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煌月

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feg2

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部品構造


  • 大部品: WD『煌月』 RD:41 評価値:9
    • 大部品: ウォードレス RD:13 評価値:6
      • 部品: WDの定義
      • 部品: 着用制限
      • 部品: 形状制限
      • 部品: WDの効果
      • 部品: 自立稼動の禁止
      • 大部品: 煌月の開発 RD:5 評価値:3
        • 部品: 開発の必要性
        • 部品: 開発開始
        • 部品: ブレイクスルー
        • 部品: 素子の監修
        • 部品: 完成
      • 大部品: 煌月の生産 RD:3 評価値:2
        • 部品: 輸出
        • 部品: 制限
        • 部品: 生産数
    • 大部品: コンセプト RD:3 評価値:2
      • 部品: 設計思想
      • 部品: 特徴
      • 部品: 運用思想
    • 大部品: セキュリティ(装備品編) RD:5 評価値:3
      • 部品: シリアルナンバー
      • 部品: 生産施設の制限
      • 部品: ブラックボックス
      • 部品: 記録装置
      • 部品: ハッキング対策
    • 大部品: 煌月の装備 RD:20 評価値:7
      • 大部品: 概要(煌月の装備) RD:4 評価値:3
        • 部品: 装備の基本運用
        • 部品: 装備の変遷
        • 部品: 装備の選択
        • 部品: 重いので歩兵の方は持たないようにしましょう
      • 大部品: 戦闘用 RD:4 評価値:3
        • 大部品: 白兵距離戦闘用装備 RD:1 評価値:0
          • 部品: WD用超硬度大太刀
        • 大部品: 近距離戦闘用装備 RD:2 評価値:1
          • 部品: 7.9mm機関銃
          • 部品: WD用手榴弾
        • 大部品: 中距離戦闘用装備 RD:1 評価値:0
          • 部品: WD用対戦車ライフル
      • 大部品: 非殺傷武器 RD:4 評価値:3
        • 部品: 非致死性ガス弾
        • 部品: 捕縛ネット投射機
        • 部品: 多種族対応型スタングレネード
        • 部品: スタンロッド
      • 大部品: 補助装備 RD:8 評価値:5
        • 部品: シーカー
        • 部品: ジャンプロケット
        • 部品: シールド
        • 部品: 折り畳みスコップ
        • 部品: ウィンチ
        • 部品: HUD
        • 部品: 防護フィルター
        • 部品: 緊急用生存パック



部品定義


部品: WDの定義

強化装甲服の一種。主にウォードレスダンサーと呼ばれる職業に就くものが装備し、筋力や装甲性能等を底上げする。これを装備していることはエリート歩兵の証である。

部品: 着用制限

基本的には国家の認定を受けたウォードレスダンサーのみが着用可能。また、ダンサーであっても着用して活動する際には必ず申請が必要となる。
なお、ウォードレスの種類によってはダンサー資格がなくとも着用可能であるが、国が管理しているためみだりに使用することはできない。

部品: 形状制限

形状、サイズにおいて通常の人型の範疇を大きく超えるウォードレスは開発・生産が禁止されている。これは技術の濫用や無制限の戦力増加、人の形質が必要以上に失われることを防ぐための措置である。

部品: WDの効果

基本的には戦闘用であり、歩兵の能力向上に使用される。
しかし、基本能力を向上させるパワードスーツとしてみた場合、工兵としての使用、つまり土木工事を行う際にも有効である。
着用することによって、以下のような効果が望める。
〇筋力向上による使用可能兵装の増加
〇歩兵としての活動時間の増加
〇過酷な環境下での活動が可能
〇情報連携による部隊全体の能力向上

部品: 自立稼動の禁止

ウォードレスはあくまでも装甲服であり、自立稼働機能を持たせることは固く禁じられる。また、AIの搭載については補助的なものに限定される。

部品: 開発の必要性

戦闘国家を自認し多くの戦闘をこなしてきたFEGだが、その戦力はI=Dに頼る部分が大きかった。
各国がI=Dに特化する中、FEGは屋内戦闘や近接戦闘におけるI=Dの難点や、I=D戦闘による燃料消費の膨大さ等の問題点がかねてより指摘されていた。
また、サイボーグ部隊を中心として宇宙戦は問題ないにせよ、I=Dと対抗できるほどの歩兵部隊の増強が早急に望まれはじめていた。

部品: 開発開始

とりあえず名前を決めよう!と中二病まっさかりの開発者たちは考えた。藩王はその名称を「鷹月みたいでイヤ」と言っていたが、
「FEGの太陽たる原さんの輝きを受けて戦士は煌くのだ」という理由を聞いてあっけなく陥落したのだった。

名前は順調?に決まったものの、煌月の開発は難航を極めた。
要求性能の達成、セキュリティ面の安全確保、そもそも形質的に大丈夫なのという疑問や
悪用されたらどうすんのと問題が次から次へと発生。開発陣は頭を抱えることになる。

部品: ブレイクスルー

各種の問題を解決したのは、コンセプトであった。つまり目的がしっかり決まっていれば、おのずと解決の方向性も決まる。
結果として、「特化してなくていいから大体どんな場面でも使えて、ちょっとだけ戦力を増やすことのできるWD」という、まことFEGらしいささやかな設定がなされた。
要求性能は高くなく、セキュリティは着用制限を中心にし、形質問題はWD以外で対処、悪用については生産数の制限やシリアルナンバーにて対処することとなった。

部品: 素子の監修

開発当時のFEGに在籍していた素子さんの監修を受けている。
これはウォードレスを実際に運用したことのある経験者であり、もちろん優秀な技術者であるということで、FEG開発陣その他もろもろが必死に頭を下げて依頼し、了承を取り付けたものである。その対価は藩王のみが知っているという。
後年、煌月がニューワールドにおいて30年以上にも亘って大きな仕様変更もなく使われ続けたのは、素子さんの監修があったおかげだという者は多い。
戦場で使われるウォードレスを知り、ウォードレスが使われる戦場も知る素子さんの知識と経験によって煌月のウォードレスとしての完成度は飛躍的に高まったのである。

