指導者



魔女ベルンハルディーネが創造した精霊生命体に寄生された十二人の男女の事を言う。

自律型殺戮兵器として誕生した「人造精霊」に寄生され、人間の生態から大きく外れてしまった人々。
第一次感染者と第二次感染者というカテゴライズが存在し、第一次感染者を「原種」と呼ぶ。「原種」は驚異的な感染力を持つといい、現在七名の「原種」指導者が存在する。後の五名は第一次感染者から体液感染によって、人造精霊に感染した第二次感染者である。

現在、正統エディウス帝國軍軍議会において二席を確保している。
表向きは魔法研究&開発部門だが、内外共に生きた殺戮兵器を持つ人外の者達、という認識が広い。


第一次感染者「原種指定」
  • 正統エディウス軍「指導者」大佐アレクサンドラ・アルビオル
金髪碧眼の三十代の、凄みのある隻眼の女性。
エディウス人と他国のクォーターであり、かつてはギルドランクAを維持し続けた伝説的女性。
「首狩りのアレクサンドラ」という異名を冠しており、魔女ベルンハルディーネを追い続け、当時正統エディウス軍の魔女戦役に加わり、魔女を捕らえた英雄だが、そのときの返り血により人造精霊に寄生された。人造精霊発症後は一時自我を失うほどに狂乱していたが、その後精神を取り戻し「指導者」という人造精霊被害者組織を立ち上げ、彼らと自分の保身と引き換えに、軍の破壊兵器として扱われることを了承させた。

  • 正統エディウス軍「指導者」中佐オズ・アルラン・ディヴァリウス
音楽の都の出身の青年、ディヴァリウス一族の次期当主。天才的なピアノ奏者で、第二次感染者のシェラハザードの婚約者。元は私生児であったのをディヴァリウス現当主が抱え上げた。その温和で生真面目な性格からは想像もできないが、「指導者」の中でも最強最悪の人造精霊「氷の王」を宿している。

  • 正統エディウス軍「指導者」少佐オルレアン・アルヴァ・ノード
生粋のエディウス人にして、三十路前の美形オカマ。目の覚(醒)めるような蒼い髪と蒼い瞳の、空前絶後のオカマ軍人にして子持ち。妻は他界している。

第二次感染者
  • シェラハザード・アスラン・ディヴァリウス
正統エディウス軍「指導者」中佐オズの婚約者、音楽家ディヴァリウスの末裔で魔術楽器の権威の家柄。国立新学校に通っていたこともあり、その当時の異名は「首席女王」と呼ばれ成績は常に上位だった。(卒業間近にCakuキャラクターノクテュルヌに首席をかっさらわれるが)
  • オードリー・レノヴァ・ノード
正統エディウス軍「指導者」少佐オルレアンの娘。
母親の胎内で人造精霊と融合して生まれた「新種」と呼ばれる世界に一人だけの人造精霊融合体。見た目も思考もまったく人間と変わりないが、人造精霊型になるとアンフィテールというドラゴンの姿になる。



別名「死導者」、死を導く者達という由来からつけられた。
最終更新:2007年04月05日 11:52