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カナダMBAについて
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皆さんはカナダのMBAに対してどんなイメージを持っているでしょうか?
日本人でMBAを目指す方の多くはアメリカのB-Schoolを目指しますが、カナダにも国際的に評価の高いB-Schoolが存在しており、世界中から優秀な学生が集まっています。ただ日本人にはあまり馴染みが薄いようで、現在のところ、日本人学生の数はあまり多くはありません。このページでは私のアメリカ生活経験をベースにしてカナダとアメリカとの違い、そしてカナダMBA留学の魅力を皆さんにお伝えできればと思います。
日本人でMBAを目指す方の多くはアメリカのB-Schoolを目指しますが、カナダにも国際的に評価の高いB-Schoolが存在しており、世界中から優秀な学生が集まっています。ただ日本人にはあまり馴染みが薄いようで、現在のところ、日本人学生の数はあまり多くはありません。このページでは私のアメリカ生活経験をベースにしてカナダとアメリカとの違い、そしてカナダMBA留学の魅力を皆さんにお伝えできればと思います。
多様性
まずカナダの特徴として多民族国家という点を挙げたいと思います。アメリカも多民族国家なのですが、カナダの方がより自然に他民族性を受け入れているように思います。
街に出ればいろんな人種の人が当たり前のように歩いています。特にバンクーバーやトロントではアジア人の多さにきっとびっくりするのではないでしょうか?銀行などへ口座を作りにいくと英語が母国語でない人達が頑張って仕事をしている姿を目にします。そういう姿をみていると、自分もカナダで十分やっていけるのでは?という気持ちになれると思います。もし日本以外の先進国で生活してみたいと思われている方はカナダMBA留学はきっと素晴らしい機会を提供してくれると思います。
まずカナダの特徴として多民族国家という点を挙げたいと思います。アメリカも多民族国家なのですが、カナダの方がより自然に他民族性を受け入れているように思います。
街に出ればいろんな人種の人が当たり前のように歩いています。特にバンクーバーやトロントではアジア人の多さにきっとびっくりするのではないでしょうか?銀行などへ口座を作りにいくと英語が母国語でない人達が頑張って仕事をしている姿を目にします。そういう姿をみていると、自分もカナダで十分やっていけるのでは?という気持ちになれると思います。もし日本以外の先進国で生活してみたいと思われている方はカナダMBA留学はきっと素晴らしい機会を提供してくれると思います。
カナダは積極的に移民を受け入れています。多くの留学生が卒業後はカナダを生活の拠点に考えています。アメリカで永住権を獲得しようとしたけれど断念してカナダに来ている留学生も多くいます。私はまだ書類準備中ですが、Permanent Residence (PR) 取得は日本人の場合比較的取りやすいようです。そしてPRを取ると学費を大幅に下げる事が出来ます。
多くのカナダのB-Schoolでは留学生比率が40%以上と発表されています。この数字はアメリカのB-Schoolより高いのですが、更に言うと、カナダ国籍を持っている人でも生まれ育ちは別の国という生徒が多く、実質的な多様度合いは数字以上です。教授陣も同様で、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど様々なバックグランドを持った教授から授業を受けることになります。B-Schoolに多様性を求めたい人にとっては素晴らしい機会になると思います。
文化とマーケット
カナダはアメリカと比べるとちょっとLaid Back。もちろん場所や人にもよりますが、総合的に比較するとゆったりしています。大らかな環境を好まれる方はカナダに合っているかもしれません。すべてを白黒はっきりさせるというアメリカよりも日本人に合っているという人もいます。ただしMBAの授業はまったくLaid Back感は感じられませんが・・・。
カナダはアメリカと比べるとちょっとLaid Back。もちろん場所や人にもよりますが、総合的に比較するとゆったりしています。大らかな環境を好まれる方はカナダに合っているかもしれません。すべてを白黒はっきりさせるというアメリカよりも日本人に合っているという人もいます。ただしMBAの授業はまったくLaid Back感は感じられませんが・・・。
加えてこちらに来て初めて分かった事としてはカナダのマーケットが思ったよりも小さい事。マーケットサイズに関しては来る前にはイメージでしかありませんでしたが、実際に来てみると、想像より小さく感じています。トロントに住み始めてまだ数ヶ月、殆ど学校以外の所は行った事がありませんので、バイアスは入っているとは思いますが、この事は頭の片隅に置いておいた方が良いかもしれません。マーケットが小さいと当然現地での就職も厳しくなります。カナダにおいてMBAの花形の戦略コンサルや投資銀行に就職するためにはトップ20%くらいの成績をキープしておかないと難しいと言われています。言葉のハンデを抱えている場合、トップ20%をキープするのは容易ではありません。
コスト面
授業料は安くあげられます。ただ最近のカナダドルの上昇には痛い思いをしています・・・。もう以前のように為替の恩恵にあやかることはできません。でもUSの大学と比べるとまだまだ学費は安い方ではないでしょうか?
