FF13海外の反応[一般]

海外の反応ページが容量オーバーで怒られた上に、米Amazonの反応ページであった一般も容量オーバーで怒られた。
そのためこれ以上分割してもしょうがないため、ページ形式を大容量可能なタイプに変更し米Amazonと英Amazonのページを再度統一。
見栄えに関しては鋭意調整。

FF13に関する、海外の雑誌などではなく主に一般のレビュー(Amazon等)、反応に関してをパージしたページ。

 米Amazonレビュー

 英Amazonレビュー

 その他レビュー

 


 

【米Amazonレビュー】

翻訳神によるアメリカAmazonのレビュー翻訳集。
特徴として、☆の点数に関しては甘くても内容が辛いものが多い。
雑誌のレビューにも言えることだが内容の割りに点数は甘いと思えるような点数が出るようだ。
公平を期するために賛否両論を記載。肯定意見も否定的意見もなんだか2~3ヶ月前にも見たことがあるような気がする。

 

☆ 題「ボッタクリのアニメムービー」

皆さん、FF12を思い出してほしい。あなたはガンビットを買い、魔法を買い、武器防具を買うことができた。
それらの組み合わせを試行錯誤して、自分のプレイスタイルに最適な装備やガンビットを創造することができた。
13はこういった要素をすべてブン投げ、さらにメチャクチャにした。
貴方ははもう魔法を買う必要も無いし、魔法を発動させるタイミングを決める必要すらない。
どのキャラを戦闘に参加させるか決める自由も、冒険中誰がPTリーダーかを決める自由も無い。
サブクエはプレイするモチベを萎えさせるただただ退屈なものだ。
自分は12の大大ファンだ。12は確かに「ゲーム」だった。どんなPT編成でどこへ探索するか、どの敵と戦いどの敵は避けるか。そういう自由があった。
13のゲームシステムは例えるなら、
全長600メートルほどの一本道の階段がある>その奥には宝のオーブがあるので、それを取ってくる>すると次の階段への道が開け、先へ進むことが可能になる。ひたすらこれの繰り返しだ。
そして、あなたの冒険は過度に頻繁にデモムービーによってブツ切りにされることになる。
これは「ゲームではない」。やたら定価が高く、Xボタンを連打するだけのアニメムービーだ。
返品してお金を返してほしい…私はあくまで「ゲーム」がしたいのだ!
私の意見はつまらない愚痴のように読めるかもしれない。
しかしこれは本当のことなのだ。


☆ 「過去最低のFF」

このゲームは過去20年をかけて確立されてきたあるものを全て放棄した…「RPG」というジャンルをだ。これは最早RPGではない。
RPGというより、ゲーセンのアーケード格闘ゲームを無理矢理ターン制バトルの枠にねじ込んだようないびつなゲームだ。
ストーリーはお約束感たっぷりで安っぽく、悪い意味で典型的なアニメ調JRPGのノリで、勿論過去のFFシリーズに比べても貧弱だ。
キャラ達は意味不明なの魔法の力に操られ、ゾンビ、というか、ゾンビ的なワケの分からない何かに変身したりする。
プレイヤーに冒険する自由は与えられていない。戦闘中に操作できるのは1キャラのみ、パーティの行動を満足に統括することもできない。
音楽はFF10に比べると若干劣る。私見では、10のサントラはゲームサントラベスト1だ。
GTAシリーズをプレイしている方は、あの自由度、ゲーム内世界で「やりたいと思うことができる」というあの体験の素晴らしさを思い出してほしい。
あれこそ今のスクエ二に欠けているものだ。


☆☆☆「これは自分がFFに求めていたものでも、スクエ二に求めていたものでもない…」

クリアし終えた今、自分は、13がこれまでのスクエにゲームとあまりにも違う方向性に向かっていることに気づいた。
私はスクエニRPGの大ファンだ。FCのFF3、SFCのクロノの頃から夢中だった。FF7~9が素晴らしい出来だったのは言うまでもない。
さて、それでは感想を述べたい…

ゲームプレイ=「リニアだ!」の一言に尽きる。過去のFFシリーズと違い、オープンマップは完全に排除されている。
町も無い、お店も無い、アイテム探索の楽しみも無い(もう世界共通の嘆きですね…)。
それに取って代わったのはセーブポイントでお買い物というチープなシステムだ。武器強化の要素はあるが、大して楽しいわけでも無い。

(※バトルシステム=長い上にまた「賛」の典型的意見なので割愛させていただきます。
ただ、この方は召還獣の扱いについて、「外観、物語内での扱いの両面ともにチープすぎる」「なんでイフリートがいない」と指摘しています。)

サイドクエスト=かつてのような練られたクエストシステムは放棄され、貧弱なモブ狩りクエストがそこに取って代わった。これは単にプレイ時間の水増しのための策だ。

グラフィック=良い。このゲームをわずかなりとも楽しめたのは、グラフィックの質は相変わらず高かったからだろう。
このゲームの狙いは「グラフィックを楽しんでもらう」ただそれだけのために作られたように感じられるし、私が☆を三個あげたのも三個全てグラフィックに☆をあげたようなものだ。

総評 レンタルすべき。もしくはバーゲンになるのを待とう。


☆☆☆「インタラクティブムービー」

FFにはまた失望させられた。俺の好みに比べて自動化されすぎ。
いやはや全くばかげた最先端があったもんだ。
これじゃ対話型の映画だ。君は×ボタンを押すだけ。
スクエニはFF10に戻ってプレイヤーにもうちょっと操作や選択権をくれ。あと脇役の見せ場なんかも。


☆☆「スクエニは死んだ。FFよ安らかに眠れ…」

私のトピ記事が信じられないなら、日本のアマゾンのレビューを見てみるといい。13は日本では全く不人気なのだ。
そもそも、スクエニはこのゲームをFFシリーズとして出すべきではなかったのだ。
私のFF体験は3~7だが、13は、私がかつて知っていた絶頂期のFFとは余りにかけ離れた出来だ。
スクエニは一般プレイヤーの目は節穴だと思っているのだろうか。
このゲームは最早RPGとは言いがたい。大量のモンスターとの戦闘の合間合間にデモムービーが入る、ただそれだけのゲームだ。
「FF7アドベントチルドレン」に、戦闘のミニゲームを挟んだもの、と言えばわかりやすいだろうか。
良いところ=グラフィック、音楽、ストーリーライン。
悪いところ=無意味なキャラ育成の制限。町が無い。防具が無い。
「究極なまでに」リニア。マップがほとんど意味をなさないほどのリニアな、歩いて戦ってデモムービー、がひたすら繰り返される一本道システム。
PTのうち操作可能なキャラは一人だけ。長過ぎて冗長なデモムービー。私は確かに懐古的かもしれない。だが、間違いなくFFの全盛期は今ではない。
そして、「西洋人にはJRPG=FF13の良さはわからない」とおいう意見も私は容認しない。
なぜなら、「FF13が良いゲーム」という意見は、過去のFFシリーズの出来の良さに対するバイアスからきていると私は信じるからだ。
正直な意見として、私は心からのFFファンたちが13を許容できるとはとうてい思えない。
好意的なレビューを書いているレビュアーは過去のFFシリーズの威光のせいで視野狭窄におちいって、盲目的に13を崇めているのではないかと私は感じている。


☆☆「リニアな列車旅行」

自分はFFシリーズの大ファンだ。シリーズは4から全てプレイしている。
13は「FFではない」。苦痛を覚えるほどにリニアで、戦闘はせわしないくせに退屈だ。
このゲームは、おおむねこういった順序で進む。
ストレートラインを歩く>戦闘に突入>またストレートラインを歩く>また戦闘に突入>再度ストレートラインを歩く>ここら辺のタイミングでデモムービーが挿入される>そしてストレートラインを歩く。

自分はすぐに売った。なんというお金の無駄遣いだったのだろう…


☆☆☆劣化FF10というHDロマンティックなドラマ

まあタイトルで全て言い尽くされているんだが、ムービー、サウンドは素晴らしい。
ただちょっと多すぎる。CGと戦闘の繰り返しだ。ムービーゲーにしたいならビ××と古臭いパンクロッカーみたいなガキをメインキャストから外してくれ。
戦闘システムはなかなかよくできている。実際4時間ほど熱中できた。
それでも退屈だと感じられる場合もある。リーダーが死んだらゲームオーバーは
まだいいとして、せめて戦闘を回避できるようにはしてほしかった。
楽しい長い時間を捨てて敵が持っている2つの爆弾は自爆する。
そしてパーティは動くことさえできない。おかしくて笑ってしまう。
私が最も好きでないことが「あからさまな」一本道になったFF10であるということであると思う。
そして、それが個人的に好きではない。
FF10が好きになれなかった人は13も受け付けないだろうと言って差し支えない。
ああいった茶番が好みでないならね。


