産婦人科

産婦人科
エコーで8ヶ月目に入った胎児の様子をみているシンジとアスカ。
婦人科の医師が「順調に育ってますね。双子みちゃん」
といいながら、エコーを動かしている。
よろこぶ二人。
「女の子の双児だからうらやましいね。」とふだん無愛想な医師が笑顔でコメント。

喫茶店で昼食中のこと
「女の子ならひとりは怜がいいね」とシンジが言ったものだからアスカはベソをかいて大変なことに。
「あたしがあの子が嫌なの知っていて嫌がらせするの?無神経にも程があるわよ。」
「違うって。綺麗な響きと文字が素敵だろ」とシンジ。
「あんたバかぁ、女はね男の初恋の女の名前、子どもにつけたかないのよ。」
「じゃあ、彩は?」
「却下。あんたまだあの子に未練があるのね。シンジみたいな男ってサイテー。胎教にわるい。あぁ、おなかがいたくなりそう」
最低と言われ、胎教にわるいと言われ落ち込むシンジ。
ただ何気無く言っただけなのにと思うシンジであった。



碇家に一本のでんわ
茶店での内容に
「シンジがそれは悪いわよ。おさな馴染みのレイちゃんだってもう、家族がいるのよ」と夕飯をつくりながらたしなめるユイ。
「アスカちゃんの子は俺の孫なんだよなぁ。初恋の人はおじいちゃんと呼ばせたいね」と新聞を読みながらつぶやくゲンドウ。
「ゲンちゃんは、気が早いのねぇ。」
と呆れて溜め息のユイ。
ゲンドウが電話にかわる。
「シンジか、父さんだ。アスカちゃん泣かせたら承知しないからな。俺にとっては息子より娘なんだからな。」「.....」
沈黙のシンジ。
「ゲンちゃん、お守りのこともシンジにつたえておいてね」
とユイ。
ユイは願かけをしていたのだった。
どうか、かわいい子が産まれますように。
ゲンちゃんに似た子が産まれませんようにと近くの子育て地蔵に願をかけてるのだった。本人たちが苦労するのが可哀想だからね。
しかし、ゲンドウはしらない。
知らぬが仏とはこのことかもね。

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最終更新:2007年05月21日 17:48
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