授業料は安くあげられます。ただ最近のカナダドルの上昇には痛い思いをしています・・・。もう以前のように為替の恩恵にあやかることはできません。でもUSの大学と比べるとまだまだ学費は安い方ではないでしょうか?
ただし、学費を更に下げる方法があります!それは前項で説明したPRを所得することです。基本的にカナダ国民は留学生より安い学費を支払っていますが、留学生でもPRを取ればカナダ人が支払う学費で通うことができます。しっかり者の留学生はちゃんとPRを取得してから来ています。大学によってはPRを取得していなくても申請した事が示せればカナダ国民向けの学費が適用されます(Schulich)。
そしてもう一つ裏技があります。もしあなたが結婚して3年以上経っている場合はPR無しでもカナダ国民向けの学費とする方法があります(Rotman)。それは伴侶がWork Permitを得るという方法です。学校に通う本人の伴侶は法律でカナダで働く事が許可されていますので、後はWork Permitを申請して労働ビザが発給されれば、その書類をもって留学生とカナダ国民との学費の差額が免除されます。
(これらの方法は学校によって事情が異なりますので、各校に問い合わせてみてください)
そしてもう一つ裏技があります。もしあなたが結婚して3年以上経っている場合はPR無しでもカナダ国民向けの学費とする方法があります(Rotman)。それは伴侶がWork Permitを得るという方法です。学校に通う本人の伴侶は法律でカナダで働く事が許可されていますので、後はWork Permitを申請して労働ビザが発給されれば、その書類をもって留学生とカナダ国民との学費の差額が免除されます。
(これらの方法は学校によって事情が異なりますので、各校に問い合わせてみてください)
生活
留学する先の治安の良さは、特に家族同伴の人には大事な要素でしょう。カナダはアメリカやヨーロッパに比べても非常に治安は良いと思います。当然あまりに無防備すぎるのは良くないですが、それでもごく限られた場所以外では、夜間に一人で出歩いても危険を感じることはありません。
バンクーバーやトロントは住みやすい街上位ランクの常連です。都会でも街の大きさは適度で、かつ多国籍の店が並んでいるため、生活は非常に便利です。
留学する先の治安の良さは、特に家族同伴の人には大事な要素でしょう。カナダはアメリカやヨーロッパに比べても非常に治安は良いと思います。当然あまりに無防備すぎるのは良くないですが、それでもごく限られた場所以外では、夜間に一人で出歩いても危険を感じることはありません。
バンクーバーやトロントは住みやすい街上位ランクの常連です。都会でも街の大きさは適度で、かつ多国籍の店が並んでいるため、生活は非常に便利です。
カナダと聞いて、多くの人が心配するのが寒さです。雪国というイメージのあるカナダですが、バンクーバーやトロントなどの主要都市のほとんどは広いカナダの中でも南の方、アメリカとの国境近くに位置しています。ですので、ニューヨークやシカゴなどアメリカ北部の都市ともさほど変わりはありません。確かに冬はマイナス10度以下になることもありますが、その分、建物の寒さ対策は非常にしっかりしています。冬場、室温を保つのは家主の義務であり、セントラルヒーティングのしっかりした室内はむしろ日本の冬より快適です。よって屋内にいる限りはほとんど寒さを感じることはありません。また、外出する際も、除雪は徹底されており、都心では街を歩くのに全く不自由しません。さらにトロントでは地下街が発達しており、所要は地下で済むのも大きいです。
カナダが提供するB-School
上記の特徴に魅力を感じたMBA志願者に、カナダは様々な選択肢を提供しています。その1つが留学期間です。アメリカでは2年制、ヨーロッパでは1年制のB-Schoolが主流ですが、カナダでは1年制(Ivey,Queens)、1.5年制(UBC)、2年制(Rotman,Schulich,McGill)など様々な留学期間の学校がありますので、自分の都合に合わせて選択できます。
上記の特徴に魅力を感じたMBA志願者に、カナダは様々な選択肢を提供しています。その1つが留学期間です。アメリカでは2年制、ヨーロッパでは1年制のB-Schoolが主流ですが、カナダでは1年制(Ivey,Queens)、1.5年制(UBC)、2年制(Rotman,Schulich,McGill)など様々な留学期間の学校がありますので、自分の都合に合わせて選択できます。
また、受験生にとって有利な点もいくつかあります。カナダのB-Schoolは出願のデッドラインが比較的遅めであり、またTOEFLやGMATでの足切りラインがアメリカのトップスクールに比べて緩め、より総合的に受験生を評価しようという傾向があります。また日本人出願者が少なく、学生の多様性を確保しようとする学校側から見て、相対的に有利であるとも言えます。
以上、カナダ留学、そしてカナダのMBAという切り口で書いてみました。我々カナダMBA留学組はカナダの素晴らしいB-Schoolが、日本ではまだまだ相応に評価されていないと思っています。MBA留学の際はアメリカ、ヨーロッパだけでなく、是非カナダのB-Schoolも考えてみてください。