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ミアキス攻撃統合




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あと少ししたら、分厚い隔壁の向こうには故郷へと続く宇宙になる。


そう考えると少し感傷深いのか、周りにいる者はどこか懐かしそうな表情で赤オーマへの決戦に向けて準備が進められていた。

以下は星見司の情報を元に技族によって描かれた赤オーマの姿絵である。
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宇宙戦用に資金をはたいたFEGは3機のミアキスでの参戦となる。



パイロット達は扱いなれない機体のマニュアルを読みながら、整備士と相談している。
数度にわたる戦闘でこちらの戦況が絶望的であることは周知であり、現状打開の為ここから始まる戦いは決して負けることの出来ない戦いだった。


パイロットに召集をかけるアナウンスが流れる・・・・。



場の雰囲気が少し張り詰め、パイロット達はマニュアルを持ったまま、その場をあとにする。

その場に残った整備士達が無人戦闘機の装備の最終チェックを行うなか、
パイロット達はミーティングルームにて作戦会議に出席していた。


射撃系
【装備】
≪全般≫
長距離通信や、高速データ通信が可能な無線機を使用して連絡をとりあい、部隊間・部隊内での状況把握や連携をスムーズにする。
目標距離測定装置で攻撃目標の正確な位置を測定できる。
砲身がオーバヒートしないよう、排熱に考慮する。(FEGパイトッロは整備士なので、そういった対処が可能と思われる)
曳光弾を混ぜて射撃する事で弾道を明確にして集弾率を高める。
コンピュータによる補正やパイロット技量により偏差射撃を行なう
≪オペレータとの連携≫
オペレーターからの情報で敵の陣形が判っており、敵陣形の弱い方向から攻撃する
オペレーターからの情報で敵の種別が判別しており、敵の弱点の情報がある
オペレーターからの情報で敵の移動ルート及び移動速度が判別しており、待ち伏せによる有利な攻撃が出来る
オペレーターからの誘導で、火力を展開するのに適切な配置が行われている
オペレーターからの誘導と地図から、最適な移動ルートがとれている
会話をすることで緊張をほぐせる
物理的攻撃
高エネルギー無線周波数:コンピューターの作動を、高エネルギーの周波数放射によって混乱させる。
EMP :電磁パルスの照射によって敵の電子装備を麻痺させる。
ジャミング
絞り込んだ通信域に対して妨害を絞り込んで行う事で効果を上げる事を狙う
相手の通信周波数が不明の場合、自軍周波数を除いた全周波数に対してジャミングを行う。一気に妨害不能な際には周波数を周期的に変えて擬似的に広域妨害を行う。
相手のレーダー周波数を調べる。
対象レーダーの逆位相の電磁波を発信することにより相手レーダーに干渉させ打ち消す。
高出力でのレーダーで逆探知されることを視野にいれ囮となる。(無意味に高出力な電波を発信させる)
【陣形】
敵進行方向に対して、お椀状に展開して火力を集中する。
分散しつつ、敵の炸裂系攻撃に備える。(一箇所に固まらない。
ミアキス作戦
射撃・砲撃
・射撃するときは、重力による曲率をプログラム計算して、オペレートに支援してもらい発射する。
・射撃時の反動を計算、射撃後にバランスや陣形が崩れないように姿勢制御システムと射撃管制システムを連結しておく。
・撃つときは近くにいる危険な目標を狙って2発撃つようにする。
・射撃をする際は弾着地帯の長軸が目標となる敵部隊の長軸と重なっている状態になるようにして撃つ。
・敵部隊に射撃を行うときは敵全体をカバーするように分散射撃する。
・すぐに弾切れにならないように射撃する速度を調製する。
・射撃を敵に当てるために夾叉による着弾修正を行う。最初に撃った2発の弾着点の距離を縮めていくようにして撃つ。
・照準器の測合及び照準点の選定:射距離や風等の影響で修正した諸元を照準器に測合するか一定の射距離に照準を合わせた状態で目標迄の射距離風等の影響を考慮して照準点を選定を行う。
・射弾の観測修正:着弾煙、曳光弾等から射弾を観測し目標に対して有効な射撃を実施出来る様に修正を加える事。
・射撃は右撃ちと左撃ちを織り交ぜて遮蔽物越しに。撃ったらすぐ隠れる
・それぞれの部隊が連携しタイミングを合わせて攻撃を開始、その後攻撃が途切れぬように絶え間なく弾幕を張る。
・戦闘中に弾丸をすみやかに再装てんするため、あらかじめ弾倉はきちんと収納し、即座に取りだせるようにしておく。
・敵の配置の薄い部分に集中して攻撃する。
・射線を重ねないように角度をつける
・面制圧射撃で的を絞らせない。
・ 時間差で発射して敵の移動を制限して本命弾を確実に命中させる。
宇宙ステーションとの連携
・宇宙ステーションのレーダーやセンサーを使用して味方の誘導を行う。
・宇宙ステーションからの索敵によって、敵の早期発見とより精密な位置把握を行う。
宇宙港との連携
・宇宙港のマスドライバーを利用し、敵の進行方向に向けて金属屑等を詰めたコンテナを投射し、途中で自爆させることで敵進行方向に微少デブリを散布する。
・宇宙港から目標物の現在位置データを逐次送信して誘導する
戦闘機動
・最大加速
ブースターを最大出力で駆動させ続ける事で、直線移動速度を
上昇させ続ける。短時間での接敵・離脱が可能。
・急制動
慣性を打ち消すだけの出力を短時間で発生。急激に制動をかけ、
軌道を読まれにくくする。また、目前の危険を回避する。
・慣性移動
ブースターを短時間の加速に使い、停止させる。
慣性によって直線移動を行い、軌道修正の際は、ブースターを再点火する。
ブースターの燃料消費を抑えると共に、戦闘時は複雑な軌道を描き、射線を回避するのにも役立つ。
攻撃対抗策
・敵の熱紋を観測、我彼の熱紋パターンを入力し、敵の観測装置を混乱させる。
・味方にはオペレート機能と暗号化した特定周波数パルスでデコイを間違わずに認識させる。
・大型デコイの中には多数の小型デコイを装着。必要に応じてばら撒く。大型デコイの反応消失時点で起動するようプログラムしておく。
自爆装置を内蔵、必要に応じて機雷の役割を果たす。
・デブリにデコイを装着。此方の熱紋パターンを入力することで、こちらの部隊が隠蔽しているように見せかける。
・デコイは一度に全て起動させずに、時間差や特定条件(キー入力やキー消失)で起動するものも混ぜておく。