部品: 完成

ついに完成を迎えたウォードレス『煌月』。FEG初、そしてアイドレス初のウォードレスであった。未だ歩兵の運用についても確立しておらず、時代はI=D全盛であったが、少なくともFEG国民は煌月の大活躍を疑わなかったという。
単に舞い上がっていただけともいうが、ここではあえてこのように記述する。
ウォードレス煌月は、多くの者に望まれ、より多くの者を助けるために誕生したと。

部品: 輸出

ウォードレスの輸出は、国家として厳密に制御される。輸出先、輸出数等が制限されるが、詳細については輸出先国家との協定により決定されるものとする。

部品: 制限

生産にあたって、以下の制限が行われる。
〇AI搭載の禁止
〇民間への払い下げの禁止
〇開発データの持ち出し禁止
〇実機の持ち出し制限
〇二次売却の禁止
〇人型生物以外の着用禁止

部品: 生産数

生産数が一定に達した場合、以降の生産は行われない。これは生産数を管理し、無為に煌月が拡散するのを防ぐためである。

部品: 設計思想

基本的に、何かに特化するよりも『どこへ派遣されても安定した性能を引き出せる』ことを重視して設計されている。

部品: 特徴

煌月はその設計思想から、基本スペックこそ平均的に高いものの、特定の戦場において活躍するような突出した特長を持たない。
安定性こそが特徴である、ともいえる。
万能を求めたゆえに発生した特長の無さは、装備の変更による部隊レベルでの機能分化、I=Dとの連携などの作戦レベルでの対応、などを目的としており、また、想定外の状況下においても確実に性能を発揮することができる。

部品: 運用思想

我々は戦場を選べないし、そもそも作戦立案段階において状況に対応するのは戦略や戦術、そして装備であり、現場レベルにおいてはむしろ臨機応変に対応できる柔軟性、万能性こそが重要であり、最終的にうまいこと対応すればいいじゃない。という猫らしい思想でもって運用される。

部品: シリアルナンバー

すべてにシリアルナンバーが紐づけされており、在庫状態や使用者が管理されている。違法な量産や流通を防ぐための措置である。

部品: 生産施設の制限

民間工場での生産を禁止し、すべて国営工場にて生産されている。これにより技術の流出や違法生産の防止、管理の徹底を図る。

部品: ブラックボックス

製品内にブラックボックスが設置されている。主に記録装置や動力バイパス、暗号鍵の制御装置等が含まれており、取り外しはできないか、取り外すと機能自体が停止するよう設計されている。

部品: 記録装置

映像や音声、データログ等が常に記録されている。製品内でも独立した機構になっており、かなりの衝撃を受けて破損してもデータの回収が可能である。

部品: ハッキング対策

中~ 高物理領域で使用されるもののため、ハッキング対策が施されている。高度な暗号化による防止策はもちろん、不正アクセスを受けた際の通報や機能制限(場合によっては強制シャットダウンも含まれる)も自動的に行われる。

部品: 装備の基本運用

煌月は基本的に組織戦闘を前提としたウォードレスであり、自国での戦闘だけではなく他国の救援も視野に入れているため、様々な作戦や状況に応じて「必要とされる戦力」となるよう設計されている。
装備に関しても同様で、多彩な装備を用意することで様々な状況に対応できるようになっている。

部品: 装備の変遷

様々な状況に対応できるように設計・開発された煌月には開発当初から多彩な装備が用意されており、中には戦況に対応するべく後から新規開発されたものも存在する。
だが、煌月本体が大きな仕様変更がないまま30年以上も使われ続けたのに対し、装備に関してはその30年以上という運用期間の中でその大半が淘汰されて消えていった。
素子氏の直接的な監修を経て開発された最初期の武装もその例に漏れず、高周波ブレード特有の問題点から名前と特徴的な機能を失った超振動大太刀、取り回しの悪さ故に限定された状況下でのみでしか運用できず正式装備から外されたウォーアクスや長砲身キャノン、空間偵察装備「ケルノ」や強襲突撃装備「ディープストライカーパック」といった特化しすぎて機能面や運用面の不具合が生じて登録抹消された特化装備など、どれもが何らかの変遷を重ねている。
これもまた、長い運用実績を持つが故に起こったものと言えるだろう。

部品: 装備の選択

多彩な武装を保有する煌月ではあるが、それらを全て前線に持ち込むわけではない。というか、そんなに持てない。
そのため、煌月は開発当初から任務に応じた装備の組み合わせを用意しており、参戦する戦場と任務に応じてこれらを取捨選択していた。
30年以上に及ぶ運用の中でそれらも変遷していったが、現在での装備の組み合わせは概ね下記のようになっている。
〇突撃兵装備:7.9mm機関銃+WD用手榴弾。最も基本的な装備セット。機甲戦力の弱点である接近した敵の掃討や先行偵察を目的とした戦車随伴歩兵装備も兼ねる。
〇狙撃兵装備:WD用対戦車ライフル+シーカー。味方の支援を行うための装備セット。基本的にはシーカーで周辺状況を把握して味方への射撃支援を行う。
〇白兵戦装備:超硬度大太刀+WD用手榴弾+シールド。敵性目標と白兵戦闘を行うための装備セット。閉所での戦闘にも適し、突撃にジャンプロケットを使用する場合もある。
〇偵察装備:WD用手榴弾+ シーカー+ ジャンプロケット。偵察任務用の装備セット。基本的に戦闘は行わず、シーカーとジャンプロケットの併用で偵察を行う。
〇工兵装備:折り畳みスコップ+ウィンチ。戦場での工兵活動を行うための装備セット。戦闘中に工兵として動く場合は護身用にシールドやWD用手榴弾を用いる場合がある。

