101-200

101 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/06(木) 07:42:10 ID:???
てゆーか、あげんな

102 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/09(日) 20:24:14 ID:???


103 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/13(木) 02:27:55 ID:???
ホワイトデー前日

今年、妻からもらった手作りチョコレートケーキに感謝。
ということで、久しぶりにキッチンの前に立ち、ショートケーキ作りに励むシンジくん。
・・・と
「ねぇパパ~。イチゴ1個食べていい?」
「ダ~メだよ」
シンジくんの息子(性的な意味ではなく)
「ぷぅ~。でも僕明日まで待てないよ」
ボールの中にあるピカピカのイチゴを、キラキラな瞳で見つめる我が子に、軽い溜め息を吐きながら泡立て器を振るい続けるシンジ。
「ねぇねぇ!パパお願い1個だけ!」
「はぁ、ダメなものはダメなの。
いい?このイチゴさん達は全部ケーキのお家に行かなきゃダメなんだよ?」
このままでは作業にならない。ということで手を止めて、少し子供目線に説得してみるシンジくん。
「ケーキのお家?」
「そ、白くてフワフワなケーキのお家だよ」
「そこでイチゴさん達は何するの?」
「ん~っと・・・。生クリームでお化粧して綺麗になったり、お家の屋根の上で楽しく遊んだりするんだよ」
「へぇ~、すごいや。じゃあパパはイチゴさん達の大工さんなんだね!」
「あははっ、そうかもしれないね」
「じゃあ僕も一緒にイチゴさんのお家作る!」
「うん、じゃあ一緒に作ろっか」
明日はホワイトデー。アスカは喜んでくれるかな?
イチゴさん達の大工さんは、大好きな人を思い浮かべながら、再び泡立て器を握りしめるのでした。

104 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/13(木) 02:30:20 ID:???
アスカが出てこない夫婦LASも、たまにはね

105 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/13(木) 09:07:07 ID:???
続くといいな。

106 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/13(木) 16:06:56 ID:???
>>103
GJ
息子って新鮮だな

107 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/13(木) 17:10:33 ID:???
>>103
GJ!
そんなシンジくんと息子が作ったケーキを渡された
アスカさんは、どんな笑顔でそれを受け取るのだろう?
…続きがあれば是非とも。

108 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/14(金) 01:47:42 ID:???
ホワイトデー当日。
夕飯が終わった碇家にて、開かれる小さなケーキパーティー。
3人が座るテーブルの真ん中には、小さめの丸いショートケーキがチョコンと皿に乗っている。
「せ~の…」
「「バレンタインデーありがとうございました」」
そう言って並んで座る男子2人は、対面に座る大好きな人に、甘いケーキをプレゼント。
「うん、ありがとう2人とも。綺麗に出来たじゃんシンジ」
「ははっ、そうかな?昔ならもっと上手に出来たんだろうけど…」
「ねぇママ~。上のイチゴさんは僕が並べたんだよぉ」
「え、このイチゴ?」
そう言って、丸く並べられたイチゴをチョンとつつくアスカ。
「うん!」
「すご~い、綺麗に並べてるじゃない!
さっすがアタシの息子!センスあるぅ~♪」
「えへへぇ。誉められちゃったねパパ」
「うん、頑張ってよかったね。じゃあ、そろそろ切り分けようか?」
「ママいっぱい食べてね!」
「まっかせなさい!」
とっても嬉しそうなアスカさん。
しかしもっと嬉しかったのは、プレゼントした2人なのかもしれません。



そして、2日後。
体重計に乗りながら深い溜め息を吐くアスカさん。
「幸せ太りって、迷信じゃないのね…」

109 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/14(金) 18:54:41 ID:???
激しくぐっじょぶ

110 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/15(土) 10:37:00 ID:???
GJ!

111 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/16(日) 13:13:29 ID:???
「あの…アスカ。映画のチケット貰ったんだけど一緒に行かない?」
「い・や・よ!何であんたなんかと一緒に行かなきゃ行けない訳!学校の誰かに見られたらどうするの?却下」
「ハハハッ…そうだよね…ごめんアスカ」

うつ向いたシンジはチケットを握り締め部屋へと帰っていった。ソファーに寝転がりながらファッション雑誌を観ていたアスカはため息をついて
「もぅ…なんでそこで帰っちゃうのよ。シンジのバカ」
イライラしながらシンジの再アタックを待つが一行に来る気配が無い。仕方なくアスカは立ち上がりノックもせずにシンジの部屋のドアを開けた。

「バカシンジ!タイトルを言いなさい」
「…?何の話?」
「映画に決まってんでしょ!」
「ロードオブザリングⅨ~決戦!秋葉原~」

…ヤバい。全然観たく無い
アスカは咳をコホンッと一つして
「勿体無いから行ってあげても良いわよ」
「…さっきは行きたくないって言った」
「男がグジグジ言うなッ!チケット寄越しなさい」
シンジに手を突き出すアスカ。クシャクシャになったチケットをアスカに差し出す。
「……暇だから仕方なく行ってあげるんだからね」
「解ってるよアスカ」


