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「今日のシンジ(ゲンドウ目線)」(2009/03/27 (金) 07:13:47) の最新版変更点
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<p>今日は2月3日、世間一般で言う節分だ。そして私は今、シンジ宅の玄関前にいる。<br />
何でも豆まきをするらしく何故か鬼役として呼ばれた。納得出来ない部分も多々あるが、<br />
息子嫁から「折角、孫が楽しみにしているのに・・・」なぞと言われたものだから渋々<br />
リツコ君特製の鬼スーツに身を包んで、やって来たのだ。<br />
しかし、私もネルフを束ねる身、暇ではない。だが「如何しても」と呼ばれたものだから<br />
仕方なく冬月に仕事を任せて(押しつけて)シンジ宅に来たのだ。<br />
決して孫の顔が見たいから来たのではない。仕方なく来たのだ。</p>
<p>玄関から息子、その嫁そして孫の声が聞こえてきた。そろそろ時間となったので家に入る。<br />
ガチャッ 「鬼、参上」<br />
「・・・・・・・・・」<br />
計画通りであれば孫から豆を当てられて退散のはずであったのだが一向に投げられて来ない。<br />
孫の目線は私を凝視し固まっている。しかし、孫からの目線も長くは続かなかった。<br />
孫が事もあろうに私を見て、泣き叫び始めたのだ。<br />
いかん!リツコ君が作った鬼スーツが怖すぎたのだ!<br />
孫に泣かれ、オロオロする私に息子夫婦が全力投球で豆をぶつけてきた。<br />
痛い。 ・・・何か私に恨みでもあるのか?<br />
しばらく経って鬼スーツを脱ぎ、普通にシンジ宅に行くと少々目を赤らめた孫が出迎えてくれた。<br />
その後ろからジャスチャーで「ごめん」と謝る息子夫婦がいた。孫の手前シンジ達を怒る訳も<br />
いかず無言で立っていると、孫が私に聞いてきた。<br />
「ジジ、赤い点々がある!」<br />
「ああ、これか、少々怪我をしたものでな」と言ってちらっと息子夫婦を睨む。<br />
「ジジ、可哀そう・・・」<br />
そう言うと孫は私に近づき、シンジ達に豆をぶつけられて赤くなった所を撫で<br />
「イタイ、イタイのとんでけ~」としてくれた。</p>
<p>孫、最高。</p>