部品: 重いので歩兵の方は持たないようにしましょう

事実上の煌月専用の装備として開発されたこれらの装備群は、ウォードレスを着用した状態で使用することが前提となっている。
ウォードレスを着ていない歩兵にはこれらの装備は重過ぎるのである。加えて炸薬の量もウォードレスのパワーアシストがあって初めて耐えられるものが多く、仮に歩兵が使ってしまうと最悪の場合は使った当人がミンチになったり腕がもげたりしてしまう。
戦闘中に投棄されたものを歩兵が使用しようとしてしまった時の対策としては、「トリガーは煌月のパワーアシストが無いと引けないくらい重くて固い」というものすごく単純かつ確実な方法が取られている。

部品: WD用超硬度大太刀

旧名、超振動大太刀。内部に振動モーターを搭載した高周波ブレード。刃物としての鋭さと超振動を利用してあらゆるものを切断する白兵武器として開発された。
しかし、開発された超振動大太刀はウォードレス用の高周波ブレードとして期待通りの性能を発揮したのだが、実戦で運用していくうちに思わぬ欠点が発見された。
一つ目が刀身の寿命が想定以上に短かったこと。二つ目が高周波ブレードという機能を支える振動モーターの故障率が高かったこと。
第五世界で運用されていた士魂号の超硬度大太刀も高周波ブレードであったため、理論的・技術的な課題はクリアされていたし、超振動がもたらす刀身への極度の負担や振動モーターの故障も予想されてはいた。
だが、煌月がニューワールド初のウォードレスである以上、超振動大太刀もニューワールド初のウォードレス用高周波ブレードであり、初めての技術という未成熟な部分がこうした問題点として表面化してしまったのである。
結局、高周波ブレードとしての機能は最初期型のものだけの機能となり、その後のものは名称が『超硬度大太刀』に改められたウェイトバランスが崩れないように振動モーターがあった箇所に同じ重さの重りが組み込まれただけの普通の大太刀になっている。
煌月の着用を前提とした装備のためかなり重く、基本的には両手で保持して使用する。そのため一人に付き一つしか装備できない。

部品: 7.9mm機関銃

取り回しがよく、携行性に優れた支援火器。いわゆるアサルトライフル。装弾数は36。
貫通力や命中率は低めだが、拠点制圧や支援、突入任務に力を発揮する。部品数も少なく抑えられており、故障率が低く、メンテナンスも容易である。いかにも猫らしい「普通に高性能な火器」と言えるだろう。
持って撃つだけなら片手に一丁で計二丁装備までできるが、それだと弾倉交換ができないため概ね一人一丁が装備の基本となる。

部品: WD用手榴弾

ピンを抜いて数秒すると爆発する爆弾で、概ねピンを抜いてから投擲して使う。
歩兵で使用するならばこれを射出するグレネード・ランチャーが使用されることもあるが、ウォードレスを着用している場合はそのパワーアシストでグレネード・ランチャー並みの射程を得る事ができるためグレネード・ランチャーの類は使用されない。
拠点制圧や目くらまし、トラップ等用途の多い装備であり、種類も多種多様。通常の破片手榴弾を始め閃光手榴弾や音響手榴弾、対装甲の粘着手榴弾にジャミング手榴弾などがある。
対人戦が少ない、歩兵は屋内戦闘で力を発揮するといったこれまでの戦闘データから殺傷力よりも制圧性を重視しているため、装薬は少なめ。
専用のポーチに入れて携帯し、ポーチ内には三発まで入れる事ができる。

部品: WD用対戦車ライフル

敵の装甲目標、即ち戦車や装甲車の撃破を目的としたライフル。装弾数6。
ウォードレス着用時の使用を想定しているため通常の対戦車ライフルよりも口径・炸薬量ともに大きい。
反動が大きいため基本的には三脚を利用した安定姿勢からの狙撃を行うかウェポンラックを使用して腰部に固定して腰だめに撃つ。
歩兵であれば腰だめして撃っても照準ができないため命中力が下がるだけだが、ウォードレスの場合は標準装備のセンサーとリンクさせることで命中率を維持している。
両手で保持しなければ射撃できないため、一人に付き一つしか装備できない。

部品: 非致死性ガス弾

相手を殺傷することなく戦闘能力を排除するために利用される。WDの装着者には効果がなく、勢いあまってということがないため使いやすい反面種族に依存して効果に差が出る。そのため状況に応じて数種類の中から選んで使われる。

部品: 捕縛ネット投射機

相手の自由を奪うことで無力化する非殺傷兵器。捕縛ネットには接着成分は塗布されており、薬品で落とさないと取ることができない。きわめて物理的に相手を拘束することができまた直接接触する必要がないため、相手の種族を問わず高い効果を発揮する。

部品: 多種族対応型スタングレネード

爆発時に発生する閃光などによって相手を無力化する非致死兵器。閃光・音響のほか、電磁パルスを同時に発生させることにより、より広い対象を無力化することが可能となっている。

部品: スタンロッド

電撃によって相手を無力化する非致死兵器。高電圧を流すことで相手の肉体を一時的に制御できなくする。電圧は相手の種族に応じて数段階で調整可能となっている。

部品: シーカー

ウォードレスや本部コンピュータと連動する事ができる飛行型無人探索機。
過剰な冗長性は一切なく、武装はなし、センサーは必要な分だけを積んで偵察時の機動力を最優先している。
偵察の他に長距離射撃時の弾着確認・照準修正や複数機による3D地形データの作成、メッセンジャーとしての使いっぱなど、お仕事の出来るお利巧さんである。
使用そのものは一人で複数使う事も可能だが、大きさの問題で携行できるのは一人に付き一機までとなっている。

