炎の魔法少女(後編) ◆/P.KoBaieg
「うっ、糞っ……まさか火攻めで来るかよ……」
周囲が炎に覆われた状況で、悠人はなんとかして千影の元へ戻ろうとしていた。
幸い、撒かれた油の絶対量が少なかったのか最初に燃え上がったあとの火勢は幾分弱まっている。
幸い、撒かれた油の絶対量が少なかったのか最初に燃え上がったあとの火勢は幾分弱まっている。
だが最初に放たれた炎は周囲の木々を燃やし、更に拡大を続けている。
そんな中で悠人は自分の迂闊さを呪った。
そんな中で悠人は自分の迂闊さを呪った。
相手が自分を誘い出しているとなぜ早く気が付かなかったのか、これでは博物館の時に罠を仕掛けて
待ち構えた時の襲撃者と同じではないのかと。
待ち構えた時の襲撃者と同じではないのかと。
(とにかく、千影のもとへ戻らないと……このままでは蒸し焼きにされてしまう……)
必死で火の海からの脱出を図ろうとする悠人。
それでも、火の弱いところを見つけだしても次に火勢が弱いところを探して移動するのに手間取る。
実際に悠人が移動した距離は本人が思っているほど進んではいなかった。
それでも、火の弱いところを見つけだしても次に火勢が弱いところを探して移動するのに手間取る。
実際に悠人が移動した距離は本人が思っているほど進んではいなかった。
(逃がしませんよ……これが来るとは思ってもいないでしょう……)
その様子を遠巻きに見ていたネリネが見逃すはずも無い。
ディパックから“献身”を取り出したネリネは温存するはずの魔力を一時的に送り込み、
総仕上げに用いる「ある物」を悠人のいる方角へと放り投げた。
ディパックから“献身”を取り出したネリネは温存するはずの魔力を一時的に送り込み、
総仕上げに用いる「ある物」を悠人のいる方角へと放り投げた。
(あと少しで抜けられる……あと少しだ……)
一方の悠人はあと少しでこの火炎地獄から抜けられると思っていた。
その目線は炎につつまれた周囲の風景と自分の足元しか見えていない。
その目線は炎につつまれた周囲の風景と自分の足元しか見えていない。
更に、ランタンが放り込まれたときと同じ事がもう一度起こるという事を考えられず「上からの脅威」にまで気が回らなかった。
(よし、あと数歩だ…………待っててくれ千影…………ッ!)
本当にあと一歩のところまで来た事に安堵する悠人。
しかし、現実はあまりにも残酷でありすぎた。
しかし、現実はあまりにも残酷でありすぎた。
「なっ何ッ!!」
物体が飛来する音に思わず目を見張る悠人。
そして、それに続く銃声とその直後に銃弾を受けて弾ける物体。
物体が弾けると同時に傘の様に拡がる火炎。
勢いづいた火炎が一斉に悠人と周囲の森へと降り注ぐ。
「ギャアァァァァァァァァァァァッ!!!!」
言葉にならぬ悠人の絶叫。
かくして惨劇は更なる拡大再生産をされるに到る――
「どうやら、仕留めたみたいですね……」
炎の中から絶叫が聞こえるのをネリネは炎の及んでいない場所から確認した。
一気に勢いを盛り返したあの炎の中では恐らく生きてはいまい。
それにしてもホテルのときに続いて上手くいったとネリネは思う。
数発の銃弾と、ホテル内の探索で入手したものがこれほどまでに役立つとは思いもしなかったからだ。
ネリネが用いたもの、それは火炎瓶を作るために入手した一斗缶入りの灯油だった。
以前、あの男――悠人――によって博物館の地下室へ閉じ込められた経験からネリネはそれ相応の罠を準備しなければならないと思っており、
その結果として用いたのが火攻め、所謂「火計」だったのである。
その結果として用いたのが火攻め、所謂「火計」だったのである。
一時的に二人の監視を打ち切ってその場を離れたのは、灯油を現在炎上している場所へ撒く為であり、
その後は灯油が蒸発する前に事を進める必要があった。
そして、想定していた場所まで悠人を後方から追いたてて先ほど拾ったランタンに火を灯し投げ込んだというわけだ。
更にそれだけに留まらず、逃げられることを考えて“献身”で己の体力を増幅し、もう一つの一斗缶をハンマー投げの要領で投げ込み
デザートイーグルで撃ち抜いたのである。
