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    <title>ティエリア・アーデに欲情するスレ</title>
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    <description>ティエリア・アーデに欲情するスレ</description>

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    <dc:date>2008-03-27T00:16:29+09:00</dc:date>

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    <title>メニュー</title>
    <link>http://www29.atwiki.jp/morochin/pages/2.html</link>
    <description>
      -[[トップページ]]

メニュー
-[[メニュー]]

SS
-[[１スレ]]
-[[２スレ]]
-[[３スレ&gt;避難所]]（避難所）

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-[[過去ログ]]

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**更新履歴
#recent(20)    </description>
    <dc:date>2008-03-27T00:16:29+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www29.atwiki.jp/morochin/pages/50.html">
    <title>避難所</title>
    <link>http://www29.atwiki.jp/morochin/pages/50.html</link>
    <description>
      **避難所（実質３スレ目）
***&gt;&gt;20氏
[[俺×嫁&gt;l1-6]]

***◆dNtdFszXik氏
[[刹那×ティエリア(女体)&gt;l1-13]]
[[俺×ティエリア&gt;l1-115]]

***&gt;&gt;23氏
[[コーラサワー×ティエリア&gt;l1-23]]

***&gt;&gt;70氏
[[グラハム×ティエリア&gt;l1-71]]

***&gt;&gt;81氏
[[イアン×ティエリア&gt;l1-82]]

***&gt;&gt;108氏
[[俺×ティエリア&gt;l1-109]]

***&gt;&gt;122氏
[[俺×ティエリア(ふたなり)&gt;l1-123]]
[[俺×ティエリア&gt;l1-174]]

***&gt;&gt;149氏
[[刹那×ティエリア&gt;l1-149]]

***&gt;&gt;158氏
[[アレルヤ×ティエリア&gt;l1-159]]

***&gt;&gt;198氏
[[誰か×ティエリア&gt;l1-199]]
[[誰か×ティエリア&gt;l1-387]]

***&gt;&gt;208氏
[[俺×ティエリア&gt;l1-209]]

***◆XksB4AwhxU氏
[[マイスター４Ｐ&gt;l1-247]]
[[マイスター４Ｐ(続き)&gt;l1-233]]
[[コーラサワー×ティエリア&gt;l1-318]]
[[コーラサワー×ティエリア(続き)&gt;l1-327]]
[[アレルヤ＋刹那×ティエリア&gt;l1-357]]
[[人革兵(複数)×ティエリア(半陰陽)&gt;l1-468]]
[[アレルヤ・ハレルヤ×ティエリア(続き)&gt;2l1-468]]
[[ハロ・ロックオン・カタギリ×ティエリア&gt;l1-531]]
[[ＭＳ強姦&gt;l1-610]]

***&gt;&gt;269氏
[[マイスター４Ｐ&gt;l1-270]]

***&gt;&gt;292氏
[[俺×ティエリア&gt;l1-292]]

***&gt;&gt;294氏
[[俺×ティエリア&gt;l1-294]]

***&gt;&gt;376氏
[[刹那×ティエリア&gt;l1-376]]

***&gt;&gt;425氏
[[刹那×ティエリア&gt;l1-425]]

***&gt;&gt;451氏
[[刹那×ティエリア(女体)&gt;l1-451]]

***◆/4FNCm1IZ2氏
[[マイスター×ティエリア&gt;l1-581]]

**&gt;&gt;632氏
[[ロックオン×ティエリア(女体)&gt;l1-633]]
[[アレルヤ×ティエリア(女体)&gt;l1-656]]

**&gt;&gt;639氏
[[刹那×ティエリア(女体)&gt;l1-639]]

**&gt;&gt;655氏
[[リボンズ×ティエリア&gt;l1-656]]


※酉付きの職人様は酉で、付けていない職人様はレス番で表示させて頂いています。    </description>
    <dc:date>2008-03-11T01:18:50+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www29.atwiki.jp/morochin/pages/86.html">
    <title>l1-656</title>
    <link>http://www29.atwiki.jp/morochin/pages/86.html</link>
    <description>
      「リボンズお兄様…」
ぱあっ、と花開いた笑顔に、その場に居合わせた面々はあらゆる意味で凍り付いた。
「元気にしてた？　ティエリア」
「…してた…」
「泣き出しそうだよ？」
「……　かった」
「ん？」
「さみしかった…」
「ごめんね。アレハンドロ様が好き勝手にスケジュール組んじゃうから
　お守りが大変で」
慰めるように、リボンズの唇がティエリアの額にそえられる。
ちゅっ、と可愛らしい音に、ティエリアの表情がみるみる溶けてゆく。
半泣きの子供のような笑顔は、まるで親を見つけた迷子のようだ。
「我慢してたんだね。いいよ、泣いて」
「…リボンズお兄様…」
「僕のティエリアは泣き虫でいいんだよ？」
「はい…」
類稀な美貌が二つ寄り添う姿は、それだけで至福の宝石だった。
ティエリアの紅玉の瞳が隠す事無く潤んでいくのは、リボンズ　と呼ばれた
彼への絶対の信頼と、愛情の現われだろう。
安心しきってその胸に甘えるティエリアを、リボンズの指がそっと撫ぜていく。
長い前髪を、細い背の線を、薔薇色に染まった頬や目尻を、惜しみない愛を
見せつけるかのようにたどる動きに、ティエリアは吐息さえ零し浸っていた。

そして。

その光景に、こと複雑な思いを抱いて、三人のマイスターは立ちつくしていた。
きつく握られた握りこぶしに、気が付いたとしたら、それはリボンズだけだろう。
「お正月休みの間は、側に居てあげるからね」
「…それだけ？」
「我慢できるなら、とびきり甘やかしてあげるから」
「……お兄様が、そういうなら」
短い再会に肩を落しつつも、きらきらとした瞳でリボンズを見上げるティエリアから
はなたれる色香のなんと強い事か。
本当に兄弟の関係だけなのか、と、誰もがうがった考えをしてしまう。

まるで薔薇の吐息を閉じ込めた媚薬。
そして、それを胸に微笑むリボンズは、マイスターたちにはどう見ても、
最悪の毒薬にしか見えなかった。    </description>
    <dc:date>2008-03-11T01:14:00+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www29.atwiki.jp/morochin/pages/85.html">
    <title>l1-646</title>
    <link>http://www29.atwiki.jp/morochin/pages/85.html</link>
    <description>
      **ああ二重人格

アレルヤ・ハプティズムは朝から自分が酷い顔をしていることを見せ付けられていた。
ことの起こりは約半日前のミッションでのこと。
とあるパーティーでの要人暗殺計画阻止のため、彼はある屋敷に出向いていた。
最終段階で、テロリストの所有ヘリが二機しかないことが判明したため
彼の持ち場はキュリオスから運転手やボディーガードの詰め所に急遽変更。
まずはミス・スメラギの読み通り、パーティー開始から一時間半後に侵入を試みた
迷彩・黒覆面の数名を他のボディーガードと共に足止め。
混乱に乗じて駆けつけた第一会場で、催涙ガスの中奮戦するロックオンと合流したまでは良かったのだが
そこへ数秒遅れで第二会場（女性用）からティエリアが乱入して来た辺りでずれが生じた。
まあ、スパンコール付イブニングドレスにハイヒール・・・までならともかく、防御マスク着用で
テロリストから分捕ったらしい旧型マシンガンの斉射というのはいかにも強烈だったし、そんなのに
踊り場から一足飛びに手すりを乗り越え、ナイフ両手に殺到されたのではテロリストでなくても呑まれよう。
とりあえずスリットの深いドレスでの立ち回りはやめようよと思ったのも束の間。
相変わらず思い切りのいい仲間と来ては喉は掻っ切るは、禁断の技は披露するは、
ミッションコンプリート後に戦い方についてロックオンが喰ってかかったのも無理は無い。
ただ、そこで、自分達はどこをどう間違ったのか。
例によって譲らないティエリアにロックオンの拳がティエリアの左頬にヒットしたと思ったら、
ティエリアはティエリアで身長で勝るロックオンの顎に見事なアッパー。
早くキュリオスで離脱をと宥めるか割って入るか機を伺う内に
何時の間にやら我らがリーダーの手は可憐な胸元へ伸びて不埒を働いていたというわけだ。

（どうしよう。ハレルヤ。）

アレルヤは洗面台に手をついたまま床へと沈み込む。
事態収拾をと思ったことには後悔は無いし、間違っていたとも思わない。
しかし、何故、何故あそこで「べ、別に凹凸は」なんて口走ってしまったのか。
どう考えてもあの言葉は女性には失礼だ。
咄嗟の事で正直な感想がつい漏れてしまったという感じだが、続きの「そのドレスも凄く似合ってると思うし」は、
その綺麗なドレス姿から放たれた鋭い蹴りのために永遠にアレルヤの口から出ることなく終わった。
全く、憎たらしいほどに、一瞬平衡感覚と視界が怪しくはなるものの、動けなくはならない、絶妙の打撃。
（流石、ティエリア）
痛みと同時に浮かんだのがそんな感想だった辺り、同僚への評価は妥当だったのだろう。
だが、彼をして夜食を逃さしめ、まだ相当な鈍痛を響かせている辺り、
鍛えていない人間では内臓がイっていたかもしれないから、それは後で注意しなくてはいけない気がする。
そんな調子でぐずぐずと問題を迂回していると、相棒から突っ込みが入った。
（お前、それよりこれからどうすんだよ。）
「え？」
（トレミーのマイスター用ロッカールーム、一つしかないだろーが。）
「あ！」
（これまで通り背中合わせで着替えんのか？あそこシャワーも一つだよな～）
「っ・・・」
（てか、これまで涼しい顔して共用って、すげえ神経だよな。）
「あ、ああ、ってハレルヤ・・・？」
（おまけにツンケンしやがって癇に障るったらありゃしねえ。）
「ハレルヤ！」
（顔はともかく、お前もこう、肉が足りねぇと思うだろ？）
「そ、そんなことないよ！」
（ああそうか。お前あのドレス姿でど真ん中だっけか。（どう考えても中身が寂しいと思うけどな））
「っ、ちょっと、＜ハレルヤの想像図＞うわ～！」
（まあ、間違いなく処女だな。）
「ハレルヤ～！！」
（ん～とりあえず犯れ、つか、俺が犯る。変われ。）
「駄目だ！！！」
二時間後、個室から出て来たアレルヤ・ハプティズムは、心なしか頬までこけて見えたという。    </description>
    <dc:date>2008-03-11T01:08:36+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www29.atwiki.jp/morochin/pages/84.html">
    <title>l1-639</title>
    <link>http://www29.atwiki.jp/morochin/pages/84.html</link>
    <description>
      「「「A happy new year!!」」」

　戦時とは思えぬ陽気な声が響きます。
　ここは新年を迎えたプトレマイオス。
　こんな状況でも、せめて雰囲気だけでも新年らしく、というスメラギさんの立案で、
女性クルーは全員色とりどりの振袖に身を包んでいました。
　その眺めは壮観の一言。
　――おっと、写真撮影は御遠慮下さいね。
　そんな中、とびきりの美貌を不満そうに曇らせて溜め息をつく少女が一人。
「なんで俺まで……」
　女性クルー達に混ざって、半強制的に淡いピンクの振袖を着せられているティエリアがぼやきます。
　普段から女の子らしい服装を嫌う彼女は、本来ならば振袖を着ることを&quot;慎んで辞退&quot;していたでしょう。
　しかし、『ヴェーダも推奨している』と言われれば、従うより他ないのが辛いところです。
「い～いじゃないのぉ～、似合ってるわよ～？」
　そのけしからん乳を窮屈そうに真っ赤な振袖に包んで、
既にいい感じに出来上がっているスメラギさんがじゃれつきますが、ティエリアは邪険に振り払います。
「……いけず」
　ぶーたれる戦術予報士を尻目に自室に戻ろうとするティエリアの前に、小柄な人物が立ち塞がりました。

「ガンダムだ……俺がガンダムだ」

　これっぱかしも脈絡のない科白を吐くその人物が、仏頂面ながらも不穏なオーラを放っているのは誰が見ても明白です。
「何か用……っ!?」
　皆まで言い終わらないうちに、立ち塞がった人物――刹那は、無言でティエリアの身体をひょいと抱えあげます。
　そして、呆気にとられた一同を置いてさっさとその場を離脱。
　文字通り、『お持ち帰りぃ☆』といったところでしょうか。
　止める者あらば光の速さの(せ)つなぱんで悉く星にされそうな勢いです。

「……あの、いいんですか？」
　黄緑色の振袖を着たクリスの問いに、スメラギさんはひらひらと手を振って応じます。
「いいんじゃない？さぁ、食堂に行きましょ。今日は呑むわよ～!!」

「いつも呑んでる……」
　水色の振袖姿のフェルトがそう呟きましたが、スメラギさんは聞こえない振りをしました。


「……いい加減に、離せっ!!」
　やっと思考停止から回復したティエリアが、抗議の声を上げてじたばたと暴れます。
　……が。
「暴れると見えるぞ」
　刹那のその一言で、ティエリアの身体はぴたりと静止してしまいます。
　――こ、こいつ……!!何故俺が下着を着けてないことを知っている!?
「隣に住んでる奴がそう言ってた。着物を着るときは下着を着けないものだ、と」
　ティエリアの脳内モノローグに刹那が答えます。
　……って何で聞こえてんですかアンタ。

　そうこうしてる間に、二人は刹那の自室に到着しました。
　「ファーストフェイズ終了。セカンドフェイズに移行する」
　ティエリアをベッドに降ろし、扉をしっかりとロックした刹那がひとりごちます。
「……何をするつもりだ」
　ティエリアが怖い目で睨んできますが、刹那は涼しい顔で右から左へ受け流します。

「新年には『姫始め』するものだと聞いた」

　刹那の目は真剣そのものです。

　眉間を押さえつつ、その知識をどこで仕入れたのかとティエリアは尋ねます。
　はたして、刹那の口からは、酔っ払ったおっぱい予報士に絡まれた際に聞いたという答えが返ってくるのでした。
　――幼気な青少年に何吹き込んでんだとか、セクハラだろ常考とか、それはさておき。
「……意味が解らない」
　万感込めてそう呟いて、ティエリアはぷい、とそっぽを向きますが、
刹那は強引に自分の方を向かせて目線を合わせます。

「……」
「……」

　暫く続く無言の睨めっこ。

「……ぅ」

　――先に折れたのは、ティエリアでした。

「……わかったよ」
　耳まで紅潮して、聞こえないくらいの小さな声でそう言うのがやっとです。

　――恐るべし、主人公の眼力。

「……いいのか」
　そう言いつつも、自分をベッドに押し倒しにかかる刹那の首に腕を回して、ティエリアは返事の代わりにキスで応えました。

――

「ん、ん……ふぁ」
　杲々と灯りの点いた室内に、くぐもった喘ぎが密やかに洩れていく。
　着物の胸元をはだけ、露になった胸の頂に、刹那が赤ん坊のように吸い付いていた。
　擽ったい中にも、時折明確な快感が奔って、徐々に思考に霞がかかる。
「……ッあ」
　空いたもう片方の胸の頂を指で摘まれて、身体がぴくん、と小さく跳ねた。
　その反応に気を良くしたのか、刹那は更に執拗に、舌と唇と指で俺の胸を弄ぶ。
「ぁ、あっ、や……!!」
　与えられる刺激に反応して、紅く腫れあがった乳首に歯を当てられ、俺は全身を強張らせてシーツを握り締めた。
「さ……きか、らっ、むね、ばっかり……ッ!!」
　大きさに対するコンプレックスと気恥ずかしさに起因する抗議は、しかし刹那には別の意味に取れたようで。
「……我慢、できない？」
「――ッ」
　ゆっくりと胸から脇腹、腰のラインを辿って降りてきた手が下腹部に触れて、俺は漸くそこが酷く疼いていたことを認識した。
「ぁん……ッ!!」
　皺になるのも構わず、着物の上からそこに指が食い込む。
　急に襲った強い感覚に一瞬、意識が飛びかけた。
　――しかし、ぐったりとシーツに身を預けた俺の上から、刹那はあっさりと身を引いた。
「……？」
　息を弾ませたまま、訝し気な視線を向ける俺に、刹那はサイドテーブルから取り上げた瓶を見せる。
「……なに、それ」
「オレンジジュース」
　――いや、それは分かるけど。
　喉でも渇いたのかと思いながら起き上がると、近付いてきた刹那が、やおら振袖の裾を乱しにかかった。

「や、ちょ、ちょっと……」
　慌てる俺に構わず、刹那は手際よく着物を捲り上げ、下肢を露出させる。
　ついでに訳も分からず正座させられて、両脚をぴっちりと閉じ合わされて。
　そうして出来た三角形の窪みに、刹那は酒でも注ぐように手の中の瓶を傾けた。
「ひゃ……っ」
　常温とはいえ、体温よりは確実に冷たい液体の感触に、火照った肌が粟立つ。
　太腿の間に溜った掌大ほどの液体に、刹那が顔を近付けて、猫がミルクを飲むように舐め始めた。
　ぴちゃ、ぴちゃと水の跳ねる音に合わせて、肌の上をざらつく舌が滑る。
「……普通に飲め、この変態。――んぅっ」
　照れ隠しに毒付くと、刹那の舌が脚の間に入り込んで、熱を持った秘裂を這った。
「……すっぱい」
「莫迦。……ぅわ!?」
　急に視界が反転し、天井を見上げる形になる。
　腰を持ち上げられ、脚を大きく広げられた。
　無防備に晒された場所に刹那の視線を痛いほど感じて、羞恥に身体の奥が熱くなる。
　二本の指が、閉じた秘唇を押し開いて。
　にちゃり、といやらしい音とともに拓かれたそこに、液体が注がれる。
「やぁ……ぁんっ」
　わざとらしく音をたてて啜り、小さな肉のとがりを歯で押し潰す。
　刹那が舌を動かす度に、背筋を電流のようなものが奔った。
　なくなっては注ぎ、また舐め啜る。
「あ、ぁくっ、……はぅっ」

　――幾度か繰り返すうちに、瓶の中のジュースは空になった。
　空き瓶を行儀悪くベッドの隅に放り投げ、刹那はいそいそと服を脱ぎ始める。
　やっとのことで恥ずかしい体勢から解放された俺は、
乱れた呼吸と格闘しながら見るともなしにその様子を眺めていた。
　――やがて、ポケットをまさぐっていた手が小さな袋を引っ張り出す。
「……」
　ちら、ともの言いたげにこちらに顔を向ける刹那と、目が合った。
「……何」

「……見られると、やりにくい」
　一瞬の間のあと、ぼそりと呟く。頬が少し、紅い。
　……先刻まで自分を好き勝手にしていた奴の科白とは、到底思えない。否、思ってやるもんか。
「……お返し」
「え」
「俺の方がよほど恥ずかしい思いをしたんだ、これくらいで済んで有り難いと思え」
　そう言ってやると、刹那はむぅ、と口籠った。自覚はあるらしい。

　――というわけで、刹那が終始居心地悪そうにそれを装着し終わるのを見守ってやった。

　やがて、準備の整った刹那が、些か乱暴にのしかかってくる。
　膝を立てて受け入れる体勢を取ると、刹那の先端が入口を探り当て、そのまま押し入ってきた。
「くぅうぅっ、ッん!!」
　待ちわびた充足感に、自然と腰が浮いて、より深い繋がりを求める。
　一息に奥まで貫いて、間発入れずに激しく抽挿を開始する刹那の背にしがみついて、俺は理性を手放した。

――

　――一方、食堂では宴もたけなわ。
　いつまでたっても姿を現さない若人約２名が、揃って普段着でやって来たら、
皆で(･∀･)ﾆﾔﾆﾔしてやろうという画策がなされていましたが、当の本人達はそんなことは露知らず。

　――それでいいのかソレスタルビーイング。    </description>
    <dc:date>2008-03-11T01:05:07+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www29.atwiki.jp/morochin/pages/83.html">
    <title>l1-633</title>
    <link>http://www29.atwiki.jp/morochin/pages/83.html</link>
    <description>
      **悩める兄貴

ロックオン・ストラトスには悩みがあった。
あれは昨夜のミッションでの出来事だ。
とある中東の人物を主賓としたパーティーで暗殺計画があるというのでCBの介入が決まり
彼はマイスター仲間と現地へ赴いていた。
主賓の宗教に配慮したとかで残念ながら男女に分けられてしまっていた会場で
慣れないタキシード正装なんぞさせられながらも無事テロリスト共を鎮圧。
射撃の特訓をさせていた刹那の出来もまあまあで、結果は上々の、筈だった。
が、しかし、だ。
（そこまでタマ蹴りすることはないだろーが！！）
いかに相手がテロリストであっても、あの光景に男の本能がそう叫んでしまうのは止められない。
ミッションから一晩明けてもまだありありと目に浮かぶ
黒い裾を大胆に割り開く、孔雀色のハイヒールに続く絵に描いたような脚線美。
それが雄の急所を強打すること一度、更に白目を剥いて崩れ落ちかける所に
止めの二度目とおまけの鳩尾打ち。
いくらウェートで劣る身には接近戦は分が悪いとは言え、バーチェのバズーカ同様、
手加減一切無しのあの様子では、被害者は十中八九再起不能だろう。
思わず室内の動ける男達は敵味方を問わず、一歩退いたくらいだ。
しかも事後の「テロリストに情けは無用だと思いますが、ロックオン・ストラトス」に加えての
「彼のような男の子孫繁栄は不要としか思えません。そもそも地上は無駄に交配可能な男だらけだ。」
にはつい手が出たのも仕方ないではないか！
感情的にはそう思いつつ、良識あるロックオンは頭を抱える。

何故なら事はそれだけではないのだ。

まずは、すかさず殴り返してきた仲間の胸倉を掴んで締め上げてしまったこと。
そして、あれやこれやの言い合いの内につい口をついてしまった
「どうせ化けるなら、もうちょっと凹凸くらい奮発してみたらどうなんだ」
という己の暴言とむぎゅといってしまった左手。
そう、昨晩の自分の失態をトータルとしてロックオンは今非常に後悔していた。
（まさか自前だったとは・・・）
知らなかったとは言え、あれは完全にセクハラ、というより痴漢行為だった。
そもそも身近な人物の性別にも気付かなかったとは、
女性鑑定にそこそこの自信を持っていた男としてはそれだけでも汚点になる。
そこへ持ってきて、問題の人物とはこれからも仲間としてミッションを遂行していかなければならないのだ。
おまけに自分は自他共に認めるチームのまとめ役。
正直寝覚めはこれまでのどんな二日酔いより悪かった。
（相手はヴェーダオタクの男女でミッションの鬼だ。冷静に、これまで通りに行けばいい。）
（ああ、だが女性には優しく、優しくあるべきだぞ。ニール！胸を掴んだり、殴るなんてもっての他だ。）
どんなに己にカツをいれようとも、人間感情的に、否、己の生命活動維持のためには無理なこともある。
なにせ相手はあの手加減というものを一切知らないトゲ男改め女、ティエリア・アーデだ。
「貴様、マイスターでなければ排除するところだぞ。」
胸を掴んだまま硬直したロックオンに向けられた地を這うような声と、怒りに燃え盛る瞳。
視野の端、その両手では血の滴るセラミックナイフが震えていた。
タイミングは興奮冷めやらぬテロリストとの肉弾戦の直後、切りかかられなかったのが不思議な位だ。
現に彼女を宥めようとしたアレルヤは、焦りのあまりか「べ、別に凹凸は今のままでも充分・・・」という
見当違いの介入で腹への強烈な一発を食らって夜食まで辞退している。
今後どれだけ自分の堪忍袋と胃袋と命は持つのだろうか。
更に、威勢良くやってしまった一発目。
生まれて初めて女性を殴ったという事態でもあり、
ロックオンは部屋にこもったまま頭を抱え、腹の底からの溜息をついた。    </description>
    <dc:date>2008-03-11T01:02:21+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="http://www29.atwiki.jp/morochin/pages/82.html">
    <title>l1-610</title>
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    <description>
      