部品: ジャンプロケット

前述のように煌月は従来のウォードレスよりも大幅に瞬発力が改善されてはいるが、それでも歩兵の延長線上であることに変わりはない。つまり、上下の動きには制限があるということだ。
しかしながら市街地のような起伏に富み、極端な上下動が要求される戦場はやはり存在するため、そのような状況でも迅速な移動、襲撃を可能にするためにジャンプロケットが開発された。
機構はごく簡単に「姿勢制御のできるバーニア」で、これによってビルの上への到達、直線距離での移動などの特殊な機動が可能になる。
重量があるため一人に付き一機しか装備できないが、着脱そのものは容易になっており、必要のない状況では捨てて戦闘を行う事になる。

部品: シールド

開発技師が「なんとなく作りたかったから」と言って作ってしまった装備。
後に非常に有用なものであることが判明しており、白兵戦はもとより砲戦での目隠し(中央部のパーツを外すことによって銃眼が現れる)、簡易的な陣地の構築、裏面への予備弾倉の装着ができるなど実に便利に使われている。
とはいえ、嵩張るものであることは確かなため、携行の際は背中のウェポンラックに一人に付き一つ装備して運ぶのが関の山となっている。

部品: 折り畳みスコップ

塹壕を掘るために使用する折りたたみ式のスコップ。折りたたみ式のため、携帯性に優れるが白兵用途には向かない。
FEV隊員に支給されたものと同型ではあるが、ウォードレスでの使用を想定して頑丈さと重量が増加しており、より短時間での作業が可能。
共和国ではI=Dであっても工兵的な運用を求められるケースが多く、通常はこれに工兵用の道具セットも同時に装備するため一人一つしか装備できない。

部品: ウィンチ

悪路の走破や救出作業、脱出等のために使用されるウィンチ。パワーはあるが、立体機動等はできない。複数のWDで運用することでかなりの重量物を牽引可能。
工兵用装備の一つであり、同じ工兵用装備であるスコップと道具セットに干渉しないように装備できるようになっている。
歩兵であるウォードレス兵用なので車載用ほど大きくはないが、結構な大きさと重量があるため一人に付き一つしか装備できない。
また、装備部位が同じ場所であるためジャンプロケットとの同時装備もできない。

部品: HUD

ヘッドアップディスプレイの略。視界内に直接情報を表示するための装置である。情報を必要なだけ、直感的に処理することが可能になる。

部品: 防護フィルター

砂塵や大部分の毒ガスを無害化するためのフィルター。目詰まりによる弊害を防ぐため、使い捨て型で複数用意されており、交換も容易。

部品: 緊急用生存パック

緊急事態に備え、生存パックが装備されている。3日程度の生存を可能とする食料、ある程度の水、水のろ過装置、信号弾、発煙筒、多機能ワイヤー等が入っている。



提出書式


 大部品: WD『煌月』 RD:41 評価値:9
 -大部品: ウォードレス RD:13 評価値:6
 --部品: WDの定義
 --部品: 着用制限
 --部品: 形状制限
 --部品: WDの効果
 --部品: 自立稼動の禁止
 --大部品: 煌月の開発 RD:5 評価値:3
 ---部品: 開発の必要性
 ---部品: 開発開始
 ---部品: ブレイクスルー
 ---部品: 素子の監修
 ---部品: 完成
 --大部品: 煌月の生産 RD:3 評価値:2
 ---部品: 輸出
 ---部品: 制限
 ---部品: 生産数
 -大部品: コンセプト RD:3 評価値:2
 --部品: 設計思想
 --部品: 特徴
 --部品: 運用思想
 -大部品: セキュリティ(装備品編) RD:5 評価値:3
 --部品: シリアルナンバー
 --部品: 生産施設の制限
 --部品: ブラックボックス
 --部品: 記録装置
 --部品: ハッキング対策
 -大部品: 煌月の装備 RD:20 評価値:7
 --大部品: 概要(煌月の装備) RD:4 評価値:3
 ---部品: 装備の基本運用
 ---部品: 装備の変遷
 ---部品: 装備の選択
 ---部品: 重いので歩兵の方は持たないようにしましょう
 --大部品: 戦闘用 RD:4 評価値:3
 ---大部品: 白兵距離戦闘用装備 RD:1 評価値:0
 ----部品: WD用超硬度大太刀
 ---大部品: 近距離戦闘用装備 RD:2 評価値:1
 ----部品: 7.9mm機関銃
 ----部品: WD用手榴弾
 ---大部品: 中距離戦闘用装備 RD:1 評価値:0
 ----部品: WD用対戦車ライフル
 --大部品: 非殺傷武器 RD:4 評価値:3
 ---部品: 非致死性ガス弾
 ---部品: 捕縛ネット投射機
 ---部品: 多種族対応型スタングレネード
 ---部品: スタンロッド
 --大部品: 補助装備 RD:8 評価値:5
 ---部品: シーカー
 ---部品: ジャンプロケット
 ---部品: シールド
 ---部品: 折り畳みスコップ
 ---部品: ウィンチ
 ---部品: HUD
 ---部品: 防護フィルター
 ---部品: 緊急用生存パック
 
 
 部品: WDの定義
 強化装甲服の一種。主にウォードレスダンサーと呼ばれる職業に就くものが装備し、筋力や装甲性能等を底上げする。これを装備していることはエリート歩兵の証である。
 
 部品: 着用制限
 基本的には国家の認定を受けたウォードレスダンサーのみが着用可能。また、ダンサーであっても着用して活動する際には必ず申請が必要となる。
 なお、ウォードレスの種類によってはダンサー資格がなくとも着用可能であるが、国が管理しているためみだりに使用することはできない。
 
 部品: 形状制限
 形状、サイズにおいて通常の人型の範疇を大きく超えるウォードレスは開発・生産が禁止されている。これは技術の濫用や無制限の戦力増加、人の形質が必要以上に失われることを防ぐための措置である。
 
 部品: WDの効果
 基本的には戦闘用であり、歩兵の能力向上に使用される。
 しかし、基本能力を向上させるパワードスーツとしてみた場合、工兵としての使用、つまり土木工事を行う際にも有効である。
 着用することによって、以下のような効果が望める。
 〇筋力向上による使用可能兵装の増加
 〇歩兵としての活動時間の増加
 〇過酷な環境下での活動が可能
 〇情報連携による部隊全体の能力向上
 
