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エンゾ氏のお言葉 (栄養学編)」(2022/04/17 (日) 12:06:59) の最新版変更点

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■「パスタは肉やら野菜やらがゴチャゴチャ入っていてバランスがいい。」 ■「パスタは10パーセントのタンパク質が含まれており炭水化物だけの食物ではない」 ■「日本食はご飯でカロリーを調節するので食べ過ぎることが多いが、イタリアンはパスタだからそれがない」 ■イタリアやスペインなどの地中海地方の料理は、炭水化物、タンパク質、脂肪のバランスが良いだけでなく、  血管を広げ血流を良くする働きのあるにんにくと唐辛子を良く使う。 ■食卓にはいつもミネラルウォーター &bold(){[ロードバイクバイブル P158~159]} &bold(){[ロードバイクに乗るときに読む本 P142~143]} &bold(){[フィットネスミシュランP80]} &bold(){[ロードバイクバイブル改訂版 P157]} ※全て間違い。 1.肉やら野菜がバランスよくゴチャゴチャ入ったパスタは少ない。  そもそもイタリアの食事は基本的にパスタだけで完結することはないので、  前菜やメインディッシュといった他のおかずでバランスを取る。  日本で広く知られているパスタ料理を例にあげてみよう。  ボンゴレ、カルボナーラ、ボロネーゼ、プッタネスタ、ジェノベーゼ、アマトリチャーナ、  ボスカイオーラ、ペスカトーレ、イカ墨ソース・・・・  このなかに「肉やら野菜がバランスよくゴチャゴチャ入ったパスタ」がどれだけあるだろうか!? 2.パスタはタンパク質の吸収率という点では効果の低い食品であり、  パスタでタンパク質を摂ろうとするとすると大量に食べることになってしまいバランスが悪くなる。 3.イタリア人はパンを食べてカロリーを調節しています。また、パスタを余り食べない地域も存在します。 4.イタリア料理とスペイン料理は良く似ていますが、スペイン料理がニンニクを良く使うのに対して  イタリア料理はあまりニンニクを使いません。  (さらに、北に行くほど使用量が減る傾向にあります。)  また唐辛子も良く使うのはカラブリアなどの一部地域で、  他では余り使わなかったり、全然使わなかったりします。 5.プロのサイクリストは確かにレース前にパスタを大量にとるが、  これも味付けはオリーブオイルとチーズ程度で終わってしまい、他の物をごちゃごちゃと入れる訳では無い(参考→http://www.jsports.co.jp/cycle/tour2010/shiho/report_08.html)。 ※下記のリンクを読んでいただきたい。  http://miscellanea.wellingtongrey.net/2007/05/06/global-obesity-fatness-by-country/  WHOによるOECD(経済協力開発機構)の国における、15歳以上で肥満度が一定の値を越えている  人間の割合を図で表しています。  イタリアは9%、日本は3%・・・。  肥満の原因は、すべて食生活によるものとは思いませんが、  平均的な日本人は日本食を食べていて、この体型なのでは? ※尚、2010年3月にエンゾは痛風を再発させているようだ。  http://kawabo.blog62.fc2.com/blog-entry-139.html  「エンゾ早川が食にまつわる詭弁を科学する」という演目で講座を開いているのに  http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=57160&userflg=0  http://www29.atwiki.jp/enzo?cmd=upload&act=open&pageid=16&file=28d7088b.jpg  食生活が原因で起こる病気になってしまっているとは本末転倒である。  「革命家でありながら医学、解剖学、脳科学、栄養学などにも造詣の深いレオナルド・ダ・ヴィンチ以来の万能の天才」  という肩書きは一体なんなのだろうか。 6.ヨーロッパに於いて飲料に適した安全な水道水を常時供給できる国はスイスしか無いという事情があり、  ミネラルウォーターが健康によいから飲んでいるわけではない。水道水で健康を害す恐れがあるから飲んでいるのである。  なお、水道水がそのまま飲める国は世界でも少ない。 ■「イタリア料理はオリーブオイルたっぷりで健康によい」 ■『そしてついにアメリカの10分の1しか心臓血管系の病気が発生していない地域が見つかった。  それが大量のオリーブオイルを常食する地中海沿岸の国々だったのである。』 ■『ちなみに私の家では、週に4~5回はイタリア料理。残りの日は和食。(いちおう日本人なので。)  ただ、ごはんのおかわりはしない。おかずには、オリーブオイルをたっぷりとかけて食べる』 &bold(){[フィットネスミシュランP71] } &bold(){[フィットネスミシュランP80]} ※オリーブオイル=体に良い、と断ずるのは軽率です。  オリーブオイルにもピンからキリまであり、安物のオリーブオイルはオリーブの搾りかすに  化学薬品を投入され作成されています。  また、イタリア料理にも様々な物があり、バターをふんだんに使用した物から、  オリーブオイルしか使用しない物まで様々です。  つか、彼はイタリア料理はポモドーロしか知らないのでは? ※そもそも脂質が少ない和食のおかずにオリーブオイルをかけても意味がありません。  オリーブオイルも無駄に多く摂取してしまえば太る原因となります。 ※イタリア北部はバターを使う料理が多くなります。 ※イタリアンにちょっとでも詳しい人間であれば  イタリア料理は地方料理の集合体であることを知っています。  例えばシチリアならイスラム圏の影響を強く受けていたり、  トレンティーノ=アルト・アディジェはドイツ料理と関わりが深い。  トスカーナ料理は塩気が濃く、カラブリアはとにかく激辛、アオスタはパスタも米も殆ど食べない  ・・・・といった具合です。  ゆえに文化とか栄養学といった話をするときに、ひと括りに「イタリア料理」とすることはできません。  結局のところエンゾは自分勝手なイメージでイタリア料理を語っているだけです。 ■私がことさら白米を攻撃するのは、自分が大好きだった食べ物に裏切られた気分だったからかもしれない。  恐らく悪いのは、親や厚生省や文部省や政治家や農家やマスコミであって、米には何の責任もないはずなのに。  白米に注意しなくてはいけない理由は「おいしすぎるから」であって、食べすぎてしまうのは私たち食べる側である。  むしろ責められるべきは私たちの愚行である。 &bold(){[ロードバイクバイブル P158]} ※白米は誰も裏切ってはいない。  明らかに悪いのは、エンゾの無知・無学・無関心であって、  親や厚生省や文部省や政治家や農家やマスコミに非はあるかもしれないが責任はない。  エンゾ個人の愚行を、一般論にすり替えていい理由もない。 ■もちろん体内に貯蔵しているグリコーゲンの量も、  所要時間に必要な補給の量も分かっているので、余計に食料を持っていくことも無い。  万が一ハンガーノックになっても自動販売機で缶コーヒーでも買って、  自前の脂肪を燃やせばすむことだ。 &bold(){ロードバイクバイブル P86} ※氏はハンガーノックを経験した事がないのでしょう。  普通の人間の場合、一度ハンガーノックになってしまうと一番体に吸収されやすいブドウ糖を摂取しても  動けるようになるまで20分は掛かってしまう(完全回復には数日要します)と言われています。  脳にもエネルギーがいかないので非常に危険。自販機を探すどころではありません。  なお、ツール・ド・フランスでランスがハンガーノックに苦しみながらもゴールした事例がありますが、  あれはランスの肉体が極限状態に慣れているからです。絶対に真似しないように。  ちなみにエンゾの著作であるロードバイクセッティングマニュアルには、この様な記述があります。 >「ハンガーノックを舐めてはいけない。プロ選手といえども、 >山岳でハンガーノックになると遭難しかかることもあるのだ。  エンゾはハンガーノックでも缶コーヒーを飲めば済むのに、プロが遭難? ※ロードバイクバイブル改訂版においても、この文章はそのままになっている一方で、こんな矛盾した記述がある。 >ハンガーノックになってしまってから食べても、簡単に血糖値は上がってこないので注意しよう。 >&bold(){ロードバイクバイブル改訂版 P154} ■ 15歳までが1日5食、18歳までが1日4食、25歳まで1日3食、そして26歳から死ぬまで1日2食   私は日本人がとるべき食事をこのように考えている。  そもそも1日3食とか1日30品目などという数字は何の根拠もなく、あえて誰とはいわないが、  ずる賢くて鈍感な人びとの既得権益を保護するために利用されているにすぎない。  