&lt;p&gt;&lt;font size=&quot;4&quot;&gt;第2次ガンダム鹵獲作戦&lt;/font&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;その日、ティエリアは一人ヴァーチェに乗り込み、地上での単独ミッションに赴いていた。&lt;br /&gt;
他のマイスターは、整備待ち及びトレミーへのエネルギー供給で、プトレマイオスで待機中だった。&lt;br /&gt;
目標は人革連領のとあるテロ組織拠点の制圧。&lt;br /&gt;
例え一人きりの任務であっても、いつも通り、スメラギの指示に従い&lt;br /&gt;
迅速的確にミッションをこなし、早くも帰途についた。&lt;br /&gt;
GN粒子を散布しながら、人革領を横断していく。&lt;br /&gt;
今回の地上任務は、これで終わりではない。&lt;br /&gt;
明日にもユニオン領に移動、他のマイスターたちと合流後、軍事基地への攻撃が&lt;br /&gt;
予定されていたため、例の小島の秘密基地にて休息を取る手筈だった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ようやく人革領の郊外、広々とした草原の広がる無人地帯に入り、ひとまず安全空域に&lt;br /&gt;
達したかとティエリアが安心したその時、レーダーに異変が告げられた。&lt;br /&gt;
前方から急速に近づいてくる、未確認飛行体─。人革のMAかMSなのは間違いなかった。&lt;br /&gt;
何の迷いもないかの様に、ヴァーチェ目がけ一目散に向かってくる。&lt;br /&gt;
「く…」ティエリアが予想外の事態に、即座に善後策を検討し始める。&lt;br /&gt;
明らかに、相手に存在をつかまれている…。&lt;br /&gt;
おそらくGN粒子の散布により、通信遮断エリアが出来てしまった事に異変を感じた、&lt;br /&gt;
人革のパイロットが偵察に来た…。&lt;br /&gt;
あるいは、早くもテロ拠点への攻撃を知った軍部が、ヴァーチェの退路を予見し、先回りしていたか。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;トレミーから通信が入った。&lt;br /&gt;
「敵MS前方より接近中。ヴァーチェ、迎撃してください。」&lt;br /&gt;
クリスの声がやや切迫した感じで聞えた。&lt;br /&gt;
どちらにしても、レーダーに映る機影は一機のみだ。何の問題もなく、瞬殺してくれる…。&lt;br /&gt;
ティエリアがGNバズーカを手に取り、早くも準備をはじめる。&lt;br /&gt;
やがて、視界の隅に敵MSが見えた。高機動型とも、当然宇宙型とも違う、新型機だ。&lt;br /&gt;
ティエリアが空中で静止し、バズーカを構える。　&lt;br /&gt;
向こうも視認したらしく、様子を伺うように距離を取ったまま停止し、2機のMSが空中で睨みあった。&lt;br /&gt;
この距離でもバズーカなら問題なく殲滅できる。&lt;br /&gt;
ティエリアが相手の離脱パターンをも予測して、発射しようとしたその瞬間、&lt;br /&gt;
「後方より敵機接近中…！？そんな…。左右からも…！」&lt;br /&gt;
クリスの慌てた声がして、再びレーダーに新たな機影が映し出された。&lt;br /&gt;
「……！！」今度は、一機ではない。&lt;br /&gt;
ヴァーチェの後方から一機、左右からそれぞれ一機、猛スピードで近づいてくる。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「しまった…！！あれはおとりだったのか！！」&lt;br /&gt;
ティエリアが唇を噛み、前方のMSを駆逐しようと目をやったが、レーダーに目をやっていた間隙を縫い、&lt;br /&gt;
すでに元いた位置からかなり距離を詰められてしまっていた。&lt;br /&gt;
「く…！！」もはやトレミーの指示を待つ余裕はない。&lt;br /&gt;
急速に早くなった心臓の音を忌々しく感じながら、唇を噛んでバズーカを再び構え、&lt;br /&gt;
目標を捕捉しようと努めるが、相手は素早い動きで不規則に大きく左右上下に飛び回り、決してロックオンを許さない。&lt;br /&gt;
それは明らかに、ヴァーチェの砲撃パターンを研究した動作だった。&lt;br /&gt;
そうこうしているうちに、後方と左右から計3機の人革MSが距離を詰めてくる。&lt;br /&gt;
ティエリアに焦りの色が濃くなった。&lt;br /&gt;
「こうなったら…！！」&lt;br /&gt;
即座にバズーカをしまい、急加速して前方のMSに近寄る。&lt;br /&gt;
「GNキャノン、射出準備…。」&lt;br /&gt;
キャノンが前方を向き、敵MSを射程圏内に捉えた。&lt;br /&gt;
相手MSがロックされたのに気付き、慌てて進路を変更する。&lt;br /&gt;
「遅い！！目標を殲滅する─！」&lt;br /&gt;
ティエリアが発射ボタンに指をかけた、その時。&lt;br /&gt;
ドゴーーーーン！！！大きな発射音が鳴り響いて、後方のMSが砲撃してきた。&lt;br /&gt;
「……！！ＧＮフィールド！！」&lt;br /&gt;
展開したシールドがヴァーチェを守り、相手の弾を弾き落とした。&lt;br /&gt;
一瞬、前方のMSへのキャノンの発射が遅れた。&lt;br /&gt;
その隙を見て前方のMSが急加速し、射撃武器を構え向かってくる。&lt;br /&gt;
さらに、後方と左右から急接近してくるMS3機が、それぞれ遠方から砲撃をはじめた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「く…！」絶え間ない砲撃で、回避行動にも移れない。&lt;br /&gt;
（どこを撃つ…！？）前後左右のどのMSを撃てば最も効率的か…。&lt;br /&gt;
やはり前方のMSを撃墜し、当初の進路を取り、人革連領から離脱するのが&lt;br /&gt;
最善策と判断し、キャノンの照準を合わせる。&lt;br /&gt;
しかし前方のMSが不規則に飛行しながら、ロックさせない。&lt;br /&gt;
一方自分は、動けないでいるヴァーチェを苦もなくロックし、容赦ない射撃に移った。&lt;br /&gt;
雨あられのように降り注ぐライフル射撃に、シールドが押し込まれ、モニターが歪み、&lt;br /&gt;
4方向からの絶え間ない砲撃で視界が遮られる。&lt;br /&gt;
苦し紛れにキャノンを発射したが、敵MSに回避されむなしく空を切っただけだった。&lt;br /&gt;
段々と4機が近寄るにつれて砲撃が激しくなり、シールドを展開していてもなお、&lt;br /&gt;
ヴァーチェの機体が左右から押し込まれて揺れ始めた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「ティエリア…！ティエリア…！！離脱を…」&lt;br /&gt;
スメラギの完全に動揺した声が響くが、4機のMSが瞬時に連携して距離を詰め、&lt;br /&gt;
ヴァーチェの退路を断った。&lt;br /&gt;
「くそ…！」ティエリアがもう一度キャノンを発射しようとしたが、&lt;br /&gt;
後方のMSがキャノンを掴み、作動を封じ込めてしまった。&lt;br /&gt;
「──GNバズーカ！！」&lt;br /&gt;
バズーカを構えようとしたが、右方のMSがそれを叩き落とした。&lt;br /&gt;
「こうなったら…ビームサーベル！！」&lt;br /&gt;
脚部に向かうヴァーチェの腕を左方のMSが体ごと巻きつくようにして、捕捉した。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;（またか…！！）ティエリアの脳裏にこの前のナドレ露出の悪夢が蘇った。&lt;br /&gt;
攻撃を全て封じられ、離脱さえかなわない…。&lt;br /&gt;
こうなったら、再びナドレを起動して、敵部隊を殲滅する…！&lt;br /&gt;
ティエリアの目が金色に光る…。&lt;br /&gt;
その時、不意に通信が入った。&lt;br /&gt;
「ガンダムのパイロットに告ぐ。私は人革連軍中佐、セルゲイ・スミルノフである。」&lt;br /&gt;
「…！！」&lt;br /&gt;
「我々の目的は撃墜ではなく、ガンダムの鹵獲である。直ちに無駄な抵抗をやめ、&lt;br /&gt;
我々の命令に従うよう要請する。我々は貴殿の身の安全を保証する。」&lt;br /&gt;
ティエリアが屈辱に震えた。&lt;br /&gt;
最初からガンダムの鹵獲のため、介入行為の隙を伺っていたのか─！？&lt;br /&gt;
相手の目論見にまんまとはまってしまった…！！&lt;br /&gt;
「ふざけるな！！誰がそのような命令に従うか…！」&lt;br /&gt;
セルゲイのMSに激しい拒絶の声が届き、ヴァーチェが抵抗するように、&lt;br /&gt;
抑え込む4機のMSを跳ね飛ばそうと力を込めた。&lt;br /&gt;
しかしヴァーチェの推進力を持ってしても、四肢をそれぞれ捕捉されピクリとも動かない。&lt;br /&gt;
「──！？」素早く視線を走らせ、敵機を確認する。&lt;br /&gt;
前方のMSはティエレン高機動型にフォルムはやや似ているが、&lt;br /&gt;
色はオリーブグリーンではなくもっと深い緑。&lt;br /&gt;
後３機はまるでヴァーチェを思わせる分厚い装甲に覆われた、重量型であった。&lt;br /&gt;
全機未だその機能は判明しないが、今までの戦闘で目にしていたティエレンとはまるで違う。&lt;br /&gt;
（新型か…！？）前回の人革との対峙での、タオツーとの戦闘が思い起こされた。&lt;br /&gt;
人革が兵器開発にどれだけの資源と人員を投入しているかは既知の事で、&lt;br /&gt;
その上アレルヤの例で分かるように、非人道的な研究さえ行っている組織だ。&lt;br /&gt;
この前の鹵獲作戦での失敗を考慮した上で、一体どれだけの改良を加えて&lt;br /&gt;
本作戦に望んだかは計り知れなかった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;一度ならずニ度までも…。&lt;br /&gt;
はらわたが煮えくりかえるほどの怒りがこみあげたが、こうなったら仕方ない。&lt;br /&gt;
（ナドレを…！）そう思った瞬間、再び通信が入った。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「この前のように装甲をパージする気か？こちらとしては一向に構わんと言っておこう。&lt;br /&gt;
我々が興味を持つのは、むしろその素体の方だ。手間が省ける。&lt;br /&gt;
我々としても、前回の戦闘で改善策を練り、そのデカブツのみならず素体に対抗できる&lt;br /&gt;
ＭＳを改良してきたのだと忠告しておく。」&lt;br /&gt;
（く…！脅しか…？それともやつら、本当に何か対策でも練っているというのか…？&lt;br /&gt;
しかし…今はまだナドレの能力を全て晒すわけにはいかない…。）&lt;br /&gt;
混乱するティエリアを追い込むように、セルゲイが予断を許さないかのような厳しさで&lt;br /&gt;
言った。&lt;br /&gt;
「諦めろ。もう一度言う。抵抗をやめ投降すれば、命の保証は私の名において確約する。」&lt;br /&gt;
（うう…。ヴェーダ…。どうしたら…どうしたらいい…。）&lt;br /&gt;
もう一度敵機の推進力を探るように、力を込めたが、やはり微動だにしない。&lt;br /&gt;
重量型の３機が、今までのティエレンよりはるかに高出力のパワーを持っているのは&lt;br /&gt;
明らかだった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;その時天からの助けのように、ピッと音がしてトレミーから暗号通信が届いた。&lt;br /&gt;
「ティエリア、向こうの交渉に乗ったふりをして、出来るだけ時間を引き延ばして。」&lt;br /&gt;
「……！」&lt;br /&gt;
「たった今、整備の終わったキュリオスを発進させたわ。&lt;br /&gt;
大気圏突入後、そのエリア到着までに全速でも約15分。&lt;br /&gt;
あと３分でデュナメスの整備が、不備はあるけど完了するから…！&lt;br /&gt;
デュナメスなら遠距離からでも充分狙撃可能だから…！15分、耐えて。必ず助けるから！」&lt;br /&gt;
「ナドレは…！？向こうはナドレを狙ってる…！！」&lt;br /&gt;
焦って暗号を送る。&lt;br /&gt;
「ガンダムの機体確保と機密保持、そしてパイロットの身の安全が最優先事項よ。&lt;br /&gt;
基地に連行される事態だけは回避しないといけない。&lt;br /&gt;
これ以上無理だと思ったら、あなたの判断でナドレを使っても構わない。&lt;br /&gt;
ただしいずれにしても、キュリオスとデュナメスの援護を受けて、&lt;br /&gt;
敵部隊の完全な殲滅を命令します。ナドレだけじゃないわ。&lt;br /&gt;
これ以上ガンダムの秘密を暴露するわけには行かない…！分かるわね…！？」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ティエリアが胆を据え決意した。&lt;br /&gt;
「了解。命令に従います。ここからは敵司令官との交渉のため通信を切断します。」&lt;br /&gt;
通信を切り、これでトレミーへはレーダー上での情報しか届かなくなった。&lt;br /&gt;
（落ち着け…。落ち着け…。後15分。15分で救援が来る。&lt;br /&gt;
それまで奴らをこのエリアに引き止めるんだ…！）&lt;br /&gt;
ティエリアが精一杯の交渉術を思い起こしながら、セルゲイと通信を開始した。&lt;br /&gt;
「そちらの提案は理解した。しかし、その確証はないだろう。&lt;br /&gt;
人革の組織力は知っている。いかに勇名轟くセルゲイ・スミルノフ中佐の言と言えども、&lt;br /&gt;
わたしの身の安全が確保されるとは到底思えない。こちらとしては確実な保証が欲しい。」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ここはひとまず下手に出て、相手に絶対的な優位を認識させる。&lt;br /&gt;
その上で交渉の余地を確保し、今の圧倒的不利な立場を徐々に逆転させる。&lt;br /&gt;
完全な命令調の現段階から、相手がわずかでも考慮をはじめたらそれでいい。&lt;br /&gt;
言葉のやり取りだけでも15分は充分経過する…。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;しかし、思う通りには行かなかった。&lt;br /&gt;
セルゲイが全てを見透かしたかの様に、油断のない冷たい声で応えた。&lt;br /&gt;
「ガンダムのパイロット。我々は君と交渉をするつもりはない。&lt;br /&gt;
貴殿方が他にも３機のガンダムを有している事は知っている。&lt;br /&gt;
おそらく既に救援を求めたのだろう？我々も同じく本部に増援を依頼した。&lt;br /&gt;
抵抗をやめ素直に付き従えば無駄な戦闘は避けられるという物だ。&lt;br /&gt;
貴殿を握っている限り、とてもそちらの味方が満足な攻撃を出来るとは思えんがね…。」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「…！！」読まれている…！&lt;br /&gt;
このエリアは人革軍基地からはかなり離れている。&lt;br /&gt;
もし本当に救援を依頼したのだとしても、やはり10分以上はかかるだろう。&lt;br /&gt;
自分なら何の迷いもなくヴァーチェごと敵を殲滅するだろうが、&lt;br /&gt;
ちょうど鉢合わせしたアレルヤとロックオンは、的確な攻撃を仕掛けられるだろうか…。&lt;br /&gt;
その答えは否だった。&lt;br /&gt;
今までの共有した時間の中で、彼らの未熟さは嫌と言うほど知り尽くしていた。&lt;br /&gt;
下手をしたら自分を楯に取られて３機もろとも鹵獲されてしまうかもしれない。&lt;br /&gt;
自分で何とかするしかない…！！&lt;br /&gt;
「残念だが…。その提案は請けかねる…！」&lt;br /&gt;
はっきりと拒絶して、ティエリアが奮い立ち、再びヴァーチェの出力を上げる。&lt;br /&gt;
（ＧＮ粒子散布を抑制。全てのエネルギーをヴァーチェの推進力に移行する。）&lt;br /&gt;
エネルギーがヴァーチェの四肢に充満し、最大限のパワーでセルゲイ達を引き離しにかかった。&lt;br /&gt;
ぐぐぐ…。徐々にヴァーチェの抑え込まれていた四肢が空中で広がり、&lt;br /&gt;
敵ＭＳが圧倒的な推進力に押し込まれる。&lt;br /&gt;
機体全体を震わす振動に加え、ぎぎぎと嫌な亀裂音がセルゲイの&lt;br /&gt;
搭乗する重量型ティエレンを軋ませた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「く…。これほどの馬力だとは想像以上…！」&lt;br /&gt;
セルゲイ達の乗っている重量型３機は、その形の示すとおり、ヴァーチェにヒントを得て&lt;br /&gt;
改良されたものだった。&lt;br /&gt;
機動性の不備を最大限度外視して造られたこの重量型には、さらに従来の２倍に至る&lt;br /&gt;
最大出力を擁するエンジンに耐えるため、可動域さえも度外視して高圧の最重量装甲が施されている。&lt;br /&gt;
ヴァーチェ程とはいかないが、現時点の人革で望まれる、最大のパワーを誇るＭＳであった。&lt;br /&gt;
にも関わらず、全てのエネルギーをパワーに替えたヴァーチェに簡単に機体を浮かされていった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;セルゲイがいよいよ危機を感じ、部下に指示を出す。&lt;br /&gt;
「デカブツの出力は本部の予測を遥かに超えている。さすがにこれが最大出力だろうが…。&lt;br /&gt;
それでもこれ以上の捕捉行動は危険と判断し、作戦をＢプランに変更する。&lt;br /&gt;
増援が来るまで約１０分。現空域でＢプランに移行。&lt;br /&gt;
デカブツの出力を数値データに変換して本部に転送。&lt;br /&gt;
及び装甲を外し、素体のデータをダウンロード後、中枢に侵入し制御システムの稼動を一時遮断。&lt;br /&gt;
増援部隊の到着を待ち、安全に鹵獲。基地へと移送する。」&lt;br /&gt;
「りょ…了解！！」&lt;br /&gt;
部下たちの声が怯えを含んで聞えてきて、セルゲイが口元を憤怒に歪めた。&lt;br /&gt;
（ガンダム…！一体後どのくらいの能力を有しているのか測りしれん…。全く忌々しい！）&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;４機の新型ティエレンが即座にＢプランに移行して、行動を開始した。&lt;br /&gt;
タイミングを見計らって最大出力にし、ヴァーチェを抑え付けながら地上に降りていく。&lt;br /&gt;
「く…！」上から４機のＭＳにのしかかられるようにパワーを押し付けられて、&lt;br /&gt;
さすがのヴァーチェも抵抗むなしく地上に叩きつけられてしまった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ずどおおんん！！砂煙を上げて、草原にヴァーチェがめり込む。&lt;br /&gt;
その瞬間、激しい振動がコックピットに伝わり、ティエリアの体と脳みそを激しく揺らした。&lt;br /&gt;
「うう…」脳が揺れ意識が一瞬混濁する。&lt;br /&gt;
「デカブツの四肢を捕捉！重量型３機で可動域を抑制！&lt;br /&gt;
改良型は直ちにデータ採取の準備にかかれ！！」&lt;br /&gt;
セルゲイの指示が飛び、「了解！！」部下が素早く行動に移った。&lt;br /&gt;
ヴァーチェの四肢にロープが巻かれ、草原の地中深く杭が打ち込まれ、四肢が大地に固定された。&lt;br /&gt;
その上で重量型ティエレンが、それぞれ肩、腰、両足を押さえ込む。&lt;br /&gt;
もう一機の柔軟なフォルムの改良型ＭＳがその脇でデータ採取の準備をはじめた。&lt;br /&gt;
膨大な量であろう、ヴァーチェ及びナドレのデータ量に備えるため、&lt;br /&gt;
自身の記憶媒体の容量を最大限にチャージし、フォーマットする。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「…しまった…！！」&lt;br /&gt;
意識をなんとか取り戻したティエリアだったが、徹底的に動きを封じられて、&lt;br /&gt;
今度こそ身動き一つ出来ない状況に陥った。&lt;br /&gt;
「あ…ああ…。」&lt;br /&gt;
混乱して冷や汗を垂らしながらコントロールパネルの操作ボタンを押すが、&lt;br /&gt;
完全に捕縛されてキャノンすら撃てず、どうにもならない。&lt;br /&gt;
「ヴェ…ヴェーダ……ああ…も…ナド…レ…を…」&lt;br /&gt;
動揺を隠し切れず、声がか細く震える。ナドレを…！！&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そう思った瞬間、ガアアアンンン！！！&lt;br /&gt;
足で肩を抑えたまま、セルゲイが両手を力いっぱい握り締め、ティエリアの乗り込むコックピットに振り下ろした。&lt;br /&gt;
「ぐあああ……ッ！」激しい衝撃で身が浮き上がり、体中の骨が軋んだ。&lt;br /&gt;
再び目の前に火花が散り、意識が飛びそうになるのを必死で我慢する。&lt;br /&gt;
今、気を失ったら完全に鹵獲されてしまう。&lt;br /&gt;
恐怖を押し殺して何とか意識を引き寄せた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「ガンダムパイロット…！今から我々はお前の装甲を剥ぎ取り、&lt;br /&gt;
内部の中枢データを抽出する。最後のチャンスを与える。無駄な抵抗を辞め、投降しろ…！」&lt;br /&gt;
セルゲイの最後通告に、&lt;br /&gt;
「い…いやだ…！そんな…そんな事…！！」&lt;br /&gt;
まるで子供のような口調で、その上震える言葉で、拒絶するしかなかった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「……。Ｂプラン続行。装甲をパージする。」&lt;br /&gt;
「了解！！」&lt;br /&gt;
部下が足でヴァーチェを抑え込んだまま、いよいよその分厚い装甲を剥ぎ取り始めた。&lt;br /&gt;
３機がかりで協力してパーツを強引に剥ぎ取っていく。&lt;br /&gt;
キャノンが引きちぎられ、安全圏に放り投げられた。&lt;br /&gt;
ガキインガキインと、耳を劈くような金属音が草原の風に混じって響き、&lt;br /&gt;
次々と剥ぎ取られた装甲が辺りに投げ飛ばされていった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「や…やめ…やめろ…！！いや…いやだあああッ！！」&lt;br /&gt;
ティエリアが今となってはナドレの起動さえ出来ずに、策を失くして、大声で泣き叫ぶ。&lt;br /&gt;
それにあわせてヴァーチェが激しく首を振ったが、３機のティエレン重量型の凶行が収まる事はなかった。&lt;br /&gt;
遂に頭以外の全ての重装甲が剥がされ、ナドレの美しい機体が砂埃の中で太陽光を反射し、幻想的に煌いた。&lt;br /&gt;
「ううう…」ティエリアの涙声がセルゲイの耳に届く。&lt;br /&gt;
「ガンダムパイロット…随分精神薄弱だな…。まあいい。続行するぞ。」&lt;br /&gt;
歯牙にもかけない様子で、セルゲイが命令を出した。&lt;br /&gt;
「了解。ヘッド部分剥がします。」&lt;br /&gt;
「…うあ……よせ…！！」&lt;br /&gt;
3機のMSが一斉にヴァーチェの顔面装甲に手を伸ばし、めりめりと音をさせながら&lt;br /&gt;
凶暴なまでの力で剥ぎ取っていく。&lt;br /&gt;
中の赤いコードが限界まで張りついて最後の抵抗を試みたが、遂に剥ぎ取られてしまった。&lt;br /&gt;
コードを髪の毛のように垂らしながら、ナドレの顔面がセルゲイの前に晒された。&lt;br /&gt;
「……っ」もう言葉も出てこない。ティエリアは何も考えられず、ヘルメットのまま、&lt;br /&gt;
ぽろぽろと涙を流すのみだった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「パージ完了。素体確認。改良型、即刻データ採取に入れ。」&lt;br /&gt;
「了解。」&lt;br /&gt;
改良型がナドレに近寄り、ほとんど馬乗りのようになってナドレを跨いだ。&lt;br /&gt;
コックピットの真ん前に、改良型の深緑の機体が迫った。&lt;br /&gt;
「中枢の集積回路を検索します。」&lt;br /&gt;
改良型がセンサーのような赤い光を出して、ナドレの頭から足先までを用心深く探る。&lt;br /&gt;
ガンダムとトレミーをつなぐ、コネクション仕様のホールを発見し、赤い光を当てて注意深く観察する。&lt;br /&gt;
「連結部と思われる箇所が幾つかありますが…。これは…。&lt;br /&gt;
おそらくエネルギー補填目的、データ採取はここからでは不可能かと。」&lt;br /&gt;
「…。そうか。もっとも、中枢にやすやすと外部から進入できるとは思えん。&lt;br /&gt;
味方の増援まであと5分…。しかし、この前の徹は踏まん。&lt;br /&gt;
新たなガンダムが現れる前に素体の作動を完全に停止させるぞ。」&lt;br /&gt;
セルゲイが前回の失敗を教訓に、新たな指示を出した。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「ガンダムのコックピット付近に絶縁体を装着、パイロットの安全を確保。&lt;br /&gt;
外部から高圧電流を流せ。&lt;br /&gt;
ついでに最も効率的な箇所を検索し、内部に侵入、多少破損しても構わん。&lt;br /&gt;
内部にも微電流を放射し、システムを遮断しろ。」&lt;br /&gt;
すぐに改良型が熱伝導を開始した。&lt;br /&gt;
高圧電流が放電され、ナドレの全身に流れる神経路を麻痺させていく。&lt;br /&gt;
ナドレの関節が無意識に痙攣した。&lt;br /&gt;
コックピット内が危険色の赤に点滅する。ティエリアが混乱して視線を宙に漂わせた。&lt;br /&gt;
レバーを操作するが、電流が完全に機体全体に流れ、もはや命令の伝達さえ不可能だった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「では中枢機関の検索に入ります。もっとも装甲の薄い場所を検索後、一部破壊し&lt;br /&gt;
ファイバー根を挿入、データダウンロード及びシステムの一時停止工作を仕掛けます。」&lt;br /&gt;
改良型が再び赤いレーザースキャンでナドレをくまなく調べていく。&lt;br /&gt;
「ここ…ですね。中佐。この場所ならガンダムの破損を最小限に抑えれる上、&lt;br /&gt;
中枢回路までも最短距離かと思われます。」&lt;br /&gt;
改良型がナドレの下半身側に回り込み、なんとその股をレーザーで指し示した。&lt;br /&gt;
赤い光がナドレの股間に当たり、てらてらと卑猥に光った。&lt;br /&gt;
「ふむ…。いいだろう。作戦続行。」&lt;br /&gt;
「了解！」&lt;br /&gt;
改良型がナドレの股を強引に押し開いていく。&lt;br /&gt;
「ううう…」電流を受けながら軋む機体に、ティエリアが悔しさを滲ませた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;改良型がナドレの股間を開ききり、激しく回転するドリルを構える。&lt;br /&gt;
そのままナドレの中心にドリルの切っ先を押し当てた。&lt;br /&gt;
「やめ…やめろ…！」ティエリアが点滅するコックピット内で、怯えて叫ぶ。&lt;br /&gt;
しかし、ずんっという衝撃がナドレを一瞬押し上げ、ガガガという重い金属音が&lt;br /&gt;
ドリルの振動に混じって響き渡った。&lt;br /&gt;
ドリルが黒煙を上げながら焦げ臭い臭気を発散させ、ずぶずぶと機体内に侵入していく。&lt;br /&gt;
「ああああ！！！」&lt;br /&gt;
ティエリアがナドレと一体になったかのような、断末魔のような激しい悲鳴をあげた。&lt;br /&gt;
「諦めろ。」セルゲイが容赦なく抑え込みながら、冷たく言った。&lt;br /&gt;
ドリルが中を激しく抉りながら侵入し、ナドレの腰近くまでを破損しながら進み、&lt;br /&gt;
ようやく止まった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「挿入経路確保。ファイバースコープを挿入し内部を検索します。」&lt;br /&gt;
黒煙の中、ドリルがようやく抜かれる。&lt;br /&gt;
改良型がナドレの下半身を跨いだまま両足で立ち、ティエリアのモニターから丸見えになった。&lt;br /&gt;
「──！！」ティエリアが自分の目を疑った。&lt;br /&gt;
改良型が自分の腰部のパーツを外し、人間の股間に当たる場所から、&lt;br /&gt;
真っ黒な太いコードのようなものを出したのだ。&lt;br /&gt;
黒光りするそれは、まるでうなぎのようにぬるぬると蠢いている。&lt;br /&gt;
空中に立ち上がったそれが、自分で意思を持った生き物であるかのように鎌首をもたげ、&lt;br /&gt;
ナドレの股間に探るように向かっていく。&lt;br /&gt;
「や…やめ…」ティエリアが恐怖に顔を引きつらせた。&lt;br /&gt;
改良型が身をかがめ、ナドレの開いた股の間に体を埋めていく。&lt;br /&gt;
「ああうううう…！！」&lt;br /&gt;
極太コードが、ぎりぎりと破損部をこじ開けながら入ってくるのが分かる。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ファイバースコープが作動し、中の映像をセルゲイ達に映した。&lt;br /&gt;
光を当てても、機械部品の映像が続き、薄暗いままだ。&lt;br /&gt;
やがて、集積回路らしきチップ群が見えた。&lt;br /&gt;
「ICチップ発見！ここからデータダウンロード試みます！」&lt;br /&gt;
改良型のパイロットが興奮して言い、早速コードの先端のスコープを&lt;br /&gt;
形の合いそうな連結プラグに差し替えた。&lt;br /&gt;
ナドレの中枢にプラグが連結される。&lt;br /&gt;
びくんと極太コードにナドレの電流が流れ、コードがのたうちながら改良型に伝導した。&lt;br /&gt;
「中枢に連結成功。データ、落とします！」&lt;br /&gt;
「ああっ！！」&lt;br /&gt;
ティエリアがプラグを介して、ナドレの中心に接触されたのをはっきりと感じた。&lt;br /&gt;
そのまま全てのデータを吸い込むように、信号が送られる。&lt;br /&gt;
「阻止する…！！無駄だ…！」ティエリアが金色に目を光らせ、中枢のバリアを強化した。&lt;br /&gt;
「ぐ…！」改良型が、プラグごと跳ね返されそうな圧力を受ける。&lt;br /&gt;
「邪魔するか…！？これならどうだ…！」改良型から電流が放出され、中枢を襲った。&lt;br /&gt;
「くううう…ッ！」&lt;br /&gt;
微電流とはいえ、中心に届いたそれは容赦なく稲光のような痺れを撒き散らせながら、&lt;br /&gt;
中枢のシステムを麻痺させた。&lt;br /&gt;
電気的な信号がティエリアの体をも駆け回り、ナドレと同じく関節が機械的に跳ね上がった。&lt;br /&gt;
刺激を受け、生理的な熱い涙が再び零れ落ちる。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「ふう…ふう…。ガンダムめ…！手間をかけさせおって…。」&lt;br /&gt;
とりあえず攻防戦に勝利した改良型が、大きく息を吐いた。&lt;br /&gt;
そのまま中に繋がり、データを強引に落としにかかる。&lt;br /&gt;
「中佐。ダウンロードは可能ですが、完全に暗号化されています。&lt;br /&gt;
本部でかなりの時間を要しないと…」&lt;br /&gt;
「構わん。続行しろ。」「了解。」&lt;br /&gt;
ダウンロードと共に、システムの麻痺を続行させるため、微電流が流れっぱなしになる。&lt;br /&gt;
規則的にナドレもろともティエリアの体がびくんびくんと痙攣した。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;大量のデータがコードを伝って、改良型のメモリーチップに蓄積されていく。&lt;br /&gt;
その度に中心を貫くコードが尺取虫のように大きくのたうち、ナドレの機体を揺らした。&lt;br /&gt;
「うああああ……」&lt;br /&gt;
ティエリアが激しい振動と、中を蹂躙される感触に耐え切れず、泣きながら叫び続ける。&lt;br /&gt;
（ヴェーダ…ヴェーダ…！）&lt;br /&gt;
機体ごと突き上げられ、ティエリアの体がシート内で激しく上下した。&lt;br /&gt;
ナドレの赤いコードが人間の髪の毛のように繊細に揺れ動いた。&lt;br /&gt;
相変わらず危険色の点滅が続き、警報が鳴り響く。&lt;br /&gt;
ティエリアの脳裏にヴェーダ、そしてクルーの顔がよぎったが激しい衝撃で掻き消えてしまった。&lt;br /&gt;
「全ての情報のダウンロード、可能と判断！さらに大容量で落とします！」&lt;br /&gt;
改良型がさらに受信容量をアップし、激しく中を突き上げながらデータを落としにかかる。&lt;br /&gt;
「あうッ！！」&lt;br /&gt;
ティエリアが天井にぶち当たりそうなほど体ごと揺さぶられ、たまらずシートを掴んだ。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ふっ、とコードの動きが完全に止まり、ティエリアがようやく体の緊張を和らげた。&lt;br /&gt;
「データダウンロード終了。」&lt;br /&gt;
敵パイロットの安心した声が聞える。&lt;br /&gt;
「うう…」ティエリアが全てを悟り、敗北感にさいなまれ身を震わせて涙を流し続けた。&lt;br /&gt;
「よくやった。あと10秒で増援到着。本部に帰艦しデータの解析に回す。」&lt;br /&gt;
これでようやく亡くなった味方の霊に報告が出来る…。&lt;br /&gt;
セルゲイが任務の成功に胸をなでおろした。&lt;br /&gt;
すぐに、30機の大編隊を組んで、MS部隊とMA部隊が上空に現れた。&lt;br /&gt;
「セルゲイ中佐。任務完了お見事です。ではガンダム移送を補助します。&lt;br /&gt;
後方部隊、デカブツの装備及び装甲を回収。」&lt;br /&gt;
「了解。」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;各機が素早く散らばった。&lt;br /&gt;
ナドレの周囲に20機ほどのMSが群がり、武器を構えながら周囲を取り囲んだ。&lt;br /&gt;
地中の杭が抜かれ、重量型3機にあわせさらに2機のMSがナドレを拘束し、&lt;br /&gt;
静かに空に浮かび、移送を開始する。&lt;br /&gt;
地上ではヴァーチェのパーツを回収し尽くしたMS隊が、それぞれ重い装甲やら&lt;br /&gt;
武器を抱えながら、セルゲイに付き従った。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「うう……」&lt;br /&gt;
周囲を武装したMS群に囲まれ、四方八方からライフルまで押し当てられている。&lt;br /&gt;
撤退への有効な打開策など、今に至ってはまるで思いつかなかった。&lt;br /&gt;
ふと思い出してトレミーとの通信を試みたが、回線が遮断されたらしく、雑音しか届かない。&lt;br /&gt;
編隊がナドレをがっしりと捕縛したまま、空を静かに進んでいく。&lt;br /&gt;
涙で視界のぼやける中、ティエリアが放心状態で空を見上げた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ヒュン─！一瞬、眩しい光が目に入り、網膜を混乱させた。&lt;br /&gt;
驚くべき速さで、その飛行体が空を切り裂くように急接近してくる。&lt;br /&gt;
音速よりも更に早い速度で加速し、かなり遅れて飛行音が無人の草原に響き渡った。&lt;br /&gt;
「キュリオス！！」ティエリアが無意識に叫んだ。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「中佐！敵機接近中…！」&lt;br /&gt;
敵MSが気付いた時、すでにキュリオスが背後に迫り、マシンガンを激しく連射しながら、&lt;br /&gt;
ツバメを思わせる鋭角な角度でMS群の真ん中を切り裂いていく。&lt;br /&gt;
「ぐあああ！！」敵編隊があっけなく崩れた。&lt;br /&gt;
ナドレに構えていた武器をキュリオスに向け撃墜を試みる。&lt;br /&gt;
しかし、かまいたちのような圧倒的なスピードは、決してロックを許さず、&lt;br /&gt;
ティエレン達が慌てて撃ったライフルは、その機体をかする事さえ出来ない。&lt;br /&gt;
近距離で撃ちまくった結果、外れた弾が乱れ飛び、逆に仲間のティエレンを何機も撃墜していった。&lt;br /&gt;
「く…！砲撃停止！！直ちに編隊を組みなおし、羽付きを迎撃しろ…！」&lt;br /&gt;
セルゲイが、混迷を極める部隊に必死で命令を出す。&lt;br /&gt;
「りょうか…！！ぐああああ！！！」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ズドーン！！閃光が走り、答えた副官のティエレンが、一瞬で爆発し消滅した。&lt;br /&gt;
続いてはるかかなた雲の向こうから、何発もの鮮やかな閃光が敵機に襲い掛かる。&lt;br /&gt;
雲間が切れ、ライフルを構えたまま突進してくるデュナメスの機体が太陽に照らされ&lt;br /&gt;
きらきらと輝いた。&lt;br /&gt;
「デュナメス…！」ティエリアが心底安心して嬉し涙を滲ませた。&lt;br /&gt;
ロックオンがナドレを掴むMSを狙い打つ。&lt;br /&gt;
「うわあああ！！」&lt;br /&gt;
完璧な弾道で、ナドレには一発も当たる事無く3機のMSが撃墜された。&lt;br /&gt;
「く…！仕方ない。素体を解放！！ガンダムを迎撃…いや…！！」&lt;br /&gt;
セルゲイが怒りに打ち震えてキュリオスとデュナメスを睨んだ。&lt;br /&gt;
「撤退…撤退を最優先事項とする…！ただちに空域を離脱…！&lt;br /&gt;
本部に連絡し更なる増援要請と軍基地の武装強化を連絡！」&lt;br /&gt;
セルゲイ達がナドレを解放し、ライフルを撃ちガンダムを威嚇しながら、&lt;br /&gt;
撤退に向けて編隊を組みなおす。&lt;br /&gt;
ようやく自由の身となったティエリアが、すぐにナドレの状態を確かめた。&lt;br /&gt;
放電はすでに解除され、通常モード。攻撃は充分可能だった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;（あいつだけは、逃がさない…！！）&lt;br /&gt;
早くも撤退モードで全速で離脱していく敵群の中の一機を素早く捉え、&lt;br /&gt;
一気に急加速して後方に迫る。&lt;br /&gt;
「くあ…ッ！！」&lt;br /&gt;
データを詰め込んだ、改良型のパイロットが、迫るナドレに危険を察知し、&lt;br /&gt;
全力で飛び去ろうとスピードを上げた。&lt;br /&gt;
「ビームサーベル！！」&lt;br /&gt;
その後ろ姿をあっけなく追尾し、ナドレがサーベルを振りかざして迫る。&lt;br /&gt;
「ちゅ…！中佐…！うああああ！！！」&lt;br /&gt;
助けを求める間もなく、ナドレの振り下ろしたサーベルが袈裟斬りで、&lt;br /&gt;
見事に改良型を真っ二つにした。&lt;br /&gt;
ドゴオンン！！激しい爆発音と、閃光。&lt;br /&gt;
振り返ったセルゲイの目に、爆風の中、まるで天使のようにたたずむ&lt;br /&gt;
美しいナドレの機影が不気味なほどの威圧感をたたえて、視界に入った。&lt;br /&gt;
その後ろから、素早い加速のキュリオス。そして、デュナメスの絶え間ない砲撃。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「撤退！撤退だ！！！」&lt;br /&gt;
逃げながらも、後ろからの攻撃で、どんどん味方が撃たれていく。&lt;br /&gt;
30機もあったMS・MAが、既に10数機にまで撃墜されていた。&lt;br /&gt;
「装甲は諦めろ！逃げるぞ…！！」&lt;br /&gt;
残ったMSがヴァーチェの装甲を仕方なく手放し、全機全速で撤退していった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;その後ろで、ティエリアが落ちていくキャノンを受け止めた。&lt;br /&gt;
「目標を消滅させる！！」&lt;br /&gt;
遠ざかるMS群に狙いを定め、陵辱のお返しをするように、キャノンを発射する。&lt;br /&gt;
空中遠くでMSが10機近く爆発し、炎と共に黒煙を上げた。&lt;br /&gt;
ティエリア達が一番討たなければいけない司令官・セルゲイが、&lt;br /&gt;
後ろの部下が盾となったおかげでまたしても命を拾い、辛くも逃げ去っていった。&lt;br /&gt;
「ティエリア…。」戦闘が終わり、アレルヤが声を掛けてきた。&lt;br /&gt;
「………。」何も言う事は出来なかった。&lt;br /&gt;
「ふいい─っ！！命拾いしたな、ティエリア。大丈夫か？」&lt;br /&gt;
ロックオンが大きく息を吐いて、それでも優しく、空中に佇むティエリアに近寄り声をかける。&lt;br /&gt;
この前、スメラギを責めた時、ロックオンに注意された事を思い出す。&lt;br /&gt;
＜ナドレを晒したのはお前にも責任がある─＞&lt;br /&gt;
今回、同じ様に敵の作戦にはまり、鹵獲されかかってしまった。&lt;br /&gt;
メモリーチップごと駆逐したものの、一旦はデータまで取られ、&lt;br /&gt;
その上ナドレを破損してしまった。&lt;br /&gt;
今回の失態は八つ当たりさえ出来ない、全て自分の責任だ。&lt;br /&gt;
ティエリアが身も凍るような悔悟の念に、思考をストップさせ体をこわばらせる。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;察したロックオンとアレルヤが、ぽんっと肩を叩いて勇気付ける。&lt;br /&gt;
「気にするな。もういい加減、各軍も俺たちへの対策を立ててきてるから仕方ないさ。&lt;br /&gt;
今後は今以上に気をつけて行動しなきゃいけねえ。」&lt;br /&gt;
「うん。今回はたまたま君が狙われただけの事だよ。むしろ、君じゃなかったら&lt;br /&gt;
どうなってたか分からない。」&lt;br /&gt;
「………。」二人の気遣いにも、体を強張らせたまま何も答える事が出来ない。&lt;br /&gt;
「今後は、最低でも2機一組での行動をミス・スメラギに提案しよう。」&lt;br /&gt;
「うん。そうだね。明日の介入予定は白紙になったから、とりあえず、&lt;br /&gt;
パーツを回収してトレミーに戻ろう。反省はそれからでも十分だよ、ティエリア。」&lt;br /&gt;
早速パーツ回収に向かう二人の姿に、氷を溶かすように情動が不意に湧き起こり、&lt;br /&gt;
思わず熱いものがこみ上げてきた。&lt;br /&gt;
決してばれないように静かに涙を流しながら、パーツを回収し、&lt;br /&gt;
3機励ましあうように横並びになって、宇宙に戻っていった。&lt;/p&gt;
    </description>
    <dc:date>2008-03-11T01:00:38+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="http://www29.atwiki.jp/morochin/pages/81.html">
    <title>l1-581</title>
    <link>http://www29.atwiki.jp/morochin/pages/81.html</link>
    <description>
      
