真夜中は純潔

この世で一番輝いている人は努力しているって教えてくれたね

ねえ?見ている?ほら星が光っているのを
明日は心も空も素敵な青

本当の自分に正直で飾らないあたしで良いのだって教えてくれたね。

ねえ、見ている?この星が光っているのを
貴方の心のような空を見ている








とりあえず食い物で争う事の愚かしさを学んだ碇夫妻は仲直りとして夜の散歩に出かけた。


「綺麗な月ね」
「ほんとだね」
「アンタバカ?どこを見てるよ。見るなら空でしょ。池の水に映ったものなんて」
「水辺や暗い所では僕はできるだけ足元に目をやるんだよ。危ないからね」
「アンタってつくづくバ・・・・でもそっか。それで私よく転ぶのね。いつも空ば
かり見てるから、昨日もね。転んでヤブに突っ込んだわ」
「また夜中に一人で抜け出してコンビニに行ったんだね」
「違うのラーメン食べに行ったの」
「もっと悪いよ!」
「まぁまぁほら」
アスカはそっとシンジの手を取った。
「じゃあシンジは下を見ててね。私が空を見てるから。流れ星が出たら、教えてあげる」
「・・・・・・」

妻の肥満や不摂生の問題について悩んでいる夫としてはなんの根本的な解決になっていないよ
うな気がするのだがいつも笑顔で、幸せでいる事が一番大事なのかもしれないとシンジは思っ
て許してしまうのだった。



終わり

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最終更新:2007年07月29日 18:46
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