7スレ目の流れ 2


パー速に移動したため、名前とトリが付けれるようになる。
里芋 ◆krTAqutDsw
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明日、昼頃に兄宅へ、自分の決心を話しに行くと決めた里芋。
鋭気を養うため寝なさい、とスレ住人に諭され、7時起き宣言をし就寝。
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  翌 日
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里芋、9時起床。
兄宅には12時に行き、今日の練習はサボリを決定。
近いうちに射会があるため、明後日、その分がんばって練習するそうだ。
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12時ちょっと前、里芋の出陣演説が流れる。

「みんな、ありがとうな。
 里芋が落ち込んでた時も、暴走してた時も、おまいらみんながヌクモリティで冷静かつ客観的に
 色々なマジレスを駆使してくれた事、本当に感謝してる。
 馴れ合いとか言われそうなこのスレだが、里芋はシリアス→うpな鉄板ルールも、
 その時のおまいらの早変わりも、笑えるカッポー達も、ポッター[ぴー]計画に熱くなるおまいらも、
 みんな大好きだ。

 みんな愛してる。本当に愛してるんだ。

 なんかこれが最後の出撃みたいだな。
 里芋はそうじゃない結果を望むが、そうなったら、本当にすまない。

 だが里芋は、本当に良かった。本当に良かったと思ってる。
 こんなきめぇスレに付き合ってくれてありがとうな」

そして、沢山のスレ住人の激励の言葉を胸に、里芋が、運命の一夜に向かって動き出した。
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里芋エロ小説が投下される。
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4時頃。里芋の書きこみ。「現在、和やかな雰囲気。そろそろ本題に入る」
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9時半頃。里芋の書き込み。「お風呂に逃げて来ましたよ。なんとなく良い雰囲気。頑張る」
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10時半頃。里芋の書き込み。「もう風呂はあがる」
1時間もタップリ禊をする里芋。これで準備バッチリだねっ!!
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そして、日付が日曜日に変わろうとした頃、里芋が今日の出来事を語ってくれた。
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兄宅にお泊まり+恋心最終決戦という、超絶dkdk展開にもかかわらず、
vipperのマジレスによって自分の考えをキチンと纏めた里芋には、焦りと緊張は無い。
普通に仲の良い兄妹のように、兄とゲームしたりテレビみたりじゃれあったりして過ごす。
昔に戻ったような、優しくて幸せな時間。凄く楽しかった。
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でも、里芋は、この関係でいた方が幸せだと考える兄の気持ちが痛い。
確かに。里芋も楽しい、幸せだ。でも、胸が痛かった。
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楽しい時間は過ぎ、深夜。
里芋は、意を決して、兄へと対峙するべく口を開く。
里芋 「あにーそろそろ良くないか?」
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あに 「あ、あー…そうだな、うん」
兄は、布団を敷き始めるダイタンな行動に出る。軽く動揺する里芋。
里芋 「え?あ、あにー?そういう意味じゃないよ?!」
