―――守りたい人が、いるんだ。



 孤高の怠惰学生、鳥居浩太は高校2年の新学期、ある二人の少女と出会う。

 一人は謎の美少女転校生、木之下なゆた
  クールな無表情は、どこか不安に怯えた不自然さを覚える。

   『ここはわたしの、思い出の場所』

   『それに、あの人だってわたしを置いていった』

   『ずっと……会いたかった……!』



 一人は本が好きな謎の匿名希望者、なな子
  無邪気な笑顔。時折見せる、諦念に似た哀愁。

   『私の名前は、山田花子です』

   『なんだか、その……。友達って私、できたの初めてで……。緊張、しちゃいますねっ』

   『普通の人と違って私はっ……! いえ、なんでもありません……』




 二人と関わっていく中で、浩太は衝撃の事実を知ることになる――――





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