 部品: 自立稼動の禁止
 ウォードレスはあくまでも装甲服であり、自立稼働機能を持たせることは固く禁じられる。また、AIの搭載については補助的なものに限定される。
 
 部品: 開発の必要性
 戦闘国家を自認し多くの戦闘をこなしてきたFEGだが、その戦力はI=Dに頼る部分が大きかった。
 各国がI=Dに特化する中、FEGは屋内戦闘や近接戦闘におけるI=Dの難点や、I=D戦闘による燃料消費の膨大さ等の問題点がかねてより指摘されていた。
 また、サイボーグ部隊を中心として宇宙戦は問題ないにせよ、I=Dと対抗できるほどの歩兵部隊の増強が早急に望まれはじめていた。
 
 部品: 開発開始
 とりあえず名前を決めよう!と中二病まっさかりの開発者たちは考えた。藩王はその名称を「鷹月みたいでイヤ」と言っていたが、
 「FEGの太陽たる原さんの輝きを受けて戦士は煌くのだ」という理由を聞いてあっけなく陥落したのだった。
 
 名前は順調?に決まったものの、煌月の開発は難航を極めた。
 要求性能の達成、セキュリティ面の安全確保、そもそも形質的に大丈夫なのという疑問や
 悪用されたらどうすんのと問題が次から次へと発生。開発陣は頭を抱えることになる。
 
 部品: ブレイクスルー
 各種の問題を解決したのは、コンセプトであった。つまり目的がしっかり決まっていれば、おのずと解決の方向性も決まる。
 結果として、「特化してなくていいから大体どんな場面でも使えて、ちょっとだけ戦力を増やすことのできるWD」という、まことFEGらしいささやかな設定がなされた。
 要求性能は高くなく、セキュリティは着用制限を中心にし、形質問題はWD以外で対処、悪用については生産数の制限やシリアルナンバーにて対処することとなった。
 
 部品: 素子の監修
 開発当時のFEGに在籍していた素子さんの監修を受けている。
 これはウォードレスを実際に運用したことのある経験者であり、もちろん優秀な技術者であるということで、FEG開発陣その他もろもろが必死に頭を下げて依頼し、了承を取り付けたものである。その対価は藩王のみが知っているという。
 後年、煌月がニューワールドにおいて30年以上にも亘って大きな仕様変更もなく使われ続けたのは、素子さんの監修があったおかげだという者は多い。
 戦場で使われるウォードレスを知り、ウォードレスが使われる戦場も知る素子さんの知識と経験によって煌月のウォードレスとしての完成度は飛躍的に高まったのである。
 
 部品: 完成
 ついに完成を迎えたウォードレス『煌月』。FEG初、そしてアイドレス初のウォードレスであった。未だ歩兵の運用についても確立しておらず、時代はI=D全盛であったが、少なくともFEG国民は煌月の大活躍を疑わなかったという。
 単に舞い上がっていただけともいうが、ここではあえてこのように記述する。
 ウォードレス煌月は、多くの者に望まれ、より多くの者を助けるために誕生したと。
 
 部品: 輸出
 ウォードレスの輸出は、国家として厳密に制御される。輸出先、輸出数等が制限されるが、詳細については輸出先国家との協定により決定されるものとする。
 
 部品: 制限
 生産にあたって、以下の制限が行われる。
 〇AI搭載の禁止
 〇民間への払い下げの禁止
 〇開発データの持ち出し禁止
 〇実機の持ち出し制限
 〇二次売却の禁止
 〇人型生物以外の着用禁止
 
 部品: 生産数
 生産数が一定に達した場合、以降の生産は行われない。これは生産数を管理し、無為に煌月が拡散するのを防ぐためである。
 
 部品: 設計思想
 基本的に、何かに特化するよりも『どこへ派遣されても安定した性能を引き出せる』ことを重視して設計されている。
 
 部品: 特徴
 煌月はその設計思想から、基本スペックこそ平均的に高いものの、特定の戦場において活躍するような突出した特長を持たない。
 安定性こそが特徴である、ともいえる。
 万能を求めたゆえに発生した特長の無さは、装備の変更による部隊レベルでの機能分化、I=Dとの連携などの作戦レベルでの対応、などを目的としており、また、想定外の状況下においても確実に性能を発揮することができる。
 
 部品: 運用思想
 我々は戦場を選べないし、そもそも作戦立案段階において状況に対応するのは戦略や戦術、そして装備であり、現場レベルにおいてはむしろ臨機応変に対応できる柔軟性、万能性こそが重要であり、最終的にうまいこと対応すればいいじゃない。という猫らしい思想でもって運用される。
 
 部品: シリアルナンバー
 すべてにシリアルナンバーが紐づけされており、在庫状態や使用者が管理されている。違法な量産や流通を防ぐための措置である。
 
 部品: 生産施設の制限
 民間工場での生産を禁止し、すべて国営工場にて生産されている。これにより技術の流出や違法生産の防止、管理の徹底を図る。
 
 部品: ブラックボックス
 製品内にブラックボックスが設置されている。主に記録装置や動力バイパス、暗号鍵の制御装置等が含まれており、取り外しはできないか、取り外すと機能自体が停止するよう設計されている。
 
 部品: 記録装置
 映像や音声、データログ等が常に記録されている。製品内でも独立した機構になっており、かなりの衝撃を受けて破損してもデータの回収が可能である。
 
 部品: ハッキング対策
 中~ 高物理領域で使用されるもののため、ハッキング対策が施されている。高度な暗号化による防止策はもちろん、不正アクセスを受けた際の通報や機能制限(場合によっては強制シャットダウンも含まれる)も自動的に行われる。
 
