『Forever Love』

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ベッドの上。僕はアスカにおやすみのキスをする。 息が詰まるほど強くきつく抱きしめながら、夢中で唇を重ねた。 触れ合っているすべての箇所から、アスカの灼けるように熱い体温が感じられる。 こうして抱き合ってキスをし合うのは何度目だろう。 ふと、僕はあの夜の事を思い出す。 同棲して初めて一緒に眠った晩。 夜中に目覚めると、腕に感じられるはずの重みがなかった。 腕枕で眠っていたはずのアスカがいない。 例えようのない焦燥感に襲われ、必死に手探りでアスカを探す。 トイレか、水を飲みに行っていただけだったのだろう。 たった数分間の出来事。 でも。もう永遠に戻っては来ないのではないかと錯覚する程長く感じられた。 恐ろしい程の不安感に、胸が押しつぶされそうだった。 戻ってきたアスカが僕の腕の中に入り込むと、確認するかのように腕に力をこめる。 アスカが傍にいない瞬間がとても切なくて。 アスカが戻ってきてくれた瞬間がとても愛おしくて。 もう二度と離れないように、きつくきつくアスカを抱きしめた。 今でも僕は覚えているよ。 初めて抱きしめ合って眠ったあの夜の事を。 この気持ちはずっと変わりはしない。何十年過ぎても。 だから、不安げに見つめるアスカに僕は言う。 「愛してるよ、アスカ。」

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