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「晃の日記」(2007/11/10 (土) 04:18:14) の最新版変更点
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小学生のとき、少し足し算、引き算の計算や、会話のテンポが少し遅いA君がいた。
でも、絵が上手な子だった。
彼は、よく空の絵を描いた。
抜けるような色遣いには、子供心に驚嘆した。
担任のN先生は算数の時間、解けないと分かっているのに答えをその子に聞く。
冷や汗をかきながら、指を使って、ええと・ええと・と答えを出そうとする姿を周りの子供は笑う。
N先生は答えが出るまで、しつこく何度も言わせた。
私はN先生が大嫌いだった。
クラスもいつしか代わり、私たちが小学6年生になる前、N先生は違う学校へ転任することになったので、
全校集会で先生のお別れ会をやることになった。
生徒代表でお別れの言葉を言う人が必要になった。
先生に一番世話をやかせたのだから、A君が言え、と言い出したお馬鹿さんがいた。
お別れ会で一人立たされて、どもる姿を期待したのだ。
私は、A君の言葉を忘れない。
「ぼくを、普通の子と一緒に勉強させてくれて、ありがとうございました」
A君の感謝の言葉は10分以上にも及ぶ。
水彩絵の具の色の使い方を教えてくれたこと。
放課後つきっきりでそろばんを勉強させてくれたこと。
その間、おしゃべりをする子供はいませんでした。
N先生がぶるぶる震えながら、嗚咽をくいしばる声が、体育館に響いただけでした。
決意 2007年11月02日10:41
俺はもう挫けない。
誰も失いたくない。
いつまでも笑っていたかった。
だからこれからはあいつの分まで笑ったり、楽しんだり、いっぱい友達つくって、幸せにならなきゃ駄目なんだ。
みんな、お前は悪くないって言ってくれてありがとう。
もう一人じゃないんだぞ?
寂しくなんかねぇぞ?
もう誰にも最後の言葉なんて言いたくないから…
昨日はちょっと泣きすぎた…
カッコ悪いな俺…
一生分泣いても泣き足りなかった。
みんなの涙の意味は…
あいつに届くといいな…
お経、ちゃんと読んでやれなくてごめんな。
自分でも何言ってたのかわかんねぇよ。
最後にお前の顔を見たときに、もう二度とお互いに向き合って顔なんか見れないって思うと、涙が止まらなかった。
あいつの通夜の前の日にあいつの家で枕上してきました。
相変わらずなお前はもういない、遺書をお母さんから貰った。
親宛と俺宛だけだったらしい。
詳しくは書きたくない。
ただのラブレターだった。
もう一つ、渡された。
?
たばこ…俺の銘柄だ。
よく見ると封が空いてて一本足りない。
あいつの親父さんは俺に『煙草ってその人の臭いなんだよ、それは君を想って一本口にしたんだと思うよ?』
俺…
俺は…
今日からもっともっと強くなるんだ。
俺がブラックなのもらしくない。
よ~し!!
お前等!!
前向け!前!!
こんな俺を認めてくれる俺の大切な仲間を、これからはもっともっと大切にしていくんだ!!
このまま立ち止まりたくないからな!!!
なんたって俺の夢は世界制服…征服だからな!!!
みんなの思い出と言うパズルのワンピースに俺はなりたい。
キャプチャ
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1254.bmp