その後は灯油が蒸発する前に事を進める必要があった。
そして、想定していた場所まで悠人を後方から追いたてて先ほど拾ったランタンに火を灯し投げ込んだというわけだ。
更にそれだけに留まらず、逃げられることを考えて“献身”で己の体力を増幅し、もう一つの一斗缶をハンマー投げの要領で投げ込み
デザートイーグルで撃ち抜いたのである。
案の定、撃ち抜かれた一斗缶は爆発するかのように炎上した灯油を撒き散らし新たな炎の海を作り出してくれた。
あの男ももはや生きてはいないだろう。
あの男ももはや生きてはいないだろう。
(さて、それでは千影さんのところに向かいましょうか……? その必要はないみたいですね)
千影の元へ向かおうとしたネリネは、こちらに近づいてくる足音に気が付いた。
明らかに焦っているのか大きな足音を立てている。
明らかに焦っているのか大きな足音を立てている。
この状況で大きな足音を立てて、しかもこちらに来る人物といえば彼女しかいないと判断したネリネはその場に身を隠し
ディパックから更にある物を取り出した。
ディパックから更にある物を取り出した。
あとは、彼女があの永遠神剣を使わなければどうにでもなると思いながら。
▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
「あああ……、こんな……こんなことって……こんな事になるなんて!!」
現場に到着した千影、その表情には明らかに彼女らしからぬ狼狽の色が強く出ていた。
あたり一面火の海――そんな光景を見たら誰だって普段の表情など吹き飛ぶだろう。
ましてや、その中に自分の知り合いがいると知っていればなおさらだ。
ましてや、その中に自分の知り合いがいると知っていればなおさらだ。
「悠人くん……!悠人くん!!」
自分や衛にとっての信頼に足りる保護者の名を叫びながらも火の海に飛び込めずにいた千影はその場に崩れ落ちる。
まさか、咲耶の死に続いてこんなことになるとは思いもしなかった。
まさか、咲耶の死に続いてこんなことになるとは思いもしなかった。
(第三回放送のとき神社にいるのは危険と感じたからあえて西へと向かったのにこんな事になるなんて――――!)
千影の精神は後悔に打ちのめされる。
恐らくあの炎の中ではさしもの悠人も生きてないだろうと千影は思う。
恐らくあの炎の中ではさしもの悠人も生きてないだろうと千影は思う。
(そうだ、今は悠人くんが言っていた様に南――ホテル――を目指そう。悠人くんが助けられない以上は彼の遺志を無駄にしてはいけないんだ)
こうなってしまった以上はもう仕方が無い。
そう思った千影はヨロヨロと立ち上がり、南を目指そうとする。
そう思った千影はヨロヨロと立ち上がり、南を目指そうとする。
背後からネリネが千影に襲い掛かったのはその時である。
彼女が炎の海に気を取られている間に音を立てぬよう近づいたネリネは千影の真後ろに立つと彼女を羽交い絞めにかかった。
彼女が炎の海に気を取られている間に音を立てぬよう近づいたネリネは千影の真後ろに立つと彼女を羽交い絞めにかかった。
(後ろからっ!?しまった……)
未だにショックから立ち直れない千影に抗う術はなかった。
“時詠”を取り落とした千影は、ネリネを振り払えないまま更に口元へ何か柔らかい布の様なものを押し付けられる。
“時詠”を取り落とした千影は、ネリネを振り払えないまま更に口元へ何か柔らかい布の様なものを押し付けられる。
本能的に酸素を求めた千影は思いっきり布越しに空気を吸い込もうとする。
ところがその直後、急激に意識が喪失しはじめた。
ところがその直後、急激に意識が喪失しはじめた。
(これは、もしか……して麻酔……薬……!? だ、だ……めだ……意……識……が……)
必死で意識の喪失に抗う千影だったが、やはり運命は悠人だけではなく彼女にも残酷であった。
結果、千影はネリネにより羽交い絞めにされた状態のまま気を失ったのである。
結果、千影はネリネにより羽交い絞めにされた状態のまま気を失ったのである。
「終わりましたね……」
“時詠”を拾い上げ自分のディパックに放り込んだネリネは、更に千影のディパックを肩からかけ、そのまま千影を肩に担ぐ。
