ロビン・フッド
| 1999 | 2003 |
ストーリー
国民から慕われているイングランドのリチャード王 *が十字軍遠征の捕虜となっている間、弟のプリンス・ジョンが国を治めることになった。わがままで傲慢なプリンス・ジョンは貧しい者から税金を搾取する生活をしていた。
義賊のロビン・フッドと相棒のリトル・ジョンは、プリンス・ジョンの手下から金を盗み、貧しい群衆に分け与えていた。ある日、プリンス・ジョン主催の弓のコンテストが開かれることになる。優勝者にはリチャード王の姪マリアン *姫からのキスが贈られるという。弓の名人ロビンはマリアンの幼馴染で、互いを想い合っていた。
お尋ね者のロビンは、正体がばれないようにコウノトリに変装し、コンテストに挑む。ロビンの正体を見抜き、喜ぶマリアン。見事優勝の座を射止めるものの、プリンス・ジョンの側近サー・ヒスがロビンの変装を見抜いてしまい、捕まってしまう。マリアンの世話役レディ・クラック *とリトル・ジョンの機転で脱出したロビンはマリアンと森へと逃げてゆく。
その夜、ロビンを慕う国民が集まり、森でダンスが行われた。翌日、この森のプリンス・ジョンをバカにする歌が流行り、プリンス・ジョンの手下・ノッティンガムのシェリフの耳にも届く。シェリフとサー・ヒスもご機嫌に歌いだすが、プリンス・ジョンはもちろん激怒。国民を片っ端から捕まえて逮捕してしまう。さらに、税金の取り立ても厳しくしていく。
真夜中、ロビンとリトル・ジョンはプリンス・ジョンの城に忍び込み、国民を開放し、税金を取り戻す。しかし、サー・ヒスが目を覚ましてしまい、プリンス・ジョンを起こす。プリンス・ジョンは炎を手に取り、ロビンを追い詰める。城の塔はたちまち燃え広がり、てっぺんに追い詰められたロビンは堀の中へ飛び込む。そこへ、親衛隊が矢を打ち込み、ロビンの帽子に命中する。危うく思われたが、ロビンは見事脱出に成功する。
プリンス・ジョンの一味は逮捕されると、晴れて自由の身となったリチャード王は帰国し、ロビンとマリアンはめでたく結婚する。
概要
ディズニーの長編アニメーション映画第21作。イギリスのロビン・フッドの伝説を擬人化した動物で表現した作品。
制作費を抑えるべく、過去の作品のモデリングを再利用する手法(リサイクル・アニメーション)が用いられている。「白雪姫」(1937年)、「ジャングル・ブック *」(1967年)、「おしゃれキャット」(1970年)を利用したおかげで、森のダンスシーンは非常に大きな削減を果たしている。「ベッドかざりとほうき *」(1971年)のライオンや、「ピーター・パン *」(1951年)のピーター・パン *のコスチューム(ロビン・フッドに継承)なども大きな役割を果たしていると言えるだろう。他にもサー・ヒスの催眠術は、「ジャングル・ブック」のカー *の催眠術と同じ動きをしていたりする点も見受けられる。また、音楽面においても、ラストシーンの結婚式の教会の鐘の効果音は「シンデレラ」(1950年)のものを利用している。
悪党プリンス・ジョン役に俳優ピーター・ユスティノフ *を起用している。彼はドイツ語吹き替え版でも同役を担当している。「ジャングル・ブック」に登場するバルー *とよく似ている熊リトル・ジョンが登場しているが、どちらも同じくフィル・ハリスが声を担当している。
カントリー・ポップの鬼才ロジャー・ミラー *が挿入歌全5曲を提供しており、自身も語りを担当するオンドリの吟遊詩人アラナデール *役として出演し、3曲を歌っている。
また、現在一般にDVDが出回っているディズニーの長編アニメーション映画の中で唯一、日本語版の声優が伏せられている作品である。
キャスト
- 日本語版
| 旧版 | 新版 | |
| ロビン・フッド | 江原正士 | 大宮悌二 * |
| リトル・ジョン | 吉水慶 | ? |
| 郷里大輔 *(歌) | ||
| プリンス・ジョン | 内田稔 | 川久保潔 * |
| サー・ヒス | 牛山茂 | 槐柳二 |
| マリアン * | 土井美加 | 新道乃里子 * |
| タック神父 * | 小山武宏 | ? |
| ノッティンガムのシェリフ | 遠藤征慈 | 沢りつお * |
| チャーチ・マウス * | 牛山茂 | 二又一成 * |
| マザー・マウス * | 後藤真寿美 | 麻生美代子 |
| トビー・タートル * | 牛山茂 | ? |
| アラナデール * | 西本裕行 | ? |
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