ちょっと勉強した内科医ならば、いい年をした大人が1日に3回も食事をすれば、  その習慣が原因であらゆる病気にも罹りやすくなることを知っている。  ちなみに歯科医的にも1日2食が望ましいということである。 &bold(){[ロードバイクバイブル改訂版 P140]} ※いきなり陰謀論を開陳。どうやら自分に都合が悪いことは全て陰謀であるらしい。  しかも「あえて誰とはいわないが」と相手が誰なのか良く解らないようにしているのも意味不明。  (「らぐだのこぶ~」では契約破棄されたメーカーをほぼ名前がわかる状態で批難しているのに)  革命家なのに名指しで批判する程度のことも出来ないようだ。   ※なぜ1日3食の食習慣が原因であらゆる病気に罹りやすくなるのかの説明がないので  徒に不安を煽っているだけあり、  結局のところエンゾの権威を保護するために攻撃しているだけにすぎない。  ※「1日3食の食習慣が原因であらゆる病気に罹りやすくなる」のは  「早朝の高速道路は事故が少ない!!」(早朝は交通量が少ないだけ)とか  「砂糖は毒物であり、摂取すると確実に死ぬ」(いつ死ぬかを誤魔化しているだけ)、  「日本人の犯罪者の殆どが米を食べる」(日本人は大体が米食)などと同じ理屈であり、  タチの悪いジョークや詐欺に使われる論法です。 ※「エンゾ早川流ロードバイク秘伝の書」では一日二食は『和の知恵』だということになっているが、  実際には江戸中期には既に一日三食食べるようになっていたことが分かっている。  理由は『生活が豊かになったから』。  ペリーが来航するのはもっと後の時代なので、外国に影響を受けたわけでもない。  ついでに言うと江戸時代は「江戸患い」と言って脚気が流行しており、  バランスの取れた食生活をしていた訳でもない。   この時代の食事といえば「一汁三菜」形式が有名だが  実際のところ庶民は「一汁(+つけもの)」の食事で、ご飯(一食2合)ばかり食べていた。  (ちなみにエンゾは炭水化物中心の食生活を否定している)  これらを考えると、一日二食を「和の知恵」というのは無理がある。 ※前者が書いているように、「和の知恵」ではなく、単に貧しかったからであり、  平安時代でも貴族は3食とっている。  江戸時代の人間は果たしてひもじい思いもしながらも  栄養価のためだけに食う量を減らしていたのか? ■ 私は自活している人間を、ある種の"野生の動物"と捉えている。  朝起きた時に、朝食が用意されている野性の動物が果たしているであろうか?  野生の動物は朝、起きたら、まず餌を探しに行かなければならない。  そしてその行動のために使われるエネルギーは、あらかじめ体内にチャージされていなければならない。  したがって、野生の人間は夜、食べたものを、翌朝使える形にして保存しておく能力が必要となる。  (中略)  ようするに"食べてから動く"のか"いったん貯めたものを使って動くのか"の違いなのである。  人間も野生の動物である以上、私は後者のほうが"正しい内臓の使い方"だと信じている。 ■ 朝食が用意されている動物なんて人間だけだ!  朝食をやめることで、6日かけて貯めたグリコーゲンとたんまりある体脂肪を効率よく"混合燃焼"できる体質へと改善する。 &bold(){[ロードバイクバイブル改訂版 P140]} &bold(){ [バイシクルクラブ2010年5月号]} ※“朝食が用意されている動物は人間だけ”というのは真理である。  その一方、  “手近に餌があれば、それを食べようとしない野性の動物はいない”のもまた真理である。  つまり  "屁理屈をこねて朝食を食べないのはエンゾだけ”これも真理である。 ※牛等の反芻動物は朝食を食べる。  なぜなら反芻動物の主食である草は消化に時間が掛かってしまうからである。  逆に肉食動物の食事は狩の成否次第なので食べられるときに食べることになる。  一週間絶食という場合も普通にある。  (特に猫科の動物などは飢餓に備えて食べただけ太る体質になっている) 。  ネズミや象は一日中食事をしているし、  逆の極端な例としては卵が孵るまでの100日以上絶食状態を続ける皇帝ペンギンなどがある。  また捕食動物には夜行性のものも多く、エンゾの理論には当てはまらない。 ※人間がどういう種類の野生動物なのかさっぱり不明。  Wikipediaによると野生動物の定義は  &bold(){・原野など人の手の入らない領域に生息している}  &bold(){・人間に養われていない}  &bold(){・人間社会の存在に依存していない動物全般。