち主を支配することは不可能。
ヘビーアタック:神剣によって上昇した能力での攻撃。
オーラフォトンバリア:マナによる強固なバリア、制限により銃弾を半減程度)
※キュレイにより少しづつですが傷の治療が行われています。
※所有している鍵は祭具殿のものと考えていますが別の物への鍵にしても構いません
【F-4 住宅街/1日目 夜】
【前原圭一@ひぐらしのなく頃に祭】
【状態:精神安定、右拳軽傷、体全体に軽度の打撲と無数の切り傷、左肩刺し傷(左腕を動かすと、大きな痛みを伴う)】
【装備:悟史のバット@ひぐらしのなく頃に】
【所持品:支給品一式×2、折れた柳也の刀@AIR(柄と刃の部分に別れてます)、キックボード(折り畳み式)】
【思考・行動】
基本方針:仲間を集めてロワからの脱出、殺し合いには乗らない、人を信じる
0:図書館へ行く
1:美凪と沙羅を守る
2:知り合いとの合流、または合流手段の模索
3:あゆについては態度保留、但し大石を殺したことを許す気は今のところない。
4:良美、ハクオロを警戒
5:いつか祭具殿の中へ入りたい
【状態:精神安定、右拳軽傷、体全体に軽度の打撲と無数の切り傷、左肩刺し傷(左腕を動かすと、大きな痛みを伴う)】
【装備:悟史のバット@ひぐらしのなく頃に】
【所持品:支給品一式×2、折れた柳也の刀@AIR(柄と刃の部分に別れてます)、キックボード(折り畳み式)】
【思考・行動】
基本方針:仲間を集めてロワからの脱出、殺し合いには乗らない、人を信じる
0:図書館へ行く
1:美凪と沙羅を守る
2:知り合いとの合流、または合流手段の模索
3:あゆについては態度保留、但し大石を殺したことを許す気は今のところない。
4:良美、ハクオロを警戒
5:いつか祭具殿の中へ入りたい
【備考】
※宮小路瑞穂、春原陽平、小町つぐみの情報を得ました
※救急車(鍵付き)のガソリンはレギュラーです。現在の燃料は残り少し(図書館へ着くころにはなくなるくらい)です。
※宮小路瑞穂、春原陽平、小町つぐみの情報を得ました
※救急車(鍵付き)のガソリンはレギュラーです。現在の燃料は残り少し(図書館へ着くころにはなくなるくらい)です。
【遠野美凪@AIR】
【状態:軽度の疲労】
【装備:包丁】
【所持品:支給品一式×2、救急箱、人形(詳細不明)、服(詳細不明)、顔写真付き名簿(圭一と美凪の写真は切り抜かれています)】
基本方針:圭一についていく
1:図書館へ行く
2:知り合いと合流する
3:佐藤良美を警戒
※宮小路瑞穂、春原陽平、小町つぐみの情報を得ました
※武がH173に感染していることに気が付きました
【状態:軽度の疲労】
【装備:包丁】
【所持品:支給品一式×2、救急箱、人形(詳細不明)、服(詳細不明)、顔写真付き名簿(圭一と美凪の写真は切り抜かれています)】
基本方針:圭一についていく
1:図書館へ行く
2:知り合いと合流する
3:佐藤良美を警戒
※宮小路瑞穂、春原陽平、小町つぐみの情報を得ました
※武がH173に感染していることに気が付きました
【白鐘沙羅@フタコイ オルタナティブ 恋と少女とマシンガン】
【装備:永遠神剣第六位冥加@永遠のアセリア -この大地の果てで- ワルサー P99 (8/16)】
【所持品:支給品一式 フロッピーディスク二枚(中身は下記) ワルサー P99 の予備マガジン8 カンパン30個入り(10/10) 500mlペットボトル4本】
【状態:軽度の疲労・強い決意・若干の血の汚れ】
【思考・行動】
基本行動方針:一人でも多くの人間が助かるように行動する
1:図書館へ行き、フロッピーディスクをもう一度調べる
2:H173の治療法を探す
3:首輪を解除できそうな人にフロッピーを渡す
4:情報端末を探す。
5:混乱している人やパニックの人を見つけ次第保護。
6:最終的にはタカノを倒し、殺し合いを止める。 タカノ、というかこのFDを作った奴は絶対に泣かす
【装備:永遠神剣第六位冥加@永遠のアセリア -この大地の果てで- ワルサー P99 (8/16)】
