妓生は歌舞が売物であったが、性を提供することもあった。身分的には賎民、官卑であったので両班・官僚の命令とあれば拒むことはできなかった。この場合の妓生を房妓生・守廳妓生といった。守廳とはもともと官吏の就寝時に廊下で主人の部屋を守ることであったが、いつしか転じて、寝室にはべること、お伽の相手をするという意味になっていった。