112 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/16(日) 13:15:16 ID:???
誤爆した><
すんません

113 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/16(日) 13:29:58 ID:???
ドンマイw
長文の誤爆は恥ずかしいよな。気持ちわかるよ。
でもLASネタだし、俺的にはGJ

114 :誤爆ついでに:2008/03/16(日) 14:21:35 ID:???
シンジって意外に頑固なのよね。昔は私に逆らったりした事ないのに…
幼稚園の時のあいつは
「待ってよアスカ。泥団子は食べれないよ」
うん。素直だった。食べてたし
小学生の時は
「…はい。僕はアスカのお婿さんが将来の夢です」
おけ。半ズボンがキュートだったわ
中学生なんて
「殴らないでよ。アスカが全部正しいから…もう殴らないで…」
…あれ?私ちょっとヤバい人みたいじゃね?
高校生の時かな?
「アスカ…パン買ってきたよ」
えっ…ちょっ、シンジ目が虚ろよ…あれ?私シンジ事好きなはずなのに
じぁあ大学生か!
「アスカ…僕もう疲れた」
ヤバい!天使に連れてかれるネロみたいになってる!あっれ~?おかしいな?
私はシンジが好き、これはあってる。
シンジは私にベタ惚れ。これは揺るぎがたい真実。
ん~…なんか開けてはならない黒歴史アルバムだったみたいね…
じゃあいつから私に口ごたえするようになったのかしら?
「アスカ…今幸せ?」
「まぁ…ね。シンジと結婚出来たし」
「僕の事好き?」
「嫌いじゃないわ」
「僕はアスカそういう所が好きだよ」
…あの時からか。
シンジが私と対等になったの…
愛って案外凄いのね
終わり

115 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/16(日) 16:05:41 ID:???
GJ

116 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/16(日) 20:49:38 ID:???
定期age

117 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/16(日) 21:16:25 ID:WaUpk7GU
>>114
ワロタw

118 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/17(月) 17:14:21 ID:???
は?つか何あげてんの?

119 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/19(水) 16:06:11 ID:???
>>114

>>111


120 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/20(木) 08:47:53 ID:???
>>118 その「つか」は何のために書いたの?

121 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/20(木) 22:06:03 ID:???
「今日遅くなるんだっけ…?」
「うん、取引先の人が僕が行ったこと無いって聞いて、じゃあ『キャバクラ行こ』って」
朝食の時間…夫婦の憩いの時間…なのに流れるのは重い空気。
「ふぅん、まぁ楽しんできたら?夕飯はいらないわよね」
今アタシの心の中は嫉妬と怒りが渦巻いている。
「うん、じゃあ着替えてくるね」
そういうとシンジは、ごちそうさまも言わずに自室に入っていった。
残されたアタシは無言で下唇を噛みしめ、皿を片付ける。
クヤシイ…クヤシイ…クヤシイ…



玄関前。いつもより少しオシャレなネクタイのシンジ。
「じゃあ、行くね…」
「ん…うん…」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・バカアスカ」
「え…!?」
「なんで嫉妬しないんだよ!!なんで止めてくれないんだよ!!」
「あ…」
「今日は春分の日だよ会社なんか休み!!」
履きかけの革靴を蹴るように脱ぎ捨てて、シンジはアタシにギュッとしがみつくように抱きついた。
「し、シンジ!!」
「昔みたいに嫉妬してよ…。僕のこと叱ってよ…」
「・・・あ・・・ご、ごめん」
「・・・ねぇアスカ…?今日ずっとこうしてていい?」
「よ、よろこんで」
碇家も春を迎えるようです。

122 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/20(木) 22:10:50 ID:???
GJ!!!
シンジテラもえた

123 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/21(金) 00:42:10 ID:???
シンジ・Mだなww

124 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/21(金) 01:02:47 ID:???
シンジかわええ

125 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/21(金) 19:42:45 ID:???
>>123
いや、むしろこのシンジはドの付くSと言えるだろう

126 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/22(土) 11:08:35 ID:???
アスカもかわいい。よかった。

127 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/22(土) 15:21:42 ID:???
気付くの遅れた…
でもこういうのかなり好き!

128 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/22(土) 23:03:30 ID:???
GJ
可愛い夫婦だな

129 :今日のシンジ(アスカ目線):2008/03/24(月) 21:11:40 ID:???
朝。
沈丁花の心地よい香りに包まれ目が覚めた。
ベッドから身体を起こして窓辺を見やると、傍らでシンジが花を活けている。
「庭の沈丁花があまりにもいい匂いだったから、少し採ってきちゃった」
と言いながら、「クチュン」と一つ小さなくしゃみをした。
花粉症のくせに… 無理しちゃって、バカシンジ。