}  &bold(){ また、生態学の見地からは人間に改良された品種としての飼育動物(生産動物を含む)以外の、}  &bold(){本来自然界に於いて生息するのが自然な状態である動物全般を指す。}  となっている。  エンゾの言うとおりだと、野生動物という言葉を定義し直さなければいけなくなってしまう。    そもそも文明発生からずっと、他のどんな動物よりも長いあいだ人間は人間自身を飼いならしてきた。  よって野生動物と比較するのは無理・無駄・無意味。  人間と代謝も生活のパターンも同じ動物がいない上、 種類によってエサの時間も回数も異なるのに  「動物は朝食を食べない」と言うのは暴論である。  ちなみに人間に近いサルの食事回数は2回のときもあるが、生食のため消化に時間がかかるためである。  人間は調理を行うことで、内臓に負担をかけず、消化の時間を短縮している。  エンゾが生食しか食べない、食べてはいけないというのであれば1日2食もわからなくはないが、違うようである。   ※朝食抜きで練習をするのはマラソンを趣味にしている人によく知られた方法です。  エネルギーは糖分から消費されていきますが、  低糖状態でカロリーを消費する習慣付けをすると  優先的に脂肪から燃やそうとする体質に変えることが出来るのです。  もちろん、練習を終えてから朝食を摂ることが推奨されています。  多くのアスリートが実践しているのは朝食抜きでなく、朝食前の練習です。  エンゾの「朝食抜きの一日二食で練習」はこれを改悪した物に過ぎません。 ※本音の理由は >一回の食事を約400kcalくらいにして、4、5食にしたほうがいいとわかってはいるのだが、 >どうしても夕食はハラ一杯食べたいので、しばしば朝食を抜いて摂取カロリー量を抑えることになる。 >夕飯に1000kcal以上食べてしまうがゆえの"あとの祭り"である。 >&bold(){[フィットネスミシュラン P36]}  一回の食事が約400kcalで4、5食を適量とするなら、  エンゾは夕飯で一日の半分にあたるカロリーを摂取していることになる。   しかも『ジロディ箱根』の描写が現実そのままなら、エンゾは毎日ワインを一本開けている。  朝食が摂れないのも当たり前である。    >「私は朝食抜きで熱海までの道のりを往復する。エンゾファミリーも同様に朝食は摂らない」 >[http://twitter.com/gios_morimoto/status/5779528113] ※熱烈な信者の言葉です。  1日2食による空腹感も、ある意味宗教的な苦行に変換されて苦にならないのかもしれません。   本来、適切なカロリー補給なしで走ると体が筋肉を分解してエネルギーを得ようとするため  却って筋肉が痩せてしまい逆効果です。    ■エンゾの体脂肪率の推移      体重/体脂肪率  体脂肪量  体重差分  体脂肪量差分  2/25  82.0kg/20.0%  16.40kg       3/27  77.0kg/16.6%  12.78kg  -5.0kg  -3.61kg  4/24  76.2kg/15.5%  11.81kg  -0.8kg  -0.97kg  5/22  74.5kg/12.9%   9.61kg  -1.7kg  -2.20kg  6/27  72.4kg/10.2%   7.39kg  -2.1kg  -2.23kg  7/18  72.0kg/ 9.3%   6.70kg  -0.4kg  -0.69kg  143日間 &bold(){[まちがいだらけ~ P253.255,バイシクルクラブ2010年5月号]} ※3/27からの測定数値。落ちた体脂肪量が体重より上回ってるのはなぜ?  比重の大きい筋肉量が増えた可能性もなくもないですが、  一般的に有酸素運動では、筋肉も減っていくのが普通です。  捏造の可能性大です。 ■エスプレッソには大量の砂糖とカフェインが入っている  (中略)  カフェインの量も普通のコーヒーの2倍とも3倍とも言われているが、・・・・ >&bold(){[フィットネス~ P.204]} ※事実は逆で、普通のコーヒーよりカフェインの量は少ない。  エスプレッソに使われる豆は深煎りしてあるためカフェインが少なく、  また高圧蒸気による短時間抽出なので溶け出す量も少なくて済みます。  アメリカンコーヒーの方が余程カフェインが多いという説もあったりします。 ※砂糖にしても、カップ自体が小さいのだから飽和量も限界があるので大量とはいいがたい。    参考URL  http://www.espresso.jp/gokai00.htm .