☆☆☆「スクエニ様へ、私をできる限り早く、かつての熱心なファンに戻らせてくれ…」

FF13は最早RPGではない。このゲームを説明するのには、ゲームを作った張本人達の言葉を借用するのが一番手っ取り早いだろう。
『我々はRPGというジャンルのテンプレを飛び越えたものを作ろうというつもりだった』とプロデューサー達は言っていた。
『新しいゲーム体験、新しいジャンルというものをクリエイトしたかった』と。

端的に言って、これは旧来のFFとは全く違う。バトルシステムはひたすら×ボタンを押し、合間にロールを切り替え、またひたすら×ボタンを押す。それだけの単調な代物だ。

「リニア」という表現は控えめにすぎるだろう…
ゲーム開始から6時間ほどは、文字通りただ一本道の上を敵を倒しながらひたすら歩き続けるだけ(合間にクサい回想シーンがところどころ入る)のゲームなのだ。
皆がこのゲームに関して、「文句は20時間プレイしてチャプター11に入ってから抜かせ」と言う。
だが、すまないが、最初の数時間がクソゲなゲームをあと十数時間忍耐して
プレイしなければいけない理由がどこにあるのだろうか? あの「FF」だから?
悪いが遠慮する。


☆「Emperor has no clothes(=「皇帝は服を着ていない」=「ハダカの王様」)」

RPGファンの一人として、13がいかにダメなゲームかを伝えたいと思う。
グラフィックはいい。ムービーも興味をそそるだけの質がある。
しかしそのムービーにありつくまでに、プレイヤーはかったるい戦闘をひたすら繰り返さなければならない。退屈の一語に尽きる。
ストーリーには過去のFFほどの質は無い。ゲームの最後まで、「ストーリーに引きつけられる」ことは無かった。
それに加え、過去のFFを良作たらしめていた様々な要素全てを13は捨てた。
一例として、レベルアップのシステムは極端に簡略化されてしまった。
10のスフィア盤システムから自由度を思い切り削ったような代物だ。
そして街もお店もNPCも無い。ついでに言えば、面白いサブイベントも無い。
絶え間なく強いられるバトルは、決定ボタンを連打するだけの全く面白みのないものだ。

このゲームのただ一つの長所は、見栄えの良さだ。本当に見た目は美しい。
いっそゲームではなく、オサレな雑誌にでもした方が良かったのではないだろうか。

それから、私は13のファンに対しても申し上げたいことが色々とある。
まず、「逃亡中という設定なのだから、一本道ゲーになることは何も不思議じゃないだろう?」という擁護に対して。
本当にそうだろうか?過去のFFにおいて、何者かから逃げるというシチュエーションはいくらでもあった。
それに主人公達の素性を知らない、あるいはそんなことなど気にかけない人々が住む街、あるいは逃亡者の隠れ家的な街などを
ゲーム中に配置すれば、それは間違いなく「ロールプレイ」の没入感を高めてくれるに違いない。
あなたがRPGの開発者あるいは脚本家であったなら、RPGというゲーム形式に根本的に合わないプロットはボツにするのが自然な判断だろう。
13がこの一本道システムについて再考しなかったのは、ブランドネームに胡座をかいた怠慢としか私には思えない。
それにもう一つ。「25時間やれば楽しくなるよ」というファンの声について。これは擁護にすらなってないのではなかろうか?
我々は「楽しむために」お金を払っているのであって、25時間の苦痛を味わった後に幾分かの楽しみを得るためにゲームを買うのではない。

13は十数年にわたって築き上げてきたFFのブランド価値を著しくおとしめた。
実験的でもないし、面白くもない。
私はスクウェアが今作で採用した「クリスタルエンジン」とかいうエンジンに基づいてこれからもゲームを作るつもりなら、
個人的に不買を貫くつもりだ。
こんなゲームを支持するのは、長年RPGを愛してきたものにとって恥に等しい。
いつの日か13を巡る馬鹿騒ぎが収束し、我々皆が「王様は裸であった」という事実を理解する日が来るのを、私は望んでいる。


☆☆「ガラスを食ってるような…(味気ない、という意味の慣用句)」

出だしから数チャプターぶんのプレイ体験は、とんでもなくつまらない。
飢えて飢えてどうしようもなくてガラスを食べているほどに、味気ない感覚だ。
このゲームを心から楽しみたかったのだが、ゲームプレイに関しては期待に応えてくれる要素は何一つ無かった。
もしあなたがFFシリーズ未体験、あるいは冒険要素を楽しむオーソドックスなRPGを望むのなら
他のゲームに食指をのばした方がいいだろう。
マップは極めてリニアで、探索要素も、周囲のオブジェクトやキャラクタとのインターアクション要素も無い。
私はまだ13をクリアしていないが、正直言ってもうこれ以上PS3のトレイの中に13を入れていたいと思わない。
60ドルを損したことも悲しいが、それ以上にゲームの出来がここまでガッカリだったことはもっと悲しい。
ヴェルサスに期待すべきなのだろうか。

参考までに言えば、「ストーリーを楽しむために13を買う」のも私はお勧めしない。
こんなストーリーなら、韓流ドラマでも見ていた方がまだマシだ。


☆☆ 「『レビューを書く』のチュートリアルを見るなら、決定ボタンを押して下さい
(訳者注=要するに『決定ボタン連打ゲーですよ』、という皮肉です)」

最初に言っておきたい。僕はFFの大大大ファンだ。今までFFのために学校をさぼったことも会社をさぼったこともある。
デートよりFFをプレイするのを優先させたこともある。
だけど、13に関して言えば、そこまでアツくなれなかった…
まず第一に、これまでのFFに会ったものがことごとく無い。無いもの尽くしだ。
ミニゲームが無い。散策の自由が無い。乗り物が無い。マップが無いNPCが無い。
ダンジョンの謎解きギミックも無い。
今のところ僕がやったことと言えば、沢山のチュートリアルとバトルとムービー鑑賞だけだ。
(一応フォローしておくと、チュートリアル自体は良く出来ている)
そしてバトルは…このバトルシステムは、名付けるなら「敵が死ぬまで×ボタンを連打しろバトル」だろう。

ダメポイントをフォローするgoodな点を挙げるならこんなところだろうか―
声優のチョイスの良さ、キャラクターの個性、モンスターの生々しい質感、
グラフィックの背景の細部にまで至る緻密な書き込み、ワンダフルなBGM、
素晴らしいストーリーテリング。オートクリップシステムも悪くない。
これによってプレイヤーは細かな背景設定やキャラの人物像の深い部分を
知ることが出来る。

ああ、自由度が無いことが本当に悔やまれるよ…


☆☆「レンタルでプレイした者の一意見」

もしあなたが7~8時間、何度も何度も同じような戦闘を繰り返すのが好きという奇特な方だったら、
FF13はあなたにうってつけのゲームだろう。
より遊ぶほど武器攻撃がひどく感じられ、敵を倒すのには約数千回の攻撃が必要となってしまう。
ひたすらストレートラインのRPGがこんなに退屈なものだとは!
最初のうちは悪くなかったけれども、僕は何千回と通常攻撃ボタンを連打するためだけに
一日を費やせるほどヒマじゃないんだよ…


☆☆☆「ガッカリした」

発売をとても楽しみにしていた。自分はFFは12が初体験だが、12がとても気に入ったので
12のバージョンアップ版的なテイストを13には期待していたのだが… 
私は13は「badなゲームだ」とまでは言わないが、期待を裏切る、失望させられる出来であったことは否めない。

疑問の余地無く、グラフィックは美しい。ハイデフ環境でムービーシーンを鑑賞すると、感嘆の念をおぼえるほどだ。

だがゲーム部分に目を向けると、全ての面でグラフィックの質に見合うレベルには到底及ばない。
ある意味では、RPGというジャンルは必然的にある程度のリニア性を課せられると言えるだろう。
だが、ここまでリニアなゲームを体験したのはこれが初めてだ。
後半になるとオープンマップが体験できるが、遊び要素が少なすぎるしそこまで達するのに余りに時間がかかりすぎる。
カットシーンは多すぎだ。邪魔に感じるほどに頻繁に挿入される。
クリスタリウムシステムは、12に比べて育成の幅が極めて限られている。
バトルにおいてキャラの行動を自分でコントロールできない、という点においては12のガンビットも13のオプティマも共通している。
だが、私はガンビットは楽しめたがオプティマによるバトルは楽しめなかった。
武器成長のシステムは無意味に複雑で苦痛だ。ギル集めに苦労するのはさしてしんどいとは感じない。
だが、武器を強化するのに何百もの強化素材を買う作業を繰り返させられるシステムはバカげているとしか言いようが無い。

ストーリーは貧相(原文poor)だ。過剰にメロドラマチックで、おまけにゴチャつきすぎている。
そしてどのキャラに関しても、一人たりとも引きつけられる人物像ではなかった。
全員が全員素晴らしいキャラであることまでは期待していなかったが、誰一人魅力的ではないというのは残念というほか無い。

上記が私の不満点だ。13を明らかに超える作品を作らない限り、私は次作には手を出さないと思う。

 



☆☆☆「グッドなストーリー、バッドなバトル。最悪のエンディング」

僕は今までずっとFFのファンだった。シリーズは全部好きだが、今作に関しては悲しいが残念な出来だというしか無い…
ストーリーラインを追うためだけに、雑魚と戦いまくるだけのゲームプレイ。
何度退屈を感じたことだろう…

そして何より僕をガッカリさせたのはエンディングだ。
エンディングの最後の二分間…いったいこれはなんなんだ(原文what the fuck)!!??
僕はこんなエンディングを見せられるために膨大な時間を費やしたのか?
ハッピーエンドなのか、切なさを演出したいエンディングなのかすらわからない…
本当にwhat the fuck としか言いようがない。

ヴェルサスに期待!!