昼。
某チーズケーキ専門店にて期間限定で行われているケーキバイキングへシンジと一緒に行ってみる。
会計を済ませると、すぐさまショーケースに並ぶおいしそうなケーキ達と対面する。
全部で15種類。とりあえず全種頼んで、半分こする作戦に。
大好きなチーズケーキを目の前にして、テンション急上昇のシンジとアタシ。
まずはお店の名物、N.Yチーズケーキから戴く。
舌にまとわりつくような濃厚さとサクッとしたタルト生地の相性は絶品!
「あ~、もうたまらないよ、アスカぁ~♪幸せだよ~♪」ととろけているシンジ。…間違いなく甘党だ。
続いてパルミジャーノチーズケーキにC.C.Fレアチーズケーキ、ゴーダチーズケーキにミモレットチーズケーキ…
…重い、重すぎる。この時点でかなり胸にもたれがきているアタシ。
やっぱりチーズケーキは突然くるなぁ、と思いながらシンジを見ると…
「う~ん♪ゴーダも美味しいけど、ミモレットの濃厚さも一味違って…」
と、恍惚の表情で堪能しきっている。…半端じゃない甘党だ。
目は食べたいのだけれど身体が受け付けなくなっているアタシを尻目に、どんどんと平らげてゆく。
…悔しい。悔しすぎる。食べきれなくなったケーキを思わずタッパに詰め込み始めたアタシを慌てて止めるシンジ。
むぅ~!今度また開催する時には、リベンジしてやる!

夜。
「アスカが食べられなかった種類のチーズケーキ、僕が作ってあげるよ!」と、早速ケーキを作ってしまう。
「どう?どう?美味しく出来たかな?」と心配げに聞いてくるシンジ。
…今日食べたものをすぐさま再現出来てしまうのがすごい。というか、ちょっと嫉妬。
美味しいよ、と告げると、喜びを表すダンスをしていた。…アタシも一緒に少し踊ってやった。


遅れ馳せながら、>>121氏、GJ!

130 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/24(月) 22:11:59 ID:???
どうも121です。今日のシンジファンですw
今日もGJでした!喜びのダンス可愛い…

131 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/24(月) 22:17:33 ID:???
スレ重複すんな屑

132 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/25(火) 01:54:17 ID:???
GGGJ!
エイプリルフールもよろしくw

133 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/25(火) 22:39:24 ID:???
ギニューかw

134 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/26(水) 07:14:30 ID:???
>>129
最後がすごく可愛いな

↓は有名なジョークの改変

時は流れ、3人の子供を持つ父親となったシンジ。
ある日、福引きでおもちゃを引き当てました。

おもちゃは一つしかないので、シンジは家に帰ると子供たちを集めて、
誰がおもちゃを貰うべきか、子供達自身に聞いてみることにしました。

「この中で、一番素直な子は誰かな?」
「ママに口答えしない子は誰かな?」
「ママの言いつけをちゃんと守る、良い子は誰かな?」

顔を見合わせた子供達は、口を揃えてこう答えました。
「分かった。おもちゃはパパのものだね」

135 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/26(水) 21:07:13 ID:???
初めて書くので、かなり稚拙な文ですが読んでいただけると嬉しいです。

かなり、叩かれると思いますorz

タイトルは『二回目のプロポーズ』




136 :二回目のプロポーズ:2008/03/26(水) 21:09:22 ID:imJQCW15
 老夫婦が、歩いている。
丘の上の、思い出の場所を目指して。


―「ねぇ、シンジ。新婚旅行ね、全部アタシが決めていい?てゆうか、もう決めちゃった♪もうお金も振り込んだし。別にいいよね?」
「え~~~!!」
シンジは数冊の旅行雑誌を落とした。
「『二人で一緒に決めようね』って言ったのはアスカじゃないか!!」
「べ、別にいいじゃない!!行きたいところ見つけたんだから!!」
シンジは呆れた。逆ギレかよ……。ま、いつものことか。
「もういいよ……。それでどこに行くの?」
「それはぁ……」
アスカはこの上なくニッコリしている。
「ド・イ・ツよ♪」
「え~~~~~!!ちょ、アス、う、痛っ!!」
シンジはアスカの元へ行こうと足を踏み出したとき、テーブルに足の小指をぶつけた。
「もう、バカシンジなんだからッ。大丈夫?血とか出てない?それより、ドイツでいいわよね?」
アスカの目は輝いていた。やはり、生まれ故郷に行きたいのだろう。
「ドイツなのはいいんだよ!それより、お金だよ!!まさか……」
シンジ嫌な予感は的中する。
「そ♪結婚式用に貯めてたお金♪」
「やっぱり……」
シンジはアスカが海外に行きたいだろうとは、ある程度予測はしていた。だが、それもハワイかサイパンかグアムのどれかだろうと見積もっていたため、ヨーロッパまで行くとなると、結婚式と披露宴用のお金が少なくなるということになる。つまり……
「どうしても、ドイツに行きたいんだろ?それは構わないけど、地味婚になるけどいい?」
アスカは派手に結婚式を挙げたいはずだろうが、ドイツまで行くのなら、無理だろう。
「それは、また後で考えましょ♪まず、ハネムーン行って、婚姻届出してから、その後で♪」