 部品: 装備の基本運用
 煌月は基本的に組織戦闘を前提としたウォードレスであり、自国での戦闘だけではなく他国の救援も視野に入れているため、様々な作戦や状況に応じて「必要とされる戦力」となるよう設計されている。
 装備に関しても同様で、多彩な装備を用意することで様々な状況に対応できるようになっている。
 
 部品: 装備の変遷
 様々な状況に対応できるように設計・開発された煌月には開発当初から多彩な装備が用意されており、中には戦況に対応するべく後から新規開発されたものも存在する。
 だが、煌月本体が大きな仕様変更がないまま30年以上も使われ続けたのに対し、装備に関してはその30年以上という運用期間の中でその大半が淘汰されて消えていった。
 素子氏の直接的な監修を経て開発された最初期の武装もその例に漏れず、高周波ブレード特有の問題点から名前と特徴的な機能を失った超振動大太刀、取り回しの悪さ故に限定された状況下でのみでしか運用できず正式装備から外されたウォーアクスや長砲身キャノン、空間偵察装備「ケルノ」や強襲突撃装備「ディープストライカーパック」といった特化しすぎて機能面や運用面の不具合が生じて登録抹消された特化装備など、どれもが何らかの変遷を重ねている。
 これもまた、長い運用実績を持つが故に起こったものと言えるだろう。
 
 部品: 装備の選択
 多彩な武装を保有する煌月ではあるが、それらを全て前線に持ち込むわけではない。というか、そんなに持てない。
 そのため、煌月は開発当初から任務に応じた装備の組み合わせを用意しており、参戦する戦場と任務に応じてこれらを取捨選択していた。
 30年以上に及ぶ運用の中でそれらも変遷していったが、現在での装備の組み合わせは概ね下記のようになっている。
 〇突撃兵装備:7.9mm機関銃+WD用手榴弾。最も基本的な装備セット。機甲戦力の弱点である接近した敵の掃討や先行偵察を目的とした戦車随伴歩兵装備も兼ねる。
 〇狙撃兵装備:WD用対戦車ライフル+シーカー。味方の支援を行うための装備セット。基本的にはシーカーで周辺状況を把握して味方への射撃支援を行う。
 〇白兵戦装備:超硬度大太刀+WD用手榴弾+シールド。敵性目標と白兵戦闘を行うための装備セット。閉所での戦闘にも適し、突撃にジャンプロケットを使用する場合もある。
 〇偵察装備:WD用手榴弾+ シーカー+ ジャンプロケット。偵察任務用の装備セット。基本的に戦闘は行わず、シーカーとジャンプロケットの併用で偵察を行う。
 〇工兵装備:折り畳みスコップ+ウィンチ。戦場での工兵活動を行うための装備セット。戦闘中に工兵として動く場合は護身用にシールドやWD用手榴弾を用いる場合がある。
 
 部品: 重いので歩兵の方は持たないようにしましょう
 事実上の煌月専用の装備として開発されたこれらの装備群は、ウォードレスを着用した状態で使用することが前提となっている。
 ウォードレスを着ていない歩兵にはこれらの装備は重過ぎるのである。加えて炸薬の量もウォードレスのパワーアシストがあって初めて耐えられるものが多く、仮に歩兵が使ってしまうと最悪の場合は使った当人がミンチになったり腕がもげたりしてしまう。
 戦闘中に投棄されたものを歩兵が使用しようとしてしまった時の対策としては、「トリガーは煌月のパワーアシストが無いと引けないくらい重くて固い」というものすごく単純かつ確実な方法が取られている。
 
 部品: WD用超硬度大太刀
 旧名、超振動大太刀。内部に振動モーターを搭載した高周波ブレード。刃物としての鋭さと超振動を利用してあらゆるものを切断する白兵武器として開発された。
 しかし、開発された超振動大太刀はウォードレス用の高周波ブレードとして期待通りの性能を発揮したのだが、実戦で運用していくうちに思わぬ欠点が発見された。
 一つ目が刀身の寿命が想定以上に短かったこと。二つ目が高周波ブレードという機能を支える振動モーターの故障率が高かったこと。
 第五世界で運用されていた士魂号の超硬度大太刀も高周波ブレードであったため、理論的・技術的な課題はクリアされていたし、超振動がもたらす刀身への極度の負担や振動モーターの故障も予想されてはいた。
 だが、煌月がニューワールド初のウォードレスである以上、超振動大太刀もニューワールド初のウォードレス用高周波ブレードであり、初めての技術という未成熟な部分がこうした問題点として表面化してしまったのである。
 結局、高周波ブレードとしての機能は最初期型のものだけの機能となり、その後のものは名称が『超硬度大太刀』に改められたウェイトバランスが崩れないように振動モーターがあった箇所に同じ重さの重りが組み込まれただけの普通の大太刀になっている。
 煌月の着用を前提とした装備のためかなり重く、基本的には両手で保持して使用する。そのため一人に付き一つしか装備できない。
 
 部品: 7.9mm機関銃
 取り回しがよく、携行性に優れた支援火器。いわゆるアサルトライフル。装弾数は36。
 貫通力や命中率は低めだが、拠点制圧や支援、突入任務に力を発揮する。部品数も少なく抑えられており、故障率が低く、メンテナンスも容易である。いかにも猫らしい「普通に高性能な火器」と言えるだろう。
 持って撃つだけなら片手に一丁で計二丁装備までできるが、それだと弾倉交換ができないため概ね一人一丁が装備の基本となる。
 
 部品: WD用手榴弾
 ピンを抜いて数秒すると爆発する爆弾で、概ねピンを抜いてから投擲して使う。
 歩兵で使用するならばこれを射出するグレネード・ランチャーが使用されることもあるが、ウォードレスを着用している場合はそのパワーアシストでグレネード・ランチャー並みの射程を得る事ができるためグレネード・ランチャーの類は使用されない。
 拠点制圧や目くらまし、トラップ等用途の多い装備であり、種類も多種多様。通常の破片手榴弾を始め閃光手榴弾や音響手榴弾、対装甲の粘着手榴弾にジャミング手榴弾などがある。
 対人戦が少ない、歩兵は屋内戦闘で力を発揮するといったこれまでの戦闘データから殺傷力よりも制圧性を重視しているため、装薬は少なめ。
 専用のポーチに入れて携帯し、ポーチ内には三発まで入れる事ができる。
 
