フニクラーレの会(第1回)

at 2008 07/10 03:24

今頃の報告になってしまいましたが、3月16日、第1回声楽発表会「フニクラーレの会」を観に行って来ました。

‘発表会’ということで、一般の方を対象としたコンサートとはちょっと違った雰囲気でしたが、ピアノの発表会の声楽版を想像するとわかりやすいかもしれません。
会場の‘雑司ヶ谷音楽堂’は、あまり広くはないのですが2階席もあり、演奏者と客席の近さを感じさせないとても素敵なホールでした。
それでは出演されたみなさんの感想をほんの少し…。失礼があったらスミマセン!

 

♪栗見夕海さん(テノール)
初めてのステージとお聞きしていたのにとても落ち着いていてびっくり。
ミュージカルやバンドの経験があると聞き納得。
「素直な声」と感想を話していた方がいらっしゃったそうで、なんてぴったりな表現なのでしょうと思いました。


♪木幡和子さん(ソプラノ)
7年間も歌をお休みしていたとは思えない、やさしくて伸びやかな声。


♪宮上早智さん(ソプラノ)
明るく健やかな声。韓国の歌曲を初めて聴きました。


♪渡部智也さん(バス)
身振りもたくさんついていて、安心感のある声。


♪矢崎裕加子さん(ソプラノ)
さわやかな声。高音の転がる様な音のところが印象的でした。

♪斉藤紀子さん(ピアノ)
ここまで5人とも1人のピアニストの方による伴奏。
それぞれの方の声質に合わせていろんな曲調を弾けるなんてスゴイです。


♪土井尻明子さん(ソプラノ)
♪稲葉和歌子さん(ピアノ)
感想を一言でいうと「む、難しそう…」。
歌も伴奏もそれぞれが難しそうで、それがまた複雑に絡み合っている感じなのに、お2人の息がぴったりで調和がとても素晴らしい。
普段から一緒に研究をされているそうで、いつか聴いてみたいなあと思っていたのですが、今回お2人の演奏を聴く機会に恵まれて本当によかったです。


一言で声楽といっても、やっぱりみなさんそれぞれ声質が違うんだなあと改めて感じ、選曲にもそれぞれの方の個性が出ているんだなあと思いました。
第1回の観客の方々は出演者の関係者がほとんどのようでしたが、いろんな声質の方のいろんな曲を聴くことができるので、きっと一般の方や、同じように声楽の研究なさっている方も楽しめるのでは?と思いました。

第2回は出演者も2倍近くに増えたそうで、きっと楽しさも2倍以上になっていることでしょうね。
観に行けないのがホントに残念ですが、土井尻さんのブログでのご報告を楽しみにしています。

最終更新:2008年07月09日 03:53