全てが上手くいった。
予定と違うのは千影を殺さなかった事ぐらいだ。
予定と違うのは千影を殺さなかった事ぐらいだ。
ネリネの手にはホテルから奪った麻酔薬をしみこませたハンカチ――これもホテル内のテナントエリアにあったものだ――が握られていた。
“献身”による体力の増幅を行なわずに他の方法で彼女を無力化するにはこの方法しかなかった。
“献身”による体力の増幅を行なわずに他の方法で彼女を無力化するにはこの方法しかなかった。
最初は千影に一度は振り払われるかと思っていたが、背後に立ってもこちらの存在に気がつかないところでこのまま実行しても問題ないと判断し、
結果として成功したということだ。
結果として成功したということだ。
本来ならここで殺して魔力を奪うところだが、ネリネは方針を変更していた。
それは、彼女の事由を奪った状態で生かしたままにすることで自身の魔力を供給する「器」にすればという考えが生まれたからだ。
それは、彼女の事由を奪った状態で生かしたままにすることで自身の魔力を供給する「器」にすればという考えが生まれたからだ。
「自分の魔力の回復が遅いならば、他の方法で補えばいい」と考えていたネリネだが、千影を自らの供給源にすればいいというわけだ。
(あとは博物館を目指すだけ……。そしてここに人が来る可能性もありますから……)
そう考えたネリネはもう一度千影に麻酔薬を吸引させた後、“献身”を取り出し魔力を送り込む――
直後、ネリネは千影を担いだままとても常識では考えられない速度で森の中を北に向けて一気に走り出した。
魔力は大幅に消耗するが、この場を一気に離脱するにはこれが一番の方法だった。
なにより消耗した魔力は千影から奪えばいいだけのことである。
魔力は大幅に消耗するが、この場を一気に離脱するにはこれが一番の方法だった。
なにより消耗した魔力は千影から奪えばいいだけのことである。
しかも身体機能の増幅で体力・脚力だけでなく夜間の視力や聴力も向上している。
おかげでこの場所に向かって誰が来るのかという足音すらすら分かった。
おかげでこの場所に向かって誰が来るのかという足音すらすら分かった。
ネリネはそれらの人物を回避しながら北にある博物館を目指す。
そして遂に入手した千影の永遠神剣――
これがあれば、あの千影が神社で用いた能力――バケモノじみた瞬間移動――を用いればトウカに勝てる。
楓の仇を取れる。
楓の仇を取れる。
そんな気持ちすら湧き上がってきた。
だが、ネリネは容赦も慢心もしない。
稟はもういない。
ならば、どんな事があろうとも優勝し帰還する。
戦って戦って戦い抜き、これから死にゆく死者の死に様を覚え、そして心へと刻み付ける。
ならば、どんな事があろうとも優勝し帰還する。
戦って戦って戦い抜き、これから死にゆく死者の死に様を覚え、そして心へと刻み付ける。
ネリネは強い意思を――いや意思という名の炎を――胸に秘めて走り続ける。
今はただひたすらに――
▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
(炎……)
その光景は神社を目指していた舞にも見えていた。
あと数十歩も歩けば神社の境内に入るところで見えた火柱。
それは舞の興味を引き付けるには十分なものだった。
それは舞の興味を引き付けるには十分なものだった。
一瞬、あの炎が見えた場所へ行こうかとも思う。
だが、その前にこのまま神社に踏み込むのにそれはどうかと舞は迷った。
まだここが禁止エリアとなるには時間がある。
ならば境内まで入り千影の存在を確認するのが先だ。
ならば境内まで入り千影の存在を確認するのが先だ。
いるならばここで仕留めればいいだけの話。
いなければ他の参加者を殺してから武器を奪う。
当初の方針通りだ。
いなければ他の参加者を殺してから武器を奪う。
当初の方針通りだ。
だが、本当にそれでいいのか?
一瞬そう思う。
なぜならあの炎は境内からも見える筈。
なぜならあの炎は境内からも見える筈。
それならば、隣のエリアに移動し神社から火元へ向かう他の参加者を狙うという手もあるのではないのか?
