272氏 この二人によくある朝の光景(仮)4

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ある士官用仮眠室での夫婦の会話 「ア…、アアン…、シ、シンジ、しんじぃ! ハアァッンンッ!…」 「…アスカ…ハァハァ、…んくっ…」 「…シン…シンジ…好き…」 「僕もさ、アスカ……愛してる。」 「シンジー、シャワーあいたよ~。アンタも浴びてきなさいよ。」 「…うん、分かった。」 「すぐ仕事に戻るんでしょ? 今日も残業なの?」 「…うん…。」 「? …アンタ、どうしたの?」 「え? 何のこと?」 「返事がワンテンポ遅れてる。アタシの言葉に注意を向けてない証拠よね。また悩み事?  それとも何か後ろ暗いことでもあるんじゃないでしょーね?」 「な、何言っんのさ。そんなこと……。」 「仕事がオフでしかも友達と会ってるアタシをこの部屋に呼び出すなんて、普段のアンタ  ならまずしないもんね。さーて、キリキリ白状してもらいましょうか。」 「アスカにはかなわないな…。実は…。」」 「ぬあんですってー! 明日から1週間フランスに出張っ!? ちょっと!アタシ聞いて  ないわよっ!」 「うん、今朝急に決まったんだ。フランス支部での会議に出席することになってね、明朝  の便で出発することになったんだ。それでね、会議で本部代表としてプレゼンするんだ  けど、なにしろ急に決まったんで資料が全然できてなくってさ、今日は非常要員以外の  作戦課職員は全員泊り込みで準備に追われることになりそうなんだよ。ゴメンねアスカ、  しばらく寂しい想いさせるね。僕がいなくても大丈夫?」 「フ、フン! べ、別に1週間くらいアンタがいなくったって、アタシは全然平気だけど  ねっ。」 「…そっか、そうなんだ…。それならいいんだけど。……僕はアスカが側にいてくれない  と、ちょっと…いやすごく寂しいけど…仕方ないよね、仕事だし…。」 「…」 「なるべく早く仕事終わらせて帰ってくるよ。あと、毎日電話するし。」 「ちゃんと食事摂ってね。僕がいないからって、インスタントばかりで済ませちゃダメだ  よ。」 「シンジ……ワザとやってる…?」 「それから…、え? 何?」 「…違うわよね。そう、アタシはアンタがどんな嘘を言ってもすぐ見抜けるわ…。アンタ  は嘘をついてない。」 「えと、何言ってるの、アスカ?」 「だーかーらー、アンタはなんでいつもアタシがジーンとくるようなことをサラっと事も  無げに言うのよ! アタシがいないとすごく寂しいんでしょ? アタシが側にいないと  ダメなんでしょ? アタシの事が心配なんでしょ? うふふ、アタシとずっと一緒にい  たいんでしょ? ふふふ…。」 「うん、そうだけど……ア、アスカ、なんか目の色が違ってるよ…。」 「アアン、シンジィ、そうよ…、アンタにはアタシがいないとダメなのよねぇ! ああ、  ステキ…。そうよ、やっぱりそうよね? ああ、なんで、こんな…、たったそれだけの  ことで、それが分かっただけでアタシ…、頭の芯がズーンと鈍くなって、胸の先っぽが  痛いくらいシコって……、そ、そんで、おなかの下の方が熱く…熱くなっちゃうのかな、  シンジィ?」 「わぷっ! ア、アスカぁ?」 「ウフフフ…、他の男はどうでもいいのに、他の男から同じこと言われても何も感じない  のに、なーんでアンタだけが違うのかなぁ? …ね、シンジ、もう1回シよ? こんな  んじゃアタシ…ダメになっちゃう。…でもアンタと一緒なら…、アンタと一つになれる  なら…。」 「ア…アス…カ……」 「まだ時間あるんでしょ? いっぱい愛し合おう…。」 「…(ゴクっ)」 「ね? …今度はアタシが上になるから…。」 296 :名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/11/19(日) 16:05:45 ID:??? (続き) 「ふー、満足満足っ!」 「もう…。アスカ、せっかくシャワーまで浴びたのに。」 「なによー、あんたこそさっきは元気いっぱいだったじゃない。…今は子供みたいだけどっ。」 「ちょっ、アスカ、どこ触ってんのさ!」 「うふん。で、出張のことだけど、エラく急に決まったのね?」 「うん…、ホントはミサトさんが行くはずだったんだけどね。本人が会議のことすっかり  忘れてたらしくて、今日から休暇で沖縄に行ってるんだ。5日間だって…。」 「…なんですって? 今なんて言ったの? よく聞こえなかったわ。」 「だから、休暇で沖縄に遊びに行ってるんだって。ミサトさん、会議のこと誰にも話して  なかったらしくて、日向さんが血相変えてミサトさんを探してたんだけど、総務課で父  さんの決裁印が押された休暇承認書を見つけて、その場で男泣きしたらしいよ。」 「なんなのよ、それ! あんのビヤ樽ホルスタイン胸女は、どうしてそうチャランポラン  なのよ!」 「プレゼン用の資料も今から集めなくちゃならなくて、結構大変なんだ。だから今、みん  なでいろいろ資料を作ってるから、僕が後で内容をチェックして、プレゼンの構成とか  を考えなくっちゃならないんだよ。」 「ミサトってば、そんなんでよく作戦部長なんて務まってるわよねっ! アタシが沖縄か  ら連れ戻してきてあげるわっ!」 「うーん、でもミサトさんも休暇もほとんど取ってなかったし、たまにはしょうがないん  じゃないかな…。」 「このお人よし。偽善者っ。ミサトのことを心配するヒマがあったら1週間もほったらか  しにされる愛しい妻のこともちょっとは考えなさいよ。アンタこそ全然休暇取ってない  じゃないのよ!」 297 :名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/11/19(日) 16:06:52 ID:??? (続き) 「そ、そう言えばそうだね。ハハハ…。」 「まったく、アンタも大変ね…。作戦部は第一課長の日向さんとアンタでもってるような  ものだものね。…そう言えば、アンタ、フランス語大丈夫だっけ?」 「実は全然ダメ。でもフランス語が堪能な人が一緒に行くから大丈夫だよ。」 「ひょっとして、作戦三課の御木本ハルカ?」 「あれ?よく知ってるね。彼女、前にフランス支部に在籍してたことがあるから、今回も  同行することになってたんだ。…ああ、そういえば前に一緒にお茶したっけ。」 「それで、他には?」 「え…? 御木本さんだけだけど?」 「…ちょっと待ってシンジ。てことは、アンタは御木本ハルカと二人っきりで1週間フラ  ンスへ行くってことなの?」 「そう…なんだけど……、あの、アスカ、なんで怒ってるの?」 「当たり前でしょっ!この浮気もの! アンタさっきアタシのこと『愛してる』って言っ  たわよね。その舌の根も乾かないうちに、女と二人っきりで海外旅行に行くなんてよく  も言えたもんだわ! ア、アタシというものがありながら~!」 「いや、だって仕事だし。ちょっと落ち着いてよ、アスカ。」 「うるさいっ! これが落ち着いてられるかっての! あの御木本って女は、絶対アンタ  に気があるわ。前に食堂でアンタに紹介されたとき、表面上は笑ってたけど、あの時の  アタシに向けたアイツの目は明らかに嫉妬で濁ってた! …シンジと一緒にいたアタシ  を妬んでいたのよ。ひと目見て、コイツはアタシの敵になると感じたわ。間違いない!」

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