&lt;p&gt;&lt;font size=&quot;4&quot;&gt;まいすたクリスマス&lt;/font&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「以前のデータは見させて貰ったわ」&lt;br /&gt;
　スメラギは掛けたままチェアをくるりと回した。&lt;br /&gt;
　背後のモニターにはハロウィンの報告書が映し出されている。&lt;br /&gt;
「それで、今回も頼みたいの。ヴェーダの回答も貴方が最適任となっているわ」&lt;br /&gt;
「……解りました」&lt;br /&gt;
　新たな任務を受けてティエリアは表情を変えずに頷く。&lt;br /&gt;
　手には今回のミッションのために用意された道具、曰くクリスマスコスチューム。&lt;br /&gt;
　更衣室でティエリアは中身を確認するとパイロットスーツに着替えるのと同じように手早く衣装を纏っていく。&lt;br /&gt;
「無駄な装飾ばかりだ……しかし、ヴェーダが選んだものだ。何か意味があるのだろう」&lt;br /&gt;
「ティエリアー、急いで。24日の夜のうちに済ませないといけないんだから。22:00から24:00が山場よ！」&lt;br /&gt;
「了解」&lt;br /&gt;
　ハイネックでノースリーブ、胸元が大きく開いたデザイン。&lt;br /&gt;
　たっぷりの布を用いたミニのフレアスカート。材質はベロアで裾と襟首にはふわふわのファー。&lt;br /&gt;
　ソフトチュールの柔らかいパニエを仕込んでいるため、ティエリアの動きに合わせお尻の部分が可憐に揺れる。&lt;br /&gt;
　そのワンピース姿を彩るのはやはりファーの縁取りがされた白の長手袋。&lt;br /&gt;
　危うい絶対領域を描く黒いストッキングは柊の意匠に編み上げられており、金糸も織り込んであるため角度によってキラキラと光る。それは黒いガーターベルトで固定されていた。&lt;br /&gt;
　そのすらりとした脚を更に包み込むのは白い革ブーツ。&lt;br /&gt;
　大きめの高い踵、丸いラインの爪先は挑発的なワンピースとは対照的に可愛らしいフォルム。&lt;br /&gt;
　ファーの縁取りがなされているのはワンピースと同様だ。&lt;br /&gt;
　勿論大きなサンタ帽、首元には歩くたびにチリチリ鳴る金のベル。&lt;br /&gt;
　そして背中には小さな天使の羽根。&lt;br /&gt;
　全てを身に着けて更衣室を出てくるとスメラギは息を呑んだ。&lt;br /&gt;
「……完璧だわ……！」&lt;br /&gt;
　感嘆にティエリアは当然だというかのような顔で応える。&lt;br /&gt;
「さぁ、これを持ってみんなの部屋を回って頂戴。それがミッションよ」&lt;br /&gt;
　差し出されたのは大きな白い袋だ。&lt;br /&gt;
「了解した。ティエリア・アーデ、行きます」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;１．&lt;br /&gt;
「メリークリスマス！　聖なる夜に介入する！」&lt;br /&gt;
　インターフォン越しの声を聞いて刹那は首を傾げながら扉を開くと、猫のような大きな眼を見開いた。&lt;br /&gt;
「……ティエリア・アーデ。何をやっている……。そ、そんな恰好で……」&lt;br /&gt;
　目の前のミニスカサンタに一瞬で動揺する。&lt;br /&gt;
　泳がせる視線の先にはティエリアの顔、露わな胸元、あられもない太腿と脚線美。&lt;br /&gt;
　何処に目を遣っても正視するには刺激が強すぎた。&lt;br /&gt;
「フン、君はクリスマスも知らないのか。刹那・F・セイエイ」&lt;br /&gt;
「知っている。……異教徒の……祭、だろう」&lt;br /&gt;
「だったらサンタクロースは知っているな？　これはミッションだ。&lt;br /&gt;
今日の俺はヴェーダの意思の元サンタクロース役を請け負っている」&lt;br /&gt;
　お前の信仰など知ったことかと言い出しそうな柔らかさの一切ない口調で&lt;br /&gt;
ティエリアは白い大きな袋を取り出す。&lt;br /&gt;
中にはプレゼントが幾つも詰まっているのが袋の外からも判った。&lt;br /&gt;
　しかし、刹那は袋の中よりもそれを掲げているティエリアの方に意識が行ってしまう。&lt;br /&gt;
　ティエリアは、自分を嫌っていると刹那は思う。&lt;br /&gt;
　理由はたくさんあるだろうし、刹那自身が改善できることもあるだろうが無理なこともあるだろう。&lt;br /&gt;
　だが、目の前のティエリアはなんだかキラキラして、とても綺麗に見えた。&lt;br /&gt;
「つまり、……受け取ればいいんだな」&lt;br /&gt;
　袋の中身を受け取る時、手が触れてしまったら、と想像すると寂しくなる。&lt;br /&gt;
　ティエリアの姿に心臓が少し動きを早めているというのに、彼は自分を嫌いなのだ。&lt;br /&gt;
　それでも、ティエリアはそれを任務だという。そしてきっとその遂行以外は本当に興味がないんだろう。&lt;br /&gt;
　そういうところは自分と似ているのに難しい。&lt;br /&gt;
「物分りがいいじゃないか。さて、君の靴下を探させて貰おうか」&lt;br /&gt;
「なに！」&lt;br /&gt;
　ずかずかと音がしそうな勢いでティエリアは刹那の部屋に踏み入った。&lt;br /&gt;
　その場でプレゼントを受け取ればこのなんとも言い難い空気が去ると思っていたのに予想を裏切られ、&lt;br /&gt;
刹那はティエリアの接近を両手を広げ阻止しようとした。&lt;br /&gt;
「待て、ティエリア」&lt;br /&gt;
　しかし。&lt;br /&gt;
「あ」&lt;br /&gt;
　ガッ、グラッ、びたーん。&lt;br /&gt;
　歩き慣れないヒールのブーツに足が縺れ、ティエリアは盛大に転んでしまった。&lt;br /&gt;
「何をやっている、刹那！　君はどうしていつも……」&lt;br /&gt;
　刹那の目の前で転んでしまったことにティエリアは羞恥を感じ、&lt;br /&gt;
その責任をティエリアの歩を邪魔した刹那に求めた。&lt;br /&gt;
きっと睨み付けた眼の下の頬は少し赤く染まっている。&lt;br /&gt;
「大丈夫か？」&lt;br /&gt;
　刹那は手を差し伸べようとして愕然とした。&lt;br /&gt;
　倒れたティエリアの、スカートが捲れ上がっているのだ。&lt;br /&gt;
「どうして君はいつもミッションの支障になることばかり……刹那？」&lt;br /&gt;
　ティエリアは刹那の様子がおかしいのを察し、首を傾げる。&lt;br /&gt;
　刹那の視線の先にはティエリアの小さなお尻があった。&lt;br /&gt;
　それを包み込んでいるのは純白の、フリルとレースで構成された、&lt;br /&gt;
腰のところがリボンになっている……女物のパンツだった。&lt;br /&gt;
「ティ、ティエリア……女だったのか」&lt;br /&gt;
「は？　何を言っている、刹那・Ｆ・セイエイ。それより少し足を捻ってしまった。手を貸せ」&lt;br /&gt;
「ロックオンが見せてくれた雑誌やビデオの女は、そういうの穿いてた」&lt;br /&gt;
　ティエリアが苛ついた表情で手を借りるのを諦め起き上がろうとするのを刹那は両手でティエリアの肩を押さえ、留める。&lt;br /&gt;
「ドキドキする。ティエリアが悪い」&lt;br /&gt;
「なっ、刹那！　何をするっ！」&lt;br /&gt;
　刹那の下で抵抗するティエリアを見ながら、刹那は兄貴分のロックオンが教えてくれた情報を整理した。&lt;br /&gt;
　クリスマスは異教徒の祭だから余り興味はなかったのだが、&lt;br /&gt;
ロックオンはそれをとても寂しいことだと嘆いていた気がする。&lt;br /&gt;
　年に一度の聖なる夜に子供は素敵なプレゼントを貰えるし、恋人たちは一晩中、愛を語り合うのだ。&lt;br /&gt;
　興味はなかった。&lt;br /&gt;
　だが、酷く幸せそうな日なのだということはロックオンに伝え聞いただけでも理解できた。&lt;br /&gt;
　そしてその夢物語のような出来事が今、目の前の現実としてあった。&lt;br /&gt;
　けれどその幸せな夢は所詮は夢。ティエリアの嫌悪が胸に痛い。&lt;br /&gt;
　しかし、刹那は夢を現実にする魔法の言葉を知っていることを、まさに天啓のようにひらめいた。&lt;br /&gt;
「ティエリア、これはミッションだ。ファーストフェイズ、開始する」&lt;br /&gt;
　刹那の唇がティエリアの反論を封じ込めた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　掌に触れる薄い布地はすべすべとして触り心地がよかった。&lt;br /&gt;
　刹那が今まで触れたことがある記事の中でも特別、気持ちのいい感触。&lt;br /&gt;
「ティエリアも、気持ちいいのか？」&lt;br /&gt;
　刹那はティエリアの耳元に問いかける。&lt;br /&gt;
　息が当たってティエリアはぶるっと身悶えした。&lt;br /&gt;
「あ、……は。そ、そんなわけ、あるか」&lt;br /&gt;
「嘘だ」&lt;br /&gt;
　刹那は更にティエリアの尻を撫で回す。&lt;br /&gt;
　小振りの双丘を掌で十分味わうと、次は谷間の窄まりに指を這わせる。&lt;br /&gt;
「ひゃうっ……馬鹿、やめっ」&lt;br /&gt;
　触れた途端、ティエリアが上擦った声を上げ、ひくんとそこが反応した。&lt;br /&gt;
　それが可愛らしく感じられて刹那は執拗に、ひくつく窄まりを布地の上から何度もなぞる。&lt;br /&gt;
　こすこすと前後に擦りつつ、尖った指先を入り口に宛がい下着の布ごと穴に押し込んだりを繰り返す。&lt;br /&gt;
「ティエリア、気持ちいい？」&lt;br /&gt;
「や……っ」&lt;br /&gt;
　耳に息が掛かるように囁く。&lt;br /&gt;
　先ほどからそうするとティエリアが女の子のような声を上げることに気がついた刹那は、&lt;br /&gt;
時折、ティエリアの耳朶を噛んだり甞めたりしながら、わざと空気を孕んだ声で語りかけるのだ。&lt;br /&gt;
　ちゅっ、っと音が出るように耳に唇と舌が触れる度にティエリアは真っ赤な顔で震える。&lt;br /&gt;
「素直になれ」&lt;br /&gt;
　そういってティエリアを後ろから抱き起こす。&lt;br /&gt;
　片脚を抱えて股を開かせ、スカートを捲ると純白の布地に覆われた下半身が現れる。&lt;br /&gt;
「見てみろ」&lt;br /&gt;
「くっ……せつな、なにを……」&lt;br /&gt;
　刹那の視線の先ではティエリアの下半身が女性物の下着の中で窮屈そうにしていた。&lt;br /&gt;
今にも起ち上がった先端が飛び出てしまいそうになっている。&lt;br /&gt;
　それをティエリアは見ようとせず、首をふるふると振るばかりだった。&lt;br /&gt;
　その度に首元の金のベルがチリチリ鳴る。&lt;br /&gt;
「ティエリアのいった通りだった。女じゃなかったな」&lt;br /&gt;
　ティエリアの手を掴み、硬くなったティエリア自身に触れさせる。&lt;br /&gt;
「あっ、当たり前だ……、ん」&lt;br /&gt;
　布越しだというのにティエリアが触れた部分はじっとりと濡れており、&lt;br /&gt;
ティエリアは頭の中が一気に熱くなるのを感じた。&lt;br /&gt;
　刹那はその下の柔らかい膨らみをふにふにと軽く握る。&lt;br /&gt;
「こっちも、ちゃんとついてる」&lt;br /&gt;
「……っ」&lt;br /&gt;
　ティエリアは恥辱と屈辱に顔を歪めた。&lt;br /&gt;
　頭の中に篭った熱は今にも涙になって零れてしまいそうだ。&lt;br /&gt;
　同時に前の方にも痛いくらい熱が集中してきてしまっている。&lt;br /&gt;
　けれど、これ以上、体の中の熱を外に出すことは耐え難いほど恥ずかしい。悔しい。唇を噛み締めた。&lt;br /&gt;
「俺のも触るか？」&lt;br /&gt;
　刹那がまた耳元を狙って囁いてきた。&lt;br /&gt;
「やだ、やだっ……んう……っ」&lt;br /&gt;
　とんでもない。そんなことをしたらきっと欲しくて堪らなくなってしまう。　&lt;br /&gt;
　そうしたら、刹那に何と言えばいい。素直に、ください？　もしくは挿れろと命令か？&lt;br /&gt;
　葛藤する間にも勃起したものに当てられた自分の手を上下させてしまいそうになる。&lt;br /&gt;
「いやだぁあっ……！　やだ、いやだ……っ！　ううっ」&lt;br /&gt;
　想像でしかないのに自分の懇願する声がティエリアのプライドを傷つける。&lt;br /&gt;
　胸が痛んだ瞬間、涙腺が熱を感じて水滴を散らした。&lt;br /&gt;
「ふ、あう……っ。ぃや……、うっ」&lt;br /&gt;
「わかった」&lt;br /&gt;
　泣き出したのを悟られまいと顔を伏せて首を振るティエリアを刹那は両腕で抱き締める。&lt;br /&gt;
　そして、一度耳元にキスをするとティエリアの熱く固まって遣り場なさげな屹立に手を伸ばす。&lt;br /&gt;
　先走りでびちゃびちゃになったそこは何の抵抗もなくされるがままだ。&lt;br /&gt;
「え、あ……、駄目っ、せつな……っ。ひぁっ、あぅん」　&lt;br /&gt;
「俺に任せておけ、ティエリア」&lt;br /&gt;
　片手でしっかりとティエリアを抱いたまま、刹那はティエリアを愛撫する。&lt;br /&gt;
　それに合わせてくねくねと腰を動かしてしまうティエリアは刹那に翻弄される屈辱に再び涙を噛み締めた。&lt;br /&gt;
　なのに屈辱すら快感を増幅させているように感じてしまう。&lt;br /&gt;
「いや、……そ、んなのっ……ああん、ああっ！　や、んっ」&lt;br /&gt;
　程なくしてティエリアは刹那の掌の中に白濁を迸らせた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「俺が嫌いか？　ティエリア・アーデ」&lt;br /&gt;
「……刹那？」&lt;br /&gt;
　面と向かって問われ、ティエリアは少し口篭った。&lt;br /&gt;
　あんなことをしておいて、何を言い出すかと思ったら、である。&lt;br /&gt;
　刹那は作戦の進行に障害となることが多い。何故彼がガンダムマイスターなのか、未だに疑問だ。&lt;br /&gt;
　しかし、好きなのか、嫌いなのか、ティエリアは判別し兼ねていた。&lt;br /&gt;
　そもそも好きということがよく解らない。ならば嫌いということもよくは解らないのだ。&lt;br /&gt;
　生き物の形をしたものを食べることだけは生理的に受け付けないが、&lt;br /&gt;
刹那のことは生理的に受け付けないわけではない。&lt;br /&gt;
　気に入らない、とは思うけれど。&lt;br /&gt;
　意固地なまでの壁はあるけれど。&lt;br /&gt;
「別に、嫌ってはいない」&lt;br /&gt;
「……そうか」&lt;br /&gt;
　ティエリアは嫌悪丸出しで自分を罵倒してくるに違いない。　&lt;br /&gt;
　そう思っていた刹那は胸の中が少し軽くなるのを感じた。&lt;br /&gt;
　そのまま心のように少しだけ軽くなった腕をあげ、ティエリアを正面からゆっくり抱き締める。&lt;br /&gt;
　刹那よりも背は高いのに筋肉が薄く、骨が当たる。華奢だな、と改めて思った。&lt;br /&gt;
　刹那の体温を感じながらティエリアが沈黙を破った。&lt;br /&gt;
「任務だ。……君は気にしないで忘れてくれればいい。それよりも、だ」&lt;br /&gt;
　真っ直ぐ見上げてくる刹那と視線を合わせないまま、ティエリアは白い大袋に手を伸ばす。&lt;br /&gt;
「本来は靴下に入れなければいけないんだが、君の靴下には少々大きいだろう」&lt;br /&gt;
　プレゼントだ。&lt;br /&gt;
　そういって刹那の前に取り出されたのは1/100エクシアのガンプラだった。&lt;br /&gt;
「！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！　お……、」&lt;br /&gt;
　刹那の顔が輝く。&lt;br /&gt;
「俺がガンダムだ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」&lt;br /&gt;
　異教徒で、しかも『いい子』などではない自分には聖夜の幸せなど関係ないと思っていた刹那は&lt;br /&gt;
先ほどティエリアに感じたのとは違う性質の胸の高鳴りに震えた。&lt;br /&gt;
　ティエリアは歓喜する刹那に、次の任務があると言い残し彼の部屋を後にした。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
２．&lt;br /&gt;
　ティエリアは自分がやってしまったこととはいえ、&lt;br /&gt;
濡れて気持ちの悪いパンツを捨ててしまったことを後悔していた。&lt;br /&gt;
　時間は少しだけ遡る。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　刹那の部屋での任務が完了したティエリアはセカンドフェイズに移行するため、ロックオンの部屋に移動した。&lt;br /&gt;
「メリークリスマス！　聖なる夜に介入する！　プレゼント受け渡しのため部屋の開錠を要請する！」&lt;br /&gt;
　そう呼び掛けると部屋の主であるロックオンの「入ってこいよ！」という声と共にガチッという開錠の音が響いて部屋の扉が開いた。&lt;br /&gt;
「おー！　色っぽいじゃないかティエリア！　またミス・スメラギの見立てか？　流石だな」&lt;br /&gt;
　部屋の中で髪に櫛を入れていたロックオンがミニスカサンタのティエリアを見て歓声を上げる。&lt;br /&gt;
　ティエリアはそうだ、と短く答えた。&lt;br /&gt;
「そういう貴方こそ、随分とめかし込んでるじゃないですか」&lt;br /&gt;
「お？　これか？」&lt;br /&gt;
　指摘を受けてロックオンは羽織っているジャケットの裾を掴み、広げて見せた。&lt;br /&gt;
「クリスマス・イヴだろう？　そりゃあ、天下のソレスタル・ビーイングだって聖なる夜は女の子と過ごすのさ」&lt;br /&gt;
「……プトレマイオスのクルーと？　呆れたな、ロックオン・ストラトス」&lt;br /&gt;
　照れたようにふふ、と笑うロックオンにティエリアは肩を竦めて嘆息する。&lt;br /&gt;
「まぁ、相手はまだ子供だしな。ハメは外さねえよ、欲求不満は溜まるがな。それも醍醐味と思えば楽しめるさ」&lt;br /&gt;
「プトレマイオスの中でくれぐれも痴情の縺れだとか妊娠騒ぎは起こさないようにな。&lt;br /&gt;
誰が相手だとかは訊かないが誰であってもクルーであることに違いはない」&lt;br /&gt;
　確かに、この限られた船の中で若い男女が揃っているのなら『そういうこと』があるのかも知れない。&lt;br /&gt;
　ガンダム・マイスターとしての自覚さえ失わなければそれも構わないだろう。&lt;br /&gt;
　いずれにせよ、興味のないことだ。&lt;br /&gt;
　苦言を呈すティエリアにロックオンは、ハイハイと苦笑いを返した。&lt;br /&gt;
「なら、逢引き相手が待っているんだろう？　こちらも任務がある。プレゼントを受け取って貰おうか」&lt;br /&gt;
「了解。よろしく頼むぜ、可愛いサンタさん」&lt;br /&gt;
　刹那よりは話もし易いとティエリアは早速白い大袋を持ち出す。&lt;br /&gt;
　所が、その時見えてしまったのだ。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　袋の中身を確かめるべく屈んだティエリアのスカートの中からちらりと覗いたのは下着ではなく、&lt;br /&gt;
白い滑らかな双丘だった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「なっ！！！！！！！！！　お、お前っ、ティエリア！」&lt;br /&gt;
「何だ？」&lt;br /&gt;
　ロックオンは見えてしまったものの意味を計りかねてあからさまに狼狽した。&lt;br /&gt;
　それに気がつかないティエリアは不思議そうにロックオンを見つめたが、数秒経っても言葉がない。&lt;br /&gt;
　仕方が無いので気を取り直し、眼鏡のブリッジを押し上げて作業を再開した。&lt;br /&gt;
「……ゴクリ」&lt;br /&gt;
　これは一体どういうことなのか。&lt;br /&gt;
　ロックオンはアレコレと思索を巡らせる。&lt;br /&gt;
　──コイツは服にも無頓着だし、もしかしたら下着を着ける習慣がないとか？&lt;br /&gt;
　いやそんな馬鹿な。&lt;br /&gt;
　じゃあ何か？　アレルヤや刹那と何かあったのか？　いやいやいやまさかそんな。&lt;br /&gt;
　だが、女の線はもっとないだろう、常識的に考えて！&lt;br /&gt;
　じゃあなんだ？　もしかして俺を誘っているのか、ティエリア！！！！！！！！！！&lt;br /&gt;
　いやいやいやいや、そんな結論を急いでも仕方が無い！　&lt;br /&gt;
俺にはあの子やあの子や地上に戻ったらあの子もいるし、あの子にも悪いだろう。&lt;br /&gt;
まさかそんな同僚の男となんて──。&lt;br /&gt;
　尽きない堂々巡り。&lt;br /&gt;
　その間にも凝らした視線の先ではチラリズム・ショーが繰り広げられている。&lt;br /&gt;
　スカートが余りにも短すぎるのとフレアーが余りにふわふわとしているのと、&lt;br /&gt;
様々な要因がティエリアの股間及び臀部を危険地帯へと変えていく。&lt;br /&gt;
　それに拍車をかけるのがストッキングとガーターベルトの存在だった。&lt;br /&gt;
　黒いそれはティエリアの白過ぎる脚線を余りにも艶めかしく彩っている。&lt;br /&gt;
　ゴクリ、ロックオンは再び生唾を飲み込んだ。&lt;br /&gt;
　そう、彼は十も年下の少女と淡い交際を始めていたが、最低限の倫理として彼女と性交渉を持っていなかった。&lt;br /&gt;
　自ら強いた倫理規定ではあってもそれは『生殺し』。&lt;br /&gt;
　狭い船室と長い禁欲。大体ロックオンは性的欲求が強いか弱いかといったら完全に強い方なのだ。&lt;br /&gt;
　そろそろ右手以外も恋しい頃。&lt;br /&gt;
「ティ、ティエリア」&lt;br /&gt;
「うん？　もうすぐ出る。少し待て」&lt;br /&gt;
「もういいんだぜ、そんなに焦らさなくても。お前がこんな大胆なヤツだったなんて知らなかった……！」&lt;br /&gt;
　ティエリアは赤い瞳でロックオンを見上げる。&lt;br /&gt;
　異様な興奮に包まれているロックオンを見て、不思議そうに小首を傾げた。&lt;br /&gt;
　その仕草がどうにも愛らしく、ロックオンの導火線に火を点けてしまった。&lt;br /&gt;
「狙い撃つぜ！！　ティエリア！！！！！！！！！！！！！！！！」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「う、はぁっ……。あ……っ」&lt;br /&gt;
　そしてティエリアは後悔している。&lt;br /&gt;
　幾ら気持ち悪くとも、やはりこのミニスカートだ。下着くらいは着けておくべきだった。&lt;br /&gt;
　長身のロックオンにあっさりとお姫様抱っこをされたかと思うと、ぽいっとベッドに転がされ、&lt;br /&gt;
あっという間に組み敷かれてしまい、あれよあれよとワンピースを剥ぎ取られてしまったのだ。&lt;br /&gt;
「どうだ、ティエリア」&lt;br /&gt;
「ど、どうって……」&lt;br /&gt;
　ロックオンの指先がティエリアの乳首をくりくりと撫でる。&lt;br /&gt;
　はじめは薄い胸の上でほんのり色付いているだけだったそこは刺激が加えられるごとに赤みを増し、&lt;br /&gt;
硬く形をはっきりとさせていた。&lt;br /&gt;
「感じるだろ？　凄く硬くなってる……こっちも」&lt;br /&gt;
　右手で乳首を転がしながら左手は下の方へ。&lt;br /&gt;
「ほら、どうだ？　言ってみ？」&lt;br /&gt;
「あ、……う。解らない……っ」　&lt;br /&gt;
　こちらの方は敢えて扱き上げたりなどはせず、中指を裏筋に這わせたり焦らすようにカリ首をゆっくりと撫でたりするだけ。&lt;br /&gt;
　ペニスに触れてくれるならまだいいが、気まぐれに内腿や下腹部、臍などを撫で回しなかなか核心に触れてはくれない。&lt;br /&gt;
　それなのにティエリアは既にピンクの先端から透明の雫を溢れさせてしまっているのだ。&lt;br /&gt;
「解るだろ？　抓るたびにピクンってするぜ？　こっち」&lt;br /&gt;
　そう言ってロックオンはティエリアの首筋に口付けながら乳首をきゅっと優しく抓る。&lt;br /&gt;
　甘い痛みと快感が下半身と脳に走ると同時にペニスがビクッと真っ直ぐに起ち上がった。&lt;br /&gt;
「あっ……はんっ」&lt;br /&gt;
　それに合わせてティエリアも口からあられもない声を漏らしてしまう。&lt;br /&gt;
　声を抑えようとしても舌先が硬直してうまく抑えられない。&lt;br /&gt;
　お陰で口は半開きのまま舌をちろちろと覗かせて淫らな表情を作ってしまっていた。&lt;br /&gt;
　ロックオンの指先は繊細で巧みでちょっとした動きにもティエリアは反応せざるを得なかった。&lt;br /&gt;
「凄いエロい顔してる。ちょっとしか触ってないのにな、ティエリア」&lt;br /&gt;
　耳を甞めるぴちゃぴちゃという卑猥な音と囁きが耳元を掠める。&lt;br /&gt;
「ふ、あ……。やっ、くすぐったひ……」&lt;br /&gt;
　唾液で濡れているため少しの空気の震えにすら敏感になってしまい、ティエリアはぞくぞくと鳥肌を立てた。&lt;br /&gt;
「じゃあ、痛いのがいい？」&lt;br /&gt;
「あふっ」&lt;br /&gt;
　きゅうっ、乳首を捻り上げる。ビクン、と触れられてもいないペニスが跳ね上がる。&lt;br /&gt;
　それを感じてティエリアは顔を赤くした。&lt;br /&gt;
「痛いのがいいんだな」&lt;br /&gt;
　ロックオンが更に軽く爪を立てて抓る。痛みと同時に快感が背筋を駆け抜けティエリアは大きく背中を反らせた。&lt;br /&gt;
　小さな乳首は真っ赤に腫れあがって血が出そうなほど充血している。&lt;br /&gt;
　それと比例するかのようにぬらぬらと光る亀頭が赤みと熱を更に増し、腰が快感を求めるようにくねり始めた。&lt;br /&gt;
　その様子にロックオンは知らず知らず、何度もごくり、生唾を飲み込む。&lt;br /&gt;
「ティエリア」&lt;br /&gt;
　ロックオンがティエリアの臀部の割れ目に指を這わせながら囁く。&lt;br /&gt;
　誘うように蠢くティリアの尻がロックオンの指を入り口まで滑らせる。&lt;br /&gt;
　鵐に溢れているカウパーが尻にまで伝っており、指は抵抗もなくつぷ、と窄まりに飲み込まれた。&lt;br /&gt;
「ふ、あんっ！」　&lt;br /&gt;
「やっぱり痛いのがいいんだ。じゃあ、もっとよくしてやるよ」&lt;br /&gt;
「やだ、っ……そんなことなひ……っ。あ、あああっ」&lt;br /&gt;
　ロックオンの言葉にティエリアはかぶりを振りつつ反発したが、&lt;br /&gt;
ロックオンはティエリアのまだ余り慣らされていない後孔に指をもう一本増やすと強引に掻き回す。&lt;br /&gt;
　グチュグチュという粘性の音とティエリアの上擦った嬌声がより音量を上げた。&lt;br /&gt;
　ペニスは既にはちきれんばかりにガチガチの硬度を得、薔薇色に充血しきっていた。&lt;br /&gt;
　淫靡な空気の中でロックオンもまた、自身を昂ぶらせスラックスの股間を大きくしていた。&lt;br /&gt;
　もう耐えられそうにないな、と前のファスナーを下ろし、ティエリアの二回りは大きい怒張を取り出す。&lt;br /&gt;
　それを目にしてティエリアの表情に怯えが浮かんだ。&lt;br /&gt;
「や……っ」&lt;br /&gt;
　引き攣るティエリア。&lt;br /&gt;
　ロックオンはその髪を宥めるように優しく撫でながらもティエリアが吐き出した粘液を巨体に塗りたくる。&lt;br /&gt;
　そしてティエリアの両脚を掲げて腰を持ち上げると&lt;br /&gt;
垂れてきているカウパーでびしょ濡れの窄まりにそれを宛がった。&lt;br /&gt;
「ティエ……イイコにしてろよ」&lt;br /&gt;
「──ッッ！！！」&lt;br /&gt;
　ズブッ！　と、一気に奥まで貫かれティエリアは声にならない叫びを上げる。&lt;br /&gt;
「ッ、かは……っ。あ、ああ……」&lt;br /&gt;
　全身が硬直し、目を見開く。強烈な異物感に息が詰まりそうだった。&lt;br /&gt;
　内臓が圧迫され押し出されるように涙が頬を伝う。&lt;br /&gt;
　ロックオンはティエリアに挿入したまま腰を大きくグラインドさせティエリアの中を味わった。&lt;br /&gt;
　熱く窮屈なそこはロックオンにとっても久々のナマの肉体だった。&lt;br /&gt;
　蕩けそうなほどに甘美なその感触に思わず感嘆を漏らす。&lt;br /&gt;
「ああ……、いいぜ、ティエリア。あったかいな、お前の」&lt;br /&gt;
「や、……ろっくおんっ、いうな……っ。はやく、……ぬけ」&lt;br /&gt;
　か細い声でティエリアはロックオンの言葉の先を遮った。&lt;br /&gt;
　はぁはぁと苦しげな息遣いも不安定で、睨みつけているはずの視線も何処か危うげに宙を彷徨う。&lt;br /&gt;
「はいはい。……俺も溜まってるからな、心配しなくてもそんなに保たねぇ」&lt;br /&gt;
　苦笑しながらロックオンはティエリアの苦しげに喘ぐ口許にキスをした。&lt;br /&gt;
　一瞬だけ舌を絡ませる。&lt;br /&gt;
　離れる時にティエリアが物欲しそうな顔をした気がして、それがロックオンを余計に駆り立てた。&lt;br /&gt;
「堪らないな、お前は」&lt;br /&gt;
　もう一度キス。唇が離れると同時にロックオンはティエリアの中のものを入り口付近にまで引き戻した。&lt;br /&gt;
「ふあっ、はぁああっ！」&lt;br /&gt;
　排泄にも似たような体の裏側を異物が蠢く感覚にティエリアは仰け反り、慄く。&lt;br /&gt;
　体に力が入らない、力を入れたらこの場で漏らしてしまうような恐怖に襲われる。&lt;br /&gt;
　そんな場面はあってはならない、想像しただけで気を失いそうな恥辱。&lt;br /&gt;
　ティエリアは耐え兼ねて小さく嗚咽を漏らす。&lt;br /&gt;
　しかし、次の瞬間再び最奥まで貫かれ、その羞恥さえ消し飛ぶ衝撃が体を駆け抜ける。&lt;br /&gt;
　今度は全身に力を込めて、衝撃に耐え凌ぐためにロックオンにしがみ付いた。&lt;br /&gt;
「いててっ、爪立てんな。俺はお前と違って痛いのは好きじゃないんだよ。しょうがねぇ。掴まってろ」&lt;br /&gt;
　ロックオンはティエリアを抱き留めるとゆっくりとピストンを始めた。&lt;br /&gt;
　突き上げられるたびにティエリアは内臓を圧迫され、あん、あんと意図せざる声を漏らす。&lt;br /&gt;
　やがて不快だった引き抜く感触も、貫かれる苦痛も快感に変わっていくことに気がつく。&lt;br /&gt;
　それを受け入れたくなくてティエリアはロックオンの背中により深く爪を食い込ませ、&lt;br /&gt;
頭の中から快楽を追い出そうと歯を食いしばり硬く目を閉じる。&lt;br /&gt;
　だが意識すればするほど感覚は研ぎ澄まされて、&lt;br /&gt;
いつの間にかティエリアの頭の中は絶頂を求めることに支配されつつあった。&lt;br /&gt;
「は、あんっ。あふ、や・だぁ……っ。こんなのっ。……きもち、いい、なんてっ」&lt;br /&gt;
「はぁっ、はぁっ、……認めろ、ティエリア。お前は、こういうのが……っ、好き、なんだよ」&lt;br /&gt;
　ロックオンの言葉にティエリアはふるふると首を何度も振って否定を表す。&lt;br /&gt;
　けれどその言葉を否定するほど触れてもいないのにペニスから淫らな液体が溢れ出し、&lt;br /&gt;
アナルは快楽のために存在しているかのようにロックオンを貪ろうとより深く喰らいつく。&lt;br /&gt;
「やだ、……。ぃ、やだぁ……っ、や。いい、いいっ。……ひもち、ひぃ」&lt;br /&gt;
　自分から積極的に腰を使い始めたティエリアにロックオンはスパートを掛ける。&lt;br /&gt;
　ティエリアを抱き締めていた両手を彼の腰に回し、掴んで激しく前後させた。&lt;br /&gt;
　支えを失い不安定になったティエリアは、ロックオンに掴まりはしているものの、がくがくと激しく人形のように揺さぶられる。&lt;br /&gt;
涎を垂れ流し、眼は虚ろで、性器だけが意志を持っているかのようだった。&lt;br /&gt;
「う、ティエリアっ。もう、でる……っ！」&lt;br /&gt;
　ロックオンはティエリアの直腸にありったけの精液をぶちまけた。&lt;br /&gt;
　それを感じてティエリアも大量の白濁を噴出する。&lt;br /&gt;
　抱えられた下半身から放たれたそれは弧を描くと、ぱたぱたとティエリア自身の頬を、眼鏡を、口許を、髪を汚していった。&lt;br /&gt;
　ぐったりと倒れたティエリアにロックオンは三度口付けて、その顔に零れている精液を更に肌に塗りこめていった。&lt;br /&gt;
　そして耳元に囁く。&lt;br /&gt;
「ティエリアの、マゾ」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
３．&lt;br /&gt;
　あの後ロックオンは逢引き相手との待ち合わせに遅れると相当に慌てながら、ティエリアと共にシャワーを浴び、&lt;br /&gt;
再びめかし込んで出て行ってしまった。&lt;br /&gt;
　クリスマスプレゼントの中身もろくに確認をしていない。&lt;br /&gt;
　プレゼントを渡すというミッション自体は完了したものの、中身を喜んで貰ったかどうかの判断は難しく、&lt;br /&gt;
ティエリアとしては不満の残る成果だった。&lt;br /&gt;
　しかも予定時間を大幅に過ぎてしまっている。&lt;br /&gt;
　ロックオンに脱がされていたので衣装を汚したり紛失したりすることは無かったが、&lt;br /&gt;
やはり下着を失ったのは重大なミスだったようだ。&lt;br /&gt;
　女ものの下着など所持は当然していないし、誰かから借りるというわけにもいかないだろう。&lt;br /&gt;
　結局、ミニスカートの中身は今もノーパンである。&lt;br /&gt;
　意識し始めるとやたらとお尻がスースーして恥ずかしいし、寒くて不快だ。&lt;br /&gt;
「刹那・Ｆ・セイエイさえあんなことをしなければ、こんな目に遭わなかった！　&lt;br /&gt;
く、やはり彼は適性に欠けているとしか言いようがない！」&lt;br /&gt;
　ティエリアは唇を噛み締めた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　残されたターゲットはアレルヤ。&lt;br /&gt;
　ラストフェイズの開始である。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「メリークリスマス！　聖なる夜に介入する！」&lt;br /&gt;
　ティエリアが開錠を要請するとアレルヤは満面の笑みでティエリアを迎え入れた。&lt;br /&gt;
「ティエリア！　丁度いいところに来たね！　&lt;br /&gt;
やっぱりクリスマスはひとりじゃ寂しいって、ティエリアも思ってたんだね」&lt;br /&gt;
「勘違いをするな。これは任務であって俺の意思は関係ない。寧ろ、俺はひとりで……」&lt;br /&gt;
　どうやらアレルヤはひとりでクリスマスを祝うつもりでいたらしい。&lt;br /&gt;
　ティエリアは任務の説明をしようとしたが、アレルヤはティエリアの手を引いてケーキの置かれたテーブルの前に座らせてしまう。&lt;br /&gt;
　彼の話では最初、ロックオンとフェルト、クリスらと共にクリスマスを祝うつもりでいたらしい。&lt;br /&gt;
　刹那は異教の祭に興味はないと言っていたので残念だが除外。&lt;br /&gt;
　所がロックオンとフェルトは急用が入ったらしく、クリスとふたりで過ごそうかと思っていたらリヒテンダールの根回しがやってきたのだ。&lt;br /&gt;
　曰く、クリスを誘いたいので空気を読んでくれ、と。&lt;br /&gt;
「ティエリアのことも誘おうと思っていたんだ。だけどなかなか君と話をする機会がなくて」&lt;br /&gt;
　実際はクリスがティエリアがいるとなんとなく盛り上がれない、と漏らしていたので誘うのを躊躇っていたのだが、&lt;br /&gt;
アレルヤはそれを言うわけにいかない。&lt;br /&gt;
　何とかひとり取り繕い、まったく、と苦笑する。&lt;br /&gt;
「構わない。俺はそういうことに興味がない」&lt;br /&gt;
　しかし、アレルヤの苦しい気遣いもティエリアには必要のないものだったらしい。&lt;br /&gt;
「興味ないといいつつ、凄い恰好じゃないか。……とても似合っている」&lt;br /&gt;
　アレルヤは目の遣り場に困ると嘯きながら、可愛いよ、とティエリアを褒めた。&lt;br /&gt;
「世辞はいい。この衣装は任務のために支給されたものに過ぎない」&lt;br /&gt;
「でも、ティエリア。折角だ、君も任務を楽しんだ方がいいと思うな。&lt;br /&gt;
これは誰かを殺すとか、武力介入するとか、そんな不穏当なミッションじゃないんだし、さ」&lt;br /&gt;
　ティエリアはアレルヤの配慮と優しさに溢れた言葉を右から左にスルーして任務についての説明をした。&lt;br /&gt;
　経験上、アレルヤという人物は放っておくと何時間でもひとりでしゃべり続けるのだ。&lt;br /&gt;
「つまり、俺は君にクリスマスプレゼントを渡せはそれで充分ということだ」&lt;br /&gt;
　ティエリアは疲れていた。精神的にも、肉体的にも疲弊している状態。だからこそ任務を終わらせ、早くひとりになりたかった。&lt;br /&gt;
　白い大袋の中のプレゼントはあとひとつ。迷う必要すらない。&lt;br /&gt;
　ティエリアは袋の中の品物をさっと取り出すとアレルヤに靴下を取り出させ、プレゼントの先端を無理矢理に突っ込んで手渡した。&lt;br /&gt;
「わぁ！　ティエリア、ありがとう！　か……可愛い」&lt;br /&gt;
　アレルヤへのプレゼントはマルチーズの写真集だった。&lt;br /&gt;
「礼には及ばない。これでミッションコンプリートか、帰還する」&lt;br /&gt;
「え、もうこれで完遂なんでしょ？　じゃあ少し遊んでいこうよ。&lt;br /&gt;
楽しいクリスマスを提供することも、サンタクロースの大事な役目だと思うな」&lt;br /&gt;
　あくまでも冷徹に任務遂行を優先するティエリアをアレルヤは引き止めた。&lt;br /&gt;
　ケーキを作り、みんなで過ごすためのゲームも楽しみにセレクトしたのだ。&lt;br /&gt;
　このままティエリアすらも逃してしまうのはアレルヤにとって寂しすぎることこの上なかった。&lt;br /&gt;
　まるで本当にサンタクロースに逃げられてしまうみたいだ。&lt;br /&gt;
「仕方が無い。ならば少しだけ相手をしよう」&lt;br /&gt;
　ティエリアは疲れてはいたが、&lt;br /&gt;
アレルヤが刹那やロックオンのように色欲に流されたりはしていなさそうなことを確認すると、&lt;br /&gt;
目の前のクリームの塊を食べてから帰還しても悪くはないような気がしてきた。&lt;br /&gt;
　まだ24時前、遅くなったとはいえ24日は終わってはいないのだ。&lt;br /&gt;
「ありがとう！」&lt;br /&gt;
　アレルヤは心底嬉しそうに感謝を述べると照明を少し落とす。&lt;br /&gt;
　テーブルの上には可愛らしいポットに入ったキャンドルが置かれていた。&lt;br /&gt;
　ライターで火を灯すとステンドグラス細工のポットを透かしてゆらゆらとあえかな光が部屋に広がる。&lt;br /&gt;
　キャンドルの光を受けたティエリアが本当に綺麗で、アレルヤは幸せな気分に満たされていくのを感じた。&lt;br /&gt;
　確かにみんなでパーティをできなかったのは残念だ。&lt;br /&gt;
　だが、お陰でこんなに綺麗なティエリアを独り占めできる。&lt;br /&gt;
「何を見ている」&lt;br /&gt;
　これでティエリアがムスっとした表情を少しでも綻ばせてくれれば言うことはないのに。&lt;br /&gt;
「ははっ、なんでもないよ。じゃあ、始めようか」&lt;br /&gt;
　アレルヤは心の中の声を閉じ込めてスパークリングワインのコルクを引き抜いた。&lt;br /&gt;
　ポン！　と景気のいい音が部屋に響き、ささやかなパーティの開始を告げる。&lt;br /&gt;
「メリー・クリスマス！」&lt;br /&gt;
「メリー・クリスマス」&lt;br /&gt;
　乾杯を促すアレルヤにティエリアはぎこちなく応えた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「……なぁんてなああああ！！！！！！！！！！」&lt;br /&gt;
「！！！！！！！！！」&lt;br /&gt;
　突如、アレルヤのものとは思えない狂喜の叫びを聞いてティエリアは目を見開く。&lt;br /&gt;
　驚いている間にアレルヤは恐ろしいスピードでテーブルを乗り越え、ティエリアに掴みかかってきた。&lt;br /&gt;
　いつもの彼からは想像もつかないほど荒々しい行動にティエリアは混乱するばかりで思考が追いつかない。&lt;br /&gt;
「アアアレルヤぁぁああ！　そんなんじゃ性なる夜とは呼べねえよなぁあああっ！！！！！！！！」&lt;br /&gt;
「ア、アレルヤ……？」&lt;br /&gt;
　椅子から不自然な体勢で転ばされて軽く打撲したティエリアは痛みを堪えながらアレルヤを見上げた。&lt;br /&gt;
　その眼は穏やかだったシルバーグレイではなく、獰猛な金に爛々と輝いている。&lt;br /&gt;
「ヒャハハハ！　誰だっていいだろう。てめえを犯す人間、いや、バケモノか！　それに名前が必要かぁ？」&lt;br /&gt;
「君は……アレルヤ・ハプティズムじゃない！」&lt;br /&gt;
　ガッ！　否定を叫ぶティエリアの腹部をアレルヤは爪先で軽く蹴り上げた。&lt;br /&gt;
　衝撃を受けてティエリアは後方に跳ね飛ばされる。眼鏡が床に落ちた。&lt;br /&gt;
　倒れたまま鈍い痛みが走る腹を抱え、背中を丸め咳き込む。&lt;br /&gt;
「ぐッ！　うぐ……ゲホッゲホッ！」&lt;br /&gt;
「生意気なヤツだな。別になんだっていいって言ってんだろうが！　&lt;br /&gt;
そんなに名前が必要なら名乗ってやる。俺はハレルヤ。&lt;br /&gt;
アレルヤ・ハプティズムの本性ってヤツだ」&lt;br /&gt;
　ハレルヤはティエリアの前髪を掴むと無理矢理に顔を向けさせた。&lt;br /&gt;
　真紅の瞳が敵意を孕んできっとハレルヤを睨みつけている。&lt;br /&gt;
「アレルヤ、お前、こんないい獲物が目の前にいるのに一人じゃなにもできねぇとはなぁ。&lt;br /&gt;
しかもなんだ？　こんな恰好して！　大事なところも丸出しじゃねえか！」&lt;br /&gt;
　指摘されてティエリアははっと、捲れ上がったスカートを抑え、頬を染める。　&lt;br /&gt;
　それを見たハレルヤは舌なめずりをし、スカートを抑えるティエリアの両手を片手で掴み上げた。&lt;br /&gt;
「今更隠すんじゃねえよ。うん？　てめえだってソコ、弄繰り回して可愛がって欲しいんだろうが」&lt;br /&gt;
　もう片方の手でティエリアの顎を掴むと顎の先から頬、目許までべろりと舐め上げる。&lt;br /&gt;
　不快感にティエリアは寒気を感じ、硬く目を瞑った。その様子をハレルヤはクク、と嘲笑する。&lt;br /&gt;
「そうだ。抵抗を封じたら素直になるかも知れねえなぁ」&lt;br /&gt;
「な、何をするっ！」&lt;br /&gt;
「訊くのか？　解るだろう？」&lt;br /&gt;
　ハレルヤはティエリアをベッドの上に放ると、彼の上に馬乗りになり、&lt;br /&gt;
手早く四肢を広げた形に支柱に拘束してしまった。&lt;br /&gt;
「く、こんなことをして！　卑劣だとは思わないのか、万死に値する！！」&lt;br /&gt;
「股おっぴろげて、まだそんな生意気抜かすのかよ。流石だなぁ、ティエリア」&lt;br /&gt;
　言いながらハレルヤはティエリアのスカートを指先で摘むように捲り上げる。&lt;br /&gt;
　露出したペニスは、しかし萎えてはおらず、寧ろ若干上を向いているように見えた。&lt;br /&gt;
「なんだ？　お前縛られて感じてるのか……。偉そうにしてて実は変態様でしたってか！　ヒャハハハ！」&lt;br /&gt;
「……っ！」&lt;br /&gt;
　ティエリアはハレルヤの言葉と笑い声と、何より自身の体に怒りを覚えながらも屈辱に顔を歪めた。&lt;br /&gt;
　ハレルヤは面白がってティエリアのペニスを掴み、扱き始める。&lt;br /&gt;
　脚を閉じることもできず、できる抵抗といったら目を背けることくらいだった。&lt;br /&gt;
「っ、んっ……く、ん」&lt;br /&gt;
　感じないように、声を漏らさないように、必死で耐える。&lt;br /&gt;
　しかしハレルヤの陵辱はエスカレートするばかりで終わりが見えなかった。&lt;br /&gt;
　ペニスを掴まれた手が上下する度に荒い吐息を漏らしてしまう。&lt;br /&gt;
　そればかりか溢れ出てきた液体によってグチュグチュという淫らな音までもが部屋に響いていく。&lt;br /&gt;
　高潮した顔を覆いたくても両手が動かせず、ティエリアはいやいやと頭を振った。&lt;br /&gt;
　その様子をハレルヤは嗜虐的な笑みで見下ろしながら、空いている手を自分のズボンのファスナーに掛けた。&lt;br /&gt;
「気持ち良さそうじゃねえか。そろそろこっちも奉仕して貰うぜ」&lt;br /&gt;
　動けないティエリアの顔にハレルヤのペニスが押し当てられる。&lt;br /&gt;
　今日はまだシャワーを浴びていないのか、ツンと、汗とアンモニアの混ざり合った性器特有の匂いが鼻をついた。&lt;br /&gt;
「歯は立てるなよ？　うまくやらないと……俺は短気だからな」&lt;br /&gt;
　だが、ティエリアは口を開こうとしない。&lt;br /&gt;
　短期だといいつつハレルヤは面白そうにティエリアの顔にペニスを擦り付けながらティエリアを弄ぶ。&lt;br /&gt;
　先走りがぬらぬらとティエリアの秀麗な顔を汚し、性臭も強くなっていった。&lt;br /&gt;
「ん……んぐぅ」&lt;br /&gt;
　耐え切れずティエリアはついに口を開くと、ハレルヤのものに震える舌を這わせた。&lt;br /&gt;
　ロックオンのものよりも少し小さいがハレルヤの方が熱く、硬い。&lt;br /&gt;
　凶暴なそれは大きさ以上にティエリアの口腔を圧迫し、呼吸を妨げる。&lt;br /&gt;
「ふぐっ、ん」&lt;br /&gt;
「しっかり咥えてるんだぜ？」&lt;br /&gt;
　ハレルヤはくく、と笑いながら再びティエリアの性器に手を伸ばした。&lt;br /&gt;
　右手で亀頭を握り掌が滑るままにぐりぐりと撫でまわしながら、左手は睾丸の影でひくつく菊門に触れる。&lt;br /&gt;
　ハレルヤの指先が触れた途端にティエリアの体が小さく跳ねた。&lt;br /&gt;
「なにぃ？　後ろもイジって欲しいって？　随分な淫乱野郎だなおい」&lt;br /&gt;
　ハレルヤはぺろりと中指の先を舐めると、ティエリアの赤く色付いた窄まりに押し当て、ゆっくりと挿入する。&lt;br /&gt;
「んぅう、……んうっ。んんー！」&lt;br /&gt;
　口を塞がれたまま下の口まで侵されて閉塞感と共に強くなる快感にティエリアは高い呻き声をあげた。&lt;br /&gt;
　もっと奥に欲しい。そんな思いが過ぎって首を振る。&lt;br /&gt;
　粗雑な乱暴者の、品性のないいやらしい&lt;br /&gt;
卑劣なハレルヤに好きなようにされているのにも拘らず、確実に快感だけは高まっていく。&lt;br /&gt;
そのことにティエリアは失意を禁じ得なかったが、身を委ねてしまうことは許されざることだった。&lt;br /&gt;
　そんな葛藤に構わずハレルヤは指をずぶずぶと奥に進める。&lt;br /&gt;
「お？　なんだこりゃ」&lt;br /&gt;
　突然、ハレルヤが頓狂な声を上げた。&lt;br /&gt;
「おいおいおい、ケツからなんか出てきたぜ？」&lt;br /&gt;
　先ほどロックオンに大量に注ぎ込まれた精液が逆流してきてしまったのだ。&lt;br /&gt;
　きたねぇなぁ、と意地悪く大袈裟に引いてみせるハレルヤ。&lt;br /&gt;
　知らされてティエリアは一瞬頭の中が真っ白になる。&lt;br /&gt;
　脳が空白から意識を取り戻すと同時にもう駄目だ、と恥辱に涙腺が緩みそうになった。&lt;br /&gt;
　だが、此処で泣いてしまったら傷ついたプライドは崩れ落ちてしまうだろう。&lt;br /&gt;
　涙を零さないようにぐっと堪えた。&lt;br /&gt;
　しかし、ハレルヤはサディスティックな表情でニヤニヤと笑いながら、咥えさせていた自身を引き抜く。&lt;br /&gt;
　そしてベッドから降り、スパークリングワインの瓶を手に取った。&lt;br /&gt;
「……！　な。なにを……」&lt;br /&gt;
「そんなもん、お前。掃除に決まってんじゃねえか。ヒャハハ！」&lt;br /&gt;
　掃除、と聞いてティエリアは一瞬何のことか解らず、赤い瞳をきょとんと丸くした。&lt;br /&gt;
　だが、瓶の口を親指で押さえ振るハレルヤの意図に気がつくと&lt;br /&gt;
羞恥で紅潮していたはずの顔を蒼白にして引き攣らせる。&lt;br /&gt;
「や……やめろ、そんなっ！　無理だ……っ」&lt;br /&gt;
「ほーら、乾杯だ！　メリー・クーリスマース！　ヒャーハハハハハハハ！！！！！！！」　&lt;br /&gt;
　瓶の口が押し当てられ、次の瞬間冷たい噴射と共に異様な熱がティエリアの体を貫いた。&lt;br /&gt;
　ブシャアアアッ！　&lt;br /&gt;
　迸る炭酸を孕んだアルコールが飛沫を上げながら直腸を駆け抜け、内臓を蹂躙する。&lt;br /&gt;
「ひ、ああああああああああああああああっ！！！」&lt;br /&gt;
　目を見開き、紫の髪を振り乱して叫びを上げてのた打ち回るティエリア。&lt;br /&gt;
　顔を歪ませ苦痛から逃れようと四肢を振り暴れる。&lt;br /&gt;
　きつく拘束された手首足首を余計に強く縛り上げるだけでベッドを揺らす効果くらいしか得られないが、&lt;br /&gt;
そんなことを考える余裕はなかった。&lt;br /&gt;
「ううっ、あああ……っ。うっ、あっ。あ……う。は、あはっ。はぁ、はぁっ」&lt;br /&gt;
　瓶の中身が尽きたあとも焦点の定まらない瞳を泳がせながら嗚咽を漏らし、&lt;br /&gt;
最早堪えるどころではなくなった涙を止め処なく流す。&lt;br /&gt;
　しかも粘膜に直接吸収されたアルコールが体を廻り、急速に酩酊が脳を襲う。&lt;br /&gt;
　異常な動悸が心臓を壊してしまいそうだった。&lt;br /&gt;
「おいおいおい、もうダウンか。冗談じゃねえ、まだこれからだろう？　ティエ…リア」&lt;br /&gt;
　それを小馬鹿にした笑みで見ていたハレルヤだったが、不意に、表情を変える。&lt;br /&gt;
「ハレルヤ！　もうやめるんだ、こんなこと」&lt;br /&gt;
「邪魔すんなよいい所なのに。俺はお前がやりたくでできないことをやってやってんだぜ？」&lt;br /&gt;
　金の瞳で宙を睨みながらハレルヤは怒っているような、宥めるような、不機嫌な声で言葉を続ける。&lt;br /&gt;
「それでも、良くない。やめてくれ！」&lt;br /&gt;
「……ち、わぁったよ！　お優しいアレルヤ様には敵わねえな！　偽善者が！」　&lt;br /&gt;
　ハレルヤの瞳から獰猛な黄金の輝きが一瞬、前髪に隠れる。&lt;br /&gt;
「ああ……。ごめんね、ティエリア。一緒に過ごしたかっただけなのに」&lt;br /&gt;
　荒く息を吐きながら虚ろな様子で倒れているティエリアの拘束を解きながら、アレルヤはティエリアに何回も謝った。&lt;br /&gt;
その目はいつもの穏やかな銀色の光を湛えていた。&lt;br /&gt;
「アレルヤ・ハプティズム……」&lt;br /&gt;
　アレルヤがせめて汚れてしまった体を拭いてやろうとティエリアを抱き起こした時、&lt;br /&gt;
唐突にティエリアが口を開いた。&lt;br /&gt;
「気がついてたの？　ティエリア」&lt;br /&gt;
「……体が、あつい」&lt;br /&gt;
　意識を取り戻さなかったらどうしようと危惧していたアレルヤはほっと胸を撫で下ろしたいところだったが、&lt;br /&gt;
ティエリアの様子がおかしいことに気がついた。&lt;br /&gt;
　覗きこんだ瞳に剣呑な光が浮かんでいる。&lt;br /&gt;
「だい、じょうぶ？　うわっ」&lt;br /&gt;
　ティエリアの手がアレルヤの股間に伸びた。&lt;br /&gt;
　アレルヤはびっくりして手を払いのけたが、しかしティエリアは執拗にアレルヤのズボンを引っ張る。&lt;br /&gt;
「だ。駄目だよティエリアっ」&lt;br /&gt;
　ズボンを抑えながらアレルヤは制止するが、ティエリアは小首を傾げ、&lt;br /&gt;
赤い顔で『何故？』とでもいいたそうな表情をした。&lt;br /&gt;
　それが妙に可愛らしく、色っぽい。&lt;br /&gt;
「酔っ払っているの？」&lt;br /&gt;
　そういえばティエリアの白く透き通る肌が今はピンクに染まっている。&lt;br /&gt;
　アレルヤがズボンを抑えて離さないことに業を煮やしたティエリアは、&lt;br /&gt;
むすっとした顔で今度はアレルヤの股間に頭をうずめた。&lt;br /&gt;
　ファスナーを下ろすこともせず、黒い布地の上から唇でなぞり、熱い吐息を吹き込み、甘噛みする。&lt;br /&gt;
「あむ……ふ、ん」&lt;br /&gt;
「駄目だって……まったく、君は」&lt;br /&gt;
　そういいつつ、アレルヤはズボンの前を確実に大きく膨らませる。&lt;br /&gt;
　その先端に口付けをしながら、ティエリアはアレルヤの手を掴み、自らの股間に導いた。&lt;br /&gt;
　酩酊に火照っている皮膚以上に熱く、硬く主張するティエリア自身をアレルヤは戸惑いがちに指で触れる。&lt;br /&gt;
「んっ」&lt;br /&gt;
　ビクッと震えてティエリアはアレルヤを見上げる。&lt;br /&gt;
　半開きの唇から赤い舌を覗かせぬらぬらと光って、とろんとした大きな赤目は色欲に潤んで。&lt;br /&gt;
　白い頬に汗で紫の髪が貼りついて、それがなんとも言えず艶めかしい。&lt;br /&gt;
「ティエリア、解った。一回だけだよ」&lt;br /&gt;
　アレルヤは困ったように頷くと、ベルトに手を掛けた。&lt;br /&gt;
　カチャカチャと鳴るベルトの下でティエリアがファスナーを咥え、ジー、と下ろす。&lt;br /&gt;
　ぶるん、と震えて姿を現したアレルヤのペニスにティエリアが舌を這わせようとすると、&lt;br /&gt;
アレルヤはティエリアの髪を撫でて顔を上げさせた。&lt;br /&gt;
「そんなことしなくてもいいよ。君の顔が汚れる」&lt;br /&gt;
　そしてティエリアの目許に口付けると、両手で彼の陰部を攻め始める。&lt;br /&gt;
　ティエリアの陰茎も後孔も触れるたびにグチュグチュと音がするほど、既に濡れそぼっていた。&lt;br /&gt;
　入り口を粘液を纏わり付かせた指で弧を描くように撫で回しながら解すと、&lt;br /&gt;
ティエリアの方から腰を落として指を飲み込もうとする。&lt;br /&gt;
　その貪欲さにアレルヤは、再び『まったく』と嘆息すると、指を突きたて、ゆっくりと挿入していった。&lt;br /&gt;
「あ、……あ、あ。……ふ。……、あ」&lt;br /&gt;
　びくびくと震えながらティエリアはアレルヤの厚い胸にしがみつき、小さく高い声を漏らす。&lt;br /&gt;
「指、増やしても大丈夫？」&lt;br /&gt;
「……だ」&lt;br /&gt;
　微かな声でティエリアが訴える。&lt;br /&gt;
「なに？　聞こえないよ」&lt;br /&gt;
「指じゃ、やだ」&lt;br /&gt;
　頬を染めて目を逸らしながら懇願するティエリア。&lt;br /&gt;
　それを見てアレルヤは少しだけ意地悪をしたくなってしまう。&lt;br /&gt;
　ハレルヤは引っ込んだはずなのにな、と自嘲しつつもティエリアの反応が見たくて言葉を続けた。&lt;br /&gt;
「じゃあ、なにがいいの？」&lt;br /&gt;
「……く。言わせるのか」&lt;br /&gt;
　困ったような怒ったような顔をしてティエリアはアレルヤを睨む。&lt;br /&gt;
「…………っ」&lt;br /&gt;
「わかった、言わなくていいよ。ごめんね、意地悪をした」&lt;br /&gt;
　アレルヤが柔らかく笑う。ティエリアは少し、悔しさを感じてぷいと横を向いた。&lt;br /&gt;
　その耳元にアレルヤは囁く。&lt;br /&gt;
「じゃあ、自分で入れて御覧」&lt;br /&gt;
　ティエリアの手を引きながらアレルヤが仰向けに転がる。&lt;br /&gt;
　引っ張られてティエリアはアレルヤの上に跨った恰好で固まった。&lt;br /&gt;
「ティエリア」&lt;br /&gt;
「わかっている！」&lt;br /&gt;
　促されてティエリアはアレルヤの屹立に腰を落とした&lt;br /&gt;
「く、ン……！」&lt;br /&gt;
「う……ティエリアっ。……はいった、ね」&lt;br /&gt;
　結合したまま体内のペニスの感触を確かめているティエリアの汗の浮かんだ額をアレルヤは撫でる。&lt;br /&gt;
「……だまれ……っ。動くぞ」&lt;br /&gt;
　宣言してティエリアが腰を浮かせ、下ろす。&lt;br /&gt;
　その度にぱちゅんぱちゅんと水音が響き、淫猥な空気が部屋を満たしていく。&lt;br /&gt;
「あ。はんっ、はんっ。ん、あん」&lt;br /&gt;
　内臓が押し上げられ肺に篭った空気と共に声が押し出され、&lt;br /&gt;
あられもない声がティエリアの口から呼吸とともに発せられる。&lt;br /&gt;
　快楽の高みを目指し一心不乱に腰を振るティエリアにつられ、&lt;br /&gt;
アレルヤもまたティエリアを突き上げずにはいられなかった。&lt;br /&gt;
　ふたりの肉と肉の間、粘膜と粘膜の間にはどちらのともつかない粘液が溢れ、&lt;br /&gt;
糸を引き、弾けて雫と飛ばす。&lt;br /&gt;
　弾む息も嬌声も渾然一体となって絶頂へと駆け上がっていく。&lt;br /&gt;
「あ、あっ、……いく、いくっ」&lt;br /&gt;
「ティエリア、いいよ……いっていいよ」&lt;br /&gt;
　ティエリアの体が一瞬硬直し、ふるっと震えた。&lt;br /&gt;
　アレルヤの逞しい胸に白濁を吐き出しながら、恍惚とした表情を浮かべる。&lt;br /&gt;
　そのあまりにも妖艶な姿を見てアレルヤはティエリアから自身を引き抜く間もなく、精を放った。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　そして、そのままティエリアはアレルヤの上に崩れ落ちると、&lt;br /&gt;
すぐにすーすーと寝息を立て始めてしまった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
５．&lt;br /&gt;
「おら、おきろーーーーーーーーーーー！！」&lt;br /&gt;
「刹那・F・セイエイ、介入行動を開始する！！！！！！」&lt;br /&gt;
「わああああああああああああああ！！！！　なななななななな、なんなんだ君たちはっ！！！」&lt;br /&gt;
　突然の武力介入にアレルヤは頭を抱えてベッドから跳ね起きた。&lt;br /&gt;
　頭に大きなたんこぶが生えているのが解る。&lt;br /&gt;
　涙を噛み締めながら見上げた先には刹那とロックオンが腕を組んで仁王立ちしていた。&lt;br /&gt;
「ちょ、ロックは！？　鍵かけてあったはず？」&lt;br /&gt;
　もう何がなにやら解らない。&lt;br /&gt;
　何を質問していいかも解らないアレルヤはドアとふたりを交互に見ておろおろしている。&lt;br /&gt;
「そんなもんハロに掛かれば数秒だ」&lt;br /&gt;
「そんな馬鹿な！　ていうか、なんでふたりとも、此処に？」&lt;br /&gt;
　やっと本来質問するべきことに辿り着いたアレルヤにロックオンがにたぁ～っと意地の悪い笑みを浮かべる。&lt;br /&gt;
「さっきティエリアが凄い悲鳴上げてたろうが。心配して様子見にきてみたら……お前～」&lt;br /&gt;
「す、凄い悲鳴？？　ハ・ハレルヤがでてた時の？？？　じゃあ、何？　それから見てたの？？」&lt;br /&gt;
　死ぬほど動揺しながら問うアレルヤにロックオンは腕組みをしたまま、うんうんと首肯した。&lt;br /&gt;
「アレルヤはずるい。俺もそこまではやっていない……」&lt;br /&gt;
　刹那が恨みがましい目付きで睨んでいる。&lt;br /&gt;
　聞かされた事実にアレルヤは真っ赤になって真っ青になって精神崩壊した。&lt;br /&gt;
「コイツはほっといて、おい刹那。お姫様を起こしてやろうぜ」&lt;br /&gt;
「了解」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「おい、ティエリア。そんな恰好で寝てたら風邪引いちまうぜ」&lt;br /&gt;
「替えの服。貰ってきておいた。パンツも」&lt;br /&gt;
　汚れたワンピースのまま横たわるティエリアは目を擦りながら、心配そうに覗き込んでいる刹那とロックオンを見た。&lt;br /&gt;
「君たちは……。いけない。任務がまだ。今何時だ？　24時は」&lt;br /&gt;
　ティエリアははと気がついて、慌てて時間を確認する。&lt;br /&gt;
「地球時間のグリニッジ標準時ならもう、回った。25日だ」&lt;br /&gt;
「なんてことだ！」&lt;br /&gt;
　24日中にこなさなければならないミッション。&lt;br /&gt;
　既にコンプリートしているとはいえ、まだ作戦室に帰還はしていない。報告もしていない。&lt;br /&gt;
「くっ……。これと言うのも君たちが、君たちが余計なことばかりするからっ！」&lt;br /&gt;
　俯いてヴェーダ、ヴェーダと呟くティエリアの頭を刹那がぽんぽん、と、優しく叩いた。&lt;br /&gt;
　それをティエリアは爪を立てて払いのける。&lt;br /&gt;
「おいおい、ティエリア。刹那に八つ当たりすんなよ。もう任務は完遂しているじゃないか。よくやったぜ」&lt;br /&gt;
「しかし、完全とはいえないっ」&lt;br /&gt;
　労いを拒否してティエリアは再び俯いてしまう。&lt;br /&gt;
「ティエリア・アーデ」&lt;br /&gt;
　そのティエリアを覗き込みながら、刹那は1/100エクシアを懐から取り出す。&lt;br /&gt;
「プレゼント、俺は、嬉しかった」&lt;br /&gt;
　刹那の真っ直ぐな瞳が目を逸らすことしかできないティエリアを射抜く。&lt;br /&gt;
「だってよ。それでいいじゃねえか。お前はサンタだろう？」&lt;br /&gt;
「俺が選んだわけじゃない……」&lt;br /&gt;
「関係ないだろ！　さあ、さっさと体洗って着替えてこい！　その間に片付けするからさ。刹那、手伝ってやれ！」　&lt;br /&gt;
　いつまでも項垂れているティエリアをロックオンが強引に引っ張り、抱き上げて刹那に押し付けた。&lt;br /&gt;
　刹那は頷くと、ティエリアの手をしっかりと掴みバスルームに連れて行く。&lt;br /&gt;
「そしたら、パーティだ。みんなでクリスマスしたかったんだろ？　アレルヤ」&lt;br /&gt;
　部屋に残ったロックオンは廃人のように真っ白になっているアレルヤに向かってウィンクをした。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
６．&lt;br /&gt;
　翌朝、オペレーションルーム。&lt;br /&gt;
　ティエリアは眠い目を擦りながら、スメラギに報告書を提出した。&lt;br /&gt;
「昨日は随分遅くまで遊んでたみたいじゃない。私の危惧も取り越し苦労だったかしら」&lt;br /&gt;
　報告が遅れたというのにスメラギはいやに上機嫌でティエリアは首を傾げる。&lt;br /&gt;
　そうしている間にヴェーダから次の指示がもたらされた。&lt;br /&gt;
「あら。ティエリア」&lt;br /&gt;
「はい」&lt;br /&gt;
「ヴェーダの評価はかなりいいわよ。やはり、このミッションは貴方に相応しかったみたいね」&lt;br /&gt;
　ティエリアはまた不可解そうに眉間に皺を寄せたものの、&lt;br /&gt;
ヴェーダから高評価を受けたと聞き、悪い気はしなかった。&lt;br /&gt;
「そこで」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「次はお正月に、マイスターズにお年玉を配ってもらいます！　&lt;br /&gt;
支給されるコスチュームは、私の予報だと『巫女服』ね！」&lt;br /&gt;
　モニターに肩と腰の部分の露出がやけに多いデザインの巫女服が表示される。&lt;br /&gt;
　それを見てティエリアは眼鏡のブリッジを押さえ、内心、溜息をいた。&lt;/p&gt;
    </description>
    <dc:date>2008-03-11T00:56:18+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www29.atwiki.jp/morochin/pages/80.html">
    <title>l1-531</title>
    <link>http://www29.atwiki.jp/morochin/pages/80.html</link>
    <description>
      
