ふしぎの国のアリス
原題:Alice in Wonderland
公開:1951/7/26
時間:75分
監督:クライド・ジェロニミ *、ウィルフレッド・ジャクソン *、ハミルトン・ラスク *
原作:ルイス・キャロル *
公開:1951/7/26
時間:75分
監督:クライド・ジェロニミ *、ウィルフレッド・ジャクソン *、ハミルトン・ラスク *
原作:ルイス・キャロル *
| 1991 | 2002 | 2005(SP) | 2011 |
ストーリー
アリスは、静かな川のほとりでアリスの姉と歴史の勉強をしていたが、アリスには退屈でたまらない。飼い猫のダイナ *に自分だけの世界である「ふしぎの国」について聞かせているアリスの前に、白うさぎが通りかかる。白うさぎはチョッキを着て、懐中時計を持っていた。あわてている白うさぎを追って、アリスはほら穴に飛び込んでしまう。地下まで降りると、そこには小さなドアがあり、ドアノブが居た。あらゆる手を尽くしても、ドアが小さすぎたために通ることはできない。悲しくなったアリスは大粒の涙を流し始める。ドアノブに言われた通り、小さくなる薬を飲んだアリスは、涙の海に流され、ドアノブの口を通って、ドアを通り抜ける。
ドアの先は大きな海があり、砂浜ではドードー鳥をリーダーとする「ぐるぐるレース」が行われていた。そこで白うさぎを目撃したアリスはあわてて後を追う。白うさぎを見失ったアリスの前にトゥイードルディーとトゥイードルダムの双子に引き留められ、「セイウチと大工 *」の話を聞かされる。なんとか二人の長話から逃げ出したアリスは白うさぎの家を見つける。そこで、不思議なお菓子を食べたアリスの体が巨大化し、家に引っ掛かってしまう。白うさぎはアリスを怪物だと思い、ドードー鳥に助けを求める。ドードー鳥が家ごと怪物(アリス)をいぶそうとし始める。アリスは何かを食べれば元の大きさに戻れると考え、庭のニンジンをかじる。すると、アリスはとても小さくなり、再び走って行った白うさぎを追って巨大な庭に迷い込む。
そこでアリスは意地悪な花にあい、雑草扱いされてしまう。その場を出たところでタバコをふかすキャタピラに会い、体の大きさが変わるキノコを手に入れる。
アリスはマッドハッター、マーチ・ヘアー、ドーマウス *のお茶会(マッド・ティー・パーティー *)に出席し、白うさぎと会う。しかし、また見失ってしまい、森の中で迷子になってしまう。泣きながら、自分の好奇心を反省したアリスのもとに再び現れたのはチェシャ猫だった。彼は、ハートの女王の城へ案内する。
アリスはわがままなハートの女王からクロッケーのゲームに誘われる。しかし、ハートの女王はインチキを連発する。この様子を面白がったチェシャ猫は良い気になっているハートの女王を怒らせてみよう、とハートの女王を転ばせてしまう。アリスはハートの女王に疑われ、死刑にされかけるが、ハートの王 *の提案で裁判を受けることになる。ハートの女王の裁判はもちろん普通に行われるはずもなく、アリスはハートの女王の機嫌を損ねたため、死刑を宣告される。アリスは今までに出会ったふしぎの国の住人たちに会いながらも逃げ続け、最初に会ったドアノブのもとまで戻ってくる。
ドアノブは「錠がかかっているので開けられない」と言うが、実際にアリスは既に外の世界にいる、と告げる。アリスはドアノブ越しに現実の世界で眠る自分の姿を見つけ、ふしぎの国が夢であることを悟る。アリスは自分に「起きて!」と念じ続ける。アリスは姉の声で目を覚ます。姉はアリスにあきれ、お茶の時間にしましょう、とアリスを連れて家へ帰って行った。
概要
ディズニーの長編アニメーション映画第13作として公開された。1951年7月26日に、アメリカのニューヨークとイギリスのロンドンでプレミア上映された。一般公開は同年7月28日から。