そして、戦いの準備は終わった。




万全には程遠いが、今出来うる最善の準備を終え、パイロットは卸したてピカピカのI=Dの乗り込む。

機体がカタパルトに備え付けられる。

耳にオペレータからの誘導が聞こえ、ディスプレイには誘導画面、ミーティングで説明を受けた作戦内容、機体状態を示す画面など複数の表示が出る。

パイロットは息を大きく吐き、拳を握りしめる。



ミアキスが宇宙空間へと飛び出す・・・。




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ここで負ければ次は無い。誰の胸にもその思いがあった。

何より宇宙戦力が整わずに、煮え湯を飲まされ続けた赤オーマとの最終決戦である。
いや、ここで最後にしなくてはならない。いやがおうにも士気が高まるというものだ。



編隊を組んだアビシニアン、各国の多目的宇宙プラットホームが高速で敵へ迫る。
味方艦隊は、敵目前で散開し、作戦に沿った動きで敵戦艦、戦闘機に向かい攻撃を開始する。



高渡@FEG:「火器オールグリーン!!全力射撃いきます!」
風理礼衣@FEG(大族):「攻撃を開始します!」
九角アスラ@FEG「撃つぞ。機体ブレさすなよ、ろーす」
橘嶺@FEG「いっち、にぃ、さん、しぃ、準備OK!がんがん撃っちゃいましょう!」
左木@FEG「攻撃開始!撃て撃て!!」
さるにぁ@FEG:「敵機ロックオン!トリガーいつでもどうぞ!!」
藤野俊彦@FEG「イクト君!機体の制御補助は任せてください。思う存分振り回していいですよ」
竜乃麻衣@FEG:「無闇に撃っちゃダメですよ?私達はサポート役なんですからね~」