そこに千影がいれば幸いだし、いなければ他の参加者を殺すだけ。
方針に変わりは無い。
ただ、場所を少し変えるだけに過ぎないのだから。
何も禁止エリアの指定時刻ギリギリまでここにいる必要はどこにもない。
ただ、場所を少し変えるだけに過ぎないのだから。
何も禁止エリアの指定時刻ギリギリまでここにいる必要はどこにもない。
そう思い直した舞は境内まであと一歩のところで引き返し、西へ向かうことにした。
だが、なんという皮肉だろうか。
彼女の探している千影が火柱の近くにいながら、彼女が向かう頃にはもうそこにいないというのは……。
彼女の探している千影が火柱の近くにいながら、彼女が向かう頃にはもうそこにいないというのは……。
▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
「うっ……まったく……危ないところだった…………ブハッ!」
炎がようやく収まり始めたとき、一人の男が土と灰と煤にまみれた姿をあらわした。
「よく助かったものだな。まさかあんな手を使ってくるとは思わなかった……」
男の正体は悠人だった。
死んだと思われていた彼はネリネによる火攻めから奇跡的に生き延びたのだ。
死んだと思われていた彼はネリネによる火攻めから奇跡的に生き延びたのだ。
(あの倒木がなければ完全に死んでいたな……)
悠人が生き延びられたのは幸運以外の何ものでもなかった。
炎の傘が降り注いだとき、絶叫をあげたものの間一髪いや半髪の差で悠人はそれを回避できた。
そしてその直後、彼はそこから逃れる為あえてもと来た道を引き返した。
だが、火勢が強まった事で脱出するべき道は閉ざされ、それに呼応するかのように周囲の火勢も増した為、
本当にもう駄目だと思っていたのだ。
そしてその直後、彼はそこから逃れる為あえてもと来た道を引き返した。
だが、火勢が強まった事で脱出するべき道は閉ざされ、それに呼応するかのように周囲の火勢も増した為、
本当にもう駄目だと思っていたのだ。
その時彼の目に入ったのが一本の巨大な倒木と地面の間に生じた僅かな空間だった。
未だに火が回ってないそこに注目した悠人はすぐさま地面の土を掘り返し、ようやく自分一人が入れる空間を
作るとディパックを放り込み、自分もそこへもぐりこんだのである。
未だに火が回ってないそこに注目した悠人はすぐさま地面の土を掘り返し、ようやく自分一人が入れる空間を
作るとディパックを放り込み、自分もそこへもぐりこんだのである。
そうして、炎が収まるまで貝の様に目を閉じ耳を塞いで炎が自然に鎮火するのを待っていたのである。
おかげでこうして生き延びることができたということだ。
おかげでこうして生き延びることができたということだ。
上着は所々焼けてしまったが、酷い火傷も殆ど負わずこうやって生きているのは幸いとしか言いようがなかった。
運良く炎を逃れた悠人はそこでようやく千影の事を思い出す。
(そうだ、千影はどうしただろうか?まだ待っていてくれるだろうか?)
その前に時間は?と思い時計をディパックから取り出し時刻を確認する。
時計の針は19時半を過ぎていた――
(参ったな……。これじゃ無事にホテルへ向かってくれたか見当がつかない)
だが、ボヤボヤしているとここも禁止エリアに指定される。
今は彼女が無事にホテルへ向かったと思うしかないだろう。
今は彼女が無事にホテルへ向かったと思うしかないだろう。
そう考えた悠人はディパックを手にするとまだ煙がくすぶり続けるそこを後にして南へ向かって走り始めた。
まさか悠人も難を逃れている間に当の襲撃者によって千影がさらわれたとは思ってもいなかった。
襲撃者については自分を標的にしていたことから恐らく死んだと判断してこの場を去ったと思っていた。
襲撃者については自分を標的にしていたことから恐らく死んだと判断してこの場を去ったと思っていた。
そして自分が禁止エリアの隣にいることも気付かずに悠人は南を目指す。
しかし、このエリアにいた誰もが気付かなかったことが一つある。
それは火元から少し離れた場所に千影が持っていたPDAが転がっているということ。
そう、倉田佐祐理の死体写真を写したそれが画面上へ表示された状態のままで誰かが手にするのを待つかのように放置されていることに。
そう、倉田佐祐理の死体写真を写したそれが画面上へ表示された状態のままで誰かが手にするのを待つかのように放置されていることに。
これが誰の手に渡るのか、そしてソレを手にした人間が次にどんな行動へ移るのかはその時になるまで分からない……。