☆「言わば合法的な詐欺」

FF13は一見すると、おそらくそれほどハードコアじゃないゲーマーには非常に面白そうに見えるのだろう。
そしてスクウェアは、コアなFFファンは勿論買うとわかっていたに違いない。実際我々はそうしたのだし…。
おそらくかれらが13を作った目的は、コアゲーマーじゃないゲーマーをだまくらかして金稼ぎすることにあったのだろう。上手くやったもんだよ。
試しに「ゲーマーだけど、FFはやったことないよ」という人に13をプレイさせてみるといい。
そうすると、大抵の場合「わけがわからん」という反応が返ってくるはずだ。

13は僕に身銭を切らせて、手厳しい教訓を学ばせてくれたよ。「14に期待してはいけない、評判が出そろうのを待て」という教訓をね。


☆「時間をムダにするな」

自分は長年のFFファンだが、今作には果てしなく失望した。
素晴らしいグラフィックという素敵なパッケージの中に実際に詰め込まれていたものは、とことんリニアでつまらないゲームだった。
ストーリーは陳腐なばかりかあまりに行き当たりばったりなので、
今プレイヤーが何のために行動をしているのかわからなくなってしまうほどの酷さだ。
そして難易度は、おそらくカジュアルゲーマーには全く優しくないだろう。
音楽は過去作と比べて少し見劣りする感がある。過度にポップになりすぎた、という気がしないでもない。
このゲームのクオリティを保証している専門誌レビューも結構見たが、今作に高評価を下している
レビュアーがいるという事実にも僕は非常に失望させられた。
僕はこのゲームに良いところなど殆ど見つけられない。単なる三流ゲームだ。
お金のムダだった。誰に対しても、このゲームはおススメできない。


☆☆「最悪のFF(8より更にヒドい)」

リニアだ。一本だ。靴ヒモ並にストレートなゲームだよ。とにかくひどい。戦闘もつまらない。

オーケー。とりあえず自分は、「アンチ12、かつ13肯定派」に対して意見したい。
12を思い出してほしい。あのバトルシステムはガチでメチャクチャ斬新だった。
一方13は、ストーリーは12よりやや良い。グラフィックは言わずもがな、13の勝ちだ。
だけど13のゲームプレイ部分はつまらないにも程があるぞと言いたくなるレベルだ。
バトルは完全に退化し、自由度の無い窮屈な代物になってしまった。
武器改造のシステムはジョークかよっていうくらい酷い。

真面目な意見として聞いてほしい。13を買うお金があるならむしろ12を買ってくれ。
12が嫌ならオブリビオンを買ってくれ。


☆☆☆「期待に応えてはくれなかった」

簡潔に書こう。13のソリッドな優れた戦闘システムは賞賛されてしかるべきだが、ゲーム全体としては過去のFFシリーズのレベルに達していない。
ストーリーはイマイチだ。本音で書くと、とりわけゲーム序盤の出来はひどいと思う。
ひたすらカットシーンが絶え間なく挿入され、やりがいを感じられるゲームプレイが殆どないという悲惨なデザインになっている。
最初の最初でストーリーの概略をひと息にムービーで説明し、それからゲームに没頭させる、という出だしにした方が、絶対にムービーの存在をうざったく感じさせなかったはずだと思う。

個人的には、FFにも最近の洋RPG的な感覚を取り入れてもいいのではと思えた。
最近マスエフェクトやオブリビオン、フォールアウトと言った新感覚の傑作RPGが次々輩出されたせいで、僕のRPGに対する見方がかつてと変わったのかもしれない。
今、RPGはおそらく変化を求められている。
それに対して、13は目指すべきポイントが間違っているというか、ピントがずれているのではないかと感じた。


☆☆☆「序盤=かったるい 中盤=面白くなってくる 後半=再びつまらなくなる」

13の序盤のストーリー展開はかなりスローペースだ。
だがこれには理解を示せる。このゲームの最初の数章は、おそらくプレーヤを新しいバトルシステムに慣れさせることに主眼を置いているからだ。
序盤を越えるとキャラ成長の楽しみが提示され、物語も動き出す。ゲームに引き込まれる。
だが黙々とゲームを進め30時間ほどプレイした頃になると、突然もの凄い徒労感と退屈さに襲われる。
つまるところ、このゲームは「面白くない」のだ。
なぜって、最初から最後までひたすら同じことをやらされるだけのゲームなんだもの。


☆「買うのはやめておいた方がいい…」

ひどいFFだ。買ってしまったことを恥と感じてしまうレベルだ。
ファミコン時代からのファンとしては、13は「無かったこと」にしてしまいたい。
素晴らしいゲーム体験が待っているはず、と思っている未プレイの皆さんへ。
僕と同じ過ちを犯さないでくれ。これを買わないでくれ。

ゲームプレイ部分について
旧作のファンなら間違いなく怒りをおぼえるだろう。かつてのFFをFFたらしめていた素晴らしい要素は、13には一切無い。
やることはたった一つ。バトル。バトルの中でやることもたった一つ。決定ボタンとL1ボタンを交互に押すだけ。
それと、「FFの醍醐味と言えば召還獣だよね!」というあなたへ。グッドニュースを伝えよう。
召還獣は何の役にも立たないよ。

ストーリーについて
「意味不明」と「退屈」、この二つの言葉が、13のストーリーを説明するのに最もふさわしい単語だ。とにかく、最初から最後まで全くわけがわからない。
プレイ部分の出来の酷さも相まって、大半の人はストーリーに興味を持つ前にプレイをやめてしまうのではなかろうか。
まさかFFシリーズで、「ストーリーが問題外」なんて感想を抱く日が来るとは思いもしなかった…制作者は恥を知るべきだ。
キャラの人物像は、どれもこれも似たり寄ったりだ。感情移入できる対象となるキャラは一人もいない。


☆☆「世界を救うために線路の上をジョギングするゲーム」

13はビューティフルなゲームだ。音楽とグラフィックは最上級。これ以外に美点は無い。
ストーリーはまあ、それなりだ。他のFFに比べると劣るが。でも、相対的には
(あくまで相対的には)さして問題ではない。このゲームの一番の欠陥はストーリーじゃない。

このゲームは、美しい背景を鑑賞しながらポイントAからポイントBへの移動を繰り返すだけのゲームなのだ。あたかもFPS(一人称シューター)のように。
初代のファミコン版「ゼルダの伝説」よりも探索要素が少ない。こう言っても信じてもらえないかもしれない。が、まごうこと無く本当だ。それがFF13なのだ。

昨今のRPGの傑作、佳作は、ストーリーを語ることと冒険の自由度を広げること、
両者の限界をどんどん突き破っていこう、どちらか片方だけを重視し、どちらかをおろそかになどしないようにしよう、そういう方向に進んでいる。
そんな時代に、FFシリーズがこういう新作を提示してきたのには失望させられた。
PS2の全盛期だったなら、13は大絶賛されていたかもしれない。
だが時計の針は進んでいるのだ。

 


 

【英Amazonレビュー】

翻訳神によるイギリスAmazonのレビュー翻訳集。
アメリカよりも点数は辛め。XBOX版、PS3版ともに☆平均が3.5で否定的意見が多くなっている。
公平を期するために賛否両論を記載。
今度もやっぱり肯定意見も否定的意見もなんだか2~3ヶ月前にも見たことがあるような気がする。


☆☆「がっかりだよ」

良いところはグラフィックとデモムービーのクオリティだけだ。ゲーム性全体に深みが欠けている。
操作可能キャラは一人のみ、頻繁すぎる会話シーンの挿入、一度の戦闘ごとにHPが全快、そしてマップ探索の楽しみは全く無い。
これはRPGというよりむしろCGムービー映画だろう。
発売前の盛り上がりと、数年間待たされたぶんの期待感を大きく裏切った。ただ失望だけが残った。