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が、兄には兄なりの考えがあった。
あに 「寝ながら話した方が話しやすいだろ。
   小さい頃は良くこうやって、しょーもない話してたしな」
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それぞれの布団に落ち着く兄と里芋。そして、対話が始まった。
里芋 「…あーっとね、話してもいい?」
あに 「お前から話してくれるなら有り難い」
里芋 「あの話、里芋はもう一回ちゃんと話したい」
あに 「…はぁ…。そういうと思ってたよ」
里芋 「迷惑?」
あに 「ズルいぞ。そういう言い方は」
里芋 「じゃあいいや。迷惑だろーがなんだろーが話すつもりだし」
あに 「じゃあ聞くなよwwwwww」
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里芋 「いいから聞け。」
あに 「はいはいwwww」
里芋 「里芋は、認めない。
   あにーの優しさは良くわかった。あにーが大人だってのも良くわかった。
   だがな、あにー、認めないよ。里芋は認めない。認めれない」
あに 「だからお前が認めようが認めまいが、俺は知らん」
里芋 「あにーは、優しくない。きたないよ。
   当たり前の事並べて、何にも、ちゃんと話をしてさえくれない。
   あにーは彼女を好きじゃない。里芋はそんな彼女を、あにーの彼女とは思えない。
   あにーの彼女にも、里芋にも、失礼だ」
   ↓
里芋の、兄の気持ちを的確に突いた言葉に、兄は閉口してしまう。
だが、兄も本気だ。
あに 「…じゃあお前は、どうしたら認めるんだよ。ちゃんと本心を話したらか?
   里芋を好きって言えばいいのか?
   本心なんて言える訳ないだろ。俺達は兄妹なんだぞ」
本心言ってるぞ、兄よ。
   ↓
里芋 「あにー。里芋は、あにーが拘る社会って奴をあにー程は知らないよ。
   どんなにひっくり返したって、現実は変わるものじゃない。
   あにーは里芋のあにーで、里芋はあにーの妹なんだ。それは里芋だってわかる。
   でも、だからって、里芋があにーを兄としてだけ愛すようになる理由には小さすぎるよ」
気持ちは環境を曲げれない。けど、気持ちは、環境で捨てれるものじゃない。
あに 「俺には、素直になるには大きすぎる足枷なんだよ。
   里芋が、今から違うように生きるはずの人生のウエイトが、俺には大きすぎる足枷なんだ。
   里芋が、あにーが、今のままで。それが、あにーの精一杯の優しさなんだよ。」
兄は環境が負担になっている。それを優しさで埋めようとする兄。
だが、そんな労われ方をされた里芋にとって、嬉しいけど、それはとても辛い。
里芋 「…。全然幸せになんかならない。
   そんな事、配慮されたって、全然嬉しくなんかない。
   里芋の人生は、あにーに幸せや足跡を思いやられる程単純じゃないっ。
   あにーの優しさも、気遣いも、全部里芋はいらない。
   里芋の事じゃない。あにーの事が聞きたいの。」
   ↓
やはり、閉口してしまう兄。
環境はどうあれ、キチンと自分の気持ちの芯を見つけて話せるようになった里芋の言葉は、
自分の気持ちをちゃんと表に出せないで、今の気持ちも本心か優しい嘘かの区別が付かない
兄にとっては、死ぬほど重いのだ。
そのなのは、あにーが涙声だったって事でわかる。
   ↓
里芋 「あにーは里芋が、嫌いなの?」
あに 「違う。そういう訳じゃない」
里芋 「じゃあ、何が駄目なの」
あに 「だから駄目って訳じゃ…」
そんな会話が、無限ループしてしまう。
   ↓
先に痺れを切らしたのは里芋だった。
里芋 「あにー。あにーが悩むのは、凄くわかる。
   あにーが悩んだ事は、里芋だって悩んだ事だから。
   でも、あにー。里芋は、大事な事を学んだんだ。
   自己完結じゃダメなんだ。全部自分が責任をもつなんてのは、全部かっこよくないんだ。
   本音を隠されるのは辛いんだ。
   隠してるのが、わかる分更に辛いんだ。

   あにー、あにーは里芋を愛してた。今もそうなんだろ?