■「パスタは肉やら野菜やらがゴチャゴチャ入っていてバランスがいい。」 ■「パスタは10パーセントのタンパク質が含まれており炭水化物だけの食物ではない」 ■「日本食はご飯でカロリーを調節するので食べ過ぎることが多いが、イタリアンはパスタだからそれがない」 ■イタリアやスペインなどの地中海地方の料理は、炭水化物、タンパク質、脂肪のバランスが良いだけでなく、  血管を広げ血流を良くする働きのあるにんにくと唐辛子を良く使う。 ■食卓にはいつもミネラルウォーター &bold(){[ロードバイクバイブル P158~159]} &bold(){[ロードバイクに乗るときに読む本 P142~143]} &bold(){[フィットネスミシュランP80]} &bold(){[ロードバイクバイブル改訂版 P157]} ※全て間違い。 1.肉やら野菜がバランスよくゴチャゴチャ入ったパスタは少ない。  というかそもそもイタリアの食事は基本的にパスタだけで完結することはなく、  前菜やメインディッシュがあるのでそれらと組み合わせてバランスを取る。  日本で広く知られているパスタ料理を例にあげてみよう。  ボンゴレ、カルボナーラ、ボロネーゼ、プッタネスタ、ジェノベーゼ、アマトリチャーナ、  ボスカイオーラ、ペスカトーレ、イカ墨ソース・・・・  このなかに「肉やら野菜がバランスよくゴチャゴチャ入ったパスタ」がどれだけあるだろうか!?  なおイタリアではパスタ1品で食事をすると「貧乏くさい」「田舎臭い」と言われることがある。  (忙しいなどの事情があれば話は別だが) 2.パスタはタンパク質の吸収率という点では効果の低い食品であり、  パスタでタンパク質を摂ろうとするとすると大量に食べることになってしまいバランスが悪くなる。  このことはアミノ酸スコアという数値で示され、  栄養学の基本でもあるのだがエンゾは知らなかった模様。 3.イタリア人はパンを食べてカロリーを調節しています。また、パスタを余り食べない地域も存在します。 4.イタリア料理とスペイン料理は良く似ていますが、スペイン料理がニンニクを良く使うのに対して  イタリア料理はあまりニンニクを使いません。  (さらに、北に行くほど使用量が減る傾向にあります。)  また唐辛子も良く使うのはカラブリアなどの一部地域で、  他では余り使わなかったり、全然使わなかったりします。 5.プロのサイクリストは確かにレース前にパスタを大量にとるが、  これも味付けはオリーブオイルとチーズ程度で終わってしまい、他の物をごちゃごちゃと入れる訳では無い(参考→http://www.jsports.co.jp/cycle/tour2010/shiho/report_08.html)。 ※下記のリンクを読んでいただきたい。  http://miscellanea.wellingtongrey.net/2007/05/06/global-obesity-fatness-by-country/  WHOによるOECD(経済協力開発機構)の国における、15歳以上で肥満度が一定の値を越えている  人間の割合を図で表しています。  イタリアは9%、日本は3%・・・。  肥満の原因は、すべて食生活によるものとは思いませんが、  平均的な日本人は日本食を食べていて、この体型なのでは? ※尚、2010年3月にエンゾは痛風を再発させているようだ。  http://kawabo.blog62.fc2.com/blog-entry-139.html  「エンゾ早川が食にまつわる詭弁を科学する」という演目で講座を開いているのに  http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=57160&userflg=0  http://www29.atwiki.jp/enzo?cmd=upload&act=open&pageid=16&file=28d7088b.jpg  食生活が原因で起こる病気になってしまっているとは本末転倒である。  「革命家でありながら医学、解剖学、脳科学、栄養学などにも造詣の深いレオナルド・ダ・ヴィンチ以来の万能の天才」  という肩書きは一体なんなのだろうか。 6.ヨーロッパに於いて飲料に適した安全な水道水を常時供給できる国はスイスしか無いという事情があり、  ミネラルウォーターが健康によいから飲んでいるわけではない。水道水で健康を害す恐れがあるから飲んでいるのである。  なお、水道水がそのまま飲める国は世界でも少ない。 ■「イタリア料理はオリーブオイルたっぷりで健康によい」 ■『そしてついにアメリカの10分の1しか心臓血管系の病気が発生していない地域が見つかった。  それが大量のオリーブオイルを常食する地中海沿岸の国々だったのである。』 ■『ちなみに私の家では、週に4~5回はイタリア料理。残りの日は和食。(いちおう日本人なので。)  ただ、ごはんのおかわりはしない。おかずには、オリーブオイルをたっぷりとかけて食べる』 &bold(){[フィットネスミシュランP71] } &bold(){[フィットネスミシュランP80]} ※オリーブオイル=体に良い、と断ずるのは軽率です。  オリーブオイルにもピンからキリまであり、安物のオリーブオイルはオリーブの搾りかすに  化学薬品を投入され作成されています。  また、イタリア料理にも様々な物があり、バターをふんだんに使用した物から、  オリーブオイルしか使用しない物まで様々です。  つか、彼はイタリア料理はポモドーロしか知らないのでは? ※そもそも脂質が少ない和食のおかずにオリーブオイルをかけても意味がありません。  オリーブオイルも無駄に多く摂取してしまえば太る原因となります。 ※イタリア北部はバターを使う料理が多くなります。 ※イタリアンにちょっとでも詳しい人間であれば  イタリア料理は地方料理の集合体であることを知っています。  例えばシチリアならイスラム圏の影響を強く受けていたり、  トレンティーノ=アルト・アディジェはドイツ料理と関わりが深い。  トスカーナ料理は塩気が濃く、カラブリアはとにかく激辛、アオスタはパスタも米も殆ど食べない  ・・・・といった具合です。  ゆえに文化とか栄養学といった話をするときに、ひと括りに「イタリア料理」とすることはできません。  結局のところエンゾは自分勝手なイメージでイタリア料理を語っているだけです。 ■私がことさら白米を攻撃するのは、自分が大好きだった食べ物に裏切られた気分だったからかもしれない。  恐らく悪いのは、親や厚生省や文部省や政治家や農家やマスコミであって、米には何の責任もないはずなのに。  白米に注意しなくてはいけない理由は「おいしすぎるから」であって、食べすぎてしまうのは私たち食べる側である。  むしろ責められるべきは私たちの愚行である。 &bold(){[ロードバイクバイブル P158]} ※白米は誰も裏切ってはいない。  明らかに悪いのは、エンゾの無知・無学・無関心であって、  親や厚生省や文部省や政治家や農家やマスコミに非はあるかもしれないが責任はない。  エンゾ個人の愚行を、一般論にすり替えていい理由もない。 ■もちろん体内に貯蔵しているグリコーゲンの量も、  所要時間に必要な補給の量も分かっているので、余計に食料を持っていくことも無い。  万が一ハンガーノックになっても自動販売機で缶コーヒーでも買って、  自前の脂肪を燃やせばすむことだ。 &bold(){ロードバイクバイブル P86} ※氏はハンガーノックを経験した事がないのでしょう。  普通の人間の場合、一度ハンガーノックになってしまうと一番体に吸収されやすいブドウ糖を摂取しても  動けるようになるまで20分は掛かってしまう(完全回復には数日要します)と言われています。  脳にもエネルギーがいかないので非常に危険。自販機を探すどころではありません。  なお、ツール・ド・フランスでランスがハンガーノックに苦しみながらもゴールした事例がありますが、  あれはランスの肉体が極限状態に慣れているからです。絶対に真似しないように。  ちなみにエンゾの著作であるロードバイクセッティングマニュアルには、この様な記述があります。 >「ハンガーノックを舐めてはいけない。プロ選手といえども、 >山岳でハンガーノックになると遭難しかかることもあるのだ。  エンゾはハンガーノックでも缶コーヒーを飲めば済むのに、プロが遭難? ※ロードバイクバイブル改訂版においても、この文章はそのままになっている一方で、こんな矛盾した記述がある。 >ハンガーノックになってしまってから食べても、簡単に血糖値は上がってこないので注意しよう。 >&bold(){ロードバイクバイブル改訂版 P154} ■ 15歳までが1日5食、18歳までが1日4食、25歳まで1日3食、そして26歳から死ぬまで1日2食   私は日本人がとるべき食事をこのように考えている。  そもそも1日3食とか1日30品目などという数字は何の根拠もなく、あえて誰とはいわないが、  ずる賢くて鈍感な人びとの既得権益を保護するために利用されているにすぎない。  