&lt;p&gt;&lt;font size=&quot;4&quot;&gt;もしティエリアがサッカーに参加したら&lt;/font&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;─ソレビが武力介入を始めて、数ヶ月。&lt;br /&gt;
スメラギの元にエージェントを介して、国際軍サッカー連盟から２ヶ月後の次期大会への正式な参加要請が届いた。&lt;br /&gt;
国際軍サッカー連盟は、その名の通り、各軍隊が加盟するサッカー団体で、&lt;br /&gt;
国・クラブチームのそれとは一線を画す存在である。&lt;br /&gt;
ユニオン軍・人革連軍・AEU軍及び第三勢力である中東連合軍が、4年に一度&lt;br /&gt;
一堂に会し、互いのサッカー技術の優劣を競う。&lt;br /&gt;
各軍の親睦と友好を図り、それによって可能な限り軍事的衝突を避けようというのが、&lt;br /&gt;
開設当初の理念であった。&lt;br /&gt;
しかし回を重ねるごとに、大会はただの友好スポーツイベントではなく、国対抗のワールドカップをしのぐ勢いで、&lt;br /&gt;
各連合の威信を掛けた抜き差しならぬ国威発揚の場へと転じていたのであった。&lt;br /&gt;
当初は情報秘匿のためマスク着用が義務付けられていた本大会だが、回を重ねるごとに&lt;br /&gt;
プレーの邪魔になるマスクを付ける軍は徐々に減少していき、遂には各軍から選抜された&lt;br /&gt;
エースたちが、惜しげもなく顔面を晒し、本格的な競技を行うようになっていた。&lt;br /&gt;
実際にただの友好イベントという理念はすでに形骸化しており、各軍が4年間みっちりと&lt;br /&gt;
訓練した、優秀な選手達はワールドカップの優勝国の選手と比べても見劣りしない技術を有していた。&lt;br /&gt;
選手の個人情報は完璧なセキュリティによって保護され、またここで得られる&lt;br /&gt;
他軍等の各種の情報を、自国の利益に還元する事は紳士協定で禁止されていた。&lt;br /&gt;
大会自体は、軍部の要請により原則非公開であったが、早い時期から人民の関心を集め、&lt;br /&gt;
多くの人間が戦況予測をカフェで、家庭で、職場で、戦わせていた。&lt;br /&gt;
映像こそ流れないものの、試合の経過及び結果などはリアルタイムで放送され、&lt;br /&gt;
高い視聴率を集める人気イベントとなっていたのである。&lt;br /&gt;
各軍がエレベータを挟んでにらみ合っているこのご時世、軍対抗戦である本大会は、&lt;br /&gt;
まさに絶対に負けられないという覚悟のもとで行われている。&lt;br /&gt;
実際に無様なオウンゴールでもかまして負けようものなら、軍内はもちろん平和なはずの公園の散歩さえ満足に出来ないほどの切迫ぶりであった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;大会の規定要綱のコピーをじっくり読み上げながら、トレミークルー達がテーブルに座り、&lt;br /&gt;
参加に関する会議を行った。&lt;br /&gt;
「この大会に招かれたという事は、ついに私達が国際社会に認められたと言う事ね…。」&lt;br /&gt;
スメラギが感慨深げに言った。&lt;br /&gt;
彼女だけでなく、ほとんどのクルーがサッカーを少なからず愛している。&lt;br /&gt;
みんな一様に幸せそうな表情を浮かべていた。&lt;br /&gt;
表情を曇らせているのは、地上人の趣味嗜好等にはほとんど関心のない、ティエリアだけであった。&lt;br /&gt;
「俺は反対です。たかがサッカーの試合とはいえ、我々の姿を晒すなどありえない。」&lt;br /&gt;
ティエリアが当然のごとく反対した。&lt;br /&gt;
「でもね、この大会は秘匿義務が課せられているの。だから、たいした問題はないわ。&lt;br /&gt;
どこの軍もエースを投入してくるし…。」&lt;br /&gt;
スメラギが説得にかかり、他のクルー達が熱く見守った。ティエリアが舌打ちする。&lt;br /&gt;
「秘匿義務？ただの紳士協定でしょう。罰則さえ満足に定められていないというのに…。」&lt;br /&gt;
「今までの数百年、その協定が反故にされた事は一度もないわ。」&lt;br /&gt;
「しかし…。」&lt;br /&gt;
「伝統の重みというのを甘く見てはいけないわ。各軍が威信をかけて参加する大会なのよ？」&lt;br /&gt;
押され気味のティエリアに、クルー達の顔がどんどん明るくなっていく。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「ぐ…っ。しかし、我々は正規軍ではなく、私設武装組織です。&lt;br /&gt;
世界ではテロリストとして認知されているはずだ…！そもそもこの大会への参加資格など…」&lt;br /&gt;
「だからだよ。」スメラギの言を留めて、サッカー大好き人間のロックオンが熱く語り始めた。&lt;br /&gt;
「ティエリア、これはすごい事なんだぞ！？今までテロ組織が招かれた事なんて一度もないんだ…！！&lt;br /&gt;
俺たちが軍に匹敵する武装組織だって、国際社会が認めてくれたんだぜ！？」&lt;br /&gt;
「うん、僕もそう思うよ。」アレルヤが穏やかに同意した。&lt;br /&gt;
「この大会は世間の注目を集めている。まあ最近は各軍の代理戦争みたいな面も&lt;br /&gt;
確かにあるけど、一応建前は友好親善スポーツイベントだ。&lt;br /&gt;
僕たちがただの危ないテロ集団ではなく、きちんと理念をもった組織だって事を&lt;br /&gt;
証明するチャンスだよ…。それに、たとえ１勝でもすれば、国際社会の評価も高まる。&lt;br /&gt;
参加する意義は大いにあると思う。」&lt;br /&gt;
「……。」どうやら、全員の意見は一致しているようだった。&lt;br /&gt;
それでも不満げなティエリアに、刹那がぼそっと呟いた。&lt;br /&gt;
「ユニフォーム…。お前のパーソナルカラーにしても…いいと思う…。それに…10番もやる…。」&lt;br /&gt;
「…………。」&lt;br /&gt;
「そうね。ユニフォーム作らなきゃよね…！うん。紫で行きましょ。&lt;br /&gt;
他チームともかぶらないし。エースナンバーもあなたにあげる。ティエリア、いいわね？」&lt;br /&gt;
スメラギはじめ全員が期待に満ちた表情でティエリアを見つめる。了承しないわけには行かなかった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「…。分かりました。ただし、やるからには、当然優勝を狙う。&lt;br /&gt;
準備不足は言い訳にはならない。特訓が必要です。&lt;br /&gt;
それなりのメンバーを選抜して行わねばなりません。」&lt;br /&gt;
「問題ねえよ。俺たちはヴェーダによって選ばれた存在だぜ？&lt;br /&gt;
いくら訓練積んだとか言っても、地上の兵士どもに負けるわけねえ。&lt;br /&gt;
実際俺は４歳からプレーしてる。」&lt;br /&gt;
ロックオンが嬉しそうに言った。&lt;br /&gt;
「うん。僕も研究所でみっちりしごかれたよ。身体機能の強化だっていう名目で…。」&lt;br /&gt;
アレルヤが切なげな目をした。&lt;br /&gt;
「俺の…唯一の楽しみだった…。」刹那が遠い記憶に思いをはせた。&lt;br /&gt;
その後、クルーがサッカー体験を語り始め、プロからのスカウトを&lt;br /&gt;
マフィアの抗争のために蹴った過去のあるラッセ・アイオンはじめ、&lt;br /&gt;
全員が何らかの経験を積んでいる事がわかった。&lt;br /&gt;
現段階で参加可能なのは、マイスター４人組、スメラギ、クリス、フェルト、ラッセ、&lt;br /&gt;
リヒテンダールのブリッジクルー及び整備のイアン・ヴァスティだ。&lt;br /&gt;
「ああ、私は無理だぞ？もう年だからな。」クルーの中で最年長のイアン・ヴァスティが、辞退したが、&lt;br /&gt;
彼には地元のユースチームを長年指導した過去があったため、満場一致で監督に推された。&lt;br /&gt;
「とりあえず９人か…。あと最低2人は確保しないと…。王留美にかけあってみるわ。&lt;br /&gt;
イアンさん、ヴェーダと作戦協議お願いします。」&lt;br /&gt;
「任せなさい。私が監督する以上、確実に勝てる戦略を練り上げてみせる。&lt;br /&gt;
各人、早速今日から練習を行ってもらう。あと2ヶ月しかないが、みんな私の望む次元にまで成長してくれるものだと信じているぞ…！」イアンが発破を掛け、全員が奮い立った。&lt;br /&gt;
トレミーが一気にスポ根臭に華やいだ。&lt;br /&gt;
スメラギが即座に王留美に連絡を取り、選抜の依頼を行い、メンバーがそれぞれ&lt;br /&gt;
ジャージに着替えてトレーニングルームに集まり、練習のためのスペースを確保した。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「じゃあ、早速みんなの実力を確かめる。ラッセが上手いのは分かっているが、&lt;br /&gt;
まずは全員、基本のボールタッチを見せてもらおう。」&lt;br /&gt;
イアンが笛を片手に厳しい目つきでチェックに入る。&lt;br /&gt;
「ボールがありません。」&lt;br /&gt;
紫ジャージに着替え準備万端のティエリアに、ロックオンが余裕で応じた。&lt;br /&gt;
「何言ってる？ちゃんとあるぞ、そこに。」&lt;br /&gt;
ロックオンの視線の先に、ハロとその弟4体がぴょこぴょこ飛び跳ねていた。&lt;br /&gt;
「………。まさかアレを使うつもりか？全く…。これじゃ先が思いやられるな…。」&lt;br /&gt;
「な～に…。見てなって。」&lt;br /&gt;
「ア～～。」&lt;br /&gt;
呆れて物も言えないティエリアに見せ付けるように、ロックオンがハロを抱え、&lt;br /&gt;
颯爽とリフティングをはじめた。&lt;br /&gt;
軽やかにハロが宙を舞い、ロックオンの足に的確に吸い寄せられる。&lt;br /&gt;
永遠に続くのではと思わせるほど、乱れのないボール捌きに、全員が目を奪われた。&lt;br /&gt;
「さすがだな。いつも練習してるの、知ってたぞ？みんなも見習いなさい。」&lt;br /&gt;
イアンが感心して言った。さすがのティエリアも魔法のような脚の動きに、舌を巻いた。&lt;br /&gt;
「へっ…！ティエリア、ハロはサッカーボールに合わせたサイズで作られてんだ。」&lt;br /&gt;
ロックオンがリフティングを続けながら言った。&lt;br /&gt;
「大きさも重量も国際標準に同じ…！しかもハロなら地上のあらゆるコンディションに&lt;br /&gt;
応じたボールの動きの再現が可能ってわけさ…。天候、湿度、芝の重さ…。&lt;br /&gt;
日頃まともなトレーニングの出来ない俺たちには、最高のパートナーだ。」&lt;br /&gt;
ロックオンが言い終わると、すでに100回を優に越したリフティングを中断し、&lt;br /&gt;
ティエリアにハロを蹴ってよこした。ティエリアが両手で受け取る。&lt;br /&gt;
「やってみな。」メンバー全員が期待に満ちた表情でティエリアを見守った。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「………。」無表情のまま、暫くハロを見つめていたティエリアが、おもむろにリフティングをはじめる。&lt;br /&gt;
「ア───！！」ハロの悲鳴が響き渡った。&lt;br /&gt;
ティエリアが力加減も出来ずに思い切りハロを蹴飛ばしてしまったのだ。&lt;br /&gt;
ハロが吹っ飛び、壁にぶつかり鈍い音を出した。&lt;br /&gt;
ティエリアの動きは誰が見てもど素人と分かるものだった。&lt;br /&gt;
「もしかして…経験ないのか？」&lt;br /&gt;
表情を凍らせたイアンの言葉に反抗するように、ティエリアがつんと顔を上げた。&lt;br /&gt;
「別に大した問題ではありません。サッカー技術のマスターなど、ガンダムの扱いに&lt;br /&gt;
比べたら取るに足りません。」&lt;br /&gt;
「しかし…試合まで2ヶ月だぞ？他のみんなはラッセやロックオンほどとは&lt;br /&gt;
行かないまでもそこそこの実力があるから問題ないが…あまり足を引っ張るようだと…」&lt;br /&gt;
「言っておくが、俺は絶対に出場します。こんな重要な大会、他人には任せておけません。&lt;br /&gt;
2ヶ月あれば十分です。必ずチーム随一のレベルにまでなって見せます。失礼。」&lt;br /&gt;
肩をそびやかして踵を返し、早速ルール確認のためにヴェーダのデータルームに向かい、&lt;br /&gt;
わずか数十分でルールと基本テクニック及びかなり高度な攻撃・守備パターンを&lt;br /&gt;
脳みそに叩き込んだ。あとは、この知識を練習で体に覚えさすだけだ。&lt;br /&gt;
確かな道筋がはっきり見え、ティエリアはミッションの成功を確信した。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;それから2ヶ月。ティエリア達は確かな進歩を遂げていた。&lt;br /&gt;
彼らの実力は4年前の優勝チーム、ユニオン軍に比べても見劣りしないものとなっていた。&lt;br /&gt;
全てはイアン・ヴァスティとヴェーダの提案する効率的な練習と、あらゆるパターンに&lt;br /&gt;
応じた動作を行うハロのおかげだった。足りなかったメンバーも、地上から補強した。&lt;br /&gt;
加わったのは王留美のボディーガード紅龍と、アレハンドロ・コーナー子飼いの不思議少年リボンズだ。&lt;br /&gt;
やる気満々の紅龍はともかく、気の抜けた様子のリボンズは不安要素ではあったが、&lt;br /&gt;
アレハンドロお墨付きの技術に、イアンはしぶしぶ了承した。&lt;br /&gt;
「補欠には私とコーナー様を登録しておいて下さって結構ですわ。&lt;br /&gt;
私たちもサッカーは大好きですが、なにぶん実戦からは遠のいております。&lt;br /&gt;
皆さんが退場などして出場なんて事態は、避けてもらいたいところですけど。」&lt;br /&gt;
王留美が相変わらずの生意気調子で言って、それがメンバーを一層奮い立たせた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;─大会3日前。例年通り試合直前に対戦ｶｰﾄﾞが決定した。&lt;br /&gt;
参加資格が軍隊のため、死者や負傷者によるメンバー変更をギリギリまで回避するためである。&lt;br /&gt;
5チームが参加する今大会で、ソレビ代表はかなりの強運を発揮し、2回勝てば優勝という、いいポジションに入った。&lt;br /&gt;
一回戦の相手は参加チーム中最弱の中東連合だ。&lt;br /&gt;
このチームは近接8大会、全て初戦敗退の憂き目を味わっていた。&lt;br /&gt;
今大会でもたいした実力アップはなされていない見込みで、普通にやればソレビ代表の&lt;br /&gt;
圧勝は確実とヴェーダとイアンが予測した。&lt;br /&gt;
順当に勝ち上がれば、その次の対戦相手はユニオンだろうとヴェーダが予測した。&lt;br /&gt;
優勝候補ユニオンは一回戦でAEUと対戦、おそらく2‐0で勝利。&lt;br /&gt;
その後一回戦を不戦勝の人革連と対戦、1‐0で辛勝とのヴェーダの予測に、イアンも同意した。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;早速イレブンが最も手強いユニオンを見据えての、最終調整を兼ねた練習で汗を流す。&lt;br /&gt;
ヴェーダとイアンが構築したシステムはオーソドックスな4‐4‐2。&lt;br /&gt;
DF4枚にクリス・フェルト・リヒテン・ラッセの日頃から統制のとれている&lt;br /&gt;
ブリッジクルーを配し、守備的MFにはアレルヤとリボンズ。&lt;br /&gt;
司令塔はダブル看板のロックオンとスメラギだ。&lt;br /&gt;
二人は状況判断に優れ、個人技で攻めあがる事も可能だ。&lt;br /&gt;
FWは小さいながらも、こまめなドリブル突破で得点力のある刹那と、&lt;br /&gt;
素人あがりながらシュートコースの見極めにはやけに鼻が効くティエリア。&lt;br /&gt;
そして守備の大黒柱、KPには身体能力に優れ、敵味方構わず無言の圧力をかけまくる&lt;br /&gt;
妙な気合充分の紅龍という布陣になった。&lt;br /&gt;
全員でシステムの確認を行い、実戦さながらにボールを廻し、意思疎通を明確にした。&lt;br /&gt;
最後にPKの練習を念入りにこなし、この分なら優勝も不可能ではないという手応えを全員が感じていた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;いい汗をかき、練習終了が近づいたその時、ロックオンが重大な事を思い出した。&lt;br /&gt;
FKとCKである。当然、チームでもっともコントロールの上手いロックオンが、FKを蹴る。&lt;br /&gt;
ロックオン自身は2ヶ月前から毎日あらゆるコースで、練習を重ねていたので、&lt;br /&gt;
その精度には何の問題もなかったが、忘れていたのは壁の練習であった。&lt;br /&gt;
相手にFKを与えた場合、上を抜かれるか下を抜かれるか。その後のポジショニングは…？&lt;br /&gt;
やる事はたくさんあったのに、ロックオンのFK連習中、各人の個人トレーニングを&lt;br /&gt;
優先するあまり、壁の練習を怠っていたのだった。&lt;br /&gt;
早速イアンに進言する。イアンが表情を曇らせた。&lt;br /&gt;
「今からだとやれる事は限られているが、FKは相手にとっても重要な得点源だ。&lt;br /&gt;
みんな、直ちにポジションを確認しなさい。」&lt;br /&gt;
イアンが指示を出し、さっそく練習に入る。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ハロがあらゆるコースで、相手の狙ってくるであろう弾道を的確に再現した。&lt;br /&gt;
その内に、素人のティエリアにも段々とディフェンスのコツがわかってきた。&lt;br /&gt;
「ティエリア、やるじゃないか。この分だと、壁も充分任せられるな。」&lt;br /&gt;
ロックオンに褒められて、「問題ない。必ず随一のレベルに達してみせると2ヶ月前に言ったはずだ。」&lt;br /&gt;
内心嬉しかったが、決して表情に出す事無く、いつも通り淡々と答えた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;最後に、ロックオンが強烈な弾丸FKを練習したいと言い出した。&lt;br /&gt;
雨でぬかるんでいる場合などは、ヘタにコースを狙うより相手の穴を通す方が有効な場合もある。ティエリアも壁に加わり、ロックオンのキックに備えた。&lt;br /&gt;
床に置かれたハロ目がけ、ロックオンが数メートル後ろから助走をつけて走りこむ。&lt;br /&gt;
ザシュッ！！思い切り蹴飛ばした。&lt;br /&gt;
ハロがものすごいスピードでゴール目がけ直線に飛び、壁にぶち当たった。&lt;br /&gt;
ぼかっという嫌な音と共に、「ぐああッ──！！」大きな悲鳴が響き渡った。&lt;br /&gt;
声の主はティエリアだ。床にうずくまり、体を震わせている。&lt;br /&gt;
大事な選手が故障─！？補欠が足りないというのに…！&lt;br /&gt;
イアンとロックオンがすぐさま駆け寄り、状態を確認する。&lt;br /&gt;
まわりの選手が心配そうに覗き込んだ。ティエリアは股間を抑えて痛みに悶絶している。「おい…！！お前手でガードしてなかったのかよ！？」&lt;br /&gt;
ロックオンが慌てて記憶をたどり、壁の様子を反芻した。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;刹那やアレルやは確かにキックに備え、股間を手で抑えていた…。&lt;br /&gt;
スメラギはむしろ腹あたりをガード…。&lt;br /&gt;
ティエリア…ティエリアは……ガードしてねえ…！！&lt;br /&gt;
ロックオンがイアンと顔を見合す。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「ダイジョーブ！？ダイジョーブ！？」ハロがピョンピョン飛び回った。&lt;br /&gt;
イアンが即座に対処する。&lt;br /&gt;
「ティエリア。医務室に行ってチームドクターに診てもらいなさい。おい、担架！」&lt;br /&gt;
刹那とアレルヤが担架を取りに走るのを、ティエリアが止めた。&lt;br /&gt;
「く…。も…問題ない…。歩いていける…。」&lt;br /&gt;
「おい…大丈夫か？」&lt;br /&gt;
覗き込むロックオンの後ろで、くすっと失笑ぎみに笑うリボンズの姿が目に入り、&lt;br /&gt;
ティエリアは必死で強がって立ち上がった。&lt;br /&gt;
「一人で…大丈夫だ…！みんなは…最終チェックを…！！」&lt;br /&gt;
よろよろと歩き出したティエリアの後姿に、ロックオンが勇気付けるように大声で叫んだ。&lt;br /&gt;
「一応ハロを付き添わせる！ハロなら、健康状態の把握も可能だしな。&lt;br /&gt;
俺たちは弟で練習するから…！！」&lt;br /&gt;
ハロと色違いの同形メカが、ティエリアとすれ違ってロックオンの元へ飛んでいった。&lt;br /&gt;
痛む股間に余計な刺激を受けない様に、しずしずと医務室に向かう。&lt;br /&gt;
（く…！こんな時期にこの様な事態になるなんて…なんという失態だ…！&lt;br /&gt;
たいした事がなければいいが…。次は確実にガードしなければ…！！）&lt;br /&gt;
ハロがティエリアを見守るように、後ろから静かについて行った。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「う～ん。大した事ないね。ま、多少痛むかもしれないけど、明日には腫れも引くだろう。」&lt;br /&gt;
ドクターの見立てに、ティエリアは安心してほっと息を吐いた。&lt;br /&gt;
「ただし、今日は安静にしておきなさいよ。大事な場所だからね？」&lt;br /&gt;
「了解しました。」&lt;br /&gt;
「ヨカッタ！ヨカッタ！」嬉しそうなハロに、心が不意に安らいだ。&lt;br /&gt;
たとえ機械でも、知能は人間並みだ。こ&lt;br /&gt;
んな時にはうざったい人間よりも、むしろメカの方が心安い。&lt;br /&gt;
飛び跳ねるハロの姿に、ふっとティエリアの表情が緩んだ。&lt;br /&gt;
「しかし、随分荒っぽい練習をしているのかな？&lt;br /&gt;
てっきり親善試合程度だと思っていたのに…。今からでは遅いが、練習に立ち会った方がいいな。&lt;br /&gt;
選手の健康状態もチェックしなければ…。」&lt;br /&gt;
ドクターが救急セットを手早くまとめ、ティエリアに向き直った。&lt;br /&gt;
「俺は構いません。行ってください。」&lt;br /&gt;
何か言う前に、こちらから進言し、ドクターが軽く頷くと、医務室を去っていった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;一人残されたティエリアがベッドに横たわったまま、ハロを見つめる。&lt;br /&gt;
「ティエリアイタクナイ？イタクナイ？」&lt;br /&gt;
「大丈夫だ。痛くない。」思いがけず優しい声が出た。&lt;br /&gt;
ハロが嬉しそうに目をピンクに点滅させ、ベッドに飛びあがり、ティエリアの腹の上に乗ってきた。&lt;br /&gt;
「ぐっ…！」&lt;br /&gt;
軽い衝撃でしかなかったのに、腫れあがった股間を刺激されて、鋭い痛みが走った。&lt;br /&gt;
「ゴメン！ゴメン！」ハロがわずかに浮き上がり、ティエリアの歪んだ表情を伺った。&lt;br /&gt;
「く…。平…気だ…」痛みがまだ続いていたが、それでも何とか強がった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ハロの目が状態を探るように、急に点滅をはじめた。&lt;br /&gt;
既に20回は点滅しているのに、まだ点滅が治まらない。&lt;br /&gt;
（故障…か？）ティエリアが不安になり、ハロの状態を確かめようと手を伸ばした。&lt;br /&gt;
その時ハロの点滅が更に激しくなり、ティエリアの手をさっとかわすと、ぴょんっと飛び上がった。&lt;br /&gt;
「ティエリア、疼痛ゾッコウチュウ！ハロチリョウカイシ！」&lt;br /&gt;
1mほど上からティエリアを見下ろすと、そのまま急降下し、布団に一気にもぐりんで来た。&lt;br /&gt;
「……！！」&lt;br /&gt;
何か柔らかいものが肌に触れたかと思ったら、一気に下着とズボンを脱がされてしまった。&lt;br /&gt;
布団の中から、ズボンとパンツが放り出される。&lt;br /&gt;
何がなんだかわからず混乱するティエリアに、すぐに新たな刺激が加えられた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「ああう…ッ…！」&lt;br /&gt;
一瞬下半身の痛みを忘れ、快感が走った。びくんと腰が跳ね上がる。&lt;br /&gt;
この感触…。冷たく濡れた何かが、敏感になった下半身にまとわりついている─！？&lt;br /&gt;
快感の大元を確かめようと、ティエリアが布団に手を掛けた。&lt;br /&gt;
「は…やあああッ…！」ペニスに絡んだ何かが、緩やかな蠕動運動をはじめたらしく、&lt;br /&gt;
急速に広がった快感で、大きな声が出てしまった。&lt;br /&gt;
自身がどんどん形を変えていくのが分かる。&lt;br /&gt;
布団が心なしか持ち上がり、その中で自身が完全に勃起した事を教えた。&lt;br /&gt;
冷たい粘着質のものが、勃ち上がったペニスに強く絡みつき、今度は急速に上下に&lt;br /&gt;
扱き上げはじめ、堪らず声が出てしまう。&lt;br /&gt;
「く……ッ…あ…ああッ…！」快感に表情を歪めながらも、なんとか布団を剥ぎ取った。&lt;br /&gt;
「───！！」目に飛び込んできたのは、やはりハロだった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;しかしいつもとは様子が違う。&lt;br /&gt;
ティエリアのわずかに開いた太ももの間に陣取り、妖しく目を点滅させながら、&lt;br /&gt;
ぱかっと開けた口から、オレンジ色の触手を何本も出していた。&lt;br /&gt;
冷たく湿っている細い触手が、太くひとまとめになってティエリアの下半身を&lt;br /&gt;
くねくねと扱き上げている。&lt;br /&gt;
「な…ハ…ロ…！？あ…ああッ…！！」&lt;br /&gt;
その光景はティエリアの理解を遥かに超えていた。&lt;br /&gt;
冷静に思考しようと思うのに、与えられる快感でまるで頭が動かない。&lt;br /&gt;
それでも何とかハロを引き離そうと、がしっと捕まえたが、その瞬間にハロの触手が&lt;br /&gt;
ぎゅっと締め付けてきて、強い快感が走り、腕から力が抜けた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「シンパイナイ！シンパイナイ！ティエリア、キモチイイ！」&lt;br /&gt;
ハロの機械的な声の示す通り、ティエリアは完全に性的快感にやられてしまい、&lt;br /&gt;
抵抗も出来ずにきつく目を閉じて下半身の快楽に酔った。&lt;br /&gt;
「うう…あ…あああ…」&lt;br /&gt;
耳に届く声は自分で聞いてもいかにも気持ち良さそうで、乱れる呼吸と共に余計に情欲を煽る。&lt;br /&gt;
ハロがさらに締め付けながら、触手の上下運動を速めた。&lt;br /&gt;
「ぁああ…ああ…！」&lt;br /&gt;
熱い息を吐きながら、ティエリアの腰が前後にいやらしく揺れ始め、&lt;br /&gt;
その度にベッドがカタカタ軋んだ。&lt;br /&gt;
「ティエリア、フルボッキ！モウイク！モウイク！」&lt;br /&gt;
ハロの声が響く。&lt;br /&gt;
「く…うう…」ふと目を開けると、&lt;br /&gt;
目の前に完全に勃起し、ヒクヒク痙攣しながら発射直前の様相を呈す、いやらしい自身が目に入った。&lt;br /&gt;
（すごい…）思わず感心した次の瞬間、すすっと上下に大きく扱き上げられ、限界が急に訪れた。&lt;br /&gt;
「あ…ッ…！イ…ク…！！」&lt;br /&gt;
びしゅっ！！ティエリアが叫ぶのと同時に、飛沫が勢い良く数回発射され高く宙を舞った。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「ハロ、サイシュ！サイシュ！」&lt;br /&gt;
がくっと力が抜けたティエリアから触手をさっと外すと、飛沫の着地点を予想して&lt;br /&gt;
ポジションを変更し、大きく口を開けた。&lt;br /&gt;
「………。」言葉も出ないティエリアの目の前で、ハロが全ての白濁を&lt;br /&gt;
完璧に口中に受け止めた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ハロが満足そうにごくっという妙な音を出した。&lt;br /&gt;
すぐに、今度は緑色に目が点滅し始め、ウイインというかすかな機械音が聞えてきた。&lt;br /&gt;
「シンタイジョウホウ、カイセキシマス！カイセキチュウ…カイセキチュウ…」&lt;br /&gt;
「…。」ハロが電算を開始する。&lt;br /&gt;
「カイセキシュウリョウ！カイセキシュウリョウ！」&lt;br /&gt;
ピピッと音が鳴り、ハロが嬉しそうにティエリアの目の前で飛び跳ねた。&lt;br /&gt;
「データ、テイキョウシマス！」ハロが報告をはじめる。&lt;br /&gt;
「ヒケンシャ、ティエリア・アーデ。ダンセイ。スイテイ16ｻｲ。&lt;br /&gt;
ホンジツノセイエキブンピツリョウ…」&lt;br /&gt;
「余計な事はするな！！」&lt;br /&gt;
ティエリアがようやくまともな思考回路を取り戻して、恥ずかしい解析をはじめた&lt;br /&gt;
ハロを片手で跳ね除けた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「ア～～！！」&lt;br /&gt;
ハロが吹っ飛ばされ床に転がり、脱がされたティエリアのズボンと下着の近くに着地した。&lt;br /&gt;
「く…！」ティエリアが即座にベッドから飛び降り、下着に手をやる。&lt;br /&gt;
既に元に戻ったペニスが、ハロの出した得体の知れない液体でまだ卑猥に光っている。&lt;br /&gt;
「くそ！」テーブルの上にあるティッシュを取り、素早く液体を拭き取った。&lt;br /&gt;
もう、痛みはなかった。&lt;br /&gt;
「ハロ、チリョウシタ！チリョウシタ！ナンコウヌッタ！ナンコウ！」&lt;br /&gt;
ハロがティエリアの下半身の前に飛びあがり、ぱたぱたと手をはためかせて自分の功績をアピールする。&lt;br /&gt;
「く…余計なお世話だ…！」&lt;br /&gt;
顔を真っ赤にしながらさっさとパンツとズボンをはく。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;その時、誰かがドアをノックした。驚いてティッシュをゴミ箱の一番下に紛れ込ませ、&lt;br /&gt;
苦い匂いをごまかすために布団をばほばほする。&lt;br /&gt;
「ティエリア、俺だ。ロックオンだ。」&lt;br /&gt;
部屋の外で、ロックオンが律儀にティエリアの返事を待っている。&lt;br /&gt;
その声に反応し、ハロが再び緑色に点滅する。&lt;br /&gt;
「ロックオン・ストラトス。２４サイ。ゼンカイノケンサケッカオシラセシマス。&lt;br /&gt;
ヒケンニチジ…フツカマエ…セイエキブンピツリョウ…ア～！！」&lt;br /&gt;
ティエリアのパンチが再び容赦なく飛び、ハロが扉にぶち当たった。&lt;br /&gt;
「お…おい…？ティエリア…？」ドア越しに、ロックオンの戸惑った声が聞える。&lt;br /&gt;
（ロックオン・ストラトス…。まさかいつもこんなふざけた事をしていたのか…！？&lt;br /&gt;
ハロは仮にもデュナメスの機能を一部担う存在だぞ…！&lt;br /&gt;
ボールにするだけでは飽きたらずよりによって体液を混入させるなんて…故障でもしたらどう責任を取るつもりだ？&lt;br /&gt;
まったく、適性に欠けるとしか言いようがない…！！）&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;怒りがふつふつと込み上げる。&lt;br /&gt;
ロックオンがいつまで待ってもない返事に、遂に待ちきれず、&lt;br /&gt;
「ティエリア…入るぞ…？」一応声を掛け、そっと中に入ってきた。&lt;br /&gt;
「う…」途端にティエリアに睨みつけられ、たじろぐ。&lt;br /&gt;
「ティエリア、練習は無事終わった…。みんな心配してたぞ？大丈夫か？」&lt;br /&gt;
ボールを思い切り蹴りつけられた事を、まだ怒ってるんだな…。&lt;br /&gt;
ロックオンが完全に勘違いしながらも、大人の対応で優しく声を掛ける。&lt;br /&gt;
ティエリアがつんっと顔を背け、脇をつかつか通り過ぎ、さっさとドアを開けた。&lt;br /&gt;
「別に心配など必要ない。そっちこそ、今後一切ふざけた行為は止めろ。&lt;br /&gt;
我々が少人数で戦闘を行わねばならない、武装組織であるという事を決して忘れるな。」&lt;br /&gt;
「あ…ああ…。悪かったよ…。すまなかった…。怪我させて…」&lt;br /&gt;
勘違いした会話だったが、気の咎めるロックオンが、謝った。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「ロックオン、チガウ！ロックオン！」&lt;br /&gt;
ハロが会話に乱入してきて、怒り心頭のティエリアがぎろっと睨みつけた。&lt;br /&gt;
「おいおい、ハロは悪くないぞ？…そうか！！」&lt;br /&gt;
ロックオンが、ハロの言葉に妙案を思いついた。&lt;br /&gt;
「ちょっと待ってろ！」そう声を掛けると、急いで自室に戻り、大事にしまっておいた&lt;br /&gt;
プロテクターを取り出し、全速力で医務室に走る。ティエリアは既に廊下を移動中だった。&lt;br /&gt;
「おい、待てよ！ほら、これ。下半身ガード用のプロテクターだ。&lt;br /&gt;
お前はディフェンスに慣れてないし、FWだから相手のDFの攻撃をモロに受けるだろ？&lt;br /&gt;
これさえあれば下半身の守りは完璧ってわけだ。」&lt;br /&gt;
「……。」ロックオンの差し出したプロテクターに、嫌な悪寒が走る。&lt;br /&gt;
「ロックオン・ストラトス…。もしやこれを使用したという事は…。」&lt;br /&gt;
「…？使ったに決まってるだろ？別にたいした事じゃ…」&lt;br /&gt;
「……。辞退する。俺にはまったく必要ない。明日はもう移動日だ。休ませてもらう。」&lt;br /&gt;
冷たく言い放って、後は一切振り返らずに自室に戻り、興奮した頭を冷ますように、&lt;br /&gt;
試合のイメージトレーニングを念入りに行った。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;地上に移動して2日─。各チームとも最終調整を終&lt;br /&gt;
え、いよいよ大会が開幕した。&lt;br /&gt;
ソレビ代表は緑に映える紫のユニフォームを着込んで、意気揚揚と会場に乗り込んだ。&lt;br /&gt;
民間非公開のため、観客は軍関係者のみだ。&lt;br /&gt;
ソレビはその特殊な組織形態に加え、初出場の情報不足により、他チームの注目を集めていた。&lt;br /&gt;
多くのスコアラーがスタンドに詰め掛け、詳しいデータを取るべく目を光らしている。&lt;br /&gt;
異様な雰囲気の中、第一試合のソレビ対中東連合戦が始まった。&lt;br /&gt;
「いいか？我々には世界の注目が集まっている！勝ちは絶対条件だが、&lt;br /&gt;
ここで圧倒的な勝利を収めれば、かなりのプレッシャーを与えられる…！いいな！！」&lt;br /&gt;
「おおーー！！」円陣を組んで気合を入れ、いよいよキックオフとなった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;試合は、ヴェーダの予測どおりソレビの圧倒的優位で進んでいった。&lt;br /&gt;
前半の早い時間帯、簡単にティエリアが2得点し、DF陣は完全に相手の攻撃を封じ込めた。&lt;br /&gt;
中東連合は完全に試合を支配され、防戦一方でシュートさえ満足に打てない状態であった。&lt;br /&gt;
前半終了間際、相手DFを華麗なドリブルでかわし、刹那がゴールを決めた。&lt;br /&gt;
2分後、笛が鳴り、前半終了。ロッカーに戻り、後半の試合展開の打ち合わせをする。&lt;br /&gt;
優位に立つため、取れるだけ点を取らねばならない─。選手がさらに奮い立った。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そして、後半。中東連合は打つ手を完全に失い、哀れなほどの惨状だった。&lt;br /&gt;
ティエリアがミドルシュートで得点して、ハットトリックを達成した後、&lt;br /&gt;
刹那が続けて2得点してハットトリックを達成。&lt;br /&gt;
その上、ロックオンがCKを鮮やかに2回も決めた。&lt;br /&gt;
ピーッ！大きく笛が鳴って試合終了。結果は8‐0の、圧勝だった。&lt;br /&gt;
想像以上の実力にスタンドが息を呑み、しーんと静まり返った。&lt;br /&gt;
ピッチに疲れ果てて座り込む中東連合の選手の脇を悠々と、勝ち誇って横断する。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;その様子を見ながら、観戦していたグラハム･エーカーが、ビリー･カタギリに囁いた。&lt;br /&gt;
「カタギリ…。奴らは思った以上の実力の持ち主のようだな…！」&lt;br /&gt;
「ふっ…。初出場にしては…だろう？」&lt;br /&gt;
カタギリが余裕の笑みを浮かべた。&lt;br /&gt;
「君なら、抑えられるというのかね？特に、あの小さいFW…。&lt;br /&gt;
ドリブルが上手いが、それ以外にも妙なセンスがあると見た。&lt;br /&gt;
ああいう選手は何をするか予測がつかんから、厄介だ。」&lt;br /&gt;
グラハムが刹那の後ろ姿を眺めた後、伺うようにカタギリを見つめる。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「ふふ…。君は生粋のレジスタだからね…。でも、問題ないよ。忘れたのかい？&lt;br /&gt;
僕は4年前のMVPだよ。どんなファンタジスタでも、止めて見せる。」&lt;br /&gt;
カタギリの瞳が眼鏡の奥で妖しく光った。&lt;br /&gt;
「というかむしろ僕はあの女みたいな顔をした10番の方が気になるね…。&lt;br /&gt;
動きは素人臭いけど、試合勘は抜群だと思うよ…。&lt;br /&gt;
まるで上から見下ろしてるみたいに3次元でピッチの状態を把握できてるみたいだ。&lt;br /&gt;
彼は厄介だよ？…対戦することになったら、僕が彼に付こう。」&lt;br /&gt;
「ふっ。さすがに頼りがいがある…。いいだろう。君のDF能力、しっかりと見せてもらう。」&lt;br /&gt;
「その前に、AEU戦があるのを忘れてないかい？その後は人革戦だ。先走るのは、君の悪い癖だよ…。」&lt;br /&gt;
