アニメキャラバトルロワイアル-3rd @ ウィキ
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アニメキャラバトルロワイアル-3rd @ ウィキ
ja
2015-05-23T22:38:42+09:00
1432388322
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【第七回放送までの死亡者リスト】
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/2108.html
*&color(red){第七回放送までの死亡者リスト}
&color(red){死亡者0人【残り八人】}
殺害数
|順位|該当者|人数|このキャラに殺された人|生存状況|スタンス|
|1位|[[一方通行]]|8人|[[ライダー]]、[[ゼクス・マーキス]]、[[C.C.]]、[[ファサリナ]]、[[戦場ヶ原ひたぎ]]、[[ユーフェミア・リ・ブリタニア]]、[[上条当麻]]、[[東横桃子]]|生存|対主催→無差別|
|2位|[[バーサーカー]]|7人|[[刹那・F・セイエイ]]、[[本多忠勝]]、[[アーニャ・アールストレイム]]、[[ヴァン]]、[[伊達政宗]]、[[張五飛]]、[[平沢唯]]|&color(red){死亡}|無差別|
|3位|[[明智光秀]]|6人|[[プリシラ]]、[[キャスター]]、[[黒桐幹也]]、[[田井中律]]、[[琴吹紬]]、[[トレーズ・クシュリナーダ]]|&color(red){死亡}|無差別|
|4位|[[織田信長]]|4人|[[リリーナ・ドーリアン]]、[[神原駿河]]、[[アーチャー]]、[[浅上藤乃]]|&color(red){死亡}|無差別|
||[[平沢憂]]|4人|[[池田華菜]]、[[安藤守]]、[[織田信長]]、[[ルルーシュ・ランペルージ]]|生存|奉仕→?|
|6位|[[浅上藤乃]]|3人|[[加治木ゆみ]]、[[月詠小萌]]、[[真田幸村]]|&color(red){死亡}|無差別→対主催|
||[[両儀式]]|3人|[[バーサーカー]]、[[衛宮士郎]]、[[荒耶宗蓮]]|生存|対主催|
|8位|[[琴吹紬]]|2人|[[千石撫子]]、[[船井譲次]]|&color(red){死亡}|対主催→無差別|
||[[ヒイロ・ユイ]]|2人|[[海原光貴]]、[[ヒイロ・ユイ]]|&color(red){死亡}|対主催|
||[[レイ・ラングレン]]|2人|[[玄霧皐月]]、[[レイ・ラングレン]]|&color(red){死亡}|無差別→対主催|
||[[秋山澪]]|2人|[[明智光秀]]、[[福路美穂子]]|生存|対主催→特殊|
||[[アリー・アル・サーシェス]]|2人|[[御坂美琴]]、[[デュオ・マックスウェル]]|生存|無差別|
||[[東横
2015-05-23T22:38:42+09:00
1432388322
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【第六放送までの死亡者リスト】
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/2107.html
*&color(red){第六回放送までの死亡者リスト}
|時間|名前|殺害者|死亡作品|死因|凶器|
|朝|[[天江衣]]|[[東横桃子]]|305:[[crosswise -white side- / ACT2:『もう何も怖くない、怖くはない』(1)]]&br()305:[[crosswise -white side- / ACT2:『もう何も怖くない、怖くはない』(2)]]|斬殺|GN小型ビームサイズ|
|午前|[[織田信長]]|[[平沢憂]]|310:[[crosswise -black side- / ACT4:『逆光(ぎゃっこう)』(一)]]&br()310:[[crosswise -black side- / ACT4:『逆光(ぎゃっこう)』(二)>『逆光(ぎゃっこう)』(二)]]|爆死|紅蓮の輻射波動|
|午前|[[ルルーシュ・ランペルージ]]|[[平沢憂]]|310:[[crosswise -black side- / ACT4:『逆光(ぎゃっこう)』(一)]]&br()310:[[crosswise -black side- / ACT4:『逆光(ぎゃっこう)』(二)>『逆光(ぎゃっこう)』(二)]]|爆死|紅蓮の輻射波動|
|昼|[[東横桃子]]|[[一方通行]]|312:[[crosswise - X side- / ACT Chain :『Don't say "lonely"』]]|失血死|なし|
&color(red){以上四人【残り八人】}
おまけ
|名前|最期の言葉|
|[[天江衣]]|「ありがとう」|
