冬月コウゾウ補完計画2

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冬月コウゾウ補完計画2」(2007/03/26 (月) 01:19:10) の最新版変更点

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[おじいちゃんゲンドウ、再来] ゲンドウ、プリントのむこうに 冬月『…碇、第壱小学校からの通達だが……明日、授業参観が行われるとのことだ。』 ゲンドウ『……授業内容は何だ…』 冬月『…算数だそうだ』 ゲンドウ『……冬月、明日の予定はキャンセルしろ』 冬月『構わんのか?』 ゲンドウ『…問題ない、シンジに任せる』 冬月『…あくまでもシンジ君はミズキ君の親だろう。…まあ…各部署に指示はしておこう』 同日、碇シンジ宅 シンジ『明日のミズキの授業内容だけどさ…アスカだけで行ってくれないかな?』 アスカ『なんでよ?明日はオフじゃないの!』 シンジ『…父さんと冬月副司令、明日用事があっていないからって、明日1日仕事してくれって言われちゃった』 アスカ『なんで断んないのよ!勝手過ぎっ!いくじなしっ!』 シンジ『…父さんと副司令のセットに頼まれたら断れないよ……あの威圧感は…』 翌日 碇ゲンドウ 冬月コウゾウ の 戦いが始まる [祖父の戦い] 校長『………あの…』 ゲンドウ『…頼んだぞ』 校長『……(あれが碇ゲンドウ…ネルフの司令で碇ミズキの祖父か……) 了承…しました…』 第壱小学校、教室 先生『はーい、今日は授業参観です。お父さんやお母さんが来てるからって緊張しないようにね』 冬月『…碇、仕組んだのか?』 ゲンドウ『順調だ、ミズキを優先させるように話してある。 2%も遅れていない』 冬月『…歪んだアイだな』 ミズキ『…お父さんもお母さんも来てないなー…』 ゲンドウ『(ああ…)…ビデオカメラを用意するべきだったな』 冬月『碇、それは変人だ…我々は只でさえ周りの父兄とは違うのだぞ』 ゲンドウ『……、フン』 バァンッ! アスカ『ハァッハァッ…間に合ったわ…』 ミズキ『…ママ!(……嬉しいけど…少し無様だよ…)』 アスカ『ハァ…ハァ……アーーッ!ひっ…髭…い、いや…お義父さんと…副司令…!』 冬月『…ハハハハ……アスカ君、シンジ君にはすまないと思っ…ゲフゥッ!(みっ鳩尾に…クリティカル…ヒットだと…!…私も老いた…か…)』 先生『…あのー…始めても…?』 アスカ『アァッ、すいません先生…』 ゲンドウ『はじめてくれ。…冬月……』 冬月『私には構うな…ハハハハ…』 [瞬間、挙手、重ねて] 先生『それじゃ、この問題解けるひとー』 ミズキ『…あっそうか!ハーイ!』 ゲンドウ『きたぞ冬月…!…これがワクワクというものか…!』 冬月『…碇、ワクワクするのはいいが…ここが何処なのかを考えろ…ぶざまだぞ』 先生『じゃあミズキさん、答えてくれますか?』 ミズキ『√3でーす』 先生『そうですねーもっと簡単にいえますか?』 ミズキ『9でーすっ!』 先生『皆、9であってるかな?』 児童『あってまーす』 先生『じゃあミズキさん、ありがとう。着席してください』 アスカ『さっすが私の娘ね!小学生なのに√で答えられるなんて!』 冬月『どんな教育を施してるのか分からんが…秀才だな』 アスカ『このアス…いいえ、アタシとうちのシンジが造ったパソコンソフトですよ、遊ぶのにもちょうどいいみたいで』 冬月『すごいな…流石はユイ君と碇の息子、そして君の婚約者と言うわけか』 ゲンドウ『ミズキ…よくやったな…!』 先生『それじゃ授業を終わります、保護者の方は放課後に懇談会がありますのでよろしくお願いします』 冬月『アスカ君、私達はミズキ君と遊んでいよう。君は懇談会に出たまえ』 アスカ『…まぁシンジにやらせるつもりでしたし…お願い出来ます?』 ゲンドウ『構わん。校庭で遊んでいよう。』 アスカ『じゃあ…お願いしますネッ!』 チャイムダイバー キーンコーンカーンコーン 冬月『そろそろだな』 ミズキ『もうお話会終わる?』 冬月『ああ、もうすぐだよ』 ゲンドウ『そうだ…ミズキ、今日は良くやったな。 …お母さんが戻ってきたら食事に行こう』 ミズキ『やったぁ!いいの?なら…第弐通りのお蕎麦屋さんいこっ?』 冬月『あぁ、この前教えてくれたお店かね?』 ミズキ『そうだよっ、この前お父さんと行ったの!』 ゲンドウ『ああ…あの店か…行こうな』 アスカ『…やぁっと終わったわ…あのババァ……!』 冬月『ほら、お母さんが帰ってきたぞ』 ミズキ『おかえりっお母さん!』 アスカ『ただいまミズキ、いい子してた?』 ミズキ『してたよー、あのね?おじいちゃんがお蕎麦屋さん連れてってくれるって!』 アスカ『良いんですか?』 冬月『この前、私に話してくれていてね。せっかくだからと思ってね』 ゲンドウ『…費用は私が持つ、…行くぞ』 冬月『…願わくば、もう少しこの平和が続きますように…』 ミズキ『副司令さーん!なにしてんのっ!行こうよっ!』 冬月『ああ、行こうか』 今日もまた、ひとつの補完が行われた。 それは、何でもない日常を 意味のない毎日を 大切なものにしてくれた。 願わくばもう少しこの平和が続きますように。 補完
