新婚旅行の行き先は2


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「・・・っと言う訳なのよ、シンジ」
「あははは・・・」
「ったく! こんな狭苦しい日本じゃあ、いっぱい思い出が作れないじゃない!」
「あははは・・・」
「へらへら笑ってないでアンタもしっかり考えなさい!」
話しかけに対して気なのい笑いでしか応えないシンジにアスカが軽くキレる。

一方のシンジは『世界一周新婚旅行』の企画が持ち上がっていた段階から生来の
ネガティブ思考を働かせて『まぁ、無理だろうな・・・』と諦めていた。
それをアスカに言ったところで止められる訳でもなく、止めたところで轟々とアスカに
非難を浴びせられるのが目に見えていたので、その行く末をミサトに委ねたのだが・・・

一応、シンジ本人の為に付け加えておくが新婚旅行に行きたくないわけでは決してない。

今は、『日本国内限定』の新婚旅行確定の知らせを受けて戸惑い、アスカからの話しかけに
笑って応えていたのだ。

「アスカの行きたいところなら何処でも良いよ」
「うるさい! 人にばっかり頼って! たまには男らしくビシッ!と決めなさいよ!」
「ええぇ!?」
シンジにとっては『アスカとだったらどこだって楽しい旅行になるよ』と答えたつもり
だったが、アスカには『面倒臭い・・・ ドコでも良いよ・・・』と聞こえた。
まぁ、確かにシンジらしい主体性のない答え方ではあったが・・・


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
しばらく思い悩んだ末、シンジは此処までのデジャヴにも似た経緯を辿り、一つの答えを
導き出した。
「じゃあさ・・・ 二人で思い出を取り戻しに行くってのは、どう?」
「思い出を・・・ 取り戻す?」
謎掛けのような問いかけにアスカは思考を巡らす。

「そう、僕とアスカが行けなかった、 あの頃に作れなかった思い出を取り戻す為に・・・」
シンジが物憂げな眼差しでアスカを見つめる。
「・・・・・・・・・!!」
「アスカも分かったみたいだね  僕が言った意味が」
「ふん! アタシを誰だと思ってんの! ・・・まっ、アンタにしては上出来だわ!」
優柔不断なシンジが満点、いやそれ以上の答えを提示した事にアスカはかなり嬉しかったが
素直に喜ぶのは少々癪に障るのでシンジに対して少しばかり強がって応えて見せた。
「じゃあ・・・ 言ってみせてよ」
「一緒に言うわよ」
「「せ~の」」
二人の想いと共に答えがユニゾンして出てくる。

「「沖縄!!」」

そして二人の新婚旅行が始まる。
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