【所持品:支給品一式 フロッピーディスク二枚(中身は下記) ワルサー P99 の予備マガジン8 カンパン30個入り(10/10) 500mlペットボトル4本】
【状態:軽度の疲労・強い決意・若干の血の汚れ】
【思考・行動】
基本行動方針:一人でも多くの人間が助かるように行動する
1:図書館へ行き、フロッピーディスクをもう一度調べる
2:H173の治療法を探す
3:首輪を解除できそうな人にフロッピーを渡す
4:情報端末を探す。
5:混乱している人やパニックの人を見つけ次第保護。
6:最終的にはタカノを倒し、殺し合いを止める。 タカノ、というかこのFDを作った奴は絶対に泣かす
【備考】
※FDの中身は様々な情報です。ただし、真偽は定かではありません。
下記の情報以外にも後続の書き手さんが追加してもOKです。
『皆さんに支給された重火器類の中には実は撃つと暴発しちゃうものがあります♪特に銃弾・マガジンなどが大量に支給された子は要注意だぞ☆』
『廃坑の入り口は実は地図に乗ってる所以外にもあったりなかったり(ぉ』
『海の家の屋台って微妙なもの多いよね~』
『H173を打たれても早めにC120を打てば症状は緩和されます(笑)』
少なくともこの4文はあります。
H173に基本的な情報や症状についての情報が載っています
場合によってはさらに詳しい情報が書いてある可能性もあります
※“最後に.txt .exe ”を実行するとその付近のPC全てが爆発します。
※↑に首輪の技術が使われている可能性があります。ただしこれは沙羅の推測です。
※港には中型クルーザーが停船していますが、エンジンは動きません。
※パソコンに情報端末をつなげるとエンジンが動くというのはあくまでも沙羅の推測です。
※図書館のパソコンにある動画ファイルは不定期配信されます。現在、『開催!!.avi』のみ存在します。
※隠しフォルダの存在を知りました。実際にパソコン内にあるかどうかは書き手さんにおまかせ。
※武がH173に感染していることに気が付きました
※FDの中身は様々な情報です。ただし、真偽は定かではありません。
下記の情報以外にも後続の書き手さんが追加してもOKです。
『皆さんに支給された重火器類の中には実は撃つと暴発しちゃうものがあります♪特に銃弾・マガジンなどが大量に支給された子は要注意だぞ☆』
『廃坑の入り口は実は地図に乗ってる所以外にもあったりなかったり(ぉ』
『海の家の屋台って微妙なもの多いよね~』
『H173を打たれても早めにC120を打てば症状は緩和されます(笑)』
少なくともこの4文はあります。
H173に基本的な情報や症状についての情報が載っています
場合によってはさらに詳しい情報が書いてある可能性もあります
※“最後に.txt .exe ”を実行するとその付近のPC全てが爆発します。
※↑に首輪の技術が使われている可能性があります。ただしこれは沙羅の推測です。
※港には中型クルーザーが停船していますが、エンジンは動きません。
※パソコンに情報端末をつなげるとエンジンが動くというのはあくまでも沙羅の推測です。
※図書館のパソコンにある動画ファイルは不定期配信されます。現在、『開催!!.avi』のみ存在します。
※隠しフォルダの存在を知りました。実際にパソコン内にあるかどうかは書き手さんにおまかせ。
※武がH173に感染していることに気が付きました
153:歯車二つ(前編) | 投下順に読む | 154:選択肢 |
153:歯車二つ(前編) | 時系列順に読む | 154:選択肢 |
153:歯車二つ(前編) | 佐藤良美 | 160:予期せず出会うもの |
153:歯車二つ(前編) | 倉成武 | 163:始まりの場所、見上げた月に落ちていく(前編) |
153:歯車二つ(前編) | 白鐘沙羅 | 162:邂逅(前編) |
153:歯車二つ(前編) | 前原圭一 | 162:邂逅(前編) |
153:歯車二つ(前編) | 遠野美凪 | 162:邂逅(前編) |