「カタギリ。私の推測はいつも正しいのだよ。&lt;br /&gt;
AEUも人革もソレスタルビーイングに比べれば我々の敵ではない。&lt;br /&gt;
奴らの情報は皆無に等しい。今からソレビ戦に備えておく必要があると思うがね。」&lt;br /&gt;
ふっと、カタギリが不適な笑みを浮かべる。&lt;br /&gt;
二人並んでスタンドから、ピッチ上を悠然と横断するソレビの面々を見下ろした。&lt;br /&gt;
「勝つさ…。どんな手を使っても…ね。」&lt;br /&gt;
カタギリが意味ありげな笑みを浮かべたまま、遠くのティエリアをじっと見つめた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;それから5日の内に残りの試合が行われ、優勝を賭けたソレビの対戦相手が決定した。&lt;br /&gt;
やはり、下馬評どおりの実力を見せた、ユニオンである。&lt;br /&gt;
スコアは対AEU戦で2‐0、対人革戦で1‐0。&lt;br /&gt;
ヴェーダの予測どおりの結果となったが、ユニオンは司令塔グラハム・エーカーはじめ、&lt;br /&gt;
ダリル・ダッジらフラッグファイターを惜しげもなく投入し、点差以上の強さを誇った。&lt;br /&gt;
守っては、DFとしてのMVP獲得は史上３人目の快挙という、ディフェンスの鬼ビリー・カタギリがラインを統率し、高いDF個人能力でも、相手を完全に封じ込めた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「げに恐ろしきは、このビリー・カタギリだ。年はいってるが身体能力は4年前と&lt;br /&gt;
なんら変わりない。しかも、DF能力は更に研ぎ澄まされている…。」&lt;br /&gt;
イアンが滞在中のホテルの一室に選手を集め、最後の作戦を練った。&lt;br /&gt;
「それだけじゃない。」&lt;br /&gt;
こちらのDFの要、ラッセ・アイオンが備え付けのTVにデータを映した。&lt;br /&gt;
カタギリの、ディフェンス風景がアップで映っている。&lt;br /&gt;
「こいつのすごい所は、この反則ギリギリのラフプレーだ。&lt;br /&gt;
やばくなるとギリギリのプレーで止めてくる。&lt;br /&gt;
審判も分かってるが、どれだけ注意していても必ず死角を作って止められる。」&lt;br /&gt;
イアンが同意して続ける。&lt;br /&gt;
「しかも、シミュレーションが抜群に上手い。最近は厳しくなっているから露骨な事は&lt;br /&gt;
せんようだが、不用意な接触は避けないと、一発レッドという事も充分ありえる。」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;スローで、カタギリのシミュレーション風景が映し出された。&lt;br /&gt;
相手の足は体に触れていないのに、カタギリがいかにも後ろから足を出されました、&lt;br /&gt;
という感じで派手に転んでいる。&lt;br /&gt;
即座に審判がレッドｶｰﾄﾞを提示し、相手選手の抗議を問答無用で却下した。&lt;br /&gt;
イレブンがぐっと息を呑んだ。&lt;br /&gt;
スローだから分かるものの、これを現場でやられたらどうなるか…。&lt;br /&gt;
ましてやラフプレーの名手ときている。ティエリアはその動きを、素早く頭にインプットした。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「特にFW陣、気をつけろ。おそらく奴がマークにつくのは、ティエリアだろう。&lt;br /&gt;
出来るだけ刹那にボールをまわして、ゴールを狙う。&lt;br /&gt;
刹那はﾄﾞリブラーだし、ボールを持っていれば反則も受けにくいからな。」&lt;br /&gt;
別に自分が決めなくても結果としてチームが勝てば、それでいい。&lt;br /&gt;
FWとしては得点王を狙いたい所だが、至上命題である優勝のためには&lt;br /&gt;
多少の自己犠牲もいとわない。ティエリアが刹那と目を見交わして、強く頷いた。&lt;br /&gt;
「ミンナガンバレ！ゼッタイカテル！ユウショウ！ユウショウ！」ハロが勇気付ける。&lt;br /&gt;
全員から闘志が湧き上がり、今、完全にチームが一体となった。&lt;br /&gt;
──明日は必ず勝つ！！&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そして夜が明けた。天候は全く問題のない五月晴れ。&lt;br /&gt;
湿度も、芝の状態も完璧なコンディションだ。&lt;br /&gt;
入場の音楽が鳴り響き、2チームの選手がピッチに入場していく。&lt;br /&gt;
ティエリアがふと横を見ると、水色のユニフォームを纏ったカタギリと目が合った。&lt;br /&gt;
にっこりと微笑みかけられて、思わず目をそらしてしまう。&lt;br /&gt;
さすがに前大会MVPの迫力なのか、明らかに中東連合とは別格の趣のある、&lt;br /&gt;
ユニオン代表の中でも、カタギリは一際大きな威圧感を放っていた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;イアン・ヴァスティがユニオン代表監督の名伯楽、レイフ・エイフマンとピッチサイドで握手を交わす。&lt;br /&gt;
「初出場でユニオンと戦えるなんて、本当に名誉な事です。&lt;br /&gt;
満足な試合が出来るかどうかも分からない新参者ですが、胸をお借りしますよ。」&lt;br /&gt;
エイフマンが老人とは思えない強さで、握ったイアンの手をぎゅっと握り返した。&lt;br /&gt;
イアンの顔が歪む。エイフマンが、握手とは裏腹に丁寧に応じた。&lt;br /&gt;
「またまたご謙遜を…。初戦を見ればそちらがどれだけの実力の持ち主かぐらいは&lt;br /&gt;
この老眼にもちゃんとわかります。日頃のいさかいは忘れて、今日はお互いいい試合をしましょう。」&lt;br /&gt;
監督同士が、力強い握手を交わし、鋭い視線で牽制し合った。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;審判を挟んで整列し、コイントスの後、いよいよキックオフの瞬間がやってきた。&lt;br /&gt;
相手ＦＷのダリル・ダッジがゆっくりとボールをグラハムに回す。&lt;br /&gt;
両選手がピッチに広がる。&lt;br /&gt;
やはり、イアンの予測どおり、ティエリアにはカタギリがマークについた。&lt;br /&gt;
予想通り、中東連合のＤＦとは大違いの能力だ。&lt;br /&gt;
ティエリアに、決してスペースを与えない。&lt;br /&gt;
その上、ラインを完璧に統率してオフサイドトラップを仕掛ける。&lt;br /&gt;
「く…ッ」&lt;br /&gt;
動きを封じられるもどかしさに、ティエリアが唸るのを不適な笑みを浮かべて&lt;br /&gt;
挑発する様に見つめてくる。&lt;br /&gt;
しかしそれ以外の両チームの実力は、拮抗していた。&lt;br /&gt;
お互いに攻守がめまぐるしく入れ替わり、両方に決定的なチャンスが数回訪れた。&lt;br /&gt;
それを互いのDFとKPが、必死に守り抜く。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;試合はその激しさとは裏腹に、前半15分を過ぎてもなお0‐0のままであった。&lt;br /&gt;
やがて、心なしかソレビが押しはじめた。&lt;br /&gt;
初出場のため過去のデータが満足にないのが幸いしたのか、意表をついたパスや&lt;br /&gt;
ドリブル突破が面白いように決まり始めた。&lt;br /&gt;
相手のDFラインが崩れる。&lt;br /&gt;
カタギリが何度もフォローにまわり、ティエリアへのマークがおろそかになった。&lt;br /&gt;
マークのきつくなった刹那に代わり、ティエリアにボールが集まり始める。&lt;br /&gt;
カタギリが決して反則を取られない強さで、体をぶつけてくる。&lt;br /&gt;
最初は簡単に封じ込められていたティエリアだが、何度も対戦するごとに、&lt;br /&gt;
カタギリのクセが分かってきた。昨晩のデータ研究が役に立ったのもしれない。&lt;br /&gt;
ティエリアが華麗にターンドリブルでカタギリを交わす。&lt;br /&gt;
すぐ目の前に、敵ゴール。&lt;br /&gt;
「く…！」カタギリが慌てて反則覚悟で手を伸ばした。&lt;br /&gt;
が、ティエリアの加速の方が遥かに早く、一瞬で置き去りにされた。&lt;br /&gt;
呆然と見送るカタギリの目の前で、ティエリアが強烈なシュートをゴールネットに突き刺した。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;完全なアウェーの会場が、一気に静まり返った。&lt;br /&gt;
沈黙の中、イレブンが歓喜の表情で駆け寄り、ティエリアを担ぎ上げ、興奮して走り回る。&lt;br /&gt;
あのカタギリが簡単に抜かれてしまった…。&lt;br /&gt;
前半20分の時間帯にもかかわらず、あまりに衝撃的なその光景は、&lt;br /&gt;
ユニオン軍に敗退の2文字を予想させるに充分だった。&lt;br /&gt;
「カタギリ…。」グラハムが、屈辱に打ち震えるカタギリの背中におずおずと声をかける。&lt;br /&gt;
あんなに見事に抜き去られたのは、長い付き合いの二人の記憶でも、遠い昔の事以来だった。&lt;br /&gt;
カタギリがきつい目をしてグラハムを振り返る。&lt;br /&gt;
まるで見たことのない、冷たい目つきにグラハムが思わず緊張した。&lt;br /&gt;
しかしすぐに、カタギリがいつもの微笑を浮かべ、いつも通りの物腰柔らかな物言いで&lt;br /&gt;
グラハムに向き直った。微笑が、余計に怖い。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「だから、言っただろう？あの10番の方が気になると…。たいした選手だね、彼は。&lt;br /&gt;
正攻法だけでなく、足や手まで使って止めようとしたのに、抜かれてしまうなんて…。&lt;br /&gt;
あれ以上やると、さすがに審判に笛を吹かれる…。」&lt;br /&gt;
「カタギリ…。」&lt;br /&gt;
「ふふ。問題ないよ。必ず、止めるさ。&lt;br /&gt;
……新しい技を使う事にするよ。僕はもう代表引退を考えている。そんな年齢になった。&lt;br /&gt;
有終の美を飾って、ピッチを去りたいんだ。」&lt;br /&gt;
カタギリの目に強い意志が宿ったのを、グラハムが敏感に察知した。&lt;br /&gt;
若い選手の台頭により、ベテランがユニフォームを脱ぐ。&lt;br /&gt;
力づくで押しやられる事もあれば、自分で限界を感じ、身を引く事もある。&lt;br /&gt;
カタギリにとって、今がその時だった。&lt;br /&gt;
（あえて有終の美という言葉を使ったが…。&lt;br /&gt;
なりふり構わぬプレーで、自分の限界を知りたいのだな？&lt;br /&gt;
自分で、選手人生を終わらせるために…。）&lt;br /&gt;
グラハムが、カタギリの背中に、男の哀愁を見て取り、思わず目頭を抑えた。&lt;br /&gt;
「ディフェンスは僕に任せてくれ。君は、一刻も早く得点を頼む。」&lt;br /&gt;
カタギリの決意を秘めた言葉に、グラハムが奮い立った。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;試合が再開された。&lt;br /&gt;
グラハムの思惑とは裏腹に、相変わらずソレビの優勢で、試合が進んでいく。&lt;br /&gt;
ほぼ完成形のユニオン代表とは違い、ソレビ代表は明らかに試合の中でもどんどん成長していた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;スメラギからティエリアに、ボールが渡った。&lt;br /&gt;
カタギリがぴったりとマークについてくるが、ガードしながらドリブルで&lt;br /&gt;
左サイドを駆け上がっていく。&lt;br /&gt;
刹那があのスペースに走りこむ、その直前でセンタリング─。&lt;br /&gt;
頭の中で、ボールのコースが予想された。&lt;br /&gt;
蹴るぞ…！&lt;br /&gt;
大きく左足を振り上げたその時、「ひゃあああッ！！」思わぬ刺激で体がよろめき、&lt;br /&gt;
コントロールを失ったボールがゴールラインを割って転がっていった。&lt;br /&gt;
きっと、カタギリを見る。何食わぬ顔で、カタギリが走り去った。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;（あいつ…！今何をした…！？）&lt;br /&gt;
唇を噛みながらも、相手キーパーのゴールキックについていく。&lt;br /&gt;
自陣ゴール前で、ラッセ・アイオンとフェルトが、ダリル・ダッジをガードした。&lt;br /&gt;
すぐに、大きくクリアしたボールをロックオンがトラップし、&lt;br /&gt;
スメラギ→刹那とボールを回した後、ティエリアにパスをよこした。&lt;br /&gt;
さっきの二の舞は避けるべく、カタギリを振り切るようにドリブルを開始する。&lt;br /&gt;
審判が、後方に回った、その時、再びカタギリが手を出してきた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「ああッ…ん…っ！」&lt;br /&gt;
審判から絶対に見えない位置で、なんとカタギリの右手がティエリアの股間を刺激した。&lt;br /&gt;
絶妙な手技に、運動中にもかかわらず、下半身が簡単に反応し、顔が紅潮する。&lt;br /&gt;
思い出すのは医務室でのハロとの一件だった。ボールが再び、とんとんと転がっていった。&lt;br /&gt;
「く…」内股気味にピッチに座り込んで、目の前で仁王立ちするカタギリを見上げた。&lt;br /&gt;
ふっ…と、カタギリがいやらしい笑みを浮かべ、背中を向けて去っていく。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「何やってんだティエリア！！2回目だぞ…！！」&lt;br /&gt;
ロックオンが怒りの形相で近づいてきた。&lt;br /&gt;
「あいつ…！反則だ。あんなの！」&lt;br /&gt;
顔を真っ赤にして抗議するティエリアに、ロックオンが言い聞かす。&lt;br /&gt;
「カタギリのＤＦ能力は知ってるだろう？&lt;br /&gt;
このぐらいのレベルになれば多少のラフプレーも戦略の一つだ。&lt;br /&gt;
さっきは上手く抜けてたじゃねえか…！ちゃんとやれ！！」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「うう…」ティエリアが何とか立ち上がった。&lt;br /&gt;
ユニフォームの下にはスパッツを履いているので、決して股間の不自然な盛り上がりが&lt;br /&gt;
露見する事はなかったが、それでも走るたびに下半身が擦れて、&lt;br /&gt;
どんどん反応していく悪循環に陥ってしまった。&lt;br /&gt;
不自然な走りをするティエリアの様子に、目ざとくカタギリが気づいた。&lt;br /&gt;
これで、あの10番のＦＷは完全に封じ込めた。&lt;br /&gt;
いかさず殺さず、生殺しの状態で放置しておけば、牙のないライオンも同じだ─。&lt;br /&gt;
カタギリが、ほくそえんでティエリアに迫る。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;その後の約15分間─。&lt;br /&gt;
ソレビは徐々に押し込まれ、気が付くとユニオンに何度もエリア内に進入され、&lt;br /&gt;
必死にピンチをしのぐしかない状態にまで陥った。&lt;br /&gt;
カタギリが、決してティエリアをフリーにささず、下半身が落ち着くヒマも与えずに、&lt;br /&gt;
定期的に股間を刺激していった。&lt;br /&gt;
「あん…ッ！」その度にティエリアが短い悲鳴をあげ、堪らず動きを止めて固まった。&lt;br /&gt;
もう何度触られたか分からない。&lt;br /&gt;
たまりかねたティエリアが、遂に反撃に出た。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;カタギリに強引にボールを奪われたあと、ドリブルしていくポニーテールを掴んで&lt;br /&gt;
引き倒してやった。&lt;br /&gt;
カタギリがもんどりうって派手に転び、すぐさま審判がイエローを提示しながら走り寄ってきた。&lt;br /&gt;
「ティエリア！！」&lt;br /&gt;
ロックオンとスメラギが慌てて駆け寄り、審判に一応の抗議をしたが、当然認められない。&lt;br /&gt;
判定は覆らずに、審判が去っていった。&lt;br /&gt;
「何考えてるんだ、ティエリア！？あんなのレッドでも文句言えねえぞ！！？」&lt;br /&gt;
ロックオンが乱暴な口調で責め立てる。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「だって…！あいつ…」&lt;br /&gt;
「さっきも言っただろ！？反則はサッカーには付きものだ。&lt;br /&gt;
いちいち反撃してたらすぐに退場になるぞ？&lt;br /&gt;
カタギリと何とか距離を取って、上手くやれ！」&lt;br /&gt;
試合が再開され、ソレビ代表がぎくしゃくした動きを修正できないまま、前線で&lt;br /&gt;
ダリル・ダッジが見事なミドルシュートを決め、会場が地鳴りのような歓喜に包まれた。&lt;br /&gt;
ソレビはリードを守りきれず、１－１の同点になってしまった。&lt;br /&gt;
その間にも、上手く距離を詰められカタギリのラフプレーが続き、&lt;br /&gt;
ティエリアは爆発寸前になって遂に動きを止めた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「やる気あるのか…」&lt;br /&gt;
刹那が不機嫌に寄ってきたが、膝に両手を当てて俯いたまま身動きも出来ない。&lt;br /&gt;
スパッツに締め付けられた自身が、激しい熱を持っているのがはっきりと分かる。&lt;br /&gt;
いつも違う様子にさすがに心配になった刹那が、スメラギとロックオンに進言した。&lt;br /&gt;
「どうやらカタギリのラフプレーで限界に来てるみたいだ…。交代させた方がいいと思う…。」&lt;br /&gt;
「しかし…。」ロックオンが、ベンチに目をやる。&lt;br /&gt;
両手で大きく×印を示すイアンの横で、丸テーブルにゆったり座り、紅茶を飲みながら&lt;br /&gt;
クッキーをかじり、人事のようにのんきに観戦している王留美とアレハンドロ・コーナーの姿が目に入った。&lt;br /&gt;
「………」だめだ…。全員が、諦観に包まれた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「ティエリア、交代要員は誰もいないわ。」スメラギがティエリアに声をかける。&lt;br /&gt;
「そうそう！俺たちは少数精鋭のソレビ代表だぜ？やり遂げなきゃ、いけねえ。」&lt;br /&gt;
ロックオンが励ました。&lt;br /&gt;
「しかも、マイスターだし…。」刹那の言葉に、使命感が燃え上がる。&lt;br /&gt;
「やります…！この位問題ではない…。前半終了まであと5分…。&lt;br /&gt;
ロスタイムを入れてもおそらく7分…。何とか持ちこたえてみせる。」&lt;br /&gt;
「その意気だ！試合は振り出しに戻ったが、絶対勝てるぞ！！」&lt;br /&gt;
顔を力強く上げたティエリアに、ロックオン達がそれぞれ勇気付けて、走り去っていった。&lt;br /&gt;
その後7分間、ティエリアは何とかカタギリの股間タッチを振り切り、必死でピッチを走り回った。&lt;br /&gt;
一度、チャンスが訪れたが、惜しくもシュートを外した。&lt;br /&gt;
ピーッと前半終了のホイッスルが鳴った。&lt;br /&gt;
選手達がゆっくりと控え室に戻る中、ティエリアだけは全速力で控え室に向かった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;一刻も早く火照った体を冷まし、後半に備えなくては─。&lt;br /&gt;
誰よりも早くロッカーに飛び込む。&lt;br /&gt;
目的のものを素早く探した。いた！！&lt;br /&gt;
「コウハン、ガンバレ！コウハン、ガンバレ！」&lt;br /&gt;
ハロがわざわざ行くまでもなく、向こうから近づいてきてくれた。&lt;br /&gt;
「アッ！」即座にハロを引っつかみ、そのまま荒っぽくドアを空けると、&lt;br /&gt;
トイレに全速で向かう。途中選手達とどんどんすれ違った。&lt;br /&gt;
「ティエリア…」ハロを掴んだティエリアが、声を掛けて来たロックオンを&lt;br /&gt;
完全に無視して、大慌ててで走り去っていく。&lt;br /&gt;
「……。」ロックオンがその後姿をしばらく見つめていたが、やがて小走りに後を追いかけた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;トイレに駆け込み、ティエリアは素早く個室に飛び込んだ。&lt;br /&gt;
吐く息がはあはあと、誰もいないトイレに荒く響く。&lt;br /&gt;
助かった…。では、早速やるか。&lt;br /&gt;
個室の鍵をかけようとしたその時、「ロックオン！ロックオン！」&lt;br /&gt;
ハロが嬉しそうに声をあげ、ロックオンが体当たりするようにドアを力づくで押し開け、強引に中に入ってきた。&lt;br /&gt;
「な…！」目を白黒させるティエリアに、全てを知っているかのような、&lt;br /&gt;
意味ありげな笑みを浴びせる。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「ピーンときたんだ。ハロ、使うつもりだろ？」&lt;br /&gt;
ロックオンが何を言わんとしているか、即座に理解し、ティエリアが顔を真っ赤にする。&lt;br /&gt;
「カタギリの野郎、新しいラフプレーできやがったって事だな？&lt;br /&gt;
まあ、さすがに誰にでもやるわけじゃねえだろうが…。」&lt;br /&gt;
言いながら、ティエリアの股間に手を伸ばした。&lt;br /&gt;
「あう…っ！」快感が走り、びくんと体を硬直させる。&lt;br /&gt;
「やっぱりな…。でもすごい事だぞ？ティエリア。認められたって事だよ。世界のＤＦに…。」&lt;br /&gt;
「な…何言ってる…！こんな反則技…全然嬉しくなんかない…！」&lt;br /&gt;
ロックオンの感激したような言葉に、ティエリアが憤然と抗議したが、&lt;br /&gt;
「あああんッ！」&lt;br /&gt;
ロックオンの手が大きく股間を撫で上げて、思わずいやらしい声を出してしまった。&lt;br /&gt;
「ジカンナイ！ジカンナイ！」ハロが、飛び跳ねる。&lt;br /&gt;
「そう言うことだ。さっさと出して、ミーティングに加わらなきゃいけねえ。」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「あっ！！」&lt;br /&gt;
ロックオンが、当然の事のようにティエリアのズボンを一気に降ろした。&lt;br /&gt;
スパッツに加え、下着まで一気におろされて、ひんやりした空気が熱くなったペニスを撫で上げる。&lt;br /&gt;
「や…やめ…ッ！あ…ああんんっ！」&lt;br /&gt;
ロックオンが抵抗の余地も与えず、ティエリアの勃ちあがったペニスを素早く擦り始める。&lt;br /&gt;
焦らされ続けたそこを急激に扱かれて、一気に快感が沸き起こり、&lt;br /&gt;
膝ががくがくして立っていられないほどだった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ロックオンが腰をおろし、片手でティエリアの腰を支えた。&lt;br /&gt;
「下のもんの体調管理に目を光らすのも、先輩の役割だからな。&lt;br /&gt;
何も心配しなくてもいいぞ？ちゃんとイっていいからな？」&lt;br /&gt;
ロックオンが、優しく声を掛け更に扱くスピードを速めた。&lt;br /&gt;
「ハロ！手伝ってくれ！」&lt;br /&gt;
「リョウカイ！リョウカイ！」&lt;br /&gt;
ハロがティエリアの後ろに回り、例の触手を伸ばすと、そのままティエリアの後ろから、&lt;br /&gt;
ぬぷぬぷと中に入ってきた。&lt;br /&gt;
新たな刺激で「あああ…ああう…！」大きな声をあげて、のけぞる。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「おい！聞えるぞ！！」&lt;br /&gt;
ロックオンが咎めるように言って、手を止め、外の様子を伺う。&lt;br /&gt;
ミーティングの真っ最中なのか、誰もトイレに入ってくる気配はなかった。&lt;br /&gt;
「あ…」ティエリアがかすかに震えながら、自分で刺激を得る様に、&lt;br /&gt;
ロックオンの掌に自身を擦リ付け、わずかに腰を揺らし始める。&lt;br /&gt;
人気のなさに安心したロックオンが手の動きを再開し、ハロが触手で前立腺を刺激した。&lt;br /&gt;
今までよりも大きな快感が訪れて、ティエリアがたまらず自分で口を抑え、漏れる声を我慢した。&lt;br /&gt;
「後ろも刺激してイクと、しばらくは満足して反応もないと思う。&lt;br /&gt;
カタギリは後半も同じ攻めで来るだろうから、有効な対策だと思うけどな。」&lt;br /&gt;
ロックオンの言葉がぼんやり耳に聞えて、ティエリアが声を押し殺しながらとりあえず&lt;br /&gt;
頷いた。&lt;br /&gt;
「もう一つ、ハロに対策させるから、それで完璧だからな？&lt;br /&gt;
絶対、優勝するぞ。いいな？ティエリア。」&lt;br /&gt;
快感を貪るように腰を揺らしながらも、ティエリアが紅潮した顔で何度も頷いた。&lt;br /&gt;
射精感が強くなってくる。堪えきれずにティエリアがロックオンの肩を強く掴んだ。&lt;br /&gt;
「あ…ああ…あああんんッ！！」&lt;br /&gt;
口に手を充てていても、抑えきれない声がほとばしり、ティエリアがロックオンの&lt;br /&gt;
手の中に、大量の白濁を放出した。&lt;br /&gt;
ロックオンの言葉どおり、深い満足感で満たされる。&lt;br /&gt;
大きくゆっくりと息をして、その充足感に酔った。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ロックオンが、ペーパーで丁寧に白濁を拭き取り、トイレに流した。&lt;br /&gt;
「もう平気だろ？ちゃんと、後半も戦えるな？」&lt;br /&gt;
「ああ…。」&lt;br /&gt;
ロックオンが安心したように大きく息を吐いた。&lt;br /&gt;
「あ、そうだ。プロテクター、やっぱり使った方がいいんじゃないか？&lt;br /&gt;
俺、持ってるからさ。」&lt;br /&gt;
ロックオンが思い出したように言う。&lt;br /&gt;
性的満足感で理性のレベルが落ちているティエリアが、それもそうだなと思ってしまった。&lt;br /&gt;
「そう…させてもらう。」&lt;br /&gt;
「よし。じゃあ準備する。ハロ、中と外に性欲抑制剤を塗布してやれ。&lt;br /&gt;
それで、セクハラ対策は完璧だ。」&lt;br /&gt;
「マカサレテ！マカサレテ！」&lt;br /&gt;
ハロがティエリアの後ろに触手を突っ込んだまま、目を点滅させた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;すぐに中から2，3本の触手が出てきて、ティエリアのペニスに絡みつく。&lt;br /&gt;
さっき派手に果てたおかげで、ティエリアが反応する事はなかった。&lt;br /&gt;
「薬剤、ホウシュツシマス。」&lt;br /&gt;
ハロの口から粘液状の薬らしきものが分泌され、触手に吸い上げられてティエリアの体に向かった。&lt;br /&gt;
それを確認したロックオンが、ズボンを下ろす。&lt;br /&gt;
素肌に直接、プロテクターが巻かれていた。&lt;br /&gt;
陰部に直接触れたプロテクターを借りるなど、普段のティエリアには&lt;br /&gt;
ありえない行為だったが、先ほどの性行為で、2人の間には妙な連帯感が出来ていた。&lt;br /&gt;
ロックオンが汗の滲んだ腰部からプロテクターを外すのを、文句も言わずに見つめる。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ハロが、ティエリアに薬液を塗りこみ始めた。&lt;br /&gt;
冷たい感触で、身が震えたが抵抗せずに身を任す。&lt;br /&gt;
「薬剤トフシュウリョウ！シュウリョウ！」ハロが触手を引っ込めた。&lt;br /&gt;
ロックオンが、早速プロテクターを付けてやろうと、準備する。&lt;br /&gt;
「ほら、足上げ…」&lt;br /&gt;
しゃがみこんだロックオンが、すぐに異変に気付いた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「あ…なん…か体…がおかし…い…！」&lt;br /&gt;
ティエリアが荒い息を吐きながら、潤んだ目で体の異常を訴える。&lt;br /&gt;
一度果てたにも関わらず、彼の下半身は既に再び大きく持ち上がっていた。&lt;br /&gt;
「ハロ…！！抑制剤じゃなく促進剤塗りやがったな！！」&lt;br /&gt;
ロックオンが瞬時に推測して、ハロを睨み付けたが、ハロは全く動じない。&lt;br /&gt;
「ハロ、抑制剤ヌッタ！ヨクセイザイ！」&lt;br /&gt;
「おい、待て！」&lt;br /&gt;
ハロがピピッと目をピンクに点滅させると、ぴょんっと飛びあがり、&lt;br /&gt;
個室トイレの壁を飛び越して、ピューッと飛び去ってしまった。&lt;br /&gt;
「あいつ…最近どうも調子がおかしいと思ってたが、やっぱり故障してやがる…。&lt;br /&gt;
おやっさんに診てもらわねえと…。」&lt;br /&gt;
ロックオンが立ち上がって、ハロの飛び越えていった個室の壁の上の隙間を見ながら、&lt;br /&gt;
独り言のようにつぶやいた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「──！！」その時、急にティエリアが強く抱きついてきて、心臓が飛び跳ねた。&lt;br /&gt;
そのままティエリアが首にきつく腕を廻し、更にまとわりついてくる。&lt;br /&gt;
首筋に熱い息がかかり、勃ち上がったティエリアの下半身が、ロックオンの股間に何度も当たった。&lt;br /&gt;
「ティエリア…！よせ…！」&lt;br /&gt;
何とか引き離そうとしたが、ティエリアは腕の力を一向に緩めようとはしない。&lt;br /&gt;
ティエリアが力をこめたまま、顔だけを離して、ロックオンを見上げた。&lt;br /&gt;
「う…」情欲に潤んだ瞳でじっと見つめられて、思わず鼓動が高鳴る。&lt;br /&gt;
その綺麗な顔はロックオンが今まで経験したどんな女よりも、狂おしいほどの色気に満ちていた。&lt;br /&gt;
柔らかそうな唇が誘うようにわずかに開いた。&lt;br /&gt;
思わず熱い口付けを交したくなってしまう。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;その時。ティエリアがぐっとロックオンの股を割って、腰を押し付けてきた。&lt;br /&gt;
ロックオンの後ろに、明らかな男のシンボルが押し付けられる。&lt;br /&gt;
ティエリアが中に侵入させようと、一瞬力を込めたのが分かり、&lt;br /&gt;
ロックオンは慌てて力づくでティエリアを振り払った。&lt;br /&gt;
ごんっと鈍い音がして、ティエリアが体ごと個室の後ろの壁に吹っ飛ばされた。&lt;br /&gt;
恨みがましそうな目つきで、ロックオンを睨みつける。&lt;br /&gt;
「わ…わりいが…俺はそっちの趣味はないんだ…。逆ならしてやらない事もないけど…。」&lt;br /&gt;
どうしたものかと戸惑うロックオンに、ティエリアがまだ諦めきれずに、&lt;br /&gt;
下半身を昂ぶらせたまま、じりじりとにじり寄ってくる。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「い…今は時間がねえ…！さっきみたいに手でやってやるからそれで我慢しろ！」&lt;br /&gt;
のっぴきならない状況を打破すべく、焦って狭い個室に座り込むと、すぐにティエリアのペニスに手をやった。&lt;br /&gt;
「あ…！！」一声大きく叫んで、ティエリアが硬直した。&lt;br /&gt;
ロックオンが先ほどよりも更に力を込め、素早く擦りあげる。&lt;br /&gt;
少しでも隙を見せれば何かとんでもない事になる─。&lt;br /&gt;
逆ならまだしも、間違っても男である自分が、いくら美貌の持ち主とはいえ、&lt;br /&gt;
男にやられるわけには行かない。しかも、本当に時間がない。&lt;br /&gt;
ロックオンが焦って、ひたすらに手を動かし続けた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「あ…っ！あ…っ！」&lt;br /&gt;
ティエリアがロックオンの動きにあわせて、いつもより遥かに高い声で喘ぐ。&lt;br /&gt;
ペニスの快感が強まってくるにつれて、段々と、その声が大きくなってきた。&lt;br /&gt;
「ティエリア！静かにしろ…！」&lt;br /&gt;
「ああ…んんん…ッ！はあ…ッ…！」&lt;br /&gt;
ティエリアが、何とか声を我慢して、座ったロックオンの肩を再び強く掴み、&lt;br /&gt;
体を屈めてロックオンの頭に顔を埋めた。&lt;br /&gt;
汗に混じってシャンプーの香りが、ティエリアの鼻腔を刺激する。&lt;br /&gt;
ティエリアが味わうようにロックオンの髪に舌を這わせた。&lt;br /&gt;
いい匂いとは裏腹に、期待した味ではなく男の脂臭い味が広がる。&lt;br /&gt;
それでも、ティエリアの欲情が治まることはなかった。&lt;br /&gt;
そのまま髪を嘗め回しながら顔を移動させ、ロックオンの耳たぶに辿り着くと、&lt;br /&gt;
そこに柔らかく噛み付いた。&lt;br /&gt;
ロックオンがぴくっと体を震わせるのを感じ、更に優しく噛みながら、&lt;br /&gt;
穴に舌を入れ中を嘗め回した。&lt;br /&gt;
「ぐ…っ！」堪らず、ロックオンがうめく。&lt;br /&gt;
例え男だろうが、時間さえあったらたっぷりかわいがってやる所なのに─。&lt;br /&gt;
ティエリアの喘ぎを耳元で聞き、唇を噛みながら仕方なく指を動かした。&lt;br /&gt;
ティエリアが今度は両手でロックオンの頭を掴み、強くしがみついて来る。&lt;br /&gt;
「ああっ…！！ああ…ッ…！！」声が大きくなって来た。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;その時、ガチャッと音がして、トイレに誰かが入ってきた。&lt;br /&gt;
足音の主は、どうやら一人ではない。&lt;br /&gt;
「──！！」驚いたロックオンが即座に手を止め、左手でティエリアの口をふさぐ。&lt;br /&gt;
「ロックオンコシツ！ロックオンコシツ！」&lt;br /&gt;
まだトイレに残っていたらしい、ハロの声が響く。&lt;br /&gt;
（あいつ…！余計な事を…！！）&lt;br /&gt;
身を潜めるロックオンの個室に、アレルヤが声を掛けてきた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「ロックオン？入ってるのかい？」&lt;br /&gt;
「あ…ああ…。アレルヤか…。すまん。腹の調子が悪くて…。」&lt;br /&gt;
適当な言い訳をする。ティエリアの熱くなった体と口を、必死で押さえ込んだ。&lt;br /&gt;
「大丈夫かい？休憩はあと5分で終わりだよ？」&lt;br /&gt;
「す…すぐに行く…！もう終わるから…。い、いや…。出るから…。作戦に変更は…？」&lt;br /&gt;
「まあ交代要員もいないし、システムに変更は特になし。&lt;br /&gt;
俺らが少し下がり気味でしっかり守る。&lt;br /&gt;
あっちはダリル・ダッジとグラハム・エーカーが攻撃の要だからな。&lt;br /&gt;
徹底マークで、後半は完璧に抑えるさ。」&lt;br /&gt;
ラッセ・アイオンが用を足しながら言った。&lt;br /&gt;
「そう言うこと。ロックオンはスメラギさんと中盤でボールをまわして、&lt;br /&gt;
相手DFをひきつけて。向こうの守備の要のカタギリが、どうやらティエリアに&lt;br /&gt;
振り回されてるらしいから、ラインも崩れると思う。そこで、刹那の出番というわけさ。」&lt;br /&gt;
「ああ…。必ず決勝点を挙げる…。」刹那の声がした。&lt;br /&gt;
「そう言えば、ティエリアがいなかったけど…。」&lt;br /&gt;
（刹那…！余計な事を思い出しやがって…！！）&lt;br /&gt;
「ティ、ティエリアならさっき廊下で見たぜ…！？&lt;br /&gt;
多分ヴェーダから直接指示を受けてたんじゃないかな…？」&lt;br /&gt;
早く去ってくれと祈りながら、ロックオンが言う。&lt;br /&gt;
ティエリアが熱くなった体を持て余して、体を揺らし始めるのを、必死で押さえた。&lt;br /&gt;
「ふーん…。まあ、そんな所だろうね…。ティエリアなら。&lt;br /&gt;
まあいいや。僕たちはもうピッチに出るよ？急いでくれ、ロックオン。」&lt;br /&gt;
「ああ。分かった。」&lt;br /&gt;
アレルヤ達の足音が、トイレの出口に向かい、ロックオンが大きく息を吐いた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「さあ、続きやるぞ…。時間がないから、早くイケよ？」&lt;br /&gt;
全員が立ち去ったのを確認し、ロックオンが即座に刺激を再開した。&lt;br /&gt;
「あぁ…ッ！ああぁっ……！！」&lt;br /&gt;
すぐにティエリアが気持ちよさそうな声をあげる。&lt;br /&gt;
「早く…！早く…！」ロックオンが急かし、手の速度を速めた。&lt;br /&gt;
遂にティエリアにその時が訪れた。&lt;br /&gt;
「うう…っ！あぁぁああ──！！」&lt;br /&gt;
勢い良く発射された白濁が、再びロックオンの手を汚した。&lt;br /&gt;
「よし！さっさとこれ巻いて、さっさと行くぞ！」&lt;br /&gt;
ロックオンが素早くペーパーで手を拭き、プロテクターを差し出す。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「げ…。マジかよ…。」一瞬目を疑った。&lt;br /&gt;
ティエリアの下半身がまた、どんどん大きくなっていっていた。&lt;br /&gt;
「ははっ…。ハロの奴…。お仕置きだな。」&lt;br /&gt;
万策尽きた…。この期に及んでは、もう笑うしかなかった。&lt;br /&gt;
「ティエリア。もう時間がない。もう手伝ってやれねえ。分かるか？」&lt;br /&gt;
「あううう…」ティエリアがまだ収まらない熱に、涙混じりに身悶える。&lt;br /&gt;
「そんな状態じゃプロテクターは付けられねえ。もうこうなったら気合しかない。&lt;br /&gt;
気合で試合終了までの45分、耐えるんだ。&lt;br /&gt;
お前はカタギリをひきつけておけば、それでいい。後は俺たちがフォローする。いいな？」&lt;br /&gt;
無茶な要望だとは分かっていたが、それ以外に選択肢が思い浮かばない。&lt;br /&gt;
