遊戯王5D's

遊戯王5D's(ゆうぎおうふぁいぶでぃーず)

2008年4月2日から2011年3月30日までテレビ東京系列で放映されていた遊戯王オリジナルアニメ作品。通称ゴッズ
GXの後継番組であり時系列もつながってはいるが、DM→GXとは異なり大幅に時代が進んでいるため、クロスオーバー映画を除き先代までのキャラクターは一切登場しない。
かろうじて挙げるならば牛尾さんぐらいである。
今作ではタイトルから「デュエルモンスターズ」の文字が取り払われており、OCGも「遊戯王ファイブディーズ オフィシャルカードゲーム」に名称変更となった。

デュエルモンスターズの時代から数十年後の童実野町
華やかな都市である上層「シティ」と、そのシティの繁栄を支えている下層「サテライト」で構成された階層社会を形成する、「ネオ童実野シティ」が舞台。
シティでは、バイク型の新型デュエルディスクD・ホイール」に乗って行われるデュエル、「ライディング・デュエル」が流行しており、デュエルスタジアムで連日ライディング・デュエルが行われている。

このライディング・デュエルをメインに、サテライトの住人である主人公・不動遊星が、自分のエースカードとD・ホイールを盗んでシティへと去ったライバルとの決着を求めて行動する内に、伝説の「赤き竜」の因縁に深く関わってゆく様を描くオリジナルストーリー。
なお、前々作がエジプト、前作が宇宙に関係したストーリーだったのに対し、今作はナスカの地上絵など中南米の文明や、未来からの使者が関係している。

デュエルで周囲の人々が生け贄に捧げられたり、放電やリアルファイトはもちろん自爆テロ(未遂)や爆破テロが起こったり、ゲストキャラクターが次々と死んだり、
視聴者を意識しているのではないかと思わせるほどのネタ発言が飛び交ったり(「インチキ効果もいい加減にしろ!」)、
世界観・キャラクター設定がいい意味でぶっ飛んでいたり(満足同盟鬼柳京介イリアステルの三皇帝)、
視聴者の斜め上を行く超展開が急に始まったりなど、過去作に負けず劣らずのカオスっぷりで水曜18時台に放送できるのかというほどの恐ろしいアニメに仕上がっている。

以下は超展開のほんの一例である。

あまりの展開の凄まじさ・過激さに 火曜深夜42時アニメ と言われることもある。
作品が進むにつれ視聴者たちも 免疫が出来て 慣れたのか、終盤に相手とフィールド魔法が合体した程度では驚きすらしなかった。

そんなカオスな一方で「作中で行われるデュエルの質は少し上がった」とも言われている。 *1
ただしライディングデュエルのルールによる弊害か、デュエルの内容は効果モンスターや罠に偏っており
不自然なほど状況に適した効果のカードの使用が多い点もあった。
さらに遊星がスタンディングデュエルをあまりしないため主人公であるのに魔法カードがほとんどOCG化していない。

上記のように超展開を連発してはいるが、それらは「ストーリーの本筋を際立たせる演出」としての側面が強く、
実はDMやGXと比較すると一部を除きかなりストーリー重視の作品。
実際、WRGP編以降に限り話の脈絡がおかしい「悪い意味での超展開」はかなり少ない。
話の流れを重視し、デュエルを全くしない回も何回かあった。
これまでのシリーズとは違いいきなり暗い雰囲気で始まったためにあまり当初は良い声が聞かれなかったが、ダークシグナー編以降いつもの脚本家がシリーズ構成に戻り視聴者も安心したのか徐々に評価を伸ばしていき、特にアーククレイドル編での怒涛の戦い、伏線回収、心理描写などは非常に盛り上がった。
また、従来の作品と比べると敵側やチーム・ユニコーンなど対戦相手のキャラが深く掘り下げられているのも特徴 *2 (イリアステル滅四星を参照)。反面主人公サイドの影が薄くなってしまったのは否めないが・・・。

ストーリー構成は
  • デュエル・オブ・フォーチュンカップ編(1~26話)
  • ダークシグナー編(27~64話)
  • WRGP編(65話~85話、93話~137話Aパート)
  • クラッシュタウン編(86話~92話)
  • アーククレイドル編(仮)(137話Bパート~151話)
  • 光り差す未来へ(仮)(152話~最終話)
となっている。
当初は慣れないライディング・デュエルD・ホイールに戸惑う者も多かったが、今では「スタンディングデュエルだけでは物足りない」と声があがるほどお馴染の存在になってきている。

前作から引継ぎで「今日の最強カード」を毎週1枚ずつ紹介していたが、27~64話ではアバンよりさらに前、放送開始のド頭にカードがビュンと出現し、が「なーにっかなーなーにっかなー、今週はこれ!」と、最強カードを含めた5枚のカードを出して紹介していた。

アニメ10周年記念として、2009年7月から劇場公開日まで歴代主人公たちと使用モンスターたちが登場する3パターンのスプラッシュが追加されていた。
闇遊戯編はもはやアニメではおなじみとなったブラック・マジシャン・ガールがアイドルっぷりを発揮しつつもトリは師匠が渋く決めている。
十代編はネオスとE・HEROたちがかっこよく決めつつ、カードエクスクルーダーが愛らしく〆ている。
遊星編はスターダスト・ドラゴンとウォリアーたちで女っ気ゼロという漢らしさを放っている。 *3
10周年記念映画の上映時にはOP・EDに映画予告が挿入されたが、毎週内容が違う上にハイライトまで堂々と放映しており、毎週のOPとEDを見れば殆ど内容が判るというほどのネタバレ予告であった。

今回もメインキャラクター・メインモンスターのデザイン原案は和希自身。
ライディング・デュエルやD・ホイールの設定を考案したのも和希である。
和希は遊戯王はGXで最後だと考えていたらしく、今回の話を持ちかけられたときは驚いたらしい。
その後、さらに新たな企画が誕生することになる。

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