【C-4 森(マップ中、西端)/1日目 夜19:30頃】
【ネリネ@SHUFFLE! ON THE STAGE】
【装備:永遠神剣第七位“献身” 登山用ブーツ 双眼鏡】
【所持品1:支給品一式×6 IMI デザートイーグル 2/10+1 IMI デザートイーグル の予備マガジン10 九十七式自動砲 弾数2/7
S&W M37 エアーウェイト 弾数0/5 出刃包丁@ひぐらしのなく頃に 祭 コンバットナイフ イングラムM10(9ミリパラベラム弾32/32)
イングラムの予備マガジン(9ミリパラベラム弾32発)×7 ベネリM3 0/7+1 永遠神剣第三位『時詠』@永遠のアセリア -この大地の果てで-】
【所持品2:トカレフTT33の予備マガジン10 洋服・アクセサリー・洗髪剤いずれも複数、食料品・飲み物多数】
【所持品3:朝倉音夢の生首(左目損失・ラム酒漬け) 朝倉音夢の制服 桜の花びら コントロール室の鍵 ホテル内の見取り図ファイル】
【所持品4:謎ジャム(半分消費)@Kanon、『参加者の術、魔法一覧』、四葉のデイパック】
【所持品5:C120入りのアンプル×8と注射器@ひぐらしのなく頃に、ゴルフクラブ、各種医薬品】
【所持品6:銃火器予備弾セット各100発(クロスボウの予備ボルトのみ残数80/100)、 バナナ(フィリピン産)(2房)】
【状態:肉体的疲労小・魔力消費中、精神的疲労小、腹部に痣(消えかけ)、左腕打撲、右耳に裂傷、左足首に切り傷(いずれも治りかけ)、非常に強い意志】
【思考・行動】
0:現在“献身”を用いて身体能力を強化し、千影を担いだ状態で北に向かって全力疾走中。
1:C-4からC-3へ移動して博物館を目指す(その途中で永遠神剣の持ち主を発見したら倒して魔力を回復する)。
2:稟の遺体を持ち帰り、楓や亜沙、他の参加者の最後を忘れぬ為に優勝を目指す。
その途中であった人間は皆殺し(戦い方は一撃離脱・ゲリラ戦中心、出来る限り単独行動している者を狙う) 。
3:ハイリスク覚悟で魔力を一気に回復する為の方法、或いはアイテムを探す
4:千影を魔力の回復源として用いる(当然体の自由は拘束等で奪う)
5:トウカを殺し、楓の仇を討つ
6:純一に音夢の生首を浸したラム酒を飲ませ、最後に音夢の生首を見せつけ殺す
7:つぐみの前で武を殺して、その後つぐみも殺す
8:桜の花びらが気になる
【装備:永遠神剣第七位“献身” 登山用ブーツ 双眼鏡】
【所持品1:支給品一式×6 IMI デザートイーグル 2/10+1 IMI デザートイーグル の予備マガジン10 九十七式自動砲 弾数2/7
S&W M37 エアーウェイト 弾数0/5 出刃包丁@ひぐらしのなく頃に 祭 コンバットナイフ イングラムM10(9ミリパラベラム弾32/32)
イングラムの予備マガジン(9ミリパラベラム弾32発)×7 ベネリM3 0/7+1 永遠神剣第三位『時詠』@永遠のアセリア -この大地の果てで-】
【所持品2:トカレフTT33の予備マガジン10 洋服・アクセサリー・洗髪剤いずれも複数、食料品・飲み物多数】
【所持品3:朝倉音夢の生首(左目損失・ラム酒漬け) 朝倉音夢の制服 桜の花びら コントロール室の鍵 ホテル内の見取り図ファイル】
【所持品4:謎ジャム(半分消費)@Kanon、『参加者の術、魔法一覧』、四葉のデイパック】
【所持品5:C120入りのアンプル×8と注射器@ひぐらしのなく頃に、ゴルフクラブ、各種医薬品】
【所持品6:銃火器予備弾セット各100発(クロスボウの予備ボルトのみ残数80/100)、 バナナ(フィリピン産)(2房)】
【状態:肉体的疲労小・魔力消費中、精神的疲労小、腹部に痣(消えかけ)、左腕打撲、右耳に裂傷、左足首に切り傷(いずれも治りかけ)、非常に強い意志】
【思考・行動】
0:現在“献身”を用いて身体能力を強化し、千影を担いだ状態で北に向かって全力疾走中。
1:C-4からC-3へ移動して博物館を目指す(その途中で永遠神剣の持ち主を発見したら倒して魔力を回復する)。
2:稟の遺体を持ち帰り、楓や亜沙、他の参加者の最後を忘れぬ為に優勝を目指す。
その途中であった人間は皆殺し(戦い方は一撃離脱・ゲリラ戦中心、出来る限り単独行動している者を狙う) 。
3:ハイリスク覚悟で魔力を一気に回復する為の方法、或いはアイテムを探す
4:千影を魔力の回復源として用いる(当然体の自由は拘束等で奪う)