ちょっと勉強した内科医ならば、いい年をした大人が1日に3回も食事をすれば、  その習慣が原因であらゆる病気にも罹りやすくなることを知っている。  ちなみに歯科医的にも1日2食が望ましいということである。 &bold(){[ロードバイクバイブル改訂版 P140]} ※いきなり陰謀論を開陳。どうやら自分に都合が悪いことは全て陰謀であるらしい。  しかも「あえて誰とはいわないが」と相手が誰なのか良く解らないようにしているのも意味不明。  (「らくだのこぶ~」では契約破棄されたメーカーをほぼ名前がわかる状態で批難しているのに)  革命家なのに名指しで批判する程度のことも出来ないようだ。   ※なぜ1日3食の食習慣が原因であらゆる病気に罹りやすくなるのかの説明がないので  徒に不安を煽っているだけあり、  結局のところエンゾの権威を保護するために攻撃しているだけにすぎない。  ※「1日3食の食習慣が原因であらゆる病気に罹りやすくなる」のは  「早朝の高速道路は事故が少ない!!」(早朝は交通量が少ないだけ)とか  「砂糖は毒物であり、摂取すると確実に死ぬ」(いつ死ぬかを誤魔化しているだけ)、  「日本人の犯罪者の殆どが米を食べる」(日本人は大体が米食)などと同じ理屈であり、  タチの悪いジョークや詐欺に使われる論法です。 ※「エンゾ早川流ロードバイク秘伝の書」では一日二食は『和の知恵』だということになっているが、  実際には江戸中期には既に一日三食食べるようになっていたことが分かっている。  理由は『生活が豊かになったから』。  ペリーが来航するのはもっと後の時代なので、外国に影響を受けたわけでもない。  ついでに言うと江戸時代は「江戸患い」と言って脚気が流行しており、  バランスの取れた食生活をしていた訳でもない。   この時代の食事といえば「一汁三菜」形式が有名だが  実際のところ庶民は「一汁(+つけもの)」の食事で、ご飯(一食2合)ばかり食べていた。  (ちなみにエンゾは炭水化物中心の食生活を否定している)  これらを考えると、一日二食を「和の知恵」というのは無理がある。 ※前者が書いているように、「和の知恵」ではなく、単に貧しかったからであり、  平安時代でも貴族は3食とっている。  江戸時代の人間は果たしてひもじい思いもしながらも  栄養価のためだけに食う量を減らしていたのか? ■ 私は自活している人間を、ある種の"野生の動物"と捉えている。  朝起きた時に、朝食が用意されている野性の動物が果たしているであろうか?  野生の動物は朝、起きたら、まず餌を探しに行かなければならない。  そしてその行動のために使われるエネルギーは、あらかじめ体内にチャージされていなければならない。  したがって、野生の人間は夜、食べたものを、翌朝使える形にして保存しておく能力が必要となる。  (中略)  ようするに"食べてから動く"のか"いったん貯めたものを使って動くのか"の違いなのである。  人間も野生の動物である以上、私は後者のほうが"正しい内臓の使い方"だと信じている。 ■ 朝食が用意されている動物なんて人間だけだ!  朝食をやめることで、6日かけて貯めたグリコーゲンとたんまりある体脂肪を効率よく"混合燃焼"できる体質へと改善する。 &bold(){[ロードバイクバイブル改訂版 P140]} &bold(){ [バイシクルクラブ2010年5月号]} ※“朝食が用意されている動物は人間だけ”というのは真理である。  その一方、  “手近に餌があれば、それを食べようとしない野性の動物はいない”のもまた真理である。  つまり  "屁理屈をこねて朝食を食べないのはエンゾだけ”これも真理である。 ※牛等の反芻動物は朝食を食べる。  なぜなら反芻動物の主食である草は消化に時間が掛かってしまうからである。  逆に肉食動物の食事は狩の成果次第なので食べられるときに食べることになる。  一週間絶食という場合も普通にある。  (特に猫科の動物などは飢餓に備えて食べただけ太る体質になっている) 。  ネズミや象は一日中食事をしているし、  逆の極端な例としては卵が孵るまでの100日以上絶食状態を続ける皇帝ペンギンなどがある。 ※人間がどういう種類の野生動物なのかさっぱり不明。  Wikipediaによると野生動物の定義は  &bold(){・原野など人の手の入らない領域に生息している}  &bold(){・人間に養われていない}  &bold(){・人間社会の存在に依存していない動物全般。}  &bold(){ また、生態学の見地からは人間に改良された品種としての飼育動物(生産動物を含む)以外の、}  &bold(){本来自然界に於いて生息するのが自然な状態である動物全般を指す。