「ん……?」

彼は、廊下からせまり来る激しい足音に上半身を起こす。
視線をドアにあわせる。
木製のドアは激しい蹴り攻撃によりかなりの勢いでドアが開く。
それと同時に、ドアを蹴り開けた人物が突入するが--。


「んぎゃぁ!」

あまりに勢いがついていたためドアは、反動でその勢いのままその人物に激突した。
 顔面を強打した人物はそのまま吹き飛んでしまい、壁に激突しうずくまり唸っていたが--。

「アニキ!朝だぞ!」

何事も無かったかのような勢いで身を起こし話しかけてきた。
だが、やはり鼻頭にダメージを負ってるためか血こそ出てないが少々赤くなった鼻頭を摩っている。

「大丈夫か?」

彼はベットの上のそのままの体勢でその人物--。鼻頭を摩っている少女に話しかけた。
最終更新:2007年08月08日 22:27