FEG@wiki E98 撤退

 「今回ばかりはヤバイな・・・」
 「そうですね。さすがにここまで劣勢にもなると」
 滋賀・岩手、二人のACEは味方部隊の殿となって戦っている。
 当初より苦戦が予想されていたがここまで手酷くやられるとは思いもしなかったのである。
 初動でオペレートを潰され次に医療部隊と指揮官が撃破された。
 さらにはBC兵器さえも使用して追い詰められてしまった。
 それでも諦めずに戦闘を行っていたがもはや劣勢は覆せず撤退となった。
 「これからどうします?」
 「昔と同じだ。撤退終了まで戦う為の策は用意してある」

 軍勢をゆっくりと見渡す。
 頭の中で、今まで見てきた敵の事を分析し、把握する。
「……相手にとって不足はなし……か……」
 滋賀、心底嬉しそうに笑う。

イラスト:高渡



作戦

オペレータ修正がある場合

≪オペレータとの連携による防御と回避≫
・オペレーターからの情報で敵の陣形が判っており、敵の少ない、弱い方面へ移動する
・オペレーターからの情報で敵の種別が判別しており、敵の移動に関する情報がある
・オペレーターからの情報で敵の移動ルート及び移動速度が判別しており、最適な撤退経路、行動が取れる
・オペレーターからの誘導で、撤退時の援護にも火力を展開するのに適切な配置が行われている
・オペレーターからの誘導と地図から、最適な移動ルートがとれている
・地形情報のオペレートをうけることで、隠蔽がとれる地形が判っている
・地形情報のオペレートをうけることで、安定した防御姿勢が取れるポイントが判っている
・会話をすることで緊張をほぐし、リラックスした状態で行動を行える。

地形
≪市街地≫
・道路が整備されており、速やかに撤退行動が出来る
・街路や建物を背景として敵の姿、攻撃を確認しやすい。
・隠蔽や防御に使える建築物がたくさんある。
・放置されている車両に身を隠せる。
・建物の中や、屋根の上で身を隠せる。
・移動するときは常に建物の壁を背にして敵の射線に身をさらさない。
・建物が壊れているので、瓦礫の山に身を隠せる。
・見慣れている風景なので異質な存在である根源種族は見つけやすい
・市街地詳細地図の存在による退路、障害等の把握
・市外には下水など地下の通路が発達しており、歩兵には移動、伏撃、包囲、離脱など様々な局面で有利である。
・入り組んだ路地は大型の兵器には邪魔でしかない為、歩兵は撤退しやすい。
・迎撃班は市街地であることを利用し、敵を狭い路地で迎撃。防御面を限定することで、数の不利をカバーする。
・ゲリラ戦がしやすく、防御、陽動が容易
・少人数ゆえ撤退しやすい
・足場に気をつけ、撤退時のどさくさで負傷をしないよう気を配る。



イラスト:高渡(再利用)


≪山林≫
・周囲の森や林、くぼ地に身を隠す
・土や枝、葉っぱをかぶせて偽装する。
・枝葉などを使って偽装するときはなるべく自然な模様になるようにする。
・偽装に使う植物はその土地の気候にあったものを選び、定期的に交換する。
・森林の模様をした迷彩服を着る。
・偽装用ネットを使う。
・皮膚に擬装用のペイントを施したり、どろやすすをつかって迷彩を施す。
・木々を遮蔽として身を隠す事が出来る
・木々や凹み地に伏せて衝撃を緩和しながら撤退。
・密度の高い森林地の場合、大型機はつっかえるため行動の邪魔が出来る
・歩兵ならば小さいので、活動に支障がない
・木に登る事で攻撃を回避することが出来る
・下生えや木の根、木の洞などに身を隠す事で防御効果が期待できる
・高低差、木々により入れる戦力に限りがあるため、敵戦力の選別を行える。
・機動力はあまりないが歩兵であれば、この地形でも踏破可能。

≪段々畑≫
・通常の滑らかな丘陵地帯と違い、段があるために彼我に高低差がある場合(ない場合でも一応)遮蔽として利用できる。
・畑(水田)は土が軟らかく、またはぬかるんでいるため自重で沈み動きが取りづらくなる。
・自重の重い敵は大幅に動きが制限される。
・足場の悪くなることを嫌い、あぜ道を通ってくる敵は一直線になるため攻撃が読みやすいので防御しやすい。
・作物が育っている状態では茂みとなるため隠れることができる
≪山≫
・岩石の崩落や雪崩に気を付ける。または、それを利用して撤退する。
・河川の上流で土砂崩れがあった場合、下流は危険なので避難する。逆に敵を下流に追いやる。
・足跡から部隊の人数を悟られないようにするため、泥や湿地などでは、後ろの者が前の者の足跡の上を歩く。



