ピジョン
本名「ヘクトール・ブルンスマイアー」
一般的な家庭の育ちであり、貧乏でもなければ裕福でもなかった。そのまま一生を過ごせば平穏な人生を送れたことは確実だというのに、リンクスになったのは一般人が歴史に名を残そうとすればリンクスになるしかないと考えたからである。
その名声欲は十代の頃には既に形成されており、一五の時からリンクスとなる戦場を駆けていた。
ブラックゴート社とは縁があるのか無いのか、
オーエンが同社のイレギュラー時代の時から幾度も銃火を交えており、ある意味宿敵といっても良いのだがお互いそんな風には思っていない。
おそらく、当人は自覚していないのだろうがどこかで
オーエンをライバル視しているからなのであろう。
不思議なことに愛読書は
オーエンと同じカール・フォン・クラウゼヴィッツの「戦争論」である。そういった意味でも似たところがあるのかもしれないが、
オーエンが民主主義社会構築を目指しているのに対し、ピジョンは現在の超資本主義体制が現在のところ最も優れた社会システムだと考えている。
理由は、過去の歴史をさかのぼった時に古い体制は常に新しい体制によって破壊され、さらなる進化・栄華を得ているからである。
最終更新:2009年05月07日 02:25