|[[織田信長]]|フ…フフフ…… &br()フハハハハハハハハ――――――&br()ハーッハハハハハハハハハハハハハ―――――――――!!!|
|[[ルルーシュ・ランペルージ]]|撃っていいのは、撃たれる覚悟のある奴だけだッ!!|
|[[東横桃子]]|私は最後まで、世界(あなた)と繋がっていられたっすよ。|
殺害数
|順位|該当者|人数|このキャラに殺された人|生存状況|スタンス|
|1位|[[一方通行]]|8人|[[ライダー]]、[[ゼクス・マーキス]]、[[C.C.]]、[[ファサリナ]]、[[戦場ヶ原ひたぎ]]、[[ユーフェミア・リ・ブリタニア]]、[[上条当麻]]、[[
2015-05-23T22:33:37+09:00
1432388017
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ep.00 -続物語-
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/2106.html
**ep.00 -続物語- ◆ANI3oprwOY
後日談。
と言うよりは、これからの話。
今日、二人の妹、火憐と月火に叩き起こされ、僕は家を出た。
そして再開した日常に沿って学校を目指す……ではなく、学習塾跡に向かう……でもなく、駅への道を歩いている。
この町の外へ、出る為に。
あの地獄のような体験のあと。
怪我が完全に治るまでは学習塾跡に身を寄せる事になった。後で聞いた話だけど、結果的にに僕は一週間の失踪状態にあったらしい。
ボロ雑巾のような服装になって帰ってきた僕を、今回も家族は何も言わずに迎え入れた。
春休み自分探しの旅の時に比べればまだ短い期間だったし、それ自体は不思議なことじゃなかったけれど。
でも、僕の感覚的には、そんなふうには思えない。
数年くらい、ずっとあの場所に居たような気がした。
長い長い無間地獄から、漸く解放されたような気持ちになった。
もっとも、その解放が、晴れやかな気分になる事とは、限らないけれど。
「――――」
「――――」
近くで話す妹達の声を耳にしながら、僕は目を閉じて眠ったふりをする。
暗い視界で、列車の揺れを感じる。
僕と、僕の家族を乗せた車両が、街を離れていく。
遠い場所へと、連れていく。
別に引っ越す予定とかは、今のところない。
だけどそんな話は家族内で挙がっているらしい。
原因は両親の都合と、そしてもう一つ……。
今日は今後の事を考える機会として設けられた、家族全員の小旅行だ。
こんな時間はいつ以来だろうか。
遠い、行った事の無い土地の、行った事の無い場所へ。
僕の大事な人達と一緒に出かけていく。
大事な人達。
僕に残された人達。
そう、まだ、こんなにも、僕には大事なものが残っていた。
あんなにたくさんのモノが奪われて、取り落として、失って、それでも僕には、残っていた。
『あの場所で、君が見て、聞いたことはすべて真実だ。なんて、今さら僕がいう事じゃあないね』
元の世界に戻った後。
学習塾跡で傷を治しながら身もだえる僕に、忍野メメはそう言った。
完治は絶望的だった。
傷を受けすぎた僕は、血を流し過ぎた吸血鬼の身体は、まさに満身創痍で、そのままでは間違いなく死んでいただろう。
『だけ
2015-05-11T22:07:17+09:00
1431349637
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ep.00 -masterpiece-
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/2105.html
**ep.00 -masterpiece- ◆ANI3oprwOY
どこかで、誰かの息遣いが聞こえた。
「――――こうも頻繁に起こる異常(イレギュラー)の定義とは、いったい何処に在るのだろうね」
そこは氷点下まで冷え切った水槽(ビーカー)の中だった。
内部を満たす液体に漬されて、それは目覚める。
靄を裂くように薄く開けた風景は、依然、オレンジ色のおぼろげ模様。
こぽこぽと、浮き上がる泡が視界を過ぎていく。
規則的に聞こえてくる、空気の抜けるような音。
薄いオレンジ色の向こう側には、ガラス張りの壁。
窮屈なビーカーを満たす、弱アルカリ性の培養液。
「――――――」
どこかで、誰かの、気配を感じた。
「例えばそれは、『神の気まぐれ』と表現される現象だ」
浸されて、揺蕩う水槽の、その向こう。
オレンジ色のおぼろげの、ガラス張りの壁の、更にその向こう側。
鑑合わせになるかのように、もう一つ、水槽が置かれていた。
その先を、明確に認識することが出来ない。
未だ、明確な意識を持てない。
痛みは無い。
知識も無い。
個我は薄い、が―――――
「―――――――」
どこかで、誰かの、疼きに触れていた。
「神様は大雑把な性格をしているという。ふむ、なるほど、ここに証明されているな」