137 :二回目のプロポーズ:2008/03/26(水) 21:10:40 ID:???
シンジは腑に落ちなかった。おかしい……。アスカは何かを企んでいる。
「結婚してから、ハネムーンだよ?結婚してないのにハネムーンなんて…」
「い、いいじゃない!!あ、アタシが行くって行ったら行くの!!結婚してあげないわよ!!」アスカは動揺している。明らかにおかしい。
「ハイハイ。アスカ様の仰せ付けのままに」「よくわかってるじゃない♪」
シンジは気になったので聞いてみた。
「ねぇ、アスカ。ドイツで何するの?」
アスカの顔はこわばった。
「か、観光よ!!心配しなくてもアタシがちゃんと全部決めてるから、大丈夫よ♪」
「観光ってドコに行くの?」
「それはお楽しみよ♪」
「本当に観光だけ?」
「あんたは黙ってついてこればいーのッ!!」「ハイハイ。でさ、いつから旅行行くの?」
「明後日よ♪さぁ、荷造り荷造りイ♪」
そう言っ万円の笑みのアスカは寝室へ行った。
「ちょっと、明後日って……。まぁ、いっか。でも、アスカは何を企んでいるのだろう?」
シンジは独り言を呟いた。
「シンジー!早くしなさいよ。一緒に荷造りするわよ」
アスカの声がした。
「今行く」
落とした雑誌を拾い、シンジは寝室へと向かった。

138 :二回目のプロポーズ:2008/03/26(水) 21:18:39 ID:???
万円のじゃないです。
満面のです。


139 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/26(水) 21:46:59 ID:???
いいよいいよー

140 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/26(水) 22:27:21 ID:???
wktk

141 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/26(水) 22:29:14 ID:???
GJだが続くなら、続くって書いてくれ。
レスしていいか分からないんだぜ。

142 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/27(木) 00:40:28 ID:???
続きウキウキワクワク

143 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/27(木) 00:48:14 ID:???
GJ
続きが楽しみ

144 :二回目のプロポーズ:2008/03/27(木) 01:26:58 ID:???
すみません。続くとこれからはつけます。

一応4部になる予定です。これは2部目です。
老夫婦(誰かはもう周知ですが…)とは60歳で
―以下の文は25歳という設定になっております。

ちなみに、アスカの親は漫画版で母親しかいないという設定です。



145 :二回目のプロポーズ:2008/03/27(木) 01:31:01 ID:???
老夫婦は、丘の上、思い出の小さなチャペルまで、階段を、ゆっくり、ゆっくり登っていく。手を繋いで、無言ながらも、はにかんで。


―新婚旅行はアスカの言うとおり、観光だった。アスカは14歳のとき以来のドイツで、子どものようにはしゃいでいた。まず、ベルリンを観光した。
次に、世界史の教科書に載っているような、有名な建造物も見に行った。アスカがドイツ語を話せるため、不自由なく、観光することができた。
そして、最終日の前日、アスカの母のお墓参りに行った。アスカの母が家族と暮らした町にある。


146 :二回目のプロポーズ:2008/03/27(木) 01:32:06 ID:???
「ママ来たよ。ハイ、お花。久しぶりね。何年振りかしら。
日本でね、友達ができて、いろんなことがあって大変だったけど、今ね、幸せよ。
あ、この人がね、シンジ。碇シンジ。アタシ、碇アスカになるの。結婚するの。今ね、ハネムーンなんだ♪子どもができたら、また来るね。そしたら、ママはもう、おばあちゃんになるのよ!!
ほら、シンジも」
「う、うん」
シンジは手を合わせ、目をつぶり数秒間黙っていた。アスカは怪訝な顔をして見ていた。
「アンタ、それ……」
「あ、日本ではこうやるんだ。心の中で言うんだよ」
「そうなの?ふーん」


147 :二回目のプロポーズ:2008/03/27(木) 01:36:07 ID:???
次にアスカはドイツ語で話しかけ始めた。恐らくシンジには聞かれたくないことなのだろう。
「じゃあね、ママ。バイバイ」
「あ、さようなら。キョウコさん。また来ます」
二人は墓地を後にした。
「ねぇ、シンジはママに何て行ったの?」
アスカはニヤニヤしている。
「え、わ、アスカこそ何て言ったのさ!」
シンジは顔を赤らめた。
「教えてあげ~ないっ♪シンジは顔が赤くなるようなこと言ったの?もしかしてぇ、お嬢さんを下さいとか?」
「違っ、あぁ!、待て、アスカ!!」
「捕まえてみなさい、このバカシンジ♪」
駆け出したアスカをシンジが追いかけていく。

148 :二回目のプロポーズ:2008/03/27(木) 01:38:56 ID:???
これで、2部目が終わりです。3部目は、いつ投下できるかわかりません……。こっから大事になってくので…。


149 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/27(木) 02:48:11 ID:???
いいねGJだね

西村京太郎っぽい文体だな

150 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/27(木) 08:57:35 ID:???
ザブングルの加藤風に…

「見ろよこの夫婦!アッツアツやぞ!アッツアツやぞ!ほっのぼのするやろ!」
GJ!