 部品: WD用対戦車ライフル
 敵の装甲目標、即ち戦車や装甲車の撃破を目的としたライフル。装弾数6。
 ウォードレス着用時の使用を想定しているため通常の対戦車ライフルよりも口径・炸薬量ともに大きい。
 反動が大きいため基本的には三脚を利用した安定姿勢からの狙撃を行うかウェポンラックを使用して腰部に固定して腰だめに撃つ。
 歩兵であれば腰だめして撃っても照準ができないため命中力が下がるだけだが、ウォードレスの場合は標準装備のセンサーとリンクさせることで命中率を維持している。
 両手で保持しなければ射撃できないため、一人に付き一つしか装備できない。
 
 部品: 非致死性ガス弾
 相手を殺傷することなく戦闘能力を排除するために利用される。WDの装着者には効果がなく、勢いあまってということがないため使いやすい反面種族に依存して効果に差が出る。そのため状況に応じて数種類の中から選んで使われる。
 
 部品: 捕縛ネット投射機
 相手の自由を奪うことで無力化する非殺傷兵器。捕縛ネットには接着成分は塗布されており、薬品で落とさないと取ることができない。きわめて物理的に相手を拘束することができまた直接接触する必要がないため、相手の種族を問わず高い効果を発揮する。
 
 部品: 多種族対応型スタングレネード
 爆発時に発生する閃光などによって相手を無力化する非致死兵器。閃光・音響のほか、電磁パルスを同時に発生させることにより、より広い対象を無力化することが可能となっている。
 
 部品: スタンロッド
 電撃によって相手を無力化する非致死兵器。高電圧を流すことで相手の肉体を一時的に制御できなくする。電圧は相手の種族に応じて数段階で調整可能となっている。
 
 部品: シーカー
 ウォードレスや本部コンピュータと連動する事ができる飛行型無人探索機。
 過剰な冗長性は一切なく、武装はなし、センサーは必要な分だけを積んで偵察時の機動力を最優先している。
 偵察の他に長距離射撃時の弾着確認・照準修正や複数機による3D地形データの作成、メッセンジャーとしての使いっぱなど、お仕事の出来るお利巧さんである。
 使用そのものは一人で複数使う事も可能だが、大きさの問題で携行できるのは一人に付き一機までとなっている。
 
 部品: ジャンプロケット
 前述のように煌月は従来のウォードレスよりも大幅に瞬発力が改善されてはいるが、それでも歩兵の延長線上であることに変わりはない。つまり、上下の動きには制限があるということだ。
 しかしながら市街地のような起伏に富み、極端な上下動が要求される戦場はやはり存在するため、そのような状況でも迅速な移動、襲撃を可能にするためにジャンプロケットが開発された。
 機構はごく簡単に「姿勢制御のできるバーニア」で、これによってビルの上への到達、直線距離での移動などの特殊な機動が可能になる。
 重量があるため一人に付き一機しか装備できないが、着脱そのものは容易になっており、必要のない状況では捨てて戦闘を行う事になる。
 
 部品: シールド
 開発技師が「なんとなく作りたかったから」と言って作ってしまった装備。
 後に非常に有用なものであることが判明しており、白兵戦はもとより砲戦での目隠し(中央部のパーツを外すことによって銃眼が現れる)、簡易的な陣地の構築、裏面への予備弾倉の装着ができるなど実に便利に使われている。
 とはいえ、嵩張るものであることは確かなため、携行の際は背中のウェポンラックに一人に付き一つ装備して運ぶのが関の山となっている。
 
 部品: 折り畳みスコップ
 塹壕を掘るために使用する折りたたみ式のスコップ。折りたたみ式のため、携帯性に優れるが白兵用途には向かない。
 FEV隊員に支給されたものと同型ではあるが、ウォードレスでの使用を想定して頑丈さと重量が増加しており、より短時間での作業が可能。
 共和国ではI=Dであっても工兵的な運用を求められるケースが多く、通常はこれに工兵用の道具セットも同時に装備するため一人一つしか装備できない。
 
 部品: ウィンチ
 悪路の走破や救出作業、脱出等のために使用されるウィンチ。パワーはあるが、立体機動等はできない。複数のWDで運用することでかなりの重量物を牽引可能。
 工兵用装備の一つであり、同じ工兵用装備であるスコップと道具セットに干渉しないように装備できるようになっている。
 歩兵であるウォードレス兵用なので車載用ほど大きくはないが、結構な大きさと重量があるため一人に付き一つしか装備できない。
 また、装備部位が同じ場所であるためジャンプロケットとの同時装備もできない。
 
 部品: HUD
 ヘッドアップディスプレイの略。視界内に直接情報を表示するための装置である。情報を必要なだけ、直感的に処理することが可能になる。
 
 部品: 防護フィルター
 砂塵や大部分の毒ガスを無害化するためのフィルター。目詰まりによる弊害を防ぐため、使い捨て型で複数用意されており、交換も容易。
 
 部品: 緊急用生存パック
 緊急事態に備え、生存パックが装備されている。3日程度の生存を可能とする食料、ある程度の水、水のろ過装置、信号弾、発煙筒、多機能ワイヤー等が入っている。
 
 