向かい合う水槽、設置されたもう一つの生命維持槽の向こうに、それはいた。
一人の存在。その形を定義することは困難だ。
男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも見える、それは『人間』だった。
「君を送り返す『宛先』を間違えている。魂のラベルではなく肉体のラベルを『宛名』としたか。
魂は、精神だけでなく肉体にも宿るという、その思想のもとであれば、決して間違った形では無かったのかもしれないが」
逆さに浮いた、その人間は問うている。
「たかが並行世界の厄介ごとで、プランに誤差を発生させられては困る」
アレイスター=クロウリー。
学園都市の最大権力者、学園都市総括理事長。
一つの世界の頂点にある者が、その『個』に、問うているのだ。
「私の街から好き勝手に持ち出して、
2018-07-28T18:20:40+09:00
1532769640
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ep.00 -アゲイン-
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/2104.html
**ep.00 -アゲイン- ◆ANI3oprwOY
蛍光灯で白色化した無機質な部屋。
息苦しいほどに滅菌された室内。
その外側で、グラハム・エーカーはただ中を眺めている。
治療。研究。探究。検査。隔離。無駄な要素は全て捌けられて、ここは機能するのに必要な単語だけで構成されている。
ただただ機能的に、効率的なためだけの建造物。
窓もなく密閉された空間は清潔すぎて、どこを眺めても変わりばえがなくて。
色とりどりの華も飾りもなく。空の蒼も、遥かな月の光も、ここまでは届かない。
稀な症例の患者の治療と研究を目的とした特別病棟。
最先端の科学によって切り分けられた場所は、まさに異界だった。
そんな現代の結界の中で、なお厳重に隔離された部屋がある。
ガラス張りの四方系に閉じ込められた患者の少女は、外傷もなく置かれたベッドの上で安らかな顔で目を閉じている。
しかし―――小さな体中には、繋がれた大小さまざまなケーブル類。その先に接続している無数の機械装置。
少女の脳波や容体を観測する量子演算型のスーパーコンピューター。
最早少女を生かすために繋いでいるのか、計器同士の繋ぎに少女が使われているのか分からないほどに絡んだ病室。
危篤の老人でも、死病憑きでもこうはなるまいというほどの姿が、少女の状態がどれだけ「手遅れ」なのかを物語っている。
人工呼吸器をつけられた口は規則正しく息を吸って胸を上下させる。
近隣の医療施設に連れ込まれるまでに少女が負っていた傷はほぼ完治している。
体内の全箇所の激しい損傷。傷ついてない部分を探す方が困難な全損。
重傷と呼ぶのも生温い状態から、少女は回復を遂げた結果は発達した医療技術が脳死に至るまでの猶予を引き延ばしたのもあるが、
そもそもここまでの損壊を負ってもまだ、まがりなりにも生きていたこと自体が既に奇跡といえた。
連絡を受けて搬入された患者を診た医者の誰もが、まだ救命の見込みがあると信じられなかったのだ。
信じていたのは、ただひとり。
血に濡れた修道服に身を包んだ患者を抱えてきた、同じく血だらけのパイロットスーツを着た男のみだけだった。
その男も生きていることが不思議なら、這って動いたと聞けば冗談と笑いたくなるような傷だった。
ユニオン所属の軍人だと後に確認が取れるまでの間、
2015-05-19T13:10:45+09:00
1432008645
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ep.00 -Re;quiem-
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/2103.html
**ep.00 -Re;quiem- ◆ANI3oprwOY
戦いの日々が続く。
トリガーを引き、連動して愛機(ランスロット)の持つ左手の剣が敵機の胴体を泣き別れにする。
右手に持つライフルから射出される熱線が風穴を空ける。
世界に争いは絶えない。
次元が違ったところでありようはそう違うわけでもなく、当たり前のように戦いが始まる。
数えきれない屍を重ね、夥しい量の血を流す。
戦争の在り方は人ではなく機械同士のものへと姿を変え、今や王の握るスイッチひとつで戦局が確定する。
死を見ることなく人を殺すそれは、直接殺し合ったあの場所よりもある意味で残酷な所業だ。
ナイトオブゼロの役割。ゼロレクエイム成就のための露払い。
即ちは、皇帝ルルーシュの剣として在ること。
ブリタニア領で倒れていたのを発見され現在の状況を把握出来るまでに回復してからの、枢木スザクの日常が続く。
刃向う者、逆らう者は全て消す。