}  となっている。  エンゾの言うとおりだと、野生動物という言葉を定義し直さなければいけなくなってしまう。    そもそも文明発生からずっと、他のどんな動物よりも長いあいだ人間は人間自身を飼いならしてきた。  よって野生動物と比較するのは無理・無駄・無意味。  人間と代謝も生活のパターンも同じ動物がいない上、 種類によってエサの時間も回数も異なるのに  「動物は朝食を食べない」と言うのは暴論である。  ちなみに人間に近いサルの食事回数は2回のときもあるが、生食のため消化に時間がかかるためである。  人間は調理を行うことで、内臓に負担をかけず、消化の時間を短縮している。  エンゾが生食しか食べない、食べてはいけないというのであれば1日2食もわからなくはないが、違うようである。   ※朝食抜きで練習をするのはマラソンを趣味にしている人によく知られた方法です。  エネルギーは糖分から消費されていきますが、  低糖状態でカロリーを消費する習慣付けをすると  優先的に脂肪から燃やそうとする体質に変えることが出来るのです。  もちろん、練習を終えてから朝食を摂ることが推奨されています。  多くのアスリートが実践しているのは朝食抜きでなく、朝食前の練習です。  エンゾの「朝食抜きの一日二食で練習」はこれを改悪した物に過ぎません。 ※本音の理由は >一回の食事を約400kcalくらいにして、4、5食にしたほうがいいとわかってはいるのだが、 >どうしても夕食はハラ一杯食べたいので、しばしば朝食を抜いて摂取カロリー量を抑えることになる。 >夕飯に1000kcal以上食べてしまうがゆえの"あとの祭り"である。 >&bold(){[フィットネスミシュラン P36]}  一回の食事が約400kcalで4、5食を適量とするなら、  エンゾは夕飯で一日の半分にあたるカロリーを摂取していることになる。   しかも『ジロディ箱根』の描写が現実そのままなら、エンゾは毎日ワインを一本開けている。  朝食が摂れないのも当たり前である。    >「私は朝食抜きで熱海までの道のりを往復する。エンゾファミリーも同様に朝食は摂らない」 >[http://twitter.com/gios_morimoto/status/5779528113] ※熱烈な信者の言葉です。  1日2食による空腹感も、ある意味宗教的な苦行に変換されて苦にならないのかもしれません。   本来、適切なカロリー補給なしで走ると体が筋肉を分解してエネルギーを得ようとするため  却って筋肉が痩せてしまい逆効果です。    ■エンゾの体脂肪率の推移      体重/体脂肪率  体脂肪量  体重差分  体脂肪量差分  2/25  82.0kg/20.0%  16.40kg       3/27  77.0kg/16.6%  12.78kg  -5.0kg  -3.61kg  4/24  76.2kg/15.5%  11.81kg  -0.8kg  -0.97kg  5/22  74.5kg/12.9%   9.61kg  -1.7kg  -2.20kg  6/27  72.4kg/10.2%   7.39kg  -2.1kg  -2.23kg  7/18  72.0kg/ 9.3%   6.70kg  -0.4kg  -0.69kg  143日間 &bold(){[まちがいだらけ~ P253.255,バイシクルクラブ2010年5月号]} ※3/27からの測定数値。落ちた体脂肪量が体重より上回ってるのはなぜ?  比重の大きい筋肉量が増えた可能性もなくもないですが、  一般的に有酸素運動では、筋肉も減っていくのが普通です。  捏造の可能性大です。 ■エスプレッソには大量の砂糖とカフェインが入っている  (中略)  カフェインの量も普通のコーヒーの2倍とも3倍とも言われているが、・・・・ >&bold(){[フィットネス~ P.204]} ※事実は逆で、普通のコーヒーよりカフェインの量は少ない。  エスプレッソに使われる豆は深煎りしてあるためカフェインが少なく、  また高圧蒸気による短時間抽出なので溶け出す量も少なくて済みます。  アメリカンコーヒーの方が余程カフェインが多いという説もあったりします。 ※砂糖にしても、カップ自体が小さいのだから飽和量も限界があるので大量とはいいがたい。    参考URL  http://www.espresso.jp/gokai00.htm .

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