インポート用定義データ


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         "title": "ウォードレス",
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                 "description": "開発当時のFEGに在籍していた素子さんの監修を受けている。\nこれはウォードレスを実際に運用したことのある経験者であり、もちろん優秀な技術者であるということで、FEG開発陣その他もろもろが必死に頭を下げて依頼し、了承を取り付けたものである。その対価は藩王のみが知っているという。\n後年、煌月がニューワールドにおいて30年以上にも亘って大きな仕様変更もなく使われ続けたのは、素子さんの監修があったおかげだという者は多い。\n戦場で使われるウォードレスを知り、ウォードレスが使われる戦場も知る素子さんの知識と経験によって煌月のウォードレスとしての完成度は飛躍的に高まったのである。",
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                 "description": "事実上の煌月専用の装備として開発されたこれらの装備群は、ウォードレスを着用した状態で使用することが前提となっている。\nウォードレスを着ていない歩兵にはこれらの装備は重過ぎるのである。加えて炸薬の量もウォードレスのパワーアシストがあって初めて耐えられるものが多く、仮に歩兵が使ってしまうと最悪の場合は使った当人がミンチになったり腕がもげたりしてしまう。\n戦闘中に投棄されたものを歩兵が使用しようとしてしまった時の対策としては、「トリガーは煌月のパワーアシストが無いと引けないくらい重くて固い」というものすごく単純かつ確実な方法が取られている。",
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                 "title": "白兵距離戦闘用装備",
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                     "title": "WD用超硬度大太刀",
                     "description": "旧名、超振動大太刀。内部に振動モーターを搭載した高周波ブレード。刃物としての鋭さと超振動を利用してあらゆるものを切断する白兵武器として開発された。\nしかし、開発された超振動大太刀はウォードレス用の高周波ブレードとして期待通りの性能を発揮したのだが、実戦で運用していくうちに思わぬ欠点が発見された。\n一つ目が刀身の寿命が想定以上に短かったこと。二つ目が高周波ブレードという機能を支える振動モーターの故障率が高かったこと。\n第五世界で運用されていた士魂号の超硬度大太刀も高周波ブレードであったため、理論的・技術的な課題はクリアされていたし、超振動がもたらす刀身への極度の負担や振動モーターの故障も予想されてはいた。\nだが、煌月がニューワールド初のウォードレスである以上、超振動大太刀もニューワールド初のウォードレス用高周波ブレードであり、初めての技術という未成熟な部分がこうした問題点として表面化してしまったのである。\n結局、高周波ブレードとしての機能は最初期型のものだけの機能となり、その後のものは名称が『超硬度大太刀』に改められたウェイトバランスが崩れないように振動モーターがあった箇所に同じ重さの重りが組み込まれただけの普通の大太刀になっている。\n煌月の着用を前提とした装備のためかなり重く、基本的には両手で保持して使用する。そのため一人に付き一つしか装備できない。",
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                     "title": "7.9mm機関銃",
                     "description": "取り回しがよく、携行性に優れた支援火器。いわゆるアサルトライフル。装弾数は36。\n貫通力や命中率は低めだが、拠点制圧や支援、突入任務に力を発揮する。部品数も少なく抑えられており、故障率が低く、メンテナンスも容易である。いかにも猫らしい「普通に高性能な火器」と言えるだろう。\n持って撃つだけなら片手に一丁で計二丁装備までできるが、それだと弾倉交換ができないため概ね一人一丁が装備の基本となる。",
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                     "title": "WD用対戦車ライフル",
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                 "title": "非致死性ガス弾",
                 "description": "相手を殺傷することなく戦闘能力を排除するために利用される。WDの装着者には効果がなく、勢いあまってということがないため使いやすい反面種族に依存して効果に差が出る。そのため状況に応じて数種類の中から選んで使われる。",
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                 "title": "捕縛ネット投射機",
                 "description": "相手の自由を奪うことで無力化する非殺傷兵器。捕縛ネットには接着成分は塗布されており、薬品で落とさないと取ることができない。きわめて物理的に相手を拘束することができまた直接接触する必要がないため、相手の種族を問わず高い効果を発揮する。",
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                 "description": "ウォードレスや本部コンピュータと連動する事ができる飛行型無人探索機。\n過剰な冗長性は一切なく、武装はなし、センサーは必要な分だけを積んで偵察時の機動力を最優先している。\n偵察の他に長距離射撃時の弾着確認・照準修正や複数機による3D地形データの作成、メッセンジャーとしての使いっぱなど、お仕事の出来るお利巧さんである。\n使用そのものは一人で複数使う事も可能だが、大きさの問題で携行できるのは一人に付き一機までとなっている。",
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                 "description": "前述のように煌月は従来のウォードレスよりも大幅に瞬発力が改善されてはいるが、それでも歩兵の延長線上であることに変わりはない。つまり、上下の動きには制限があるということだ。\nしかしながら市街地のような起伏に富み、極端な上下動が要求される戦場はやはり存在するため、そのような状況でも迅速な移動、襲撃を可能にするためにジャンプロケットが開発された。\n機構はごく簡単に「姿勢制御のできるバーニア」で、これによってビルの上への到達、直線距離での移動などの特殊な機動が可能になる。\n重量があるため一人に付き一機しか装備できないが、着脱そのものは容易になっており、必要のない状況では捨てて戦闘を行う事になる。",
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                 "description": "開発技師が「なんとなく作りたかったから」と言って作ってしまった装備。\n後に非常に有用なものであることが判明しており、白兵戦はもとより砲戦での目隠し(中央部のパーツを外すことによって銃眼が現れる)、簡易的な陣地の構築、裏面への予備弾倉の装着ができるなど実に便利に使われている。\nとはいえ、嵩張るものであることは確かなため、携行の際は背中のウェポンラックに一人に付き一つ装備して運ぶのが関の山となっている。",
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                 "description": "悪路の走破や救出作業、脱出等のために使用されるウィンチ。パワーはあるが、立体機動等はできない。複数のWDで運用することでかなりの重量物を牽引可能。\n工兵用装備の一つであり、同じ工兵用装備であるスコップと道具セットに干渉しないように装備できるようになっている。\n歩兵であるウォードレス兵用なので車載用ほど大きくはないが、結構な大きさと重量があるため一人に付き一つしか装備できない。\nまた、装備部位が同じ場所であるためジャンプロケットとの同時装備もできない。",
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