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希望は爆発と共に ◆A6ULKxWVEc


最初に.txt
バトル・ロワイアル攻略情報.txt
最後に.txt

「……これだけ?」
レジャービルの一角のネットカフェに辿り付き、早速FDの中身を確認した沙羅は少々落胆していた。
「もっとこう、フロッピーを一枚差してくごとに、ぶわ~っと魔法が発動して光の柱が登ったりとか、何かそういうの無いわけ?」
どこの葉鍵ロワイ○ルだよ!
残念ながら、突っ込んでくれる筈の恋太郎や双樹はここには居ない。
「ま、いいわ。文句を言うのは中身を確認してからにしましょ」
まずは“最初に.txt”をダブルクリック。

『このフロッピーディスクにはこのバトルロワイアルを生き抜くために役に立つ様々な情報が入っています。やったね!』
「ふ~ん。何か地味ね。」
“情報”という単語に探偵助手としてはあるまじき反応を見せる。
『ま、ここに入ってる情報が全部本当とは限りませんけどね(笑)ま、信用するもしないも貴方次第です。当たるも八卦、当たらぬも八卦みたいな?』
「何よそれ!ふざけんじゃないわよ!大体なにが“みたいな?”よ。人馬鹿にすんのも大概にしなさいよね!」
そんなのほとんど意味無いじゃない。
そうこぼしながらも次のファイルへと移る。

『このファイルを見ている人には三枚のフロッピーディスクが支給されたと思いますが、それの中身は全部一緒です。その意味は後で分かるかもね(謎)』
「なんなのよさっきから!いちいちむかつく書き方ね!」
その他にも☆とか♪とか 電柱│- ̄)とかありとあらゆる方法で、読み手を小馬鹿にしつつも様々な情報が羅列されていた。
それでももしかしたら役に立つ情報があるかも知れない、そう思った沙羅は辛抱強く文章を読み進めていった。
「はぁ……疲れた……」
相手の挑発的な文章に律儀に反応していた沙羅は既に肩で息をしている。
「ほんっと、“これで全部嘘でした(爆)”とか書いてあったら絶対許さないわよ」
最早当初の意気も無く彼女はおざなりに“最後に.txt”をダブルクリックする。

いや。
正確には“最後に.txt .exe ”
を。

沙羅が“最後に.txt”を実行した瞬間、部屋中のPCが一斉に起動した。
「何?何なのこれ?」
そして目の前のPCからはやけに楽しそうな合成音声が流れてくる。
『尚、このPCは読了後爆破する。みんなもウィルスには気をつけないと駄目だぞっ☆』
「は?」

『3』
『2』
『1』
『どっかーん!』

【白鐘沙羅 死亡?】






PCが一斉に爆破され、廃墟になったネットカフェ。そこに奇跡的に無傷で佇む1人の少女が居た。
「……」
沙羅は、人間が本当に怒った時、言葉が無くなると言うのは真実だったのだと今日初めて理解した。
「泣かす」
それは静かな殺意。
「絶対に泣かしてやる。この白鐘沙羅をここまで馬鹿にしてくれた落とし前はキッチリつけさせてやるんだから!」
その形相に普段の面影は無く、そこに居るのは一人の修羅だった。

(大体何よ爆発って。漫画とかアニメだと良くみるけど、実際にそんなことできるの?)
もしPCを遠隔操作で爆発させるウィルスがあるとすれば山田さんどころの騒ぎでは無い。
JASR○Cは大喜びするだろう。
(ん?遠隔操作で爆破?)
そういえばとっさのことで身を隠すことすら出来なかったのに自分は怪我ひとつしていない。ピンポイントでPCのみ爆破したのだろう。
(もしかして……)
自分の首に手を当てる。
(この首輪と同じシステムなんじゃ?)
自分が使っていたPCだけなら兎も角、その他のPCも一斉に爆破されていた。つまりPCの外部からの電波か何かで爆破されたということだ。
(そうよ、遠隔操作で爆発させるなんてプログラム、何個も作ってるとは考えづらい。それなら……)
もしかしたら、“爆発”は一番大きなヒントかもしれない。他の情報は当てにならないけど、ここのPCは実際に爆発しているのだ。
(むかついたけど、……本当にむかついたけど、このフロッピーディスクって大当たりかもね)
その他の情報も真偽は定かではないとは言え、無視できない情報もあった。特に
『皆さんに支給された重火器類の中には実は撃つと暴発しちゃうものがあります♪特に銃弾・マガジンなどが大量に支給された子は要注意だぞ☆』
などは一応注意しておかないといけないだろう。
(後で試し撃ちしとかないと)
『廃坑の入り口は実は地図に乗ってる所以外にもあったりなかったり(ぉ』
とか
『海の家の屋台って微妙なもの多いよね~』
等、当座は無視しても問題なさそうなのも多かったけど。
「とりあえず、探し人に1人追加ね」
(機械に詳しそうな人を見つけないと)
自分はもちろん、恋太郎や双樹もたとえ仕組みが分かった所で首輪を解除するのは不可能だろう。
(今優先して探すべきは技術者。恋太郎や双樹も心配だけど、双葉探偵事務所は不滅だもん。あの2人は絶対に大丈夫)

その腕に希望を握り、少女はレジャービルを出発する。
だが彼女は知らない。
自らの片割れ、白鐘双樹は最早この世に居ないことを。
だが彼女は知らない。
自らの愛する男、双葉恋太郎の手にある銃、それこそが『暴発しちゃうもの』だということを。
近い未来、彼女が双樹の死を知った時。
彼女は希望を捨てずに居られるのだろうか?
もしも、恋太郎まで死んだ時。
彼女はそれでも脱出を志すのだろうか?

それは誰にも分からない。


【D-1 レジャービル前/1日目 早朝】

【白鐘沙羅@フタコイ オルタナティブ 恋と少女とマシンガン】
【装備:永遠神剣第六位冥加@永遠のアセリア -この大地の果てで- ワルサー P99 (17/16+1)】
【所持品:支給品一式 フロッピーディスク二枚枚(中身は下記) ワルサー P99 の予備マガジン8】
【状態:健康】
【思考・行動】
1:首輪を解除できそうな人にフロッピーを渡す
2:恋太郎と双樹を探す。
3:前原を探して、タカノの素性を聞く。
4:混乱している人やパニックの人を見つけ次第保護 。
5:最終的にはタカノを倒し、殺し合いを止める。 タカノ、というかこのFDを作った奴は絶対に泣かす。
基本行動方針
一人でも多くの人間が助かるように行動する

※FDの中身は様々な情報です。ただし、真偽は定かではありません。
下記の情報以外にも後続の書き手さんが追加してもOKです。
『皆さんに支給された重火器類の中には実は撃つと暴発しちゃうものがあります♪特に銃弾・マガジンなどが大量に支給された子は要注意だぞ☆』
『廃坑の入り口は実は地図に乗ってる所以外にもあったりなかったり(ぉ』
『海の家の屋台って微妙なもの多いよね~』
少なくともこの3文はあります。
※“最後に.txt .exe ”を実行するとその付近のPC全てが爆発します。
※↑に首輪の技術が使われている可能性があります。ただしこれは沙羅の推測です。

※双葉恋太郎の銃“S&W M60 チーフスペシャル(5/5)”は撃とうとすると暴発します。


039:利用する者される者 投下順に読む 041:彼女の決断、彼の選択
033:出会いと別れ 時系列順に読む 043:戦い、それが自由
027:【二人の岐路】 白鐘沙羅 050:夢と決意と銃声と――






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