272氏 この二人によくある朝の光景(仮)6

「出張には、アタシもついていく。フランス語ならアタシも出来るし、誰にも文句は言わ
 せないわ。分かった?!」
「僕は構わないし、むしろ嬉しいけど…。技術部の方は大丈夫なの?」
「だーいじょうぶよっ。ちょうど課題もひと段落ついたし、今度新しく申請するテーマも
 レイんとこと共同研究ってことにしてあるから、面倒な部分を全部アイツにうまく押し
 付ければなんとかなるわ!」
「綾波に? ふーん。」
「あの子から言い出したんだから、別に構わないでしょ。あとでレイとリツ子に連絡しと
 くわ。1週間の休暇なんて久しぶりね! …っと、仕事だったっけ。」
「いくらなんでもありのネルフでも、今回のケースでは君の分まで出張扱いにはできない
 と思うけど…。」
「ふふふん。それが、今度の研究テーマでは都合よくアタシとシンジが被験者なのっ! 
 二人は常に一緒にいて、実験と結果検証をしないとイケナイんですことヨ。ヲホホホホ~。」
「…またなんか変なこと企んでない?」
「何言ってるのよ。これは科学の平和利用をモットーに、日々地道な研究を重ねる栄えあ
 る我らが新生ネルフ技術部の高邁なる責務なのよ。何を検証するかは後で教えてあげる
 から、アンタはとにかく、アタシの渡航手続きも一緒にしときなさいっ! そういうの
 得意でしょ。いいわねっ!」
「やれやれ、わかったよ。…綾波やリツ子さんには何かお土産買って帰らなきゃいけない
 な。」


302 :名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/11/19(日) 16:13:56 ID:???
(続き)

「レイって言えば、あの子月1回しか旦那とエッチしないんだって。今日、そう言ってた
 わ。」
「ええ!? どこか身体の具合でも悪いのかな?」
「そうじゃないみたい。なんかゴニョゴニョ言ってたけど………よく分からなかったわ。
 二人、仲が良さそうに見えるのに、うまくいってないのかなぁ? あ、ヒカリもね、週
 に4~5回くらいしかエッチしないんだって。」
「女の人って、喫茶店でお茶飲みながら、平気でエッチの回数とか喋ってるんだね…。そ
 れはともかく、トウジは僕達よりもっとシテるでしょ。きっと委員長…じゃなかった、
 ヒカリさん、恥ずかしがって少なめに言ったんだよ、きっと。」
「あ、やっぱりそう思う? もう、ヒカリってばそんなの恥ずかしがらなくてもいいのに。」
「僕達、他の夫婦と比べたことないけど、エッチの回数とか、きっとそんなに変わらない
 んじゃないのかな?」
「そうよね~。アタシ達って、自分で言うのもナンだけど、いたって平均的な夫婦だもん
 ね!」



(終)
最終更新:2007年03月23日 07:53
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