☆☆☆ 「騙された気分だ」

首を長くして13の発売を待っていたし、勿論予約もした。
僕のFF体験は7がはじめてで、それ以降のナンバリングタイトルは全てプレイしている。
7~12までに関しては、好きな作品、イマイチと感じた作品色々あるけれど、13はridiculous(バカげている)だ。
確かにグラフィックは素晴らしいし音楽も最高だ。
だけどFFシリーズのファンは、何よりも文字通り「FANTASY」の世界に没頭したいからこのシリーズを支持し続けてきたんだと僕は思う。
だけど13では、それは叶わぬ夢だ。 一本道、お店無し、NPCとの会話無し(もうこの三点セット訳すの飽きてきたww)。
上記の部分の欠点についてはさんざん他の人も言及してるから、
わざわざ改めて指摘するするのも申し訳ないけど、やっぱり僕もみんなと同じようにもの凄く不満を感じたんだよ。
PS3のベストRPGになれる可能性を持っていた作品が、製作会社の怠慢、もしくは傲慢さ(あるいはその両方)のせいでぶち壊しになったことがとても悲しいよ。


☆☆「相当つまらない」

この見た目はいいが中身は退屈なゲームをプレイし始めて一週間経ったけど、もうクリアせずに辞めることにしたよ。
今は「もう沢山だ」って気分だ。
昨日はボタンを連打してる間にうたた寝しそうになった。
今日はバトル中、片手でボタン連打しながらノーパソでネットしてたよ。
もしかしたら「もうすぐクリア」ってとこまで来てるのかもしれないけど、もうどうでもいいよ。もっと面白いゲームをやることにするよ。


☆☆☆ 「RPGのバトルを搭載したFPS(一人称シューティング)」

率直に意見を述べると、13はRPGとは呼べない作品だ。
これはむしろ、RPGのバトルシステムを搭載したFPSと言った方が適切に思える。
私の印象では、過去作がストーリーの魅力主導タイプだとしたら、13は登場キャラの個性でプレイヤーを引きつける方向性にシフトしたように感じる。
このやり方を好む人も勿論いるだろうが、私は興味を持てなかったし、デモムービーの間はただ漫然と画面を眺めていただけだった。
バトルシステムは非常に練られておりとても楽しいが、どうしても理解しがたいのはなぜこんな一本道ゲーを創ってしまったのかということだ。
13は良いゲームだとは思うが、過去のFFには及ばない。今年出た作品が、15年前の過去シリーズ作より出来が劣るというのは理解に苦しむところだ。


☆☆「失望せざるを得ない。物足りない…」

もしあなたがFF12のファンなら、13を気に入ることはおそらく無いだろう。
我々皆が期待していた通り、ビジュアル面においてはゴージャスの一言に尽きる。
が、ゲーム全体の魅力(プレゼンテーション)という観点から見れば、過去のシリーズ作に比べて遠く及ばないのだ!
シリーズファンの方は、前もって知っておいてほしい。ゲーム部分は完璧にリニアだ。
私が好きな様々なゲームが生み出してきた優れたアイディア全てが13では放棄され、13はその非常に美麗なグラフィックにも関わらず、きわめて退屈なゲームに成り下がってしまった。
ストーリーも、一貫性が感じられなかった。興味深い、引きつけられる部分もあるにはあるのだが、「虜にさせられる」というレベルには遠く及ばない。
そして、一人たりとも感情移入できるキャラがいなかった。
そのせいで、ゲーム自体を楽しむことが私にとっては難しかった。
もしあなたが「探索要素やサイドクエストを楽しみたい派」なら、13は明らかにあなた向きのゲームではない。
もしもあなたが「単調で、過剰なまでに単純で、一貫性に欠けたリニアなゲームが好きだ」というのなら、あなたは13を気に入るだろう。
私が13の内容を端的に語るならこんな風になるだろうか。
お涙頂戴的なドラマ。リアリティに欠けるデモムービー。バトル、そしてバトル、ひたすら続くバトル。ポイントAからポイントBへの直線移動。
「真のFF」を体験したいのなら、是非12をプレイしてみてほしい。「ひたすら没頭できるRPG」をお求めなら、オブリヴィオンをお勧めする。
既に他のレビュアーの方々が書いているように、FF13はゴージャスなムービーとRPGの未来の可能性のかすかな片鱗をひそませている。
だが、ただそれだけのゲームだ。特筆すべきポイントは何も無い。


☆☆「極めて凡庸」

このゲームは僕のゲーム歴の中で最もリニア、かつ「ひたすらボタン連打ゲー」だ。
うまく説明できないけど、ゲームを買ったというよりなんだか小説を買わされたような気分だ。
ビジュアル面は文句無しだが、内容は「ひたすらエンカウントしまくって決定ボタンを連打して敵を倒していく」だけのゲーム。
過去のFFの水準と比べて、著しくレベルダウンした作品だ。
懐古的と言われるかもしれないけど、僕は個人的に、スクエニはFF7を作ったころのような方向性に立ち返る必要があると感じている。


☆☆「イマイチ…」

プレイ開始から6時間の段階だけど、今のところ僕がやったことは「リニアな一本道を歩き、無個性な敵と単調なバトルを繰り返す」。
ただこれだけだ。画面全体のダークな色調は、あまりゲームの雰囲気にマッチしていると思えない。デモムービーは多すぎる。
そして何よりキャラの造形が酷い。このキャラたちにウンザリしないのは、小学生のちびっ子ゲーマーくらいじゃないだろうか?
僕は何年も前にFF7をプレイしたけど、13と7ではストーリーラインの質の差は比べようが無いほどの格差がある。
相当に忍耐強く、かつ寛容さを持ったRPGファン以外には、このゲームはおススメできない。


☆☆「どうしようもなく(原文はextremely=直訳すると「究極レベルに」)つまらない」

こんなゲームに五年間も僕たちは待たされていたなんて、信じられないよ…

基本的にこのゲームの構造は、一本の長いトンネルだ。
プレイヤーがすることは「A地点からB地点まで移動する、その道程でバトルをする、挿入されるムービーを見る」これだけだ。この状態が20~25時間も続く。
バトルシステムも斬新とは思えない。いくつかの優れたゲームからいいところを借用し、器用に組み合わせただけであって、スペシャルな要素があるとは感じられなかった。
結論として、13はとにかく退屈で、とことん失望させられたゲームだ。


☆「FF13」

僕がFF12をプレイしたのはつい去年のことだった。12は過去十年で僕がプレイしたゲームの中で、トップクラスに面白かった。
だから、13も本当に楽しみにしていたんだ。だけど…なんてこった…
登場人物はどいつもこいつもしょうもないヤツばかり。バカげた一本道システム。そして決定ボタンを連打するだけのバトル。
☆一個はグラフィックに対して献上したものだ。
スクエニさん、悪いけど、インフィニットアンディスカバリーとFF13で、僕は完全にあなた達を見限ることに決めたよ…


☆「我々みんなが期待していたタイトルが…」

僕たちはおよそ2年にわたる壮大なプロモーションにやきもきさせられながら、13のリリーズを待ちこがれていた。
けれども蓋を開けてみれば、このゲームでプレイヤーが出来ることはひたすら決定ボタンを押すだけの「オートバトル」とでも呼べそうな代物だけだ。
キャラ達は勝手に唱える呪文を選び、勝手に攻撃するターゲットを選ぶ。
マニュアル操作的なこともできるのかとはじめは思った。
が、実際のところキャラ達の行動一つ一つをできる限り細かく制御するのは異常に手間がかかり、バトルのテンポを著しく阻害する。
従って、オートバトルに頼らざるを得ない。
良いグラフィックと、ムービーと、キャラを意のままに扱うことがかなわないバトル。FF13にあるのはこれだけだ。
結論=「ベリーガッカリゲーム。僕の60ドルを返してくれ」。


☆☆ 「とにかくガッカリゲーム」

オーケー、単刀直入に結論から言う。
発売前の大々的な宣伝と異様なwktk感にも関わらず、13には本当にがっかりさせられた。
確かにグラフィックは凄い。けど、それも実際にはいくつかのムービーにおいてのみで、
よく見るとゲーム全体としては「他の殆どのゲームより若干優れてる」くらいのレベルだ。

長所
キャラのモデリングと動きが凄い。ディテールまで実に良く描き込まれている。
ゲーム再開時をのぞけば、ロードがほぼ皆無。
ゴージャスなカットシーン。音楽もナイスだ。

短所
おい、これは本当にRPGなのか!?プレイの大半部分は、長ーい廊下をテケテケ歩きするだけだ。
これをとんでもないガッカリと言わずしてなんと言えと…
ストーリー運びももちろんリニアだ。
ヴァニラとホープは、ゲームの歴史上想像できうる限りサイテーのメインキャラだ。
戦闘はゲームが進むに従って徐々に面白くなるけれど、それでも基本的には
同じことをひたすら繰り返す「作業バトル」であることはずっと変わらない。

