オーディンは基本的に突破力が特にあるわけでもなく、圧倒的な内政を持つわけでもなく、
細かいところでポイントを稼いで相手にどんどん差をつける戦法が得意なので、
そういう戦い方を身に着けるにはもってこいの文明なのである。

上手な建物の使い方

某Bさんが「AoMは陣地取りゲーム」と仰られた通り、広い場所を制圧した方が「基本的に」有利。
たとえば
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こうなってるよりは
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こうなっている方が、この金鉱付近における制圧力は高い。
仮に相手がこの金鉱を掘りに行くなら、小屋を全部破壊しないとかなり危険であり、
逆に、相手に襲われたときには囲まれづらく逃げ切りやすいし、近辺での戦闘でも補充の点で有利になる。
さらに、この場所を奪い返すのはなかなか労力がかかる。
少数の軍では、沸いてくる兵士に倒されるし、大群を派遣すれば本陣が死ぬ。(逆に言えばプレッシャーを掛けられていないなら取り返しにいける。)
そりゃ、一方がセコセコ小屋を建ててる間、もう一方はその場所においては何も関与してなかったのだから
すでに制圧された土地で後手に回されるのは、ゲームバランス的にもしょうがないだろう。
この辺が陣地取りゲームといわれる一因になってると思う。

要するに、要塞を建てなくてもある程度は制圧できる、(要塞がベストではあるが)
陣地は先に取ったもん勝ち、
ということ。

陣地を制圧するには、建物の協力は必要不可欠。
建物を制するものが、ゲームを制するのである。

北欧は歩兵で建築作業をするため、終盤に内政が完成してからの建物合戦では弱いけれど
古典から英雄に掛けてのマップコントロール力はとても高いと思う。
北欧の軍は正面衝突にはあんま強くないです。そこで、マップを広く見て
重要な場所を素早く制圧し、有利にゲームを進められるようにすることが1つの目標になる。

防御的な建物の使い方

基本的に、建物は防御に利用しやすい。ちょっとした工夫で、自陣の防御力を大きくあげることができる。
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有名な家壁。家壁してない塔に出会うとうれしい。
防御力の差は明らか。
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どうせなら初期小屋も防御に。
この場合、森と金鉱付近に敵軍が取り付きづらい状態にすることが出来ている。
ただし、森付近を防御する場合は山火事の有無に注意。
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相手がオデン・トールならこうした方が良い。
(小屋を森から離して、代わりに壁で防御)
相手に山火事がなくても、壁は防御にとても有効。
ちょっとした壁を張るだけで、農民の安全度がまるで変わってくる場合もあるし、
塔がUPされると、付近は防御に関しては相当頑張れる。

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スカスカだと自陣付近とはいえ、騎兵の動きは自由自在。
回り込まれて背後を取られると、ヘタすると全滅する恐れも。

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ちょっとわざとらしいものの、建物と壁を駆使した例。
上の場合と比べて、きこりの安全度はまるで違う。

こういった防御をする場合、完全に(敵が)通行不能にする必要はない。
コツとしては、「取り付きづらく、かつ、逃げるときゴチャゴチャしてて逃げづらい」
といった感じで建物が配置できれば十分効果的。
特に荒らしに対する防御の場合、お目当ての農民にたどり着くまでに回り道を通らせたり、
細い道で詰まらせたりすると、相手は十分荒らせない上、迎撃兵やTCの矢を浴びる時間が増え消耗しやすい。

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即英・即要塞は、要塞の足元を守ってやらないと油断したスキに割られる。
上のは良く見る光景。

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北欧なら兵士小屋で防御することになる。
TCも放っておくと割と簡単に割れる。
こういった工夫は特に、エジプトの対攻城塔で威力を発揮する。
あっさりと取り付かれないような配置を心がけると、長持ちする。

  • 注意
相手が古典速攻を仕掛けてきた場合は、家や小屋はTCに引き付けて建てるべき。
これらは、「おとりを犠牲に本命の建物や農民を守る」作戦で、古典初期に犠牲となる建物が壊されたら兵が出なくて死ぬので、
小屋や家はTCに引き付けて、壁などで守るべし。

軍隊は?

ここまで読んで「兵隊で守ればいいじゃん?」と感じた人も居ると思う。実は、そういう戦い方もある(あまりオススメできないが)。
特に神話ユニット(スフィやミノ)のスペシャル攻撃は、時間間隔のある荒らしに対してはとても有効で
相手の荒らしを完全に受け止めてしまおう、というやり方もある。
ただし、こういった戦い方をする場合広い範囲はとても守りきれないので、必然的に一箇所(すなわちTC付近)に引きこもらざるを得なくなる。よって引きこもった後に勝算がなければ出来ない。
オーディンの場合は、引きこもっても正面を突破できる力がないので、そういう戦い方はあまり向いてない。
むしろカラスの援護、レイダーの足の速さを生かしアグレッシブにいった方がいい。
そのために行うのが、建物による防御になる。

建物文明といえばギリシャやエジプトが思い浮かぶが、
実はオーディンもある意味では、建物を上手く扱っていく必要のある文明なのである。
最終更新:2007年07月27日 08:53