「ううう…」ティエリアが真っ赤になって、何とか頷いた。&lt;br /&gt;
「よし。じゃあ、行くぞ。我慢できなかったら、パンツの中で出せ。&lt;br /&gt;
その内治まると思うから。」&lt;br /&gt;
ズボンをきちんと履き、ティエリアにもちゃんと履かしてやり、真っ赤になって&lt;br /&gt;
小刻みに震えるティエリアの手を取って、ピッチに向かった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ピッチには既にロックオン達以外のすべての選手が出て、軽くアップをしている。&lt;br /&gt;
すぐに、審判がボールを持って、中央に歩み出てきた。&lt;br /&gt;
「ティエリア…。気合だぞ？頑張れよ…！」&lt;br /&gt;
ぽんっと勇気付けるように腰を軽く叩いたが、&lt;br /&gt;
「ひゃん…ッ！」ティエリアが短い悲鳴をあげて顔を歪め、のけぞるのを見て&lt;br /&gt;
「……。大丈夫かな…。」思いっきり不安になってしまった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;無情にも、後半がはじまった。選手達が散らばり、ボールが縦横無尽に回される。&lt;br /&gt;
走るときはもちろん、歩いている時にもティエリアに耐えがたい衝動が涌き起こる。&lt;br /&gt;
「う…うぅ…」&lt;br /&gt;
ロックオンに2度も処理してもらってもなお、ペニスが熱く疼き、勃起が治まらない。&lt;br /&gt;
しかも後ろに塗り込められた薬剤のせいで、体の中からも確かに淫欲がほとばしっていた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;相変わらず、ティエリアにはカタギリが付いている。&lt;br /&gt;
「ふっ…。後半も、しっかりと抑えさせてもらうよ…。」&lt;br /&gt;
牽制したカタギリだったが、至近距離からティエリアに艶かしい表情で見つめ返されて、&lt;br /&gt;
逆にたじろいでしまった。&lt;br /&gt;
（まさか前半のアレがまだ効いているのか…？まあいいさ…。&lt;br /&gt;
しかし本当に可愛い顔をしている。&lt;br /&gt;
……。ふふ…。もう少し、可愛がってやるか。最後…かもしれないしな。）&lt;br /&gt;
カタギリが、必要以上にティエリアに密着してきた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ボールがスメラギからティエリアに回ってくる。&lt;br /&gt;
その瞬間にカタギリが前半と同じく、審判の死角を取り、ティエリアの股間に手を回した。&lt;br /&gt;
「あんっ！！」&lt;br /&gt;
快感が走り、ティエリアが顔を歪め、ぐっとカタギリの手に下半身を押し付ける。&lt;br /&gt;
（ぐ…！これ…は…！この10番…）&lt;br /&gt;
カタギリが異様なほど大きくなったティエリアの下半身に驚き、思わず手をのける。&lt;br /&gt;
「ん…」ティエリアが潤んだ目で一瞬切なげにカタギリの目を見つめた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;カタギリが予想外の視線に射抜かれ、わずかに動きを止めた。&lt;br /&gt;
次の瞬間、快感を堪えてボールに素早く反応したティエリアが、最前線の刹那に&lt;br /&gt;
前線のDFの間を見事に抜ける絶妙なスルーパスを出した。&lt;br /&gt;
「あああ…ッ！！」&lt;br /&gt;
しかしティエリア自身は、蹴った衝撃で最後の刺激を受け、パンツの中で射精してしまった。&lt;br /&gt;
「ゴオオオル！！！」アナウンスが響き渡る。&lt;br /&gt;
刹那が、スルーパスを受け、完璧なシュートでネットを揺らしたのだ。&lt;br /&gt;
スメラギ達が刹那に走りより、喜びを爆発させている。&lt;br /&gt;
一方、ティエリアはその輪には加われないでいた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「くううう……」アシストなんかどうでも良かった。&lt;br /&gt;
バレてはいないものの、衆人環視のど真ん中で、果ててしまった。&lt;br /&gt;
満足感と情けなさを同時に感じ、混乱した感情でつい涙が滴り落ちた。&lt;br /&gt;
一人事情を知るロックオンが、素早く近寄ってきた。&lt;br /&gt;
「ティエリア…！今の良かったぞ！？大丈夫か…？下…」&lt;br /&gt;
心配そうに、そっと肩を抱いてみんなから見えない位置で、ティエリアの下半身に目をやる。&lt;br /&gt;
「う…うう……。まだ…だめ…だ…。」&lt;br /&gt;
さっき3度目の絶頂を迎えたのに、まだペニスが熱を持っている。&lt;br /&gt;
「いつまで…続くんだ…。」&lt;br /&gt;
泣きながら耐えるティエリアのあまりの様子に、ロックオンの胸が痛む。&lt;br /&gt;
「ティエリア…。すまん…。ハロ…いや、俺のせいでこんな事…。仕方ねえ。&lt;br /&gt;
こうなったらもう思いっきり何度でもいけばいいさ。きっと誰も気付きやしねえ。&lt;br /&gt;
限界まで出し尽くしたらさすがに落ち着くだろ！？」&lt;br /&gt;
ロックオンが精一杯励ます。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;カタギリが、近づいてきた。&lt;br /&gt;
「君…大丈夫なのかい…？悪かったね。荒いプレーをしてしまった…。」&lt;br /&gt;
敵とはいえ、さすがに歴戦の名選手だ。&lt;br /&gt;
ティエリアの惨状には自分にもかなり責任があるものと見て、謝罪に訪れたのだった。&lt;br /&gt;
「いや、気にしなくていいすよ。こっちにも悪い所があるし…。&lt;br /&gt;
ま、後はフェアプレーでお願いしますよ？」&lt;br /&gt;
ロックオンが、釘をさすようにカタギリに言う。&lt;br /&gt;
「ああ。そうさせてもらうよ。」&lt;br /&gt;
カタギリがティエリアとロックオンを申し訳なさそうに見て、戻っていった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;その後、ティエリアは暴走といってもいい位、完全に開き直って動きまくった。&lt;br /&gt;
その姿は傍目には、何としても優勝をもぎ取るんだという、熱い感情に支配された&lt;br /&gt;
結果だと、映っていた。&lt;br /&gt;
「ああう…ッ…！！」&lt;br /&gt;
時折ぴくぴくっと不自然に硬直するのも、おそらくマンマークのカタギリのプレーで&lt;br /&gt;
何らかのダメージを受けたのだろうと、観客は推測した。&lt;br /&gt;
アウェーのスタジアムの空気が、明らかに変わってきた。&lt;br /&gt;
その美貌だけでなく、ティエリアの切迫感溢れるプレーはいやでも人目を集めるものだった。&lt;br /&gt;
しかも、涙まで流しているのだ。&lt;br /&gt;
徐々に観客に同情心が湧き起こり、やがてティエリアが何かする度に&lt;br /&gt;
大きな歓声と拍手が起こるようになった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;その時のティエリアは、もう何度果てたか分からない状態だった。&lt;br /&gt;
パンツの中は自分の体液で水溜りのようにびちょびちょだった。&lt;br /&gt;
下着とスパッツに染み入るだけでは飽きたらず、ズボンまで濡らしているのでは&lt;br /&gt;
ないかという位の、異常なほどの液量が放出された。&lt;br /&gt;
試合が刻一刻と進んでいく。&lt;br /&gt;
やがて、もう出すものは何もないという所まで来てしまい、悟りを開いたかのような、&lt;br /&gt;
恍惚状態に陥った。&lt;br /&gt;
ティエリアの蹴ったボールが、立ちふさがるカタギリの股を鋭く抜いた。&lt;br /&gt;
すぐに体を切り返し、そのままドリブルを継続し、ペナルティエリアに向かう。&lt;br /&gt;
高度なプレーに観客が目を奪われた。キーパーが前進して、距離を詰めてくる。&lt;br /&gt;
ティエリアがふわっとボールを浮かした。&lt;br /&gt;
「アッ！！！」全員が息を呑んだ。&lt;br /&gt;
ボールがまるで鳥の様に宙を舞い、キーパーの頭上を越していく…。&lt;br /&gt;
（やられた…！！）&lt;br /&gt;
ユニオン代表が覚悟した瞬間、刹那が猪のごとく突進してきて、ヘディングをかまし、&lt;br /&gt;
あれほど柔らかかったボールが、勢いよくゴールネットに吸い込まれていった。&lt;br /&gt;
後半38分で、3‐1。もう試合は決まったも同然だった。&lt;br /&gt;
ティエリアのループシュートを脇から掠め取った形になったが、&lt;br /&gt;
無我の境地のティエリアとしては特に異存はなかった。&lt;br /&gt;
観客が刹那ではなく、ティエリアのプレーに惜しみない拍手を送っている。&lt;br /&gt;
もう、それだけで充分だった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「ピピーーーーー！！」&lt;br /&gt;
ユニオンの猛攻撃を必死に守りきり、やがて長いホイッスルが鳴り響いた。&lt;br /&gt;
試合、終了。&lt;br /&gt;
選手も観客も、全員が素晴らしい試合に感動し、その幕切れを惜しんだ。&lt;br /&gt;
選手同士が健闘をたたえあい、ユニフォームを交換する。&lt;br /&gt;
多くの選手がティエリアのユニフォームを欲しがったが、ティエリアは結局誰とも交換しなかった。&lt;br /&gt;
大会規定では、シャツはズボンに入れる事が必須になっている。&lt;br /&gt;
おそらく、汗以外の不必要な体液がこびり付いているだろう。そんな懸念からであった。&lt;br /&gt;
カタギリが残念そうに、寂しげな目で握手をすると、&lt;br /&gt;
一層の寂寞を背中に漂わせて、去っていった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そして、表彰式。結局大会MVPは、今大会最多５得点の刹那が受賞した。&lt;br /&gt;
ティエリアが取っても良かったタイトルだが、刹那だって負けず劣らずいい仕事を&lt;br /&gt;
したのは明らかだったから、選手達はみんな素直に喜び、優勝の感激に酔いしれた。&lt;br /&gt;
その後、メンバーはひとしきりロッカーで大騒ぎした。&lt;br /&gt;
踊り歌い、叫びまくった。&lt;br /&gt;
さすがのティエリアも、サッカーがこんな快感を与えてくれた事に、深い感謝と興奮を&lt;br /&gt;
抱かずにいられなかった。&lt;br /&gt;
大会に参加した事で、明らかにメンバーの結束は強まった。&lt;br /&gt;
スメラギが、涙ぐんで感動に打ち震えるのを見て、全員がうるうると泣き出してしまう。&lt;br /&gt;
全員の心に、忘れえぬ思い出が刻まれた瞬間だった。&lt;br /&gt;
その後ホテルに戻った一行は、街に繰り出し宴を楽しむ事にした。&lt;br /&gt;
目を輝かせて誘うイレブンに、ティエリアも素直に同行する事にした。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ジャージで集合した一行は、とりあえず、監督イアン・ヴァスティの音頭で&lt;br /&gt;
ビールで乾杯と相成った。&lt;br /&gt;
「オメデトウ！！オメデトウ！！」ハロが全員の席を飛び回る。&lt;br /&gt;
未成年組は当然ジュースだ。&lt;br /&gt;
なのに、みんなの熱気とビールの匂いで、摂取していないにも関わらず、&lt;br /&gt;
アルコールが回ってくるような錯覚に陥ってしまう。&lt;br /&gt;
ジュースから水に移行して乾いた喉と、体を落ち着かせようとしたティエリアだが、&lt;br /&gt;
体の奥から得体の知れない何かが蠢くように、湧き起こってくるのに気付いた。&lt;br /&gt;
明らかに、先ほどのハロの薬液を思い起こす熱さだ。&lt;br /&gt;
もう効果は切れているはずなのに、そして実際ペニスが反応する事はもうなさそうなのに、&lt;br /&gt;
体内の細胞が、もっと刺激を欲しがっていた。&lt;br /&gt;
体が熱くなり脂汗が滲み出て来るような感じで、顔が熱くなる。&lt;br /&gt;
ここにいたらダメだ…！&lt;br /&gt;
ホテルに戻って一人、熱くなる体を冷ますしかない。&lt;br /&gt;
喧騒轟く中、何とかロックオンに近寄り耳元で囁いたが、&lt;br /&gt;
周りの音で聞き取れないらしかったので、更に大声で叫んだ。&lt;br /&gt;
「宴会を中座して悪いが、俺はもう帰らせてもらう。&lt;br /&gt;
疲れたから、ホテルに帰ったらもう寝るつもりだ。&lt;br /&gt;
今日は素晴らしい一日だったと、みんなに伝えてくれ。」&lt;br /&gt;
「おい、大丈夫か？体…」&lt;br /&gt;
「平気だ。」&lt;br /&gt;
心配そうな表情を浮かべたロックオンに背を向け、急いで帰り支度を済ませ、&lt;br /&gt;
店を後にした。ひんやりした外気が肌に心地良かったが、&lt;br /&gt;
体の疼きが治まる気配は一向になかった。&lt;br /&gt;
ティエリアは小走りで、夜の繁華街を抜け、ホテルに向かった。&lt;br /&gt;
途中観客と思われる兵士らしき人物が何人もティエリアを振り返り、&lt;br /&gt;
声を掛けようとしたが、「悪いが、急いでいる。」短く答え、走り去った。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;部屋に走りこみ、一目散にジャージを脱ぎ捨て、全裸で風呂に飛び込んだ。&lt;br /&gt;
そのまま修行僧のように冷水を頭から何度もかぶる。&lt;br /&gt;
空調が効いていても、夜はまだ肌寒い季節だ。鳥肌が立ち、体がガタガタ震え出した。&lt;br /&gt;
「く…」なのに、未だ体の疼きが治まる様子はなかった。&lt;br /&gt;
ハロの薬液がよほど強力だったのか、それとも激しい運動で体が過敏になり、&lt;br /&gt;
効能を強めてしまったのか…。&lt;br /&gt;
原因はわからなかったが、それでもさっきよりは状態はマシだ。&lt;br /&gt;
とりあえず、試合は無事終わった。しかも今は自分の居室にいる。&lt;br /&gt;
朝までゆっくり体を癒せば、さすがに元の状態に戻るだろう。&lt;br /&gt;
ティエリアはバスローブに着替えて、ベッドで眠る事にした。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;その時、「ピンポーン」チャイムが鳴った。&lt;br /&gt;
時間は夜10時を回った所だ。ロックオンが、心配して戻ってきたのかも知れない。&lt;br /&gt;
ティエリアがローブを素肌に纏い、インターフォンを覗き込むと、&lt;br /&gt;
その画面に映っていたのは、なんとユニオン代表のビリー・カタギリだった。&lt;br /&gt;
「…？」訝しがりながらも、ティエリアが受話器を取った。&lt;br /&gt;
「…はい。」&lt;br /&gt;
「やあ、ティエリア・アーデ選手。今晩は。&lt;br /&gt;
今日は祝勝会で帰ってこないかと思っていたんだが、フロントで聞いたら&lt;br /&gt;
君だけは戻っていると言われてね…。&lt;br /&gt;
少し遅い時間だが、新王者に表敬訪問させてもらう事にしたんだ。&lt;br /&gt;
もう、明日には艦に帰ってしまうんだろう？入れてもらえないかな？」&lt;br /&gt;
穏やかな口調のカタギリに、別に敵意を抱く必要もなかった。&lt;br /&gt;
「どうぞ…」すぐに、ドアを開けて招き入れる。&lt;br /&gt;
水色のユニフォームを脱いだカタギリが、白スーツをパリッと着こなしている。&lt;br /&gt;
その姿には大人の知性と落ち着きが溢れていて、つい気恥ずかしくなってしまった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「ご用件は何です？」&lt;br /&gt;
表敬訪問だと言われた事も忘れて、つい失礼な質問を口に出してしまった。&lt;br /&gt;
それを、カタギリは試合のラフプレーへのわだかまりだと受け取ったらしく、&lt;br /&gt;
困った表情で謝罪をはじめた。&lt;br /&gt;
「いや、さっきのアレは悪かったね。僕も、必死だったんだよ。&lt;br /&gt;
…。ふふっ…。もう、年だという事かな…。」&lt;br /&gt;
カタギリが自己完結したかのように自嘲気味に笑う。&lt;br /&gt;
申し訳なさが募って、&lt;br /&gt;
「……座ってください。」一応、ソファーを勧めると、カタギリが嬉しそうに微笑んで&lt;br /&gt;
素直にソファーに腰掛けた。&lt;br /&gt;
ティエリアがとりあえず部屋に備え付けてあったジンジャーエールをコップに注ぎ、出してやる。&lt;br /&gt;
「いや、ありがとう。&lt;br /&gt;
表敬訪問にきたのに、こんな気を使わせてしまってなんだか申し訳ない。」&lt;br /&gt;
カタギリがおいしそうに一口飲み、じっと、ティエリアの肢体を眺める。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「君、サッカー歴は？情報不足のソレビの中でも、特に君に関しては謎だらけなんだが…。」&lt;br /&gt;
「2ヶ月前にはじめた所です。」&lt;br /&gt;
カタギリが驚いて顔を上げた。&lt;br /&gt;
「なんと…！本当かい？そんな短期間で、ここまでのテクニックを…いや、&lt;br /&gt;
テクニックというより、試合勘を身に付けているなんて…。驚いたなあ…。」&lt;br /&gt;
カタギリがそっと、立ったままのティエリアに手を伸ばした。&lt;br /&gt;
「ちょっと、いいかい？筋肉を確かめたい。」&lt;br /&gt;
そう言うと、無遠慮にティエリアのローブの裾に手を入れ、太ももからふくらはぎまで&lt;br /&gt;
強弱をつけながら筋肉の付きを確かめていった。&lt;br /&gt;
「う…ッ…」まだ興奮が冷めていない体を、愛撫するように触られて、&lt;br /&gt;
思わずティエリアが声を出してしまう。&lt;br /&gt;
「うん？痛かったかい？すまないね…。しかし、君、いい質の筋肉に恵まれているね…。」&lt;br /&gt;
カタギリが力を緩め、さらに足を撫で回した。&lt;br /&gt;
「この体とセンスを持ってすれば、10年、いや、50年に一度という選手にまで&lt;br /&gt;
なれるかもしれない。僕のチームに呼んで育ててやりたいけど、&lt;br /&gt;
規定でスカウトは厳禁だ…。本当に残念だよ。」&lt;br /&gt;
カタギリの手つきと大人の静かな声が、意図せず欲情を高めていった。&lt;br /&gt;
「君、もっと練習しなさい。すごい選手に絶対になれるから。」&lt;br /&gt;
カタギリが足に手を這わしたまま、優しく見上げてきて、&lt;br /&gt;
「んん…ん…」くぐもった声を出しながら、もうどうにも我慢が効かなくなってしまった。&lt;br /&gt;
そのままカタギリに身を投げ出し、抱きついた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「ちょ…君…！」カタギリが驚いて突き放そうとするのを、力づくで阻止し、&lt;br /&gt;
がばっと顔を上げると、一気に口付け、強引に舌を入れてしまった。&lt;br /&gt;
カタギリの力がふっと抜けたのを感じ、そのまま角度を変えて舌を深く絡み合わせる。&lt;br /&gt;
やがてカタギリの様子が変わってきた。&lt;br /&gt;
ティエリアの舌に応える様に、自分のそれを巻き付け、軟体動物のように動かし始める。&lt;br /&gt;
まだ裾に入ったままだったカタギリの手が、今度は完全な愛撫に変わった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;性感を刺激するような手つきで、ティエリアの太ももから、何も付けていない陰部をまさぐる。&lt;br /&gt;
「ああ…っ…」ペニス全体を優しく包むように撫でられて、思わず甘い声が出た。&lt;br /&gt;
カタギリが唇を離し、片手でティエリアのバスローブを簡単に脱がしていく。&lt;br /&gt;
露わになっていく肌に唇を這わせると、ティエリアの体がその度に熱くなり、&lt;br /&gt;
何度も身を硬直させて、艶かしい声をあげた。&lt;br /&gt;
「下…反応しないみたいだね…。試合でやりすぎたかな…？」&lt;br /&gt;
股間をまさぐりながら、カタギリが低い声で囁いた。&lt;br /&gt;
その言葉どおり、ティエリアのペニスは一切反応していなかった。&lt;br /&gt;
本当に、出すものが切れてしまったかの様だった。&lt;br /&gt;
「う……。そっちはもう…いい…。」&lt;br /&gt;
ティエリアがカタギリの愛撫にのけぞりながら、途切れ途切れに言う。&lt;br /&gt;
「……。という事は…。後ろに欲しいという事かな…？」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;カタギリが、指をペニスから後孔に移動させ、するっとそこを静かに撫で上げた。&lt;br /&gt;
「やあぁ…ぁあん！！」&lt;br /&gt;
途端にティエリアに大きな快感が走り、びくびくっと背筋を凍らせる。&lt;br /&gt;
カタギリが指をわずかに挿入して、中を探るようにかき回す。&lt;br /&gt;
「あぁぁっ！」ぴくんぴくんとカタギリの膝の上で、腰が飛び上がった。&lt;br /&gt;
カタギリが熱い息を吐きながら、じっくりとティエリアの歪む顔を見つめ、&lt;br /&gt;
ティエリアの眼鏡をそっと外した。&lt;br /&gt;
何も遮るもののなくなった綺麗な瞳で見つめ返されて、カタギリの鼓動が早鐘を打つ。&lt;br /&gt;
もう一度貪るようなキスをして、遂にカタギリがバスローブを全部脱がすと、床に放り投げた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ティエリアの膝小僧辺りに、カタギリの一物がその存在感を示すように、ごつごつと接触する。&lt;br /&gt;
火が付いてしまったティエリアには、今更何のタブーも感じられない。&lt;br /&gt;
すぐに膝から床に降りると、カタギリの足の間に跪いた。&lt;br /&gt;
震える手でベルトを外し、ズボンと下着を膝辺りまで下ろす。&lt;br /&gt;
カタギリはどうやら入浴してきたらしく、石鹸のいい香りがした。&lt;br /&gt;
既に全開寸前にまで勃ち上がったカタギリの怒張をそろそろと口に含んでいく。&lt;br /&gt;
途端に苦い男の味がして、一瞬顔をしかめたが、すぐに奥までいっぱいに咥えこむと、&lt;br /&gt;
丁寧に舌を使い始めた。&lt;br /&gt;
カタギリが気持ち良さそうな唸り声を出し、それがティエリアの欲情を尚更高めていく。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;体が疼いて疼いて仕方ない。&lt;br /&gt;
早く、中に欲しい。&lt;br /&gt;
そのような行為の経験などないのに、抗えないほどの渇望に囚われていた。&lt;br /&gt;
「すごいね……。ああ…。」&lt;br /&gt;
カタギリが気持ち良さそうにうめきながら、ティエリアの髪を優しく掻き回す。&lt;br /&gt;
「薬…のせいだ…！」&lt;br /&gt;
ティエリアが我慢しきれなくなって口を離し、乱暴にカタギリの膝の上に飛び乗った。&lt;br /&gt;
そのまま本能のままに自分でカタギリの怒張に腰を落とし、ずぶずぶと受け入れていった。&lt;br /&gt;
「ああああ……！」&lt;br /&gt;
ティエリアが悦楽に顔を引きつらせる。&lt;br /&gt;
腰を進める度に、想像以上の快感が走り抜けていった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;やがて根元までがっちりと受け入れると、そのまま自分で腰をくねらせ始めた。&lt;br /&gt;
「ああんッ！！ああんッ！！」&lt;br /&gt;
内壁が擦れる度に、過剰なほどの快感が起こり、恥も外聞もなく大きく声を上げ、&lt;br /&gt;
さらに腰を遣った。&lt;br /&gt;
カタギリのもたれるソファがぎしっぎしっと卑猥に軋む。&lt;br /&gt;
「うああああ！！」&lt;br /&gt;
ティエリアが一番気持ちいい所を発見して、部屋の外まで聞えそうなほどの大声で喘いだ。&lt;br /&gt;
「………！」激しい行為の最中でも、さすがの大人の余裕でカタギリが気を使い、&lt;br /&gt;
自分のネクタイをさっと外すと、ティエリアの口にねじ込んだ。&lt;br /&gt;
「んんん…！！んんん…！！」ネクタイを噛み込んで、ティエリアが唸りながら、&lt;br /&gt;
激しく腰を動かすのにあわせて、不規則に下から突き上げてやる。&lt;br /&gt;
「んんん──！！」&lt;br /&gt;
ティエリアが大きくのけぞり、腰を大きく跳ね上げ、涙を流しながら硬直した。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「イった…のかな？」カタギリが繋がったまま、動きの止まったティエリアの様子を伺う。&lt;br /&gt;
ぽろぽろと涙を流すほどの悦楽の表情を間近に拝み、眩暈がしてしまう。&lt;br /&gt;
ティエリアが脱力してしなだれかかってきて、美しい顔が見えなくなってしまった。&lt;br /&gt;
「君…」&lt;br /&gt;
何か言おうとしたカタギリだったが、ティエリアが再び動き始め、言葉を飲み込んだ。&lt;br /&gt;
「んん…んんん…」今度はゆっくりと、貪るような腰つきだ。&lt;br /&gt;
最も快感を感じるポイントをピンポイントで刺激するように、緩やかだが、&lt;br /&gt;
規則的な上下運動を繰り返す。&lt;br /&gt;
すぐにティエリアが強烈な快感を得はじめたのが分かる。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;カタギリがどこかの文献で目にしたデータを思い出した。&lt;br /&gt;
「そうか…。前立腺刺激による過剰なオーガズム…。これが、ドライっていう奴か…。&lt;br /&gt;
噂どおり、すごい代物みたいだね…。」&lt;br /&gt;
カタギリが研究者らしい思考を巡らす。&lt;br /&gt;
ティエリアでサンプルデータでも採取するかの様に、ティエリアの動きとその表情、&lt;br /&gt;
そして中の感触をじっくりと観察する。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「んんんんん──！！」&lt;br /&gt;
再び、ティエリアがネクタイを咥えたまま果てたのを確認し、&lt;br /&gt;
カタギリが自身を引き抜いた。&lt;br /&gt;
「んん…？」ティエリアが快楽に呆けた表情で、不思議そうに見つめる。&lt;br /&gt;
「もしこれが僕の考えている状態なら、君、まだまだイキ続けるよ？&lt;br /&gt;
あまりの快感で失神してしまうかもしれない。そこまでの境地に達してみたいかい？」&lt;br /&gt;
そんな事言われても、もう何も考えられない。&lt;br /&gt;
とにかくこれ以上厭だという位に、突かれたい。それだけだった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;カタギリが敏感に察した。&lt;br /&gt;
「ソファに上半身を預けて、後ろを向いてごらん。」&lt;br /&gt;
その指示に素直に従い、言われたとおり上半身をソファの椅子部分に預け、尻だけを突き出した。&lt;br /&gt;
「んんッ！！」&lt;br /&gt;
すぐに、カタギリの指が入ってきた。&lt;br /&gt;
さっきまでカタギリの怒張を受け入れていた後ろには刺激が弱すぎたが、&lt;br /&gt;
カタギリがすぐに前立腺を丁寧に刺激しはじめて、強烈な快感で堪らず臀部を左右に動かしてしまった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「動かないで、我慢して。」&lt;br /&gt;
カタギリが膝で腰を上から抑え、動かないように固定して、後ろを覗き込むと、&lt;br /&gt;
更に指を使った。&lt;br /&gt;
「んんん─！！んんん─！！」&lt;br /&gt;
再び涙が溢れ出て、ソファーにしみていく。&lt;br /&gt;
唾液が既にネクタイをべとべとにしていた。&lt;br /&gt;
ソファの背もたれに押し付けた顔に、革がひんやりと当たったが、&lt;br /&gt;
すぐにティエリアの熱で温まってしまった。&lt;br /&gt;
カタギリの指が、そこを容赦なく責める。&lt;br /&gt;
何度も何度も指がほじるように押し当てられ、ティエリアが顔だけを大きく振って快感に耐えた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;やがてカタギリの指が当たる度に、絶頂が訪れるまでになってしまった。&lt;br /&gt;
声が出ているのか、泣いているのか、あるいは失禁したのか──。&lt;br /&gt;
そんな事も分からないほどの絶え間ない激しい快感で、意識が朦朧としてきた。&lt;br /&gt;
「やっぱり…すごいね。&lt;br /&gt;
男でも、いや、男だからこそ、ここまでの感度を得られるという事かな…？」&lt;br /&gt;
カタギリがとりあえず実験に満足して、ふらふらのティエリアから指を抜く。&lt;br /&gt;
「んんん……」&lt;br /&gt;
甘い余韻が後ろに充満する。が、すぐにカタギリが今度は純粋に自分の欲のために&lt;br /&gt;
行為を行うべく、ティエリアの重い腰を掴み、一気に挿入した。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「んんんん！！！」&lt;br /&gt;
いきなり太いモノで貫かれて、ティエリアが助けを求めるかのように、&lt;br /&gt;
背もたれに必死でしがみ付く。&lt;br /&gt;
「大丈夫…ッ…！これで、もう終わりだから…ね…っ…！」&lt;br /&gt;
カタギリが、今までの中断していた楽しみを取り返すかの様に、荒々しい抽迭を繰り返す。&lt;br /&gt;
「んんッ！！んんっ！んんッ！！」&lt;br /&gt;
ティエリアの体が大きく前後に揺さぶられ、背もたれに強く顔が押し当てられ、&lt;br /&gt;
苦しくなった呼吸で大きく喘いだ。&lt;br /&gt;
「んッ…！んッ…！」カタギリがうめきながら、腰を大きく前後させ、&lt;br /&gt;
意思のない棒のようになったティエリアの体を突きまくる。&lt;br /&gt;
「んん─！！んん─！！」涙を流しながら、身悶えた。&lt;br /&gt;
激しかったカタギリの腰つきが、更に激しくなる。&lt;br /&gt;
「もうイクから…ねッ…！すごく…気持ちいいよ…！！」&lt;br /&gt;
カタギリが最後の突きこみに入った。&lt;br /&gt;
「んんんんん─！！！」&lt;br /&gt;
ティエリアが再び中で果て、海老反りになった後、遂にそのまま意識を失って倒れこんだ。&lt;br /&gt;
「ぐッ…！」カタギリが顔を歪めたかと思うと、自身を引き抜き、&lt;br /&gt;
力なく倒れこんだティエリアの背中に発射した。&lt;br /&gt;
つーっと綺麗な肌を流れていく自分の体液を見つめて、大いに満足して深呼吸し、&lt;br /&gt;
すぐに下着とズボンを履いた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そのままゆっくり息をして、ティエリアの後姿を再びじっくり眺める。&lt;br /&gt;
ティエリアは荒い息をしたまま、ソファに突っ伏しピクリとも動かない。&lt;br /&gt;
「まさか…失神…したかな？」カタギリがティエリアをそっと抱き起こした。&lt;br /&gt;
目覚める気配は全くなかった。&lt;br /&gt;
「参ったね…。こんな事、初めてだ…。」&lt;br /&gt;
普通ならパニックになるところだろうが、さすがに研究者だ。&lt;br /&gt;
意外にも落ち着き払ったままの自分に少し驚きながらも、カタギリがティエリアの脈と&lt;br /&gt;
呼吸が正常なのを確かめ、背中の白濁を拭き取った後、ベッドに抱きかかえて行くと、&lt;br /&gt;
ゆっくりと寝かしてやった。　&lt;br /&gt;
ベッドの上で、可愛い寝顔を見ながら、バスローブを着せてやる。&lt;br /&gt;
ローブの合わせ目から覗くすべすべの白い肌に、優しくキスをしてやった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ティエリアの脇に座り顔をやさしく撫でてやると、やがてティエリアがぼんやりと&lt;br /&gt;
意識を取り戻し、目をゆっくり開いた。&lt;br /&gt;
「はい。水だよ…。」&lt;br /&gt;
カタギリがすぐに水を持参して、飲ましてやる。&lt;br /&gt;
コップ一杯分飲み干したのを確認し、再びやさしく頬を撫でてやった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「さっきの事は、多分僕のせいなんだろうね…。心配しなくても、僕も大人だからね。&lt;br /&gt;
当然、他言はしないよ。」&lt;br /&gt;
ティエリアがゆっくりと瞬きをして、聞き入った。&lt;br /&gt;
「でも、今日はすごくいい夜だった。本当に、一生忘れないと思う。」&lt;br /&gt;
カタギリが優しく額にキスを数回落とした。&lt;br /&gt;
ティエリアが満たされた気分で目を閉じ、カタギリの温かく大きな手に、頬を沿わした。&lt;br /&gt;
「いつまでもここにはいられない。もう帰らないと…。寂しいけど、お互いのためだからね…。」&lt;br /&gt;
ティエリアが不満げに目を潤ましたまま、抗議の視線を送る。&lt;br /&gt;
「きっとまた会えるよ…。&lt;br /&gt;
今日付けでエイフマン監督が勇退され、僕は選手を引退し、代表監督を引き継ぐ事になったんだ。&lt;br /&gt;
前半20分、君に抜かれたあの時…。僕はもう引退を決めていた。&lt;br /&gt;
ここが、自分の限界だってね。」&lt;br /&gt;
ティエリアがじっと見つめる。&lt;br /&gt;
「ふふ…っ。柄にもなく、せこいラフプレーで君を苦しめてしまったけど、&lt;br /&gt;
アレは僕の最後の悪あがきだって思って、許して欲しい。」&lt;br /&gt;
カタギリが髪を撫でながら、とても優しい目でティエリアを見つめた。&lt;br /&gt;
「4年後、またあのスタジアムで会おう。今度は監督として、必ず君達を破ってみせる。&lt;br /&gt;
だから…。」&lt;br /&gt;
カタギリが切なげに視線を揺らした。&lt;br /&gt;
「お互い戦いの中に身を置く者だ。絶対はないけど…それでも…。死なないでいてくれ。」&lt;br /&gt;
カタギリが切なげな目のまま、にっこりと寂しそうに微笑み、立ちあがった。&lt;br /&gt;
ティエリアがぎゅっと手を掴むのを、そっと振り解き、最後にその手を両手で握り締めた。&lt;br /&gt;
「4年後、必ず…。二人だけの、約束だ。」&lt;br /&gt;
そう肩越しに言うと、静かに部屋を出て行ってしまった。&lt;br /&gt;
体の充足感と裏腹に、ティエリアには空虚なむなしさだけが残った。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
結局その後、酔っ払ったメンバーが次々様子を見に来て、なんだかんだで結局一睡も&lt;br /&gt;
出来ないまま、夜が明けた。&lt;br /&gt;
昼前になりそれぞれが、後ろ髪を引かれる思いでトレミーに帰艦した。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;艦内で、ロックオンがティエリアに何か言いたそうにしていたが、&lt;br /&gt;
ティエリアの様子はもういつもと変わらず淡々とした物でしかなかった為、&lt;br /&gt;
特別な関係を築くのはどうやら不可能だと判断したようだった。&lt;br /&gt;
その日は全員ゆっくりと体を休め、大会の余韻に浸った。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;翌日、ロックオンがハロとその兄弟をイアンに修理に出し、&lt;br /&gt;
即座に制御系システムの障害が取り除かれた。&lt;br /&gt;
もうこんな事があってはならないと、ロックオンの提案で地上から&lt;br /&gt;
サッカーボールが補充される事になった。&lt;br /&gt;
王留美がボールの入った箱と共に、大会記念写真を携えてやってきた。&lt;br /&gt;
全員で、大会の忘れ得ぬ記憶を思い出し、写真の風景と照らし合わせる。&lt;br /&gt;
「あら…。」スメラギが、一際大きく引き伸ばされた写真に目をとめ、みんなに提示した。&lt;br /&gt;
「これ、優勝直後の集合写真だわ…！感激だわ…。本当に…。」&lt;br /&gt;
全員で、覗き込んだ視線が一人の人物に同時に注がれた。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ティエリアだ。顔が真っ赤になって、どうやら涙も流しているらしい。&lt;br /&gt;
「ティエリア……。」みんなが、ティエリアを振り返り、感激の表情で見つめる。&lt;br /&gt;
あのティエリアが、優勝の感激に涙しているなんて…。&lt;br /&gt;
そう言えばティエリアはど素人だったのに、誰よりも努力して、ものすごい成長を遂げ、&lt;br /&gt;
チームに貢献した…。&lt;br /&gt;
MVPは刹那だが、本当はティエリアにやってもいい位だ…。&lt;br /&gt;
全員が同じ事を考え、ティエリアを熱く見た。&lt;br /&gt;
「4年後、必ず連覇しましょう…！」&lt;br /&gt;
スメラギが涙声になりながらも、決意の口調で宣言した。&lt;br /&gt;
メンバーが、力強く頷く。&lt;br /&gt;
すぐに団結した面々がティエリアの周りに集まり、円陣を組んだ。&lt;br /&gt;
「今回の功労者は、何と言ってもティエリア！！胴上げ…あッ！！」&lt;br /&gt;
冗談じゃない！！&lt;br /&gt;
ティエリアが慌てて円の下をくぐり真っ赤な顔をして逃げていくのを、みんなが追いかけた。&lt;br /&gt;
トレミーは今日も平和だった。&lt;br /&gt;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜終わり＞&lt;/p&gt;
    </description>
    <dc:date>2008-03-11T00:52:24+09:00</dc:date>
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    <title>2l1-468</title>
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      「中尉！開放します！！」
部下がスイッチを押し、コンテナハッチがごごごと重い音を響かせて開いていった。
ど───ん！！すぐに、キュリオスが飛行形のまま、不時着気味に飛び込んできて、
煙を上げながら床を滑り、ティエリアの目前で止まった。
キュリオスの機影で視界が遮られ、兵士が消えた。