高速移動のGが、砲撃の振動が艦橋に響く。

操縦桿を握り続けるパイロットの眼はただ眼前の敵をにらみ続けていた。


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黒の虚空、すなわち宇宙空間を流れるように進む何機ものI=Dが見える。
 その遠い先には虚空を埋め尽くすように魚の群れのようなものが見える。
 否、やつらはそれほど可愛いものではない。赤、ビアナと呼ばれるオーマである。奴等は容赦なく核を使い核の冬をもたらし全ての命を塵のように扱った。
 決して奴等を許せない。交渉?そんなもの当の昔に失敗している。
 残るは奴等をぶっ飛ばすのみ。
 ミアキスに搭乗しているパイロットたちの士気も上がっている。心配はなさそうだ。
 だんだんと前方に見える群れが接近してきた。
 小さな群れのように見えていたものが今では大きな網のように見える。
 「各部隊戦闘準備!射程内に入り次第攻撃を許可する!」
 司令部からの通信が全ての機体に行き渡る。

 敵が射程内に入った。

 「マスターアームオン。オープンコンバット!」

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 全ての機体から共通の攻撃開始コールが行われる。

◆ゲドー@芥辺境藩国 > 「火力を出来るだけ多く。叩き込む」
◆藤野俊彦@FEG > 「片っ端から叩き潰してやる!」
◆ジャイ@FEG > 「一機でも多く落としてやる!」
◆ポレポレ@伏見藩国 > 「こっちが動けないぐらいは向こうも動けないはず。撃ち返してやるッ!」
◆高渡@FEG > 「負けられない!!」
◆ポレポレ@伏見藩国 > パイロットに組み込まれていますのでやってきました。レス不要です。
◆那限逢真・三影@芥辺境藩国 > 「数が多いから外れても当るから撃ち放題だな」
◆ゲドー@芥辺境藩国 > 「脊髄反射で撃ちまくるぜ!」
◆あやの@FEG > 「負けてたまるかーー!!」
◆K2@FEG > 「打ち落としてやる!」
◆左木@FEG > 「行けー!撃て撃て」
◆風理礼衣@FEG > 「放てー!!!!」
◆高渡@FEG > 「長くたえたかいがありました」
◆ヴァンダナ@FEG > 「撃てッ!!」
◆ジャイ@FEG > 「やられた分倍返ししてやる!」
◆竜乃麻衣@FEG > 「よくもやってくれましたわねー!お返しじゃー!」
◆那限逢真・三影@芥辺境藩国 > 「撃て!」
◆あやの@FEG > 「全力でいけーー!!!」
◆藤野俊彦@FEG > 「思う存分食らいやがれ!」
◆高渡@FEG > 「いっけー!!」
◆ゲドー@芥辺境藩国 > 「ばらまけええ~~」


 撃ち合いながらどんどん距離が詰まる。互いに無傷ではない。
 まるでガードを無視したボクサーの殴り合いである。
 装甲表面や内部構造に被弾して煙を噴き上げながら戦線を離脱する機体もいる。そのまま爆発して宇宙の塵となった敵もいる。だが幸い自軍は少々の損傷だけで被害はない。

 さぁ赤ども!戦いはこれからだ。

 そう物語るかのようにミアキス部隊は増速する。先ほどの敵部隊など相手にしていない。向かうは本陣、敵の中枢。
 速度を殺すのに時間がかかる宇宙空間なのですれ違った相手は反転が遅れる。
 その間にも速度を増して進む彼らは黒い虚空を切り裂く銀の剣のように見えた。

 【ここにRP(応援)を入れてください】

 突如、彼らのミアキスの何処かからか通信が入る。その声は今戦っているものが守るべき者たちの声…
 その声に押されるようにさらに進撃を続けた。
 圧倒的な勢い、それが今戦場を支配している。
 この進撃、何人たりとも止めることは出来ないだろう。





おまけ

同時刻、艦内にて
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