農業機械



(絵:ジンジャーさん)
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要点

農業機械

周辺環境

食糧生産地・作業者

効果

  • 毎ターン食料+15万tされる。

次のアイドレス

  • 施設
アイドレス工場、長距離輸送システム
  • イベント
I=Dの改良



農業機械についての記述

「…進化や発展の際、生態的・技術的過渡期が存在するのは至極当然のことです。
 前者の一例としては始祖鳥が有名でしょう。後者の一例を挙げるとすれば…」
                            ~とある講演会での講演より~

 農業機械(以後、農機と表記)とは、労働力の不足の補助を主な目的として使用されています。昨今、農業従事者数が増加傾向にはありますが、作付け面積あたりに換算すると明らかに人手不足であることがわかります。元々この国の開拓計画自体が農機の使用を前提としたものであったので、仕方の無いことではあるのですが。
 農機と生体の機械化には密接な関係がありました。農機の技術を機械化に応用したり、機械化の技術を農機に応用するといった切磋琢磨しあう仲です。結果として工業の技術が格段に向上していきました。現行の農機に使用されている、機械化技術の応用の一例を紹介しましょう。エンジンには人工骨の応用で高靱性の耐火物セラミックを用いて燃焼効率を高め、人工心臓の動力になる「熱を電気に変換する」素子を用いてエンジンからの排熱から発電するハイブリッドな機構を持っています。この技術は資源に乏しい我が藩国では非常に重要な技術であります。
 農機の種類としては、移動方式の違いで大別して二種類、「車輪式」と「歩行式」に分かれます。車輪式は皆さんご存知の耕耘機や田植え機、収穫脱穀同時作業機等の車輪で移動する機械です。ちなみに無限軌道の機械もこちらに分類されます。主に平野での作業に用いられていますね。
 一方、歩行式はと言いますと、人型を模したものが多いです。車輪式にも若干はあるのですが、付属部品の取替えで耕耘や刈取り等の作業に対応させる方式が多いようです。こちらは主に山岳部や車輪式では作業しにくい場所で使用されています。また、歩行式は比較的新しい構造なので、データ採取を目的とした実地試験の一環として農家に貸し出しを行っている業者もいます。メンテナンスや調整は同行する技術者に任せるようになります。業者にとっては、データの採取と貸出料が取れ、農家にとっては割安で農機を借りることが出来るので、需要があり盛んに行われています。
 歩行式に関して、同系機が農業分野だけでなく、土木作業や運搬などにも使用され、積極的に開発が進んでいるようです。行く行くはI=DやWDへの応用しようという目論見があるのではないでしょうか。

(文:うつわさん)

「散歩した」(王犬コロの日記より)

初夏吉日。
つらねと守人山麓にある果樹園を回った。
非時も林檎も徐々に膨らみつつあり、園内も作業者で賑わいつつあるようだった。
つらねといえばカーゴカーを借りて走り回っており、追いかけるのに苦労した。
先日の放射能の件では藩民も憂き目に逢いかけたようだが、猫に助けられたことに感謝もしていたが、帝國臣民としてはなかなか複雑な心境のようだ。

そういえば、ケンゾウ・ゴトーの家のハチに子供が生まれたとの話を聞いた。
彼は畑を荒らすイノシシ避けの番犬であり、つい一ヶ月前に嫁をもらっている。
屈強な犬で、昔はよく私とどちらが足が速いか、深い穴を掘れるかで競い合っていたものである。
最近は猪脅しの機械もあるのだが、彼はまだそれらに負けず働いているそうだが・・・今度祝いの骨でも持っていかねばなるまい。
閑話休題。

先日試験的に配置されたレールカーゴの視察も行ったが、どうも速度はあるがトルクが足りていないようであった。
余り重いものを載せると極端に速度が落ちるとのことで、改善の余地ありであろう。
つらねと共に軽くレポートをまとめ、果樹園を後にする。
その時にもらった希少なイチゴは大変美味しかったことを付け加えておく。

また散歩にいきたいものである。


最終更新:2007年06月15日 13:26