「すぐに機体確認！！パイロットを確保！！」
ミン中尉の声が、脱力したティエリアの耳に響いてきたが、何も考えられない。
ぎぎぎと機械音が響いた。
「パイロット確認！捕捉します！」部下の声が響く…。
「ぐあああッッ！！」
次の瞬間、ぼきっという殴打音と共に、悲鳴が響き渡った。
「き…貴様！！意識不明では…」
「わざとだよ！！！」
アレルヤの聞きなれた大声が聞えてきて、ティエリアがようやく顔を上げて、
キュリオスの向こうで繰り広げられている光景を音だけで推測した。
どかっどかっ！ばきっ！どさっ…。
殴打音数発の後、人間が次々に倒れこむ音がした。
たたた…すぐに、小走りで誰かが近寄ってくるのがわかる。

キュリオスの影から、アレルヤが慌てた様子で登場した。
「あ…」懐かしい人物の姿に、思わず安心し、目頭が熱くなる。
が、すぐに自分の惨状を思い出し、唇を噛んで、俯いた。

「ティ…」アレルヤが息を呑んで、ティエリアを見上げた。
「これは…ティエリア…」
痛いほどのアレルヤの心情が、空気を震わせるかの様に、即座に伝わってきた。
それが余計にティエリアを惨めな気分にさせて、
「見るな！！」おずおずと近寄ってくるアレルヤに、つい声を荒げてしまった。
「たいした…ことじゃない…。」
強がった言葉の最後の方が、涙声で震えた。
アレルヤが目を伏せて体を震わせている。
仲間を陵辱された悲しみに加え、怒りがふつふつと湧き起こってきた。