人の意識を捻じ曲げる呪いで隷属させ、圧倒的な武力によって処刑する。
向かってくる数がいなくならない限り何度でも、何度でも繰り返す。
誰もが憎しみを込めて指さす。悪逆皇帝、歴代で最も暴虐で傲慢な独裁者と。
身を変えては権力者に尾を振る売国奴、裏切りの騎士と。
「それでいい。僕らは証のために罪を犯した。
多くの戦いを起こし、多くの命を奪った。その怨嗟の声は当然のものだ」
この世の誰からも憎まれて。誰よりも惨たらしく死ぬよう望まれる。
そうなるように振る舞い、その通りに成るべく行動してきた。
人々の願い/怒りがひとつに集まり、頂点に達した瞬間。
悪逆皇帝は正義の反逆者の刃に倒れ、全ての膿を引き連れて血に沈む。
そこに―――礎になることを喜べと、傲岸に生贄を強いる神と、違いがあるといえるだろうか。
人の救世を豪語したリボンズ・アルマークにも、そこには大義はあった。
それによって救われる人も、あるいは本当にいたのかもしれない。
他者との軋轢はなくなり争いは地上から永遠に消え。
死すべき運命だった人と共にいつまでも生きられる。
世界の平和。どれだけ年月が経っても色褪せない完成された絵画。
根底の理念はどうあれ、目指した地平は同じだった。
全てを救えるとは言わない
2015-05-11T22:01:57+09:00
1431349317
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ep.00 -幻視光景-
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/2102.html
**ep.00 -幻視光景- ◆ANI3oprwOY
いつも通りの服を着て、街を一人で歩く。
外は寒く、空気が痛いくらいに張り付く。
まるで小さな針で刺されてるみたいで目が痺れる。
まだ冬が終わる日にはなりそうにもない。
雨が降ってないのは幸いだ。もし降っていたら骨まで響いていただろう。
病院生活はとっくに終わっているが、病み上がりの体に違いはない。
傷は完治してもも古傷のようなものは残っているらしく、こういう寒い日には体の節々が疼く。
切り傷の類はあまりなかった筈だった記憶だけれど、おかしな話だ。
世界の移動なんて大それた行為の実感もなく。
当たり前のように帰ってきた私は、その場ですぐに倒れた。
帰る前に治療をしておくなんて気前のいいこともなく、瀕死手前の状態のまま放り出されてだ。当然といえる。
まず止血した方がいいと思ったが、既に気力も体力ももう限界でとにかく休みたかったのだ。
家に帰る気、というのもしない。その時思い浮かべたのが、両儀の屋敷でもなく、自分の何もない部屋でもなかったからなのだろう。
先のことは考えず眠るように瞳を閉じたところ、暫くして慌ただしく近づいてくる足音が聞こえ、
現れた人にそのまま救急車に運び込まれて入院することになった。
容体は重症だったが命に関わるものはなく、時間を置けばどれも自然に治癒するものだった。
退院届はとうに出し終わり、こうして自由に出歩くこともできる。
……後で聞いたところによると、病院に連絡を入れたのはトウコだった。
どういういきさつがあったのか、私が遭った事態についてあっちはおおよそを把握していたらしく、
私が帰った時より少し前から根回しをしていたということだ。
『どうもこうもない。私に宛てられた役は最初から画面越しの観客だったということさ。
元の世界との橋渡しの一要素に使うには、あの状態の私は適役だ。
器が壊れればあそこの記憶は部外の私に流れる。箱の中の猫は自動的に観測された結果となる。
劇を見聞きすることは出来るが、それ以外の行動干渉は一切受け付けない視聴者視点。
世界を重ね合わせ過ぎた狭間の中で起きた物語が『在った』ということを確定させるための実数。
生還者が鏡面界に囚われることのないための配慮とはいえ随分な念の入
2015-05-11T21:56:06+09:00
1431348966
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ep.00 -Singing!-
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/2101.html
**ep.00 -Singing!- ◆ANI3oprwOY
追ってくる。
果てのない『くらやみ』の向こうから、何かが私を追ってくる。
逃げなければならない、今すぐ動かなければならないのに。
身体が、重い。
足に、力が入らない。
それはもう、すぐそこまで来ている、私のすぐ後ろまで。
早く逃げなくちゃ。
逃げなくちゃ。
逃げて、逃げて、どこまでも逃げて、たどり着かなきゃ、いけない、のに―――
挫いた足が、動かない。
身体が重くて進めない。
振り向けば目の前に、後ろから追ってくる怖いもの。
それを、私は――――
「……………っ!!」
そこで、いつも目が覚める。