151 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/27(木) 11:49:22 ID:???
ベリーベリーグッゥゥッド!!!
続き楽しみにしている。

152 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/27(木) 12:49:38 ID:???
あら、久しぶりの長めのヤツ?
ワクテカさしてもらいましょう

153 :二回目のプロポーズ:2008/03/27(木) 23:06:09 ID:???
老夫婦はチャペルの前に立っている。
二人は顔を見合わせた。
これから起こることに胸を高くしていることをお互い確かめ合う。
そして、二人で扉を開く。



―墓参りのあと、町を観光して、二人はその町の宿に泊まった。そして、最終日の朝、
「シンジ、起きなさい!行くわよ」
アスカがシンジを叩き起こした。アスカは白いワンピースを着ている。
「どこに~~?」
「いいから」
「昨日、色々この町行きつくしたって言ったじゃないか」
「まだ一つだけあるのよ」


154 :二回目のプロポーズ:2008/03/27(木) 23:07:07 ID:???
アスカに連れられて、シンジが来たのは、小さなチャペルだった。どうやらこれが、アスカの目的らしい。丘の上にちょこんと座っているようだ。中では、ステンドグラスから射し込む光が、このチャペルを神聖なものにしている。
「あのね……、アタシのおじいちゃまがドイツに留学してたときの下宿先の娘がおばあちゃまで、二人は恋に落ちたの。
でも、それは許されない恋だった。惣流家は、良い家柄で、おじいちゃまは所謂ボンボンで、…親が決めた許嫁がいたの。でもそこに愛はなかった。
おばあちゃまの両親もそれをよく思わなかった。認められないなら別れろって。
でもね、二人は反対されながらも、愛を育み続けた。おじいちゃまは勘当されて、大学をやめてドイツに残った。
そして、おばあちゃまを連れてこの町に来たのよ。二人で幸せになるために」
アスカはステンドグラスに向かって話を続けた。


155 :二回目のプロポーズ:2008/03/27(木) 23:09:13 ID:???
「このチャペルで二人は結婚式を挙げたの。二人だけで。
ヒカリが言ってたわ。『結婚式や披露宴をきちんとしたほうが離婚率が下がるし、幸せになる』って。
でもそれは嘘よ。二人はね、どの写真も幸せそうなの。『世界で一番幸せです』って顔して笑ってるの。しなくても幸せになれるわ。
ねぇ、シンジ。アタシも、ここで二人だけの結婚式がしたい。みんなの前で誓わなくても、二人の間で誓えれば、それだけでいいの。だから…ここでしよう?」
アスカはシンジの顔を見た。
アスカは頬を真っ赤にしている。目を潤ませている。シンジも自分の顔がアスカ以上に赤く火照っているのがわかっていた。


156 :二回目のプロポーズ:2008/03/27(木) 23:10:24 ID:???
「ここで?」
「うん」
「じゃあ、もう結婚式挙げないの?披露宴しないの?」
「しない。日本に帰ったら婚姻届出して、みんなでパーティーしましょ。ホームパーティー。その方が楽しいわ」
「ブーケトスしたかったんじゃないの?
ウェディングドレス着ないの?」
「そのパーティーのときにするから。
結婚式はここがいいの。ここ以外でなんて考えられない。おじいちゃまとおばあちゃまみたいに……」
アスカには父親がいない。だから二人はアスカの憧れの対象だったのだろう。「でもさ、ゆ」
「アンタ、結婚指輪持って来てるじゃない。ポケットに入れてるの、バレバレよ?」
「えぇっ、あ、……うん…」
シンジは頭を右手で頭を掻き、左手でジャケットのポケットに触れる。


157 :二回目のプロポーズ:2008/03/27(木) 23:13:21 ID:???
「……日本に帰ったら、パーティーはちゃんとするって約束だよ?みんなにもウェディングドレス姿見せるんだよ?絶対だよ?」
「わかってるわよ」
「お世話になった人たちへの感謝の気持ちを込めてやるものなんだから。アスカのウェディングドレス姿を見たい人だってたくさんいるし。
そのっ、ぼっ、僕だって……見たいし」
「ば、バカぁ…」
お互い顔を真っ赤にした。
照れくさい。けれど、アスカは嬉しかった。「ようやくアンタも気のきいたこと言えるようになったのね」
「え…、あ……まぁね」
シンジは耳まで赤かった。
時は静かに流れる。ゆっくり、ゆっくり…。

158 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/27(木) 23:19:29 ID:???
支援、になるかな?
「おじいちゃま」「おばあちゃま」に萌え

159 :二回目のプロポーズ:2008/03/27(木) 23:20:10 ID:???
これが3部目ですね。あとは4部目のみです。意外と早くできました。
でも改行ミスが……orz

アスカの祖父が日本人で祖母がドイツ人というのは勝手な妄想です。
私の中ではとてもシンジに似たおじいちゃまです。

相変わらず、心理描写や情景描写が上手くかけないですorz


160 :二回目のプロポーズ:2008/03/27(木) 23:23:46 ID:???
>>158
アスカが「おじいちゃん」「おばあちゃん」と言うのにはしっくりこなかったため、「~ちゃま」にしました。


161 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/28(金) 01:16:30 ID:???
「グランパ」とか?ドイツでいうんかね

なんにせよGJ次も待ってる

162 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/28(金) 01:19:12 ID:???
はげしくGJ!!!
良かったイイヨイイよー。次はいよいよ最終章というわけだね。
楽しみにワクテカしてるよ!!