「あいつら…！」
アレルヤは兵士を気絶させただけだったが、ティエリアの受けた暴力を目の当たりにして、抑えがきかなくなる。
もっと痛めつけてやる─！
そう思って踵を返しかけたその時、
「お…おい！まず俺をおろせ！！」
ティエリアに呼び止められて、何とか理性を保った。
「う…うん分かったよ。」
アレルヤが出来るだけ視線をそらしたまま、急いでティエリアに近づき、背後に回った。
前だけではなく背中にも、白濁がべっとりとついているのを見て、悔しさに涙が溢れる。
「ごめん…ティエリア。遅くなって…。あいつらすごく手強くて…」
「……。仕方ない…鹵獲されてしまった俺が悪い…。」
二人で、しばしがっくりとうなだれた。アレルヤが、何とか明るい調子で声を掛けた。
「早くここを出よう。中から攻撃すれば、このくらいのコンテナは容易に突破できる。
向こうのMS隊はガタガタだ。
ロックオンたちの後方支援を受ければ、なんとかなると思う。」
アレルヤの言葉に活路を見出し、力強く頷いた。
アレルヤが早速ティエリアのロープを外すべく、手を掛けた。

「ぐ…ッ…！！」一瞬、アレルヤの脳に電流が走り、体の自由が利かなくなった。
（ま…また…？）
また、ハレルヤが出てしまうのか…！？急がないと…！！
必死でロープに手を掛けたが、体が震えてどうにも力が入らない。あの感覚が、激しくなってきた。
「ぐうあああああ！！」
大きく声を上げて床に落ち、突っ伏した。
「アレルヤ…？アレルヤ…！！」ティエリアが必死で呼びかける。

「へっ。何だよあの女…。起きちまったのか？」
ゆっくりと顔を上げ、ハレルヤが、覚醒した。
「フン…」
すぐに目前に縛り上げられているティエリアの後姿をじっくり観察し、残酷な好奇に目がギラついた。
「知ってるぜ？お前…。あいつの仲間なんだろ？」
「アレル…」
「違うな。あいつじゃねえ。」
ハレルヤが冷たく突き放して、ティエリアの正面にまわり、じっと顔を見つめる。
ティエリアは一目でそれがいつものアレルヤでない事を感じた。
ハレルヤの視線が、ミン中尉の白濁に覆われた浅い顔傷に止まった。
にやりと嫌な笑みを浮かべる。そのまま、正中線を通る切り傷を見下ろしていった。
「くっ…」腹の白濁を通り過ぎ、視線がまだ勃起したままの自身に辿り着くのを感じ、
ティエリアは羞恥に目を閉じた。
「へへっ。笑えるぜこりゃあ…。男のくせに男にやられて、ぶっ掛けられた挙句に
おったててんのか？とんだ変態だよなあ…」
ハレルヤの嘲笑が閉じた目の奥に、痛々しく響く。顔から血の気が引いた。

「う…うるさい…！早く降ろせ…！！」
「ん─…。ダメ…だな。」
「な！？」
「こんな面白い事、やり過ごせるかよ？そうだろ？ほれ」
「ああ…ッ！」
ハレルヤが太ももで、ティエリアのペニスを刺激した。
すでに兵士によって発射直前にまで高められていたため、すぐにでも達しそうになる。
「くははは！気持ちいいかよ？あいつのお仲間がこんなど変態だとはなあ！！」
ハレルヤが太ももを擦りつけ、さらに上下に動かした。
「あ…ッ…あああ…っっ！！」
ティエリアが数回のハレルヤの往復で、簡単に達してしまった。
白濁が宙に大きく飛び散り、ハレルヤが嫌悪の表情でそれを避けた。

「きったねえ！俺はお前と違ってんな趣味ねえんだよ！！」
軽く頬を張ったが、まだ乾いていないミン中尉の、顔に出した白濁が、ぴしゅっと自分の顔を掠めて飛び、
ハレルヤはさらに嫌悪に顔を歪めた。
「うわ気持ちわりい…。それ誰のだよ？」
心底の軽蔑の念をこめて、ティエリアの顔を食い入るように眺める。
「く…うぅ……」遂にティエリアが感情の発露を抑えきれなくなり、恥辱で泣き出した。

ハレルヤが特に気を咎めるでもない表情のまま、再び背後に回った。
ティエリアの震える体を無視して、下方に移動し、後孔を覗き込む。
「おわ…すげえぞ…随分やりまくられたんだな？血、出てるぜ？」
ハレルヤが薄ら笑いを浮かべて、楽しそうに双丘をこじ開け、手袋の親指で後孔をつついた。鋭い痛みが走る。
「ガバガバなんじゃねえの？中まで見えそうだぜ？
ていうか、随分濡れてねえか？女じゃあるまいし…」

ティエリアの中心から後孔にかけての不審な潤いに気付き、
ハレルヤがさらに下方に移動し、正面にまわった。
そのまま、大きく開かされたティエリアの足の間を、真下から覗き込む。
「やめろ…見るなアレルヤ…！見ないで…」
ティエリアが必死で頼んだ。
いつもとは様子が違っていても、良く知った仲間にだけは見られたくない。
しかしハレルヤは無情にも無視した。
「……なんだこりゃあ…。」無遠慮に間近からそこを眺め、すぐに理解した。
「な～るほど…。どっこもやる事は同じだなあ…。
お前も俺と同じ、あちこち弄くりまわされて造られた化けもんってわけか…。」
「ううう……ヴェ…」
悔しさがこみ上げ、しとどに濡れた睫を震わした。涙が宙を静かに漂う。

ハレルヤはそんな様子を見ても、まるで同情心など持ち合わせていないかのように、
にたりと笑った。
「あの兵士ども、これで欲情しちまったってわけか？化けもんなのになぁ…。
あいつらの形がこんな丸分かりになるほど、突かれたって事か、こりゃ。」
ハレルヤが下からティエリアの泣き顔を見上げ、いやらしい笑いを浮かべる。
「しかし、いやいやだってわけでも無かったみたいだな？随分…濡れてるもんな。」
「くっ…」
ティエリアが顔を反らして、言葉への反抗を試みたが、不意に与えられた
熱い感触で体が跳ね上がった。ロープがギリギリと食い込んでくる。
「やあああッ…！！」
真下に目をやる。
ハレルヤが大きく開いた自分の足の真ん中に顔を埋め、ぴちゃぴちゃと舌を遣っていた。
穴の中まで割入ってくるような強引な舌使いだったが、ティエリアの体は敏感に反応した。再び液が満ちてくるのがわかった。

「あ…あ…あ…」
ハレルヤの舌が割れ目を前後し、往復の度に段々と体が火照るのを止められない。
「やっぱりな…。ちょっと舐めただけでこんなんかよ？
さぞかしあいつらいい目見たんだろうな？」ハレルヤが舌を止めて低い声で囁いた。
ティエリアの体液で口周りがべとべとに濡れている。
「ちが…！ひゃやああ！！」
べろんと、舐めあげられて思わず腰が前後した。
「違わねえよ。ちゃんと、女の味だぜ？あいつの仲間、みんな知ってんのかなぁ？
お前がこんなスケベ野郎だって事をよ…」

ハレルヤが舌を尖らせると、穴の中に強引に挿し入れていった。
粘膜を舐めとるように、熱く柔らかい舌が侵入していく。
「くううう！」
ティエリアが、体内に沸き起こった快感に身をよじった。
そのまま中を舐め回されて、淫らな声が出っ放しになる。
ハレルヤがびちゃびちゃ大きな音をさせながら中を蹂躙した。
「う…うう…ああ…やあああ！！」
兵士によって火を点けられていた体が、ハレルヤの舌に簡単に反応して、
ティエリアが再びあっけなく絶頂を迎えた。
がくんと力が抜ける。
救助に来たはずの仲間に犯される惨めさから逃れるように、思考が完全に停止した。

ハレルヤが上に飛びあがり、ティエリアと同じ位置に浮かんだ。
そのまま正面からじっくりと、果てた直後の艶かしい表情を満足げに眺める。
「う…っ」ハレルヤの腰がぐいっと押し出され、ティエリアの股間に押し当てられた。
パイスー越しに、大きく勃ちあがったものの感触がはっきりわかる。
「欲しいだろ？どうだよ？」
ハレルヤの問いには答えず、呆然とその狂気漂う目を見た。
目が合った瞬間、ハレルヤの視線が切なげに揺らめいたのが分かった。

＜ハレルヤ…だめだ…！ハレルヤ…！！＞
「ああん？いいとこなのに邪魔すんな。アレルヤ…！」
アレルヤの意識がどんどん強まってくる。
「女がまた失神しやがったか？く…」
腰を押し付けたままハレルヤがうめいた。
＜やめろ！！＞
「ぐああ！！」ハレルヤが大きく悲鳴を上げ、ティエリアを睨み付けた。
「お前とのお楽しみはまた今度だ…！必ずやってやるから楽しみにしてろ！！」
そう喚くと、がくりと頭を垂れた。

「あ…アレル…ヤ？」ぼーっとした頭のまま、ティエリアがどうにか声を掛ける。
「ティエリア…」顔を上げた男は、いつものアレルヤだった。
アレルヤは一瞬涙目になり肩を震わしたが、すぐに身を奮い立たせ、ティエリアの背後に回った。
「ごめんティエリア…！説明は後で必ずするから…！！」
即座にロープを外す。
ようやく解放されたティエリアが、脱力して床に落ちていくのを、両手で抱きとめた。
四肢に痛々しい擦傷が出来、血が滲んでいるのが確認できた。
「ティエリア、傷の手当ては後だ。今はここを脱出し、戦闘を終了させなければいけない。
出来るかい…？」
「く…！問題ない…！」
心配そうに訊くその腕を振り払って、ティエリアが力を振り絞って答えた。

すぐに倒れている兵士のスーツを奪い身につけ、顔にこびり付いた白濁だけを拭き取った。
体じゅうが痛んだが、心の痛みに比肩など出来なかった。
ヴァーチェの縛鎖を素早くカッターで切り離し、慣れたコックピットに乗り込んだ。
「ヴァーチェ、起動する。」
すぐにヴァーチェとキュリオスを起動し、コンテナハッチをぶち破った。
「くそ…！捕捉失敗したか！」
セルゲイが宇宙空間に踊り出た２機のガンダムを目にし、作戦の失敗を思い知った。
一度意識を戻したピーリス少尉は、再び失神し、彼女のＭＳは使い物にならなかった。

「ティエリア！僕はティエレンをやる！！」
キュリオスがセルゲイたちに攻撃を仕掛けるのを確認し、ティエリアはＧＮバズーカを構えた。
輸送艦に照準を合わせる。陵辱を受けた艦の機影に、押さえ切れない憎しみが溢れた。
「──目標を消滅させる！！」
どおおんん！！バズーカが発射され、輸送艦コンテナを激しい熱で溶解していった。
中の兵士ごと輸送艦が形を無くしていくのを、唇を噛んで見つめた。
やがてわずかな破片のみをが残し、輸送艦が跡形も無く消え去った。
即座に踵を返したティエリアが、雑念を振り払うようにヴァーチェを駆り、
セルゲイたちに照準を合わせる。
「く…ミン中尉…！！撤退…撤退だ！！」
セルゲイが必死でタオツーを抱え、退避行動に出た。
背後からのキュリオスの砲撃をなんとかかわし、そのまま全速で離脱にかかる。

「ティエリア！ここまでだ…！トレミーの救援を…」アレルヤから通信が入る。
「……黙れ！！」
ティエリアが遠ざかるティエレンの後姿に容赦なくバズーカを発射した。
閃光が真っ暗な宇宙空間を鮮やかに切り裂き、ティエレンの背後に迫った。
「ぐあっ！！」セルゲイが必死で回避する。
バズーカがティエレンの両足をもぎ取り、さらにその先にいたMSを消し去った。
「おのれ…おのれぇ…！！覚えていろガンダム…！！！」
セルゲイがタオツーを抱きかかえ、よたよたと不規則に飛行しながらも、
なんとか母艦に着艦し、そのまま全速力で離脱していった。

「終わった…ティ…」
「敵機撤退確認。戦闘終了。プトレマイオスに帰艦する。」
アレルヤの通信を完全に無視して、ティエリアが進路を取り、瞬時に飛び去った。

ガンダムが全て無事に着艦したその後、トレミークルーは重苦しい
スタッフミーティングに就き、反省点を検討した。全員が、極度に疲弊していた。
ミーティングが終わり、それぞれが疲れた体と精神を癒すべく、ベッドルームに直行した。
余計な事を話す人間は誰もいなかった。
ティエリアはひとりシャワールームに向かい、穢れた体を徹底的に洗った。
四肢の傷と体に付けられた刃傷が湯に染み、タオルで擦る度に
鋭い痛みが走ったが、何度も何度もごしごしと洗い続けた。

ティエリアはベッドの中で、時間が経つほどに鮮明に身を焼きつくすような、
惨めな記憶に打ちひしがれていた。どんなに我慢しても涙が溢れ、嗚咽を抑える事が出来ない。
そのまま何十分も毛布に包まって泣き続け、やがて子供のように泣きながら寝入ってしまった。
「──？」ふと、毛布をはがされる感触で目を覚ました。
ベッドの傍に立っているのはアレルヤだ。
「…。」つんと、寝返りをうち背中を向けて毛布に包まり直した。
アレルヤの戸惑いが、空気を伝ってティエリアに届くのを、完全に無視した。
「……ごめん。」しばらくの沈黙の後、アレルヤが後ろから遂に重い口を開いた。
「さっきの事…」　
「眠っている。邪魔をするな。さっさと出て行け。」わざと冷たく突き放す。
「……。謝っても、謝りきれないと思う。でも…僕は…」
アレルヤが涙ぐんだ。
「彼の…言った事、本当なんだ。僕は…僕こそ、化け物だ…」
ティエリアがぴくんと聞き耳を立てる。

少し様子が変わったのを感じ、アレルヤがそろそろとティエリアの片手を取った。
「やっぱり…手当てしてないんだね…。」手首の痛々しい傷を、そっと撫で、
持ってきた救急セットから塗り薬を取り出し、優しく塗布する。
「う…」ティエリアが疼く傷跡に小さくうめいた。
「大丈夫。これ位なら、すぐ治るよ」
アレルヤが優しく声を掛け、ガーゼを当て包帯を手首に巻いた後、他の四肢の傷を治療していく。
抵抗する気も失せ、ティエリアはそっぽを向いたまま黙って、されるがままになった。
やがて、アレルヤが顔の切り傷にそっと手を這わし、薬を塗りこんだ。
「良かった…。傷は残らないと思う。」
「……。」そのまま、仰向けに体を向かされ、パジャマのボタンを外されかけた。

【必ずやってやるから楽しみにしてろ！！】
ハレルヤの声が脳裏に蘇って、急に体が震え出し、ティエリアがベッド後方に飛び上がって逃げた。
震えが止まらず歯がカチカチと触れ合う。
「あ…」アレルヤがこれ以上ないというほどの悲しい表情を浮かべた。
「ごめん…ごめんティエリア…。僕は…僕は…」
アレルヤが薬を持ったまま、ベッドに上がりおずおずと近寄っていった。
「く…来るな……！！」
パニック状態で身をよじり、大声を出そうとするティエリアを必死で抱き締める。
「や…よせ！！触るな！！」
首を激しく振って抵抗するティエリアを、力一杯抱き締めた。

「う…うあ…あ…」そのまま数分、抱き締め続け、ようやくティエリアが落ち着いてきた。
「ティエリア…。落ち着いて聞いて。さっきのあれ…あれは、僕じゃない。
いや、僕なんだけど…。上手く説明できないけど、僕は…多分…彼の言ったとおり、
不完全な化け物だ…」強く抱き締めたまま、静かに囁いた。
「うう…」
「だから、僕はあの国の、あの研究所に行こうと思う。明日、スメラギさんに提案するよ。
僕は…過去に決別し、マイスターにふさわしい人間になる。だから、ごめん…。
謝っても、許してもらえないと思うけど…。」
アレルヤの震える腕に優しく抱き締められて、何故か心が安らいでいくのを感じた。
「……俺は…。あの…事…は…」
「大丈夫。絶対に誰にも言わないよ。それに、君の嫌がる事も絶対にするつもりはない。
…僕も君も…何ていうか……僕達、もっと強くならなければいけない…。
君は僕より強いけど…でも、そう思うんだ」
アレルヤの言いたい事が、ぐさりとティエリアの胸に突き刺さり、
殴ってやりたい気持ちも薄れて感情が爆発した。
そのままアレルヤの胸に顔を埋めて、大声で泣いた。アレルヤのシャツが涙でぐっしょり濡れていく。

「ティエリア…」
アレルヤがティエリアをそっと覗き込み、濡れた睫に優しく唇を落とした。
慈愛に満ちた庇護の優しさを感じ、ティエリアはアレルヤの鼓動を聞きながら、
黙って涙を流し続けた。
「傷の手当て…、させて…。」
アレルヤが優しく抱き締めた後、今度は頬にそっとキスをして、ティエリアをベッドに
横たえ、正中に付けられた傷跡に丁寧に薬を塗りこんでいった。
その後ティエリアのパジャマを直し、二人で毛布に包まり、当然のように抱き合った。
後は一言も言葉を交わさず、お互いの体温を確かめるように寄り添い、
二人で思う存分涙を流し、感情に整理をつけていった。
しゃくりあげるティエリアの髪を、アレルヤが優しく撫でる。
やがて疲れた体が穏やかに眠気を誘い、二人はそのまま深い眠りに落ちていった。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜終わり＞    </description>
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