◇ ◇ ◇
「うぅ……寒いな……」
寒空の下、通いなれた道を私は一人で歩いていた。
とうに秋が過ぎ新年を迎えても、住み慣れたこの町の冬はもう暫く続く。
冷え切ったアスファルトを踏みしめつつ、いつもより厚着して家を出たのは正解だったと確信した。
少し早い朝の通学路、生徒の姿はいつもより少ない。
こう寒いと、みんな家を出たくなくなるのだろうか。
なんて言う私も、今日は、いつもより家を出るのが遅れている。
別に、私の目覚めの悪さは、寒さのせいじゃないけれど。
目が醒めたとき、目覚ましのアラームは既に1回鳴っていたし、朝食を食べているときも何だか気怠い感覚が取れず。
トーストを喉の奥に押し込み、制服に着替え、やっと意識を晴らして家を出た時には、何時もの出発時間から15分近くズレていた。
遅刻が危ぶまれるほど遅れたわけじゃない。けれど、気持ち早足で歩くとする。
もう何夜も連続で見ている悪夢。
削れていく睡眠時間。
私にとって、目下最大の悩みだった。
「おっす、みーおっ!」
そのとき後ろから、声が聞こえた。
と、同時、背中に衝撃。
誰かに叩かれたのだと、すぐに分かった、そこに誰が居るのかも。
「うわっ! って……なんだ、律か」
「なんだとは失礼なー」
勢いのあるハキハキとした喋り方。トレードマークのカチューシャ。
私の幼馴染であり、今に至るも友達である。
2015-05-11T21:53:42+09:00
1431348822
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【エピローグ】
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/2100.html
**【エピローグ】
|話数|タイトル|作者|登場人物|
|341|[[ep.00 -Singing!-]]|[[◆ANI3oprwOY]]|秋山澪|
|342|[[ep.00 -幻視光景-]]|[[◆ANI3oprwOY]]|両儀式|
|343|[[ep.00 -Re;quiem-]]|[[◆ANI3oprwOY]]|枢木スザク|
|344|[[ep.00 -アゲイン-]]|[[◆ANI3oprwOY]]|グラハム・エーカー、インデックス|
|345|[[ep.00 -masterpiece-]]|[[◆ANI3oprwOY]]|?????|
|346|[[ep.00 -続物語-]]|[[◆ANI3oprwOY]]|阿良々木暦、押野忍、―――|
----
2015-05-11T21:14:44+09:00
1431346484
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ALL LAST
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/2099.html
*ALL LAST◆ANI3oprwOY
――――Der Gipfel des Berges funkelt.
待っている。
――――Im Abend sonnen schein.
私はここで、待っている。
――――Die Lorelei getan.
いつか私を奪い取る、誰かの願いを、待っている。
◇
/ ALL LAST
◇
雪が降っていた。
ひらひらと。
瓦礫に埋め尽くされた一面の荒野に、白き結晶が降り積もる。
それは奇跡のひとカケラ、乗せて吹き抜ける風と共に、届けられる儚いモノ。
純なる大聖杯は狭く窮屈な世界全土を覆い尽くし、空はまるで白い絵の具で染められているかのよう。
そこからぽろぽろと、剥がれ落ちたカケラの粒が雪となり、地表へと舞い落ちる。
ひっそりと、死んだように静まり返った大地へと、降り積もる。
雑音(ノイズ)の無い、静謐な世界。
その、中心に立つ少女の歌だけが、ここに響いていた。
雪と共に瓦礫の絨毯の真ん中に降り立ち、陶器のような白き裸足を地につけた少女。
降り積もるモノと同じくらい純白のドレスを着た彼女は、瞳を閉じたまま、歌い続ける。
静けさを際立たせる透明な歌声。
ローレライ。
私のもとにおいでと誘う。
もはや何も無いかのような、空虚なる世界の真ん中で、水底の魔女は誰を呼んでいるのか。
答える者は、いない。
誰も、立つ者は、いない。
全てが死に絶えたように、止まった世界には何も、いない。
少女は告げた。
私を奪うものが勝者だ、と。
ならば、ここに、願望器に、至る者こそ。
刻限は定められている。
永遠は過ぎ去っていく。
空に散った神様が、己の身体を作り直す、その時まで。
生きているなら、誰にでも、確かにその権利があるけれど。
声も、気配も、未だ、ない。
それでも、少女は瞳を閉じたまま、歌
2019-05-03T05:21:16+09:00
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