163 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/28(金) 05:14:51 ID:???
わっふるわっふる

164 :二回目のプロポーズ:2008/03/28(金) 16:23:12 ID:???
老夫婦は、ステンドグラスの前に、向き合って立っている。あの日の約束を果たすため。二人だけの時間が静かに流れる。



―「じゃあ、結婚式を始めましょう」
アスカの声が沈黙を破った。
「汝、碇シンジは、惣流アスカラングレーを妻とし、これから35年間、妻を」
「なんで35年間なのさ?一生とかじゃないの?」
「35年後は60歳よ。もう定年退職してて、子どもも大人になってるわ。それでね、シンジが旅行に誘って、35年後のこの日にまたここに来て、二回目のプロポーズをして?それ以後の約束をして欲しいの」
「アスカ……」
ステンドグラスの前で、アスカは虹色の光に包まれ、いつもに増して美しかった。


165 :二回目のプロポーズ:2008/03/28(金) 16:25:40 ID:???
「それでね、それまでは、子どもがいるからお互いママとかパパって呼びあってるでしょう?でも、その日からまたシンジとアスカに、恋人に戻るの。それでね、今、婚約指輪を交換して35年後にお互いの指に帰るの。
ね、ロマンチックでしょう?」
そして、アスカは婚約指輪を外してシンジのジャケットの右ポケットに入れた。
出会ったころは無かったが、年が経つにつれできたこの身長差からアスカは見上げるので、自然と上目遣いになっている。
『ねぇ、早く頂戴』と言わんばかりに、アスカはシンジを見つめた。シンジはアスカをこの上なく可愛いと思った。
そして、シンジも指輪をアスカに渡した。


166 :二回目のプロポーズ:2008/03/28(金) 16:26:22 ID:???
「さ、これで左薬指も空いたことだし、ね?シンジ?」
したり顔のアスカ。一方のシンジは少し戸惑っていた。
「本当にこれでいいの?結婚してくれるの?」
「アンタバカァ?何年前にプロポーズしたのよ?ここまで、待たせたくせに…。待ってあげてたんだからっ!!」
「……僕なんかでいいの?僕は加持さんみたいに」
「もうっ、…プロポーズしてくれたときに言ったじゃない!シンジがアタシの隣にいることで幸せになるなら、それだけでアタシは幸せ」
「僕も……」
アスカは微笑んだ。


167 :二回目のプロポーズ:2008/03/28(金) 16:28:27 ID:???
「なっ、何泣いてんのよ!!アンタ男でしょ!!ここから良いところになって行くのよ!まだ早いわよ!」
「……ごめん。
こんな情けない僕が、こんなに素敵なアスカになんで出会えたんだろって、ずっと前から疑問に思ってた。
でも、ようやく答えが見つかったんだ」
「…聞かせて?」
「僕たちが出会ったのは、運命でも奇跡でも、偶然でもない。そんな二文字の言葉で片付けられるほど、簡単なものじゃない。理由なんてないんだ」
「理屈っぽいわね。でも……」
アスカはその先を言わず、シンジにキスをした。もちろん、唇に。
「ご褒美よ。
それにしても、どうして結婚指輪持ってきてるの?」
「アスカのことだから。何年一緒にいると思ってるの?
それに、今日もわざと白いワンピースなんでしょ」


168 :二回目のプロポーズ:2008/03/28(金) 16:29:46 ID:???
「…………」
アスカは黙ってしまった。少し拗ねている。まるで自分がシンジに乗せられているように思ったからだ。
そんなアスカを見てシンジは思わず笑ってしまった。
「笑わないでよ!!」
「ごめん、ごめん。でも僕が結婚指輪を持ってくるのも計画通りなんだろ?」
「そ、そーに決まってるじゃない!アタシは天才なんだから!」
「ハイハイ」
「今バカにしたわねっ!!もう、この」
ゴーン、ゴーン。
チャペルのベルが鳴る。
ようやく結婚式が再開しそうだ。

169 :二回目のプロポーズ:2008/03/28(金) 16:33:16 ID:???
終わりです。結婚式と二回目のプロポーズのシーンはカットしました。
ぶっちゃけますと、「二人だけの結婚式」「婚約指輪の交換」「同じ場所でまたプロポーズ」は私の夢ですねwww

本当に、拙い文ですいません。
誤字脱字に、改行ミスに、心理描写と情景描写の欠如……orz
GJと言って頂けるのを本当に嬉しく思います。

170 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/28(金) 16:38:45 ID:???
乙!!GJでしたよ。毎日ここ覗いてたかいがありましたよ。いやぁ楽しかった( ^ω^)

でも自分的にはカットしたシーンも見てみたかったかな。そのシーンまで続くと思ってたので終わり方がピンとこなかった…

でも他の演出はとてもよかったよ、お疲れです!!