原作はルイス・キャロル *の「不思議の国のアリス *」と「鏡の国のアリス *」を合わせたものである。日本語版のタイトルでは、原作が「不思議」、ディズニー映画版は「ふしぎ」という表記がされている。世間の評価と同様、ウォルトはこの原作を最高の古典作品の一つと考え、長い構想を経てようやく公開へと至ったが、イギリスをはじめ、良い評価がなされることはなかった。ウォルト自身も「このアリスにはハートがなかった」と語っている。
ウォルトは1923年からこの作品の映画化を考えており、ミッキーマウス誕生前の短編作品を制作していた当時、実写とアニメを合成したアリスの作品を作っていた。1924年から1926年にわたって57作品が作られた「アリス・コメディ *」シリーズである(アリス役はヴァージニア・デイビス *)。数か月後、マーガレット・ウィンクラー *に見出されたことで日の目を見ることとなった。
初の長編アニメーションを制作する際にも、候補として挙げられていたが「白雪姫」(1937年)が採用された。
制作序盤の1946年ごろ、原作のジョン・テニエル *の挿絵に近い絵を基にストーリーボードが組まれた。最終的に使用されたタッチは非現実的な背景を用いたもので、全面的にメアリー・ブレア *が開発に参加した。
公開から約20年後、大学生の間でサイケな雰囲気が漂う作品としての評価を受け、流行した。ディズニー側はこの反応を良いものとは捉えていなかったが、長い間、失敗作として見ていた作品が、この時代になって受け入れられたのかもしれない、と考えたため、積極的にアリスに関する活動を挟むこととなった。これにより、1974年、1981年と再リリースが行われた。1981年にはビデオ、ベータマックス、レーザーディスクが発売された。その後も、1986年(クラシックス作品として)、1991年(40周年記念版)、1994年(マスターピース・コレクション)、1999年(DVD)、2000年(ゴールド・クラシックス・コレクション)、2004年(スペシャル・エディション2枚組)として再販された。
キャスト
- 日本語版
| アリス | 土井美加 |
| マッドハッター | 西本裕行 |
| キャタピラ | 玉城伸吾(幼虫) |
| 吉田幸鉱(成虫) | |
| チェシャ猫 | 関時男 |
| マーチ・ヘアー | 逢坂秀美 |
| ハートの女王 | 小沢寿美恵 |
| トゥイードルディー | 吉田幸鉱 |
| トゥイードルダム | 野村隆一 |
| セイウチ | 野村隆一 |
| 大工 | 吉田幸鉱 |
| カキの母 | 吉田幸鉱 |
| 白うさぎ | 牛山茂 |
| ドードー鳥 | 吉水慶 / 宝亀克寿 *(2001年・追加部分) |
| アリスの姉 | ? |
| ドアノブ | 小山武宏 |
| ビル * | 吉田幸鉱 |
| ハートの王 * | 浜田宏昭 |
| バラ | 下川久美子 * |
| ドーマウス * | 熊倉一雄 |
楽曲
- メイン・タイトル (不思議の国のアリス) *
- 私だけの世界 *
- 時間に遅れた *
- 船乗りの歌 *
- ぐるぐるレース *
- はじめまして こんにちは *
- セイウチと大工 *
- ウィリアム父さん、年とった *
- あいつをいぶし出そう *
- ゴールデン・アフタヌーン *
- ア・エ・イ・オ・ウ *
- いかようにして小さなワニは *
- トゥワズ・ブリリグ *
- お誕生日じゃない日のうた *
- トゥインクル・トゥインクル *
- ベリー・グッド・アドバイス *
- バラを赤く塗ろう *
- 誰がバラを赤く塗った? *
- チェシャ猫のテーマソング *(1999年発表)
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