総評
水曜日(発売日)に購入。木、金、とプレイ。土曜には中古屋に足を運んでる自分がいたよ。
これだけで、どんだけ自分がこのゲームにうんざりしたか説明するのには十分だろう。
旧FFファンはみんなガッカリしたはずだ。
僕の友達は13が初体験だったけど、楽しかったのは最初だけで進めれば進めるほどつまらなくなると言っていた。
新規ユーザはだいたいみんな似た感覚を覚えるんじゃないだろうか。
こっちじゃなくてGoW3を買うべきだった…


☆☆「素晴らしいグラフィック。しかし開始から20時間は果てしなく退屈」

僕はFFシリーズの大ファンだが、あまりにガッカリしたので購入後二週間で売ってしまった。
ゲーム開始から20時間のゲームプレイはどうしようもなくリニアで(ボタン連打をするだけのバトルをひたすら強いられる)、
11章に達するとようやくゲームはオープンマップスタイルに切り替わるけど、今度は逆に
やり込み要素のハードルが高すぎる&要素をコンプリートするには時間がかかりすぎる。

一方で、グラフィックに関してはゲームプレイ中もカットシーンも驚くべきクオリティだった。
アンチャーテッド2という例外を除けば、グラフィックに関しては間違いなく現時点でのベスト。


☆☆☆「これはRPGじゃない! でもグラと音楽は美しい」

やあ、FFファンのみんな。僕は13の為にPS3を購入したんだ。
FFの最新作なら、「次世代機にどれだけのことが出来るか」を見せつけてくれるであろうと思っていたけど、
それは期待を裏切らなかった。あらゆる場面におけるビジュアルとサウンドは、他に比肩するものが無いほど素晴らしい出来だった。
だけど、チュートリアルを兼ねた最初の何章かをこなすと、このゲームは
「一本道」、「やることはとにかく敵と戦いまくるだけ」なことが誰の目にも明らかになる。
誤解しないでほしいけど、僕はバトルシステム自体は気に入っている。
過去のFFのテイストを残しつつ、新たな試みも加わった新鮮なシステムだ。
それから、武器改造も楽しい。個人的に好きだった「FFクライシスコア」のマテリアフュージョンを思い出させるものがあるよ。

だけど、このゲームのつくり自体に関して言えば、僕は心底嫌いだ。うんざりだった。
プレイヤーに選択の余地があるかに見える部分は、全てまやかしだ。
実際には、プレイヤーに選択を委ねられる要素はこのゲームには無いに等しい。
PTキャラがぼーっと突っ立ってて、そこにザコ敵がわらわら突撃してくるのを一日中体験させられてるような感覚だったよ!

これは全くもってRPGとは呼べない。FF=広い世界に投げ出されて、手探りでバトルのこつをつかみ、
新たな街に着く喜びを味わい、あまたのサブイベントをこなし、街の人達と会話する。これがFFだろう!? 
でも13にはこれらの楽しみが何一つないんだ!正直騙された気分だよ。買う前にきちんとレビューを読むべきだった。今は痛恨の思いだ…
これならwiiを買ってゼルダ(トワプリ)をやったり、XBOXを買ってFABLE2をやるべきだった…

とにかく、いわゆるフツーのRPGファンにはこれはおススメできない。お金と時間の無駄だ。


次、本文が死ぬほど長いのでスルー。でもレビュータイトルが実に的確だったのでタイトルだけ訳します。

☆☆☆「一見すると、大海原に見える。でも実際はビニールプール」


☆☆「現時点でシリーズ中最も退屈なFF」

往年のFFを愛する皆さんに、まず最初に言っておきたい。13は買うな。
とりわけ、古き良き時代のFFの思い出が心に刻まれている方々に対してはより声高に、買うな、と申し上げたい。
失われたもの=優れたキャラの成長システム。取って代わったもの=MPの概念すら無い極度に簡略化されたステータスシステム。
失われたもの=冒険しがいのある広大な世界。取って代わったもの=ひたすらリニアなゲームシステム。
突き詰めて言えば、13はAポイントからBポイントまでの移動を繰り返すだけのゲームと言っても言い過ぎではないはずだ。

その一方で、とにかくゴージャスなグラフィックとムービーに酔いしれたい(ただし、デモシーンによる物語の運びの大半はイミフだが)
という方にはおそらく13はうってつけのソフトだろう。
ただ、ムービーというご褒美にありつくためにはひたすらボタンを連打するだけの
単調バトルの繰り返しに耐えなければならないということを、あらかじめお忘れなく。

ビジュアル、レンダリングの質は本当に良い。これしか良い点がないとも言えるが。
ただ、悲しいことに、ビジュアルの美しさも「心に残る」というタイプの美しさではない。
というより、一本道を走りきった先にある餌に向かって走るだけの飼い犬ワンちゃんレースのようなゲームに、
なにかしらの感慨を抱けという方がムチャな話ではなかろうか。

私も皆さんと同じように以前からのFFファンで、特に初体験だった7は本当に度肝を抜かれたものだった。
だが、ごくごくわずかな楽しみしか得られなかった13をプレイし終えた今、「FFは死んだのか?」と自問せずにはいられない。
今の気分では、仮にFFシリーズがこれで終わりだとしても、さして悲しい気持ちにすらなれないような気がする。


☆☆☆「はっきりとした平均化」

スクエニは売上を上げる為に13の難易度を落としてるように見える。レベルやキャラ育成が殆ど一本道なのとか。
一本道即ち悪ってわけじゃない。だけど時々退屈になるんだよね。
もしまだ俺が13を買っていなかったとしたら、15ポンド(2000円程度)ぐらいになるまでは買わないだろうな。


☆「史上最悪のFF」

FF7以来のファンで、次世代FFを心待ちにしていた俺が「失望した・・・」と言うまでに20時間かかった。
他のFFと違う点で最悪なのは、探検ができないって事だ!
基本的に君はどこかに配置され、敵と戦う指定された経路を歩きまわるだけ。ワールドマップはどうしたんだ!
もう1つ悪い点を挙げるとすれば、古いRPGのように立ち止って話せる人々がいない事。これ、RPGですよね?
3ディスクの長きにわたるゲームだが、カットシーンで一杯。
みんなはわざわざこんなのに金を浪費しちゃだめだぞ。


☆「ナンバリングタイトル史上最低のFF」

賞賛されてきたFFシリーズの中で、13が最悪なのは疑いようもない。
私達がこんな一本道で面白くもないゲームを長い間待ち続けていたのは恥ずべき事だ。
ストーリーはひどいなんてレベルを超越している。まるで5歳児が書いたもののようだ。
それでも言い足りない位。エンディングはお話にならない。センス0。
メインキャラは揃って没個性で人物背景も不足している。
サブクエストはものすごく退屈。
出費は一切避けるか、10ポンド(1300円程度)以下ぐらいになったら買うことだね。ホントにその価値もない。
もし機会があればPS1で7か9をやってみて下さい。素晴らしいゲームです。
スクウェアはそれらを見る度、心底新しいFFを投げ捨てたくなるだろうに。


【その他レビュー】

翻訳神によるAmazon以外のレビュー翻訳集。
Amazonと同じく高得点でも文章は辛口なものが多い傾向がある。

 


レビュー専門サイトGIANT BOMBから。評価は☆5が満点で☆☆☆

私のFF13のプレイ時間が30時間に達しようかという頃、広いフィールドの高所から素晴らしい景色を見下ろしながら(注 11章最後の辺りと思われ)、
手を休め、こんなことを考えずにはいられなくなる瞬間がふと訪れた。
「何がこのゲームには欠けているのだろう? なぜこんなにも不完全なゲームに思えるのだろう?」
真っ先に思い至ったのは、13には旧来のFFシリーズにあった「どこに行ってもいいよ」的な探索要素が全く無いことだ。
私のあらゆるジャンルのゲーム体験の中で、これ程までにメインストーリーを追うこと以外の横道に逸れること、
サブイベント的要素に耽ることを許されなかったゲームはかつて存在しなかった。

かつてのFFシリーズには、実際には探索要素や冒険の自由度がない時でも、それがあるかのように感じさせられる一種のマジックがあった。
例えばストーリーを追うために特定の行動を強いられているとき、
或いは強制イベントをこなすために一つの街やロケーションに留まらざるを得ないとき、
そんな時でも、プレイヤーは今自分が置かれているシチュエーションの外に広がる広大な世界を「感じ取る」ことが出来た。
その感覚が、13には明らかに欠落している。
13では、ゲームデザイナーは「いついかなる時でも」、プレイヤーに進むべき方向をオレンジ色の矢印アイコンで指し示してくる。
そしてその指示は、常に「まっすぐ前へ進め」だ。
そしてその先にはデモムービーが待っている。この繰り返しだ。
エリア間を行き来する従来のシステム、
そして探索の醍醐味は、完全に息の根を止められてしまった。
そして飛空艇はどこに行ってしまったのだろう? これは本当に「ファイナルファンタジー」の新作なのだろうか?

