次元均衡:?
通常罠(TF6オリジナル)
自分フィールド上に存在する獣族モンスターが
相手モンスターの攻撃によって破壊され墓地へ送られたときに発動することが出来る。
そのモンスター1体を墓地から特殊召喚し、攻撃モンスターをゲームから除外する。
TF6でオリジナルカードとして収録された通常罠。
アニメ5D'sではアンドレが使用した。
獣族限定の
次元幽閉と
時の機械-タイム・マシーンを合わせたような効果を持つ。
次元幽閉と比べた際のメリットは、ダメージステップ中に発動するためサクリファイス・エスケープによる回避ができない事と、
戦闘破壊をトリガーとする効果モンスターを蘇生できれば、アドバンテージが獲得できる事にある。
戦闘破壊された後で発動するため、戦闘ダメージは受けるものの
収縮や
オネスト等を無駄打ちさせることができる。
ゴッドバードアタックや
デュアルスパークによる回避もできないので、相手の思惑を崩しやすい。
これらのカードに対応できるのは十分な強みだと言える。
ただし、戦闘破壊された時という発動条件が問題になる。
自分の場がガラ空きの時には当然発動できない上、2体以上の攻撃モンスターがいる場合は狙ったモンスターに対して発動しにくい。
自分のモンスターが攻撃表示なら戦闘ダメージを覚悟しなければならず、
フレムベル・ヘルドッグや
BF-蒼炎のシュラといった
相手モンスターを戦闘破壊した時に効果を発動するモンスターとは相性が悪い。
攻撃モンスターは除外できるのでシンクロ召喚やエクシーズ召喚を牽制することはできるが、後続を呼ばれてしまう点で
次元幽閉に劣る。
また、特殊召喚を含む行為なので採用率の高い
神の警告に止められる点も問題である。
大天使クリスティアのような特殊召喚を封じるモンスター相手には発動すらできない。
次元幽閉にはない、特殊召喚効果に対するメタの影響を受ける点はこのカードの不安定さを示している。
以上のことから、
次元幽閉と比べると総じてハイリスク・ハイリターンなカードだと言える。
コンボ性が高いカードなので
次元幽閉とは使い勝手が異なる。単純に
次元幽閉を差し替えるのではなく、このカードの強みと弱みを
しっかり吟味してから採用するのが望ましいだろう。
遊戯王5D’sの「ジャックvsアンドレ」戦でアンドレがドロー。
ドローしたものの、何故かこのカードをセットしないまま
スピード・ワールド・2のバーン効果による勝利を優先したため、セットするタイミングを逃している。
この時にセットしていれば、返しのターンに
フェニキシアン・クラスター・アマリリスを除外できていた。
作中では以下の効果だった。
通常罠
自分フィールド上に存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターが戦闘によって破壊され墓地へ送られた場合、
選択したモンスターを破壊した相手の攻撃モンスター1体をゲームから除外し、選択したモンスターを自分の墓地から特殊召喚する。
その後、バトルフェイズを終了する。
名前やイラストから獣族の要素がないことからも分かるように、作中では獣族専用のカードではなかった。
また、バトルフェイズを終了する効果も持っている。
サンダー・ユニコーンが獣族なので、タッグフォース版でも作中の再現は一応可能なのだが、バトルフェイズを終了する効果を持たない場合、アンドレは
スターダスト・ドラゴンに追撃されて
サンダー・ユニコーンを失っていたことになる。
なお、モンスターを予め選択した上での残存効果のようだが、何故かアンドレは
サンダー・ユニコーンが墓地に送られたタイミングで発動している。
このプレイングがデュエルの展開に影響することはなかったが、テキストに記されている指示はちゃんと守ってほしいものである。
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最終更新:2023年06月18日 12:35