686氏 碇家のアスカさん~レイの思い~ 2

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「ピンポーン」 掃除が終わったお昼過ぎアスカはテレビを観ていた アスカ「誰だろ?」 アスカ「は~い今行きます」 玄関へ向かう アスカ「レイじゃない」 玄関先には、中、高、大学と一緒だった綾波レイが立っていた レイ「ごめんなさい。突然」 アスカ「別にいいわよ。でも連絡してくれれば外で会ったのに」 レイはうつ向き加減に レイ「貴方と話しがしたかったから」 アスカ「とにかく上がって立ち話も何だし」 アスカは紅茶を用意しつつレイを招き入れた レイ「ありがとう」 アスカはテレビを消しながらレイ前に座る アスカ「で何?話しって」 レイ「貴方、今幸せ?」 アスカ「何よ突然!」 アスカは恥ずかしいがりながら アスカ「ん~まあ幸せかな」 レイ「そう」 アスカ「なんなのよ?一体、何かあった訳?」 レイは少し間を置いて レイ「昔、碇君は私の事好きだったって知ってる?」二人の間に張り詰めた空気が流れる アスカ「……知ってたわよ…」 アスカ「だから何だって言うのよ!」 アスカ「あんた今更喧嘩売りにきたの…」 アスカの言葉を消すようにレイ「違うの!」 レイ「違うの…よ…」 レイの目からは涙がひと雫こぼれ落ちた。 アスカ「レイ…」 レイは暫く泣いた後 レイ「…ごめんなさい」 レイ「ちゃんと話すわ」 そういうとレイは冷たくなった紅茶を一杯飲んだ レイ「中学の時私、碇君に告白されたの」 レイ「でも断ったわ。他に好きな人がいるって」 アスカ「意外ね。貴方にシンジ以外に好きな人がいたなんて」 アスカは多少意地悪く言った アスカ「あの頃の貴方達とてもお似合いだったわよ」 レイは寂しそうに笑い レイ「そう。貴方にはそう見えてたのね」 アスカ「あの頃の友達は誰だってそう言ってたわ!」 レイは一呼吸置いて レイ「貴方が好きだったのよ」 アスカは口をパクパクさせながら アスカ「は?えっ何?」 レイ「いえ、いまでも愛しているわ」 アスカ「それって友達としてとかじゃ…ないのよね…」 レイはアスカの百面相を慈しむかのように レイ「えぇ、違うわ。貴方を女性として愛してる」 レイ「高校の時なんて貴方を見てていたくて同じ部活に入ったのよ」 あの頃を思いだすように笑うレイ アスカ「そうだったんだ。レイに陸上は合わないと思ってたんだ」 アスカ「てっきりシンジのために入ったのかと」 レイ「総て貴方の為よアスカ」 そういうとアスカに近づいた。 続く アスカ「ちょっ、ちょっと」 アスカは慌てて立ち上がろうとしたがレイに手首を捕まれた レイ「アスカ…」 アスカ「レ、レイ」 アスカ「ちょっと私にその気なんてないんだから」 するとレイは突然笑い出した。 レイ「あははっ何本気にしてるのよ。私がレズな訳ないじゃない」 アスカ「へっ」 レイ「冗談よ冗談。本当アスカってからかいがい、があるわ」 お腹を抱えながら笑うレイ アスカ「レ~イ~」 鬼の形相のアスカ 倒れこんでいるレイに馬乗りになる アスカ「レイが擽りに弱いの知ってるんだから」 脇に手をもっていくと レイはアスカの腰に手を回し引き寄せた アスカ「えっ」 レイ「愛してるわアスカ」レイはアスカに唇を押し当てた レイの本当の気持が唇を通してアスカにも伝わった アスカ「んっ…」 レイは舌でアスカの唇をつつく その舌を受け入れるアスカ。キスをしている時間はレイには永遠の刻に思えた。 アスカ「満足した?」 そう言って少し顔を離すアスカ レイ「えぇ…」 涙を湛えた瞳で真っ直ぐアスカを見る レイ「ありがとう…アスカ…」 アスカ「最初で最後よ」 レイ「最初で最後ね」 二人は微笑んだ 窓から溢れる光は黄昏の色に輝いていた 続く

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