【装備】
・装備している物が体の動きを制限したり、身軽さや素早さを低下させないよう配慮する
・発煙弾、閃光弾を発射。敵の視界を奪い移動ルートを悟らせない。


【体術】

・平時や移動時に、外套等で口を覆い保護する事により、発声できなくなる事態を防ぐ
・長時間の移動に日常的に訓練しておく


【体術】
≪全般≫
・魔を利用して相手の狙いの邪魔をする。
・フェイントを交えて相手の狙いをそらす。
・相手の目線、体捌き、ポジションから間合いや攻撃のタイミングをはかる。
・魔によって相手の攻撃を角度をつけて逸らす。
・魔によって相手の攻撃を一部でも相殺する。
・魔によって陽動を行い相手の死角に入り込む。
互いに声を掛け合って脱落者の出ないようにする。
・力がない者は敏捷性・スピード・タイミング・バランス感覚を最大限に利用する。
・力みすぎないよう心がける(動きに柔軟性がなくなるから)
・自分にとってベストの間合いで戦うことを意識する
・即座に行動できるよう自身の姿勢を意識し、常に維持すること
・合図を使って連携して動く
・レーザーを防ぐために煙幕や土煙を利用する。
・相手が攻撃してきた際は体全体を攻撃線からはずすようにして防御する。
・回避するときは常に建物の壁を背にする。
・遮蔽物や塹壕、地面のへこみなどを利用して直接敵の攻撃をくらわないようにする
・各員が常に情報リンクする事で、敵情報を速やかに伝達し、撤退がスムーズにできる。
・防御に使える物は全部使い、伏せの可能不可能に関わらず身を限りなく低くする。
・敵の射線に対して、90度に移動するようにする。
・敵に対して装甲の厚い面を極力見せるようにする。
・撤退する為しっかりとした足場を走れるようにする
・敵に接近して走り回ることで相手の視界から見えなくなり反撃を防ぐ
・部隊員と死角を補い合う
・気を抜かず、最後までしっかり撤退に集中する
・視界が不良でも、オペレートによって位置情報を連絡してもらうことで、統率の取れた撤退行動が可能となる。
・敵の挙動をつぶさに観察し、少しでも不審な動きをすればすぐに回避行動を行う
・望遠ズームやセンサーを最大限駆使し敵情報を速やかに得ることで回避がスムーズにできる。
・不正規機動(重心を揺らしてふらふらと移動する)で、予測射撃を防ぐ。
・遮蔽物から遮蔽物の間はダッシュで一気に移動する。
・物音を立てずに移動したいときは静粛歩行で移動する。
・同じルートは使わずに敵の追跡をかわす。
・敵に発見された場合に備えて退路を確保しておく。
・退路を複数確保する
・体の線を背景に溶け込ませて目立たないようにする。
・物陰に潜み、影から体が出ないようにする。
・目立つ色は排除し、周囲の色に自然に溶け込むようにする。
・迷彩や林、地形を使用して姿を隠蔽する。
・倒した敵から、敵に関する情報を出来る限り入手解析。予め頭に入れておく。
・可能ならば、偽装工作によって敵の追撃を躊躇わせる
・背後を狙われる危険性もある為、必ず背後を警戒する。
・乗り物や設備に自動攻撃させて防御の援護をさせる
・付近の隔壁などを閉鎖し、時間を稼ぐ。
・移動通路の一部を破壊して敵の足止めをはかる。
・敵のセンサー類を騙す為に偽装を施す
・車や壊れた船の残骸を利用して追撃を逃れる
・姿勢を低くして移動することで敵の弾に当たりにくくする


【陣形】
・敵の攻撃を集中させないようにできる限り広く分散する。
・四方八方にちらばることで間隔をできる限り広く取る。
・分散移動することで敵の照準を絞りにくくする。
・有視界内では仲間との連携をブロックサインで密に取る。


 至近距離を攻撃が通過していく。辛うじて味方には当たらなかったが既に敵が包囲準備を進めている。
 何とか包囲される前に逃げ切らねばならない。
 「文明。魔を使うぞ」
 「やはりそう来ましたか」
 そんなことわかりきっていました。とばかりに滋賀と岩手は手を伸ばす。

 そこには魔がいた。
 ウエーブデビル
 それがその魔の名前である。




イラスト:あやの



 「さぁやれるだけやりましょう。彼らが逃げ切るまで私達も逃げられませんから」
 「手早く済ませるぞ」
 魔が敵を攻撃し始める。
 二人の魔の使い手も共に走り出した。