今日のシンジ(アスカ目線)8

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<p>856 :今日のシンジ(アスカ目線):2007/12/18(火) 07:58:41 ID:???<br /> 朝。<br /> 今朝は何故か寝起きが悪いらしく、<br /> 貞子状態で寝室からずりずり這い出てくる。<br /> あきれて見守るアタシの視界には、そんなシンジの後ろに、<br /> ものすごいワクワク顔の2歳児体重13Kgの娘の姿。<br /> アタシの制止が間に合わず、全力で背中にダイブされるシンジ。<br /> 表現のしようのない濁音の悲鳴が家中に響き渡る。<br /> そんなこんなで、体力を使い果たしたらしく、<br /> へろへろしながらネルフへ出かけていった。</p> <p>昼。<br /> 「今日はシンジの大好物を作っておいたから、早く帰って来なさいよ!」<br /> とメールしたが、何時まで経っても返事がない。<br /> いくら忙しいからといっても、メールぐらい出来るでしょ!<br /> 無性に腹が立ったので、ベッドの下に隠してあった<br /> 宮村優子の写真集を取り上げておく。<br /> これで少しは反省するだろう。</p> <p>夜。<br /> 夕食後、何やらこそこそと携帯をいじっている。<br /> 何をしているのかと、そっと背後から覗いてみると、<br /> 付き合っていた頃に撮ったプリクラを携帯に貼っている。<br /> 何で今さら?と聞いたら、<br /> 「みんな奥さんとか子供のプリクラ貼ってるから何だか悔しくて」<br /> とのこと。<br /> 子供っぽいと思ったけれど、その発想が何だかちょっと可愛くて、<br /> 何より高校生の頃のプリクラを今も大事に持っていてくれたことが嬉しくて、<br /> とりあえず照れ隠しにバックチョークスリーパーホールドをかけてみる。<br /> …相変わらず、几帳面で物持ちがいいヤツだ。<br /> そう思いながら、真っ赤な顔でタップするシンジを解放してやる。<br /> この後は、アンタがアタシに技をかける番よ。ベッドの上で、ね。<br /> 楽しみに待ってるわ♪</p>
<p>816 :今日のシンジ(アスカ目線):2007/12/09(日) 21:16:42 ID:???<br /> 朝。<br /> 高校時代の友人の結婚式へと出掛けていった。<br /> 友人代表としてスピーチをするらしく、アンチョコを見せられ、<br /> 「これでいいかな?」と聞いてきたので読んでみる。<br /> どれどれ、ふむふむ…<br /> 『…毎朝の挨拶と何かあったらすぐごめんなさいと少なくとも一日一回のスキンシップが大事…云々』<br /> …手にした紙が思わず震える。<br /> これじゃアンタが尻に敷かれてるのバレバレでしょ!<br /> 『ごめんなさい』のところは『どんな些細なことでもお互いに必ずありがとうと声に出しましょう』<br /> に書き替えなさいよ!バカシンジ!<br /> でも、久し振りにかっちりキメているの見て、不覚にもドキドキしてしまった。<br /> 礼服姿を携帯で撮っておけばよかったな…</p> <p>昼。<br /> 式場から直前に、<br /> 「やっぱり僕には勤まらないよ。もうダメ。緊張する。吐きそう。お腹痛い。助けてよ、アスカ…」<br /> とメールが入っていたけれど、返信して音が鳴ったらいけないな、と思って返さなかった。</p> <p>夜。<br /> 二次会・三次会も終わり、遅くに帰宅。<br /> ようやく解放されたシンジは、しばらくぐったりしていたが、<br /> こたつで横になっているうちに、うにゃうにゃごろごろ気持ちよさそうな様子だ。<br /> アタシが夜食(ペペロンチーノ)の用意をしているのに気づくと、<br /> 「ペペロン!ペペロン!」と元気に歌い踊り始めたので、<br /> 「元気そうね。まだまだ働けるわね、夜のお勤めも」と言ったら死んだふりをしやがった。<br /> …許さないわよ、バカシンジ!</p> <p> </p> <p> </p> <p>何かを見終えると、台所にいるアスカのところへ駆け寄っていき、<br /> 嬉しそうに目をキラキラさせながら興奮した様子で喋る。<br /> 「あのね、ママ!明日のね、参観日は雪なんだって!」<br /> 「えぇ?そうなの?」<br /> 「うん。テレビの人が言ってた!」</p> <p>明日は娘の幼稚園の参観日だ。<br /> ちょっとした劇のようなものを、保護者に向けて披露してくれるのだ。<br /> 娘は主役のお姫様役を演じることとなっていて、<br /> ここのところずっと大はしゃぎだったっけ。<br /> 何でも主役になりたがるところなんかは、アスカにそっくりだな、<br /> なんて思いながら、嬉しそうに飛び跳ねている後ろ姿を見つめる。</p> <p>夕食を終え、娘を寝かしつけてからアスカと二人でテレビを見ていると、<br /> 番組と番組の間の短い時間に、天気予報が明日の天気を伝えていた。<br /> 『山間部では雪が降るでしょう』<br /> …そうか、そういうことか。<br /> アスカと顔を見合せ、大笑いをする。<br /> そういえば、娘はまだ本物の雪を見たことがないんだよな。<br /> この辺りは山間部とはちょっと言えないけれど、<br /> 雪が降ってくれるようにアスカと一緒に祈ってみる。<br /> きっと明日の参観日は、娘の言う通りになるに違いない。</p> <p> </p> <p> </p> <p> </p>

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