今日のシンジ(アスカ目線)7


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798 :今日のシンジ(アスカ目線):2007/12/03(月) 00:07:00 ID:???
朝。
何だかよくわからないけれど、ずっとソワソワしている。
帰りは何時くらいになるの?と聞くと、
「えっ、あっ、その… ちょっと遅くなる、かも…」と、歯切れの悪い返事。
明日はアタシの誕生日なんだから早く帰って来なさいよ、バカシンジ!
気分が悪いので、背中をどついてさっさと追いやる。
今日は「行ってきます」のキス、してやらないんだから!

昼。
熱血バカと結婚したヒカリの家に遊びに行く。
今朝のシンジのことを愚痴ったら、「碇君も大変ね」と意味ありげに笑っていた。
何だか不思議な感じだな、と首をひねりながら出されたお茶を啜る。

夜。
いつまで経っても帰って来ない。
痺れをきらしたアタシがミサトに電話すると、とっくに退けたとのこと。
何処をほっつき歩いてるんだか… 携帯に電話し、強制的に帰宅させる。
帰って来るなり怒鳴りつけようと思っていたが、姿を見て言葉に詰まる。
シンジは両手いっぱいの花束と包装途中の化粧箱を持って立っていた。
「アスカの誕生日プレゼント、洞…鈴原さんに手伝ってもらってて…
 途中だったし、日付が変わった瞬間に渡したくて…その…ゴメン…」
途切れる声。上気した顔。
手渡される高級ブランドのブレスレットと途中まで編まれた手編みのマフラー。
一瞬ですべての状況を把握する。
ああ、もう、また…
この男はいつも不意をついてアタシをひどく動揺させる。
なんて不器用で滑稽でみっともなくて、でもなんてなんて愛しいんだろう。
そんなアイツの一挙一動に翻弄される、もっと滑稽でみっともないアタシ。
涙をこぼさないように気を付けながら、アタシはシンジを抱きしめる。
ああ、なんてバカで滑稽で、なんてなんてお似合いな二人。
そのマフラー、きちんと最後まで仕上げなさいよ、バカシンジ。
日付が変わるまで待っててあげるから。…ありがと、ね。

 

 

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