近年、「フォールアウト」や「ドラゴンエイジ」といったWRPG
(訳者注→ウェスタンRPG。JRPGと洋RPGを比較するときに好んで使われる用語です)
の傑作は、主人公の匿名性(プレイヤーが好きなように名前や生い立ちや容姿を決定できる)を前提に、
プレイヤー一人一人が広大なオープンワールドの中で
「プレイヤー各人の物語」を楽しめる、という指向性に向かっている。
それに対してJRPGは、バックボーンが既にはっきりと設定されたキャラを操作し、
展開こそ完全に定められてはいるが、それ故に魅力的なストーリーラインを追いかけるという、
良い意味で対照的な位置にある。

しかしFF13は、この方向性を危険なまでに、つまり許容範囲の限界を超えて押し進めてしまった。
その結果として、ゲームプレイの全てがストーリーを追いかけることとノンストップのバトルのみに費やされることになってしまった。
13のプレイ中にあなたが体験できるのは「一本道を歩く」、「ムービーを見る」、「バトルをこなす」、この三つだけだ。
プレイ部分に他の要素は全く何も無い。
悲しむべきことなのか、あるいはこのゲームに残されたわずかな光明と捉えるべきなのかは私には判断できかねるが、
13は「バトルシステムをとことんまで理解し、かつややこしいストーリーもしっかりと把握できたプレーヤー」のみには
素晴らしいゲームと見なされる可能性もある、ということだ。
しかし、お金を払って購入した方々の中で、「途中で投げ出さずにこのゲームの隅々までを楽しもう」
という気持ちになれた方がどれだけいるだろうか、と考えると
悲観的な心境にならざるを得ない。
私はこのゲームにかじりついてプレイした。
それは私がレビュアーだからきちんとしたレビューをする必要があり、
かつ古くからのFFファンだったからだ。
しかし一般的なゲーマーなら、このゲームの戦闘を楽しく感じ、ストーリーラインを把握し、
登場人物達に何が起きているのかを把握するよりも前にプレイを投げ出したくなるのではないだろうか。

13の物語の大枠を一言で語るなら「はみ出し者、虐げられし者たちによる世界の救済」だ。
これは過去のFFでも繰り返し展開されてきたプロットなので、
プレーヤーはライターのごちゃごちゃした造語を理解しさえすればそこまで複雑には感じないだろう。
13の世界は二つの領域、自然のままの状態にある広大な大地「グラン=パルス」と、
神の力を貸与された「ファルシ」と呼ばれる存在のエネルギーによって庇護された人工の空中楽園「コクーン」に分かれている。
「コクーン」の住人達はグラン=パルスを非常に恐れている。
が、呪われたエネルギーに犯された「ルシ」となった可能性のあるコクーン市民達が、
公的権力により強制的に「コクーン」を追放され「パルス」に落とされる「パージ」が発令され、
主人公達は各々の立場から「パージ」によって引き起こされた混乱に巻き込まれていくところから物語は始まる。

話によると、スクエニは13本編と平行して、ヴェルサスとアギトという根幹となる世界観を共通させた二つのゲームの製作を進行させている。
このアイディアはgoodだ。三つのゲームが三つの円環となって、ひとつの巨大な神話=ストーリーを完成させる。実に興味深い試みだと思う。
し か し 、13本編だけのストーリーに着目すると、それは意味不明で補足を必要とする場面ばかりで、
プレイヤーはストーリーを追いかけるうちにどんどん暗闇に迷い込んでいくような気持ちにさせられる。
各登場人物の行動原理もよくわからない、敵の行動原理も同様。
ファルシたちはいったい何がしたかったのだろう?? というより、そもそもファルシとは何なんだ?

13で最も賞賛されるべきなのはバトルシステムだろう。
各キャラクタが戦闘中に「ロール」を切り替え(旧来のFFのジョブシステムよりも MMORPGのジョブシステムに感覚が似ているかもしれない)、
戦況に応じて各キャラに適切なロールを与える「オプティマ」と呼ばれるシステムを使ったバトルシステムが採用されている。
ボタン一つで瞬時にオプティマが切り替えられ、「思うように正しい行動を選べない」といったもどかしさは感じない。
メインキャラ以外の二人のPTキャラを操作できない点は賛否両論だが、私個人としては今回の味方PTのAI化には賛成だ。
これまでずっと煩わしいと思っていた、「氷系の呪文が弱点と既に知っている敵に対し、
なぜ毎ターンブリザド系呪文を選んでボタンを押さなければならないのだろう」といった部分に対して、
今回のバトルシステムは正しい解決策を見いだしてくれたように感じた。

加えて、グラフィックはゴージャスの一言に尽きる。ゲーム内容をつまらないと感じた方も、背景とムービーの美しさに関してだけは否定しづらいだろう。
現代のHDゲーム機におけるグラフィックのレベルのハードルを目盛り一つ上げたと言っても過言ではない。
音楽も実に良い。ノブオ・ウエマツがかつてFFで創ったベストトラックのいくつかと比較すれば物足りないかもしれないが、及第点は軽く超えている。

総評 自分は13を心から待ち望んでいた。
ファミコン時代からのファンであったし、シリーズのうちのいくつかの作品は私的ゲームランキングの上位に間違いなくランキングされる。
JRPGを愛する者にとってのキラータイトルになることは間違いないと思っていた。
そして、ゲーム開始から数時間の間だけは、私は心から 13が傑作なのかもしれないと感じたのだが。
しかし結局は、13は様々な要素が上手く噛み合っているとはとても言えず、シリーズの名声に相応しいとは思えない出来をさらけ出してしまった。
わずかな救いは、プレイ中に何度か感じた新鮮な驚きが、FFシリーズ、そして JRPGというジャンルがまだ完全に死に絶えてはいないと思わせてくれたことだろうか。


レビュー専門サイトSMASH PADから。評価は100点中74点

FFシリーズは「訪れたチャンスをモノにしてきた作品の連なり」と言えるかもしれない。
FF1には、ゲーム業界でなんとか成功したいという経済的に追い込まれた製作陣の思いが詰め込まれ
(シリーズが『ファイナルファンタジー』と名付けられたのは、実はこういう裏事情も
あってのことなのだ)、そして実際に成功を勝ち取った。
90年代半ばにはニンテンドーの下を離れ、ディスクメディアによるゲーム体験を提供していた
ソニー陣営に加わった。そしてスクウェアはFF7によって再びゲーム業界に激震をもたらした。
旧作と比べてかなりダークなトーンのストーリーと、初の3Dグラフィックを採用した画期的な作品だった。
数年後、FFは10でプラットフォームをPS2に移し、ボイスシステムと表情のモーションキャプチャー等の
新技術を用い、またも我々に素晴らしい冒険を体験させてくれた。
そして今。FF13はおそらくRPGの歴史上、最も強烈で大々的な宣伝キャンペーンを張られた作品だろう。
そしてスクエニは、間違いなく新感覚のゲームプレイを提供することを我々に期待させてきた。
そう、我々は確かにFFの「進化」を期待していたのだが…

13のストーリーは6人の主要メンバーが織りなす、きわめて王道的なストーリーだ。
それぞれが悩みや困難に直面すると、彼らは互いを助け合い、より大きな目的=「世界にとっての善」を
為すために、力を合わせて進んでいく。
正直に言ってしまうと、このゲームのストーリーはやたらとこんがらがってはいるが、それでも
続きがどうなるだろうと気になるだけのクオリティはある。
おおまかに説明すると、13の世界は「コクーン」と「パルス」の二つのエリアから構成されている。
「コクーン」は「ファルシ」という、神に限りなく近い力を持った機械仕掛けの存在のエネルギーによって創造された
ハイテク都市だ。そして「コクーン」は、人々の「パルス」に対する恐怖から生まれたいつわりの楽園とも言える。
小さなコクーンの外にどこまでも広がる「グラン=パルス」は、「屍骸」と呼ばれる、思考能力や
文明的な生活様式を完全に失った、半ばエイリアン的な人々が「コクーン」に留まる資格を失い堕とされていく
恐ろしい場所だと「コクーン」の人々は信じている。