[おじいちゃんゲンドウ、再来] ゲンドウ、プリントのむこうに 冬月『…碇、第壱小学校からの通達だが……明日、授業参観が行われるとのことだ。』 ゲンドウ『……授業内容は何だ…』 冬月『…算数だそうだ』 ゲンドウ『……冬月、明日の予定はキャンセルしろ』 冬月『構わんのか?』 ゲンドウ『…問題ない、シンジに任せる』 冬月『…あくまでもシンジ君はミズキ君の親だろう。…まあ…各部署に指示はしておこう』 同日、碇シンジ宅 シンジ『明日のミズキの授業内容だけどさ…アスカだけで行ってくれないかな?』 アスカ『なんでよ?明日はオフじゃないの!』 シンジ『…父さんと冬月副司令、明日用事があっていないからって、明日1日仕事してくれって言われちゃった』 アスカ『なんで断んないのよ!勝手過ぎっ!いくじなしっ!』 シンジ『…父さんと副司令のセットに頼まれたら断れないよ……あの威圧感は…』 翌日 碇ゲンドウ 冬月コウゾウ の 戦いが始まる [祖父の戦い] 校長『………あの…』 ゲンドウ『…頼んだぞ』 校長『……(あれが碇ゲンドウ…ネルフの司令で碇ミズキの祖父か……) 了承…しました…』 第壱小学校、教室 先生『はーい、今日は授業参観です。お父さんやお母さんが来てるからって緊張しないようにね』 冬月『…碇、仕組んだのか?』 ゲンドウ『順調だ、ミズキを優先させるように話してある。 2%も遅れていない』 冬月『…歪んだアイだな』 ミズキ『…お父さんもお母さんも来てないなー…』 ゲンドウ『(ああ…)…ビデオカメラを用意するべきだったな』 冬月『碇、それは変人だ…我々は只でさえ周りの父兄とは違うのだぞ』 ゲンドウ『……、フン』 バァンッ! アスカ『ハァッハァッ…間に合ったわ…』 ミズキ『…ママ!(……嬉しいけど…少し無様だよ…)』 アスカ『ハァ…ハァ……アーーッ!ひっ…髭…い、いや…お義父さんと…副司令…!』 冬月『…ハハハハ……アスカ君、シンジ君にはすまないと思っ…ゲフゥッ!(みっ鳩尾に…クリティカル…ヒットだと…!…私も老いた…か…)』 先生『…あのー…始めても…?』 アスカ『アァッ、すいません先生…』 ゲンドウ『はじめてくれ。…冬月……』 冬月『私には構うな…ハハハハ…』 [瞬間、挙手、重ねて] 先生『それじゃ、この問題解けるひとー』 ミズキ『…あっそうか!ハーイ!』 ゲンドウ『きたぞ冬月…!…これがワクワクというものか…!』 冬月『…碇、ワクワクするのはいいが…ここが何処なのかを考えろ…ぶざまだぞ』 先生『じゃあミズキさん、答えてくれますか?』 ミズキ『√81でーす』 先生『そうですねーもっと簡単にいえますか?』 ミズキ『9でーすっ!』 先生『皆、9であってるかな?』 児童『あってまーす』 先生『じゃあミズキさん、ありがとう。着席してください』 アスカ『さっすが私の娘ね!小学生なのに√で答えられるなんて!』 冬月『どんな教育を施してるのか分からんが…秀才だな』 アスカ『このアス…いいえ、アタシとうちのシンジが造ったパソコンソフトですよ、遊ぶのにもちょうどいいみたいで』 冬月『すごいな…流石はユイ君と碇の息子、そして君の婚約者と言うわけか』 ゲンドウ『ミズキ…よくやったな…!』 先生『それじゃ授業を終わります、保護者の方は放課後に懇談会がありますのでよろしくお願いします』 冬月『アスカ君、私達はミズキ君と遊んでいよう。君は懇談会に出たまえ』 アスカ『…まぁシンジにやらせるつもりでしたし…お願い出来ます?』 ゲンドウ『構わん。校庭で遊んでいよう。』 アスカ『じゃあ…お願いしますネッ!』 チャイムダイバー キーンコーンカーンコーン 冬月『そろそろだな』 ミズキ『もうお話会終わる?』 冬月『ああ、もうすぐだよ』 ゲンドウ『そうだ…ミズキ、今日は良くやったな。 …お母さんが戻ってきたら食事に行こう』 ミズキ『やったぁ!いいの?なら…第弐通りのお蕎麦屋さんいこっ?』 冬月『あぁ、この前教えてくれたお店かね?』 ミズキ『そうだよっ、この前お父さんと行ったの!』 ゲンドウ『ああ…あの店か…行こうな』 アスカ『…やぁっと終わったわ…あのババァ……!』 冬月『ほら、お母さんが帰ってきたぞ』 ミズキ『おかえりっお母さん!』 アスカ『ただいまミズキ、いい子してた?』 ミズキ『してたよー、あのね?おじいちゃんがお蕎麦屋さん連れてってくれるって!』 アスカ『良いんですか?』 冬月『この前、私に話してくれていてね。せっかくだからと思ってね』 ゲンドウ『…費用は私が持つ、…行くぞ』 冬月『…願わくば、もう少しこの平和が続きますように…』 ミズキ『副司令さーん!なにしてんのっ!行こうよっ!』 冬月『ああ、行こうか』 今日もまた、ひとつの補完が行われた。 それは、何でもない日常を 意味のない毎日を 大切なものにしてくれた。 願わくばもう少しこの平和が続きますように。 補完

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