ディズニー データベース ファンタジア

ファンタジア


1991 2011(SP)

ストーリー

クラシック音楽とアニメーションを融合した「シリー・シンフォニー」の究極版とも言えるオムニバス。



概要

ディズニー長編アニメーション映画第3作。

前作・「ピノキオ」(1940)からわずか9ヵ月後の公開である。当時のディズニーの主流はエンターテイメント性のミッキーマウスらの映画と芸術性のシリー・シンフォニーであった。前者に関しては「白雪姫」(1937)で長編化を成功していたため、今度はシリー・シンフォニーの長編化を一つの目的として作られたのが本作である。

世界初のステレオ音声使用作品である。音楽にフィラデルフィア管弦楽団 *、指揮にレオポルド・ストコフスキー、監修・解説(ナレーター)にディームズ・テイラーを起用した。

ウォルトは「演奏会形式」の作品を目指し、席を予約制にすること、パンフレットを提供することなどを意図していた。また、作品の一部を別の作品に置き換えて、何度も新しいものとして公開していくアイデアもでていたが、没案となった。日本で行われたメアリー・ブレア展 *では「ベイビー・バレエ *」という未公開パートの原画が公開された。

公開当初は、映画としてではなく音楽の作品として認識されていたことや、制作費が膨大であったこともあり、到底利益につながる興行成績は残せなかった。前述の公開のアイデアが没になったのもそのためである。

他の作品同様、普通の再公開は行われているが、「ファンタジア」は再公開のたびに、毎回マイナーチェンジが加えられている。

1940年:初公開。

1941年:ステレオ音声の一部をモノラル音声に変更し、上映規模を拡大。

1946年:「トッカータとフーガ」、解説を全面的にカット。

1956年:ステレオ音声が一般化され、音響も向上したため、ステレオを再使用。音声の時期録音の実施。

1969年:1940年版の「田園」のワンシーンをカット。当時の大学生を中心に広く受け入れられ、大ヒットを記録。公開から29年後にようやく利益を上げる。

1982年:スコアが劣化し、デジタル・リマスターが不可能であったため、音楽を再録。それに関するナレーションをヒュー・ダグラス *が担当。1985年にも再公開。

1990年:当時の指揮者であったレオポルド・ストコフスキーの協力のもと、公開当時の音源を復元し、デジタル・リマスター化。

2000年:1940年当時のほぼ全シーンをリマスター化。しかし、実写パートのディームズ・テイラーのナレーション部分が劣化して残っていなかったため、コーリー・バートンによって吹き替えられた。

2000年にはアメリカで「ファンタジア」と「ファンタジア2000」(1999年)と特典映像をセットにした3枚組のDVDが発売されている。

日本において「ファンタジア」と「ファンタジア2000」がセット販売されたのは2011年。


AFIアメリカ映画100年 *シリーズでのランクイン歴がある。

アメリカ映画ベスト100 (1998年):58位
アニメ映画ベスト10 (2008年):5位(ディズニーが、「シュレック」(ドリームワークス)を除く9枠を独占した)


キャスト

解説 ディームズ・テイラー(劇場公開版)
コーリー・バートン(DVD・BD版)※
指揮者 レオポルド・ストコフスキー
ミッキーマウス ウォルト・ディズニー *

マッシュルーム -
ホップ・ロウ -

イェン・シッド -
魔法の箒 * -

ブラダス * -
メリンダ * -
ゼウス * -
バルカン * -
バッカス * -
ディアナ * -
アイリス * -
モルフェウス * -
アポロ *
ヤヌス * -

ヒヤシンス・ヒッポ -
ベン・アリゲーター -
ミラ・ユパノーパ -
エレファンシーネ -

チェルナボーグ -

※声のみ差し替え

  • 日本語版
VHS版 DVD・BD版
ナレーション 矢島正明 -
ディームズ・テイラー -
ミッキーマウス 青柳隆志
レオポルド・ストコフスキー 松岡文雄 *

※VHS版ではミッキーとストコフスキーの台詞は日本語吹き替え版でも英語(字幕なし)となる。また、VHS版とDVD・BD版では本編の構成が異なるため、VHS版のナレーションはDVD・BD版ではディームズ・テイラーの解説に差し替えられている。

楽曲


添付ファイル