さて…勿論皆さんの言いたいことは分かっている。『ルシ? ファルシ? 屍骸? なんだそりゃ』。
まだゲームに触れていない皆さんのために、自分なりになるべく簡潔に、かつわかりやすく説明したい。
「ルシ」は「ファルシ(13世界の神々的な存在、と認識してもらえれば
そこまで的外れではないと思う)」に、特殊な命令を強制的にくだされた人間のことを意味する
そして主人公達は物語の冒頭で、ある「ファルシ」によって「ルシ」となる。
ルシは各人がファルシに与えられた使命を背負っている(それは「ビジョン」と呼ばれる一種の幻覚によって
示唆される)のだが、その全うすべき行いがなんであるのか、「ファルシ」は「ビジョン」以外のヒントを与えてはくれない。
そして「ルシ」には使命を果たすまでのタイムリミットがあり、それを守れなかったらゲームオーバーだ。
彼らは「ルシ」から、恐るべき醜悪な「屍骸」へと姿を変えさせられてしまう。
一方で、任務を見事全うした「ルシ」は「クリスタル」へと変身を遂げて、クリスタルに閉じ込められたまま
永遠にその身を保ち続けるのだ。
上記のような設定を理解した私は、こう思った。「ルシ」になるとはなんとサイテーな不運だろう。
単純に背負わされた運命だけでもとことんまでサイテーなのに、彼らは「コクーン」から迫害される立場なのだ。
思わず二次大戦中のドイツ人とユダヤ人の関係を連想してしまった。
「コクーンのファルシ」=「ナチ」。「ルシ」=戦時中のユダヤ人。こう頭の中で置き換えると
ストーリーが把握しやすいかもしれない。

ストーリーが若干「わけわからん」状態に陥ってしまっているのに対し、
キャラクター達はこのゲームの物語に欠けていた深みを補ってくれる。
プレイヤーがはじめに操作することになるキャラはライトニングとサッズの二人だ。
ライトニングはかつては正規軍に所属していた過去を持つこの物語のメインヒロインだ。
そして彼女の妹「セラ」が「ルシ」となってしまったことが、13の物語が動き出すきっかけとなっている。
サッズは陽気でライトニングの気まぐれも軽く受け流し彼女に付いていく大人な性格の陽気なガンマンだが、
家族のことに話が及ぶと彼の口は堅く閉ざされる。サッズの悲劇的な過去も、物語中での重要な一要素だ。
スノウはやたらと陽気で楽天的な男で、「ヒーローごっこ」が趣味だ。
そしてライトニングの妹であるセラの婚約者でもある。
ホープは年相応に未成熟な心を抱えた少年で、最愛の母が死んだという現実、そしてその母を死に追いやった
責任の一端がスノウにある、という現実をどう受け止めるべきなのか深く苦悩する。
それからヴァニラ。美しい赤髪が魅力的な彼女は、プレイヤーの大半をプレイ中イライラさせるに違いない。
なぜ彼女はありとあらゆる場面で、甘ったるいキンキン声で喋るのだろう?
そして最後にファング。「コクーン」ではなく、「パルス」からやって来た人間であり、必然的に
彼女の正体のほとんどは隠されている。

6人のプレイヤーが再集結するまでに様々な障害を乗り越えることが、ゲームプレイの前半~中盤の
プロットの全てだ。この部分をプレイしている間、我々旧FFファンが慣れ親しんできた
オープンワールドを探索する要素は一切無い。さらに悪いことに、その間の大半の部分を
メインPTが分割された状態で進行させなければならないので、バトルシステムの真の醍醐味は
ゲームをかなり進めるまでは全く味わうことが出来ない。
プレイヤーに出来ることは極めて限られている。ポイントAからポイントBへの移動、そしてボス戦、
そしてその後に流れるデモムービー。 「まるで大昔のRPGじゃないか」とういう批判も受けるだろう。実際の所、HD画質によるゴージャスなムービーがある以外には、13とはるか古い時代のRPGとでは
ゲーム部分に関してはほとんど格差は無い。
端的に言って「道をスタート地点からゴール地点まで歩き抜く」ことが13のゲームプレイの全てだ。
もし仮に襲ってくる敵が戦闘がいなかったとしたら、13には「歩く>ムービーを見る」以外の
プレイ要素は何一つ含まれていない。
背景グラフィックの素晴らしい美しさ、奥行き感にも関わらず、ゲームプレイはとことんリニアだ。
あなたは文字通り、橋を渡り、レーザー光によってつくられた足場を渡り、街影ひとつ見当たらない
寂しい道をただひたすら歩く。正確にはゲームを進めていくと「街」は存在するのだが、
そこでもプレイヤーキャラは定められたレールのような道に従って歩き、先を急ぐだけだ。
「道に迷って困る、という自由」さえ無い。

(以下バトルについては中略。簡単にまとめると
「AI任せながらも爽快感があっていいシステムだ」
「オプティマは画期的なアイディア」
「ブレイクシステムは斬新、だがゲームが進むにつれてブレイク頼みの大味バトルになってしまう」
「各章でレベル上昇に制限が設けられているのは、オプティマシステムの奥深さを理解し、
『戦略次第で勝てる』とプレイヤーに考えさせることが出来るので、個人的には悪くないと感じた」)

13には旧作ファンから求められていた何もかもが無くなっている。オープンワールドに達するまでには
25時間というとんでもなく膨大な時間をゲームにつぎ込まなければならない。
そしてそのオープンワールドでの体験が終わると、すぐにゲームは元通りの一本道に戻る。
さらに、オープンワールド(グラン=パルス)での探索が楽しいかというと、全くそうではない。
FFクライシスコアのサブミッションと同じで、~~に行って~~を倒してこい、を繰り返す作業プレイだ。
かったるさ以外の何ももたらさない。
もしFF13のゲーム体験を的確に要約するキャッチフレーズが公募されていたなら、
おそらく私はこんな感じの者を応募するはずだ。「歩く。バトル。また歩く。ムービー。セーブ。歩く。セーブ。
戦う。セーブ。歩いていった先にボス。ムービー。セーブ」。 酷いヤツだと言われるかもしれないが
私の解釈ではFF13がどういうゲームか説明しろ、と迫られたらどうしてもこうなってしまうのだ。

総評 言うまでもなく、13は驚異的なビジュアルを有している。背景のディテール、
キャラの装飾品に至るまで隅々が精密に描かれている。
音楽もまた素晴らしい。「いつまでも耳に残る曲」がいくつもいくつもあるわけではないが、
名サントラと評価するのに何のためらいもいらない。
上記の美点から、FF13は、新規にこのシリーズをプレイした方にはgoodゲームと
感じられる可能性も十分あるだろう。
しかし「傑作」の域からはあまりにもほど遠い。13はファンだけではなく、
さんざん膨大な販促キャンペーンを打ってきたプレスや業界紙、13がどんな作品になるかと
期待していた同業者達=他のゲームスタジオや大手メーカーまでをも失望させた。
クリア所要時間はおそらく4~50時間だろうが、このゲームを二周プレイしようと思う人は
それほど多くないだろうは、想像に難くない。
「旧来のFFにあった素晴らしいアイディアを今作も引き継いで活用させる」、そうするだけで
おそらくFF13はシリーズ最強の一作にだってなれたはずなのに…なぜこうなったのだろう?

上記のように13はFFの良き伝統を全て投げ捨て、その結果ゴージャスなグラフィックの、
ただひたすらダンジョンの奥深くに潜っていくだけのゲームが生まれてしまった。
ひたすら狭いダンジョンをまっすぐ降り進んでいくゲームを、誰もFFとは呼ばないだろう。
13はFFではない。多くの人々が、FFがこの方向性に向かうのをやめてほしいと切に願っているはずだ。


RPGfanというサイトのレビュー。評価は100点中80点

FF13について語ろうとすると、まず最初に、マルチハードでの発売決定に至った
長い経緯とそれが巻き起こした論争について触れざるを得ないだろう。
当初、スクエニは「PS3のみでの発売」と確かにオフィシャルなアナウンスをしたが、
その後やがてXBOXでも発売されることが明らかになった。これによって「FFのためにPSを買った」
者は裏切られたと感じたし、XBOXユーザの中でも喜ぶ者ばかりではなく、
内容の劣化したヴァージョンを我々は提供させられるのではという疑念を抱く者もいた。
激論、批判、ささやかなボイコット運動、様々なハプニングが起きた。が、スクエニは
ぶつけられる怒りをよそに淡々とマルチハードでの開発を進め、このように発売に至ったのだ。

FFシリーズのあらゆる作品が、FFマニアのディベートの場において「この作品はFFの名に値するか」
という議論の俎上に乗せられてきた。自分こそ誰よりも深くFFを愛しているのだ、という
強い自負を持つ者は、「何をもって『FFらしさ』とするのか」、あるいは
「『FFの伝統』とは何なのか」といった事柄について個々のポリシーを持っている。
だが実際のところは、全てのシリーズ作は彼らが言うほどの違いは無く、皆等しく「FFらしい」と
私は思う。だいいち、どのシリーズ作品も、舞台も登場人物もシステムも違うのだから、
特定の特殊な共通項を発見して「~~が存在するからFFだ」「~~が存在しないからFFではない」などと語るのはいささか愚かしい。
敢えて私が考える「FFらしさ」を語るならば、「シリーズの従来のファンを
しっかり満足させ、かつ常に新たな野心的な試みに挑んでいく」こと
、それがFFの「伝統」ではないだろうかと思う。
だから私は13をプレイする前に、「これがFFの名に値するか否か」に
関しては、純粋に「旧作と比較して、意義ある、良い方向への変化があるか」、そして
「ストーリー、ゲームプレイの両面で、旧シリーズよりも進歩を遂げているか」のみに着目した。