171 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/28(金) 17:45:21 ID:???
面白かったが、終わり方が淡白過ぎたシーン省くのは、想像ってか妄想かき立てられて良かったけど、
もうちょいスムーズに終わった方が良い気がする。
絶望先生風に言えば終わり方がハードランディングだった。

しかし、それ以外は個人的には最高だったGJ

172 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/28(金) 20:09:14 ID:???
ラストのシーンを省いちゃったのが尻切れトンボだたたけどGJ

173 :二回目のプロポーズ:2008/03/28(金) 21:45:59 ID:???
最後を書かなかったのは、巧く書けなかったのが第一の理由ですが、第二に、アスカ流に言えば『それはアタシたちだけのヒミツ』にしたかったのもあって、書きませんでした。

今考えてるのは、アスカの独白(?)の形でのその後なんですが、一応結婚式等も軽く触りますが、カットしたシーンはちゃんと書いた方がいいですか?

174 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/28(金) 22:44:55 ID:???
書いて差し支えないんだったら書いてもぜんぜん構いませんよ!書き込んだら私たちもちゃんと読みますしGJしますよ( ^ω^)
だってあなたの書くものがGJでないなんてことはないんですもの!

175 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/29(土) 00:03:56 ID:???
>>173
カットした部分以前に俺が思ったのは老夫婦の回想的に書いてて、
最後が若い頃のシンジの一言で終わるのはどうかって事なんだ。

カットは全然雰囲気あって良かったけど、
最後は、老夫婦の一言で終わらせた方がすっきりしたと思う。

取り敢えずGJ

176 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/03/29(土) 01:05:27 ID:???
オレもやっぱ最後は時系列的に老夫婦で終わらせた方がよかったと思う。でもよかったよ。カットした部分も書けるならお願いします

177 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/01(火) 17:49:20 ID:???
朝8時00分
「シンジ大っ嫌い!」
朝8時01分
「パパ大っ嫌い!」
「う、うん…。ありがと」

夜7時00分
「この御飯クソ不味いわよシンジ!」
夜7時01分
「この御飯クソ不味いわんパパ!」
「う、うん。ありがと」

深夜11時59分
「今日は一緒に寝ないわよシンジ!」
深夜0時00分
「今日は一緒に寝ないわよパパ!」
そう言って自室に入っていくミライ。

「「ありがとミライ…」」

178 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/01(火) 18:04:52 ID:???
なんという気配り屋さん

179 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/02(水) 01:33:30 ID:???
>>169
近年稀に見る良作でしたよ!乙です!
稚拙な文なんて仰っていましたが、すごくレベル高いと思います!

始めは何か事件が起きて年老いた後に再会して挙式するのかな?等想像していましたが
アスカ、ロマンチストでしたw 発想力に脱帽ですw

最後は老婦人で終わらせた方がいい、という意見が多いですけど
タイタニックとかよくある話なんかに被ってきちゃうんでw新鮮で逆に効果的だったと思いますよ!

自分は小説に興味があり国語の、中でも現代文の教師を志しているのですが
すごく良い文章に巡り合えました。しかも2chでw

将来現国教えながらこんなロマンチックな方と一緒になれたら嬉しいですよねw


180 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/02(水) 19:00:19 ID:???
くれぐれも変な授業はするなよww

181 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/02(水) 23:55:20 ID:???
>>179
GJなのは同意だが、タイタニックを見た事も
無いのに見たかの様な言い方やめれw

あれは、最後は老人の語りだが、過去を回想しながら
少しずつ真実明らかにしていく演出なのでまったく別物。

182 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/03(木) 00:47:48 ID:???
何熱くなってんだよw
大雑把に言えば一緒じゃねぇかw
タイタニック好きなのは分かったからスレの空気を悪くしないでくれ。


183 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/03(木) 01:05:54 ID:???
スマソ。

まあ大雑把に言えば甘えん坊も二人の補完も一緒だしな。

184 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/03(木) 01:09:22 ID:???
取り敢えず、しったかもKYも邪魔だから消えろ。

以下流れを変える職人光臨期待

185 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/06(日) 02:48:27 ID:???
投下待ち
まとめ更新待ち


186 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/06(日) 22:16:36 ID:???
チーン!チーン!チーン!
「はぁい、特製ハンバーグとチャーハンと唐揚げよぉ♪」
「はぁ…」
電子レンジの音と共に熱々の皿を持ってくるアスカ。
「また冷凍なの…?手作りがいいよ」
「いいじゃん美味しいし、アタシは料理嫌いなのよ」
そう言ってアスカはニコニコしながら唐揚げを頬張っている。
しかし今日のシンジはいつもと違った…
「僕だって一生懸命仕事してるんだしアスカだって家の仕事してよ!!」
箸をバン!と置いて、シンジは対面に座るアスカを睨む。
「毎日毎日、チンチンチンチン電子レンジの音ばっかり聞かされて、もう嫌なんだよ!!」
「・・・むぅ。まあそう言われたら流石にね…」
「えっ?じゃあ頑張って作ってくれるの?」
「アンタがそんなに怒るなんてよっぽどでしょ?まあアタシは天才だし、それくらい楽勝よ♪」
「本当に!?ありがとう!アスカ!」
「あんっ…ちょっと…急に抱きつかないで…よ。・・・あ…だめ…もっと…」