   まだ違うっていうなら諦めるよ。里芋がこの先、幸せになるか見定めればいい」
あに 「…。里芋…」
兄はひたすら泣き声を押し殺している。それが兄の言えない本心なのだ。
里芋 「あにー、里芋はあにーを愛してる。その事実だって、もう、変わらない。
   社会に認められる事ではない。
   でも、それでも里芋は、ずっとあにーを愛すよ。
   結婚出来なくても、途中であにーや里芋に他に良い人が出来ても、
   それは自然な流れで、そういう恋愛であって、認められない事=罪じゃないはずだよ」
   ↓
しかし、兄にも、兄なりに里芋も想って行動しているのだ。言い分がある。
あに 「…里芋、おまえなぁ…。自分の言ってる事に責任もてんのかよ…。
   愛だの恋だのって世間じゃない事くらい、おまえだって知ってるだろ…。
   人の目は残酷だ。あの母親を持って、それだけで…、俺らがどれだけ世間に蔑まれたか、
   お前だってわかってるんだろ…。
   里芋、お前にまたそんな事体験させたくないんだよ…」
兄はもう泣くのを隠さなかった。多分これが本音なんだと、里芋は思った。
確かにあにーの言ってる事は良くわかった。
噂話が好きな大人たちの視線、大人から吹聴された子供たちからのからかい、それは凄く辛かった。
   ↓
里芋 「…ありがとう。あにーが言いたい事はよくわかる。
   いつも護ってくれてありがとう。いつも庇ってくれてありがとう。
   あにー、私、あにーのそういうとこ好きだ。でも、今は一番悲しい。」

兄の不器用な優しさと、それ代償としてしまいこんでいる兄の本当の気持ちを
想った里芋の目から、涙があふれ出る。
けれど今は違う。里芋は、こんな会話ができるぐらいの、強い女の子になったんだ。
里芋 「あにー、あにーは里芋をいつも護ってくれる。
   あにーがいつも護ってくれたから里芋は、ひねずに素直でいられた」
それを伝えなくっちゃ。「あにー。私はもう小さい子供じゃないよ」って。
里芋「でも、あにー。
   里芋は、もう弱くないよ。
   あにー、もう、あにーが護らなくてもいいんだ。
   だから、お願いだから…」
里芋泣いた。かなり泣いた。
17歳の女の子の気持ちは、感極まり、最高潮に乱れていた。
   ↓
あに 「馬鹿だろ…お前…」
そういいながら、兄は号泣している。
里芋 「馬鹿だよ…。あにーが好きで馬鹿になった、元から馬鹿めの妹だよ…」
そういいながら、里芋も号泣している。
   ↓
里芋の心は最高潮に乱れてた。
兄だって、こんなに直球で純粋で真っ直ぐな言葉を聴かされたのだ。
心の乱れ具合は、里芋以上なのかもしれない。
ここで里芋は、vipperの言葉を思い出す。「おちついて話してこいよ」
   ↓
それを実行するべく、里芋は行動を開始する。
里芋 「あにー、悪い。このままじゃ目が腫れる。一回風呂入る…」
感情に流されたまま、あにーに選択させてはいけないと思ったから。
そう。こういう大事な話は、その一時の感情だけで決着をつけてはいけないのだ。
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ここが9時の書き込み時にお風呂に居た理由のようだ。
お風呂に入ってる間中、ぼーっと鏡を見ていた里芋。
感情が溢れ出すと、過去の母親事件の玄関に居た時のように、
ぼーっと何かを見る癖があるみたいだ。
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鏡には、泣きはらした目と、涙でカピカピの筋が出来てる肌に、
ちょっと全体的に高翌揚した顔の、ぶっさいくな里芋が映ってた。
里芋「あー、格好悪い」
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だが、あれだけ頑張ってきたのだ。そう感じるはずはなかった。
お湯で何回も顔を濯ぐ。濯いでは泣いて、濯いでは泣いてを繰り返して、
もう多分何十回とお湯で顔を濯いだ。
あったかいお湯と、湿った空気にとても癒された。
そして、こう思う里芋「何となく、自分がした事が許された気がしたよ」
結果、お風呂は、落ち着くのにはもってこいだった。
   ↓
それから、また決意をかためる里芋。
そして、あるムービーを取った。
里芋「頑張るから」
言葉にして伝えたい、仲間達がいるから。



    そして、兄と妹だ出した未来の行方は7スレ目の流れ 3へと移行する………。





板を移行し、保守の必要もなく、兄宅へ一大決心をして泊まりに出かけた
里芋の現状とあわせて、結構過疎気味。

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最終更新:2007年03月25日 02:38