アスカ「最近さぁ…二人で外食してなくない?」シンジ「そうだね。久しくいってないね」アスカ「たまにはさぁ~、ワインとおいし~いパスタのフレンチ料理食べましょうよ!」シンジ「いいね~!僕いい店知ってるよ!」アスカ「ホントに!?じゃいきましょ!たまには役に立つじゃないの!…………ってなんでサイゼリアなのよ!!ファミレスじゃんバカ!」シンジ「えっ?安いし美味しいよ?ワインもあるよ」アスカ「あんたには女心が…もーいいわよバカ!」シンジ「…???あっペペロチーノ一つ!」
~第三新東京市某タワー~鮮やかな夜景… 流れるクラシック音楽…手には血のような真紅のワイン…夜景を眺めながらワインを飲む赤髪の女性…「…この夜景に抱かれながら飲むワインは美味しいわ」女性に近づく紳士が一人…「…今日からこの夜景は君の物さ…」「シンジ…」そして紳士は女性の頬を触れながら耳元で囁く。「そして今日、君は僕だけのものさ…。」その熱い愛の言葉に思わず照れる「なによそんな臭いセリフ…アンタらしくないわ。」プイッと顔を横に流し夜景を見つめる赤髪の女性。その顔もまた赤い…。「こんな僕は…嫌いかい?」女性は戸惑いながら答える。「…きっ嫌いじゃないわ。」紳士は微笑み、女性に顔を近づけ、ゆっくりと唇に近づいていく。女性は目をつぶった。
アスカ(胸がドキドキする…。今日はなんでコイツこんなに大人なのよ!いつもあんな大人しい癖して…。シンジがクサいセリフ言うだけですごいドキドキする……。あんなクサいセリフに…。なぜ?…ギャップ!?そうだわ!ギャップにクラッっとしてるのね!あーもう!ノーマルに戻ったらおしおきよ!もう!……キスはまだかしら…ちょっと目を開けてみよっかな…。えーい行ったれ!!)
目をあけると、そこは見慣れた自宅への帰り道。アスカはシンジにおんぶされ、帰宅する途中だった。「あれ!?どーして!?」あれが…夢?受け入れられないアスカは周りを眺める。まるで別世界だった。「あっアスカ起きたの??」シンジがアスカに話しかけるがそのシンジは普通のシンジ。やはり紳士ではなかった。状況がまるで掴めてない様子のアスカにシンジが聞く。「いきなりアスカ怒りはじめてさ、大量にビール飲んでたじゃん?」「あっ…!!」期待してた場所がファミレスというオチでキレたアスカはやけ酒と称しに酔いつぶれてたのだった。「ごめんアスカ。サイゼリアなんか選んで…。今度はちゃんとした店調べるよ」苦笑いを浮かべながら答えるシンジにアスカが答える。「別にもういいわ。ちゃんと連れて行ってもらえたから。」「へっ?」とシンジが答えた。「あたしの夢の中でね。あんた面白かったわよ」アスカはニヤリと笑い シンジの背中でまた目をつぶった。夢では感じられないシンジの体温を感じる。「ねぇねぇ夢の中の僕どんな感じだったの?」「ん~…内緒よクスクス」「そんなあ」2人が歩いてる姿もタワーの夜景と同様いつまでも輝いていた。
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