5:トウカを殺し、楓の仇を討つ
6:純一に音夢の生首を浸したラム酒を飲ませ、最後に音夢の生首を見せつけ殺す
7:つぐみの前で武を殺して、その後つぐみも殺す
8:桜の花びらが気になる
【備考】
現在は髪を鮮やかなオレンジに染め、黒の髪留めでポニーテールにしています。
私服(ゲーム時の私服に酷似。ただし高級品)に着替えました。(汚れた制服と前の私服はビニールに包んでデイパックの中に)
私服の上からウィンドブレーカーをはおっています。
ネリネの魔法(体育館を吹き飛ばしたやつ)は使用不可能です。
※これはネリネは魔力は大きいけどコントロールは下手なので、 制限の結果使えなくなっただけで他の魔法を使えるキャラの制限とは違う可能性があります。
※永遠神剣第七位“献身”は神剣っていってますが、形は槍です。
現在は髪を鮮やかなオレンジに染め、黒の髪留めでポニーテールにしています。
私服(ゲーム時の私服に酷似。ただし高級品)に着替えました。(汚れた制服と前の私服はビニールに包んでデイパックの中に)
私服の上からウィンドブレーカーをはおっています。
ネリネの魔法(体育館を吹き飛ばしたやつ)は使用不可能です。
※これはネリネは魔力は大きいけどコントロールは下手なので、 制限の結果使えなくなっただけで他の魔法を使えるキャラの制限とは違う可能性があります。
※永遠神剣第七位“献身”は神剣っていってますが、形は槍です。
※永遠神剣第七位“献身”は制限を受けて、以下のような性能となっています。
永遠神剣の自我は消し去られている。
魔力を送れば送る程、所有者の身体能力を強化する(但し、原作程圧倒的な強化は不可能)。
魔力持ちの敵に突き刺せば、ある程度魔力を奪い取れる。
以下の魔法が使えます。
永遠神剣の自我は消し去られている。
魔力を送れば送る程、所有者の身体能力を強化する(但し、原作程圧倒的な強化は不可能)。
魔力持ちの敵に突き刺せば、ある程度魔力を奪い取れる。
以下の魔法が使えます。
尚、使える、といってもウインドウィスパー以外は、実際に使った訳では無いので、どの位の強さなのかは後続の書き手に委ねます。
アースプライヤー 回復魔法。単体回復。大地からの暖かな光によって、マナが活性化し傷を癒す。
ウィンドウィスパー 防御魔法。風を身体の周りに纏うことで、僅かな間だけ防御力を高める。
ハーベスト 回復魔法。全体回復。戦闘域そのものを活性化させ、戦う仲間に力を与える。
アースプライヤー 回復魔法。単体回復。大地からの暖かな光によって、マナが活性化し傷を癒す。
ウィンドウィスパー 防御魔法。風を身体の周りに纏うことで、僅かな間だけ防御力を高める。
ハーベスト 回復魔法。全体回復。戦闘域そのものを活性化させ、戦う仲間に力を与える。
※古手梨花を要注意人物と判断(容姿のみの情報)
※音夢とつぐみの知り合いに関する情報を知っています。
※音夢の生首はビニール袋へ詰め込みラム酒漬けにした上、ディパックの中に入れてます。
※魔力が極端に消耗する事と、回復にひどく時間がかかる(ネリネの魔力なら完全回復まで数日)という事に気が付きました。
※トウカと、川澄舞(舞に関しては外見の情報のみ)を危険人物と認識しました。
※千影の“時詠”を警戒。ただし“時詠”の能力までは把握していません。
※魔力持ち及び永遠神剣の持ち主を献身で殺せばさらに魔力が回復する仮説を思いつきました。
※ある程度他の永遠神剣の気配を感じ取れます。
※桜の花びらは管理者の一人である魔法の桜のものです。
※見取り図によってホテルの内部構造をかなり熟知しています。
※回収したディパックは武器を入れたものに丸ごと突っ込んで移動に支障が無いようにしています。
※悠人(外見のみ、名前は知らない)は死んだか重症を負ったと思っています。
※音夢とつぐみの知り合いに関する情報を知っています。
※音夢の生首はビニール袋へ詰め込みラム酒漬けにした上、ディパックの中に入れてます。
※魔力が極端に消耗する事と、回復にひどく時間がかかる(ネリネの魔力なら完全回復まで数日)という事に気が付きました。
※トウカと、川澄舞(舞に関しては外見の情報のみ)を危険人物と認識しました。
※千影の“時詠”を警戒。ただし“時詠”の能力までは把握していません。
※魔力持ち及び永遠神剣の持ち主を献身で殺せばさらに魔力が回復する仮説を思いつきました。
※ある程度他の永遠神剣の気配を感じ取れます。
※桜の花びらは管理者の一人である魔法の桜のものです。
