雲「まだグズグズしてんのか さっさと ん!?」

雲「女の友達じゃねえか どうした?」

雲「フン やなこった おれはだれにもしばられねぇ」

雲「だれの命令もきかねぇ!!」

雲「おれは降りたい時に降り やみたい時にやむ!!」





雲女「あなたが落としたのは金の太陽?それとも銀の雨雲?」


雷男「僕の心が落ちました」




男「女、前から思ってたんだけどさ」
女「何だい?」
男「その曇ってさ、触る事はできるじゃん?」
女「ああ、出来るね」
男「じゃあさ、その上に乗る事って出来るのか?」
女「さあ?考えてみた事もないな、試してみるかい?」
男「おし、じゃあやってみるわ」
男は雲を掴み乗ろうとした。
しかし、雲が急にドーナッツ状になって男は盛大に落ちた。
真下には女がいたが、落ちてくる男を軽く避け、怪我一つ負わなかった。
男「イテテ」
女「どうやら雲は乗られるのが嫌なようだね」
男「何だよ、乗せてくれたっていいじゃんか」
女「まあそう言うな、君だって人に乗られるのは余り気分のいいものではないだろう?」
男「…それもそうか、まあいいや、お蔭でいいものが見れたし」
女「何か見えたのか?」
男「…青の横縞」ボソ
女「~~///く、雲、男に雷を落としてくれ///」
男「わ!ちょ、待て!事故!事故だって!」

女「…まったく///」




幼稚園時代?

男「ねえ」
女「…」
男「ねえってば」
女「…わたしに話しかけてるの?」
男「うん、どうして?」
女「みんな、わたしに話しかけないから。
  あたまの上のくもがきもちわるいって」
男「ふーん。ぼくはかっこいいと思うけどな」
女「かっこいい?」
男「だってだって、ずーっとくもといっしょなんだよ?
  みんなには無いんだよ?すごいじゃん!」
女「すごい…かなあ」
男「うん、そんけーするよ」
女「えへへ。ありがとう」
男「あのさ、なまえ…おしえて?」
女「わたしはおんな。あなたは?」
男「おとこ。よろしくね」
女「うん、よろしく」


嫌われ→かっこいい でしぇいむおんが浮かぶのは仕方ないことだろうか




男「あっ雲女じゃん。おーい」
雲「・・・もくもく」
男「昨日は悪かったって。ほら、そんなに乱層雲になるなよ。帰りにパフェおごるからさ」
雲「もくもく!!」
男「ははは、やっぱりお前はそうやって高積雲なほうがかわいいよ」
雲「・・・もくもく///」
男「まあそういう券雲なお前もかわいいんだけどな」

雲「もくもく」




女「おはよー」
男「はよー――――雲、なんかちょっとでかくない?」
女「んー? そっかなぁ」
男「ホント、どういう原理なんだろうな、そいつ」

  びゅおおおおおおおおおおお――――

女「寒っ! 春先なのに風強すぎ!」
男「……」
女「どしたの?」
男「……いや」
女「??」




男(いま一瞬、雲の中にラピュタがいたような……気のせいだよな?)





犬「…………」

女「うわ、あの犬なんか吠えそうな顔してる」
男「つないでるじゃん」
女「そういう問題じゃないって。あー、一本道だここ」

 もこもこもこ――

女「おお? おおおおおおおお?」
男(濃霧になって全身すっぽり……確かに雲と霧は同じもんだからなあ)
女「忍法霧隠れの術!?」
男「どーでもいーが」
犬「…………」

犬「ウウウウウウ……ワウワウワウワウッ!!!! ワウゥ!!! ワンワンワンワンワンワンワンッ!!!!!!!!」

女「な、なんで!? 見えてるのっ!?」
男「目の前を行く不審な白いもこもこならな――」




【夏の公園/幼少時】

男「なに見てるの?」
女「花が・・・」
男「・・・あぁ、観察用の・・・枯れちゃってるね・・・」
女「・・・・・・」

ゴロゴロゴロ・・・
ザザァーーー・・・

男「もう雨を降らせても・・・・・・そこに立ってると濡れちゃうよ?」
女「・・・・・・」

ザザァーーーー・・・・・・

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最終更新:2007年03月22日 13:45