冬月コウゾウ補完計画6

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冬月コウゾウ補完計画6」(2007/03/25 (日) 13:36:18) の最新版変更点

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「………終わっちゃったね」 「…そうだね」 シンジとミズキは、火葬場の煙突から立ちのぼる煙を見つめて、話している。 「…ねぇ、お父さん。」 「なんだい?」 「冬月さんがね、…お父さんとお母さんを大切にって…」 「冬月先生らしいね、…アハハ…」 「…あとで、お蕎麦食べに行こうね」 「…そうだね。」 碇ゲンドウ 彼は火葬場には向かわず、冬月コウゾウの自室を整理していた。 「冬月……」 彼が残したモノを片付けているうちに、懐かしい写真が見つかる。 まだ白髪も少なく若々しい。 その写真と共に、手紙が見つかった。 手紙にはひとりひとりに宛てた文章が連ねられていた。碇ゲンドウに宛てられた文章には… 【碇、あとは頼んだぞ。 ミズキ君の成長、私のかわりに見届けてくれ】 「…まったく…冬月先生…あなたは私が思った通りの人だった…」 そして、手紙の最後には。 ありがとう。 ありがとう。 私は、言い切れないほどの幸せを。 表しきれないほどの笑顔を。 みんなから貰った。 ありがとう。 …………三月七日        冬月コウゾウ ここに。 冬月コウゾウの 補完が成された。 補完

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