※見取り図によってホテルの内部構造をかなり熟知しています。
※回収したディパックは武器を入れたものに丸ごと突っ込んで移動に支障が無いようにしています。
※悠人(外見のみ、名前は知らない)は死んだか重症を負ったと思っています。
【千影@Sister Princess】
【装備:なし】
【所持品:なし】
【状態:現在気絶中、左肩重傷(治療済み)、肉体的疲労中、魔力消費小、精神的疲労極大、スカートに裂け目、咲耶の死に対する深い悲しみ】
【思考・行動】
基本行動方針:襲ってくるものには手加減しない。時詠の能力使用は極力控える。衛が生きている以上はゲームに乗らない。
0:気絶中(ネリネに担がれたまま北へ移動中。本人は気づいていません)
1:咲耶くん、そして悠人くん君まで……
2:鷹野の発言に強い興味。
3:永遠神剣に興味
4:北川潤、月宮あゆ、朝倉純一の捜索
5:魔力を持つ人間とコンタクトを取りたい
6:『時詠』を使って首輪が外せないか考える
7:もう一度舞に会いたい
【装備:なし】
【所持品:なし】
【状態:現在気絶中、左肩重傷(治療済み)、肉体的疲労中、魔力消費小、精神的疲労極大、スカートに裂け目、咲耶の死に対する深い悲しみ】
【思考・行動】
基本行動方針:襲ってくるものには手加減しない。時詠の能力使用は極力控える。衛が生きている以上はゲームに乗らない。
0:気絶中(ネリネに担がれたまま北へ移動中。本人は気づいていません)
1:咲耶くん、そして悠人くん君まで……
2:鷹野の発言に強い興味。
3:永遠神剣に興味
4:北川潤、月宮あゆ、朝倉純一の捜索
5:魔力を持つ人間とコンタクトを取りたい
6:『時詠』を使って首輪が外せないか考える
7:もう一度舞に会いたい
※千影は『時詠』により以下のスキルが使用可能です。 但し魔力・体力の双方を消耗します。
タイムコンポーズ:最大効果を発揮する行動を選択して未来を再構成する。
タイムアクセラレイト…自分自身の時間を加速する。他のスキルの運用は現時点では未知数です。 詳しくはwiki参照。
またエターナル化は何らかの力によって妨害されています。
※未来視は時詠の力ではありません。
※四葉とオボロの事は衛と悠人には話してません(衛には話すつもりは無い)
※千影は原作義妹エンド後から参戦。
※ハクオロ、トウカ、悠人を強く信頼。
※悠人は死んだと思っています。
タイムコンポーズ:最大効果を発揮する行動を選択して未来を再構成する。
タイムアクセラレイト…自分自身の時間を加速する。他のスキルの運用は現時点では未知数です。 詳しくはwiki参照。
またエターナル化は何らかの力によって妨害されています。
※未来視は時詠の力ではありません。
※四葉とオボロの事は衛と悠人には話してません(衛には話すつもりは無い)
※千影は原作義妹エンド後から参戦。
※ハクオロ、トウカ、悠人を強く信頼。
※悠人は死んだと思っています。
【C-4 森(マップ南西)/1日目 夜19:30頃】
【高嶺悠人@永遠のアセリア -この大地の果てで-】
【装備:今日子のハリセン@永遠のアセリア、トウカの刀@うたわれるもの、ベレッタM92F(9mmパラベラム弾14/15+1)】
【所持品:支給品一式×3、バニラアイス@Kanon(残り9/10)、予備マガジン×4、暗視ゴーグル、FN-P90の予備弾、電話帳】
【状態:疲労中程度、手足に軽い火傷(行動に支障なし)、左太腿に軽度の負傷(処置済み・歩行には支障なし)、「時詠」に対する恐怖、土と灰と煤で全身に汚れ、上着は所々焼損】
【思考・行動】
基本方針1:千影を守る
基本方針2:なんとしてもファンタズマゴリアに帰還する
0:今は時間までに南へ移動し、ホテルに向かい千影と合流する。その後病院へ。
1:北上した襲撃者を警戒。
2:国崎往人に対するやり切れない感情。
3:衛、千影を含む出来る限り多くの人を保護。
4:ゲームに乗った人間と遭遇したときは、衛や弱い立場の人間を守るためにも全力で戦う。割り切って容赦しない。
5:ネリネをマーダーとして警戒
6:地下にタカノ達主催者の本拠地があるのではないかと推測。しかし、そうだとしても首輪をどうにかしないと……
【装備:今日子のハリセン@永遠のアセリア、トウカの刀@うたわれるもの、ベレッタM92F(9mmパラベラム弾14/15+1)】
【所持品:支給品一式×3、バニラアイス@Kanon(残り9/10)、予備マガジン×4、暗視ゴーグル、FN-P90の予備弾、電話帳】