そして一週間後
「はぁい♪特製ハンバーグとチャーハンと唐揚げよ」
「あ!今日は電子レンジの音しなかったね!」
「ふふん、頑張って勉強して作ったのよぉ~?」
「すごいや!こんな短時間で、こんな美味しそうな料理作れちゃうなんて!」
「当然よ!だってアタシは天才・・・あんっ…ちょっと…急に抱きつかないで…よ。・・・あ…だめ…もっと…」

そんなダイニングの隣のキッチンには、天才アスカが一週間で頑張って作った『無音式電子レンジ』が設置されていましたとさ

187 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/06(日) 22:55:33 ID:???
おつ!

188 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/07(月) 21:10:44 ID:???
「あら、聖火消えたのね。誰かがやるとは思ってたわw
 まっアタシ達の性火は何人たりとも消せないわね~。ねっシンジ?」
「え?えと、う、うんそうかな。アハハ…」


(学生結婚したくせになんでまだウチにいんのよ!
 いいわ。ペンペン!消火器よ!!消火器を持ってきなさい!!!)






189 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/07(月) 21:16:42 ID:???
そして毎晩開催されるオリンピック


「シンジ!出す事に意義があるのよ!!!」

190 :249:2008/04/07(月) 22:17:02 ID:???
「一つ一つの愛の火は小さいけれど二つ合わされば愛の炎となり全てを焼き尽くすのよ!!」
「というわけで僕は毎晩焼けっぱなしです・・・」

二人の愛の炎は消える気配は全く無いようです。

「ちなみにアタシはお腹が焼け太りしました!」
「人、それを妊娠という。お粗末。」

191 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/09(水) 23:51:24 ID:???
シンジの部屋
「ねぇパパ?どうして子供は生まれるの?」
「ん?コウノトリさんが運んでくるんだよ」
「へぇ~」



10分後 リビング
「ねぇママ?どうして子供は生まれるの?」
「は、はぁっ!?いきなり何言ってんのよこの子!!
そんな…そんなこと言えるワケ無いでしょバカ!!」
「でもパパは教えてくれたよ?」
「な…なんですってぇぇぇぇぇ!!!」

シンジの部屋に突撃して行くアスカを、ニタニタ笑いながら見つめる悪ミライちゃんでした。

192 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/10(木) 01:20:58 ID:???
こええww

193 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/10(木) 02:14:00 ID:???
http://jun.2chan.net/b/src/1207740479125.jpg
http://jun.2chan.net/b/src/1207760632817.jpg

194 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/10(木) 03:04:50 ID:???
おことわりします

195 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/12(土) 00:28:07 ID:???
休日に芝刈りするシンジ君
そのシンジ君にレモネード持ってくアスカさん
リビングでリツコとネコと無邪気る二代目アスカさん
そんな時に部活から帰ってくる二代目シンジ君
その背後にビールケースを抱えたミサト

そんな碇家が好きだ


196 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/12(土) 02:31:57 ID:???
ゲンドウ・冬月は2階で将棋して、レイは縁側で読書。
カヲルは屋根の上で鼻歌うたってて欲しいよ。

197 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/12(土) 18:56:36 ID:???
>>195
>>196

なんて理想的な世界なんだ

198 :二回目のプロポーズ改めnono:2008/04/13(日) 19:57:30 ID:???
久しぶりに投下します。
とりあえず、結婚式のシーンを。
書いてみたものの、中身がないorz

続きができたらまた投下します。

いつになるやら…

199 :二人だけの結婚式 /nono :2008/04/13(日) 19:58:47 ID:RCrQ3XzD
「汝、碇シンジは惣流・アスカ・ラングレーを妻とし、これから35年間、いかなるときも妻を愛し、守り続けることを誓いますか?」
「誓います」
「汝、惣流・アスカ・ラングレーは碇シンジを夫とし、これから35年間、いかなるときも夫を愛し、献身的に支えることを誓いますか?」
「誓います」
沈黙。何一つ物音がしない。ただお互いを見つめ合うだけ。
「指輪…」
シンジが口を開き、震える手で指輪を取り出す。箱の中には二つの指輪が入っていた。
「手出して…」
アスカは左手を差し出した。指輪はシンジの手で薬指にはめられた。
アスカの頬は紅潮している。目が潤んでいる。これ以上にないくらい幸せなのだ。
シンジも左手を差し出し、アスカがはめる。箱は再びポケットへと戻された。
そして、お互いの手を握り合う。シンジはアスカの指輪を撫でた。
アスカは顔を上げた。シンジの顔を確かめるために。シンジは、ただ優しく微笑んでいた。ただ、アスカを見つめていた。
余計な言葉などいらない。二人が共に生きていけるなら、それだけで贅沢なのだ。
お互いを確かめ合い、二人のシルエットは溶け合った。


200 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2008/04/13(日) 20:51:49 ID:???
>>199
まあ頑張れ。
何事も練習すれば上手くなるさ。

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最終更新:2008年08月17日 01:56
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