可能な限り公平な視線を保つために ---既に私は、このゲームに関するネガティブな意見を
ちょくちょく耳にしていた-- 私は13をプレイする際に、過剰な期待を抱かず、かつ
良作か駄作かを判断するような批評家目線でのプレイはやめて、あくまで虚心で
ゲームを楽しもうとした。にも関わらず、私は見過ごせないいくつもの明白なゲームの弱点を発見し、
失望する結果となってしまった。

13の世界では、地上に広がるのはパルスという肥沃な未開の大地で、
そこは神に似た存在である「ファルシ」の住まう場所、そして「ファルシ」が
人類を隷属させている空間でもある。「パルス」の遥か上空には人工都市「コクーン」が
浮遊しており、「コクーン」もまた別種のファルシの力によって成り立っているエリアだ。
「ファルシ」は特定の人間を選び、「ルシ」と呼ばれるエージェントとして利用する強大な
力と権限がある。「ルシ」は「ファルシ」に課された各々の果たすべき任務を
全うしなくてはいけない。任務を全うした「ルシ」はクリスタルとなって永遠の命を得られるが、
失敗した「ルシ」は「屍骸」という醜悪なモンスターとなってしまう。
困ったことに、「ルシ」は自分の果たすべきつとめを「ファルシ」から
教えてもらうことが出来ない。それは「ルシ」たちが自分で悟らなければならないのだ。
コクーンの市民達は伝承で語り継がれてきたコクーンとパルスの争いの歴史を知ることで、
あるいは「聖府」のプロパガンダによって、パルスを穢れた土地として恐れている。
それゆえ、パルスの存在と干渉したもの、あるいはパルスの「ファルシ」からなんらかの影響を
受けたおそれのある者に対しては「パージ」という非常事態法のようなものが発令され、
彼らは強制的にパルスに追放されてしまう。物語はその「パージ」が行われる直前、
対聖府レジスタンスと正規軍との直接戦闘のシーンから始まる。

世界観の概略は上記のような感じだ。そして、ストーリーはJRPGに慣れている者にとっては
とっつきやすい部類だろう。だが、残念なことに根本的なレベルで、ストーリーの質は
旧FFのレベルには全く達していない。登場人物たちの成長譚、として見るには、
どの人物も物語を通して何か内的な成長を遂げたようにはとても思えなかったし、
殆どのシチュエーションでの人物達の行動は、動機が意味不明か、でなければ
非常に根拠や動機の薄い行動をとるかのどちらかだ。私が唯一PTキャラの中で
好感を持て、実際に存在したら信頼できる人間と感じるだろうと思えたのはサッズだけだ。
他のキャラが酷い脚本のせいでわけのわからない行動ばかりとらされるのに対して、
サッズの息子を救いたいという明確な目的と痛切な思いは、最もプレイヤーの心を動かすものだ。
一方で、他のキャラの人物同士の絆や心の成長といった部分に関しては、
ゲーム全体を通して魅力を感じることが出来ない。背景描写が設定が甘く、脚本も甘い。
これがFFではなく、バトル、探索、キャラ強化、そういう方面に比重を置いたタイプの
RPGならさしてストーリーのキズは気にならないかもしれない。だが…これは「FF」なのだ。

誤解しないでほしいが、ストーリーが徹頭徹尾badだ、と言いたいわけではない。
少なくとも13のストーリーには、過去の焼き直し感はあまり無い。
だが、一番の、最悪の問題は、ゲームの半分あたりまで、プレイヤーは登場人物達の人物像、
行動の目的、それらはおろか世界観すらも把握できないままゲームが進んでしまう
(飛び飛びに挿入される過去の回想が、より話をややこしくしている)ことだ。
いわゆる「オトナのストーリー」ともなりうる要素を、13のストーリーラインはきちんと孕んでいる。
例えば「ルシ」という無辜の、ただ単に不運な運命を背負わされた者に対する偏見、
そしてそれを助長する聖府への盲目的な信従、こういったところにフォーカスを当てれば、
13のストーリーはずっと深みを増したに違いない。
13のメインキャラ達は何か大義をなすでもなく、大きな信念に突き動かされているのでもない。
「Aが正しい、Bは間違っている」的な、信念めいたセリフを時々誰かが言ったりはするが…。
製作会社は、このプロットの魅力的な、正しい見せ方を見いだせないまま見切り発車で
販売してしまったような気がしてならない。FF10で感じられた主人公達の確かな精神的成長、
12の素晴らしいヒネリ、ああいったものが、13には全く見つけられないのだ。
このように、ストーリーに根幹からつまずきが見つけられるものの、
グラフィック部分での驚異的なプレゼンテーションがそれを上手い具合に覆い隠してくれている。
誰もが認めるグラフィックの美麗さとサウンドトラックのクオリティは、
このゲームにとって「救済」と言えるかもしれない。

FF13をプレイした者にとって、最も賛否が分かれるのはやはりプレイ部分の構造についてだろう。
何より非難の的となっているのは、言うまでもなくそのリニア性だ。
一つ一つのダンジョンはグラフィックのおかげで非常に巨大に見えるが、
実のところは細長い一本道でしかない。分かれ道の行き止まりには
宝箱とそれを守る敵がいるが、宝箱の中身の大半は期待を裏切るモノばかりが入っている。
今作では街ですらある意味ではダンジョンになっているーー全く矛盾した物言いではあるが、実際そうなのだ。
街はあくまで配備された環境にすぎず、プレーヤーはそこを走り抜けることしか出来ない。
サイドクエストを受けることなど勿論不可能だ。
11章に入ると、オープンマップにプレイヤーは投げ込まれ、いわゆる探索要素が提供される。
だが、これまでの10章にわたるマラソンに辟易、食傷してここに至る前にゲームをやめてしまった方は
決して少なくないだろう。そう考えると、「11章の楽しみが存在するから、これまでの一本道の退屈さはチャラ」
という風にとらえるのは難しい。私自身、ゲーム中盤で、13はパーティ選択の自由も探索の自由も
無い、と気づいたときにはゲームをやめかけた。

(これもバトルについては中略。要旨としては
「ロールシステムは旧来のATBよりさらに思考速度が試される良いシステムだとは思うが、
あまりに慌ただしすぎて『凝ったビジュアルを見せたい』というゲーム全体のコンセプトと
『スピード感あふれるバトルをしてもらいたい』というバトル面のコンセプトが
互いの良さを食い合ってはいないか」とのこと)

13はクリアにかなりの時間を要するゲームだ。どんなにせっかちにプレイしようと、
初プレイなら30時間以内にエンドクレジットに達するのはほぼ不可能だろう。
しかしいわゆるやりコミプレイをさらに重ねれば、プレイ時間はもっともっと伸びる。
だが、私個人としてはグラン=パルスエリアでのキャラ強化、レアアイテム集め等に
夢中になることは出来なかった。これはサブクエストとしては、貧弱で単調な水増し策にしか思えない。
なぜこの美しく豊かなゲーム世界をもっと深く堪能させるようなサブクエスト群を、
制作者は用意しなかったのだろう。こんなサブクエストシステムではいくらやりコミを重ねたところで、
パルスやコクーン、ひいては13のゲーム世界に対する理解や愛着が決して深まったりはしないのに。

総評 私のレビューを読めば、「コイツは13が嫌いなんだな」と推察する方が大半だろう。
おそらくその通りなのだと思う。私は一本のRPGとしては、このゲームを十分楽しめた。
画期的なバトルとひたすら美しく描画された世界を備えた良いゲームだ。
しかし、「FFシリーズの最新作」という観点からは、物足りなさばかりが残る。
過去のFFはなんらかの形でRPGというジャンルの可能性を追求し、ハードルを高めてきたのに対して、
13は自ら敢えてハードルを下げることを選んだような作品という印象を受ける。
美くはあるが生気が感じられない世界。そして同様に、美しくはあるが生き生きとはしていない登場人物。
そしてキャラへの愛着も湧かず、語り口も稚拙で、深みを感じられないストーリー。
開発に費やされた膨大な時間のことを考えると、やはりこれは失望させられた作品と結論せざるを得ない。
しかし、グラフィックと取っ付きやすさに関してだけは保証する。
シリーズ未体験者がはじめにプレイすべきFFとして、なら、13は候補に挙げられてもいい。


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最終更新:2020年07月15日 21:44
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