文慧 お試しシナリオ



【文慧】「おはようございます。浩太さん」
【浩太】「おはよ……」
【文慧】「もうすぐで朝食が出来ますからね」
【浩太】「ああ」
適当にテーブルに着く。
【文慧】「どうしましたか? まだお疲れのようですね」
言いながらトーストとコーヒーをテーブルの上に置いた。
【浩太】「そうだな……」
【文慧】「こんな時にはこれ! 特製『文慧ドリンク』ですよ!」
『文慧ドリンク』!!
【浩太】「や……だめ……それはマジで勘弁……!」
俺の悲痛な叫びに聞こえないフリをして、冷蔵庫から『文慧ドリンク』を取り出す母。
『文慧ドリンク』とは、母がブレンドした何十種というハーブ・漢方薬を謎の液体と一緒にミキサーにかけた、まさに不可解極まりない飲み物だ。
ハッキリ言って、クソまじぃ……。
【文慧】「だって疲れているんでしょう? これを飲めばすぐに吹き飛びますよ」
【浩太】「俺の胃液も吹っ飛ぶから!」
【文慧】「そんな大げさな……」
【浩太】「とにかく、おれは断固としてそんなもの飲まないぞ!」
【文慧】「仕方ありません、ここは強硬手段に出るしかないですね……」
【浩太】「なっ、なにをする気だっ! やめろ!」
【文慧】「口移しで飲ませます」
【浩太】「やめろぉぉぉぉぉぉっ!!!」
【文慧】「……なーんて、嘘ですよ」
【浩太】「え?」
【文慧】「もう目も覚めたし、倦怠感もないでしょう。あれだけ騒いだんですから」
【浩太】「た、確かに……」
【文慧】「これでしっかり授業も受けられますね」
【浩太】「そうかもしれないな」
俺は残りのトーストをコーヒーで流し込む。
【浩太】「じゃあ、そろそろ行ってくる」
【文慧】「はい。頑張ってきてくださいね」
【浩太】「おう」





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