【状態:疲労中程度、手足に軽い火傷(行動に支障なし)、左太腿に軽度の負傷(処置済み・歩行には支障なし)、「時詠」に対する恐怖、土と灰と煤で全身に汚れ、上着は所々焼損】
【思考・行動】
基本方針1:千影を守る
基本方針2:なんとしてもファンタズマゴリアに帰還する
0:今は時間までに南へ移動し、ホテルに向かい千影と合流する。その後病院へ。
1:北上した襲撃者を警戒。
2:国崎往人に対するやり切れない感情。
3:衛、千影を含む出来る限り多くの人を保護。
4:ゲームに乗った人間と遭遇したときは、衛や弱い立場の人間を守るためにも全力で戦う。割り切って容赦しない。
5:ネリネをマーダーとして警戒
6:地下にタカノ達主催者の本拠地があるのではないかと推測。しかし、そうだとしても首輪をどうにかしないと……
【備考】
※バニラアイスは小型の冷凍庫に入っています。
※衛と本音をぶつけあったことで絆が強くなり、心のわだかまりが解けました。
※アセリアに『時詠』の事を話していません。
※千影が意図的に西へと移動した結果、隣のC-4エリアにいることにまだ気付いていません。
※バニラアイスは小型の冷凍庫に入っています。
※衛と本音をぶつけあったことで絆が強くなり、心のわだかまりが解けました。
※アセリアに『時詠』の事を話していません。
※千影が意図的に西へと移動した結果、隣のC-4エリアにいることにまだ気付いていません。
【D-4 森(神社直前)/1日目 夜19:30頃】
【川澄舞@Kanon】
【装備:ニューナンブM60(.38スペシャル弾5/5) 学校指定制服(かなり短くなっています)】
【所持品:支給品一式 ニューナンブM60の予備弾32 バナナ(フィリピン産)(3房)、ブラウニング M2 “キャリバー.50”(ベルト給弾式、残弾45) 】
【状態:疲労(中)、肋骨にひび、腹部に痣、肩に刺し傷(止血済。痛いが普通に動かせる)、太腿に切り傷(止血済。痛いが普通に動かせる)、後頭部にたんこぶ】
【思考・行動】
基本方針:佐祐理のためにゲームに乗る
0:隣のC-4エリアに移動し、他の参加者や千影が来るのを待つ(千影がいたら支給品を確認する。それ以外の時は皆殺しにし、武器を奪う)。
1:佐祐理を救う。
2:全ての参加者を殺す。ことりも殺す。
3:相手が強い場合、多人数の場合は無理はしない。
【装備:ニューナンブM60(.38スペシャル弾5/5) 学校指定制服(かなり短くなっています)】
【所持品:支給品一式 ニューナンブM60の予備弾32 バナナ(フィリピン産)(3房)、ブラウニング M2 “キャリバー.50”(ベルト給弾式、残弾45) 】
【状態:疲労(中)、肋骨にひび、腹部に痣、肩に刺し傷(止血済。痛いが普通に動かせる)、太腿に切り傷(止血済。痛いが普通に動かせる)、後頭部にたんこぶ】
【思考・行動】
基本方針:佐祐理のためにゲームに乗る
0:隣のC-4エリアに移動し、他の参加者や千影が来るのを待つ(千影がいたら支給品を確認する。それ以外の時は皆殺しにし、武器を奪う)。
1:佐祐理を救う。
2:全ての参加者を殺す。ことりも殺す。
3:相手が強い場合、多人数の場合は無理はしない。
※C-4南側で火災が発生しました。神社にいた人間には見えた可能性があります。
神社だけに限らず、周囲1マス離れたエリアからは見えた可能性があります。
神社だけに限らず、周囲1マス離れたエリアからは見えた可能性があります。
※C-4の南側(火災を逃れた場所)に倉成武のPDA@Ever17-the out of infinity-、倉田佐祐理の死体の写真が転がってます。
※倉田佐祐理の死体の写真は額の銃痕が髪の毛で隠れた綺麗な姿。
撮影時間(一日目夕方)も一緒に写っています。
※倉田佐祐理の死体の写真は額の銃痕が髪の毛で隠れた綺麗な姿。
撮影時間(一日目夕方)も一緒に写っています。
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151:炎の魔法少女(前編) | 時系列順に読む | 153:歯車二つ(前編) |
151:炎の魔法少女(前編) | ネリネ | 156:破滅の詩。 |
151:炎の魔法少女(前編) | 千影 | 156:破滅の詩。 |
151:炎の魔法少女(前編) | 高嶺悠人 | 154:救心少女夢想(前編) |
151:炎の魔法少女(前編) | 川澄舞 | 160:予期せず出会うもの |